JP2016216969A - シールド掘進機、既設の管状体の撤去方法、既設の管状体の撤去および新しい管状体の敷設方法 - Google Patents

シールド掘進機、既設の管状体の撤去方法、既設の管状体の撤去および新しい管状体の敷設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大量の土砂が不用意に掘進機本体の内部に流入するのを防止し、安全性を確保することができるシールド掘進機を提供する。【解決手段】掘進機本体15は、前部に、前面が開口した筒部17を有し、筒部17の前端部に掘削部材28が設けられ、掘進機本体15の前進によって前方から筒部17内に入り込んだ既設の管状体2の外周と筒部17の内周との間をシールするシール部材31が筒部17内に設けられ、シール部材31の内周と既設の管状体2の外周との間が開閉可能であり、シール部材31の内周と既設の管状体2の外周との間を開いて開口部35を形成した場合、掘削部材28で掘削された土砂が開口部35を通って掘進機本体15内に流入する。【選択図】図2

Description

本発明は、地中に設けられた既設の管状体を撤去するのに使用されるシールド掘進機、既設の管状体の撤去方法、既設の管状体の撤去および新しい管状体の敷設方法に関する。
従来、この種のシールド掘進機としては、例えば図8に示すように、地中に設けられた既設管101を撤去するとともに新設管路102を敷設するのに使用されるシールド掘進機103がある。このシールド掘進機103は、前部に、前面が開口した筒部104を有している。また、筒部104内には、既設管101の周囲の地盤を掘削するエキスカベータ105が設けられている。エキスカベータ105は、前後方向A1に出退自在であるとともに径方向A2に揺動自在であり管軸心周りの方向A3に回動自在なホーアタッチメント107を有している。
また、シールド掘進機103の内部には、切断された既設管101の切断片とエキスカベータ105で掘削された土砂とを筒部104内からシールド掘進機103の後方へ搬送するスクリューコンベヤ108が設けられている。尚、シールド掘進機103の後部には、シールド掘進機103を推進させる複数の推進ジャッキ109が設けられている。
また、既設管101内には、既設管101を切断するための切断装置110が前後方向A1に移動自在に設けられている。
これによると、推進ジャッキ109のラムを伸長してシールド掘進機103を所定距離だけ前進させ、既設管101の端部を前方からシールド掘進機103の筒部104内に入り込ませる。この状態で、シールド掘進機103の前進移動を停止し、その後、切断装置110を用いて既設管101の端部を切断するとともに、エキスカベータ105のホーアタッチメント107を各方向A1〜A3に動かして、切断された既設管101の周囲の地盤を掘削する。掘削によって発生した土砂および切断された既設管101の切断片はスクリューコンベヤ108でシールド掘進機103の後方へ搬送される。
その後、新たにシールド掘進機103の後方まで搬送されてきたセグメントピースを新設管路102の前端に継ぎ足して新設管路102を延長する。そして、再び、シールド掘進機103を所定距離だけ前進させることを繰り返す。
尚、上記のようなシールド掘進機は例えば下記特許文献1に記載されている。
特開平6−288180
しかしながら上記の従来形式では、例えば、地下水を多く含んだ地盤を掘削する場合等において、シールド掘進機103を停止した状態で、既設管101を切断したり或いは切断された既設管101の周囲の地盤をエキスカベータ105で掘削している際、地下水を含んだ泥状の流動性のある土砂が、スクリューコンベヤ108の搬送能力を越えて、不用意かつ大量に前方からシールド掘進機103の内部に流入し、シールド掘進機103の内部が泥状の土砂で埋まってしまう虞がある。特に、シールド掘進機103を停止した状態で、作業者がシールド掘進機103の内部に入って既設管101を切断する切断作業等を行う場合、上記のように泥状の土砂が大量に前方からシールド掘進機103の内部に流入すると、安全性が脅かされる。
本発明は、大量の土砂が不用意に掘進機本体の内部に流入するのを防止し、安全性を確保することができるシールド掘進機、既設の管状体の撤去方法、既設の管状体の撤去および新しい管状体の敷設方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、地中に設けられた既設の管状体を撤去するのに使用されるシールド掘進機であって、
