JP2016217018A - キー押し釦スイッチ - Google Patents

キー押し釦スイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP2016217018A
JP2016217018A JP2015103796A JP2015103796A JP2016217018A JP 2016217018 A JP2016217018 A JP 2016217018A JP 2015103796 A JP2015103796 A JP 2015103796A JP 2015103796 A JP2015103796 A JP 2015103796A JP 2016217018 A JP2016217018 A JP 2016217018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
key
push button
button switch
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015103796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6514957B2 (ja
Inventor
保晃 佐々木
Yasuaki Sasaki
保晃 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Electronics Corp
Original Assignee
Nidec Copal Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Electronics Corp filed Critical Nidec Copal Electronics Corp
Priority to JP2015103796A priority Critical patent/JP6514957B2/ja
Publication of JP2016217018A publication Critical patent/JP2016217018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6514957B2 publication Critical patent/JP6514957B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

【課題】キースイッチのオン、オフによらず押し釦スイッチを操作することが可能なキー押し釦スイッチを提供する。【解決手段】ハウジング1内には、ロータ6が設けられ、スリーブ11内には、キーロータ12が設けられる。ロータ6とキーロータ12は、押し釦スイッチを構成する可動接片3を押圧する第1の方向に移動可能であり、第1の方向に沿った軸を中心として回転可能である。ロータリースイッチを構成する可動接片5は、ロータ6の下面に設けられる。スリーブ11は、キーロータ12が第1の位置において、ロック部材14a−14cが嵌合する溝11gを有し、溝11gは、キーロータ12が第1の方向に押されたとき、ロック部材14a−14cが移動できる深さを有している。スリーブ11は、キーロータ12が第2の位置において、キーロータ12が第1の方向に移動可能な溝を有している。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、例えば電子機器の設定の切り替え等に適用されるキー押し釦スイッチに関する。
例えば遊技台等の電子機器は、電子機器の設定を変更するために例えば押し釦スイッチとキースイッチ(ロータリースイッチ)とがそれぞれ実装されている。このため、これらスイッチを配置するためのスペースを要していた。
電子機器に対するスイッチのスペースを削減するため、キースイッチと押し釦スイッチを含むキー押し釦スイッチが開発されている(例えば特許文献1)。
実用新案登録第2585328号公報
本発明の実施形態は、キースイッチのオン、オフによらず押し釦スイッチを操作することが可能なキー押し釦スイッチを提供しようとするものである。
本実施形態のキー押し釦スイッチは、収容部を有するスイッチ本体と、収容部内に設けられ、第1の方向に押圧されることによりオン状態に設定される押し釦スイッチと、収容部内に収容され、キーが挿入された状態において、第1の方向に沿った軸を中心として回転可能とされ、オン又はオフの状態に設定可能なロータリースイッチと、押し釦スイッチとロータリースイッチに接続された複数の端子とを具備し、ロータリースイッチは、キーが挿入された状態及びキーが挿入されない状態の何れにおいても、第1の方向に移動可能であり、押し釦スイッチをオン状態に設定可能であるとともに、ロータリースイッチのオン又はオフの状態の信号と、押し釦スイッチのオン又はオフの状態の信号とを組み合わせた信号を端子から出力する。
