JP2016217910A - コンタクトプローブ及びそれを備えた電気接続装置 - Google Patents

コンタクトプローブ及びそれを備えた電気接続装置 Download PDF

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Katsumi Suzuki
勝己 鈴木
鈴木 威之
Takeshi Suzuki
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【課題】本発明は、電気的接続が安定しつつ、高い生産性と低コストを維持でき、さらにバネ設定の自由度の高いコンタクトプローブ及びそれを備えた半導体素子用ソケットを提供することを目的とする。【解決手段】コンタクトプローブ100は、第1のプランジャ120と、第2のプランジャ110と、コイルスプリング130を備える。第2のプランジャ110は、板材に対しプレス加工を行うことにより形成され、基板1701に接触する基板接続部111と、第1のプランジャ120に電気的に接触しつつ、相対的に摺動可能に配置される摺動接続部113と、フランジ部112とを備える。基板接続部111は、先端に平面に形成された接点111a、601aと、接点に向って狭くなる円錐形状を半分に切り取った形状に加工された半円錐形状部111bと、半円錐形状部111bとなだらかに接続される円柱形状部111cとを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、コンタクトプローブ及びそれを備えた電気接続装置に関する。
IC(集積回路)パッケージなどの半導体素子と検査装置の検査回路基板との間を電気的に接続する電気接続装置として半導体素子用ソケットが知られている。半導体素子用ソケットは、電気接触子としてのコンタクトプローブを半導体素子の複数の電極部に対応して内部に有している。そのようなコンタクトプローブは、例えば、特許文献1に示されるように、摺動端部(特許文献1においてはステムと呼称される)を有するプランジャ(本願の第1のプランジャに対応する。)と、その摺動端部の一端が挿入される有底の摺動穴部を有するバレル(本願の第2のプランジャに対応する。)と、これらのプランジャの摺動端部の外周部とバレルの外周部との間に巻装され、互いに引き離す方向に付勢するばねとを有している。機械加工により円柱状に製造されたプランジャにおける摺動端部と同心上に形成される接触先端部は、半導体素子の電極部に当接され、バレルの下端は、検査回路基板の電極部に当接される。バレルの摺動穴部は、機械加工により形成され、その中心軸線に沿って所定の深さを有している。これにより、プランジャの摺動端部の一端がバレルの摺動穴部内に挿入されるとき、プランジャの摺動端部の一端の外周面と摺動穴部の内面とが接触することにより、プランジャとバレルとが導通される。
また、電気接触子としてのコンタクトは、例えば、特許文献2に示されるように、薄板状の上側コンタクトピンと、上側コンタクトピンと互いに直交する向きに位置合わせされるように結合される薄板状の下側コンタクトピンと、上側コンタクトピンの一対のタングの外周部、および、下側コンタクトピンの一対のタングの外周部に巻装され互いに引き離す方向に付勢するばねとを有している。上側コンタクトピンの一対のタングは、その支持突出部から後述するV字形のコンタクト部に向き合い、しかも、下側コンタクトピンの一対のタング相互間に延びている。一対のタング相互間には、第1の溝が形成されている。これにより、2つの上側コンタクトピンおよび下側コンタクトピンのフックの8つの側面コンタクト表面と、側面コンタクト表面に対応する上側コンタクトピンおよび下側コンタクトピンの本体内の第2の溝の8つの側面が、1つ又は複数の位置において互いに電気的に接触し、それにより、接触の確率が最大となる(段落[0032]参照。)。上側コンタクトピンおよび下側コンタクトピンは、板金押型により成形される。上側コンタクトピンのV字形のコンタクト部には、半導体のボール状の電極が接触される。
特表2004−503750号公報 特表2008−516398号公報
特許文献1に記載のコンタクトプローブでは、第1に、プランジャの接触端部が確実に摺動穴部に係合されるように比較的細いバレルに深い摺動穴部を切削加工で設ける必要がある。微細な部品であるコンタクトプローブに穴を形成するには、比較的高い加工精度が必要となるので加工難易度が高く、加工時間も比較的長くなり、その結果、製造コストが嵩むという問題もある。
また、第2に、プランジャの接触端部とバレルの摺動穴部との接触性を高めるべくこのプランジャの接触端部と深い穴との嵌め合いのクリアランスを比較的小さくした場合、バレルとプランジャとの組み立てが容易でなく、プランジャをバレルに対し繰り返し動作させた場合には、時折、上述の相互間の接触が不安定になる恐れがあるという問題がある。
さらに、第3に、摺動穴部の内面には、良好な導電性を確保するためにAuメッキ等の表面処理を行う必要があるが、バレルの摺動穴部にメッキ液を循環させて均一の膜圧で表面処理することは、摺動穴部が有底の穴なのでめっき液の循環が悪く、難易度が比較的高く、その結果、表面処理の不良が発生しやすいという問題もある。
特許文献2に記載のコンタクトにおける上側コンタクトピンのV字形のコンタクト部では、その構造上、ボール状の電極に接触する接点が、一対の向い合う斜面にしか配置できず、即ち、4点接点等の多数の接点を共通の円周上に所定の間隔で設けるには不向きである。また、このようなV字形のコンタクト部は、板厚方向に倒れ易く、ボール状の電極の半径方向に沿って偏倚する虞があるのでボール状の電極に対し安定した接触を得ることができないという問題もある。
特許文献2には、上述したように、2つの上側コンタクトピンおよび下側コンタクトピンのフックの8つの側面コンタクト表面と、側面コンタクト表面に対応する上側コンタクトピンおよび下側コンタクトピンの本体内の第2の溝の8つの側面が、1つ又は複数の位置において互いに電気的に接触する構造を備え、上側コンタクトピンおよび下側コンタクトピンを互いに引き離す方向に付勢するばねが、その支持突出部相互間で上側コンタクトピンの一対のタングの外周部、および、下側コンタクトピンの一対のタングの外周部に巻装されるのでばねの自由長を設定しやすいという特徴を有している。フックの8つの側面コンタクト表面と第2の溝の8つの側面とは、適正な圧力により接触しあう設定とすることが可能である。
しかしながら、フックと第2の溝とを形成するためには、板金押型により板厚方向の加工が必要であり、フックが第2の溝の側面に対し適正な圧力により押圧するための精度の管理が難しいという問題を伴うとともに、更に、上述したように、V字形のコンタクト部が、板厚方向に倒れやすい構造であるのでフックおよび本体の第2の溝が、ねじれ易く変形しやすいという問題も伴う。