掘進機本体は、前部に、前面が開口した筒部を有し、
筒部の前端部に掘削部材が設けられ、
筒部の内径が既設の管状体の外径よりも大きく、
掘進機本体の前進によって前方から筒部内に入り込んだ既設の管状体の外周と筒部の内周との間をシールするシール部材が筒部内に設けられ、
シール部材は既設の管状体の外周と筒部の内周との間を開閉可能であるものである。
これによると、掘進機本体を前進させながら掘削部材で地盤を掘削する第1工程を行う。この際、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を開いて開口部を形成することにより、掘削部材で掘削された土砂が、開口部を通って掘進機本体内に流入し、掘進機本体の後方へ排出される。
掘進機本体が所定距離だけ前進すると、掘進機本体を停止して掘削を一時中断し、掘進機本体の筒部内に入り込んだ既設の管状体を切断する第2工程を行う。この際、シール部材が既設の管状体の外周と筒部の内周との間を閉じて開口部を無くすことにより、既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間がシール部材でシールされる。これにより、第2工程中において、大量の土砂が不用意に掘進機本体の内部に流入するのを防止し、安全性を確保することができる。
本第2発明におけるシールド掘進機は、シール部材は既設の管状体の外周とシール部材の内周との間を開閉可能であり、
シール部材が既設の管状体の外周とシール部材の内周との間を開いた場合、開口部が既設の管状体の外周とシール部材の内周との間に形成されるものである。
これによると、掘進機本体を前進させながら掘削部材で地盤を掘削する第1工程を行う。この際、シール部材の内周と既設の管状体の外周との間を開いて開口部を形成することにより、掘削部材で掘削された土砂が、開口部を通って掘進機本体内に流入し、掘進機本体の後方へ排出される。
掘進機本体が所定距離だけ前進すると、掘進機本体を停止して掘削を一時中断し、掘進機本体の筒部内に入り込んだ既設の管状体を切断する第2工程を行う。この際、シール部材の内周と既設の管状体の外周との間を閉じて開口部を無くすことにより、既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間がシール部材でシールされる。これにより、第2工程中において、大量の土砂が不用意に掘進機本体の内部に流入するのを防止し、安全性を確保することができる。
本第3発明におけるシールド掘進機は、シール部材は開口部の面積を調節可能であるものである。
これによると、上記第1工程において、開口部の面積を縮小することにより、開口部を通って掘進機本体内に流入する土砂の量を減らすことができ、また、開口部の面積を拡大することにより、開口部を通って掘進機本体内に流入する土砂の量を増やすことができる。
このように、開口部の面積を調節することにより、開口部を通って掘進機本体内に流入する土砂の量を調節することができるため、第1工程中においても、大量の土砂が不用意に掘進機本体の内部に流入するのを防止し、安全性を確保することができる。
本第4発明におけるシールド掘進機は、シール部材は、筒部の内周に設けられて、環状の弾性部材を有し、
弾性部材は、外周と内周との間の幅が径方向において拡縮自在であるものである。
これによると、上記第1工程において、弾性部材の幅を径方向において縮小することにより、シール部材の内周を径方向外向きに変移させて、シール部材の内周と既設の管状体の外周との間を開いて開口部を形成することができる。また、上記第2工程において、弾性部材の幅を径方向において拡大することにより、シール部材の内周を径方向内向きに変移させて、シール部材の内周と既設の管状体の外周との間を閉じて開口部を無くすことができる。
本第5発明におけるシールド掘進機は、開口部は、少なくとも、シール部材の下部の内周と既設の管状体の下部の外周との間に形成されるものである。
これによると、上記第1工程において、掘削部材で掘削された土砂は下方へ流れ落ち易いため、開口部をシール部材の下部の内周と既設の管状体の下部の外周との間に形成することで、流れ落ちる土砂を確実に開口部から掘進機本体内に流入させることができる。
本第6発明におけるシールド掘進機は、既設の管状体を撤去しながら新しい管状体を敷設するのに使用されるものである。