本実施形態に係るキー押し釦スイッチを概略的に示す斜視図。 図1のII−II線に沿った断面図。 図1に示すキー押し釦スイッチを分解して示す斜視図。 図4(a)及び(b)は、本実施形態に係るキー押し釦スイッチの異なる動作状態を示すものであり、要部を取り出して示す平面図。 本実施形態に係るスリーブの構造を示す平面図。 図6(a)及び(b)は、本実施形態に係るスリーブとキーロータの構造を示すものであり、異なる方向から見た斜視図。 図7(a)乃至(c)は、本実施形態に係るキー押し釦スイッチの動作を示す図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。図面において、同一部分には、同一符号を付している。
図1は、本実施形態に係るキー押し釦スイッチの斜視図である。キー押し釦スイッチは、スイッチ本体100と、スイッチ本体100に挿入されるキー17からなる。スイッチ本体100は、押し釦スイッチ、及びロータリースイッチを収容するハウジング1と、押し釦スイッチ、及びロータリースイッチを操作するキーロータ12と、キーロータ12が挿入されるスリーブ11とを有する。ハウジング1とスリーブ11は、一体であっても別体であってもよい。キー17は、キー頂部が略平板状とされ、押し釦スイッチを操作するための押圧操作部17aを有している。押圧操作部17aはキー17と一体成形されたもの、又は、例えば弾性体からなるカバー部材を一体的に取り付けたものであっても構わない。さらに、押圧操作部17aは平板状に限定されるものではなく、広い面積を有する形状であればよい。
図2は、図1に示すキー押し釦スイッチの断面を示し、図3は、図1に示すキー押し釦スイッチを分解して示している。
図2、図3に示すように、スイッチ本体100を構成するハウジング1は収容部1aを有している。収容部1a内には、基板2、可動接片3(第1の可動接片)、カム部材4、可動接片5(第2の可動接片)、及びロータ6(第1のロータ)が収容される。
基板2は、押し釦スイッチ、及びロータリースイッチ(キースイッチ)を構成する固定接点を保持する。すなわち、基板2の中央には開口部2aが設けられている。開口部2a内には、押し釦スイッチを構成する第1の固定接点2b、及び第2の固定接点2cが設けられている。
基板2上で開口部2aの近傍には、ロータリースイッチを構成する第3の固定接点2d、及び第4の固定接点2eが設けられている。
基板2は、切り欠き部2fを有している。切り欠き部2fは、基板2がハウジング1の収容部1aに収容された場合、収容部1a内の凸部1eに嵌合される。
可動接片3は、基板2の開口部2a内に収容され、押し釦スイッチを構成する。可動接片3は、導電性の金属により例えばドーム状に形成されている。この可動接片3は、周縁部が第1の固定接点2b上に載置される。押し釦スイッチの回路構成については、後述する。
カム部材4は、ハウジング1の収容部1a内に収容され、基板2の周囲に載置される。カム部材4は、ロータ6を収容する開口部4aを有している。開口部4aの内周面には、90°毎に離間して例えば4つの溝4b、4c、4d、4eが設けられている。
ロータ6は、カム部材4の開口部4a内に収容される。ロータ6は、その底部に突部6cを有している。突部6cは、ロータ6が開口部4a内に収容された状態において、可動接片3の中央部に当接される。ロータ6は、可動接片3の弾性により可動接片3上に載置される。
ロータ6は、開口部4a内において、収容部1aの底部に近づく方向(第1の方向)、及びその反対方向(第2の方向)に移動可能であり、第1、第2の方向に沿った軸を中心として開口部4a内において回転可能とされている。ロータ6が可動接片3の弾性に抗して第1の方向に押圧された場合、突部6cにより可動接片3の中央部が変形され、押し釦スイッチがオンとされる。押し釦スイッチの動作については、後述する。
ロータ6の側面には貫通孔6aが設けられており、貫通孔6a内に2つのスチールボール8と、これらスチールボール8を貫通孔の外部に付勢するバネ7が設けられる。2個のスチールボール8は、ロータ6の回転に応じて、カム部材4の溝4b、4c、4d、4eのうち対向する2つの溝に嵌合され、ロータ6の回転を制限する。
ロータ6の上部には、凹部6bが設けられている。この凹部6bには、後述するキーロータ12(第2のロータ)の凸部12aが嵌合される。これにより、ロータ6とキーロータ12とは、一体的に回転可能とされている。
可動接片5は、ロータ6の底面に設けられ、ロータリースイッチの接点として機能する。可動接片5は、ロータ6とともに回転し、基板2上の第3の固定接点2d及び第4の固定接点2eに接触される。ロータリースイッチの動作については、後述する。