したがって、本発明の目的は、組み立て容易な安定した生産性を確保しつつ製造コストの低減を図るようにプレス加工によりコンタクトプローブを生産することができ、しかも、コンタクトプローブを構成する第2のプランジャ(第2の接点部品)と第1のプランジャ(第1の接点部品)との相互間の電気的接続、ならびに、プランジャの半導体素子の電極部に対する電気的接続を安定して確実に得ることができ、加えて、コンタクトプローブにおけるコイルスプリングのばね定数の設定の自由度を高めることができるコンタクトプローブ及びそれを備えた電気接続装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のコンタクトプローブは、第1の被接触物と接触する第1の接点部、および、上記第1の接点部と共通の軸線上に設けられる摺動接点軸を有する第1の摺動接続部を備える第1の接点部品と、第2の被接触物と接触する第2の接点部、および、前記第2の接点部と共通の軸線上に設けられ、上記第1の接点部品の上記摺動接点軸に対し、電気的に接触しつつ、相対的に摺動可能に配置される第2の摺動接続部を備える第2の接点部品と、上記第1の接点部品の第1の接点部と上記第2の接点部品の第2の接点部との間に配され、上記第1の接点部品及び上記第2の接点部品を互いに遠ざける方向に押圧するコイルスプリングとを備えるコンタクトプローブにおいて、上記第2の接点部品は、板材に対しプレス加工を行うことにより形成され、上記第2の接点部品の上記第2の接点部は、先端に平面に形成された接点と、上記接点に向って狭くなる円錐形状を半分に切り取った形状に加工された半円錐形状部と、上記半円錐形状部に接続される円柱形状部とを有することを特徴とする。
また、上記第2の接点部品には、上記第2の摺動接続部の上記第2のフランジ部に近い部分に、切り出された係止片を片持ち梁として外側に広げて形成されるバネ係止部が備えられるものとしてもよい。
また、上記第2の接点部品には、上記第2の摺動接続部の上記第2のフランジ部に近い部分に、プレス加工により突起形状に形成されるバネ係止部が備えられるものとしてもよい。
また、上記第2の接点部品の上記第2の摺動接続部には、上記第1の接点部品の上記摺動接点軸に電気的に接触しつつ、相対的に摺動可能に配置される筒状部が形成されるものとしてもよい。
また、上記第2の接点部品の上記第2の摺動接続部には、少なくとも1本の板バネ形状内部摺動接点が形成され、上記第1の接点部品の摺動接点軸と、上記少なくとも1本の板バネ形状内部摺動接点とは、上記少なくとも1本の板バネ形状内部摺動接点の弾性力により、互いに電気的に接触しつつ、摺動可能に配置されるものとしてもよい。
また、上記第2の接点部品の上記第2の摺動接続部には、複数箇所の長穴形状部と、上記複数箇所の長穴形状部の間に形成された複数の側壁が形成され、上記複数箇所の長穴形状部の間に形成された複数の側壁がその弾性力により、上記第1の接点部品の摺動接点軸と、互いに電気的に接触しつつ、摺動可能に配置されるものとしてもよい。
また、上記第1の接点部品には、上記第1の摺動接続部に隣接して一体に形成される第1のフランジ部に近い部分にバネ係止部が設けられ、該バネ係止部は、上記摺動接点軸に向けて延びる円錐形状の少なくとも一部が機械加工により削られた形状を有するものとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の電機接続装置は、上記コンタクトプローブを使用することを特徴とする。
また、上記電気接続装置は、半導体素子用ソケットであることを特徴とする。
本発明によれば、コンタクトプローブの一方の接点部品である第2のプランジャを、銅板等の板材を打ち抜き加工したものを曲げ加工等のプレス加工により形成することにより、電気的接続が安定しつつ、高い生産性と低コストを維持でき、さらにバネ設定の自由度の高いコンタクトプローブを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブを拡大して示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの部品の構成を拡大して示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャを拡大して示す斜視図である。 図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャの側面図であり、図4(b)は、第2のプランジャの正面図であり、図4(c)は、第2のプランジャの背面図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャのブランクを示す展開図である。 図6(a)は、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブにおける図3に示す第2のプランジャのアール形状接点を部分的に拡大して示す図であり、図6(b)は、図3に示す第2のプランジャとは別の第2のプランジャのクラウン形状接点を部分的に拡大して示す図である。 図7(a)は、本発明の第2の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャの側面図であり、図7(b)は、第2のプランジャの背面図である。 図8(a)は、第1のプランジャとともに本発明の第2の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャを示す背面図であり、図8(b)は、第1のプランジャの挿入後の状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャのブランクを示す展開図である。 図10(a)は、本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャの側面図であり、図10(b)は、第2のプランジャの背面図である。 図11(a)は、第1のプランジャとともに本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャを示す背面図であり、図11(b)は、第1のプランジャの挿入後の状態を示す図である。 図12(a)は、本発明の第4の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャの側面図であり、図12(b)は、第2のプランジャの正面図である。 図13(a)は、第1のプランジャとともに本発明の第4の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャを示す正面図であり、図13(b)は、第1のプランジャの挿入後の状態を示す図であり、図13(c)は、図13(b)のXIIICに示す部分の拡大図である。 図14(a)は、第1のプランジャとともに本発明の第4の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャの変形例を示す正面図であり、図14(b)は、第1のプランジャの挿入後の状態を示す図であり、図14(c)は、図14(b)のXIVCに示す部分の拡大図である。 図15(a)は、本発明に係るコンタクトプローブの第1のプランジャの正面図であり、図15(b)は、第1のプランジャの側面図である。 図16(a)は、従来技術のコンタクトプローブの第1のプランジャの正面図であり、図16(b)は、第1のプランジャの側面図である。 本発明に係る電気接続装置の一例としての半導体素子用ソケットの断面図である。 図18(a)は、本発明のコンタクトプローブの第2のプランジャをキャリアに取り付けた状態を示す側面図であり、図18(b)は、第2のプランジャをキャリアに取り付けた状態を示す上面図である。
