JP2016217009A - 塀および塀構造物 - Google Patents

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孝之 岡本
Takayuki Okamoto
孝之 岡本
庄一 濱野
Shoichi Hamano
庄一 濱野
市郎 押木
Ichiro Oshiki
市郎 押木
石野 達朗
Tatsuro Ishino
達朗 石野
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Abstract

【課題】施工を容易かつ迅速に行うことができ、また、大きな地震の際にも倒壊しにくく、さらには、塀以外の機能(例えば、地震等の自然災害時に必要な物の供給)を併せ持つことができる塀を提供する。
【解決手段】基礎を有さずに自立可能な塀1であって、内部に植栽用または物資(例えば、非常用の飲料水4)の貯留用の空間を有し、かつ、重心の位置が、塀1の上端と下端の間の中央よりも下方に位置する塀1。塀1は本体2および蓋3を有する。塀1の本体2は、例えば、コンクリート成形体またはモルタル成形体として作製される。
【選択図】図1

Description

本発明は、塀、および、該塀を含む塀構造物に関する。
従来、塀に、塀以外の機能を付与する種々の技術が、提案されている。
例えば、特許文献1に、ブロック塀を構築する略平行六面体の基体10と、任意の周囲形状を施す複体20を一体化してなる、多機能な複体付ブロックが記載されている(要約、図1)。また、複体20に植栽用縦穴24を設けて、植栽ポット4を置いたり、植栽7を施したりすることが記載されている(要約、図1、図6、図10)。
一方、従来、緊急時に備えて貯水槽の機能を付与してなる種々の構造物が、提案されている。
例えば、特許文献2に、津波の進行方向に交差する方向に延在するように立設される第一壁部20と、第一壁部20よりも津波の進行方向前方側に、第一壁部20と対向するように立設される第二壁部30と、第一壁部20と第二壁部30との間の空間に充填された液体50と、を備えた防波堤であって、液体50が水であり、貯水槽としての機能を兼ねていることを特徴とする防波堤が、提案されている(要約、請求項1、7、8)。この場合、水は、津波による衝撃力に対して、緩衝作用を発揮することができる(段落0020)。
特開2003−161055号公報 特開2013−112963号公報
上述の特許文献1に記載された技術によれば、ブロック塀に、植栽ポットを置いたり、植栽を施したりする機能を与えることができる。しかし、ブロック塀を施工する際に、基礎を構築することが必要である。基礎の構築には、工事の手間がかかるうえ、基礎を一旦構築した後には、基礎を撤去するにも、工事の手間がかかるという事情がある。このような事情から、ブロック塀は、構築後に長年(例えば、10年程度以上)存続させるのが通常であり、短期間だけブロック塀を存続させるのは、現実的ではない。このように、ブロック塀は、短期間の使用には不向きであるという問題がある。また、ブロック塀は、基礎を有するにもかかわらず、大きな地震の際に、倒壊したり、さらには、それによる車両(避難や救援の車両等)の通行の妨害や通行人の怪我のおそれがあるという問題がある。
上述の特許文献2に記載された技術は、防波堤に関するものであり、それゆえ、海岸のみに適用することができるものであって、住宅地などで幅広く利用可能なものではない。また、特許文献2の防波堤の中に充填される水は、津波による衝撃力を緩和するためのものであり、例えば、津波によって住宅等が破壊されて水道が使用不能になった場合における非常用の飲料水としての利用を想定したものではない。
本発明の目的は、施工を容易かつ迅速に行うことができ、また、大きな地震の際にも倒壊しにくく、さらには、塀以外の機能(例えば、地震等の自然災害時に必要な物の供給)を併せ持つことができる塀を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、基礎を有さずに自立可能な塀であって、内部に植栽用または物資の貯留用の空間を有し、かつ、重心の位置が、該塀の上端と下端の間の中央よりも下方に位置する塀によれば、上記課題を達成することができることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、以下の[1]〜[8]を提供するものである。
