JP2016213684A - コンテンツ配信システム - Google Patents

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響児 小西
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Abstract

【課題】テレビ番組を含むコンテンツをリアルタイムに編集し、配信するための技術を提供する。【解決手段】放送局から受信したコンテンツをリアルタイムでエンコーディングしてネットワーク上で配信するコンテンツ配信システムにおいて、CMが放送されているか否かを示すCM信号を放送局から受信し、当該CM信号に基づいて、CMの部分が放送されているか否かを検出し、当該検出結果に基づいて、放送されたコンテンツのうちCMの部分を、別の動画に差し替えて配信ないし再生する。【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツの配信技術に関する。
従来、テレビ番組を、ビデオ・オン・デマンド方式でインターネットを介して動画配信するサービスが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
「Hulu」、[online]、[平成27年5月8日検索]、インターネット<URL:http://www.hulu.com/>
従来のビデオ・オン・デマンド方式による動画配信サービスでは、ブラウザや専用アプリなどで視聴できる形式への変換や内容の編集などは、すべて事前に行われる。すなわち、テレビ番組をビデオ・オン・デマンド方式で動画配信する場合、テレビ番組からコマーシャル(以下「CM」という。)を取り除くよう編集したり、ビデオ・オン・デマンド方式で配信できる形式に変換したりする処理は、すべて事前に行われている。
これに対し、テレビ番組をリアルタイムにインターネット配信する場合には、ブラウザや専用アプリなどで視聴できる形式への変換や内容の編集などを、すべてリアルタイムで行う必要がある。
そこで、本発明の所定の実施形態は、テレビ番組を含むコンテンツをリアルタイムに編集し、配信するための技術を提供しようとするものである。
本発明の所定の実施形態に係るコンテンツ配信システムは、放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換するエンコーダと、ストリーム形式のデータを配信する配信サーバと、配信されたストリーム形式のデータを受信し、コンテンツを再生するユーザ視聴機器と、を含むものであり、放送局から第1の信号を受信し、当該第1の信号に基づいて、放送局がコンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出する検出器と、検出器による検出結果に基づいて、コンテンツのうち第1の部分を、別のコンテンツに差し替える差替え部とをさらに備える。
また、本発明の所定の実施形態に係るコンテンツ配信方法は、放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換するエンコーダと、ストリーム形式のデータを配信する配信サーバと、配信されたストリーム形式のデータを受信し、コンテンツを再生するユーザ視聴機器と、を備えるシステムにおいて実行されるコンテンツ配信方法であり、放送局から第1の信号を受信することと、当該第1の信号に基づいて、放送局がコンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出することと、当該検出の結果に基づいて、コンテンツのうち第1の部分を、当該コンテンツとは異なる別のコンテンツに差し替えることと、を含む。
また、本発明の所定の実施形態に係るエンコーディング装置は、放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換可能なエンコーダと、放送局から第1の信号を受信し、当該第1の信号に基づいて、放送局がコンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出する検出器と、検出器により、コンテンツのうち第1の部分が放送されているものと検出されたとき、コンテンツの代わりに、別のコンテンツをエンコーダに渡し、コンテンツのうち第1の部分以外の部分が放送されているものと検出されたとき、放送局から受信した前記コンテンツをエンコーダに渡す差替え部と、を備える。
本発明の所定の実施形態に係るエンコーディング方法は、放送局からコンテンツを受信すること、放送局から第1の信号を受信し、当該第1の信号に基づいて、放送局がコンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出すること、検出の結果、コンテンツのうち第1の部分が放送されているものと検出されたとき、当該コンテンツの代わりに、別のコンテンツをエンコーダに渡し、コンテンツのうち第1の部分以外の部分が放送されているものと検出されたとき、放送局から受信したコンテンツをエンコーダに渡すこと、渡されたコンテンツをエンコーダがストリーム形式のデータに変換すること、を含む。
