JP3203419U - 多段式植栽ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート等の舗装面に草花や樹木を交えた緑化、またはポイント的な緑化が特別な工事を施すことなく構築できる多段式植栽ボックスを提供する。【解決手段】腐食しにくい材質で高さ、幅、長さが異なる正多角形の箱型に組んだボックス1を複数形成し、大きい順に一つのボックス内に収め、ボックスの中心部から外周ボックスに向かい余剰水を流水する階段状の流水孔5を各ボックス内に形成し、ボックス同士の底部を底板2で一体化するとともに各ボックス間に一定間隔を置いて仕切板3を設置してボックス同士を連結固定して多室植栽室を構成し、植栽室内に樹木を植栽する。【選択図】図1

Description

本考案は、舗装された道路、屋上やマンション等のバルコニー、公共施設内等の無土壌面に樹木や草花類の植物で緑化を図る植栽ボックスに関するものである。
市街地は、都市化が進むに従って高層建築物が乱立するとともに、道路や地面の多くがアスファルトやコンクリートで舗装され、土や水など植物の生育に必要な条件が損なわれ、良好な自然環境が失われている。しかも高層建築物から排出される熱エネルギーは、地球温暖化など自然環境を壊す一因となっている現状から、自然環境を取り戻すため緑地の確保や都市公園の整備が強く要請されている。
しかし、都市部においては公園用地や緑地帯の確保が困難であるため、ビルやマンション等の屋上やバルコニー及びコンクリート等で舗装された道路端等が緑地化するための空間として近年見直され、これら無土壌面の緑化を図るべく植栽ボックスを使用して草花類や樹木を植栽して道路上やロビー等の床面に設置して緑化を図る方法やL型見切枠で庭園状に囲い土壌を積層して屋上等の緑化を図る方法(特許文献1)が知られている。
特開2013−252089号広報
しかしながら、道路上等に設置される植栽ボックスは、コンクリート製の長方形型や丸型に形成されたボックス内に樹木もしくは草花類を植栽した植栽ボックスが設置されているが、コンクリートで形成された植栽ボックスは、自然的景観に欠けるとともに1ボックス内に植栽された植物のボリューム観が欠ける問題があった。また特許文献1は、設置や撤去に多大な経費を要するとともに、樹木等の植栽に緑化作業者は植栽のための技能を有さなければならない問題点がある。
本考案者は、上記課題を検討した末、植栽の技能者でなくとも手軽に植栽や移動が可能な容器でボリュウム観と景観に優れた多段式の植栽ボックスを考案し、道路等の舗装面緑化を図ることとした。
上記多段式植栽ボックスは、従来の1ボックス型植栽容器と異なり、大きさと高さが異なる複数の箱型に組んだボックスを一つのボックス内に収め、底板と仕切板で各ボックスを一体化させ、階段状の植栽室が構成された多段式植栽ボックスとし、各植栽室の底部には保水層部と余剰水を流出する排水孔が形成され、中央の植栽ボックス内には樹木植栽を可能とする樹木固定具を備えた多段式植栽ボックスである。
多段式植栽ボックスは、樹木を交えたミニ花壇が簡単に形成でき、従来の単室植栽ボックスに比べ設置個所の景観向上が図れる多段式植栽ボックスである。
多段式植栽室を構成した植栽ボックスを示す説明図である。 ボックス外面を装飾し、余剰水を集水・排水するカバー材を示す説明図である。 植栽ボックス内と外壁面を示す説明図である。 樹木固定具による樹木植栽を示す断面図である。 植栽ボックス内に植栽した一事例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本考案の具体的な実施形態を詳述する。
以下、図面に従って説明する。
図1は、腐食しにくい樹脂製ボード板で形成した大きさと高さが異なる複数の正多角形の箱型に組んだボックス1を大きい順に一つのボックス内に収め、底板2と仕切板3で各ボックス1を一体化させて、階段状植栽室を構成した多段式植栽ボックス4を示すものである。当該多段式植栽ボックス4は、高さが約15センチ、ボックス間が約15センチ差で形成した複数のボックス1を組合せ、底板2と複数の仕切板3で連結固定し、階段状植栽室を構成した多段式植栽ボックス4である。
また、各ボックスの下部には保水層と余剰水を流出させる流水孔5が形成されており、当該流水孔5は外周ボックスの流水孔5より内側ボックスに沿って流水孔5の位置が高くなるよう形成され、余剰水が階段状に流れ外部に排水される。なお当該多段式植栽ボックス4は、運搬に便利なボルトで組立できる組立式に構成されている
図2は、半球体状のカバー材内に余剰水を集水する集水室と外部に余剰水を排水する排水孔を複数形成した集排水機能と外周ボックス面を装飾するカバー材6である。当該カバー材は、原木の丸太材から角材や板材を製材する時にでる切端材を用いて多段式植栽ボックスの外周ボックス面を覆う大きさに形成されたカバー材6であり、外周ボックス面と接する平面側に数センチ幅で数十センチ長さの溝7と当該溝内に垂直状の排水孔8を複数形成したカバー材6で、樹脂製ボード板で形成された植栽ボックスの美観向上とボックス内の余剰水を集排水する機能を有したカバー材である。
