JP2021167760A - 筒状部材、コンタクトプローブ及び半導体検査用ソケット - Google Patents

筒状部材、コンタクトプローブ及び半導体検査用ソケット Download PDF

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Abstract

【課題】導電性及び強度が確保された筒状部材、コンタクトプローブ及び半導体検査用ソケットを提供する。
【解決手段】ベリリウム銅からなる板材の対向する辺53同士が突き合わされた部分が軸線方向に沿って延在している筒状の基材40と、基材40の内表面および外表面にそれぞれ形成され、Ni系材料からなる、基材40の補強材としての第1被覆層41と、各第1被覆層41の表面に形成され、基材40とは異なる金属系材料からなる第2被覆層42と、を備えるコンタクトプローブに用いられる筒状部材であって、第1被覆層41は、基材40よりも高硬度とされ、基材40の厚さをT、外表面に形成された第1被覆層41の層厚さをT1OUTとしたとき、基材40は、13μm≦T≦25μmとされ、第1被覆層41は、T1OUT≧T×4%となるように形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、筒状部材、コンタクトプローブ及び半導体検査用ソケットに関する。
電子機器などに実装されるICパッケージ等の電子部品は、一般に、配線基板に実装される前の段階でその潜在的欠陥を除去するための試験が検査用ソケットを用いて行われる。検査用ソケットは、電子部品の半田ボールや半田バンプ等の電極部とテストボード又は実装基板とされたプリント配線基板(基板)との間を電気的に接続する接触子(コンタクトプローブ)を備えている。
コンタクトプローブには、筒状に形成された筒状部材(バレル)内にコイルスプリングを収容し、バレルの両端に設けられたプランジャを動かす、いわゆるスプリングプローブが広く採用されている。特許文献1に記載されているように、バレルの製造方法の一例としては、Ni層を電鋳により成長させるものがある。この他、銅系材料を切削加工する方法や銅系材料を抽伸する方法もある。
このようなバレルは、スプリングプローブの組立体を保持するための強度を確保するとともに、検査信号や給電を行うための導電性を確保する役割を担っている。
特開2011−117882号公報
しかしながら、近年、電子部品は微細化の傾向にあり、これに伴ってコンタクトプローブの狭ピッチ化やバレルの外径の縮小が要求されている。ところが、コイルスプリング等を収容するための空間をバレルの内部に確保しなければならないので、バレルの外径の縮小と同時にバレルを薄肉化する必要がある。このような薄肉化は、バレルの強度低下や導電性悪化の要因となっている。
このとき、例えば特許文献1に開示されているように、Niを電鋳により成長させることでバレルを形成した場合、薄肉化による強度低下は抑制できるものの導電性が悪化する可能性がある。また、銅系材料を切削加工する方法では、狭ピッチ化に要求されるような薄肉のバレルを形成することが困難であるうえに、偏肉が発生しやすい。また、銅系材料を抽伸する方法でも、狭ピッチ化に要求されるような薄肉のバレルを形成することが困難であるうえに、内面に施すめっきの均一性が悪くめっきを厚くし難い。また、クラッド材を抽伸する場合であっても、切断面や溶接個所等の母材がむき出しになっている部分での腐食が問題となる可能性がある。また、銅系材料は、導電性が良好であるものの薄肉化によって強度が低下する可能性がある。
そこで、本発明は、導電性及び強度が確保された筒状部材、コンタクトプローブ及び半導体検査用ソケットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の筒状部材、コンタクトプローブ及び半導体検査用ソケットは以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の一態様に係る筒状部材は、ベリリウム銅からなる板材の対向する辺同士が突き合わされた部分が軸線方向に沿って延在している筒状の基材と、前記基材の内表面および外表面にそれぞれ形成され、Ni系材料からなる、前記基材の補強材としての第1被覆層と、各前記第1被覆層の表面に形成され、前記基材とは異なる金属系材料からなる第2被覆層と、を備えるコンタクトプローブに用いられる筒状部材であって、前記第1被覆層は、前記基材よりも高硬度とされ、前記基材の厚さをT、前記外表面に形成された前記第1被覆層の層厚さをT1OUTとしたとき、前記基材は、13μm≦T≦25μmとされ、前記第1被覆層は、T1OUT≧T×4%となるように形成されている。