以下、本発明の第1乃至第4実施形態を、図面を参照して説明する。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100を拡大して示す斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100の部品の構成を拡大して示す分解斜視図である。
図1、図2において、コンタクトプローブ100は、第1の接点部品としての第1のプランジャ120と、第1のプランジャ120に対し電気的に接触しつつ、相対的に摺動可能に配置される第2の接点部品としての第2のプランジャ110と、第1のプランジャ120及び第2のプランジャ110を係止し、それぞれを互いに遠ざける方向に押圧するコイルスプリング130とを備えている。
図15(a)は、本発明に係るコンタクトプローブの第1のプランジャの正面図であり、図15(b)は、第1のプランジャの側面図である。
図2および図15(a)、(b)において、第1のプランジャ120は、後述する第2のプランジャ110の筒状部(以下、内部摺動接点ともいう)113bに電気的に接触しつつ、筒状部に対し相対的に摺動可能に配置される摺動接続部121と、接触子部123と、摺動接続部121と接触子部123の間に形成される円柱状のフランジ部122とを備える。摺動接続部121は、軸(以下、摺動接点軸ともいう)121aを有する。接触子部123は、被接触物である半導体素子1710の電極部としての半田ボール1711(図17参照。)に当接する接点部としてのクラウン形状接点123aを有する。
第1のプランジャ120は、後述する第2のプランジャ110と異なり、ベリリウム銅等の銅合金、SK材等の炭素鋼、PdAgCu等のPd合金等を材料とし、切削加工により形成される。そして、例えば、金めっき等の表面処理が、得られた第1のプランジャ120の外周部に施される。これは、第1のプランジャ120が第2のプランジャ110と異なり筒状の接点構造を必要としないことと、被接触物である半導体素子1710の電極部には、半田ボール1711だけでなく、その他の接点構造も使用されるため、それぞれの接点構造に合わせて金型を用意するとコストが嵩むこととなるので第1のプランジャ120は、切削加工により形成される。
摺動接続部121は、軸121aと、軸121aにおけるフランジ部122に近い部分に一体に形成されるバネ係止部121bとを備える。バネ係止部121bは、軸121aの先端方向に向かって細くなる略円錐形状を有している。また、バネ係止部121bは、一部分が平坦に切削されて形成された一対の向かい合う平坦面121bsを有している。
図16(a)は、従来技術のコンタクトプローブの第1のプランジャ1600の正面図であり、図16(b)は、第1のプランジャ1600の側面図である。
図15(a)、図15(b)に示す第1のプランジャ120は、図16(a)、図16(b)に示されるように、先端に向って細くなる略円錐形状のバネ係止部1601bを有する従来の第1のプランジャ1600と比較して、一対の平坦面121bsを有するバネ係止部121bに変更されている点が異なり、それ以外の部分は同じ形状を有している。バネ係止部121bは、一対の平坦面121bsを有することにより、従来の第1のプランジャ1600のバネ係止部1601bと比較して、コイルスプリング130が係止される場合に撓みを許容することができ、組み立てが容易な形状となる。また、この形状により、バネ係止部1601bの寸法許容値が広がり、過大な力を加えなくても、組み立てが可能となる。なお、ここでは、バネ係止部121bの形状として、2箇所に平坦面を有するものとしたが、少なくとも1箇所に平坦面が形成されればよく、3箇所以上に平坦面が形成されるものとしてもよい。また、平坦面でなくとも、一部分が機械加工により切削されていればよい。
接触子部123は、第1のプランジャ120のフランジ部122から共通の中心軸線上に沿って摺動接続部121から離隔する方向に延びている。接触子部123は、軸121aの直径よりも大なる直径を有し円柱状に形成される。接触子部123の先端部には、図15(a)および図15(b)に示すように、4つの爪を有するクラウン形状接点123aが形成される。なお、ここでは、半導体素子1710の電極部に当接する接点として、クラウン形状接点123aが形成されるものとしたが、これには限定されることなく、例えば、半導体素子1710の各種の接点構造に適宜対応させるように、接触子部123の接点部は、様々な形状の接点が適用可能である。
フランジ部122は、接触子部123の直径よりも大なる直径を有する円柱形状に形成されている。フランジ部122には、コイルスプリング130の一方の端部が接触し係止され、コイルスプリング130の弾性力が伝達される。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100の第2のプランジャ110を拡大して示す斜視図であり、図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100の第2のプランジャ110の側面図であり、図4(b)は、第2のプランジャ110の正面図であり、図4(c)は、第2のプランジャ110の背面図であり、図5は、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100の第2のプランジャ110のブランク500を示す展開図である。
本発明のコンタクトプローブ100の第2のプランジャ110は、先ず、例えば、ベリリウム銅等の薄板材が打ち抜き加工され、図5に示すブランク500が得られた後、次に、これがプレス加工により、図3に示されるような円筒状に形成される。
即ち、本発明のコンタクトプローブ100の第2のプランジャ110は、従来技術で使用されたような切削加工によらず、銅板等の板材を打ち抜き加工したものを曲げ加工等のプレス加工により形成することにより、従来の筒形状接点を有する接点部品と同等の機能を有しつつ、高品質を維持でき、且つ、生産性を向上させることができる。
図3、図4(a)、図4(b)、及び、図4(c)において、第2のプランジャ110は、被接触物である基板1701(図17参照。)のコンタクトパッド(電極部)に接触するアール形状接点111aを先端に有する基板接続部111と、基板接続部111の基端部に連なり後述するフランジ部112から基板接続部111に対し離隔する方向に延びる摺動接続部113と、基板接続部111と摺動接続部113の間に設けられるフランジ部112とを備える。摺動接続部113は、後述する第1のプランジャ120の軸121aに電気的に接触しつつ、摺動可能に配置される筒状部(以下、筒状内部摺動接点ともいう)113bを有する。