基板2、可動接片3、カム部材4、可動接片5、及びロータ6が収容されたハウジング1上には、ハウジング1を覆うカバー9が装着される。カバー9は、一対の嵌合部9b(図3には一方のみを示している)を有している。嵌合部9bは、開口部9cを有している。カバー9がハウジング1に装着された場合、嵌合部9bは、ハウジング1の凹部1bに嵌合され、開口部9cは、ハウジング1の突起部1cに嵌合される。
カバー9の中央部には、後述するキーロータ12が挿入される開口部9aが設けられている。開口部9aの周縁には、溝部9dが設けられている。溝部9dには、キーロータ12をロータ6から離間する方向(第2の方向)に付勢するばね10が設置される。
カバー9の角部には、4つの突起9e、9f、9g、9hが設けられている。これら突起9e、9f、9g、9hは、カバー9上に配置されるスリーブ11のフランジに設けられた挿入孔11a、11b、11c(図3において3つのみを示す)に嵌合される。
スリーブ11には、キーロータ12が挿入される開口部11dが設けられている。
キーロータ12は、スリーブ11の開口部11d内において、ロータ6と同様に、第1の方向、及び、その反対方向の第2の方向に移動可能で、且つ、第1、第2の方向を回転軸として回転可能に設置される。
キーロータ12の第1の方向の端部には、ロータ6の凹部6bに嵌合可能な凸部12aが設けられている。キーロータ12の凸部12aがロータ6の凹部6bに嵌合された状態において、キーロータ12と、ロータ6とは一体的に回転可能であり、ロータ6に設けられた可動接片5が回転される。さらに、キーロータ12が第1の方向に押圧された場合、キーロータ12の底部及び凸部12aによりロータ6が第1の方向に押圧され、可動接片3が第1の方向に押圧される。
キーロータ12の第2の方向の端部は、半球体形状の突部を有し、この突部にキー17が挿入される挿入部12bが設けられている。キーロータ12の側面部には、ストッパ13が挿入される挿入部12cが設けられている。キーロータ12とストッパ13との間には、バネ15dが設けられており、ストッパ13は、キーロータ12の側面部より突出する方向に付勢される。
図2に示すように、スリーブ11内には係合部11iが設けられている。この係合部11iにストッパ13が当接することにより、ばね10によりスリーブ11から突出する方向に付勢されたキーロータ12が、スリーブ11に対して抜け止めされる。ストッパ13が係合部11iに当接した状態において、キーロータ12の第2の方向の端部は、スリーブ11の外部に突出している。
さらに、キーロータ12の側面部には、複数の挿入部12gが設けられている。これら挿入部12gは、キー17の挿入部12bに連通されている。これら挿入部12g内にロック部材14a、14b、14cが出入可能に挿入される。キーロータ12とロック部材14a、14b、14cとの間にはバネ15a、15b、15cが設けられ、ロック部材14a、14b、14cは、キーロータ12の側面部より突出する方向に付勢される。
ロック部材14a、14b、14cのそれぞれには、キー17の形状に対応したキー挿入孔が設けられている。
キーロータ12にキー17が挿入されない場合、すなわち、ロック部材14a、14b、14cのキー挿入孔にキー17が挿入されない場合、ロック部材14a、14b、14cの端部は、キーロータ12の側面部より突出される。
一方、図2に示すように、キーロータ12にキー17が挿入された場合、すなわち、ロック部材14a、14b、14cのキー挿入孔にキー17が挿入された場合、キー17の形状に対応してロック部材14a、14b、14cのキー挿入孔の位置が移動し、キーロータ12の側面部より突出していたロック部材14a、14b、14cの端部がキーロータ12内に没入する。
スリーブ11は、フレーム16によりハウジング1に固定される。フレーム16の上面には、スリーブ11が挿入される開口部16aが設けられている。フレーム16の一対の係合部16b、16cには、開孔16d、16eが設けられている。フレーム16をハウジング1に装着した状態において、開孔16d、16eがハウジング1の側面部に設けられた一対の突起部1dに嵌合され、スリーブ11がハウジング1に対して固定される。
次に、図4(a)(b)を参照して、押し釦スイッチ、及びロータリースイッチの回路について説明する。
図4(a)(b)に示すように、基板2の中央の開口部2a内には、前述したように、押し釦スイッチを構成する第1の固定接点2b、及び第2の固定接点2cが設けられている。第1の固定接点2bは、端子18bに接続され、第2の固定接点2cは、端子18cに接続されている。
ロータリースイッチを構成する第3の固定接点2dは、第1の固定接点2bと共通の端子18bに接続され、第4の固定接点2eは、端子18aに接続されている。
