JP2016215829A - ホームドア装置及びホームドア装置の製造方法 - Google Patents

ホームドア装置及びホームドア装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】柱材と梁材によってドア部を移動可能に支持し、ドア部を簡単に取り付けたり取り外したりすることが可能なホームドア装置及びホームドア装置の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ホームドア装置1は、設置面に対し平行方向かつ面内方向に移動する板状のドア部2と、互いに離隔して平行に設置される2本の柱材6と、柱材6に直交して設けられ、2本の柱材6と接続される梁材7と、柱材6と梁材7を覆う位置に、ドア部2から離隔して設けられるパネル5とを備え、2本の柱材6と梁材7によって形成される面の一側において、柱材6及び梁材7がドア部2を移動可能に支持し、パネル5は、ドア部2を支持しない。
【選択図】図14

Description

本発明は、プラットホーム上に設置されるホームドア装置及びホームドア装置の製造方法に関するものである。
ホームドア装置は、プラットホームの縁に沿って設置される。列車がプラットホームに停車して、列車のドアが開いて乗客が乗降する間、ホームドア装置のドア部が開放され、それ以外の期間では、ドア部が閉鎖される。これにより、プラットホームからの乗客の転落事故等を防ぐことができる。
特許第5496946号公報(段落[0036],[0043])
ホームドア装置には、プラットホーム上に設置され、ドア部を収納する複数の戸袋部と、各戸袋部に移動可能に支持され戸袋部に対して出入するドア部を備えるものがある。従来、戸袋部は、箱形形状を有し、フレーム材と外板(パネル材)が組み合わされて、剛性や強度が確保されている。外板同士、フレーム材同士や、フレーム材と外板は、溶接、ボルト、又は接着材などで互いに結合される。したがって、従来の戸袋部の構造は、戸袋部にかかる荷重等の応力をフレーム材と外板の両者が負担するモノコック構造であり、外板も戸袋部の構造体の一部である。
上記の特許文献1では、互いに直交する戸袋横枠材と戸袋縦枠材が、ボルトと接着材によって一体化されて、戸袋部の枠材を構成することや、戸袋面材が枠材に固定されて戸袋部の剛性を高めることが記載されている。
モノコック構造が適用された戸袋部は、ドア部にかかる荷重が外板にも伝達されるため、通過列車や風によるドア部の振動が外板に伝わりやすい。その結果、繰り返し荷重によって、外板同士の結合部分において、疲労破壊が生じる可能性がある。
また、モノコック構造が適用された戸袋部においてドア部を組み付ける際、ドア部は、戸袋部の側面に形成されたスリット状の開口部から挿入される。そのため、ホームドア装置の組立やドア部の交換の際、ドア部を戸袋部に取り付けたり、戸袋部から取り外しにくく、作業に手間や時間がかかっている。
さらに、戸袋部がモノコック構造である場合、フレーム材と外板が一体化されていることから、戸袋部の外板が破損したときは、外板のみを交換しづらく戸袋部全体を交換する必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、柱材と梁材によってドア部を移動可能に支持し、ドア部を簡単に取り付けたり取り外したりすることが可能なホームドア装置及びホームドア装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のホームドア装置及びホームドア装置の製造方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係るホームドア装置は、設置面に対し平行方向かつ面内方向に移動する板状のドア部と、互いに離隔して平行に設置される2本の柱材と、前記柱材に直交して設けられ、2本の前記柱材と接続される梁材と、前記柱材と前記梁材を覆う位置に、前記ドア部から離隔して設けられるパネルとを備え、2本の前記柱材と前記梁材によって形成される面の一側において、前記柱材及び前記梁材が前記ドア部を移動可能に支持し、前記パネルは、前記ドア部を支持しない。
この構成によれば、柱材及び梁材のみによって、ドア部が支持され、柱材及び梁材以外のパネルは、ドア部を支持しない。また、パネルは、局部応力集中が生じやすい溶接を極力なくした構造とすることが望ましい。したがって、ドア部にかかる応力がパネルに伝達されにくいため、通過列車や風によるドア部の振動は、パネルには直接伝わらず、パネル間の結合部分において、繰り返し荷重による疲労破壊が生じにくい。