摺動接続部113は、図5に示すブランク500の略長方形状の摺動接続部に対応する部分503を曲げ加工等のプレス加工により円筒形状とすることにより形成される。ブランク500は、第2のプランジャ110の摺動接続部113に対応する部分503と、第2のプランジャ110のフランジ部112に対応する長方形突起部502と、基板接続部111に対応する部分501とを含んで構成される。
部分503における長方形突起部502に隣接した内部には、後述するバネ係止部113aに対応する係止片503aが形成されている。部分503の長辺の両側面及び長方形突起部502の周辺には、後述する複数のメッキ流通穴113cに対応して複数の凹部503bが形成されている。また、部分503の短辺には、後述する突起部113dに対応した突起部503cが形成されている。係止片503aの周囲には、開口が形成されている。バネ係止部113aは、短冊形状に切り出された係止片503aを片持ち梁として外側に広げて形成される。
部分501は、後述する第2のプランジャ110のアール形状接点111a、半円錐形状部111b、円柱形状部111cにそれぞれ、対応する略長方形状部501aと、扇状部501bと、角形状段部501cとからなる。
摺動接続部113の筒状部113bの内周面は、第1のプランジャ120の軸121aの外周面に電気的に接触しつつ、摺動可能に配置される。摺動接続部113の内周部の寸法精度は、上述のように打ち抜き加工後、プレス加工を行うことにより、高い加工精度の要求を満足でき、且つ、高い生産性を維持できる。
摺動接続部113のフランジ部112に近い部分には、バネ係止部113aが備えられる。バネ係止部113aは、コイルスプリング130の一方の端部を係止するものである。これにより、バネ係止部113aの鋭利な端面が、コイルスプリング130を強固に固定でき、コイルスプリング130が第2のプランジャ110に対し抜けにくくなる。なお、本実施形態では、バネ係止部113aを1箇所設けるものとしたが、バネ係止部113aを2箇所あるいはそれ以上の複数個所設けるものとしてもよい。また、本実施形態では、バネ係止部113aを短冊形状に切り出された形状としたが、これには限定されず、例えば、バネ係止部113aがランス形状に切り出された形状としても、あるいは、後述するバネ係止部1003a(図10参照。)のように、プレス加工により突起形状に形成されてもよい。
円筒の摺動接続部113及び基板接続部111における突き合された継ぎ目付近には、図4(c)に示されるように、その内側と外側とを連通させる複数のメッキ流通穴113cが形成される。これにより、細長い筒状の摺動接続部113の内部の難易度が高く、歩留りの悪いメッキ処理の品質を改善できる。また、従来のように、第2のプランジャが切削加工で作られる場合のように穴を加工する必要がないので加工工数が増加することもなく、量産性を高く維持できる。なお、メッキ流通穴113cは何箇所設けるものとしてもよく、メッキ流通穴113cが1箇所でも、複数箇所に設けられることとしても構わない。
摺動接続部113の第1のプランジャ120と接触する側の先端部には、第1のプランジャ120との接触を補助する突起部113dが備えられる。突起部113dは、後述する図18に示すように、例えば、複数の第2のプランジャがキャリア1801に連結される形態で量産される場合、キャリア1801の連結部1801bに接続される接続部となる。
フランジ部112の直径は、摺動接続部113の直径よりも大なる直径を有するのでフランジ部112には、コイルスプリング130の一方の端部が接触し係止され、コイルスプリング130の弾性力が第2のプランジャ110に伝達される。また、フランジ部112は、コンタクトプローブ100が、後述する半導体素子用ソケット1720のコンタクトプローブ整列板1722(図17参照。)に収容されるときの位置決めにも使用される。
基板接続部111は、上述のブランク500の基板接続部に対応する部分501をプレス加工することにより形成される。図3、図4(a)、図4(b)、及び、図4(c)に示すように、基板接続部111は、被接触物である基板1701のコンタクトパッドに接触するアール形状接点111aと、アール形状接点111aに向って狭くなる円錐形状を半分に切り取った形状に加工された半円錐形状部111bと、半円錐形状部111bとなだらかに接続される円柱形状部111cとを備える。なお、アール形状接点111aは、例えば、後述する図18に示すように、キャリア1801の連結部1801aに接続される接続部となる。
第2のプランジャ110の基板接続部111を、アール形状接点111a、半円錐形状部111b、及び、円柱形状部111cを有する構成とすることにより、プレス加工で形成可能となり、必要な強度を維持しつつ、先端に向って鋭利な形状に形成できる。従って、アール形状接点111aは、微細な接触を必要とする被接触物である基板1701のランドパターンとの接触に利用できる。また、先端に平面接点を設けることにより、製造時に必要なキャリア1801の連結部1801aとの接続を可能な形状とし、また、基板接続部111は、後述するように、アール形状接点111a、あるいは、クラウン形状接点601a(図6(b)参照。)等のように、打ち抜き加工により様々な接点構造を作り分ける構成とすることができる。
図6(a)は、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100における図3に示す第2のプランジャ110のアール形状接点111aを部分的に拡大して示す図であり、図6(b)は、図3に示す第2のプランジャ110とは別の第2のプランジャ600のクラウン形状接点601aを部分的に拡大して示す図である。
図6(a)、図6(b)に示すように、第2のプランジャの接点は、被接触物に合わせて、打ち抜き加工により様々な形状に形成される。例えば、被接触物である基板1701に接触痕を付けたくない場合には、図6(a)に示す第2のプランジャ110のアール形状接点111aのように形成され、被接触物である基板1701に強く接触させたい場合には、図6(b)に示す第2のプランジャ600のクラウン形状接点601aのように形成される。なお、接点形状は、斯かる例に限られることなく、その他の形状であっても構わない。
なお、本発明のコンタクトプローブの寸法は、例えば、(寸法の一例として)ソケット等のハウジングに装着された際の全長が5.30mm、基板接続部111の長さが0.55mm、直径が0.19mm、フランジ部112の直径が0.27mm、接触子部123の長さが1.30mm、直径が0.31mm、フランジ部122の直径が0.24mmであるものとしてもよい。
以上のように、本実施形態のコンタクトプローブによれば、コンタクトプローブの一方の接点部品である第2のプランジャを、銅板等の板材を打ち抜き加工したものを曲げ加工等のプレス加工により形成することにより、電気的接続が安定しつつ、高い生産性と低コストを維持でき、さらにバネ設定の自由度の高いコンタクトプローブを提供することができる。
また、基板接続部を、先端から順に、平面接点、半円錐形状部、円柱形状部を有する構成とすることにより、プレス加工で形成可能となり、必要な強度を維持しつつ、先端に向って鋭利な形状に形成でき、微細な接触を必要とする被接触物である基板のランドパターンとの接触に利用できる。また、先端に平面接点を設けることにより、製造時に必要なキャリアとの接続を可能とし、打ち抜き加工により様々な接点構造を作り分ける構成とすることができる。