本態様に係る筒状部材において、板材の対向する辺同士が突き合わされた部分が軸線方向に沿って延在している筒状の基材はベリリウム銅からなるので、導電性を確保しつつ薄肉化を実現できる。これは、コンタクトプローブの狭ピッチ化に伴う筒状部材(例えばバレル)の細径化に有用である。また、ベリリウム銅は、耐疲労性、加工性(成形性)に優れているので、突合せ辺同士を軸線方向に沿って突き合わせる加工(例えばプレス加工)に用いられる材料として好適である。すなわち、ベリリウム銅を用いることで、薄肉化した基材の導電性の確保及び加工性の向上を実現できる。
また、Ni系材料からなる第1被覆層は基材よりも高硬度とされているので、Ni系材料からなる第1被覆層をベリリウム銅からなる基材の補強材として作用させることができる。ベリリウム銅の硬度(例えば、ビッカース硬さ)は、例えば350Hv−450Hv(時効硬化処理後)とされ、Niめっきの硬度(同じく、ビッカース硬さ)は、例えば100Hv−1000Hvとなるが、敢えて、ベリリウム銅からなる基材の硬度よりも高いNi系材料からなる第1被覆層の硬度を選択することで、第1被覆層を基材の補強材として作用させることができる。
また、基材の厚さをT、外表面に形成された第1被覆層の層厚さをT1OUTとしたとき、基材は、13μm≦T≦25μmとされ、第1被覆層は、T1OUT≧T×4%となるように形成されているので、可能な限りベリリウム銅からなる基材の薄肉化を実現しつつ可能な限り薄い第1被覆層(Ni層)で最低限の強度を確保することができる。
また、本発明の一態様に係る筒状部材において、前記内表面側の前記第2被覆層の層厚さをT2INとしたとき、前記第2被覆層は、T2IN≧0.05μmとなるように形成されている。
本態様に係る筒状部材において、第2被覆層は、T2IN≧0.05μmとなるように形成されているので、内表面側に形成される第2被覆層の導体抵抗を小さくすることも可能である。これによって、筒状部材を流れる電流の安定化を図ることができる。なお、第2被覆層は、例えばプランジャとの接点部の酸化による接触抵抗の増加抑制や腐食防止のために形成されるものである。
また、本発明の一態様に係る筒状部材において、前記第1被覆層及び/又は前記第2被覆層は、めっき処理によって施されている。
本態様に係る筒状部材において、第1被覆層及び/又は第2被覆層はめっき処理によって施されているので、めっき層の厚さをコントロールすることで、電気的特性と強度確保の両方を同時に実現することができる。
また、本発明の一態様に係る筒状部材において、各前記対向する辺には、突き合わせることによって前記貫通孔が形成される切欠きが設けられている。
本態様に係る筒状部材において、各対向する辺には、突き合わせることによって貫通孔が形成される切欠きが設けられているので、基材の加工と同時に、かつ、簡便に貫通孔を形成することができる。
また、第1被覆層や第2被覆層をめっき処理によって施す場合、貫通穴によってめっき液の循環を促すことができる。このため、均一なめっきを基材に対して施すことができる。
また、本発明の一態様に係るコンタクトプローブは、上述の筒状部材を備えている。
また、本発明の一態様に係る半導体検査用ソケットは、上述のコンタクトプローブを備えている。
本発明によれば、導電性及び強度が確保された筒状部材、コンタクトプローブ及び半導体検査用ソケットを提供できる。
本発明の一実施形態に係るバレルを有するコンタクトプローブが採用されたソケットにICパッケージが取り付けられる前の状態を示した縦断面図である。 ICパッケージが取り付けられた状態の図1に示したソケットを示した縦断面図である。 図2に示したA部の部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係るコンタクトプローブを示した図である。 本発明の一実施形態に係るバレルを示した図である。 図5に示した切断線I−Iにおける横断面図である。 図6に示したB部に部分拡大図である。 バレルの押圧試験の様子を示した図である。 押圧試験の結果を示した図(比較例を含む)である。 