JP2016217722A - 計測装置 - Google Patents

計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016217722A
JP2016217722A JP2015099008A JP2015099008A JP2016217722A JP 2016217722 A JP2016217722 A JP 2016217722A JP 2015099008 A JP2015099008 A JP 2015099008A JP 2015099008 A JP2015099008 A JP 2015099008A JP 2016217722 A JP2016217722 A JP 2016217722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow velocity
transducer
vector
ultrasonic wave
velocity vector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015099008A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6516358B2 (ja
Inventor
宏成 木倉
Hironari Kikura
宏成 木倉
宣嘉 都築
Nobuyoshi Tsuzuki
宣嘉 都築
拓哉 福本
Takuya Fukumoto
拓哉 福本
河内 拓也
Takuya Kawachi
拓也 河内
智則 井原
Tomonori Ihara
智則 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Institute of Technology NUC
Original Assignee
Tokyo Institute of Technology NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Institute of Technology NUC filed Critical Tokyo Institute of Technology NUC
Priority to JP2015099008A priority Critical patent/JP6516358B2/ja
Publication of JP2016217722A publication Critical patent/JP2016217722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516358B2 publication Critical patent/JP6516358B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)

Abstract

【課題】流体の内外に存在する物体の形状と当該流体の流速分布を同時的に計測する。【解決手段】本発明によれば、複数の振動子を含むリニアアレイセンサーと、順次異なる位置の振動子からパルス超音波を発信させるとともに、該パルス超音波のエコー信号を各振動子を介して検出するパルサ・レシーバと、2以上の振動子を介して検出されたエコー信号に基づいて開口合成処理を行うことにより前記パルス超音波を反射する物体の表面形状を計測する物体形状計測手段と、所定以上の距離をおいて離間する第1の振動子および第2の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を検出し、検出した2つのドップラー周波数に基づいて流速ベクトルを計測する流速ベクトル計測手段とを含む、計測装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、計測装置に関し、より詳細には、流体の内外に存在する物体の形状と当該流体の流速分布を同時的に計測する計測装置に関する。
現在、福島第一原子力発電所の廃炉に向けて作業が進められている。福島第一原子力発電所では、溶け落ちた燃料が構造材や制御棒と共に冷えて固まってなる燃料デブリが圧力容器内や格納容器下部に散在していると考えられている。
現在、このような燃料デブリを回収する方法として、作業員の被ばくを最小限にする観点から、燃料デブリを冠水させた状態で格納容器の上部からこれを取り出す「冠水工法」の採用が検討されている。
ここで、冠水工法においては、水没する燃料デブリの位置・形状を正確に捉えることが求められるが、滞留水の透明度が低いため、カメラでは目的物の鮮明な画像を得ることができない。
この点につき、非特許文献1は、アレイ超音波計測によって取得した波形から開口合成法を用いて計測対象の画像を作成する方法を開示する。
木本和志,廣瀬壮一,"アレイ超音波深傷試験による水平き裂のサイジング",日本非破壊検査協会平成20年度秋季講演大会講演概要集,p47−50,2008.