さらに、本発明の所定の実施形態に係るコンテンツ配信システムは、放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換可能なエンコーダと、ストリーム形式のデータにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加手段と、タイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータをユーザ視聴機器に配信する配信サーバと、放送局から受信した第1の信号に基づいて、放送局がコンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出する検出器と、検出器の検出結果に基づいて、コンテンツのうち第1の部分が放送された時刻に関する情報を、ユーザ視聴機器に伝達する伝達手段と、配信されたタイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータに基づいて、コンテンツを再生するユーザ視聴機器であって、第1の部分が放送された時刻に関する情報と、タイムスタンプとに基づいて、コンテンツのうち第1の部分を、別のコンテンツに差し替えて再生する、ユーザ視聴機器と、を備える。
本発明の所定の実施形態に係るコンテンツ配信方法は、放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換すること、ストリーム形式のデータにタイムスタンプを付加すること、タイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータをユーザ視聴機器に配信すること、放送局から受信した第1の信号に基づいて、放送局がコンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出すること、検出の結果に基づいて、コンテンツのうち第1の部分が放送された時刻に関する情報を、ユーザ視聴機器に伝達すること、配信されたタイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータに基づいて、コンテンツを再生することであって、第1の部分が放送された時刻に関する情報と、タイムスタンプとに基づいて、コンテンツのうち第1の部分を、別のコンテンツに差し替えて再生することと、
を備える。
本発明の所定の実施形態に係るプログラムは、上述の方法の各処理の少なくとも一部をコンピュータに実行させるものである。ここでいうコンピュータとは、ホストコンピュータのみならず、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブル端末、その他任意の情報処理装置を含む。かかるプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は、通信ネットワークなどを介してアプリ(アプリケーション)等をダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本明細書等において「リアルタイム」に配信するというとき、必ずしも同時ないし同時刻に配信することを意味するものではなく、所定の時間遅れで配信する場合を含み得る。すなわち、「リアルタイム」に配信するとは、コンテンツを事前に編集ないし変換することなく、コンテンツを受信したときに順次ストリーミング配信用のデータに編集ないし変換して配信することを含む。
また、本明細書等において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明の所定の実施形態によれば、テレビ番組を含むコンテンツをリアルタイムに編集し、配信することが可能となるという優れた効果を奏し得る。
第1の実施形態に係るコンテンツ配信システム1aの構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係るCM対応エンコーダ10aの構成の一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係るユーザ視聴機器30aの構成の一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係るCM対応エンコーダ10aによる処理フローの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るコンテンツ配信システム1bの構成を示す概略図である。 第2の実施形態に係るタイムスタンプ対応エンコーダ10bの構成の一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係るCM信号伝達サーバ40の構成の一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係るユーザ視聴機器30bの構成の一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係るコンテンツ配信システム1bによる処理フローの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るユーザ視聴機器30bによる処理のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ配信システム1aの構成を示す概略図である。同図に示すとおり、コンテンツ配信システム1aは、CM対応エンコーダ10aと、配信サーバ20とを備えて構成される。コンテンツ配信システム1aはさらに、ユーザ視聴機器30aを備え、配信サーバ20とユーザ視聴機器30aとがネットワークNを介して接続され得る。