次に、第2の実施形態に係るコンタクトプローブについて説明する。
図7(a)は、本発明の第2の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャ700の側面図であり、図7(b)は、第2のプランジャ700の背面図である。図8(a)は、第1のプランジャとともに本発明の第2の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャを示す背面図であり、図8(b)は、第1のプランジャの挿入後の状態を示す図である。図9は、本発明の第2の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャ700のブランク900を示す展開図である。
第2の実施形態に係るコンタクトプローブは、第2のプランジャ700の形状が、第1の実施形態の第2のプランジャ110の形状と異なり、その以外の第1のプランジャ120と、コイルスプリング130は、第1の実施形態と同様の形状を有する。このため、同様の形状を有する第1のプランジャ120と、コイルスプリング130については、説明を省略する。また、第2のプランジャ700は、第1の実施形態の第2のプランジャ110と同様に、銅板等の板材を打ち抜き加工し、図9に示すようなブランク900の形状とし、これを曲げ加工等のプレス加工を行うことにより形成される。
図7において、第2のプランジャ700は、基板接続部701と、フランジ部702と、摺動接続部703とを備える。基板接続部701は、図9に示す基板接続部に対応する部分901をプレス加工することにより形成されるが、第1の実施形態の基板接続部111と同様の形状であるため、説明を省略する。
摺動接続部703は、第1の実施形態の第2のプランジャ110と異なり、筒状部113bの代わりに、円筒形状部703bと、その先端に、図9に示すブランク900の摺動接続部に対応する部分903の2本の短冊形状部903cがプレス加工により形成される2本の板バネ形状接点703cとを備える。また、2本の板バネ形状接点703cのそれぞれの先端付近の両側には、図9のブランク900の突起部903dに対応し、第1のプランジャ120との接触を補助するアール形状の突起部703dが備えられる。
第2のプランジャ700の摺動接点として、板バネ形状接点703cおよび突起部703dを形成することにより、図8(a)、図8(b)に示すように、板バネ形状接点703cが弾性変形可能に外側に広がるため、適正な圧力により、第1のプランジャ120の軸121aと接触することができ、確実な接触を行える構成とすることができる。なお、ここでは、2本の板バネ形状接点703cを使用することとしたが、これには、限定されず、少なくとも1本の板バネ形状接点を有していればよく、3本以上の複数本の板バネ形状接点を有していてもよい。また、第1のプランジャ120との接触を補助する突起部703dはなくても構わない。
摺動接続部703のフランジ部702に近い部分には、図9のブランク900に示す短冊形状に切り出された2枚の係止片903aを片持ち梁として外側に広げて形成される2枚のバネ係止部703aが備えられる。バネ係止部703aは、コイルスプリング130の一方の端部を係止するものであり、これにより、第1の実施形態のバネ係止部113aと同様に、コイルスプリング130を強固に固定できる。なお、本実施形態では、バネ係止部703aを2箇所設けるものとしたが、1箇所あるいは3箇所以上の複数個所設けるものとしてもよい。また、本実施形態では、バネ係止部703aを短冊形状に切り出された形状としたが、これには限定されず、後述するように、プレス加工により突起形状に形成されても、ランス形状に切り出された形状としてもよい。
フランジ部702は、第1の実施形態と同様に、図9に示すブランク900の長方形突起部902をプレス加工により円柱形状とすることにより形成される。フランジ部702は、摺動接続部703より直径の長い円柱形状に形成されるため、フランジ部702には、コイルスプリング130の一方の端部が接触し、コイルスプリング130の弾性力が伝達される。また、フランジ部702は、コンタクトプローブが半導体素子用ソケット1720のコンタクトプローブ整列板1722(図17参照。)に収容されるときの位置決めにも使用される。
フランジ部702及び基板接続部701のうち、円柱形状にプレス加工した継ぎ目付近には、図9に示すブランク900の長方形突起部902の端部に設けられた凹部902aに対応するメッキ流通穴702aが設けられる。これにより、フランジ部702の内部の難易度が高く、歩留りの悪いメッキ処理の品質を改善できる。また、従来のように、切削加工などで穴を開口する必要がないため、加工工数が増加することもなく、量産性を高く維持できる。なお、本実施形態では、メッキ流通穴702aを1箇所設けるものとしたが、これには限定されず、2箇所以上の複数箇所設けることとしても構わない。
以上のように、本実施形態のコンタクトプローブによっても、第1の実施形態のコンタクトプローブと同様の効果を得ることができる。さらに、筒状部の代わりに、2本の板バネ形状接点を備えることにより、適正な圧力により、プランジャの軸と接触することができ、確実な接触を行える構成とすることができる。
次に、第3の実施形態に係るコンタクトプローブについて説明する。
図10(a)は、本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャ1000の側面図であり、図10(b)は、第2のプランジャ1000の背面図であり、図11(a)は、第1のプランジャとともに本発明の第3の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャを示す背面図であり、図11(b)は、第1のプランジャの挿入後の状態を示す図である。
第3の実施形態に係るコンタクトプローブは、第2のプランジャ1000の形状が、第1の実施形態の第2のプランジャ110及び第2の実施形態の第2のプランジャ700の形状と異なり、その以外の第1のプランジャ120、及び、コイルスプリング130は、第1、及び、第2の実施形態と同様の形状を有する。このため、同様の形状を有する第1のプランジャ120と、コイルスプリング130については、説明を省略する。また、第2のプランジャ1000は、第1の実施形態の第2のプランジャ110及び第2の実施形態の第2のプランジャ700と同様に、銅板等の板材を打ち抜き加工したものに、曲げ加工等のプレス加工を行うことにより形成される。
図10において、第2のプランジャ1000は、基板接続部1001と、フランジ部1002と、摺動接続部1003とを備える。基板接続部1001、及び、フランジ部1002は、第2の実施形態の基板接続部701、及び、フランジ部702と同様の形状であるため、説明を省略する。