冠水工法においては、燃料デブリが完全に冠水していることを確認してからでないと作業を開始することができない。したがって、その全体が空中に露出した状態、一部を空中に露出して水に浸漬された状態、完全に水没した状態など、様々な状態にある燃料デブリの形状を1つの計測系で検知することが求められる。また、格納容器の破損により注入した水が漏えいしているような場合、作業中に燃料デブリが水面から露出してくる危険性があるため、燃料デブリの形状を検知する計測系で同時に漏えい箇所を検知できることが望ましい。
本発明は、上記の要請に鑑みてなされたものであり、本発明は、流体の内外に存在する物体の形状と当該流体の流速分布を同時的に計測することができる新規な計測装置を提供することを目的とする。
本発明者は、流体の内外に存在する物体の形状と当該流体の流速分布を同時的に計測する計測装置の構成につき鋭意検討した結果、以下の構成に想到し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明によれば、流体の内外に存在する物体の形状と該流体の流速分布を計測するための計測装置であって、複数の振動子が列をなして配置されたアレイセンサーと、前記複数の振動子の駆動を制御して順次異なる位置の振動子からパルス超音波を発信させるとともに、該パルス超音波のエコー信号を各振動子を介して検出するパルサ・レシーバと、2以上の振動子を介して検出されたエコー信号に基づいて開口合成処理を行うことにより前記パルス超音波を反射する物体の表面形状を計測する物体形状計測手段と、所定以上の距離をおいて離間する第1の振動子および第2の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を検出し、検出した2つのドップラー周波数に基づいて流速ベクトルを計測する流速ベクトル計測手段とを含み、前記流速ベクトル計測手段は、検出した2つの前記ドップラー周波数と、前記パルス超音波の反射位置と該パルス超音波を発信する前記振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルと、前記パルス超音波の反射位置と前記第1の振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルである第1のベクトルと、前記パルス超音波の反射位置と前記第2の振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルである第2の単位ベクトルと、に基づいて流速ベクトルを算出する、計測装置が提供される。
上述したように、本発明によれば、流体の内外に存在する物体の形状と当該流体の流速分布を同時的に計測することができる新規な計測装置が提供される。
本実施形態の計測装置の構成を示す模式図。 本実施形態の超音波アレイセンサの駆動制御を説明するための概念図。 エコー信号の波形を模式的に示す図。 開口合成の原理を説明するための概念図。 物体の表面形状を計測する態様を示す図。 マトリックス状に振動子を配置した超音波アレイセンサを示す図。 流速ベクトル分布計測部を説明するための模式図。 流速ベクトルの計測原理を説明するための概念図。 物体の表面形状と流速ベクトル分布を提示する可視化データを示す図。 本実施形態の計測装置が実行する処理を表すフローチャート。
以下、本発明を図面に示した実施の形態をもって説明するが、本発明は、図面に示した実施の形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜、その説明を省略するものとする。
図1は、本発明の実施形態である計測装置100の構成を示す模式図である。本実施形態の計測装置100は、超音波アレイセンサ10と、パルサ・レシーバ20と、ADコンバータ30と、コンピュータ40を含んで構成されている。ここで、コンピュータ40は、物体形状計測部42、流速ベクトル分布計測部44および計測結果出力部46として機能する。
図1に示すように、超音波アレイセンサ10は、複数の振動子12が列をなして配置されたリニアアレイセンサとして構成されており、本実施形態においては、パルサ・レシーバ20が各振動子12をパルスドップラー方式で駆動することによって各振動子12が超音波の短パルス信号を発信するように構成されている。一方、各振動子12が発信した超音波のエコー(反射波)は、各振動子12によって受信されるように構成されており、各振動子12は、受信したエコーを電気信号(以下、エコー信号という)に変換してパルサ・レシーバ20に出力する。パルサ・レシーバ20は、各振動子12を介して検出したエコー信号(アナログ信号)をADコンバータ30に出力し、ADコンバータ30は、これをデジタル信号に変換してコンピュータ40に出力する。
本実施形態において、パルサ・レシーバ20は、超音波を発信する期間(以下、発信期間という)とエコーを受信する期間(以下、受信期間という)が交互に繰り返されるように振動子12の駆動タイミングを制御する。パルサ・レシーバ20は、発信期間が到来する度に、超音波アレイセンサ10を構成するN個の振動子12の中から順次異なる位置に配置される1つの振動子12を選択して駆動し、受信期間が到来する度に、2以上N以下の振動子12を介してエコー信号を検出する。例えば、パルサ・レシーバ20は、図2に示すように、発信期間が到来する度に、列の左端(1ch)から右端(Nch)にかけて、走査方向に隣接する振動子12を1つずつ順番に駆動し、受信期間が到来する度に、全ての(N個の)振動子12を介してエコー信号を検出することができる。
