JP2016215288A - 研磨装置、及び、研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルク電流の変化が小さい場合でもトルク電流の変化を良好に検出し、研磨終点検出の精度を向上させる。【解決手段】研磨装置100は、研磨テーブル12を回転駆動する第1の電動モータ14と、半導体ウエハ18を保持するトップリング20を回転駆動する第2の電動モータ22とを有する。第1の電動モータ14は、3相の巻線を備える。研磨装置100は、3相の電流を検出する電流検出部24と、電流検出部24によって検出された3相の電流検出値を整流し、整流された信号を加算して出力する整流演算部28と、整流演算部28の出力の変化に基づいて、半導体ウエハ18の表面の研磨終了を示す研磨終点を検出する終点検出部29とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、研磨装置、及び、研磨方法に関するものである。
近年、半導体デバイスの高集積化が進むにつれて回路の配線が微細化し、配線間距離もより狭くなりつつある。そこで、研磨対象物である半導体ウエハの表面を平坦化することが必要となるが、この平坦化法の一手段として研磨装置により研磨(ポリッシング)することが行われている。
研磨装置は、研磨対象物を研磨するための研磨パッドを保持するための研磨テーブルと、研磨対象物を保持して研磨パッドに押圧するためにトップリングを備える。研磨テーブルとトップリングはそれぞれ、駆動部(例えばモータ)によって回転駆動される。研磨剤を含む液体(スラリー)を研磨パッド上に流し、そこにトップリングに保持された研磨対象物を押し当てることにより、研磨対象物は研磨される。
研磨装置では、研磨対象物の研磨が不十分であると、回路間の絶縁がとれず、ショートするおそれが生じ、また、過研磨となった場合は、配線の断面積が減ることによる抵抗値の上昇、又は配線自体が完全に除去され、回路自体が形成されないなどの問題が生じる。このため、研磨装置では、最適な研磨終点を検出することが求められる。
研磨終点検出手段の1つとして、研磨が異材質の物質へ移行した際の研磨摩擦力の変化を検出する方法が知られている。研磨対象物である半導体ウエハは、半導体、導体、絶縁体の異なる材質からなる積層構造を有しており、異材質層間で摩擦係数が異なる。このため、研磨が異材質層へ移行することによって生じる研磨摩擦力の変化を検出する方法である。この方法によれば、研磨が異材質層に達した時が研磨の終点となる。
また、研磨装置は、研磨対象物の研磨表面が平坦ではない状態から平坦になった際の研磨摩擦力の変化を検出することにより、研磨終点を検出することもできる。
ここで、研磨対象物を研磨する際に生じる研磨摩擦力は、駆動部の駆動負荷として現れる。例えば、駆動部が電動モータの場合には、駆動負荷(トルク)はモータに流れる電流として測定することができる。このため、モータ電流(トルク電流)を電流センサで検出し、検出したモータ電流の変化に基づいて研磨の終点を検出することができる。
特開2001−198813号
しかしながら、研磨装置によって実行される研磨プロセスには、研磨対象物の種類、研磨パッドの種類、研磨砥液(スラリー)の種類などの組み合わせによって複数の研磨条件が存在する。これら複数の研磨条件の中には、駆動部の駆動負荷に変化が生じてもトルク電流の変化(特徴点)が大きく現れない場合がある。トルク電流の変化が小さい場合、ノイズや、波形に生じるうねり部分の影響を受け、研磨の終点を適切に検出することができないおそれがあり、過研磨などの問題が生じ得る。
そこで、本発明の一形態は、トルク電流の変化が小さい場合でも、トルク電流の変化を
良好に検出し、研磨終点検出の精度を向上させることを課題とする。
本願発明の研磨装置の第1の形態によれば、研磨対象物の表面を研磨するための研磨装置であって、研磨パッドを保持するための研磨テーブルを回転駆動する第1の電動モータと、前記研磨対象物を保持して前記研磨パッドへ押圧するための保持部を回転駆動する第2の電動モータとを有し、前記第1及び第2の電動モータのうち少なくとも一方の電動モータは、複数相の巻線を備え、前記研磨装置は、前記第1及び/又は第2の電動モータのうちの少なくとも2相の電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部によって検出された少なくとも2相の電流検出値を整流し、整流された信号に対して加算及び/又は乗算を行って出力する整流演算部と、前記整流演算部の出力の変化に基づいて、前記研磨対象物の表面の研磨終了を示す研磨終点を検出する終点検出部とを有する研磨装置が提供される。
かかる形態によれば、複数相の駆動電流を整流して加算する場合、以下の効果がある。すなわち、1相の駆動電流のみを検出する場合、検出される電流値が、本形態に比べて小さい。本形態により、整流と加算により電流値が大きくなるため、検出精度が向上する。