また、ドア部を設置する際、柱材及び梁材の少なくともいずれか一方のみに、壁掛け式で、ドア部を取り付ければよく、ドア部の取り付け精度の管理及びドア部の取り付け又は取り外し方法が簡単である。
さらに、パネルが破損した場合、柱材や梁材を交換することなく、パネルのみを交換すればよい。
上記発明において、前記梁材及び前記柱材の少なくともいずれか一方に設置され、前記ドア部を支持し移動可能とするリニアガイドを更に備える。
この構成によれば、リニアガイドが、梁材、柱材、又は、柱材と梁材の両方に設置され、ドア部は、リニアガイドによって支持されつつ、移動可能とされる。
本発明に係るホームドア装置の製造方法は、互いに離隔して平行となるように2本の柱材を設置するステップと、前記柱材に直交して梁材を設置し、2本の前記柱材と前記梁材を接続するステップと、面内方向に移動する板状のドア部を、2本の前記柱材と前記梁材によって形成される面の一側に取り付けるステップと、前記柱材及び前記梁材を覆う位置に、パネルを前記ドア部から離隔して設けるステップとを有し、前記柱材及び前記梁材が、前記ドア部を支持し、前記パネルは、前記ドア部を支持しないように設けられる。
本発明によれば、柱材と梁材によってドア部を移動可能に支持し、ドア部を簡単に取り付けたり取り外したりすることができる。また、柱材及び梁材のみによって、ドア部が支持され、柱材及び梁材以外のパネルは、ドア部を支持しないことから、パネル間の結合部分において、繰り返し荷重による疲労破壊が生じにくい。
本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す平面図であって、扉部の閉状態を示す。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す平面図であって、扉部の開状態を示す。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す背面図である。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す側面図であり、図5とは反対側の側面を示す。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す正面図であり、パネルが取り外された状態を示す。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す平面図であり、パネルが取り外された状態を示す。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置のフレーム及びベース部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置のフレーム、ベース部及びリニアガイドを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置のフレーム、ベース部及びリニアガイドを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るホームドア装置を示す縦断面図である。 図12のXIII-XIII線で切断した縦断面図である。 図12のXIV-XIV線で切断した横断面図である。
以下に、本発明の一実施形態に係るホームドア装置1について、図面を参照して説明する。
ホームドア装置1は、図1及び図2に示すように、列車20が停車する駅のプラットホーム10の縁に沿って配置される。ホームドア装置1は、プラットホーム10上に設置される複数の柵部3と、各柵部3のフレーム4に設けられ柵部3に対して移動するドア部2を備える。図1は、ドア部2が閉じた状態を示し、図2は、ドア部2が開いた状態を示す。
ホームドア装置1は、図3から図6に示すように、いわゆる腰高式であり、柵部3は、プラットホーム10上の設置面から柵部3の上面パネル5Cの上端まで約1.3mから1.4mの高さを有する。
図7及び図8に示すように、柵部3のフレーム4に設置されるドア部2は、高さが例えば1200mm程度であり、四角形形状を有する。片側のドア部2の出入方向の長さが例えば1000mmから3000mm程度である。片側のドア部2が乗降用開口11(間口)の1500mmをカバーする場合において、両側のドア部2の出入長さが対称であるとき、ホームドア装置1の乗降用開口11は3000mmとなる。