なお、本実施形態においては、N個の振動子12のそれぞれに対して固有のパルサ・レシーバ20とADコンバータ30を1組ずつ用意し、N個の振動子12から検出されるエコー信号を同時に処理することが望ましいが、1組のパルサ・レシーバ20とADコンバータ30を使用して計測を行う場合は、マルチプレクサ(N対1)を用いて、N個の振動子12から検出されるエコー信号を時分割で処理するようにしてもよい。
また、本実施形態は、発信期間における振動子12の駆動順序を限定するものではなく、発信期間が到来する度に異なる位置の振動子12からパルス超音波が発信される態様であればよい。また、図2に示すように、受信期間において全ての振動子12からエコー信号を検出することは必須ではなく、計測値に関して所望の精度を達成しうる態様(数および位置)で振動子12からエコー信号を検出するように構成すればよい。
以上、本実施形態の計測装置100の構成の概要を説明してきたが、続いて、物体形状計測部42が実行する処理を説明する。なお、以下の説明においては、適宜、図1を参照するものとする。
本実施形態においては、発信期間に1つの振動子12がパルス超音波を発信し、受信期間に複数の振動子12がそのエコーを受信する。図3は、受信期間に各振動子12から検出されるエコー信号の波形を模式的に示す。図3に示すように、各振動子12から検出されるエコー信号は、流れ50の中に水没する静止物体52に反射したエコーに対応する成分E1を含む。ここで、静止物体52は、例えば、圧力容器内や格納容器下部に散在する燃料デブリである。
本実施形態において、物体形状計測部42は、コンピュータ40に入力されたエコー信号の成分E1に基づいて静止物体52の表面形状を計測する。具体的には、物体形状計測部42は、2以上の振動子12を介して検出された成分E1に基づいて開口合成処理を行うことで静止物体52の表面形状を計測する。ここで、開口合成とは、異なる位置で受信した受信信号を合成することにより仮想的に大口径の開口(受信素子)を得る手法である。以下、図4に基づいて、本実施形態に適用される開口合成の原理を概説する。
ここでは、振動子12aが発信したパルス超音波が静止物体52上の位置Xで反射し、3つの振動子12b、12c、12dがそのエコーを受信する場合について考える。
この場合、振動子12aがパルス超音波を発信してからそのエコーが振動子12bで受信されるまでの所要時間Tと、流れ50の媒質の音速cと、振動子12aの中心と振動子12bの中心の離間距離Labから位置Xが存在しうる曲線bが幾何学的に求まる。同様に、パルス超音波が発信されてからそのエコーが振動子12cで受信されるまでの所要時間Tと、音速cと、振動子12aの中心と振動子12cの中心の離間距離Lacから位置Xが存在しうる曲線cが幾何学的に求まり、パルス超音波が発信されてからそのエコーが振動子12dで受信されるまでの所要時間Tと、音速cと、振動子12aの中心と振動子12dの中心の離間距離Ladから位置Xが存在しうる曲線dが幾何学的に求まる。そして、この場合、3つの曲線b、c、dが交差する領域近傍に位置Xの存在が推定されることになる。
なお、ここでは、3つの振動子12から検出されたエコー信号を合成する態様を示したが、合成するエコー信号を多くするほど推定の確度が高くなることはいうまでもない。物体形状計測部42は、計測値に関して所望の精度を達成するために必要と考えられる2以上の振動子12を選択し、そこから検出されたエコー信号に基づいて開口合成処理を行う。
本実施形態においては、先述したように、パルサ・レシーバ20がパルス超音波を発信する振動子12の位置を順次変更して計測線を1次元的に走査する。一方、物体形状計測部42は、計測線の走査に同期して、複数の振動子12から検出されるエコー信号を開口合成し、これにDBF法やMUSIC法といった既知の位置推定アルゴリズムを適用することで各計測線上の位置Xを推定する処理を繰り返す。その結果、静止物体52の2次元表面形状が計測される。
図5は、本実施形態の計測装置100によって静止物体52の2次元表面形状が計測される態様を模式的に示す。計測対象となる物体が複雑な形状を有する場合、パルス超音波が入射する位置によって、そのエコーの伝搬方向が大きく異なることがある。例えば、図5(a)に示すように、パルス超音波が位置X1に入射する場合、そのエコーはパルス超音波の伝搬線上を戻るように伝搬する。この場合、高い強度のエコー信号が検出されるので位置X1につき確度の高い位置情報が得られる。一方、パルス超音波が位置X2に入射する場合、そのエコーはパルス超音波の伝搬線上からずれた方向に伝搬する。この場合、パルス超音波の伝搬線上近傍の振動子12から検出されるエコー信号の強度は弱くなるが、エコーの伝搬方向に配置された複数の振動子12から検出されるエコー信号に基づいて開口合成処理を行うことで位置X2の位置情報が得られるので、図5(b)に示すように、結果として欠損のない表面形状を取得することができる。
なお、超音波アレイセンサとして、上述したリニアアレイセンサに代えて、図6(a)に例示するような複数の振動子がマトリックス状に配置されたアレイセンサを採用した上で、計測線を2次元的に走査することによって静止物体52の3次元表面形状を計測することができる。