また、ACサーボモータなどの1個のモータ内に複数相を有するモータは、各相の電流を個別に管理せずに、モータの回転速度を管理しているため、相間で電流値がばらついていることがある。そのため従来は、電流値が他の相に比べて小さい相の電流値を検出している可能性があり、電流値の大きな相を利用できない可能性があった。本形態によれば、複数相の駆動電流を加算しているため、電流値の大きな相を利用できるため、検出精度が向上する。
さらに、複数相の駆動電流を整流して加算しているため、1相の駆動電流のみを用いている場合と比較して、リップルが小さくなる。このため、検出された交流電流を、終点の判断に用いるために、直流電流に変換する実効値変換によって得られる直流電流のリップルも少なくなり、終点検出精度が向上する。
加算する電流は、第1の電動モータの少なくとも1相と、第2の電動モータの少なくとも1相であってもよい。これにより、一方のモータの電流値のみを利用する場合よりも、信号値を大きくすることができる。
複数相の駆動電流を整流して、得られた信号に対して乗算する場合、乗算して得られた値のレンジを、後段の処理回路の入力レンジに合わせることができるという効果がある。また、特定の相(例えば、ノイズが、他の相と比較して少ない相)の信号のみを大きく、または小さくできる(例えば、ノイズが、他の相と比較して大きい場合)という効果がある。
加算と乗算の両方を行うこともできる。この場合、上述の加算の効果と乗算の効果の両方を得ることができる。乗算する数値(乗数)は、相ごとに変えてもよい。加算した結果が、後段の処理回路の入力レンジを超える場合等は、乗数は1より小さくする。
なお、整流は半波整流及び全波整流のいずれでもよいが、振幅が大きくなり、かつリップルが減少するため、半波整流よりも全波整流が好ましい。
本願発明の第2の形態によれば、第1の形態において、前記終点検出部は、前記整流演算部の出力を増幅する増幅部と、前記整流演算部の出力に含まれるノイズを除去するノイズ除去部と、前記整流演算部の出力から所定量を減算する減算部のうち、少なくとも1つを有する。
増幅により、トルク電流の変化を大きくすることができる。ノイズを除去することにより、ノイズに埋もれている電流の変化を顕在化させることができる。
減算部は以下の効果を有する。検出される電流は通常、摩擦力の変化にともなって変化する電流部分と、摩擦力が変化しても変化しない一定量の電流部分(バイアス)を含む。このバイアスを除去することにより、摩擦力の変化に依存する電流部分のみを取り出して、信号処理可能な範囲内で最大の振幅まで増幅することが可能になり、摩擦力の変化から終点を検出する終点検出法の精度が向上する。
なお、増幅部、減算部、ノイズ除去部のうちの複数を有する場合、これらは、縦続接続する。例えば、増幅部とノイズ除去部を有する場合、増幅部で最初に処理した後に、処理結果をノイズ除去部に送り、ノイズ除去部で処理する、もしくは、ノイズ除去部で最初に処理を行い、その処理結果を増幅部に送って処理を行う。
本願発明の第3の形態によれば、第2の形態において、前記終点検出部は、前記増幅部と前記減算部と前記ノイズ除去部とを有し、前記増幅部で増幅された信号を前記減算部で減算し、該減算された信号から前記ノイズ除去部でノイズを除去する。かかる形態によれば、増幅後の振幅の大きな信号に対して、減算及びノイズ除去を行っているため、精度良く、減算及びノイズ除去が行える。結果として、終点検出精度が向上する。
なお、増幅、減算、ノイズ除去は、この順番に行うことが好ましいが、この順番に必ずしも行う必要はない。例えば、ノイズ除去、減算、増幅の順番でも可能である。
本願発明の第4の形態によれば、第3の形態において、前記終点検出部では、前記ノイズ除去部でノイズを除去された信号をさらに増幅する第2の増幅部を有する。かかる形態によれば、ノイズ除去によって減少した電流の大きさを回復することができ、終点検出法の精度が向上する。
本願発明の第5の形態によれば、形態2において、前記終点検出部は、前記増幅部と、前記増幅部の増幅特性を制御する制御部とを有する。かかる形態によれば、研磨対象物の材質や構造等に応じて、最適な増幅特性(増幅率や周波数特性等)を選択することができる。
本願発明の第6の形態によれば、形態2において、前記終点検出部は、前記ノイズ除去部と、前記ノイズ除去部のノイズ除去特性を制御する制御部とを有する。かかる形態によれば、研磨対象物の材質や構造等に応じて、最適なノイズ除去特性(信号の通過帯域や減衰量等)を選択することができる。
本願発明の第7の形態によれば、形態2において、前記終点検出部は、前記減算部と、前記減算部の減算特性を制御する制御部とを有する。かかる形態によれば、研磨対象物の材質や構造等に応じて、最適な減算特性(減算量や周波数特性等)を選択することができる。
本願発明の第8の形態によれば、形態4に記載の研磨装置において、前記終点検出部は、前記第2の増幅部の増幅特性を制御する制御部を有する。かかる形態によれば、研磨対象物の材質や構造等に応じて、最適な第2の増幅特性(増幅率や周波数特性等)を選択することができる。