基材の加工工程を示した平面図及びそれに対応する正面図である。 第1変形例に係る基材を示した図である。 第1変形例に係る基材の加工工程を示した平面図及びそれに対応する正面図である。 第2変形例に係る所定形状の板材を示した図である。 第3変形例に係る所定形状の板材を示した図である。 第3変形例に係る基材を示した図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る筒状部材、コンタクトプローブ及び半導体検査用ソケットについて図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る筒状部材(バレル)32を有しているコンタクトプローブ30が採用された半導体検査用ソケット1(以下、単に「ソケット1」という。)について説明する。
図1には、ICパッケージ(被検査デバイス)5が取り付けられる前のソケット1が示されている。また、図2には、ICパッケージ5が取り付けられた状態のソケット1が示されている。
ソケット1は、例えば、テストボードとしてのプリント配線基板3(以下、単に「基板3」という。)上に配置される。ソケット1と基板3とは、図示しない締結部材等によって互いに固定されている。
ソケット1は、上方のソケット本体1aと、ソケット本体1aに対して下方から取付けられるプローブ配列基板1bとを備えている。ソケット本体1aとプローブ配列基板1bとは絶縁性を有する部材で構成されている。ソケット本体1aとプローブ配列基板1bとは、図示しない位置決めピン等によって相対的に位置決めされたうえで、固定ボルト7で互いに固定されている。
ソケット本体1aの上面には、ICパッケージ5を収容するデバイス収容部9が形成されている。デバイス収容部9は、ソケット本体1aの上面から下方に向かって窪むように形成された凹所とされている。
デバイス収容部9の下方には、複数のコンタクトプローブ30が並列状態で上下方向に延在して設けられている。各コンタクトプローブ30は、約0.3mmピッチで並列されている。このコンタクトプローブ30によって、基板3とICパッケージ5との導通が行われる。
図1に示されているように、ICパッケージ5の下面には、電極として複数の半田ボール5aが設けられている。
図2に示されているように、ソケット1に取り付けられているICパッケージ5は、デバイス収容部9に収容されている。
図3には、図2のA部における部分拡大図が示されている。デバイス収容部9に収容された状態で、ICパッケージ5の各半田ボール5aには、各コンタクトプローブ30の上端(詳細には、上部プランジャ34が有する接触部34aの上端)が接触している。これによって、ICパッケージ5と各コンタクトプローブ30とが電気的に接触するとともにICパッケージ5と基板3とが導通する。
次に、本実施形態に係るバレル32及びコンタクトプローブ30について説明する。
図4には、コンタクトプローブ30が示されている。なお、中心軸線X1の右側は断面として示されている。また、図中の矢印は、ICパッケージ5から基板3に向かう電流を示したものであり、実際には視認できない。
コンタクトプローブ30は、中心軸線X1を有する円筒形状とされたバレル32と、バレル32内の上端32a側に配置された上部プランジャ34と、バレル32内の下端32b側に配置された下部プランジャ36と、バレル32内に挿入されたコイルバネ38とを備えている。
上部プランジャ34及び下部プランジャ36は、金属製とされており、例えば、ベリリウム銅、リン青銅、SK材等の母材に対してニッケル金めっきを施したものや、めっきが施されていないパラジウム合金が用いられる。
上部プランジャ34は、バレル32と共通の中心軸線X1を有する丸棒状とされている。上部プランジャ34は、上方の先端に位置する接触部34aと、接触部34aの下端に接続され接触部34aよりも大径とされた大径部34bとを有している。
同様に、下部プランジャ36は、バレル32と共通の中心軸線X1を有する丸棒状とされている。下部プランジャ36は、下方の先端に位置する接触部36aと、接触部36aの上端に接続され接触部36aよりも大径とされた大径部36bとを有している。
バレル32は、円筒形状の部材とされ、上部プランジャ34の大径部34b及び下部プランジャ36の大径部36bを内部に収容している。