CM対応エンコーダ10aは、映像信号X1とCM信号X2とを受信して、ストリーム形式のデータに変換し、ストリームデータYを出力する処理を行う。
本実施形態において、CM対応エンコーダ10aは、放送局等から放送中の番組の映像信号X1を受信する。ここで、番組とは、例えば、テレビジョン放送における番組表を構成する個々のコンテンツを含むものであり、1つの番組は本編とCMによって構成されているものとする。なお、実施例において、本編とは、番組のうちCM以外の部分をいうものとする。
CM対応エンコーダ10aは、番組内の本編の部分については、受信した映像信号X1をもとに、本編の映像をそのまま符号化(エンコード)してストリームデータを作成する。他方、番組内のCMの部分について、CM対応エンコーダ10aは、CMの映像をそのまま符号化するのではなく、別の動画Vに差し替えて、当該別の動画Vを符号化してストリームデータを作成する。
本実施形態において、番組がCM中であるか否かの判別は、CM信号X2に基づいて行われる。すなわち、CM信号X2は、番組内のどの部分が本編で、どの部分がCMであるかを判別するための信号である。例えば、CM信号X2の電圧が、所定の電圧値よりも大きい場合はCM中であり、所定値よりも小さい場合はCM中でない、すなわち本編が流れていることを示すものとすることができる。このようなCM信号X2は、放送局によって提供されることが好ましいが、この限りではない。
CM対応エンコーダ10aは、放送局等から、放送中の番組の映像信号X1とともに当該番組のCM信号X2を受信し、その電圧値を検出することによって、番組がCM中であるか否かを検出することができる。そして、検出結果に基づいて、本編の部分はそのまま、CMの部分は別の動画Vに差し替えて、ストリームデータを作成する。このようにして作成されるストリームデータは、本編の部分は放送中の番組と同じで、CMの部分が別の動画Vに差し替えられたものとなる。
こうして作成されたストリームデータYは、CM対応エンコーダ10aから出力され、配信サーバ20に渡される。
配信サーバ20は、CM対応エンコーダ10aからストリームデータYを受信し、ユーザ視聴機器30に対してストリームデータZを配信する処理を行う。配信サーバ20は、市販のストリーミングサーバを適用してもよい。
より具体的には、配信サーバ20は、ユーザ視聴機器30aから、番組再生のリクエストを受信すると、当該ユーザ視聴機器30に対して、ストリームデータZを配信する。配信サーバ20は、複数のユーザ視聴機器30に対して、通信のタイムラグ等を除いて、ほぼ同時にストリームデータZを配信することができる。
ここでは、配信サーバ20が受信するストリームデータYと、配信サーバ20から配信されるストリームデータZを区別して表記したが、両者はコンテンツの内容(すなわち、放送中の番組と本編の部分は同じで、CMの部分を別の動画に差し替えたもの)が同一であればよく、同一のストリームデータであってもよいし、ビットレートが異なるストリームデータであってもよい。
例えば、配信サーバ20は、CM対応エンコーダ10aから受信したストリームデータYを、通信のタイミングを調整した上で、そのままユーザ視聴機器30に転送してもよい。また、配信サーバ20は、配信先のユーザ視聴機器30aの処理能力や再生環境、及び、ネットワークNの帯域幅等のネットワーク環境に基づいて、適切なビットレートを算出し、当該ビットレートに見合う画像サイズや品質に変換したストリームデータZを適切な通信速度でユーザ視聴機器30aに配信することができる。
ユーザ視聴機器30aは、ネットワークNを介して、配信サーバ20からストリームデータZを受信し、番組を再生する処理を行う。本実施形態において、ユーザ視聴機器30aは、配信サーバ20から配信されたコンテンツをユーザが視聴するための機器であり、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、スマートフォン、インターネット対応テレビ、携帯情報端末(PDA)、その他任意の情報機器により構成され得る。より具体的には、これらの情報機器に、ウィンドウズ・メディア・プレイヤ(Windows Media Player:登録商標)やリアル・プレイヤ(Real Player:登録商標)などの動画再生用のプレイヤ・アプリケーションをインストールしたものを、ユーザ視聴機器30aとして用いることができる。
ユーザ視聴機器30aは、まず配信サーバ20へアクセスして番組の映像をリクエストすることにより、配信サーバ20からユーザ視聴機器30aにストリームデータZが配信される。これにより、番組をユーザ視聴機器30a上で視聴できるようになる。
ネットワークNは、配信サーバ20とユーザ視聴機器30aとの間でデータを送受信可能な通信網を含む。例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
図2は、本実施形態に係るCM対応エンコーダ10aの構成の一例を示す概略図である。同図に示すとおり、本実施形態におけるCM対応エンコーダ10aは、CM検出器110と、動画差替え部100と、エンコーダ140とを備える。
動画差替え部100は、放送された番組のうちCMの部分を、別の動画に差し替える処理を行う。本実施形態では、映像信号X1とCM検出器110による検出結果に基づいて、動画を差し替える処理が行われる。より具体的には、動画差替え部100は、動画再生制御手段120と、選択器130と、動画データベース150とを備える。