本願発明の研磨装置の第9の形態によれば、研磨方法が提供される。この研磨方法は、研磨パッドを保持するための研磨テーブルを回転駆動する第1の電動モータと、研磨対象物を保持して前記研磨パッドへ押圧するための保持部を回転駆動する第2の電動モータと
を有し、前記第1及び第2の電動モータのうち少なくとも一方の電動モータは、複数相の巻線を有する研磨装置を用いた、前記研磨対象物の表面を研磨する研磨方法である。該方法は、前記第1及び/又は第2の電動モータのうちの少なくとも2相の電流を検出する電流検出ステップと、前記検出された少なくとも2相の電流検出値を整流し、整流された信号に対して加算及び/又は乗算を行って出力する整流演算ステップと、前記整流演算ステップの出力の変化に基づいて、前記研磨対象物の表面の研磨終了を示す研磨終点を検出する終点検出ステップとを有する。かかる形態によれば、第1の形態と同様の効果を達成できる。
本願発明の第10の形態によれば、形態9において、前記終点検出ステップは、前記整流演算ステップの出力を増幅する増幅ステップと、前記整流演算ステップの出力に含まれるノイズを除去するノイズ除去ステップと、前記整流演算ステップの出力から所定量を減算する減算ステップのうち、少なくとも1つを有する。かかる形態によれば、第2の形態と同様の効果を達成できる。
本願発明の研磨装置の第11の形態によれば、形態9に記載の研磨方法において、前記終点検出ステップでは、前記増幅ステップにおいて増幅された信号に対して、前記減算ステップにおいて所定量の減算を行い、該減算された信号から前記ノイズ除去ステップにおいてノイズを除去する。かかる形態によれば、第3の形態と同様の効果を達成できる。
本願発明の研磨装置の第12の形態によれば、形態11において、前記終点検出ステップは、前記ノイズ除去ステップでノイズを除去された信号をさらに増幅する第2の増幅ステップをさらに有する。かかる形態によれば、第4の形態と同様の効果を達成できる。
図1は、本実施形態に係る研磨装置の基本構成を示す図である。 図2は、終点検出部26の詳細を示すブロック図である。 図3は、終点検出部26による信号処理の内容を示すグラフである。 図4は、終点検出部26による信号処理の内容を示すグラフである。 図5は、比較例の終点検出法を示すブロック図及びグラフである。 図6(a)は、比較例の実効値変換器56の出力56aを示すグラフであり、図6(b)は、本実施例の実効値変換器48の出力48aを示すグラフである。 図7は、比較例の実効値変換器56の出力56aと、実施例の実効値変換器48の出力48aを示すグラフである。 図8は、比較例の出力56aの変化量70と、本実施例の出力48aの変化量68の、半導体ウエハ18に加わる圧力に対する変化を示すグラフである。 図9は、増幅部40、オフセット部42、フィルタ44、第2の増幅部46の設定の一例を示す。 図10は、制御部50による各部の制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る研磨装置を図面に基づいて説明する。始めに、研磨装置の基本構成について説明し、その後、研磨対象物の研磨終点の検出について説明する。
図1は、本実施形態に係る研磨装置100の基本構成を示す図である。研磨装置100は、研磨パッド10を上面に取付け可能な研磨テーブル12と、研磨テーブル12を回転駆動する第1の電動モータ14と、半導体ウエハ(研磨対象物)18を保持可能なトップリング(保持部)20と、トップリング20を回転駆動する第2の電動モータ22と、を備えている。
トップリング20は、図示しない保持装置により、研磨テーブル12に近づけたり遠ざけたりすることができるようになっている。半導体ウエハ18を研磨するときは、トップリング20を研磨テーブル12に近づけることにより、トップリング20に保持された半導体ウエハ18を、研磨テーブル12に取り付けられた研磨パッド10に当接させる。
半導体ウエハ18を研磨するときは、研磨テーブル12が回転駆動された状態で、トップリング20に保持された半導体ウエハ18が研磨パッド10に押圧される。また、トップリング20は、第2の電動モータ22によって、研磨テーブル12の回転軸13とは偏心した軸線21の回りに回転駆動される。半導体ウエハ18を研磨する際は、研磨材を含む研磨砥液が、図示しない研磨材供給装置から研磨パッド10の上面に供給される。トップリング20にセットされた半導体ウエハ18は、トップリング20が第2の電動モータ22によって回転駆動されている状態で、研磨砥液が供給された研磨パッド10に押圧される。