バレル32の上端32aは、端部が全周にわたって縮径するように形成されている。上端32aの先端の内径は、上部プランジャ34の大径部34bの外径よりも小さくなるように設定されている。これによって、上部プランジャ34がバレル32の上端32aからバレル32の外部に離脱しないようになっている。
同様に、バレル32の下端32bは、端部が全周にわたって縮径するように形成されている。下端32bの先端の内径は、下部プランジャ36の大径部36bの外径よりも小さくなるように設定されている。これによって、下部プランジャ36がバレル32の下端32bからバレル32の外部に離脱しないようになっている。
バレル32の内部において、上部プランジャ34と下部プランジャ36との間には、例えばピアノ線やステンレス線によって形成されたコイルバネ38が収容されている。
コイルバネ38は、中心軸線X1の方向に沿って伸縮可能とされ、バレル32に収容されている上部プランジャ34及び下部プランジャ36を互いに離間する方向に付勢している。
次に、バレル32の詳細について説明する。
図5には、本実施形態に係るバレル32が示されている。また、図6には、図5の切断線I−Iにおける横断面図が示されている。更に、図7には、図6のB部における部分拡大図が示されている。
図5及び図6に示されているように、バレル32は中心軸線X2の方向に延在する筒状部材とされている。
図6及び図7に示されているように、バレル32は、筒状に形成された基材40と、基材40の表面に形成されている第1被覆層41と、第1被覆層41の周囲に形成されている第2被覆層42とを備えている。
基材40は、例えばプレス加工によって形成されている。基材40は、厚さをT(以下「厚さT」ともいう。)としたとき、15μm≦T≦25μm(好ましくは15μm≦T≦20μm)とされている。また、基材40は、外径が0.21mm程度とされるように形成されている。これによって、基材40の内部に直径0.16mm程度又はそれ以上の空間が形成されることとなる。
基材40は、銅系材料とされており、例えばベリリウム銅とされている。ベリリウム銅は、プレス加工に適して、かつ、導電性が良好なものが好ましく、例えば、ばね用低ベリリウム銅(JIS規格における合金番号:C1751、米国材料試験協会における合金番号:C17510)とされている。これによって、プレス加工による基材40の製作性が向上するとともに、導電性が良好な基材40となる。なお、基材40を構成する銅系材料は、後述する第1被覆層41を構成する金属系材料よりも電気抵抗率が低いものが好ましい。これによって、通電時に流れる電流を主として基材40に流すことができる。
図7に示されているように、第1被覆層41は、筒状の基材40の表面(内表面及び外表面の両表面)を直接的に被覆するように形成されている。第1被覆層41は、基材40と異なる金属系材料(例えばNi系材料)からなり、被覆時において基材40(ベリリウム銅)よりも高硬度となるように形成される。
なお、基材40の材料であるベリリウム銅の硬度(例えば、ビッカース硬さ)は、例えば350Hv−450Hv(時効硬化処理後)であり、Niめっきの硬度(同じく、ビッカース硬さ)は、例えば100Hv−1000Hvなので、Ni系材料は、常にベリリウム銅よりも高硬度になるとは限らない。本実施形態では、各材料が取り得る硬度の範囲から、被覆時において基材40を構成する銅系材料よりも高硬度となるように第1被覆層41を形成する。これにより、第1被覆層41を基材40の補強材として作用させることができる。
第2被覆層42は、第1被覆層41を下地として、基材40の表面(内表面及び外表面の両表面)を被覆するように形成されている。第2被覆層42は、基材40と異なる金属系材料とされており、例えば、Au系材料又は白金族系を主成分とする材料とされている。
Au系材料の第2被覆層42は、例えば硬質金めっき(特に金コバルトめっき)とされる。また、白金族系の材料であれば、例えばPd(パラジウム)、Rh(ロジウム)、Pt(白金)等とされる。この第2被覆層42によって、バレル32の腐食や摩耗を抑制できる。また、バレル32内に収容されている上部プランジャ34及び下部プランジャ36とバレル32との電気的な接触を良好なものにできる。また、上部プランジャ34及び/又は下部プランジャ36との接点部の酸化による接触抵抗の増加抑制も可能である。
図3に示されているように、バレル32を備えているコンタクトプローブ30は、ICパッケージ5と基板3とを導通させるが、その際、電流はコンタクトプローブ30を次のように流れる。