[1] 基礎を有さずに自立可能な塀であって、内部に植栽用または物資の貯留用の空間を有し、かつ、重心の位置が、該塀の上端と下端の間の中央よりも下方に位置することを特徴とする塀。
[2] 上記塀は、上記塀を自立させた状態において、その厚さが、上記塀の上端から下端に向かって漸増するような形状に形成されている、上記[1]に記載の塀。
[3] 上記塀は、上記塀を自立させた状態において、鉛直かつ上記塀の厚さの方向に切断した断面の外輪郭が、台形の形状になるように形成されている、上記[2]に記載の塀。
[4] 上記台形の形状は、上辺と下辺の比(上辺/下辺)が1/10〜7/10の台形である、上記[3]に記載の塀。
[5] 上記塀は、塀本体、および、該塀本体の上面に載置するための蓋を含む、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の塀。
[6] 上記塀は、少なくとも部分的に、コンクリート成形体またはモルタル成形体からなるものである上記[1]〜[5]のいずれかに記載の塀。
[7] 上記[1]〜[6]のいずれかに記載の塀と、上記塀を自立させた状態において上記塀が水平方向に移動しないように、上記塀の下端を支持するためのアンカーを含むことを特徴とする塀構造物。
[8] 上記[1]〜[6]のいずれかに記載の塀と、上記塀の上面に挿通または固着された板状のフェンスを含むことを特徴とする塀構造物。
本発明の塀は、基礎を有さずに自立可能であるため、基礎の工事が必要である通常の塀に比べて、施工を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の塀は、重心の位置が、塀の上端と下端の間の中央よりも下方に位置するので、大きな地震の際にも倒壊しにくい。
さらに、本発明の塀は、内部に植栽用または物資の貯留用の空間を有するので、塀以外の機能(例えば、非常時に備えた飲料水の貯水または食料品の備蓄や、非常時に食することのできる野菜や果物の植栽)を併せ持つことができ、また、当該植栽用または物資の貯留用の空間内に飲料水等を収容した場合には、塀および飲料水等を含む全体の重心をさらに下方に移動させることができる。
本発明の塀は、基礎の工事が不要であるため、塀を設置しうる場所(空き地である地表面部分)さえあれば設置することができ、例えば、一般家庭、民間会社、官公庁、学校等の多くの場所に適用することができる。また、本発明の塀は、高さを低く抑えれば、大通りの歩道に設置されるプランターの代替物や、街路樹を植栽するための大型のプランターや、植栽可能な中央分離帯や、各種イベント(例えば、オリンピック、首脳サミット等)における進入防護帯等としても用いることができる。
本発明の塀の第一の実施形態例を、鉛直かつ塀の幅の方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。 本発明の塀の第二の実施形態例を、鉛直かつ塀の幅の方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。 本発明の塀の第三の実施形態例を、鉛直かつ塀の幅の方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。 図1に示す塀の上面にフェンスを挿通してなる塀構造物を示す平面図である。 図4に示す塀構造物をA−A線の位置にて鉛直かつ塀の幅の方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。 図2に示す塀の上面にフェンスを挿通し、かつ、塀の下端の側方に固定用アンカーを配設してなる塀構造物を、鉛直かつ塀の幅の方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の塀の種々の実施形態例を説明する。
図1は、塀1を、鉛直かつ塀の幅の方向(換言すると、塀1の延びる方向に対して垂直の方向)に切断した状態を示す図である。
図1中、塀1は、上面2a、下面2bおよび側面2cを有しかつ内部に非常用の飲料水4を貯水するための凹部(中空部)を有する本体2と、蓋3とから構成されている。