第1の電動モータ14は、少なくともU相とV相とW相の3相の巻線を備えた同期式又は誘導式のACサーボモータであることが好ましい。第1の電動モータ14は、本実施形態においては、3相の巻線を備えたACサーボモータを含む。3相の巻線は、120度位相のずれた電流を第1の電動モータ14内のロータ周辺に設けられた界磁巻線に流し、これにより、ロータが回転駆動されるようになっている。第1の電動モータ14のロータは、モータシャフト15に接続されており、モータシャフト15により研磨テーブル12が回転駆動される。なお、本発明は、3相モータ以外の2相モータ、5相モータ等に適用できる。また、ACサーボモータ以外の、例えば、DCブラシレス形モータにも適用することができる。
第2の電動モータ22は、少なくともU相とV相とW相の3相の巻線を備えた同期式又は誘導式のACサーボモータであることが好ましい。第2の電動モータ22は、本実施形態においては、3相の巻線を備えたACサーボモータを含む。3相の巻線は、120度位相のずれた電流を第2の電動モータ22内のロータ周辺に設けられた界磁巻線に流し、これにより、ロータが回転駆動されるようになっている。第2の電動モータ22のロータは、モータシャフト23に接続されており、モータシャフト23によりトップリング20が回転駆動される。
また、研磨装置100は、第1の電動モータ14を回転駆動するモータドライバ16を備える。なお、図1は、第1の電動モータ14を回転駆動するモータドライバ16のみを図示するが、第2の電動モータ22にも同様のモータドライバが接続される。モータドライバ16は、U相、V相、W相それぞれについて交流電流を出力し、この3相交流電流によって第1の電動モータ14を回転駆動する。
研磨装置100は、モータドライバ16が出力する3相交流電流を検出する電流検出部24と、電流検出部24によって検出された3相の電流検出値を整流し、整流された3相の信号を加算して出力する整流演算部28と、整流演算部28の出力の変化に基づいて、半導体ウエハ18の表面の研磨終了を示す研磨終点を検出する終点検出部29とを有する。本実施例の整流演算部28は、3相の信号を加算する処理のみを行うが、加算したのちに乗算を行ってもよい。また、乗算のみを行ってもよい。
電流検出部24は、モータドライバ16が出力する3相交流電流を検出するために、U相、V相、W相の各相に、電流センサ31a、31b、31cを備える。電流センサ31a、31b、31cはそれぞれ、モータドライバ16と第1の電動モータ14との間のU相、V相、W相の電流路に設けられる。電流センサ31a、31b、31cはそれぞれ、U相、V相、W相の電流を検出し、整流演算部28へ出力する。なお、電流センサ31a
、31b、31cは、図示しないモータドライバと第2の電動モータ22との間のU相、V相、W相の電流路に設けてもよい。
電流センサ31a、31b、31cは、本実施例では、ホール素子センサである。各ホール素子センサは、U相、V相、W相の電流路にそれぞれ設けられ、U相、V相、W相の各電流に比例した磁束を、ホール効果によりホール電圧32a、32b、32cに変換して出力する。
電流センサ31a、31b、31cは、電流を計測できる他の方式のものでもよい。たとえば、U相、V相、W相の電流路にそれぞれ設けられたリング状のコア(一次巻線)に巻かれた二次巻線により電流を検出する、電流トランス方式でもよい。この場合、出力電流を負荷抵抗に流すことで電圧信号として検出することができる。
整流演算部28は、複数個の電流センサ31a、31b、31cの出力を整流し、整流された信号を加算する。終点検出部30は、整流演算部28の出力を処理する処理部30と、処理部30の出力の実効値変換を行う実効値変換器48と、研磨終点の判断等を行う制御部50とを有する。整流演算部28と終点検出部26の詳細を図2〜4により説明する。図2は、整流演算部28と終点検出部26の詳細を示すブロック図である。図3、4は、整流演算部28と終点検出部26による信号処理の内容を示すグラフである。
整流演算部28は、複数個の電流センサ31a、31b、31cの出力電圧32a、32b、32cを入力されて整流する整流部34a、34b、34cと、整流された信号36a、36b、36cを加算する演算部38とを有する。加算により電流値が大きくなるため、検出精度が向上する。なお、実施例の説明では、信号線と当該信号線を流れる信号に対して、同じ参照符号を付す。
加算する出力電圧32a、32b、32cは、本実施例では、3相分であるが、本発明はこれに限られない。例えば、2相分を加算してもよい。また、第1の電動モータ22の3相分、又は2相分を加算して、これを用いて、終点検出を行ってもよい。さらに、第1の電動モータ14の1個以上の相と、第2の電動モータ22の1個以上の相とを加算してもよい。
図3(a)は、電流センサ31a、31b、31cの出力電圧32a、32b、32cを示す。図3(b)は、整流部34a、34b、34cがそれぞれ整流して出力した電圧信号36a、36b、36cを示す。図3(c)は、演算部38が、加算して出力した信号38aを示す。これらのグラフの横軸は時間であり、縦軸は電圧である。