これによると、シールド掘進機を前進させて地盤を掘削しながら、既設の管状体の撤去と新しい管状体の敷設とを同時に行える。
本第7発明におけるシールド掘進機は、掘進機本体の筒部は内筒と外筒とを有する二重筒からなり、
内筒は掘進機本体に固定され、
外筒は周方向に回転自在であり、
掘削部材は外筒の前端部に設けられ、
シール部材は内筒の内周に設けられているものである。
これによると、上記第1工程において、掘進機本体を前進させながら掘進機本体の外筒を回転させることにより、外筒と共に掘削部材が回転し、掘削部材が地盤を掘削する。
また、第2工程において、掘進機本体の前進と外筒の回転とを停止させることにより、掘削部材の回転が停止し、掘削が一時中断される。
本第8発明は、上記第1発明から第7発明のいずれか1項に記載のシールド掘進機を用いた既設の管状体の撤去方法であって、
掘進機本体を前進させながら掘削部材で地盤を掘削する第1工程と、
掘進機本体を停止し、筒部内に入り込んだ既設の管状体を切断する第2工程とを繰り返し、
第1工程において、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を開いて開口部を形成し、掘削部材で掘削された土砂を、開口部から掘進機本体内に流入させて、掘進機本体の後方へ排出し、
第2工程において、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を閉じて開口部を無くすものである。
本第9発明は、上記第1発明から第7発明のいずれか1項に記載のシールド掘進機を用いた既設の管状体の撤去および新しい管状体の敷設方法であって、
掘進機本体を前進させながら掘削部材で地盤を掘削する第1工程と、
掘進機本体を停止し、前方から筒部内に入り込んだ既設の管状体を切断する第2工程とを繰り返し、
第1工程において、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を開いて開口部を形成し、掘削部材で掘削された土砂を、開口部から掘進機本体内に流入させて、掘進機本体の後方へ排出し、
第2工程において、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を閉じて開口部を無くし、掘進機本体の後部において、新しい管状体を敷設するものである。
以上のように本発明によると、大量の土砂が不用意に掘進機本体の内部に流入するのを防止し、安全性を確保することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるシールド掘進機の断面図であり、第1工程を実施している様子を示す。 同、シールド掘進機の一部拡大断面図である。 図2におけるX−X矢視図である。 図2におけるY−Y矢視図である。 同、シールド掘進機のシール部材の断面図である。 同、シールド掘進機の断面図であり、第2工程を実施している様子を示す。 本発明の第2の実施の形態におけるシールド掘進機の断面図である。 従来のシールド掘進機の断面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は、既設の水道管2(既設の管状体の一例)を撤去しながら鞘管3(新しい管状体の一例)を敷設するのに使用されるシールド掘進機である。
水道管2は複数の管を接続してなり、各管は一端部に受口5を有するとともに他端部に挿し口(図示省略)を有している。尚、受口5はフランジ部7を有している。また、鞘管3は複数の円環状のセグメント10を接続してなり、セグメント10は複数の円弧状のセグメントピース11(図6参照)を繋ぎ合わせることにより円環状に組み立てられる。
シールド掘進機1の掘進機本体15は、円筒状の外殻16と、外殻16の前部に設けられた筒部17とを有している。図2〜図4に示すように、筒部17は内筒18と外筒19とを有する二重筒からなる。このうち、内筒18は掘進機本体15の外殻16の前部に固定されている。尚、内筒18の前部外周と外筒19の前部内周との隙間は円環状のパッキン等の筒部シール体12でシールされている。
また、外筒19は周方向に回転自在であり、掘進機本体15には外筒19を回転させる回転駆動装置20が備えられている。回転駆動装置20は、掘進機本体15に回転自在に保持された円環状の内歯車21と、複数のモータ22とを有している。モータ22の回転駆動軸には駆動歯車23が設けられ、駆動歯車23が内歯車21の内周の歯に歯合している。