図3は、ボックスを組合せた植栽ボックス内と外壁面を示すものである。中心部となるボックスの植栽ボックス内下部には、軽量で高い保水機能を持つ粒状軽石9をネット状袋に詰込、数センチ厚の平板状に敷設して保水層を形成する。この上に保水層の水を吸水し用土の落下を防止する保水シート10が敷設され、その上に樹木の固定植栽を可能とする樹木固定補助具(溶接金網12、鉄筋棒13)の順にL型金具11を用いて設置され、溶接金網12と鉄筋棒13は結束線にて結束一体化され、樹木根巻部の固定補助具とする。なお、余剰水の流出孔5は保水シート表面部の高さに複数形成され、中心部の植栽ボックスを取囲む箱枠内に余剰水が流水される。
中心部の植栽ボックスを取囲むボックス内底部にも、同じく水はけがよく水持ちがよい粒状軽石9をネット状袋に詰込、数センチ厚の平板状に敷設して保水層部を形成する。この上に保水層の水を吸水し用土の落下を防止する保水シート10が敷設され、当該保水シートから数ミリ上がった位置に余剰水が流出する流出孔5が複数孔形成される。ボックス外周面に設置されるカバー材6内部の溝にボックス内から余剰水が流出され、該溝内の排出孔8から外部に余剰水が排水される。また、外周ボックス以外のボックス外壁面には杉皮14を張付け、多段式植栽ボックス全体の美観向上を図る。なお、余剰水の外部排水は外壁面に沿って垂直に排水されるため、外壁面を汚すことなく、多段式植栽ボックスの美観が保たれる。
図4は、多段式植栽室の中心部に樹木が植栽される植栽ボックス内を示す断面説明図である。植栽ボックス内は、図3の説明と重複となるが下部から粒状軽石9による保水層その上に保水シート10の順で配置し、ここから数センチ上がった所にL型金具11を用いて棚を形成し、この棚の上に溶接金網12、井桁状に組合せた鉄筋棒13を設置し、溶接金網12と鉄筋棒13が結束線で結束され、溶接金網類が浮き上がらないようにL型金具で押え付けて樹木固定の補助具とする。
次に樹木固定補助具が設置された上から当該樹木固定具が隠れる程度まで良質土15を覆土し、この上に根鉢部分を載せ当該根鉢側面に沿って垂直に樹木固定具のJ型アンカーピン17を四方に配置し、根鉢下面に形成されている樹木固定補助具にJ型アンカーピン17のフック部17B部分を係止めし、当該J型アンカーピン17の頭部17A部分から根鉢を押さえ込むTKクロー18の貫通孔部18Aを通し、根鉢頭部にリング状に形成したワイヤー19と根鉢16とをTKクロー18の二股爪部18Bで押さえ込み、当該TKクローの貫通孔部18Aを六角ボルト20で締付け、根鉢を樹木固定補助具に垂直に固定し規定位置まで良質土15を覆土し、風や振動等で倒木しないように固定植栽する。
なお、中心部の植栽ボックスは植栽される樹木の大きさに合わせ幅や高さが異なり、植栽ボックスの幅や高さが60cm以上になる場合には、植栽ボックス内に十字型の支え棒21を設置して植栽ボックスの変形を防止する。
図5は、図3で形成した多段式植栽ボックス4内に植栽した事例を示すものである。始めに中心部のボックス内に数センチ厚で良質土を覆土し、この上にメインとなる樹木を配置して樹木固定具のJ型アンカーとTKクローを用いて樹木が垂直になるように根鉢部を補助金具に固定し、根鉢部分に隙間が生じることのないように規定の高さまで覆土を施して樹木21を垂直に植栽し、表面の用土部分を張芝23で覆う。
多段式植栽ボックス4の中心部ボックス内の植栽が完了後、中心ボックスの外周を取囲むボックス内に良質土を規定の高さまで覆土し、草花24の植栽を施した一事例である。この他に中木と低木の組合せや低木と草花や地被植物の組合せといった多種多様な組合せをもって舗装された道路端や屋上等の緑化を図る。
多段式植栽ボックスは、ビルやマンション等のバルコニーやホール及びコンクリート等で舗装された道路端等の緑化ボックスとして、大いに利用される可能性の高い多段式植栽ボックスである。
1 ボックス
2 底板
3 仕切板
4 多段式植栽ボックス
5 流水孔
6 カバー材
7 溝
8 排水溝
9 粒状軽石
10 保水シート
11 L型金具
12 溶接金網
13 鉄筋棒
14 杉皮
15 良質土
16 根鉢
17 J型アンカー
17Aフック部
17B頭部
18 爪部
18A貫通部
18B二股爪部
19 ワイヤー
20 六角ナット
21 支え棒
22 樹木
23 張芝
24 草花

Claims (2)

  1. 高さ、幅、長さが異なる複数の正多角形の箱型に組んだボックスを大きい順に一つのボックス内に収め、底板と複数の仕切板でボックスを一体化し、多段植栽室を形成したことを特徴とする多段式植栽ボックス。
  2. 箱型に組んだ複数のボックスからなる上記多段式植栽ボックスの中心部から外周ボックスに向かい、余剰水を流水する階段状の流水孔が形成されていることを特徴とする多段式植栽ボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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