処理部30は、整流演算部28の出力38aを増幅する増幅部40と、整流演算部28の出力から所定量を減算するオフセット部(減算部)42と、整流演算部28の出力38aに含まれるノイズを除去するフィルタ(ノイズ除去部)44と、ノイズ除去部でノイズを除去された信号をさらに増幅する第2の増幅部46を有する。処理部30では、増幅部40で増幅された信号40aを、オフセット部44で減算し、減算された信号42aからフィルタ44でノイズを除去する。
図3(d)は、増幅部40が、増幅して出力した信号40aを示す。図4(a)は、オフセット部42が、信号40aから減算して出力した信号42aを示す。図4(b)は、フィルタ44が、信号42aに含まれるノイズを除去して出力した信号44aを示す。図4(c)は、第2の増幅部46が、ノイズが除去された信号44aをさらに増幅して出力した信号46aを示す。これらのグラフの横軸は時間であり、縦軸は電圧である。
増幅部40は、整流演算部28の出力38aの振幅を制御するものであり、所定量の増幅率で増幅して、振幅を大きくする。オフセット部42は、摩擦力が変化しても変化しない一定量の電流部分(バイアス)を除去することにより、摩擦力の変化に依存する電流部分を取り出して処理する。これにより、摩擦力の変化から終点を検出する終点検出法の精度が向上する。
オフセット部42は、増幅部40が出力した信号40aのうち削除すべき量だけ減算を行う。検出される電流は通常、摩擦力の変化にともなって変化する電流部分と、摩擦力が変化しても変化しない一定量の電流部分(バイアス)を含む。このバイアスが削除すべき量である。バイアスを除去することにより、摩擦力の変化に依存する電流部分のみを取り出して、後段にある実効値変換器48の入力範囲に合わせて、最大の振幅まで増幅することが可能になり、終点検出の精度が向上する。
フィルタ44は、入力された信号42aに含まれる不要なノイズを低減するものであり、通常、ローパスフィルタである。フィルタ44は、例えば、モータの回転数より低い周波数成分のみを通すフィルタである。終点検出では、直流成分のみがあれば終点検出ができるからである。モータの回転数より低い周波数成分を通すバンドパスフィルタでもよい。 この場合も終点検出ができるからである。
第2の増幅部46は、後段にある実効値変換器48の入力範囲に合わせて、振幅の調整を行うためのものである。実効値変換器48の入力範囲に合わせる理由は、実効値変換器48の入力レンジは無限ではなく、かつ、できるだけ振幅は大きいことが望ましいからである。なお、実効値変換器48の入力レンジを大きくすると、変換後の信号をA/Dコンバータにより、アナログ/デジタル変換する際の分解能が悪化する。これらの理由から第2の増幅部46により、実効値変換器48への入力範囲を最適に保つ。
第2の増幅部46の出力46aは、実効値変換器48へ入力される。実効値変換器48は、交流電圧の1周期における平均、すなわち、交流電圧に等しい直流電圧を求めるものである。実効値変換器48の出力48aを図4(d)に示す。このグラフの横軸は時間であり、縦軸は電圧である。
実効値変換器48の出力48aは、制御部50に入力される。制御部50は、出力48aに基づいて、終点検出を行う。制御部50は、以下の条件のいずれかが満たされた場合等の、あらかじめ設定された条件を満たした場合に、半導体ウエハ18の研磨が終点に達したと判定する。すなわち、出力48aがあらかじめ設定されたしきい値より大きくなった場合、もしくは、あらかじめ設定されたしきい値より小さくなった場合、もしくは、出力48aの時間微分値が所定の条件を満たした場合に、半導体ウエハ18の研磨が終点に達したと判定する。
本実施例の効果を、1相の電流のみを用いている比較例と対比して説明する。図5は、比較例の終点検出法を示すブロック図及びグラフである。図5に示すグラフは、検出法の原理を示すことを目的とするため、図示する信号は、ノイズがない場合の信号を示す。これらのグラフの横軸は時間であり、縦軸は電圧である。比較例では、1相の電流のみを用いているため、加算という処理はない。また、減算という処理も行っていない。図2と図5において、ホール素子センサ31aとホール素子センサ52、整流部34aと整流部54、実効値変換器48と実効値変換器56は、それぞれ同等の性能を有するものとする。
比較例では、ホール素子センサ52は、1個であり、例えばU相の電流路に設けられ、U相の電流に比例した磁束を、ホール電圧52aに変換して信号線52aに出力する。図5(a)にホール電圧52aを示す。ホール素子センサ52の出力電圧52aを入力され
て整流部54は整流して、信号54aとして出力する。整流は、半波整流又は全波整流である。半波整流した場合の信号54aを図5(c)に、全波整流した場合の信号54aを図5(d)に示す。
出力54aは、実効値変換器56へ入力される。実効値変換器56は、交流電圧の1周期における平均を求める。実効値変換器56の出力56aを図5(e)に示す。実効値変換器56の出力56aは、終点検出部58に入力される。終点検出部58は、出力56aに基づいて、終点検出を行う。
