JP4851501B2 - 斜面崩落防止構造 - Google Patents

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本発明は、斜面の崩落を防止する地盤構造に関する。
従来、斜面の崩落を防止する地盤構造として、コンクリートブロックを斜面に沿って埋設する方法やコンクリートにより地表を固める方法が採用されている。また、下記特許文献1又は2に示すように、緑化推進及び美観向上の目的を兼ねて、斜面に格子鉄筋による土留め柵を埋設し、植生シートや植生ネットを利用して植物を繁殖させ、植物の根により地固めする方法が採用されている。
特開2002−121742号公報 特開2002−88766号公報
しかしながら、上記のようなコンクリートブロックによる斜面崩落防止は、コンクリートブロックが重量物であるため、その施工が重機などを使用した大がかりなものとなる欠点がある。また、傾斜面に植生することにより土留めを行う方法においては景観は良好であり、緑化が推進される利点があるが、雨水などの流水により土砂が流出するおそれがあり、また、植生不良や植生過多による雑草繁茂の対策問題が発生することもあり、そのための防護策を講じる必要があった。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、基本的にはコンクリートブロックによる斜面崩落防止構造であるが、コンクリートブロックを軽量化及び小型化し、重機を使用せずに施工ができる斜面崩落防止構造を提供することを目的とする。
本発明に係る斜面崩落防止構造は、傾斜面上に擬石パネルが並置され、該擬石パネルに鋼製壁面材が連結固定されてなる斜面崩落防止構造であって、前記擬石パネルは、その1単位の重量が約60kg以下であって、背面板と、該背面板上に一体的に形成された複数の硬質材、例えばコンクリート等よりなる擬石とからなり、各擬石は直線状に交差する格子状凹溝により区画配列されており、前記鋼製壁面材は、前記擬石パネルの格子状凹溝に嵌合するように格子状に配列した格子状鉄筋よりなることを特徴とするものである。なお、擬石がコンクリート製である場合の1単位の大きさとしては、例えば、幅1m以下、高さ60cm以下、厚さ10cm以下が考えられる。
また、前記の構成において、前記鋼製壁面材は、その下端に土中に位置する水平フレームを備えると共に水平フレーム側に所定の角度に傾斜しており、鋼製壁面材上には押さえ鉄筋が配され、該押さえ鉄筋と水平フレームとを連結して鋼製壁面材の立設状態を固定する支持軸が設けられている構成としてもよい。
さらに、前記の構成において、複数の鋼製壁面材を上下に配置する場合において、上位にある鋼製壁面材の下端部又は下位にある鋼製壁面材の上端部のいずれか一方に擬石パネルが介在しない水平方向の空間部が形成され、該空間部において、上位にある鋼製壁面材が下位にある鋼製壁面材に対してスライド可能な構成としてもよい。
さらにまた、前記の構成において、傾斜面と擬石パネルとの間及び擬石パネルが介在しない水平方向の空間部における傾斜面上に土砂流出防止材が介在してなる構成としてもよい。
本発明に係る斜面崩落防止構造は、上記のように構成したことにより、前記擬石パネルは軽量であるため2人までの人員で持ち運びや取り付け等の取扱いが可能であり、重機を使用する必要がない。また、格子状鉄筋よりなる鋼製壁面材に対して、擬石パネルの格子状凹溝を嵌合させて連結固定されているので、傾斜面から容易に離脱するおそれがない。また、傾斜面の表面上では擬石が敷き詰められた状態を呈するので、景観が良い利点がある。水平フレーム、押さえ鉄筋及び支持軸をを備えた構成としたときには、固定が強固になる利点がある。さらに、鋼製壁面材を上下に配置する場合において、上位の鋼製壁面材と下位の鋼製壁面材とをスライド可能に構成した場合には、上位の鋼製壁面材の高さ調整はもとより、傾斜面が沈下していった場合でも上位の鋼製壁面材及び該鋼製壁面材に連結固定された擬石パネルが追随可能であり、傾斜面が崩れるおそれがない。さらにまた、土砂流出防止材を設けた場合には、雨水などの流水により、土砂が流出するおそれがないので、傾斜面が崩壊するおそれがない。
以下に本発明の一実施例を添付の図面に基づいて説明する。