摺動接続部1003は、第2の実施形態の第2のプランジャ700と異なり、円筒形状部1003bと、円筒形状部1003bの先端に設けられた2本の板バネ形状接点1003cと、2本の板バネ形状接点1003cのそれぞれの先端の両側に形成され、四角形状に突出し、第1のプランジャ120の軸121aに合わせて円弧形状にプレス加工された角形状突起部1003dと、2本の板バネ形状接点1003cの中央付近に設けられ、内側にU字形状に窪んだ段部であって、第1のプランジャ120の軸121aと接触する内部接点となるU字形状段部1003eとを備える。
第2のプランジャ1000の摺動接点として、板バネ形状接点1003c、角形状突起部1003d、及び、U字形状段部1003eを形成することにより、図11(a)、図11(b)に示すように、板バネ形状接点1003cが内部接点として弾性変形可能に外側に広がるため、適正な圧力により、第1のプランジャ120の軸121aと接触することができ、確実な接触を行える構成とすることができる。なお、ここでは、2本の板バネ形状接点1003cを使用することとしたが、これには、限定されず、少なくとも1本の板バネ形状接点を有していればよく、3本以上の複数本の板バネ形状接点を有していてもよい。また、角形状突起部1003dは、なくても構わない。
なお、本実施形態では、U字形状段部1003eが板バネ形状接点1003cの中央付近に、設けられるものとしたが、これには限定されず、第1のプランジャ120の軸121aと接触可能な位置であれば構わない。また、U字形状段部1003eは、第1のプランジャ120の軸121aに接触するために、内側に突出した形状であればよく、U字形状でなくても構わない。また、角形状突起部1003dは、4角形状としたが、これには限定されず、それ以外の形状でも構わない。
摺動接続部1003の円筒形状部1003bには、さらに、プレス加工により突起形状に形成されたバネ係止部1003aが2箇所設けられる。これにより、簡易な構造によりコイルスプリング130を係止することができる。なお、本実施形態では、バネ係止部1003aを2箇所設けることとしたが、これには限定されず、1箇所あるいは3箇所以上の複数個所設けるものとしてもよい。また、バネ係止部1003aとして、プレス加工により形成された突起部以外の形状を使用しても、もちろん構わない。
以上のように、本実施形態のコンタクトプローブによっても、第1及び第2の実施形態のコンタクトプローブと同様の効果を得ることができる。さらに、板バネ形状接点、角形状突起部、及び、U字形状段部を形成することにより、プランジャの軸と確実に接触できる構成とすることができる。
次に、第4の実施形態に係るコンタクトプローブについて説明する。
図12(a)は、本発明の第4の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャ1200の側面図であり、図12(b)は、第2のプランジャ1200の正面図であり、図13(a)は、第1のプランジャとともに本発明の第4の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャ1200を示す正面図であり、図13(b)は、第1のプランジャの挿入後の状態を示す図であり、図13(c)は、図13(b)のXIIICに示す部分の拡大図である。図14(a)は、第1のプランジャとともに本発明の第4の実施形態に係るコンタクトプローブの第2のプランジャの変形例1400を示す正面図であり、図14(b)は、第1のプランジャの挿入後の状態を示す図であり、図14(c)は、図14(b)のXIIICに示す部分の拡大図である。
第4の実施形態に係るコンタクトプローブは、第2のプランジャ1200の形状が、第1の実施形態の第2のプランジャ110、第2の実施形態の第2のプランジャ700、及び、第3の実施形態の第2のプランジャ1000の形状と異なり、その以外の第1のプランジャ120、及び、コイルスプリング130は、第1、第2、及び、第3の実施形態と同様の形状を有する。このため、同様の形状を有する第1のプランジャ120と、コイルスプリング130については、説明を省略する。また、第2のプランジャ1000は、第1の実施形態の第2のプランジャ110、第2の実施形態の第2のプランジャ700、及び、第3の実施形態の第2のプランジャ1000と同様に、銅板等の板材を打ち抜き加工したものに、曲げ加工等のプレス加工を行うことにより形成される。
図12において、第2のプランジャ1200は、基板接続部1201と、フランジ部1202と、摺動接続部1203とを備える。基板接続部1201、及び、フランジ部1202は、第1の実施形態の基板接続部111、及び、フランジ部112と同様の形状であるため、説明を省略する。
摺動接続部1203は、第3の実施形態の第2のプランジャ1000と異なり、円筒形状部1203bと、円筒形状部1203bの先端に設けられた2箇所の長穴形状部1203cと、2箇所の長穴形状部1203cの間に形成された2本の側壁1203dと、その内部にそれぞれ設けられた突起形状内部摺動接点1203eと、摺動接続部1203の先端に設けられた突起部1203fとを備える。
第2のプランジャ1200の摺動接点として、2箇所の長穴形状部1203cと、2箇所の長穴形状部1203cの間に形成された2本の側壁1203dと、その内部にそれぞれ設けられた突起形状内部摺動接点1203eとを形成することにより、図13(a)、図13(b)に示すように、長穴形状部1203cの間に形成された2本の側壁1203dが弾性変形可能に広がり、摺動接続部1203内部に設けられた突起形状内部摺動接点1203eが、適正な圧力により、第1のプランジャ120の軸121aと接触することができ、確実な接触を行える構成とすることができる。なお、ここでは、長穴形状部1203c、側壁1203d、及び、突起形状内部摺動接点1203eが2箇所ずつ形成されることとしたが、これには、限定されず、複数個所形成されればよく、2箇所以上の複数個所形成されてもよい。また、第1のプランジャ120の摺動接続部121と、第2のプランジャ1200の摺動接続部1203とを側壁1203dの弾性力により接続できれば、突起形状内部摺動接点1203eを設けなくてもよい。例えば、図14(a)、(b)に示す第2のプランジャの変形例1400のように、突起形状内部摺動接点1203eを設けずに、側壁1203dを内側に弓型に反らせて形成し、第1のプランジャ120の摺動接続部121に接触させることもできる。
摺動接続部1203の第1のプランジャ120と接触する側の先端部には、第1のプランジャ120との接触を補助する突起部1203fが備えられる。突起部1203fは、後述する図17に示すようにキャリア1801に接続される接続部となる。
摺動接続部1203のフランジ部1202の近傍付近には、第1の実施形態と同様に短冊形状に切り出された1枚の係止片を片持ち梁として外側に広げて形成されるバネ係止部1203aが備えられる。バネ係止部1203aは、コイルスプリング130の一方の端部を係止するものであり、これにより、第1の実施形態のバネ係止部113aと同様に、コイルスプリング130を強固に固定できる。なお、本実施形態では、バネ係止部1203aを1箇所設けることとしたが、これには限定されず、2箇所以上の複数個所設けるものとしてもよく、また、バネ係止部1203aとして、その他の形状を使用しても、もちろん構わない。