比較例の処理結果と本実施例の処理結果を、比較して図6に示す。図6(a)は、比較例の実効値変換器56の出力56aを示すグラフであり、図6(b)は、本実施例の実効値変換器48の出力48aを示すグラフである。グラフの横軸は時間、縦軸は、実効値変換器の出力電圧を、対応する駆動電流に換算して示したものである。図6より、本実施例により、電流の変化が大きくなっていることがわかる。図6におけるレンジHTは、実効値変換器48、56の入力可能レンジを示す。比較例のレベル60aが、本実施例のレベル62aに対応し、比較例のレベル60bが、本実施例のレベル62bに対応する。
比較例では、駆動電流56aの変化レンジWD(=レベル60a−レベル60b)が、入力可能レンジHTより、かなり小さい。本実施例では、駆動電流48aの変化レンジWD1(=レベル60a−レベル60b)が、入力可能レンジHTとほぼ等しくなるように、駆動電流48aが処理部30により処理されている。この結果、駆動電流48aの変化レンジWD1が、比較例の変化レンジWDよりもかなり大きくなっている。本実施例では、トルク電流の変化が小さい場合でもトルク電流の変化を良好に検出し、研磨終点検出の精度が向上している。
比較例と本実施例との処理の結果を、比較した別のグラフを図7に示す。図7は、比較例の実効値変換器56の出力56aと、本実施例の実効値変換器48の出力48aを示すグラフである。グラフの横軸は時間、縦軸は、実効値変換器の出力電圧を、対応する駆動電流に換算して示したものである。本図は、図6とは、研磨対象物が異なる。図7は、研磨の開始時点t1から研磨終了時点t3までに、実効値変換器の出力電圧がどのように変化するかを示す。
本図から明らかなように、本実施例の実効値変換器48の出力48aの変化量は、比較例の実効値変換器56の出力56aの変化量より大きい。出力48aと出力56aは、時刻t1で、ともに最低値64a,66aを取り、時刻t2で、ともに最高値64b,66bを取る。実効値変換器48の出力48aの変化量68(=64b−64a)は、比較例の実効値変換器56の出力56aの変化量70(=66b−66a)より、かなり大きい。なお、ピーク値72a,72bは、最高値64b,66bより大きい電流値を示すが、ピーク値72a,72bは、研磨が安定するまでの初期段階で発生するノイズのようなものである。
図7に示す変化量68、70は、半導体ウエハ18が、トップリング20が第2の電動モータ22によって回転駆動されている状態で研磨パッド10に押圧されるときの圧力に依存する。変化量68、70は、この圧力が大きいほど大きくなる。これを図8に示す。図8は、比較例の出力56aの変化量70と、本実施例の出力48aの変化量68の、半導体ウエハ18に加わる圧力に対する変化を示すグラフである。グラフの横軸は、半導体ウエハ18に加わる圧力、縦軸は、実効値変換器の出力電圧を、対応する駆動電流に換算して示したものである。曲線74は、本実施例の出力48aの変化量68を、圧力に対してプロットしたものである。曲線76は、比較例の出力56aの変化量70を、圧力に対してプロットしたものである。圧力0のとき、すなわち、研磨を行っていないときは、電
流は0である。本図から明らかなように、本実施例の実効値変換器48の出力48aの変化量68は、比較例の実効値変換器56の出力56aの変化量70より大きく、曲線74と曲線76の差は、圧力が大きくなるほど顕著である。
次に、制御部50による増幅部40と、オフセット部42と、フィルタ44と、第2の増幅部46の制御について説明する。制御部50は、増幅部40の増幅特性(増幅率や周波数特性等)、フィルタ44のノイズ除去特性(信号の通過帯域や減衰量等)、オフセット部42の減算特性(減算量や周波数特性等)、及び第2の増幅部46の増幅特性(増幅率や周波数特性等)を制御する。
具体的な制御方法は、以下のとおりである。上記各部を制御するために各部の特性を変更する場合、制御部50は、回路特性の変更指示を示すデータをデジタル通信(USB(Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス))、LAN(Local Area Network(ローカル・エリア・ネットワーク))、RS−232等)により、上記の各部に送信する。
データを受信した各部は、データに従って、特性に関する設定を変更する。変更方法は、各部のアナログ回路を構成する抵抗の抵抗値、コンデンサの容量値、インダクタのインダクタンス等の設定を変更する。具体的な変更方法としては、アナログSWにて抵抗等を切替える。又は、DAコンバータによって、デジタル信号をアナログ信号に変換した後、アナログ信号によって複数の抵抗等の切替や、小型モータによる可変抵抗等を回転させて、設定を変更する。複数の回路をあらかじめ設けておき、複数の回路を切り替える方式も可能である。
送信するデータの内容は、種々可能である。例えば、番号を送信し、受信した各部が、受信した番号に従って、当該番号に対応する抵抗等を選択する、又は、抵抗値やインダクタンスの大きさに対応した値を送信して、その値に合わせて抵抗値やインダクタンスの大きさを詳細に設定する方式がある。