第1の固定接点2b、及び第2の固定接点2c上に、例えばドーム状の可動接片3が配置されている。具体的には、可動接片3の周縁部は、第1の固定接点2b上に載置され、可動接片3の中央部は、第2の固定接点2cから離間されている。すなわち、可動接片3の中央部が第1の方向に押圧されない状態において、可動接片3は、第2の固定接点2cから離間されている。このため、押し釦スイッチはオフ状態である。このとき、端子18bと端子18cとは、電気的に分離されている。
一方、可動接片3の中央部が第1の方向に押圧された場合、可動接片3が変形し、第2の固定接点2cに接触される。この状態において、第1の固定接点2bと第2の固定接点2cが電気的に接続され、押し釦スイッチはオン状態となる。このとき、端子18bと端子18cとは、電気的に接続されている。
また、可動接片3への押圧力を解除すると、可動接片3は、自身の弾性により変形状態からドーム状に復帰し、第1の固定接点2bと第2の固定接点2cが電気的に分離されたオフ状態となる。このとき、端子18bと端子18cとは、電気的に分離される。
可動接片5は、ロータ6の回転に従って、図4(a)及び図4(b)に示す位置に移動される。図4(a)は、可動接片5が、第3の固定接点2d、及び第4の固定接点2eから非接触とされたロータリースイッチがオフの状態を示している。このとき、端子18aと端子18bとは、電気的に分離されている。この状態からロータ6が図示矢印A方向(第3の方向)に例えば90°回転され、図4(b)に示す位置に可動接片5が移動されると、可動接片5の接点5a、5bが第3の固定接点2d、及び第4の固定接点2eに接触される。この状態において、第3の固定接点2d、及び第4の固定接点2eは、可動接片5により電気的に接続され、ロータリースイッチはオン状態となる。このとき、端子18aと端子18bとは、電気的に接続される。
図4(b)に示す状態からロータ6が図示矢印B方向(第4の方向)に90°回転されると、図4(a)に示すように、ロータリースイッチは、オフ状態に設定される。このとき、端子18aと端子18bとは、電気的に分離される。
後述するように、本実施形態のキー押し釦スイッチは、ロータ6の回転位置に係らず、押し釦スイッチを操作することが可能とされている。図4(a)に示すように、ロータリースイッチがオフ状態の場合において、押し釦スイッチをオン又はオフに設定することが可能であり、図4(b)に示すように、ロータリースイッチがオン状態の場合において、押し釦スイッチをオン又はオフに設定することが可能である。
例えば、押し釦スイッチとロータリースイッチの両方がオン状態である場合、端子18a、18b、18cは、電気的に接続されている。押し釦スイッチのみがオン状態である場合、端子18bと18cとが電気的に接続されている。ロータリースイッチのみがオン状態である場合、端子18aと18bとが電気的に接続されている。押し釦スイッチとロータリースイッチの両方がオフ状態である場合、端子18a、18b、18cは、電気的に分離されている。したがって、端子18a、18b、18cの電気的な接続又は分離の状態により、ロータリースイッチのオン又はオフの状態の信号と、押し釦スイッチのオン又はオフの状態の信号とを組み合わせた信号を出力することが可能である。
尚、図4(a)(b)は、第1の固定接点2bと第3の固定接点2dが共通接続された場合を示しているが、これに限らず、第1の固定接点2bと第3の固定接点2dを切り離し、押し釦スイッチとロータリースイッチを別々のスイッチとしてもよい。すなわち、スイッチの回路構成は、図示せぬ電子機器のコントローラの仕様により変形することも可能である。
次に、図5、図6を参照してスリーブ11の内部構造と、キーロータ12の構造について説明する。
前述したように、本実施形態のキー押し釦スイッチは、キー17がキーロータ12に挿入された場合、及びキー17がキーロータ12に挿入されない場合においても、押し釦スイッチを操作することが可能とされている。このため、スリーブ11内は、この動作を可能とする構造を有している。
図5は、スリーブ11の上面図を示しており、図6(a)、(b)は、キーロータ12にキー17が挿入されず、キーロータ12が第1の方向に押圧されていない状態で、押し釦スイッチ及びロータリースイッチが共にオフ状態とされた状態(以下、初期状態と呼ぶ)をそれぞれ異なる方向から示している。
図5、図6(a)(b)に示すように、スリーブ11の内周面の第1の位置には、ロック溝11g(第1の係合部)が設けられている。ロック溝11gは、ロック部材14a、14b、14cが挿入可能な幅と奥行きを有し、且つ、ロック部材14a、14b、14cが挿入された状態において、第1、第2の方向に移動可能な深さ(長さ)を有している。