図1は擬石パネル1単位の正面図であり、図2は擬石パネル1単位の斜視図であり、図3は鋼製壁面材の斜視図であり、図4は鋼製壁面材に擬石パネルを取り付けた状態を表面側から表した斜視図であり、図5は図4に示す状態を背面側から表した斜視図であり、図6は図4及び図5に示す状態において、支持軸を設けた状態を表面側から表した斜視図であり、図7は図6に示す状態を背面側から表した斜視図であり、図8は図6に示す状態において、土砂流出防止材を取り付けて土砂を投入した状態を示す側面図であり、図9は擬石パネルを取り付けた鋼製壁面材を2段積構成にした状態を示す斜視図であり、図10は図9に示す状態の側面図であり、図11は上段の鋼製壁面材が下降した状態を示す側面図である。
図1及び図2に示すAは、擬石パネルであり、図3に示す鋼製壁面材Bと連結して使用するものである。該擬石パネルAは、幅400.2mm、高さ450mm、厚さ50mmであって、重量約10kgであり、20mm厚の背面板1に30mm高さの複数の擬石2を一体的に形成したコンクリート製のものである。この擬石とは石に似た形状物をコンクリートにより形成したものである。なお、擬石はコンクリート製に限らず、硬質樹脂等の硬質材を採用してもよい。その場合においては、コンクリート製のものに比べて同重量でも大型化できる。そして、前記各擬石2は、縦横に直線状に交差する格子状凹溝3により区画して横6列縦5段を1単位として縦横に配列されている。この擬石パネルAには、下から1段目と2段目との境界における2箇所に鋼製壁面板Bを連結固定するための切り欠き孔4が形成されている。また、擬石パネルAには、その上から2段目において3箇所の切り欠き孔5が形成されており、後述する支持軸が挿入できるようになっており、この2段目においては擬石を半裁して形成した横広幅溝6が設けられ、前記支持軸と連結するための後述する押さえ鉄筋が添設できるように構成されている。さらに、擬石パネルAには、その最上段における擬石の間における格子状凹溝は貫通溝3aとなっており、該貫通溝3aは鋼製壁面板Bの連結固定及び鋼製壁面板Bを2段積みにした場合における上位の鋼製壁面板Bをスライド可能にするためのものである。
鋼製壁面材Bは、図3に示すように、前記擬石パネルAの格子状凹溝3に嵌合するように縦方向の鉄筋10と横方向の鉄筋11とを格子状に配列した格子状鉄
筋よりなる。また、該鋼製壁面材Bは、その下端に土中に位置する水平フレーム12を備えており、鋼製壁面材Bは水平フレーム側に所定の角度に傾斜している。該水平フレーム12は、鋼製壁面材Bを構成する縦方向の鉄筋10を屈曲して水平方向に延長形成した縦方向水平鉄筋13と、この縦方向水平鉄筋13を連結する横方向水平鉄筋14とにより形成されている。なお、この水平フレーム12は、傾斜面を形成する現場の状況により適宜延長及び連設可能である。
図4及び図5に、上記擬石パネルAと鋼製壁面材Bとの連結構造が示される。まず、鋼製壁面材Bを立設し、1単位の擬石パネルAを、鋼製壁面材Bの格子状鉄筋と擬石パネルAの格子状凹溝3とが嵌合するように嵌め込み、連結固定具20により固定する。該連結固定具20は、先端がフック状に屈曲したフック部21とネジ切りされた基部22とからなる軸材23と、ワッシャー24と基部22に羅着されるナット25とにより構成される。該連結固定具20により、鋼製壁面材Bに擬石パネルAを連結固定するには、フック部21を鋼製壁面材Bの縦方向の鉄筋10(横方向の鉄筋11でも可)に引っ掛けて基部22を擬石パネルAの背面側に突出させ、基部22にワッシャー24を挿通してナット25を羅合して締め付けることにより、鋼製壁面材Bと擬石パネルAとがフック部21とワッシャー24とにより強固に挟まれて連結固定される。
図6〜図8は、擬石パネルAを連結固定した鋼製壁面材Bと鋼製壁面材Bの一部である水平フレーム12との固定構造を示す。擬石パネルAの背面側には土砂が投入されるので、その重みにより水平フレーム12に対して擬石パネルAが垂直になる方向に荷重が掛かる。これ荷重を持ちこたえるために、直線状の支持軸30を架け渡す。すなわち、図6に示すように、擬石パネルAを連結固定した鋼製壁面材Bに対して、擬石2を半裁することにより形成した横広幅溝6の部分に、鋼製壁面材Bの縦方向の鉄筋10を跨ぐように押さえ鉄筋31を架け渡すと共に、直線状の支持軸30の一方の端部に形成した環状端部30aに押さえ鉄筋31を挿通する。また、図7に示すように、水平フレーム12の一部に形成した凸状部32の下を潜るように係止鉄筋33を配し、支持軸30の他方の端部に形成した環状端部30bにこの係止鉄筋33を挿通して固定することにより、支持軸30は擬石パネルAが土砂投入により拡開することを防止する。なお、図8に示すように、擬石パネルAの背面側に土砂Cを投入する前に、擬石パネルAの背面に土砂流出防止材として、種々の透水性シート40を配設しておく。このように構成することにより、雨水等の水分のみが流出し、擬石パネルAから土砂が流出することがないので、流水による傾斜面崩壊を防止できる。