内歯車21は外筒19の後端部に設けられている。外筒19は、後部内周に、径方向内方へ突出する内鍔部24を全周にわたり有している。内鍔部24は軸受け26により回転自在に支持されている。
外筒19の前端部には複数の掘削ビット28(掘削部材の一例)が設けられている。尚、内筒18の内径は水道管2の外径(この場合はフランジ部7の外径)よりも大きい。また、内筒18の軸心18aと外筒19の軸心19aと水道管2の軸心2aと鞘管3の軸心3aとは同心である。
掘削ビット28よりも後方で且つ内筒18の前部内周には、シール部材31が全周にわたり設けられている。図2〜図4に示すように、シール部材31は、掘進機本体15の前進によって前方から内筒18内に入り込んだ水道管2の外周と内筒18の内周との間をシールするものであり、内筒18の内周に設けられた前後一対の円環状の外枠部32a,32bと、両外枠部32a,32b間に固定された円環状の弾性部材33とを有している。弾性部材33の外周部は内筒18の内周部に固着されている。
また、弾性部材33は、中央部分に円形の貫通口40を有するとともに、内部に中空部34を有するゴム製の膨縮自在な部材であり、このため、図5に示すように、外周と内周との間の幅Wが径方向Dにおいて拡縮自在である。これにより、図2〜図4に示すように、シール部材31の内周と水道管2の外周との間が開閉可能となり、シール部材31の内周と水道管2の外周との間を開いて、シール部材31の内周と水道管2の外周との間に開口部35を形成することができる。尚、開口部35は掘進機本体15の前方と内筒18の内部とに連通している。
尚、図5に示すように、掘進機本体15内には、弾性部材33の中空部34内に空気を供給したり中空部34内の空気を排出する給排気装置36が設けられている。給排気装置36は、弾性部材33に接続された給気管37および排気管38と、エアコンプレッサ等の空気供給機39と、給気弁50および排気弁51などを有している。
シール部材31の内径R1の中心C1は外径R2の中心C2に対して下方に偏心しており、外径R2の中心C2が内筒18の軸心18aと同心である。これにより、シール部材31の中央の貫通口40が水道管2に対して下方に偏心し、開口部35は、少なくとも、シール部材31の下部の内周と水道管2の下部の外周との間に形成される。
排気弁51を閉じた状態で給気弁50を開き、空気供給機39を作動して空気を給気管37からシール部材31の中空部34内に供給することにより、弾性部材33が膨張し、開口部35の面積が減少する。また、給気弁50を閉じた状態で排気弁51を開き、シール部材31の中空部34内の空気を排気管38から外部に排出することにより、弾性部材33が収縮し、開口部35の面積が増大する。
図2,図3に示すように、掘進機本体15には、掘削された土砂に散水する散水装置42が設けられている。散水装置42は、内筒18の前端部に設けられた複数の散水ノズル43と、各散水ノズル43に水を供給する給水管53とを有している。散水ノズル43は、掘削ビット28の後方で且つシール部材31の前方に位置するとともに、内筒18の上半周分の領域に形成されており、下半周分の領域には形成されていない。
図1に示すように、掘進機本体15の後部には、掘進機本体15を推進させる複数の推進ジャッキ45が設けられている。これら推進ジャッキ45は、外殻16内の周方向における複数箇所に所定間隔おきに配置されており、伸縮自在なラム46を有している。
掘進機本体15内には運転操作盤48が設けられている。運転操作盤48を操作することにより、モータ22、空気供給機39、推進ジャッキ45の作動および停止、給気弁50、排気弁51の開閉等が行われる。
水道管2内には、水道管2を切断するための切断装置55が挿入されている。切断装置55は、軸心方向に移動自在な台車部56と、台車部56に設けられた複数のカッター57とを有している。
図1に示すように、鞘管3内には、レール59上を軸心方向(前後方向)へ走行自在な土砂運搬用車両60が設けられている。土砂運搬用車両60は、土砂を貯留する貯留部61と、土砂を吸引して貯留部61に排出する吸引管63とを有している。尚、吸引管63には、可撓性を有するホース等が用いられている。
また、図6に示すように、66は、鞘管3内において、レール59上を軸心方向へ走行して複数のセグメントピース11を運搬するためのセグメント運搬用車両である。セグメント運搬用車両66は、複数のセグメントピース11を繋ぎ合わせて円環状のセグメント10を組み立て、このセグメント10を鞘管3の先端部(前端部)に継ぎ足すエレクタ装置67を備えている。
