JP2016218005A - マイクロメータ格納箱 - Google Patents
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Description
内側に収容空間を画成する収容部と、前記収容部に対して開閉可能に設けられ前記収容空間を閉塞する蓋部と、を有し、前記収容空間にマイクロメータおよびその基準棒を格納するマイクロメータ格納箱であって、
前記収容部は、前記基準棒を前記収容空間内に固定するクランプを有し、
前記クランプは、
前記収容部に固定的に設けられた載置ベース部と、
前記載置ベース部に開閉可能かつ閉じ状態を維持できるように連結された押え蓋と、を有し、
前記載置ベース部に載置された基準棒を前記載置ベース部と前記押え蓋とで挟んで保持する
ことを特徴とする。
前記クランプは、基準棒の防熱カバーを挟むものであり、
前記載置ベース部は、前記防熱カバーが着座する半円状の凹部を有する
ことが好ましい。
前記基準棒として、長さが互いに異なるものが二本以上あり、
前記載置ベース部は、すべての基準棒の防熱カバーが着座できる幅を有する
ことが好ましい。
前記クランプにて前記基準棒を固定したとき、この基準棒の延長線上にクッション材が配置されており、
前記マイクロメータは前記クッション材の上に載置され、
さらに、前記蓋部には、前記クッション材と協同して前記マイクロメータを挟む本体押え具が配置されている
ことが好ましい。
前記マイクロメータ格納箱にマイクロメータとその基準棒を格納し、
前記マイクロメータ格納箱を縦姿勢にし、
前記マイクロメータ格納箱を縦姿勢で運搬する
ことを特徴とする。
本発明の実施形態を説明する前に図1から図3を参照して格納箱の参考例を説明しておく。
この参考例はいわば試作例であり、この参考例を改善したものが後述の第1実施形態である。
マイクロメータ格納箱(格納箱)100は、収容部200と、蓋部300と、備える。
蓋部300は、下面パネル210とほぼ同形の上面パネル310と、上面パネル310の4辺において立設された縁部320と、基準棒20およびマイクロメータ10を押える押え具340、350と、を有する。
図1の向きを基準として、収容部200の上辺221、収容部200の下辺222、収容部200の左辺223、収容部200の右辺224、とする。
同じく、図1の向きを基準として、蓋部300の上辺321、蓋部300の下辺322、蓋部300の左辺323、蓋部300の右辺324、とする。
したがって、収容部200の上辺221と蓋部300の下辺322とがヒンジ360で連結されている。
蓋部300が閉まったときには、収容部200の下辺222と蓋部300の上辺321とが合わさり、収容部200の左辺223と蓋部300の左辺323とが合わさり、収容部200の右辺224と蓋部300の右辺324とが合わさる。
複数のスナップ錠370(パチン錠)が収容部200の下辺222と蓋部300の上辺321とに配設され、蓋部300が開かないように留められる。
すなわち、基準棒20とマイクロメータ10とが同じ高さにならないように、受け具240は台板247によって底上げされている。
ここでは、基準棒20(の延長線)がマイクロメータ10の上を通過するように、受け具240は台板247によって底上げされている。
押え具340、350は、例えば発泡性樹脂である。
(1)基準棒20の固定にやや不安が残る。
図1のようにマイクロメータ10と基準棒20とを収容部200に収容して蓋部300と閉じた後、そのままの姿勢、すなわち、横姿勢のままで保管したり運搬したりする分には特段の問題は無いと考えられる。
しかし、格納箱100を立てて、縦姿勢で保管したり運搬したりすることがある。
縦姿勢で移動させたりするときに振動が加わると、例えば図4に示すように、基準棒20が受け具240のスリット245から抜け落ちてしまう虞れがある。小型のマイクロメータ10であれば問題にはならないであろうが、基準棒20が1mを超えてくるとその重量もかなりのものである。基準棒20の動きを発泡性樹脂の受け具240では止められず、スリット245から抜け落ちてしまう可能性が高まる。また、基準棒押え具340で受け具240を押えてはいるが、格納箱100が大きければ各部品の加工誤差もそれだけ大きく、押え具340による押さえが十分でない可能性も有り得る。さらに、格納箱100が大きくなると、蓋部300のたわみも大きくなる可能性があり、押え具340と受け具240との間の応力に変動が生じるおそれもある。格納箱100のなかで基準棒20が脱落すると、マイクロメータ10も基準棒20も破損してしまう。
(大型のマイクロメータ10や基準棒20は特注品であり、かなりの高価格であるため、重大問題となり得る。)
二つの受け具240が防熱カバー30の外側を受けるように配置されており、図1あるいは図2のように、防熱カバー30が二つの受け具240の間にくるように基準棒20をセットすれば、問題は起きない。しかし、勘違いして、一方の防熱カバー30が受け具240の外側に来たりすると問題が生じる。最も問題なのは、基準棒20がマイクロメータ10の上にかぶっていることに気付かないで蓋部300を閉めようとした場合である。この場合、本体押え具350とマイクロメータ10との間に基準棒20を挟み込んでしまうことになる。
両者がひどく破損してしまう虞れがある。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
図5は、第1実施形態に係る格納箱100の斜視図である。
また、図6は、格納箱100にマイクロメータ10と基準棒20とを収納した様子を示す図である。
参考例と同じ要素には同じ符号を付して詳しい説明は割愛する。
クランプ500は、載置ベース部510と、押え蓋530と、を有する。
図7は、クランプ500の拡大図である。