また、スリーブ11の内周面で、キーロータ12の図示矢印A方向の回転に沿って、段部11e、溝11l、溝11k(第2の係合部)、段部11fが設けられている。
段部11eは、キーロータ12の図示矢印B方向の回転位置を規定する。すなわち、段部11eは、図6(b)に示す位置にキーロータ12が回転された状態において、キーロータ12に設けられたストッパ12eに当接可能とされている。
溝11lは、キーロータ12が図6(b)に示す位置において、キーロータ12を第1、第2の方向に移動可能とする。すなわち、溝11lは、キーロータ12に設けられたストッパ12fが移動可能な幅と深さを有している。深さは、キーロータ12の段部12hとスリーブ11の第1の段部11hとの距離と同等である。
段部11fは、キーロータ12の図示矢印A方向(第3の方向)の回転位置(第2の位置)を規定する。すなわち、段部11fは、キーロータ12が図示矢印A方向に回転された状態において、キーロータ12のストッパ12fに当接可能とされている。段部11fと段部11eとの成す角は、90°に設定されており、キーロータ12は、段部11fと段部11eと間において、90°回転可能とされている。
溝11kは、段部11fに隣接して配置されている。溝11kは、キーロータ12のストッパ12fが、第2の位置に回転され、段部11fに当接された状態において、キーロータ12を第1、第2の方向に移動可能とする。このため、この溝11kは、ストッパ12fより若干広い幅を有し、ストッパ12fが第1、第2の方向に移動可能な深さを有している。この深さは、溝11lの深さと同等である。
(動作)
図6、図7を参照してキー押し釦スイッチの動作について説明する。
図6(a)に示すように、初期状態において、ロック部材14a、14b、14cの端部は、キーロータ12の側面部から突出し、ロック溝11gに係合される。これにより、キーロータ12は、スリーブ11に対して回転運動が阻止される。すなわち、ロータリースイッチの操作が不可能なロック状態に設定される。
この状態において、ロック溝11gは、ロック部材14a、14b、14cが第1、第2の方向に移動可能な深さを有しているため、初期状態において、キーロータ12は、第1、第2の方向へ移動可能とされている。すなわち、キーロータ12は、キーロータ12の段部12hとスリーブ11の第1の段部11hとが接触するまで第1の方向へ移動可能である。このため、図7(a)に示すように、初期状態からキーロータ12を第1の方向に押圧操作することにより、ロータ6が第1の方向に駆動され、可動接片3が変形される。このため、押し釦スイッチがオン状態に設定される。従って、ロータリースイッチがオフ状態で、押し釦スイッチをオン状態に設定することができる。
この状態より、キーロータ12に対する押圧力を解除すると、ばね10の付勢力により、キーロータ12が第2の方向に移動され、図6(a)(b)に示す位置に復帰される。このため、ロータ6への付勢力が解除され、可動接片3がドーム状に復帰され、押し釦スイッチはオフ状態に設定される。
一方、図6(a)(b)に示す初期状態において、キーロータ12にキー17が挿入された場合、ロック部材14a、14b、14cがキーロータ12内に没入される。このため、ロック部材14a、14b、14cとロック溝11gの係合状態が解除され、キーロータ12は、回転可能となる。
この状態において、図7(b)に示すように、キー17を図示矢印A方向に回転すると、キーロータ12のストッパ12fが段部11fに当接される。キーロータ12の回転に伴い、ロータ6が回転され、可動接片5が第3の固定接点2d、第4の固定接点2eに接触される。このため、ロータリースイッチがオン状態に設定される。
この状態において、キー17の押圧操作部17aを第1の方向に押圧すると、図7(c)に示すように、キーロータ12のストッパ12fが、溝11k内に進入する。このように、キーロータ12が第1の方向に押圧されることにより、ロータ6が第1の方向に駆動され、可動接片3が変形される。このため、押し釦スイッチがオン状態に設定される。従って、ロータリースイッチがオン状態で、押し釦スイッチもオン状態に設定することができる。
ロータリースイッチがオン状態の場合、ロック部材14a、14b、14cがキーロータ12内に没入しているため、キー17は、抜き取ることができない。
この状態より、キー17の押圧操作部17aに対する押圧力を解除すると、キーロータ12が図7(b)に示す位置に復帰され、前述した動作と同様にして、押し釦スイッチがオフ状態に設定される。
図7(b)に示す状態より、キー17を図示矢印B方向に回転すると、キーロータ12の回転に伴いロータ6も図示矢印B方向に回転し、可動接片5が第3の固定接点2d、第4の固定接点2eから離間する。このため、ロータリースイッチがオフ状態に設定される。