ドア部2は、ホームドア装置1の設置面に対し平行方向に、かつ、ドア部2の面内方向に移動する。ドア部2は、柵部3に対して平行移動し、柵部3の側面から出入する。乗降用開口11を閉じた状態とするとき、ドア部2は、柵部3から出た状態となり、乗降用開口11を開いた状態とするとき、ドア部2は、柵部3に収容された状態となる。ドア部2の出入方向の長さが、柵部3の幅方向の長さよりも短い場合は、ドア部2は、柵部3に全て収容される。一方、ドア部2の出入方向の長さが、柵部3の幅方向の長さよりも長くてもよく、この場合、乗降用開口11を開いた状態では、ドア部2の一部は、柵部3から出たままとなる。
ドア部2は、一つの柵部3に対し、例えば2枚設置される。このとき、1枚のドア部2は、柵部3の一方の側面から出入し、別の1枚のドア部2は、柵部3の他方の側面から出入する。なお、ドア部2の出入方向について、1枚のドア部2が、柵部3の両方の側面から出入するようにしてもよい。
柵部3は、ドア部2を移動可能に支持するフレーム4と、フレーム4を覆う位置に設けられるパネル5などを備える。
柵部3のフレーム4には、ドア部2、ドア部2をスライドさせる駆動機構とガイド機構、ドア部2の開閉に関する移動を制御する制御部、及び、電源部等の機器類が配置される。
フレーム4は、垂直荷重、水平荷重、及びドア部2やパネル5の重量等による応力に耐えられる構造を有する。水平荷重としては、例えば、群衆荷重、風荷重が考慮される。柵部3の幅方向の長さ、すなわち、柵部3が設置されたときのプラットホーム10の縁部に沿った方向の柵部3の長さは、例えば1500mmから3000mm程度である。フレーム4の構成については、後述する。
柵部3において、図3から図6に示すように、フレーム4を覆う位置には板状のパネル5が設けられる。パネル5は、フレーム4を覆うとともに、ドア部2や上述の機器類を覆う。その結果、パネル5によって、フレーム4に設けられたドア部2や機器類が外部から保護され、乗降客に対する安全性が確保される。パネル5には、例えば、正面パネル5A、側面パネル5B、上面パネル5C、背面パネル5Dなどが含まれる。
正面パネル5Aは、図3に示すように、ホームドア装置1がプラットホーム10に設置されたときに線路側とは反対となるプラットホーム10側の面に設置される。側面パネル5Bは、図5及び図6に示すように、柵部3の側面、すなわち、柵部3の幅方向の端部に位置する面に設置される。柵部3の側面に側面パネル5Bが設けられることによって、柵部3の乗降用開口11側が覆われることから、乗降する際の乗降客に対する安全性を確保できる。上面パネル5Cは、図3に示すように、柵部3の上面に設置される。背面パネル5Dは、図4に示すように、線路側の面に設置される。背面パネル5Dは、柵部3の幅方向の全てにわたって設けられてもよいし、端部3の側面近傍のみに設けられて、中間部分は開口するように設けられてもよい。
柵部3の線路側には、図4から図6に示すように、センサー用箱12が例えば背面パネル5Dに設けられ、センサー用箱12内部には、列車20とホームドア装置1との間の人の居残りを検知するセンサー等の機器類が収容される。
フレーム4は、図7から図11に示すように、2本の柱材6と、柱材6に接続される梁材7などからなる。フレーム4の下部には、フレーム4を支持するベース部8が設けられる。フレーム4は、柵部3の幅方向に対して平行な面を形成し、柵部3の幅方向に対し平行なフレーム4の軸線は、柵部3の奥行き方向の略中央に位置する。
柱材6は、断面が例えば四角形形状の柱状部材であり、水平面に対し垂直方向に立てて設けられる。2本の柱材6は、互いに離隔して平行に設けられ、それぞれの柱材6は、例えば、柵部3の幅方向の端部近傍に設置される。
柱材6に対して直交して梁材7が設けられる。柱材6の軸方向が水平面に対し垂直方向であることから、梁材7の軸方向は、水平面に対し平行方向となる。
梁材7は、断面が例えば四角形形状の部材である。図示した例では、梁材7の両端部が、2本の柱材6と接続される。梁材7は、複数本設置されてもよく、例えば、柱材6の高さ方向の上部側と下部側にそれぞれ1本ずつ計2本設置される。2本の梁材7は、互いに離隔して平行に設けられる。
柱材6と梁材7は、例えばボルトによって互いに締結され、両者が一体化される。2本の柱材6と2本の梁材7が結合されることによって、フレーム4は、四角形形状となる。すなわち、四角形の仮想面内に2本の柱材6と2本の梁材7が配置される。
フレーム4によって形成される面の一側には、1枚のドア部2が取り付けられる。また、フレーム4によって形成される面の他側には、別の1枚のドア部2が取り付けられる。すなわち、一のフレーム4に対して2枚のドア部2が、フレーム4の片側の面に1枚ずつ設置される。