すなわち、図4に示されているように、ICパッケージ5(図示せず)から上部プランジャ34に流れた電流は、接触部34aを介して大径部34bに流れる。このとき、大径部34bは、導電性が良好な第2被覆層42を介してバレル32に接触しているので、大径部34bに流れた電流は、コイルバネ38ではなくバレル32に流れる。バレル32に流れた電流は、基材40を流れて下部プランジャ36の大径部36bに流れる。その後、電流は、接触部34aを介して基板3(図示せず)に流れる。
次に、第1被覆層41及び第2被覆層42の層厚さについて詳細に説明する。
第1被覆層41は、第1被覆層41を単に第2被覆層42の下地として用いる場合に比べて厚くなるように形成されている。特に、基材40の外表面側に形成される第1被覆層41の厚さT1OUT(以下「層厚さT1OUT」ともいう。)は、厚さTに対して、T1OUT≧T×4.0%(条件1)とされている。例えば、T=25μmであればT1OUT≧1μmとなり、T=20μmであればT1OUT≧0.8μmとなる。層厚さT1OUTに係る条件1については、発明者らが実施した試験(後述)によって得られた知見に基づいて設定されている。
なお、基材40の内表面側に形成される第1被覆層41の層厚さT1IN(以下「層厚さT1IN」ともいう。)は、T1IN≦T1OUTとされることが好ましい。
Ni系材料は、一般的に、高強度とされているので、下地として用いる場合と比べて厚く形成された第1被覆層41(特に外表面側に形成される第1被覆層41)によって基材40を補強できる。すなわち、Ni系材料の第1被覆層41は、単に第2被覆層42の下地としてだけでなく、バレル32の強度を向上させる補強材料としても作用している。
なお、ここで言う下地とは、例えば銅系の素地金属(本実施形態において基材40)に金めっき処理をする際に、素地金属が金めっき表面に拡散することを抑制するために施す、素地金属と金めっきとの間に介在する層である。したがって、第1被覆層41を下地としてのみ用いる場合、その厚さは金属拡散を抑制するに必要な厚さ(例えば0.5μm程度)で十分とされる。
第1被覆層41に対して、基材40の内表面側に形成される第2被覆層42の厚さT2IN(以下「層厚さT2IN」ともいう。)は、T2IN≧0.05μm(条件2)とされることが好ましく、T2IN≧0.3μmとされることがより好ましい。T2IN≧0.05μmとすることによって、内表面側に形成される第2被覆層42の導体抵抗を小さくすることで、バレル32に流れる電流の安定化を図ることができる。また、T2IN≧0.3μmとすることによって、第2被覆層42の導体抵抗を小さくするとともに耐久性に優れた第2被覆層42とすることができる。
なお、基材40の外表面側に形成される第2被覆層42の層厚さT2OUT(以下「層厚さT2OUT」ともいう。)は、層厚さT2INより薄くてもよい。外表面側に形成される第2被覆層42は電流を流すための被覆層ではないので、内表面側に形成される第2被覆層42のように導体抵抗を小さくする必要がないからである。つまり、外表面側に形成される第2被覆層42は、耐腐食性や耐摩耗性を確保するに必要な層厚さT2outがあれば十分である。
第1被覆層41の厚さを決定するに際して、発明者らは以下の試験によって第1被覆層41の厚さに係る知見を得た。
図8に示されているように、発明者らは、中心軸線X2が水平方向に沿うように試験台62に載置された被試験体としてのバレル32を試験片60によって鉛直方向下方に押圧する試験を行った。
試験片60は、バレル32との接触面が、中心軸線X2の方向に沿って約0.3mmの幅とされている。試験片60の接触面の形状は、作業者が使用するピンセットの形状を想定したものである。
図9に示されているように、バレル32を構成する基材40は、厚さTが異なる5種類が用意された。5種類のうち3種類が実施例1〜3とされ、2種類が比較のための比較例1、比較例2とされている。
以下、実施例1〜3及び比較例1、比較例2について説明する。
〔実施例1〕
実施例1では、厚さT=15μm、層厚さT1OUT=0.6μm(厚さTの4%)、層厚さT2IN=0.25μm(厚さTの1.7%)とされている。なお、筒状の基材40は、プレス加工によって形成されている。
この結果、試験片60を3.5N程度で押圧したときに、バレル32の外観に潰れが生じ始めた。