以下、上記構成における作用を説明する。
以下に示す第1工程と第2工程とを繰り返して、既設の水道管2を撤去しながら、撤去した位置で鞘管3を新たに敷設することができる。
第1工程において、図1,図2に示すように、推進ジャッキ45のラム46を伸長して、鞘管3の先端部を後方へ押圧することにより、その反力によって掘進機本体15を前方へ推進させ、モータ22を駆動させることにより、内歯車21と共に外筒19と掘削ビット28とを回転させ、地盤8を掘削ビット28で掘削する。これにより、掘進機本体15が地盤8を掘削しながら前進し、相対的に、水道管2が前方から掘進機本体15の内筒18内に入り込む。
この際、掘削された土砂に各散水ノズル43から散水Qを行うとともに、シール部材31の中空部34内の空気を排気管38から外部に排出して、弾性部材33を収縮することにより、弾性部材33の幅Wを径方向Dにおいて縮小し、シール部材31の内周と水道管2の外周との間を開いて開口部35を形成する。このとき、図2,図4に示すように、シール部材31の弾性部材33の内周の上部が水道管2の外周の上部に圧接(当接)している。
上記散水Qにより、図1,図2に示すように、土砂Sは、泥状になって流動性を増し、下方へ流れ落ちて、確実に開口部35から掘進機本体15内に流入する。掘進機本体15内に流入した土砂Sは、吸引管63に吸引されて、掘進機本体15の後方の土砂運搬用車両60の貯留部61に排出される。
このようにして掘進機本体15が地盤8を掘削しながら所定距離だけ前進すると、次に、第2工程において、図6に示すように、散水ノズル43からの散水Qを停止し、推進ジャッキ45のラム46を短縮するとともに、モータ22を停止して外筒19の回転を停止し、掘進機本体15の移動を停止して掘削を一時中断する。尚、上記所定距離とはセグメント10の幅B(図1参照)に相当する距離であり、ジャッキ45のラム46を短縮することにより、掘進機本体15が停止した状態で、ラム46と鞘管3の先端部との間に、1基分のセグメント10の幅Bに相当するスペース68が形成される。
そして、空気供給機39を作動して空気をシール部材31の中空部34内に供給し、弾性部材33を膨張させることにより、弾性部材33の幅Wを径方向Dにおいて拡大し、シール部材31の内周と水道管2の外周との間を閉じて開口部35を無くす。これにより、水道管2の外周と内筒18の内周との間が、シール部材31によって、全周にわたりシールされる。
この状態で、作業者69が、掘進機本体15の内部において、切断装置55のカッター57で水道管2を切断する。これにより、第2工程中において、許容量を超えた大量の土砂が不用意に掘進機本体15の内部に流入するのを防止し、安全性を確保することができる。
また、上記のような水道管2の切断作業を行っている際、第1工程において吸引した土砂を積載した土砂運搬用車両60(図1参照)が鞘管3内を走行して土砂を坑外へ運搬し、入れ替わりに、図6に示すように、複数のセグメントピース11を搭載したセグメント運搬用車両66が鞘管3内を走行して掘進機本体15の後部に到達する。
その後、作業者69は、セグメント運搬用車両66のエレクタ装置67を使って、セグメントピース11を繋ぎ合わせて円環状のセグメント10を組み立て、図6の仮想線で示すように、このセグメント10をスペース68に設置して鞘管3の先端部に継ぎ足す。その後、上記水道管2の切断作業によって切断した水道管2の切断片70を、空になったセグメント運搬用車両66に積載し、セグメント運搬用車両66が鞘管3内を走行して切断片70を坑外へ運搬する。
その後、再び、上記第1工程に戻って、図1,図2に示すように、弾性部材33を収縮して開口部35を形成し、掘進機本体15を前進させて、土砂Sを開口部35から掘進機本体15内に取り込み、さらに、図6に示した上記第2工程を行うことを繰り返す。これにより、順次、掘進機本体15の前部において水道管2を切断して撤去しながら、水道管2を撤去した位置で、掘進機本体15の後部においてセグメント10を継ぎ足して鞘管3を新たに敷設することができる。尚、鞘管3を敷設した後、さらに新しい水道管(図示省略)が鞘管3内に敷設される。