ホームドア装置1において、パネル5が取り外された状態では、図10及び図11に示すように、フレーム4は、他の部材によって妨げられることなく外部に露出している。そして、図10及び図11に示すフレーム4の状態から、フレーム4が形成する面に対して垂直方向にドア部2を移動して、図7及び図8に示す状態となるように、フレーム4に対してドア部2を取り付ける。したがって、フレーム4へのドア部2の取り付け作業や、フレーム4からのドア部2の取り外し作業が容易である。ドア部2を設置する際、フレーム4に、壁掛け式で、ドア部2を取り付ければよく、ドア部2の取り付け精度の管理及びドア部2の取り付け方法が簡単である。
フレーム4は、ドア部2を移動可能に支持する。フレーム4とドア部2は、例えば、リニアガイド9によって互いに接続される。リニアガイド9のレール9Aは、フレーム4の梁材7に対して平行に、フレーム4の梁材7若しくは柱材6、又は、柱材6と梁材7の両方に設置される。また、リニアガイド9のレール9Aに係合しつつレール9Aに沿って移動するスライダ9Bは、ドア部2に設置される。これにより、ドア部2は、リニアガイド9によって摩擦抵抗が抑制されて、スムーズに移動できる。なお、リニアガイド9は、スライダがフレーム4の梁材7若しくは柱材6、又は、柱材6と梁材7の両方に設置され、レールがドア部2に設置される場合もある。
フレーム4には、ドア部2のほかに、操作盤やコントローラ(制御部)が設置される。また、ベース部8には、ドア部2を駆動する駆動機構(例えば、ベルト方式の駆動機構、ラック&ピニオン方式の駆動機構など)、及び、駆動機構の駆動源となるモータが設置される。
パネル5は、フレーム4に対してボルト等によって取り付けられる。但し、フレーム4に伝達される荷重等の応力を負担しにくいように、パネル5がフレーム4に設置される。仮に、パネル5に応力が伝達されたとしても、フレーム4のみで応力を負担できるようにフレーム4の強度や剛性が設定されている。また、正面パネル5A、側面パネル5B、上面パネル5C、及び、背面パネル5Dは、溶接によって互いに結合されない。これにより、パネル5は、局部応力集中が生じにくい構造となる。また、パネル5は、ドア部2の荷重を負担しないことから、通過列車や風によるドア部2の振動はフレーム4に伝達され、パネル5には直接伝わらない。その結果、従来のように、パネル5間の結合部分が繰り返し荷重によって疲労破壊することがない。
また、パネル5が破損した場合、ボルトを緩めてパネル5をフレーム4から取り外せばよく、フレーム4を交換することなく、パネル5のみを交換すればよい。
上述した本実施形態に係るホームドア装置1の柵部3は、従来のモノコック構造を有する戸袋部と比較して、ドア部2を移動可能に支持する点で共通するが、モノコック構造を有する戸袋部と異なり、外板となるパネル5が荷重等の応力を負担しない。また、従来のモノコック構造を有するホームドア装置1では、ドア部2は、戸袋部の側面パネル5Bに形成されたスリット状の開口部から出入する。すなわち、従来のモノコック構造では、上面、側面、正面等に位置する外板同士が一体化されており、ドア部2はスリット状の開口部に挿入されることになる。
これに対し、本実施形態に係るドア部2を移動可能に支持する柵部3において、ドア部2は、側面パネル5Bに形成された開口部を出入するのではなく、図6に示すように、側面パネル5Bの端面と正面パネル5Aの端面の間、又は、図5に示すように、側面パネル5Bの端面と背面パネル5Dの端面の間に形成される隙間を出入する。または、背面パネル5Dが設けられない場合は、側面パネル5Bの線路側の端面の近傍を、ドア部2が移動する。
次に、本実施形態に係るホームドア装置1の組立方法について説明する。
まず、図示した例では、水平面に配置された1枚のベース部8に対して2本の柱材6を垂直方向に設置し、ベース部8と柱材6をボルトや溶接等によって結合し固定する。なお、2枚のベース部8を水平面に設置して、2枚のベース部8に対してそれぞれ1本ずつ、計2本の柱材6を固定してもよい。柱材6を固定する際、ベース部8上面と柱材6側面が交差する隅に、例えば断面がL字形状の補強材を配置して、ベース部8と柱材6を補強材を介して固定してもよい。柱材6は、ベース部8に対して2本、互いに平行となるように設置される。
次に、2本の柱材6の間に、柱材6に対して直交する方向に梁材7を設置し、柱材6と梁材7をボルト等によって結合し固定する。柱材6と梁材7は、ベース部8と柱材6と同様に、補強材を介して固定されてもよい。梁材7は、柱材6の高さ方向の上部と下部に1本ずつ設置される。柱材6と梁材7が互いに結合されることにより、図9に示すように、四角形形状のフレーム4が構成され、柵部3の構造体が形成される。