塀1は、図1に示すように断面の外輪郭形状が台形になるように形成されているため、上下に亘って厚みが一定である従来の塀に比べて、重心が下方に位置し、それゆえ、地震の揺れなどの外力が作用した場合であっても安定性に優れており、基礎(例えば、地中に埋め込む部分である布基礎)を有さずに地表面の上に載置するだけでも、自立することができる。
塀1の重心の位置は、塀1の上端と下端の間の中央よりも下方であり、好ましくは、塀1の高さ(上端と下端の間の距離)に対して、下端から2/5の地点よりも下方に位置する。
本体2の凹部(飲料水4を貯水するための空洞部分)の底には、排水のための孔、および、この孔の開閉のための栓を設けることができる。あるいは、このような孔および栓に代えて、本体2の凹部の中に適宜の高さを有する排水用の管(例えば、金属製のパイプであって、本体2の底を形成する壁部を貫通して、本体2の下方への排水を可能にしたもの)を設けて、この排水用の管と同じ高さの水面を有するように、飲料水4の量を調整してもよい。例えば、塀1の高さに対して下端から2/3の地点まで飲料水4を収容すれば、凹部の体積の1/3が空洞になるので、その分、凹部が満水の場合に比べて、塀1と飲料水4の全体の重心を下方に移動させることができる。
塀1の側面2cは、擬石、擬木等の外観を与えるために、形状および色を特定のものにすることができる。
塀1の下面における厚さ(図1中の断面形状における下辺の長さ)は、好ましくは300〜1,000mm、より好ましくは400〜900mm、さらに好ましくは500〜800mm、特に好ましくは550〜750mmである。該厚さが300mm以上であると、塀の安定性がより高まり、また、飲料水4の収容空間をより大きくすることができる。該厚さが1,000mm以下であると、塀を設置するための場所の確保が、より容易となり、また、塀の運搬および設置の際の労力が、より軽減される。
塀1の上面における厚さ(図1中の断面形状における上辺の長さ)は、好ましくは100〜700mm、より好ましくは150〜600mm、さらに好ましくは200〜500mm、特に好ましくは250〜400mmである。該厚さが100mm以上であると、飲料水4を収容するための凹部の上端(開口部)の面積が、より大きくなり、飲料水4を供給する作業が、より容易となる。該厚さが700mm以下であると、それに応じて、塀1の下面における厚さが小さくなるため、塀を設置するための場所の確保が、より容易となるなどの利点がある。
塀1の下面における厚さと、塀1の上面における厚さの差(図1中の断面形状において、下辺の長さから上辺の長さを差し引いた寸法)は、好ましくは50〜900mm、より好ましくは100〜800mm、さらに好ましくは150〜700mm、特に好ましくは200〜600mmである。該差が50mm以上であると、塀1の安定性が、より高まる。該差が900mm以下であると、塀1の下面における厚さが過大でないため、塀を設置するための場所の確保が、より容易となる。
塀1の高さ(下面と上面の間の距離;図1中の断面形状における下辺と上辺の間の距離)は、好ましくは400〜2,000mm、より好ましくは400〜1,800mm、さらに好ましくは500〜1,600mm、特に好ましくは600〜1,500mmである。該高さが400mm以上であると、空間を2つに分けるものである塀としての役割が、より大きくなる。該高さが2,000mm以下であると、塀の安定性(倒れにくさ)を確保するために必要な塀の下面における厚さが、過大にならないため、塀を設置するための場所の確保が、より容易となるなどの利点がある。
図1中の塀1の外輪郭である台形の形状は、上辺と下辺の比(上辺の長さ/下辺の長さ)が、好ましくは1/10〜7/10、より好ましくは2/10〜6/10、特に好ましくは3/10〜5/10になるように定められる。該比が1/10以上であると、飲料水4を収容するための凹部の上端(開口部)の面積が、より大きくなり、飲料水4を供給する作業が、より容易になったり、塀1の上面が、ベンチや台として利用しやすくなるなどの利点がある。該比が7/10以下であると、塀1の重心がより低くなるため、塀1の安定性がより高まる。