キーロータ12のストッパ12eがスリーブ11の段部11eに当接した状態において、キー17をキーロータ12から抜き取ると、図6(a)に示すように、ロック部材14a、14b、14cの端部は、キーロータ12の側面部から突出し、ロック溝11gに係合される。これにより、ロータリースイッチの操作が不可能なロック状態に設定される。
尚、本実施形態において、ロータリースイッチの固定接点は、基板2に設けられた固定接点2d、2e、及びロータ6に設けられた可動接片5により構成されている場合について説明した。しかし、ロータリースイッチの構成は、上記の構成に限定されない。例えばキーロータ12の側面にロータリースイッチの可動接片が設けられ、スリーブ11の内周面にロータリースイッチの固定接点が設けられ、キーロータ12の回転によりオン又はオフの状態が設定されるように構成することも可能である。
(効果)
本実施形態によれば、ハウジング1内に、押し釦スイッチとロータリースイッチとが設けられ、ロータリースイッチがオン状態であるかオフ状態であるかに係らず、押し釦スイッチを操作することが可能である。すなわち、スリーブ11は、キーロータ12が第1の位置において、ロック部材14a、14b、14cが係合するロック溝11gを有し、このロック溝11gは、キーロータ12が第1の方向に移動可能な深さを有している。このため、ロータリースイッチがオフ状態において、押し釦スイッチをオン状態とすることができる。
また、スリーブ11は、キーロータ12にキー17が挿入され、キーロータ12が第1の位置から第2の位置に回転された状態において、キーロータ12に設けられたストッパ12fが第1の方向に移動可能な溝11kを有している。このため、ロータリースイッチがオン状態において、押し釦スイッチをオン状態とすることができる。
このように、1つのスイッチで押し釦スイッチとロータリースイッチの両方がオン状態である場合、押し釦スイッチのみがオン状態である場合、ロータリースイッチのみがオン状態である場合、押し釦スイッチとロータリースイッチの両方がオフ状態である場合を設定することが可能である。したがって、1つのキー押し釦スイッチにより電子機器に4つの状態を設定することが可能である。
さらに、キーロータ12の第2の方向の端部がドーム状に形成され、さらに、この端部がスリーブ11から突出されている。このため、キースイッチの端部がスリーブ11の端部と一致されている場合に比べて、押し釦スイッチとしての操作性を向上することができる。
(使用例)
本実施形態に係るキー押し釦スイッチが、例えばパチンコや所謂パチスロなどの遊技台に実装された電子回路の設定変更や誤動作解除用として適用される場合について説明する。遊技台の設定変更は、例えば権限を有する店員が行うことができ、誤動作解除は、一般店員及び権限を有する店員の両方が行うことができるものとする。
このため、遊技台の電子回路は、誤動作が発生した場合、キーロータ12を押圧操作することにより、誤動作が解除され、設定を変更する場合、キーロータ12を回転した状態において、キーロータ12を押圧操作することにより設定が変更されるように構成されているものとする。
上記構成において、遊技台に誤動作が発生した際、一般店員及び権限を有する店員のどちらでもキーロータ12を押圧操作することにより、誤動作を解除することができる。この場合、キーロータ12にキー17を挿入してもしなくともキーロータ12を押圧操作することができる。
一方、遊技台の設定を変更する場合、権限を有する店員が、キーロータ12にキー17を挿入してキーロータ12を回転し、ロータリースイッチをオンとした状態において、キーロータ12を押圧して押し釦スイッチをオンとすることにより、設定変更が可能となる。このような遊技台の設定変更を行う場合には、ロータリースイッチのオン状態を維持したまま、設定条件に応じて複数回押し釦スイッチを押圧操作する。すなわち、キーロータ12を、キー17を介して押圧操作することが必要になるため、キー17を押圧操作し易いようにキー頂部に略平板状の押圧操作部17aを設けている。
その他、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…ハウジング、2…基板、2a…開口部、2b…第1の固定接点、2c…第2の固定接点、2d…第3の固定接点、2e…第4の固定接点、3、5…可動接片、6…ロータ、10…ばね、11…スリーブ、12…キーロータ、11e、11f…段部、11g…ロック溝、11h…第1の段部、11i…係合部、11k…溝、12e、12f、13…ストッパ、12g…挿入部、14a、14b、14c…ロック部材、17…キー、17a…押圧操作部。

Claims (4)

  1. 収容部を有するスイッチ本体と、
    前記収容部内に設けられ、第1の方向に押圧されることによりオン状態に設定される押し釦スイッチと、