以上、物体形状計測部42が実行する処理を説明してきたが、続いて、流速ベクトル分布計測部44が実行する処理を説明する。
本実施形態においては、先述したように、発信期間に1つの振動子12がパルス超音波を発信し、受信期間に複数の振動子12がそのエコーを受信する。このとき、振動子12が発信したパルス超音波は、流れ50を移動する微小粒子に反射し、そのエコー(反射波)を各振動子12が受信する。各振動子12から検出されるエコー信号は、図3に示すように、微小粒子に反射したエコーに対応する成分E2を含む。
ここで、流速ベクトル分布計測部44は、コンピュータ40に入力されたエコー信号の成分E2に基づいて流れ50の2次元流速ベクトル分布を計測する。具体的には、流速ベクトル分布計測部44は、所定以上の距離をおいて離間する2つの振動子12を介して検出された成分E2に基づいて流れ50の2次元流速ベクトル分布を計測する。以下、図8に示す概念図に基づいて、2次元流速ベクトルの計測原理を説明する。
図8に示すように、振動子eが基本周波数fのパルス超音波を発信する場合、当該パルス超音波が流れを速度Vで移動する微小粒子Sに反射し、その反射波が所定以上の距離をおいて離間する2つの振動子αおよび振動子βによって受信される。流速ベクトル分布計測部44は、2つの振動子α、βから検出される2つのエコー信号(成分E2)について、自己相関法等の適切な方法により周波数分析を行い、それぞれのエコー信号からドップラー周波数fを検出する。ここでいう所定以上の距離とは、以下に述べる計測原理に照らして適切な距離を意味する。
ここで、振動子αのエコー信号から検出されるドップラー周波数fDαは下記式(1)で表すことができ、振動子βのエコー信号から検出されるドップラー周波数fDβは下記式(2)で表すことができる。
上記式(1)、(2)において、fは振動子eが発信するパルス超音波の基本周波数を示し、cは媒質の音速を示し、eは微小粒子Sと振動子eの中心を結ぶ方向の単位ベクトルを示し、eαは微小粒子Sと振動子αの中心を結ぶ方向の単位ベクトルを示し、eβは微小粒子Sと振動子βの中心を結ぶ方向の単位ベクトルを示し、Vは微小粒子Sの2次元流速ベクトルを示す。
ここで、上記式(1)と上記式(2)を連立し、行列を用いて表すと下記式(3)の様になる。
そして、上記式(3)を整理すると、流速ベクトルVは、下記式(4)で表される。
本実施形態において、流速ベクトル分布計測部44は、2つの振動子α、βのエコー信号から検出したドップラー周波数fDαおよびfDβを上記式(4)に投入して微小粒子Sの2次元流速ベクトルVを算出する。ここで、上記式(4)におけるe、eαおよびeβは、計測線上の微小粒子Sの位置(超音波の反射位置)と、振動子e、αおよびβのぞれぞれの中心位置から幾何学的に求まる。そして、計測線上の微小粒子Sの位置は、振動子e、αおよびβのぞれぞれの中心位置と、2つの振動子α、βのそれぞれで計測される超音波の伝播時間(振動子eがパルス超音波を発信してからそのエコーとして戻ってくるまでの時間)と、振動子eから発信されるパルス超音波の出射角度θから幾何学的に求まる。
本実施形態においては、パルサ・レシーバ20がパルス超音波を発信する振動子eの位置を順次変更して計測線を1次元的に走査する。一方、流速ベクトル分布計測部44は、計測線の走査に同期して、上記式(4)に則って各計測線上に存在する微小粒子Sの2次元流速ベクトルVを計算する処理を繰り返す。その結果、流れ50の2次元平面上の流速ベクトル分布が計測される。
なお、超音波アレイセンサとして、図8に示したリニアアレイセンサに代えて、図6(b)に例示するような複数の振動子がマトリックス状に配置されたアレイセンサを採用することによって流れの3次元流速ベクトルを計測することができる。
この点を図6(b)に基づいて説明すると、流速ベクトル分布計測部44は、振動子eから基本周波数fのパルス超音波を発信した場合において、所定以上の距離をおいて離間する3つの振動子(α、β、γ)から検出される3つのエコー信号について、自己相関法等の適切な方法により周波数分析を行い、それぞれのエコー信号からドップラー周波数fを検出する。流速ベクトル分布計測部44は、3つの振動子(α、β、γ)のエコー信号から検出したドップラー周波数fDα、fDβ、fDγを下記式(5)に投入して微小粒子Sの3次元流速ベクトルVを算出する。
上記式(5)において、fは振動子eが発信するパルス超音波の基本周波数を示し、cは媒質の音速を示し、eは微小粒子Sと振動子eの中心を結ぶ方向の単位ベクトルを示し、eαは微小粒子Sと振動子αの中心を結ぶ方向の単位ベクトルを示し、eβは微小粒子Sと振動子βの中心を結ぶ方向の単位ベクトルを示し、eγは微小粒子Sと振動子γの中心を結ぶ方向の単位ベクトルを示し、Vは微小粒子Sの3次元流速ベクトルを示す。
ここで、上記式(5)におけるe、eα、eβおよびeγは、計測線上の微小粒子Sの位置(超音波の反射位置)と、振動子e、α、βおよびγのそれぞれの中心位置から幾何学的に求まる。そして、計測線上の微小粒子Sの位置は、振動子e、α、βおよびγのそれぞれの中心位置と、3つの振動子(α、β、γ)のそれぞれで計測される超音波の伝播時間(振動子eがパルス超音波を発信してからそのエコーとして戻ってくるまでの時間)と、振動子eから発信されるパルス超音波の出射角度θから幾何学的に求まる。