また、上記第1工程において、図1〜図5に示すように、シール部材31内の空気を排気管38から外部に排出して弾性部材33を収縮し、開口部35を形成する際、空気の排出量を減らすことにより、開口部35の面積が縮小し、開口部35を通って掘進機本体15内に流入する土砂Sの流入量を減らすことができる。また、空気の排出量を増やすことにより、開口部35の面積が拡大し、開口部35を通って掘進機本体15内に流入する土砂Sの流入量を増やすことができる。
このように、開口部35の面積を調節することにより、土砂Sの流入量を調節することができるため、第1工程中においても、許容量を超えた大量の土砂Sが不用意に掘進機本体15の内部に流入するのを防止し、安全性を確保することができる。
尚、上記第1工程では、図2,図4に示すように、シール部材31の弾性部材33の内周部の上部を水道管2の外周部の上部に圧接(当接)した状態で、掘進機本体15を前進させているが、水道管2のフランジ部7の外径が管本体部2bの外径よりも大きいので、シール部材31がフランジ部7の前方から後方へ通過する際、弾性部材33内の空気を排出して弾性部材33の幅Wを収縮させ、シール部材31の内径R1をフランジ部7の外径よりも拡大し、シール部材31がフランジ部7の後方へ通過した後、弾性部材33内に空気を供給して弾性部材33の幅Wを膨張させ、シール部材31の内径R1をフランジ部7の外径よりも縮小し、弾性部材33の内周部の上部を水道管2の外周部の上部に圧接した状態に戻している。
また、上記第1工程では、弾性部材33の内周上部を水道管2の外周上部に圧接した状態で、開口部35を形成しているため、図4に示すように、開口部35は、弾性部材33の内周下部が広く、弾性部材33の内周下部から上方になるにつれて次第に狭くなり、弾性部材33の内周上部において閉じられている。これは、掘削されて散水された土砂Sが下方に流れ落ち易いため、少なくとも弾性部材33の内周下部に開口部35を形成しておけば、流れ落ちた土砂Sが確実に開口部35を通って掘進機本体15内に流入するからである。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、図2,図4,図5に示すように、シール部材31の内径R1の中心C1が外径R2の中心C2に対して下方に偏心しているが、第2の実施の形態では、図7に示すように、シール部材31の内径R1の中心C1と外径R2の中心C2とが一致し、弾性部材33の幅Wが全周にわたり同一に設定されている。尚、シール部材31の中心をCと記載すると、シール部材31の中心Cは掘進機本体15の軸心15aと内筒18の軸心18aと外筒19の軸心19aとに一致している。
これによると、掘進機本体15の軸心15aが水道管2の軸心2aよりも下方にずれた位置で、掘進機本体15を推進しながら掘削を行うことにより、シール部材31の中心Cが水道管2の軸心2aよりも下方に偏心し、弾性部材33の内周上部を水道管2の外周上部に圧接した状態で、開口部35を形成することができる。
上記各実施の形態では、図2〜図4に示すように、シール部材31が水道管2の外周とシール部材31の内周との間を開閉可能であり、水道管2の外周とシール部材31の内周との間を開いて開口部35を形成しているが、シール部材31が掘進機本体15の内筒18の内周とシール部材31の外周との間を開閉可能であり、掘進機本体15の内筒18の内周とシール部材31の外周との間を開いて開口部35を形成してもよい。
上記各実施の形態では、図4に示すように、シール部材31の貫通口40を円形に形成しているが、円形以外の形状、例えば上下方向に長い小判形や楕円形等であってもよい。また、シール部材31の内周が全周にわたり水道管2の外周に圧接可能であれば、貫通口40を多角形にしてもよい。
上記各実施の形態では、シールド掘進機1を、既設の水道管2を切断して撤去しながらセグメント10を継ぎ足して鞘管3を新たに敷設する作業に用いたが、水道管2の撤去は行うが鞘管3の敷設は行わない作業に用いてもよい。
上記各実施の形態では、図4に示すように、開口部35は、弾性部材33の内周下部が広く、弾性部材33の内周下部から上方になるにつれて次第に狭くなり、弾性部材33の内周上部において閉じられている。しかしながら、開口部35をシール部材31の内周と水道管2の外周との間に全周にわたって形成してもよい。
上記各実施の形態では、既設の管状体の一例として水道管2を挙げ、新しい管状体の一例として鞘管3を挙げたが、これらの管2,3に限定されるものではない。
1 シールド掘進機
2 水道管(既設の管状体)
3 鞘管(新しい管状体)
8 地盤