    前記収容部内に収容され、キーが挿入された状態において、前記第1の方向に沿った軸を中心として回転可能とされ、オン又はオフの状態に設定可能なロータリースイッチと、
    前記押し釦スイッチと前記ロータリースイッチに接続された複数の端子と
    を具備し、
    前記ロータリースイッチは、前記キーが挿入された状態及び前記キーが挿入されない状態の何れにおいても、前記第1の方向に移動可能であり、前記押し釦スイッチをオン状態に設定可能であるとともに、前記ロータリースイッチのオン又はオフの状態の信号と、前記押し釦スイッチのオン又はオフの状態の信号とを組み合わせた信号を前記端子から出力する
    ことを特徴とするとキー押し釦スイッチ。
  2. 収容部を有し、押し釦スイッチを構成する第1の固定接点及び第2の固定接点と、ロータリースイッチを構成する第3の固定接点と第4の固定接点を有するスイッチ本体と、
    周縁部が前記第1の固定接点に接触され、中央部が前記第2の固定接点に接触可能な前記押し釦スイッチを構成するドーム状の第1の可動接片と、
    前記収容部内に設けられ、前記第1の可動接片を押圧する第1の方向及び第1の方向と反対の第2の方向に移動可能で、前記第1、第2の方向に沿った軸を中心として回転可能とされた第1のロータと、
    前記第1のロータに設けられ、前記第3の固定接点と前記第4の固定接点に接触可能な第2の可動接片と、
    前記スイッチ本体内に設けられ、前記軸を中心として回転可能で、前記第1、第2の方向に移動可能とされ、前記第1の方向の端部が前記第1のロータに嵌合可能で、前記第2の方向の端部にキーの挿入部を有し、前記第1のロータを回転、及び押圧可能な第2のロータと、
    前記第2のロータを前記第1のロータから離間する方向に付勢する弾性部材と、
    前記第2のロータの側面から出入可能に設けられ、前記挿入部に前記キーが挿入された状態において、ロックが解除されるロック部材と、
    前記スイッチ本体内の側面で、前記第2のロータの回転方向の第1の位置に設けられ、前記挿入部に前記キーが挿入されていない状態において、前記ロック部材に係合され、前記第2のロータの回転を阻止し、前記第2のロータの前記第1の方向の移動を可能とする第1の係合部と、
    前記スイッチ本体内の側面で、前記第2のロータの回転方向の第2の位置に設けられ、前記挿入部に前記キーが挿入された状態において、前記第2のロータの前記第1の方向の移動を可能とする第2の係合部と
    を具備することを特徴とするキー押し釦スイッチ。
  3. 前記第2のロータの前記第2の方向の端部は、半球体形状であり、前記弾性部材により前記第2のロータが前記第1のロータから離間する方向に付勢された状態において、前記半球体形状の端部が前記スイッチ本体から突出されることを特徴とする請求項2記載のキー押し釦スイッチ。
  4. 前記キーは、前記押し釦スイッチを操作するための押圧操作部を具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のキー押し釦スイッチ。
JP2015103796A 2015-05-21 2015-05-21 キー押し釦スイッチ Active JP6514957B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015103796A JP6514957B2 (ja) 2015-05-21 2015-05-21 キー押し釦スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015103796A JP6514957B2 (ja) 2015-05-21 2015-05-21 キー押し釦スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016217018A true JP2016217018A (ja) 2016-12-22
JP6514957B2 JP6514957B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=57579368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015103796A Active JP6514957B2 (ja) 2015-05-21 2015-05-21 キー押し釦スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6514957B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4295016A (en) * 1979-12-14 1981-10-13 Hudson Lock, Inc. Garage door lock