〔実施例2〕
実施例2では、厚さT=18μm、層厚さT1OUT=0.8μm(厚さTの4.4%)、層厚さT2IN=0.3μm(厚さTの1.7%)とされている。なお、筒状の基材40は、プレス加工によって形成されている。
この結果、試験片60を4.0N程度で押圧したときに、バレル32の外観に潰れが生じ始めた。
〔実施例3〕
実施例3では、厚さT=25μm、層厚さT1OUT=1.0μm(厚さTの4%)として、層厚さT2IN=0.5μm(厚さTの2.0%)とされている。なお、筒状の基材40は、プレス加工によって形成されている。
この結果、試験片60を5.0N程度で押圧しても、バレル32の外観に潰れが生じなかった。
〔実施例1〜3の総合評価〕
バレル32は、作業者によって、例えばピンセット等の保持具を用いて取り扱われる。このとき、ピンセットに挟まれたバレル32に作用する力は約3.5N以上である。このため、3.5N程度の力に耐え得る強度があれば強度が確保されていることになる。
実施例1〜3の結果より、実施例1の条件であれば最低限の強度が確保され、実施例2及び実施例3の条件であれば十分な強度が確保されているバレル32が提供できることとなる。このとき、基材40の加工を踏まえると、厚さT=13μmとすることも可能である。この場合、厚さT=15μmの実施例よりも層厚さT1OUTを厚くすることで(例えばT1OUT=0.8μm(厚さTの6%))、バレル32の強度を確保できる。
以上から、13μm≦T≦25μmとしたとき、T1OUT≧T×4.0%(条件1)とする知見が得られた。
なお、バレル32の強度が確保できるのであれば、厚さTや層厚さT1OUTが取り得る範囲を適宜調整できることは言うまでもない。この場合、コンタクトプローブ30のピッチとバレル32が取り得る最大外径を考慮して厚さTや層厚さT1OUTが取り得る範囲を調整する。同時に、バレル32の内部に上部プランジャ34、下部プランジャ36及びコイルバネ38を収容するための空間をバレル32の内部に確保できるように厚さTや層厚さT1OUTが取り得る範囲を調整する。
〔比較例1〕
比較例1では、厚さT=7.5μmとされ、第1被覆層41及び第2被覆層42は形成されていない。なお、筒状の基材40は、電気鋳造によって形成されている。
この結果、試験片60を1.5N程度で押圧したときに、バレル32の外観に潰れが生じた。
〔比較例2〕
比較例2では、厚さT=37μmとして、条件1を満たすように層厚さT1OUT=12μmとして、条件2を満たすように層厚さT2IN=0.6μmとされている。なお、筒状の基材40は、プレス加工によって形成されている。
この結果、試験片60を5.0N程度で押圧しても、バレル32の外観に潰れが生じず、条件1について確認することができた。
次に、バレル32の製造方法について図10を用いて説明する。
バレル32は、基材40を形成する工程と、第1被覆層41を形成する工程と、第2被覆層42を形成する工程とを含む。以下、それぞれの工程について詳細に説明する。
〔基材を形成する工程〕
基材40は、ベリリウム銅(基材40と同材料)とされた帯状の板材50をプレス加工することによって形成されている。板材50の厚さは、基材40に要求される肉厚(厚さT)に対応している。
なお、板材50は、耐疲労性、加工性(成形性)の観点から時効材(時効硬化処理前の材料)であることが好ましい。
以下、プレス加工の詳細について説明する。なお、加工の工程は、図10に示す(a)から(f)の順に進む。ここで、図中の(a)から(f)の記載は説明のためのものである。また、図10の上図は板材50の加工工程を平面視した図(平面図)であり、下図はその平面図に対応している正面図である。
まず、同図の(a)に示されているように、同図において斜線で示されている抜き部54を板材50から切り落とす。これによって、同図(b)に示されているように、所定形状の板材52が形成される。
次に、同図(c)から(e)に示されているように、所定形状の板材52の対応する辺(突合せ辺53)を内側に丸め込むように加工する。そして、最終的に、同図(f)に示されているように、両側の突合せ辺53同士が突き合わされることで接触した状態となった筒状となるように加工される。その後、筒状に形成された基材40を、板材50から切り離す。
次に、板材50から切り離された基材40を、熱処理によって硬化させる。熱処理は、時効硬化曲線に基づいて、例えば300℃以上500℃以下の温度帯(少なくともベリリウムが析出する温度帯)で約2時間程度行われる。