15 掘進機本体
17 筒部
18 内筒
19 外筒
28 掘削ビット(掘削部材)
31 シール部材
33 弾性部材
35 開口部
D 径方向
S 土砂
W 弾性部材の幅

Claims (9)

  1. 地中に設けられた既設の管状体を撤去するのに使用されるシールド掘進機であって、
    掘進機本体は、前部に、前面が開口した筒部を有し、
    筒部の前端部に掘削部材が設けられ、
    筒部の内径が既設の管状体の外径よりも大きく、
    掘進機本体の前進によって前方から筒部内に入り込んだ既設の管状体の外周と筒部の内周との間をシールするシール部材が筒部内に設けられ、
    シール部材は既設の管状体の外周と筒部の内周との間を開閉可能であることを特徴とするシールド掘進機。
  2. シール部材は既設の管状体の外周とシール部材の内周との間を開閉可能であり、
    シール部材が既設の管状体の外周とシール部材の内周との間を開いた場合、開口部が既設の管状体の外周とシール部材の内周との間に形成されることを特徴とする請求項1記載のシールド掘進機。
  3. シール部材は開口部の面積を調節可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシールド掘進機。
  4. シール部材は、筒部の内周に設けられて、環状の弾性部材を有し、
    弾性部材は、外周と内周との間の幅が径方向において拡縮自在であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシールド掘進機。
  5. 開口部は、少なくとも、シール部材の下部の内周と既設の管状体の下部の外周との間に形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシールド掘進機。
  6. 既設の管状体を撤去しながら新しい管状体を敷設するのに使用されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシールド掘進機。
  7. 掘進機本体の筒部は内筒と外筒とを有する二重筒からなり、
    内筒は掘進機本体に固定され、
    外筒は周方向に回転自在であり、
    掘削部材は外筒の前端部に設けられ、
    シール部材は内筒の内周に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシールド掘進機。
  8. 上記請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のシールド掘進機を用いた既設の管状体の撤去方法であって、
    掘進機本体を前進させながら掘削部材で地盤を掘削する第1工程と、
    掘進機本体を停止し、筒部内に入り込んだ既設の管状体を切断する第2工程とを繰り返し、
    第1工程において、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を開いて開口部を形成し、掘削部材で掘削された土砂を、開口部から掘進機本体内に流入させて、掘進機本体の後方へ排出し、
    第2工程において、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を閉じて開口部を無くすことを特徴とする既設の管状体の撤去方法。
  9. 上記請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のシールド掘進機を用いた既設の管状体の撤去および新しい管状体の敷設方法であって、
    掘進機本体を前進させながら掘削部材で地盤を掘削する第1工程と、
    掘進機本体を停止し、前方から筒部内に入り込んだ既設の管状体を切断する第2工程とを繰り返し、
    第1工程において、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を開いて開口部を形成し、掘削部材で掘削された土砂を、開口部から掘進機本体内に流入させて、掘進機本体の後方へ排出し、
    第2工程において、シール部材が既設の管状体の外周と掘進機本体の筒部の内周との間を閉じて開口部を無くし、掘進機本体の後部において、新しい管状体を敷設することを特徴とする既設の管状体の撤去および新しい管状体の敷設方法。
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