この場合、パルサ・レシーバ20がパルス超音波を発信する振動子eの位置を順次変更して計測線を2次元的に走査する。一方、流速ベクトル分布計測部44は、計測線の走査に同期して、上記式(5)に則って各計測線上に存在する微小粒子Sの3次元流速ベクトルVを計算する処理を繰り返す。その結果、流れ50の3次元空間内の流速ベクトル分布が計測される。
以上、流速ベクトル分布計測部44が実行する処理を説明してきたが、続いて、計測結果出力部46が実行する処理を説明する。
本実施形態の計測結果出力部46は、物体形状計測部42が出力する物体の表面形状と流速ベクトル分布計測部44が出力する流速ベクトル分布を合成して可視化データを生成し、生成した可視化データを計測結果として出力する。図9は、計測結果出力部46が出力する計測結果を例示的に示す。本実施形態によれば、図9に示すように、計測結果として、流体内に存在する静止物体52の表面形状と当該流体の流速ベクトル分布を同時的に提示する可視化データがユーザに提供される。
なお、図9は、静止物体52の2次元表面形状と2次元流速ベクトル分布を同時的に提示する可視化データを示したが、超音波アレイセンサとして複数の振動子がマトリックス状に配置されたアレイセンサを採用する場合においては、計測結果出力部46は、静止物体52の3次元表面形状と3次元流速ベクトル分布を同時的に提示する可視化データを生成・出力する。
最後に、本実施形態の計測装置100が実行する処理を図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
計測が開始されると、ステップ101で、超音波アレイセンサ10を構成するN個の振動子12のうち、1つの振動子12からパルス超音波を発振し、その反射波(エコー)を複数の振動子12で受信する。続くステップ102では、複数の振動子12が検出した複数のエコー信号に基づいてパルス超音波の反射位置を推定する。以降、N本の計測線(すなわち、N個の振動子12)について上記処理を繰り返す(S103、No)。
その後、全ての計測線について処理が終了した時点で(S103、Yes)、ステップ104に進み、推定したN個の反射位置から静止物体52の表面形状の画像を再構成する。
続くステップ105では、流速ベクトルの計測のために超音波を送受信する素子(振動子12)の組み合わせを決定する。具体的には、超音波アレイセンサ10を構成するN個の振動子12のそれぞれについて、その振動子12が発振したパルス超音波のエコー信号を検出する一組の振動子12を決定する。ここで、超音波アレイセンサ10としてリニアアレイセンサを使用する場合は、1つの振動子12に対して、2つの振動子12からなる組を決定し、超音波アレイセンサ10としてマトリックスアレイセンサを使用する場合は、1つの振動子12に対して、3つの振動子12からなる組を決定する。
なお、本実施形態においては、1つの振動子12に対して、エコー信号を検出する振動子12の組を2組以上決定してもよい。また、本実施形態においては、ステップ104で取得した静止物体52の表面形状から反射波(エコー)を受信することができない振動子12を幾何的に特定し、特定した振動子12をエコー信号を検出する振動子の候補から外すことによって計測精度を向上させることができる。
続くステップ106では、超音波アレイセンサ10を構成するN個の振動子12のうち、1つの振動子12からパルス超音波を発振し、パルス超音波を発振する振動子12について決められた一組の振動子12でその反射波(エコー)を受信する。続くステップ107では、受信した反射波(エコー)から検出したエコー信号に基づいてドップラー周波数を検出する。以降、N本の計測線(すなわち、N個の振動子12)について上記処理を繰り返す(S108、No)。
その後、全ての計測線について処理が終了した時点で(S108、Yes)、ステップ109に進み、N本の計測線において検出されたドップラー周波数に基づいて各計測線上の流速ベクトルを算出する。なお、先のステップ105において、1つの振動子12に対して、エコー信号を検出する振動子12の組を2組以上決定した場合は、1つの計測点に対して2以上の流速ベクトルが算出されることになるが、この場合は、算出された流速ベクトルをエコー信号の強度に応じて適宜合成することで計測精度を向上させることができる。
続くステップ110では、先のステップ104で取得した静止物体52の表面形状の画像情報と、先のステップ109で取得した流速ベクトルに係る情報に基づいて、静止物体52の表面形状と流速ベクトル分布を同時的に提示する可視化データを生成する。そして、最後のステップ111で、生成した可視化データを計測結果として出力し、処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態の計測装置100によれば、流体の内外に存在する物体の形状と当該流体の流速分布を同時的に計測することができる。本実施形態によれば、燃料デブリの位置・形状を確認するとともに、その周辺の流速分布から燃料デブリの浸漬状態を確認することが可能になる。また、燃料デブリ周辺の流速分布から流体の熱対流を検知することができ、間接的に燃料デブリの発熱性状を推測することが可能になる。さらに、各所で計測される流速分布から滞留水の漏えい箇所を検知することができるので、作業員を危険に晒す前に燃料デブリの回収作業を中止して漏洩箇所を修繕することが可能になる。