次に、斜面崩落防止構造の施工法について説明する。まず、背面板1上に複数のコンクリート製の擬石2を直線状に交差する格子状凹溝3により区画配列して背面板1と一体化した擬石パネルAを形成しておく。また、前記擬石パネルAの格子状凹溝3に嵌合するように格子状に配列した格子状鉄筋10,11よりなる鋼製壁面材Bを形成しておく。そして、斜面を形成しようとする水平地盤に、水平フレーム12を載置して、鋼製壁面材Bを立設する。次に鋼製壁面材Bを構成する格子状鉄筋10,11を擬石パネルAの格子状凹溝3に嵌合させ、連結具20により鋼製壁面材Bと擬石パネルAとを連結固定する。そして、鋼製壁面材B上に押さえ鉄筋31を配し、該押さえ鉄筋31と水平フレーム12とを支持軸30により連結して、鋼製壁面材Bの立設状態を固定支持する。次に、前記擬石パネルAの裏面全面に土砂流出防止材である透水性シート40を配設固定し、水平地盤に載置した水平フレーム12上に土砂Cを投入し、擬石パネルAの上端まで埋め尽くすことにより、図8に示す斜面崩落防止構造が完成する。
なお、本実施例を示す図面においては、鋼製壁面材Bの最下段に擬石2がはめられていないが、施工中の適当時期に、擬石パネルを一部切断して嵌め込んでいく。また、本実施例においては、鋼製壁面材Bが6段であるのに対して、擬石パネルAを5段に構成しているのは、複数の鋼製壁面材Bを上下に配置する場合において、上位にある鋼製壁面材B’の下端部に擬石パネルA’の擬石が介在しない水平方向の空間部50を形成するためである。なお、1段目の鋼製壁面材Bは、擬石パネルAに合わせて5段構成にしてもよいが、鋼製壁面材Bの製造上、同一の規格にしているのである。このように構成すると、該空間部50において、上位にある鋼製壁面材B’が下位にある鋼製壁面材Bに対してスライド可能となる。すなわち、図9及び図10に示すように上述した方法により形成した斜面崩落防止構造における土砂Cにより形成された水平地盤に、水平フレーム12’を載置して、鋼製壁面材B’を立設し、鋼製壁面材B’を構成する格子状鉄筋10’,11’を、その最下段を残して、擬石パネルA’の格子状凹溝3’に嵌合させて鋼製壁面材Bの下部に水平方向の空間部50を形成し、連結具20’により鋼製壁面材B’と擬石パネルA’とを連結固定し、鋼製壁面材B’上に押さえ鉄筋31’を配し、該押さえ鉄筋31’と水平フレーム12’とを支持軸30’により連結して、鋼製壁面材B’の立設状態を固定支持し、擬石パネルA’の裏面全面に土砂流出防止材40’を配設固定し、水平地盤に載置した水平フレーム12’上において、擬石パネルA’の上端まで土砂C’を投入して2段目の斜面崩落防止構造を形成する。このように擬石パネルA’を取り付けた鋼製壁面材B’を例えば2段に積み重ねた場合に、1段目の土砂Cが沈下しても、図11に示すように、2段目の鋼製壁面材B’の最下段の空間部50が1段目の擬石パネルAの最上段の擬石部分に嵌り込んで2段目の構成壁面材B’が下降できるので、傾斜面が破壊されることが防止できる。もちろん、上記のように空間部50を設けたことによりスライド可能な構造としたことより、2段目の水平フレーム12’を載置する場合にこの空間部50が2段目の鋼製壁面材B’の高さ調整にも利用できる。
図12は鋼製壁面材に擬石パネルを取り付けた状態において、支持軸を設けた状態を背面側から表した斜視図であり、図13は図12に示す状態において、土砂流出防止材を取り付けて土砂を投入した状態を示す側面図である。
本実施例は、支持軸の変更例であり、それ以外の構成は、実施例1と同様である。すなわち、図12及び図13は、擬石パネルAを連結固定した鋼製壁面材Bと鋼製壁面材Bの一部である水平フレーム12との固定構造を示す。擬石パネルAの背面側には土砂が投入されるので、その重みにより水平フレーム12に対して擬石パネルAが垂直になる方向に荷重が掛かる。これ荷重を持ちこたえるために、くの字状に屈曲させた支持軸130を架け渡す。すなわち、実施例1における図6に示したように、擬石パネルAを連結固定した鋼製壁面材Bに対して、擬石2を半裁することにより形成した横広幅溝6の部分に、鋼製壁面材Bの縦方向の鉄筋10を跨ぐように押さえ鉄筋31を架け渡すと共に、図12に示すように、くの字状の支持軸130の一方の端部に形成した環状端部130aに押さえ鉄筋31を挿通する。また、図12及び図13に示すように、くの字状支持軸130の他方の端部に形成した環状端部130bに水平フレーム12の適宜の横方向の鉄筋133を挿通して固定することにより、支持軸130は擬石パネルAが土砂投入により拡開することを防止する。なお、図13に示すように、擬石パネルAの背面側に土砂Cを投入する前に、擬石パネルAの背面に土砂流出防止材として、種々の透水性シート40を配設しておく。このように構成することにより、雨水等の水分のみが流出し、擬石パネルAから土砂が流出することがないので、流水による傾斜面崩壊を防止できる。