塀1の長さ(図1に示されていない塀の延びる方向の寸法;図4に示す平面図における塀1の長手方向の寸法)は、好ましくは700〜3,000mm、より好ましくは800〜2,500mm、さらに好ましくは900〜2,000mm、特に好ましくは1,000〜1,500mmである。該長さが700mm以上であると、塀の施工場所における単位長さ当たりの塀の数を少なくすることができ、施工作業の効率をより高めることができる。該長さが3,000mm以下であると、塀の運搬および設置の作業に必要な車両、クレーン等の機械類として、大型のものを用いる必要がないなどの利点がある。
塀1の本体2の凹部は、塀の延びる方向に対して垂直に切断した場合の断面が矩形(図1参照;長方形または正方形)になるように、全体として直方体の形状(図1および図4参照)に形成されている。
塀1の蓋3の形状は、通常、平板状である。
蓋3の厚さは、好ましくは3〜100mm、より好ましくは5〜80mm、特に好ましくは10〜60mmである。該厚さが3mm以上であると、外力(例えば、上方からの重量物の荷重や、地震の際の水平方向からの衝撃力)に対する抵抗性を、より高めることができる。該厚さが100mm以下であると、塀1(本体2および蓋3)全体の重心を、より低くすることができる。
本体2に蓋3を取り付けるための手段として、図1では図示を省略しているが、例えば、本体2の凹部の内壁面に、蓋3を支持するための段差を設けるなどの、従来から周知の手段を採用することができる。
塀1を構成する本体2の材質の好ましい例としては、コンクリート、モルタル等の、セメント含有組成物が挙げられる。
塀1を構成する蓋3の材質の好ましい例としては、コンクリート、モルタル等の、セメント含有組成物や、鋼、ステンレス、アルミニウム、銅等の金属が挙げられる。
本発明の好ましい実施形態として、本体2をコンクリートで形成し、かつ、蓋3をモルタル(例えば、繊維含有モルタル)または金属で形成したものが挙げられる。
本発明において、コンクリートまたはモルタルと、FRP等の非セメント系材料を組み合わせることによって、水密性を高めたり、景観性を向上させることもできる。例えば、図1に示すように本体2の凹部に飲料水4を収容する場合、本体2の凹部の内壁面を、FRP等の合成樹脂からなる膜(フィルム)で被覆することができる。
塀1は、複数を組み合わせて用いることによって、任意の長さの塀(複数の塀1からなる構築物)を形成することができる。塀1を組み合わせるための手段として、例えば、塀1の長さ方向の両端(図4に示す平面図における上端および下端)に、嵌合用の凹凸を形成させることなどが挙げられる。
図1および図4に示す塀1についての上述の好ましい寸法、材質、重心の位置などは、本発明に包含される他の実施形態例(例えば、図2〜図3に示す例)においても、同様である。
本発明において、図1の塀1のように両方の側面2cが傾斜を有する形態に代えて、図2に示すように、一方の側面12dのみが傾斜を有し、他方の側面12eが、傾斜を有さずに鉛直方向に延びるような形態を採用してもよい。
図2中、塀11は、本体12および蓋13からなる。本体12の内部には、図1に示す本体2と同様に、非常用の飲料水14を収容するための凹部が、形成されている。
図1〜図2に示す例において、飲料水4、14に代えて、他の物資(例えば、非常食)を貯留してもよい。また、蓋3、13を取り外し、後述の図3の例のように、植栽用の土を収容してもよい。
本発明の塀は、非常用の飲料水の貯水の用途以外に、植栽の用途に用いることもできる。
図3中、塀21は、塀と植栽の両方の機能を有する実施形態例であり、本体22のみからなる。
本体22は、図1〜図2に示す本体2、12に比べて、本体を形成する各壁部の厚さが均一であるために凹部(中空部)の体積が大きくなるように形成されている。
本体22は、傾斜を有する側面22dを有する壁部と、傾斜を有さず鉛直方向に延びる側面22eを有する壁部と、下面22bを有する壁部と、本体22の長さ方向の両端を形成する一対の壁部(図示せず)から形成されている。本体22の凹部には、植栽用の土23が収容されている。また、野菜等が生育している時期に、植栽用の土23に供給される水の排水のために、下面22bを有する壁部には、排水用の孔24が形成されている。