DE8129215U1 (de) * 1981-10-06 1982-03-11 Hauck Gmbh, 8016 Feldkirchen Drucktastenschaltschloß
JPS6071046U (ja) * 1983-10-24 1985-05-20 株式会社東芝 鍵スイツチ
JPS60112038U (ja) * 1983-12-30 1985-07-29 スズキ株式会社 プツシユ機能を有する回転スイツチ
JPH0382535U (ja) * 1989-12-13 1991-08-22
JPH0476229U (ja) * 1990-11-16 1992-07-03
US5799520A (en) * 1996-03-07 1998-09-01 The Eastern Company Combined lock and linear actuator

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4295016A (en) * 1979-12-14 1981-10-13 Hudson Lock, Inc. Garage door lock
DE8129215U1 (de) * 1981-10-06 1982-03-11 Hauck Gmbh, 8016 Feldkirchen Drucktastenschaltschloß
JPS6071046U (ja) * 1983-10-24 1985-05-20 株式会社東芝 鍵スイツチ
JPS60112038U (ja) * 1983-12-30 1985-07-29 スズキ株式会社 プツシユ機能を有する回転スイツチ
JPH0382535U (ja) * 1989-12-13 1991-08-22
JPH0476229U (ja) * 1990-11-16 1992-07-03
US5799520A (en) * 1996-03-07 1998-09-01 The Eastern Company Combined lock and linear actuator

Also Published As

Publication number Publication date
JP6514957B2 (ja) 2019-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2618924C (en) Combined switch
US7262373B2 (en) Multifunctional switch
US10049829B2 (en) Switch device
US11011325B2 (en) Locking push-button switch housing with a jig fulcrum projection
US10910174B2 (en) Push-button switch
EP2743953B1 (en) Switch device
KR100396535B1 (ko) 다방향 조작스위치
US11024476B2 (en) Push-button switch
US20160233036A1 (en) Switch device
US10998150B2 (en) Push-button switch
JP2004006069A (ja) スイッチ機構および、これを用いた多方向操作スイッチならびに多方向操作ユニット
JP2016217018A (ja) キー押し釦スイッチ
JP2017168002A (ja) 車両用シフト装置
EP0918344B1 (en) Switch device and electronic devices using the switch device
JP6212867B2 (ja) 押しボタンスイッチ
JP2006302751A (ja) パワーウインドウ用スイッチ装置
JP2006228620A (ja) ステアリングスイッチ装置
JP2924651B2 (ja) 押し釦スイッチ付きロータリースイッチ
JPH05225859A (ja) プッシュロックスイッチ
JP6214231B2 (ja) 多方向入力装置
JP2018098025A (ja) トリガースイッチ
JP2010033951A (ja) プッシュロックスイッチ及びその電子機器取付構造
JP2018010772A (ja) スイッチ装置
KR20180114713A (ko) 차량용 폴딩 키
JPH0741927U (ja) 複合操作形スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6514957

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250