以上のように、本実施形態のコンタクトプローブによっても、第1、第2、及び、第3の実施形態のコンタクトプローブと同様の効果を得ることができる。さらに、少なくとも1箇所の長穴形状部と、長穴形状部の間に形成された側壁と、側壁の内部に少なくとも1箇所設けられた突起形状内部摺動接点とを形成することにより、プランジャの軸と確実に接触できる構成とすることができる。
次に、本発明の各実施形態に係るコンタクトプローブが適用され得る半導体素子用ソケットを説明する。
図17は、本発明に係る電気接続装置の一例としての半導体素子用ソケット1720の断面図である。
図17において、半導体素子用ソケット1720は、ソケット本体1721と、ソケット本体1721内に配される上述の各実施形態のうちのいずれかの複数のコンタクトプローブと、コンタクトプローブを整列させるコンタクトプローブ整列板1722と、を備える。半導体素子用ソケット1720は、基板1701における所定位置に固定されている。基板1701における所定位置には、コンタクトプローブの第2のプランジャの接点部が当接されるコンタクトパッド群(不図示)が形成されている。なお、図17は、半導体素子用ソケット1720が、代表的に、複数本のコンタクトプローブ100を収容した一例を示す。
ソケット本体1721は、上部中央部に形成される収容凹部1721aと、複数のコンタクトプローブ収容孔1721fと、その下面側に、コンタクトプローブ整列板1722が収容される凹部1721eとを主な要素として含んで構成されている。
ソケット本体1721は、基板1701の位置決め穴1701aに、ソケット本体1721に設けられた位置決めピン1721cを係合させることにより、基板1701に対して位置決めされる。また、4本の締結ボルト1702がソケット本体1721の各締結穴1721b、及び、対応する基板1701の各締結穴1701bに挿入され、座金1705、バネ座金1704を介してナット1703により固定される。なお、図17においては、1本の締結ボルト1702を示し、他の締結ボルトが図示されていない。
ソケット本体1721には、その下面側に、コンタクトプローブ整列板1722が収容される凹部1721eが形成され、この凹部1721eにコンタクトプローブ整列板1722が嵌め込まれ、位置決めピン1724により位置決めされ、ソケット本体1721の固定雌ねじ穴1721dにビス1723を整列板の孔を介してねじ込むことにより締結固定される。また、ソケット本体1721には、その上面側に、複数の半田ボール1711を下面側に有する半導体素子1710を収容する収容凹部1721aが形成され、その中央には、複数のコンタクトプローブ100が下方側から挿入され、収容される複数のコンタクトプローブ収容孔1721fが設けられる。
ソケット本体1721に固定されたコンタクトプローブ整列板1722には、各コンタクトプローブ収容孔1721fに対応する位置に複数のコンタクトプローブ保持孔1722aが形成される。ここでは、複数のコンタクトプローブとして、本発明の第1の実施形態に係るコンタクトプローブ100を使用するものとして説明するが、第2乃至第4の実施形態に係るコンタクトプローブも使用可能であることはいうでもない。
各コンタクトプローブ収容孔1721fには、コンタクトプローブ100が半導体素子1710の半田ボール1711に接触する接触子部123のクラウン形状接点123aを上向きにして、下面側から収容される。このとき、コンタクトプローブ100のフランジ部122が位置決めに使用される。また、コンタクトプローブ100が収容された後、コンタクトプローブ整列板1722が固定され、コンタクトプローブ保持孔1622aの下面側から基板接続部111のアール形状接点111aが突出し、基板1701に接触する。
このような、構造の半導体素子用ソケット1720で半導体素子1710を検査する場合は、ソケット本体1721の収容凹部1721aに半導体素子1610を収容させる。この状態で、図示しない押圧部材により、半導体素子1710を下方へ押圧すると、半導体素子1710の複数の半田ボール1711にコンタクトプローブ100のクラウン形状接点123aが接触する。
このように、コンタクトプローブ100のクラウン形状接点123aに半田ボール1611が押し付けられると、コンタクトプローブ100には、軸方向に沿い圧縮力が付与され、コイルスプリング130が圧縮される。これにより、コイルスプリング130の付勢力により、コンタクトプローブ100のアール形状接点111aが基板1701の電極部に押し付けられる。これにより、半導体素子1710の電極部と基板1701の電極部とがコンタクトプローブ100を介して確実に導通され、半導体素子1710の検査が可能となる。
図18(a)は、本発明のコンタクトプローブの第2のプランジャ1200をキャリア1801、1801に取り付けた状態を示す側面図であり、図18(b)は、第2のプランジャ1200をキャリア1801、1801に取り付けた状態を示す上面図である。
本発明のコンタクトプローブの第2のプランジャ1200は、銅板等の板材を打ち抜き加工し、これを曲げ加工等のプレス加工により形成されるため、キャリア1801、1801に取り付けた状態で加工を行う必要がある。なお、ここでは、第4の実施形態のコンタクトプローブの第2のプランジャ1200がキャリア1801、1801に取り付けたものとして、説明するが、これには限定されず、第1乃至第3の実施形態のコンタクトプローブの第2のプランジャ110、700、1000、1200、1400がキャリア1801、1801に取り付けても、もちろん構わない。
図18において、コンタクトプローブの第2のプランジャ1200の基板接続部1201の先端に設けられたアール形状接点1201aは、キャリア1801に接続され、コンタクトプローブの第2のプランジャ1200の摺動接続部1203の突起部1203fは、キャリア1801に接続される。基板接続部1201は、アール形状接点1201aと、半円錐形状部1201bと、円柱形状部1201cとを備える構成とすることにより、必要な強度を維持しつつ、先端に向って鋭利な形状に形成できるのと共に、キャリア1801に接続するのに適した形状となっており、プレス加工に適した形状となっている。また、同様に、摺動接続部1203に突起部1203fを設けることにより、キャリア1801に接続するのに適した形状となり、プレス加工に適した形状となる。
従来のコンタクトプローブのプランジャ及び第2のプランジャなどの接点部品は、ベリリウム銅等の銅合金等を材料とし、バイトやドリル等を使用した旋盤等による切削加工により形成されていた。このため、筒形状の接点を形成するために、長い穴を開ける必要があり、加工時間が長くなり、加工難易度が高くなるという問題があった。また、近年の高密度実装化によりコンタクトプローブも微細化の要望があり、このためコンタクトプローブを微細化するために、筒形状の接点を薄肉化する必要があり、外径と内径の同心度も非常に高いものが要求され、加工時間や歩留まりに影響を与えていた。さらに、腐食防止や接点機能向上のため、コンタクトプローブの筒形状の穴内面にまでAuメッキ等の表面処理を行う必要があるが、メッキの難易度も非常に高く、歩留まりも悪くなるという問題があった。この対応のため、筒形状の接点にメッキ液流通用の穴を設けることも可能だが、加工工数が増加し、生産性の低下の原因となっていた。