なお、これまで、本発明の計測装置の適用シーンとして、専ら、原子力発電所の廃炉に伴う燃料デブリの回収作業を例に挙げて説明してきたが、本発明の計測装置は、その用途を限定するものではないことはいうまでもない。その他、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
なお、上述したコンピュータ40の各機能は、C、C++、C#、Java(登録商標)などで記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、本実施形態のプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、DVD、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROMなどの装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
10…超音波アレイセンサ
12…振動子
20…パルサ・レシーバ
30…ADコンバータ
40…コンピュータ
42…物体形状計測部
44…流速ベクトル分布計測部
46…計測結果出力部
50…流れ
52…静止物体

Claims (6)

  1. 流体の内外に存在する物体の形状と該流体の流速分布を計測するための計測装置であって、
    複数の振動子が列をなして配置されたアレイセンサーと、
    前記複数の振動子の駆動を制御して順次異なる位置の振動子からパルス超音波を発信させるとともに、該パルス超音波のエコー信号を各振動子を介して検出するパルサ・レシーバと、
    2以上の振動子を介して検出されたエコー信号に基づいて開口合成処理を行うことにより前記パルス超音波を反射する物体の表面形状を計測する物体形状計測手段と、
    所定以上の距離をおいて離間する第1の振動子および第2の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を検出し、検出した2つのドップラー周波数に基づいて流速ベクトルを計測する流速ベクトル計測手段とを含み、
    前記流速ベクトル計測手段は、
    検出した2つの前記ドップラー周波数と、
    前記パルス超音波の反射位置と該パルス超音波を発信する前記振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルと、
    前記パルス超音波の反射位置と前記第1の振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルである第1のベクトルと、
    前記パルス超音波の反射位置と前記第2の振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルである第2の単位ベクトルと、
    に基づいて流速ベクトルを算出する、
    計測装置。
  2. 前記流速ベクトル計測手段は、下記式(1)に基づいて2次元流速ベクトルVを計測する、請求項1に記載の計測装置。
    (上記式において、fはパルス超音波の基本周波数を示し、cは音速を示し、eは前記単位ベクトルを示し、eαは前記第1のベクトルを示し、eβは前記第2のベクトルを示し、fDαは前記第1の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を示し、fDβは前記第2の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を示す。)
  3. さらに、前記物体の表面形状と前記流速ベクトルを同時的に提示する可視化データを計測結果として出力する計測結果出力手段を含む、
    請求項1または2に記載の計測装置。
  4. 流体の内外に存在する物体の形状と該流体の流速分布を計測するための計測装置であって、
    複数の振動子がマトリックス状に配置されたアレイセンサーと、
    前記複数の振動子の駆動を制御して順次異なる位置の振動子からパルス超音波を発信させるとともに、該パルス超音波のエコー信号を各振動子を介して検出するパルサ・レシーバと、
    2以上の振動子を介して検出されたエコー信号に基づいて開口合成処理を行うことにより前記パルス超音波を反射する物体の表面形状を計測する物体形状計測手段と、
    所定以上の距離をおいて互いに離間し、且つ、同一直線上にない第1の振動子、第2の振動子および第3の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を検出し、検出した3つのドップラー周波数に基づいて流速ベクトルを計測する流速ベクトル計測手段とを含み、
    前記流速ベクトル計測手段は、
    検出した3つの前記ドップラー周波数と、
    前記パルス超音波の反射位置と該パルス超音波を発信する前記振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルと、
    前記パルス超音波の反射位置と前記第1の振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルである第1のベクトルと、
    前記パルス超音波の反射位置と前記第2の振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルである第2の単位ベクトルと、
    前記パルス超音波の反射位置と前記第3の振動子の中心を結ぶ方向の単位ベクトルである第3の単位ベクトルと、