〔第1被覆層を形成する工程〕
第1被覆層41は、熱処理された基材40に対して、めっき処理によって施されている。このとき、外表面側の第1被覆層41の層厚さT1OUTが条件1の通りT1OUT≧T×4.0%となるようにめっき処理される。
〔第2被覆層を形成する工程〕
第2被覆層42は、第1被覆層41が形成された基材40に対して、めっき処理によって施されている。このとき、内表面側の第2被覆層42の層厚さT2INは、条件2の通りT2IN≧0.05μmとなるようにめっき処理される。
これらの工程によって、基材40と、第1被覆層41と、第2被覆層42とを備えるバレル32が形成されることとなる。なお、基材40の外径及び厚さT、第1被覆層41の層厚さ、及び第2被覆層42の層厚さを踏まえて、バレル32の外径は0.21mm程度又はそれ以下とされる。これによって、コンタクトプローブ30を0.3mmピッチで並列することができる。また、バレル32の内径は0.16mm程度又はそれ以上とされる。これによって、上部プランジャ34、下部プランジャ36及びコイルバネ38を収容するための空間をバレル32の内部に確保できる。
以上の通り、本実施形態によれば以下の効果を奏する。
筒状の基材40はベリリウム銅からなるので、導電性を確保しつつ薄肉化を実現できる。これは、コンタクトプローブ30の狭ピッチ化に伴うバレル32の細径化に有用である。また、ベリリウム銅は、耐疲労性、加工性(成形性)に優れているので、突合せ辺53同士を中心軸線X2方向に沿って突き合わせるプレス加工に用いられる材料として好適である。すなわち、ベリリウム銅を用いることで、薄肉化した基材40の導電性の確保及び加工性の向上を実現できる。
また、Ni系材料からなる第1被覆層41は基材40よりも高硬度とされているので、Ni系材料からなる第1被覆層41をベリリウム銅からなる基材40の補強材として作用させることができる。ベリリウム銅の硬度(例えば、ビッカース硬さ)は、例えば350Hv−450Hv(時効硬化処理後)とされ、Niめっきの硬度(同じく、ビッカース硬さ)は、例えば100Hv−1000Hvとなるが、敢えて、ベリリウム銅からなる基材40の硬度よりも高い第1被覆層41の硬度を選択することで、第1被覆層41を基材40の補強材として作用させることができる。
また、基材40の厚さをT、外表面に形成された第1被覆層41の層厚さをT1OUTとしたとき、基材40は、13μm≦T≦25μmとされ、第1被覆層41は、T1OUT≧T×4%となるように形成されているので、可能な限りベリリウム銅からなる基材40の薄肉化を実現しつつ可能な限り薄い第1被覆層41で最低限の強度を確保することができる。
なお、第1被覆層41の材料であるNi系材料は、一般的に、導電性は銅系材料に比べて劣る。しかし、Ni系材料(第1被覆層41)を導電性が良好なベリリウム銅等の銅系材料(基材40)と組み合わせることで、Ni系材料の導電性に係る短所をベリリウム銅の導電性で補うことができる。このため、強度を確保するために第1被覆層41を厚く被覆したとしても、バレル32としての導電性は保証される。
また、バレル32の強度は、上述の試験における試験片60を3.5N程度で押圧しても耐え得るものとされている。これによって、例えばピンセット等の保持具を用いて作業者がバレル32を挟んだ場合でも、その作業によるバレル32の損傷を回避できる。
また、第2被覆層42は、T2IN≧0.05μmとなるように形成されているので、内表面側に形成される第2被覆層42の導体抵抗を小さくすることができる。これによって、バレル32を流れる電流の安定化を図ることができる。
また、第1被覆層41及び/又は第2被覆層42はめっき処理によって施されているので、めっき層の厚さをコントロールすることで、電気的特性と強度確保の両方を同時に実現することができる。
〔第1変形例〕
筒状の基材40Bは、単なる筒状とされた形態の他に、図11に示されている形態としてもよい。
同図に示されているように、基材40Bの表面には、基材40の内部と外部とを連通させるめっき穴(貫通穴)44が形成されている。同図の場合、中心軸線X2の方向に沿って、3つのめっき穴44が形成されている。これによって、第1被覆層41や第2被覆層42をめっき処理によって施す際に、めっき液の循環を促すことができる。これにより、均一なめっきを基材40Bに対して容易に施すことができる。