デジタル通信以外の方法も可能である。例えば、制御部50と、増幅部40、オフセット部42、フィルタ44、第2の増幅部46とを直結する信号線を設け、当該信号線により、各部内の抵抗等を切り替える方式も可能である。
制御部50によって、各部が設定される一例を図9により説明する。図9は、増幅部40、オフセット部42、フィルタ44、第2の増幅部46の設定の一例を示す。この例においては、実効値変換部48の入力レンジが、0A(アンペア)から100A、すなわち100Aである。整流演算部28の出力信号38aの波形の最大値が20A、最小値が10Aである。すなわち整流演算部28の出力信号38aの変化幅(振幅)が10A(=20A-10A)以内、信号38aの下限値が10Aである。
このような場合、出力信号38aの変化分の振幅が10Aであり、実効値変換部48の入力レンジが100Aであるため、増幅部40の増幅率の設定値78aは、10倍(=100A/10A)と設定される。増幅の結果、出力信号38aの波形の最大値78bは200A、最小値78cは100Aとなる。
オフセット部42での減算量は、信号38aの下限値である10Aが、増幅部40により増幅されて、100Aになるため、100Aを減算することになる。従って、オフセット部42での減算量の設定値78dは、-100Aとなる。減算の結果、出力信号38aの波形の最大値78eは100A、最小値78fは0Aとなる。
図9の例では、フィルタ44に関しては、初期設定の状態から変更しないため、設定値78gは空白としている。フィルタ処理の結果、出力信号38aの波形の最大値78hは、フィルタ特性に従った100Aより低い値に減衰され、出力信号38aの波形の最小値78iは0Aである。図9の場合、フィルタ44は、入力が0Aのときは、出力を0Aに保持する特性を有するからである。第2の増幅部46は、フィルタ44により減衰した分を補正することを目的としている。第2の増幅部46の増幅率の設定値78jは、フィルタ44により減衰した分を補正できる値に設定される。第2の増幅の結果、出力信号38aの波形の最大値78bは100A、最小値78cは0Aとなる。
次に、制御部50による各部の制御の一例を図10により、さらに説明する。図10は、制御部50による各部の制御の一例を示すフローチャートである。制御部50は、研磨開始時に、研磨レシピ(押圧力分布や研磨時間などの基板表面に対する研磨条件を定めたもの)に関する情報を、研磨装置100の操作者、又は、図示しない研磨装置100の管理装置から入力される(ステップ10)。
研磨レシピを使用する理由は以下のとおりである。複数の半導体ウエハ等の基板に対する多段研磨プロセスを連続して行うとき、研磨前、又は各段の研磨プロセス間、又は研磨後に各基板表面の膜厚等の表面状態を計測する。計測によって得られた値をフィードバックして、次の基板や任意の枚数目後の研磨レシピを最適に修正(更新)するためである。
研磨レシピの内容は、以下のとおりである。
(1)制御部50が増幅部40と、オフセット部42と、フィルタ44と、第2の増幅部46の設定を変更するかどうかに関する情報。変更する場合は、各部との通信設定を有効にする。一方、変更しない場合は、各部との通信設定を無効にする。通信設定が無効の場合には、各部は、デフォルトで設定されている値を有効にする。
(2)実効値変換部48の入力レンジに関する情報。
(3)整流演算部28の出力信号38aの変化幅(振幅)を最大値と最小値で示す情報、又は変化幅で示す情報。この情報は、トルクレンジともよばれる。
(4)フィルタ44の設定に関する情報。例えば、図9の場合は、デフォルトに設定される。
(5)研磨情報、例えば、テーブルの回転数に関する情報を制御に反映するかどうかに関する情報。
次に、制御部50は、研磨情報を制御に反映するかどうかに関する研磨レシピの情報に従って、反映する設定になっている場合は、図示しない研磨装置100の管理装置から研磨テーブル12及びトップリング20の回転数、トップリング20による圧力を受信する(ステップ12)。これらの情報を受信する理由は、圧力、テーブル回転数、テーブル回転数とトップリング回転数の回転数比の影響によるリップルが生じることがあり、リップル周波数に合わせたフィルタ設定を行う必要があるからである。
次に、制御部50は、通信設定が有効になっている場合、研磨レシピ及び、ステップ12で受信した情報に従って、増幅部40と、オフセット部42と、フィルタ44と、第2の増幅部46の設定値を決定する。決定した設定値をデジタル通信により、各部に送信する(ステップ14)。通信設定が無効になっている場合、増幅部40と、オフセット部42と、フィルタ44と、第2の増幅部46では、デフォルトの設定値が設定される。
各部での設定が終了した後、研磨が開始され、研磨中は、制御部50は、実効値変換器48からの信号を受信して、研磨終点の判断を継続して行う(ステップ16)。