    に基づいて流速ベクトルを計測する、
    計測装置。
  5. 前記流速ベクトル計測手段は、下記式(2)に基づいて3次元流速ベクトルVを計測する、請求項4に記載の計測装置。
    (上記式(2)において、fはパルス超音波の基本周波数を示し、cは音速を示し、eは前記単位ベクトルを示し、eαは前記第1のベクトルを示し、eβは前記第2のベクトルを示し、eγは前記第3のベクトルを示し、fDαは前記第1の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を示し、fDβは前記第2の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を示し、fDγは前記第3の振動子を介して検出されたエコー信号のドップラー周波数を示す。)
  6. さらに、前記物体の表面形状と前記流速ベクトルを同時的に提示する可視化データを計測結果として出力する計測結果出力手段を含む、
    請求項4または5に記載の計測装置。
JP2015099008A 2015-05-14 2015-05-14 計測装置 Active JP6516358B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015099008A JP6516358B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015099008A JP6516358B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016217722A true JP2016217722A (ja) 2016-12-22
JP6516358B2 JP6516358B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=57578244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015099008A Active JP6516358B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6516358B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017072492A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 国立大学法人東京工業大学 計測システム
JP2019095219A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 国立大学法人金沢大学 計測装置、移動体、及び計測方法
CN110383076A (zh) * 2017-03-10 2019-10-25 萨基姆通讯能源及电信联合股份公司 用于测量流体速度的方法
CN110418969A (zh) * 2017-03-10 2019-11-05 萨基姆通讯能源及电信联合股份公司 用于测量流体速度的方法
CN112362120A (zh) * 2020-11-12 2021-02-12 中北大学 流量检测器及流量检测方法
CN112415223A (zh) * 2020-11-19 2021-02-26 中国科学院大学 一种液态金属内部的速度测量方法、装置及存储介质
JP7333581B2 (ja) 2019-05-21 2023-08-25 国立大学法人東京工業大学 流速計測装置及び流速計測プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4265126A (en) * 1979-06-15 1981-05-05 General Electric Company Measurement of true blood velocity by an ultrasound system
JPH04138273U (ja) * 1991-06-17 1992-12-24 株式会社カイジヨー 超音波ドツプラー式潮流計
JPH0531110A (ja) * 1991-07-30 1993-02-09 Toshiba Corp 超音波ドプラ診断装置
JPH11304484A (ja) * 1998-04-16 1999-11-05 Hitachi Ltd 河川状態計測方法および装置
JP2009210271A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Toshiba Corp 超音波画像化装置及び超音波画像化プログラム
US20150007654A1 (en) * 2013-07-08 2015-01-08 Vega Grieshaber Kg Determining a distance and a flow speed of a medium

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4265126A (en) * 1979-06-15 1981-05-05 General Electric Company Measurement of true blood velocity by an ultrasound system