なお、めっき穴44の数は、1又は2であってもよいし、4以上であってもよく、バレル32の形状その他の仕様に応じて任意に変更される。このとき、少なくとも1つのめっき穴44が、中心軸線X2の方向に沿った基材40Bの中央部に形成されていることが好ましい。
めっき穴44が形成された基材40Bは、基材40と同様、帯状の板材50をプレス加工することによって筒状に形成されている。
図12の(a)に示されているように、同図において斜線で示されている抜き部54Bによって、所定形状の板材52Bの各突合せ辺53に対して、めっき穴44を2分割した形状の切り欠き55を形成しておく。これによって、同図(f)に示されているように、両側の突合せ辺53同士が接触したとき、2つの切り欠き55によって1つのめっき穴44が形成されることとなる。
〔第2変形例〕
図13に示されているように、めっき穴44は、第1変形例のように各突合せ辺53に切り欠き55を形成しておく方法の他、めっき穴44が予め含まれた抜き部54Cを板材50から切り落として所定形状の板材52Cとしてもよい。この所定形状の板材52Cをプレス加工によって筒状に形成することで、めっき穴44が形成された基材40となる。
〔第3変形例〕
図14に示されているように、切り欠き55が形成されている突合せ辺53の一部をクランク状にした所定形状の板材52Dとしてもよい。同図の場合、中央にある切り欠き55が形成されている突合せ辺53の一部を、他の切り欠き55が形成されている突合せ辺53に対してずらしている。
これによって、図15に示されているように、中心軸線X2の方向に3つのめっき穴44が形成されているとともに、平面視したとき中央のめっき穴44が他のめっき穴44に対して中心軸線X2上からずれている基材40Dが形成される。このとき、クランク状にずれた突合せ辺53が中心軸線X2の方向に噛み合うので、中心軸線X2の方向における基材40Dの強度が向上する。
1 ソケット(半導体検査用ソケット)
1a ソケット本体
1b プローブ配列基板
3 基板
5 ICパッケージ(被検査デバイス)
7 固定ボルト
9 デバイス収容部
30 コンタクトプローブ
32 バレル(筒状部材)
34 上部プランジャ
36 下部プランジャ
38 コイルバネ
40,40B,40D 基材
41 第1被覆層
42 第2被覆層
44 めっき穴(貫通孔)
50 板材
52,52B,52C,52D 所定形状の板材
53 突合せ辺
54,54B,54C 抜き部
55 切り欠き
60 試験片
62 試験台

Claims (7)

  1. ベリリウム銅からなる板材の対向する辺同士が突き合わされた部分が軸線方向に沿って延在している筒状の基材と、
    前記基材の内表面および外表面にそれぞれ形成され、Ni系材料からなる、前記基材の補強材としての第1被覆層と、
    各前記第1被覆層の表面に形成され、前記基材とは異なる金属系材料からなる第2被覆層と、
    を備えるコンタクトプローブに用いられる筒状部材であって、
    前記第1被覆層は、前記基材よりも高硬度とされ、
    前記基材の厚さをT、前記外表面に形成された前記第1被覆層の層厚さをT1OUTとしたとき、前記基材は、13μm≦T≦25μmとされ、前記第1被覆層は、T1OUT≧T×4%となるように形成されている筒状部材。
  2. 前記内表面側の前記第2被覆層の層厚さをT2INとしたとき、前記第2被覆層は、T2IN≧0.05μmとなるように形成されている請求項1に記載の筒状部材。
  3. 前記第1被覆層および/または前記第2被覆層は、めっき処理によって施されている請求項1又は2に記載の筒状部材。
  4. 前記基材には、貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の筒状部材。
  5. 各前記対向する辺には、突き合わせることによって前記貫通孔が形成される切欠きが設けられている請求項4に記載の筒状部材。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の筒状部材を備えているコンタクトプローブ。
  7. 請求項6に記載のコンタクトプローブを備えている半導体検査用ソケット。
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