なお、下面22bを有する壁部を設けずに、本体22の凹部の下端が開口した形状(本体22全体として、上端と下端の両方が開口している形状)に形成してもよい。この場合、植栽用の土23は、地表面の上に直接載置される。
図3に示す塀21によれば、塀21を家庭菜園として用いて、野菜や果物を栽培することによって、地震等の災害時における食料を確保することができる。特に、塀21で囲まれた家屋に倒壊等の被害が生じて、家屋の中から食料品を搬出することができない場合であっても、塀21が家庭菜園として使用されていれば、非常用の食料を確保することができる。また、飲料水を貯水した塀(例えば、図1〜図2に示すもの)と、家庭菜園として使用している塀(例えば、図3に示すもの)を組み合わせれば、災害時に食料と飲料水の両方を確保することができる。
本発明の塀は、フェンスと組み合わせて、塀構造物として用いることができる。
図4中、塀構造物は、上方から見た図(平面図)であって、塀1とフェンス5を組み合わせてなる。図4中のA−A線で鉛直方向に切断した塀構造物の断面図は、図5に示すとおりである。フェンス5は、図4〜図5に示すとおり、その下端を、塀1の本体2の上面2aに設けてある孔(円形状の小さな凹部)の中に挿通することによって、塀1に固定されている。このようにフェンス5を用いることによって、地盤6(図5参照)から、フェンス5の上端までの高さを大きくして、塀構造物全体としての塀の機能を高めることができる。
図6は、図4〜図5と異なる、フェンスを含む塀構造物の他の例を示す。
図6中、塀構造物は、図2に示す塀11と、図4〜図5と同様に塀の本体の上面の孔に挿通して立設されたフェンス15と、塀11を地盤16上に固定するための固定用アンカー17(例えば、鋼、ステンレス等の金属製の、棒または板)とからなる。
この場合、塀11は、人が座るためのベンチや、物(例えば、植木鉢)を載せるための台として用いることもできる。なお、ベンチとして用いる場合、側面12eの側に足を下ろすような向きで、腰掛けるとよい。この場合、側面12dが、塀11の外側(例えば、公道)に面し、かつ、側面12eが、塀11の内側(例えば、自宅の庭)に面するように、塀11を設置すればよい。
1,11,21 塀
2,12,22 塀の本体
2a 上面
2b,22b 下面
2c,12d,12e,22d,22e 側面
3,13 塀の蓋
4,14 非常用の飲料水
5,15 フェンス
6,16 地盤
17 固定用アンカー
23 植栽用の土
24 排水用の孔

Claims (8)

  1. 基礎を有さずに自立可能な塀であって、内部に植栽用または物資の貯留用の空間を有し、かつ、重心の位置が、該塀の上端と下端の間の中央よりも下方に位置することを特徴とする塀。
  2. 上記塀は、上記塀を自立させた状態において、その厚さが、上記塀の上端から下端に向かって漸増するような形状に形成されている請求項1に記載の塀。
  3. 上記塀は、上記塀を自立させた状態において、鉛直かつ上記塀の厚さの方向に切断した断面の外輪郭が、台形の形状になるように形成されている請求項2に記載の塀。
  4. 上記台形の形状は、上辺と下辺の比(上辺/下辺)が1/10〜7/10の台形である請求項3に記載の塀。
  5. 上記塀は、塀本体、および、該塀本体の上面に載置するための蓋を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の塀。
  6. 上記塀は、少なくとも部分的に、コンクリート成形体またはモルタル成形体からなるものである請求項1〜5のいずれか1項に記載の塀。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の塀と、上記塀を自立させた状態において上記塀が水平方向に移動しないように、上記塀の下端を支持するためのアンカーを含むことを特徴とする塀構造物。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の塀と、上記塀の上面に挿通または固着された板状のフェンスを含むことを特徴とする塀構造物。
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