JPH04138273U (ja) * 1991-06-17 1992-12-24 株式会社カイジヨー 超音波ドツプラー式潮流計
JPH0531110A (ja) * 1991-07-30 1993-02-09 Toshiba Corp 超音波ドプラ診断装置
JPH11304484A (ja) * 1998-04-16 1999-11-05 Hitachi Ltd 河川状態計測方法および装置
JP2009210271A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Toshiba Corp 超音波画像化装置及び超音波画像化プログラム
US20150007654A1 (en) * 2013-07-08 2015-01-08 Vega Grieshaber Kg Determining a distance and a flow speed of a medium

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017072492A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 国立大学法人東京工業大学 計測システム
CN110383076A (zh) * 2017-03-10 2019-10-25 萨基姆通讯能源及电信联合股份公司 用于测量流体速度的方法
CN110418969A (zh) * 2017-03-10 2019-11-05 萨基姆通讯能源及电信联合股份公司 用于测量流体速度的方法
JP2019095219A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 国立大学法人金沢大学 計測装置、移動体、及び計測方法
JP7054507B2 (ja) 2017-11-17 2022-04-14 国立大学法人金沢大学 計測装置、移動体、及び計測方法
JP7333581B2 (ja) 2019-05-21 2023-08-25 国立大学法人東京工業大学 流速計測装置及び流速計測プログラム
CN112362120A (zh) * 2020-11-12 2021-02-12 中北大学 流量检测器及流量检测方法
CN112415223A (zh) * 2020-11-19 2021-02-26 中国科学院大学 一种液态金属内部的速度测量方法、装置及存储介质
CN112415223B (zh) * 2020-11-19 2021-09-24 中国科学院大学 一种液态金属内部的速度测量方法、装置及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP6516358B2 (ja) 2019-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6516358B2 (ja) 計測装置
JP4776707B2 (ja) 超音波画像化装置
EP1709418B1 (en) Method and apparatus for examining the interior material of an object, such as a pipeline or a human body from a surface of the object using ultrasound
JP5402046B2 (ja) 超音波計測装置及び超音波計測方法
JP5731765B2 (ja) 超音波探傷装置および超音波探傷方法
JP6926011B2 (ja) 超音波探傷装置および超音波探傷方法
JP6111325B2 (ja) 超音波検査方法および装置
JP2007309771A (ja) 超音波探傷方法及び超音波探傷装置
JP2018119799A (ja) 超音波映像化装置、超音波検出装置および超音波映像化方法
JP5739315B2 (ja) 超音波式漏洩検知装置及びその方法
JP2019045317A (ja) 超音波探触子、超音波探傷装置及び方法
JP5910641B2 (ja) 超音波映像化方法及び超音波映像化装置
JP2010266416A (ja) フェーズドアレイ開口合成処理方法並びにその適用効果評価方法
JP6516261B2 (ja) 計測システム
JP2005241611A (ja) 超音波検査装置
JP6271846B2 (ja) 装置、気泡検出装置および気泡検出方法
JP5575634B2 (ja) 超音波表面探傷装置および超音波表面探傷法
JP5235028B2 (ja) 超音波探傷方法及び超音波探傷装置
JPWO2019030815A1 (ja) 超音波検査方法および超音波検査装置
JP5959677B2 (ja) 超音波探傷装置および超音波探傷方法
JP2015128554A (ja) 超音波診断装置
JP2013215384A (ja) 超音波診断装置および超音波画像生成方法
JP6501384B2 (ja) 流速ベクトル分布計測装置、方法およびプログラム
JP2017009313A (ja) 超音波探傷装置、データ処理装置および超音波探傷方法
JP2017500553A (ja) 断片の表面を再構築する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6516358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250