本発明に係る斜面崩落防止構造は、都市河川等の急傾斜の護岸の法面、陸上の急斜面の法面等の急斜面の法面に対して、急斜面の崩落を防止するのに利用することができる。
実施例1に係る斜面崩落防止構造に使用される擬石パネル1単位の正面図である。 実施例1に係る斜面崩落防止構造に使用される擬石パネル1単位の斜視図である。 実施例1に係る斜面崩落防止構造に使用される鋼製壁面材の斜視図である。 実施例1に係る斜面崩落防止構造に使用される鋼製壁面材に擬石パネルを取り付けた状態を表面側から表した斜視図である。 図4に示す状態を背面側から表した斜視図である。 図4及び図5に示す状態において、支持軸を設けた状態を表面側から表した斜視図である。 図6に示す状態を背面側から表した斜視図である。 図6に示す状態において、土砂流出防止材を取り付けて土砂を投入した状態を示す側面図である。 実施例1に係る斜面崩落防止構造に使用される擬石パネルを取り付けた鋼製壁面材を2段積構成にした状態を示す斜視図である。 図9に示す状態の側面図である。 上段の鋼製壁面材が下降した状態を示す側面図である。 実施例2に係る斜面崩落防止構造に使用される鋼製壁面材に擬石パネルを取り付けた状態において、支持軸を設けた状態を背面側から表した斜視図である。 図12に示す状態において、土砂流出防止材を取り付けて土砂を投入した状態を示す側面図である。
符号の説明
A・・・・擬石パネル
A’・・・擬石パネル
B・・・・鋼製壁面材
B’・・・鋼製壁面材
C・・・・土砂
1・・・・背面板
2・・・・擬石
3・・・・格子状凹溝
3’・・・格子状凹溝
3a・・・貫通孔
4・・・・鋼製壁面材連結固定用切り欠き孔
5・・・・支軸挿入用切り欠き孔
6・・・・横広幅溝
10・・・縦方向の鉄筋
10’・・縦方向の鉄筋
11・・・横方向の鉄筋
11’・・横方向の鉄筋
12・・・水平フレーム
12’・・水平フレーム
13・・・縦方向水平鉄筋
14・・・横方向水平鉄筋
20・・・連結固定具
20’・・連結固定具
21・・・フック部
22・・・基部
23・・・軸材
24・・・ワッシャー
25・・・ナット
30・・・支持軸
30a・・環状端部
30b・・環状端部
31・・・押さえ鉄筋
31’・・押さえ鉄筋
32・・・凸状部
33・・・係止鉄筋
40・・・透水性シート
40’・・透水性シート
50・・・空間部
130・・支持軸
130a・環状端部
130b・環状端部
133・・水平フレームの横方向の鉄筋

Claims (4)

  1. 傾斜面上に擬石パネルが並置され、該擬石パネルに鋼製壁面材が連結固定されてなる斜面崩落防止構造であって、
    前記擬石パネルは、その1単位の重量が60kg以下であって、背面板と、該背面板上に一体的に形成された複数の硬質材からなる擬石とからなり、各擬石は直線状に交差する格子状凹溝により区画配列されており、
    前記鋼製壁面材は、前記擬石パネルの格子状凹溝に嵌合するように格子状に配列した格子状鉄筋よりなる、
    ことを特徴する斜面崩落防止構造。
  2. 鋼製壁面材は、その下端に土中に位置する水平フレームを備えると共に水平フレーム側に所定の角度に傾斜しており、鋼製壁面材上には押さえ鉄筋が配され、該押さえ鉄筋と水平フレームとを連結して鋼製壁面材の立設状態を固定する支持軸が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の斜面崩落防止構造。
  3. 複数の鋼製壁面材を上下に配置する場合において、上位にある鋼製壁面材の下端部又は下位にある鋼製壁面材の上端部のいずれか一方に擬石パネルが介在しない水平方向の空間部が形成され、該空間部において、上位にある鋼製壁面材が下位にある鋼製壁面材に対してスライド可能な構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の斜面崩落防止構造。
  4. 傾斜面と擬石パネルとの間及び擬石パネルが介在しない水平方向の空間部における傾斜面上に土砂流出防止材が介在してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の斜面崩落防止構造。
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