斯かる課題を解消すべく、本発明に係るコンタクトプローブによれば、コンタクトプローブの一方の接点部品である第2のプランジャを、銅板等の板材を打ち抜き加工したものを曲げ加工等のプレス加工により形成することにより、電気的接続が安定しつつ、高い生産性と低コストを維持でき、さらにバネ設定の自由度の高いコンタクトプローブを提供することができる。
また、基板接続部を、先端から順に、平面接点、半円錐形状部、円柱形状部を有する構成とすることにより、プレス加工で形成可能となり、必要な強度を維持しつつ、先端に向って鋭利な形状に形成できる。さらに、先端に平面接点を設けることにより、製造時に必要なキャリアとの接続を可能とし、打ち抜き加工により様々な接点構造を作り分ける構成とすることができる。
なお、上述の例においては、コンタクトプローブの第2のプランジャの接点部が基板の電極部に当接するように構成されているが、斯かる例に限られることなく、例えば、基板の表面に形成される半球状のバンプに、コンタクトプローブのプランジャの接点部が当接するように配置されてもよい。
また、上述の本発明に係るコンタクトプローブの各実施形態が、半導体素子用ソケットの一例に適用されているが、斯かる例に限られることなく、例えば、電気接続装置としてのプローブカード、ボードツウボードコネクタ等に適用されてもよいことは勿論である。
100 コンタクトプローブ
110、600、700、1000、1200、1400 第2のプランジャ
111、701、1001、1201 基板接続部
111a、701a、1001a、1201a アール形状接点
111b、701b、1001b、1201b 半円錐形状部
111c、701c、1001c、1201c 円柱形状部
112、702、1002、1202 フランジ部
113、703、1003、1203 摺動接続部
113a、703a、1003a、1203a バネ係止部
113b 筒状部
113c、702a、1003c、1203c メッキ流通穴
113d、703d、1003d、1203f 突起部
120 第1のプランジャ
121 摺動接続部
121a 軸
121b バネ係止部
121bs 平坦面
122 フランジ部
123 接触子部
123a クラウン形状接点
130 コイルスプリング
500、900 ブランク
501、901 基板接続部に対応する部分
502、902 長方形突起部
503、903 摺動接続部に対応する部分
601a クラウン形状接点
703b、1003b、1203b 円筒形状部
703c、1003c 板バネ形状接点
1003d 角形状突起部
1003e U字形状段部
1203c 長穴形状部
1203d 側壁
1203e 突起形状内部摺動接点
1701 基板
1702 締結ボルト
1703 ナット
1704 バネ座金
1705 座金
1710 半導体素子
1711 半田ボール
1720 半導体素子用ソケット
1721 ソケット本体
1721a 収容凹部
1721b 締結穴
1721c 位置決めピン
1721d 固定穴
1721e コンタクトプローブ収容孔
1722 コンタクトプローブ整列板
1722a コンタクトプローブ保持孔
1723 ビス
1724 位置決めピン
1801 キャリア

Claims (9)

  1. 第1の被接触物と接触する第1の接点部、および、前記第1の接点部と共通の軸線上に設けられる摺動接点軸を有する第1の摺動接続部を備える第1の接点部品と、
    第2の被接触物と接触する第2の接点部、および、前記第2の接点部と共通の軸線上に設けられ、前記第1の接点部品の前記摺動接点軸に対し、電気的に接触しつつ、相対的に摺動可能に配置される第2の摺動接続部を備える第2の接点部品と、
    前記第1の接点部品の第1の接点部と前記第2の接点部品の第2の接点部との間に配され、前記第1の接点部品及び前記第2の接点部品を互いに遠ざける方向に押圧するコイルスプリングと
    を備えるコンタクトプローブにおいて、
    前記第2の接点部品は、板材に対しプレス加工を行うことにより形成され、
    前記第2の接点部品の前記第2の接点部は、先端に平面に形成された接点と、前記接点に向って狭くなる円錐形状を半分に切り取った形状に加工された半円錐形状部と、前記半円錐形状部に接続される円柱形状部とを有することを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記第2の接点部品には、前記第2の摺動接続部の前記第2のフランジ部に近い部分に、切り出された係止片を片持ち梁として外側に広げて形成されるバネ係止部が備えられることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記第2の接点部品には、前記第2の摺動接続部の前記第2のフランジ部に近い部分に、プレス加工により突起形状に形成されるバネ係止部が備えられることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記第2の接点部品の前記第2の摺動接続部には、前記第1の接点部品の前記摺動接点軸に電気的に接触しつつ、相対的に摺動可能に配置される筒状部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記第2の接点部品の前記第2の摺動接続部には、少なくとも1本の板バネ形状内部摺動接点が形成され、
    前記第1の接点部品の摺動接点軸と、前記少なくとも1本の板バネ形状内部摺動接点とは、前記少なくとも1本の板バネ形状内部摺動接点の弾性力により、互いに電気的に接触しつつ、摺動可能に配置されることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  6. 前記第2の接点部品の前記第2の摺動接続部には、複数箇所の長穴形状部と、前記複数箇所の長穴形状部の間に形成された複数の側壁が形成され、
    前記複数箇所の長穴形状部の間に形成された複数の側壁がその弾性力により、前記第1の接点部品の摺動接点軸と、互いに電気的に接触しつつ、摺動可能に配置されることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  7. 前記第1の接点部品には、前記第1の摺動接続部に隣接して一体に形成される第1のフランジ部に近い部分にバネ係止部が設けられ、該バネ係止部は、前記摺動接点軸に向けて延びる円錐形状の少なくとも一部が機械加工により削られた形状を有することを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコンタクトプローブを使用した電気接続装置。
  9. 前記電気接続装置は、半導体素子用ソケットであることを特徴とする請求項8に記載の電気接続装置。
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