なお、2本の柱材6の間に、梁材7に対して平行に、梁材7以外の棒状又は長尺板状の補強材を設置してもよいし、2本の梁材7の間に、梁材7に対して直交する方向に棒状又は長尺板状の補強材や、長方形形状の板状の支持板を設置してもよい。支持板には、例えばコントローラ(制御部)が設置される。
梁材7の表面には、図10及び図11に示すように、梁材7の軸方向に対して平行にリニアガイド9を設置する。リニアガイド9は、柱材6と梁材7を結合した後に梁材7に設置されてもよいし、柱材6と梁材7を結合する前に予め梁材7に設置してもよい。
フレーム4が構成された後、ドア部2をフレーム4が形成する面に対して垂直方向に移動していき、図7及び図8に示すように、フレーム4に設置されたリニアガイド9に対してドア部2を取り付ける。ドア部2は、フレーム4によって形成される面の一側及び他側に、それぞれ1枚ずつ設置される。このとき、フレーム4は、ホームドア装置1の他の部材によって妨げられることなく外部に露出している。したがって、フレーム4へのドア部2の取り付け作業や、フレーム4からのドア部2の取り外し作業が容易である。
また、フレーム4が構成された後、フレーム4や上述の補強材に対して、操作盤やコントローラを設置する。さらに、ベース部8上に、ドア部2を駆動する駆動機構や、モータなどを設置する。
パネル5内に配置するドア部2や機器類を取り付けた後、図12から図14に示すように、フレーム4を覆うようにパネル5を設置する。具体的には、2本の柱材6の上端に上面パネル5Cを取り付け、柱材6の側面に側面パネル5Bを取り付ける。また、正面パネル5Aは、線路側と反対のプラットホーム10側に、ドア部2と接触しないように、ドア部2から離隔した位置に固定される。例えば、上面パネル5Cの下面とベース部8の上面との間に、正面パネル5Aを固定し設置する。
なお、場合によっては、背面パネル5Dを、フレーム4等を覆うように、線路側に設置してもよい。特に、地上のプラットホーム10にホームドア装置1を設置する場合、塵埃等の侵入を防止できる。
以上、本実施形態によれば、柱材6及び梁材7のみによって、ドア部2が支持され、柱材6及び梁材7以外のパネル5は、ドア部2を支持しない。したがって、ドア部2にかかる応力がパネル5に伝達されにくいため、通過列車や風によるドア部2の振動は、パネル5には直接伝わらず、パネル5間の結合部分において、繰り返し荷重による疲労破壊が生じにくい。
また、ドア部2を設置する際、柱材6及び梁材7の少なくともいずれか一方のみに、壁掛け式で、ドア部2を取り付ければよく、ドア部2の取り付け精度の管理及びドア部2の取り付け又は取り外し方法が簡単である。
さらに、パネル5が破損した場合、柱材6や梁材7を交換することなく、パネル5のみを交換すればよい。
1 ホームドア装置
2 ドア部
3 柵部
4 フレーム
5 パネル
5A 正面パネル
5B 側面パネル
5C 上面パネル
5D 背面パネル
6 柱材
7 梁材
8 ベース部
9 リニアガイド
9A レール
9B スライダ
10 プラットホーム
11 乗降用開口
12 センサー用箱
20 列車

Claims (3)

  1. 設置面に対し平行方向かつ面内方向に移動する板状のドア部と、
    互いに離隔して平行に設置される2本の柱材と、
    前記柱材に直交して設けられ、2本の前記柱材と接続される梁材と、
    前記柱材と前記梁材を覆う位置に、前記ドア部から離隔して設けられるパネルと、
    を備え、
    2本の前記柱材と前記梁材によって形成される面の一側において、前記柱材及び前記梁材が前記ドア部を移動可能に支持し、
    前記パネルは、前記ドア部を支持しないホームドア装置。
  2. 前記梁材及び前記柱材の少なくともいずれか一方に設置され、前記ドア部を支持し移動可能とするリニアガイドを更に備える請求項1に記載のホームドア装置。
  3. 互いに離隔して平行となるように2本の柱材を設置するステップと、
    前記柱材に直交して梁材を設置し、2本の前記柱材と前記梁材を接続するステップと、
    面内方向に移動する板状のドア部を、2本の前記柱材と前記梁材によって形成される面の一側に取り付けるステップと、
    前記柱材及び前記梁材を覆う位置に、パネルを前記ドア部から離隔して設けるステップと、
    を有し、
    前記柱材及び前記梁材が、前記ドア部を支持し、前記パネルは、前記ドア部を支持しないように設けられるホームドア装置の製造方法。
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