制御部50は、実効値変換器48からの信号に基づいて、研磨終点の判断を行った場合、図示しない研磨装置100の管理装置に研磨終点を検出したことを送信する。管理装置
は、研磨を終了させる(ステップ18)。研磨終了後、増幅部40と、オフセット部42と、フィルタ44と、第2の増幅部46では、デフォルトの設定値が設定される。
本実施例によれば、3相のデータを整流して加算し、さらに、波形増幅を行っているため、トルク変化に伴う電流の出力差が大きくなるという効果がある。また、増幅部等の特性を変更できるため、更に出力差を大きくすることができる。フィルタを使用しているため、ノイズが小さくなる。

Claims (12)

  1. 研磨対象物の表面を研磨するための研磨装置であって、
    研磨パッドを保持するための研磨テーブルを回転駆動する第1の電動モータと、
    前記研磨対象物を保持して前記研磨パッドへ押圧するための保持部を回転駆動する第2の電動モータとを有し、
    前記第1及び第2の電動モータのうち少なくとも一方の電動モータは、複数相の巻線を備え、
    前記研磨装置は、前記第1及び/又は第2の電動モータのうちの少なくとも2相の電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部によって検出された少なくとも2相の電流検出値を整流し、整流された信号に対して加算及び/又は乗算を行って出力する整流演算部と、
    前記整流演算部の出力の変化に基づいて、前記研磨対象物の表面の研磨終了を示す研磨終点を検出する終点検出部と、
    を有することを特徴とする研磨装置。
  2. 請求項1において、前記終点検出部は、前記整流演算部の出力を増幅する増幅部と、前記整流演算部の出力に含まれるノイズを除去するノイズ除去部と、前記整流演算部の出力から所定量を減算する減算部のうち、少なくとも1つを有する、ことを特徴とする研磨装置。
  3. 請求項2に記載の研磨装置において、前記終点検出部は、前記増幅部と前記減算部と前記ノイズ除去部とを有し、前記増幅部で増幅された信号を前記減算部で減算し、該減算された信号から前記ノイズ除去部でノイズを除去する、ことを特徴とする研磨装置。
  4. 請求項3の研磨装置において、前記終点検出部では、前記ノイズ除去部でノイズを除去された信号をさらに増幅する第2の増幅部を有する、ことを特徴とする研磨装置。
  5. 請求項2に記載の研磨装置において、前記終点検出部は、前記増幅部と、前記増幅部の増幅特性を制御する制御部とを有する、ことを特徴とする研磨装置。
  6. 請求項2に記載の研磨装置において、前記終点検出部は、前記ノイズ除去部と、前記ノイズ除去部のノイズ除去特性を制御する制御部とを有する、ことを特徴とする研磨装置。
  7. 請求項2に記載の研磨装置において、前記終点検出部は、前記減算部と、前記減算部の減算特性を制御する制御部とを有する、ことを特徴とする研磨装置。
  8. 請求項4に記載の研磨装置において、前記終点検出部は、前記第2の増幅部の増幅特性を制御する制御部を有する、ことを特徴とする研磨装置。
  9. 研磨パッドを保持するための研磨テーブルを回転駆動する第1の電動モータと、研磨対象物を保持して前記研磨パッドへ押圧するための保持部を回転駆動する第2の電動モータとを有し、前記第1及び第2の電動モータのうち少なくとも一方の電動モータは、複数相の巻線を有する研磨装置を用いた、前記研磨対象物の表面を研磨する研磨方法において、該方法は、
    前記第1及び/又は第2の電動モータのうちの少なくとも2相の電流を検出する電流検出ステップと、
    前記検出された少なくとも2相の電流検出値を整流し、整流された信号に対して加算及び/又は乗算を行って出力する整流演算ステップと、
    前記整流演算ステップの出力の変化に基づいて、前記研磨対象物の表面の研磨終了を示
    す研磨終点を検出する終点検出ステップとを有する、ことを特徴とする研磨方法
  10. 請求項9の研磨方法において、前記終点検出ステップは、前記整流演算ステップの出力を増幅する増幅ステップと、前記整流演算ステップの出力に含まれるノイズを除去するノイズ除去ステップと、前記整流演算ステップの出力から所定量を減算する減算ステップのうち、少なくとも1つを有する、ことを特徴とする研磨方法
  11. 請求項10に記載の研磨方法において、前記終点検出ステップでは、前記増幅ステップにおいて増幅された信号に対して、前記減算ステップにおいて所定量の減算を行い、該減算された信号から前記ノイズ除去ステップにおいてノイズを除去する、ことを特徴とする研磨方法。
  12. 請求項11の研磨方法において、前記終点検出ステップは、前記ノイズ除去ステップでノイズを除去された信号をさらに増幅する第2の増幅ステップをさらに有する、ことを特徴とする研磨方法。
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