載置ベース部510は、下面パネル210に固定的に設けられている。載置ベース部510は、4つの基準棒20を載置できるように、4つの半円状の凹部511を有している。4つの凹部511は、上下方向に隣接して並んでいる。各凹部511の軸線の方向は、左右方向である。凹部511の径は防熱カバー30の外径に対応しており、防熱カバー30が凹部511にちょうど着座するようになっている。載置ベース部510の左右方向の幅Wは、それぞれの基準棒20の防熱カバー30の幅よりも広い。より具体的には、複数(例えば4つ)の基準棒20があるとして、一番短い基準棒20の防熱カバー30も、一番長い基準棒の防熱カバー30も、載置ベース部510に載るようになっている。すなわち、載置ベース部510に基準棒20を載置したとき、すべての基準棒20の防熱カバー30が載置ベース部510に着座する。
(1)クランプ500によって基準棒20をしっかりと保持できる。すなわち、スナップ錠550によって押え蓋530が載置ベース部510に固定されるので、基準棒20がクランプ500から抜け落ちる心配が無い。したがって、例えば、図10のごとく格納箱100を縦姿勢でトラックの荷台に積み込み、縦姿勢のまま運搬してもよい。このような運搬方法をとることは、大型マイクロメータ10の輸送コストを格段に低減させる。
したがって、個々の基準棒20ごとにクランプ500を設けることに比べて部品点数が少なくて済む。
なお、参考例のように基準棒20ごとに分離した発泡性樹脂を設けることに比べても、本実施形態の構成は部品が少なくて済む。
部品点数の削減、基準棒に対する負荷軽減、さらに、収納場所のわかりやすい目印、という複数の作用効果を同時に果たすことができる。
次に、第2実施形態を図11に例示する。
第2実施形態においては、載置ベース部510の高さを少し低くする。同時に、マイクロメータ10の載置箇所にクッション材600を配置して、マイクロメータ10を底上げする。このとき、クッション材600は、基準棒20の延長線に位置するようにする。(図11では、収容部200の右側を拡大して図示しているが、左側も同じように配置することはいうまでもない。)
(6)クッション材600の間に基準棒20を収納することになるので、基準棒20の収納場所に間違いが無くなる。さらに、万が一、基準棒20が左右にずれた場合であっても基準棒20はクッション材600に当たるだけであるから基準棒20が損傷することはない。ましてや、マイクロメータ10と蓋部300との間で基準棒20を挟むなどという事故は起こらないはずである。
クランプは、右側と左側との二つで対になっていたのであるが、例えば、受け具240とクランプとで対にして、一方はクランプにして、他方はスリット付きの受け具240とする考え方もある。クランプの方がしっかりと基準棒を保持していれば、他方はスリット付きの受け具240であっても基準棒が落下することはない。
100…格納箱、
200…収容部、210…下面パネル、220…縁部、221…収容部の上辺、222…収容部の下辺、223…収容部の左辺、224…収容部の右辺、230…収容空間、240…受け具、245…スリット、247…台板、
300…蓋部、310…上面パネル、320…縁部、321…蓋部の上辺、322…蓋部の下辺、323…蓋部の左辺、324…蓋部の右辺、340…基準棒押え具、350…本体押え具、360…ヒンジ、370…スナップ錠、
500…クランプ、510…載置ベース部、511…凹部、530…押え蓋、531…クッション層、540…ヒンジ、550…スナップ錠、
600…クッション材。
Claims (5)
- 内側に収容空間を画成する収容部と、前記収容部に対して開閉可能に設けられ前記収容空間を閉塞する蓋部と、を有し、前記収容空間にマイクロメータおよびその基準棒を格納するマイクロメータ格納箱であって、
前記収容部は、前記基準棒を前記収容空間内に固定するクランプを有し、
前記クランプは、
前記収容部に固定的に設けられた載置ベース部と、
前記載置ベース部に開閉可能かつ閉じ状態を維持できるように連結された押え蓋と、を有し、
前記載置ベース部に載置された基準棒を前記載置ベース部と前記押え蓋とで挟んで保持する
ことを特徴とするマイクロメータ格納箱。 - 請求項1に記載のマイクロメータ格納箱において、
前記クランプは、基準棒の防熱カバーを挟むものであり、
前記載置ベース部は、前記防熱カバーが着座する半円状の凹部を有する
ことを特徴とするマイクロメータ格納箱。 - 請求項2に記載のマイクロメータ格納箱において、
前記基準棒として、長さが互いに異なるものが二本以上あり、
前記載置ベース部は、すべての基準棒の防熱カバーが着座できる幅を有する
ことを特徴とするマイクロメータ格納箱。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のマイクロメータ格納箱において、
前記クランプにて前記基準棒を固定したとき、この基準棒の延長線上にクッション材が配置されており、
前記マイクロメータは前記クッション材の上に載置され、
さらに、前記蓋部には、前記クッション材と協同して前記マイクロメータを挟む本体押え具が配置されている
ことを特徴とするマイクロメータ格納箱。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のマイクロメータ格納箱にマイクロメータとその基準棒を格納し、
前記マイクロメータ格納箱を縦姿勢にし、
前記マイクロメータ格納箱を縦姿勢で運搬する
ことを特徴とするマイクロメータの運搬方法。
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US8438748B1 (en) * | 2008-05-30 | 2013-05-14 | MAG-ORO, Inc. | Caliper mounting accessories |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
山本保, 汎用マイクロメータ, JPN6019005158, 25 August 1962 (1962-08-25), JP, pages 81−82頁 * |
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