CM検出器110は、CM信号X2に基づいて、放送されている番組がCM中であるか否かを検出する機能を備える。例えば、CM検出器110は、CM信号X2の電圧の大きさを測定し、電圧値が所定の閾値を超えているか否かを検出する。CM検出器110は、検出の結果、閾値を超えている場合、CM中であることを示す信号「1」を出力し、閾値を超えていない場合、本編であることを示す信号「0」を出力する。なお、本実施形態では、CM信号X2の電圧の大きさによってCMを判別するものを例示したが、他の手法によりCMを判別する場合には、検出対象を適宜変更すればよい。
動画再生制御手段120は、CMの代わりに差し替える動画Vの再生を制御する機能を備える。例えば、CM検出器110から、CM中であることを示す信号「1」を受信している間、動画データベース150から取得した動画Vを再生する。
選択器130は、番組の映像信号X1に基づく動画と、動画再生制御手段120で再生された動画Vのうち、いずれか一方を選択する機能を備える。選択器130は、例えばマルチプレクサにより構成することができる。選択器130は、CM検出器110から、CM中であることを示す信号「1」を受信したときには、動画再生制御手段120によって再生された動画Vを選択して、エンコーダ140に渡す。また、CM検出器110から、本編であることを示す信号「0」を受信したとき、選択器130は、番組の映像信号X1に基づく動画を選択して、エンコーダ140に渡す。
エンコーダ140は、入力された動画を符号化して、ストリーム形式のデータYに変換する機能を備える。変換されたストリームデータYは、配信サーバ20に渡される。
動画データベース150は、CMの代わりに差し替えられる動画ファイルを蓄積したデータベースである。なお、ここでは、CM対応エンコーダ10aの内部に動画再生制御手段120と動画データベース150を備えるものとしたが、これらはCM対応エンコーダ10aの外部に設けてもよい。
図3は、本実施形態に係るユーザ視聴機器30aの構成の一例を示す概略図である。同図に示すとおり、本実施形態におけるユーザ視聴機器30aは、動画再生プレイヤ310と出力装置320とを備える。
動画再生プレイヤ310は、配信サーバ20から受信したストリームデータZを復号化して動画や音声を再生するための機能を備える。例えば、ユーザ視聴機器30aに、上述した動画再生用のプレイヤ・アプリケーションをインストールすることによって、動画再生プレイヤ310として機能させることができる。
出力装置320は、動画を表示するためのインタフェースをユーザに提供するものであり、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTディスプレイ等が挙げられる。
次に、本実施形態に係るコンテンツ配信システム1aによる情報処理の具体的な処理フローについて説明する。
図4は、本実施形態に係るCM対応エンコーダ10aによる処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、CM対応エンコーダ10aは、放送局等から、番組の映像信号とCM信号とを受信し、CM信号に基づいて、番組がCM中であるか否かを判別する(ステップS41)。
CM信号の電圧値が閾値を超えているなど、番組がCM中であるものと検出された場合、CMの部分の映像を、別の動画に差し替える(ステップS42)。他方、番組がCM中であるものと検出されなかった場合は、番組の映像をそのままエンコーダ140に渡す。
その結果、番組の本編の部分は、番組の映像信号に基づく動画がエンコーダ140に渡される。他方、CMの部分は、CMの代わりに別の動画Vがエンコーダ140に渡される。エンコーダ140は、渡された動画を符号化し、ストリームデータYとして出力する(ステップS43)。
このように、本実施形態によれば、放送局から放送された番組をリアルタイムでエンコードして、ネットワークN上でサイマル配信する際に、当該番組のCMの部分の映像をリアルタイムで別の動画に差し替えた上でエンコードして、配信することができる。したがって、例えば、CMの著作権等が処理されていない場合でも、テレビ番組が放送されたとき、当該放送とほぼ同時に、問題の無いCMに差し替えたものをインターネット上でサイマル配信することができる。また、本実施形態では、ユーザ視聴機器30a側では、従来の動画再生用のプレイヤがインストールされていればよく、CMを差し替えるための特別なアプリケーションをユーザ視聴機器30a側にインストール等する必要がない。
なお、本実施形態では、エンコーダ140よりも上流に動画差替え部100を備え、CMの部分を別の動画に差し替えた後にエンコーダ140で符号化する形態について説明した。しかしながら、これに限らず、エンコーダ140よりも下流に動画を差し替えるための手段を備え、ストリームデータのうちCMに対応する部分のデータを、別の動画に関するストリームデータに差し替えた後に配信サーバ20でユーザ視聴機器30に配信するものとしてもよい。
本実施形態の実施例として、番組を放映する部署(番組マスター)から番組の音声・映像信号をHD−SDI(High Definition Serial Digital Interface)でCM対応エンコーダ10aに引き渡す。これと並行して、電圧差によりON/OFFを伝えるCM信号を、ドライバによりデジタルに変換して、CM対応エンコーダ10aに引き渡す。これにより、番組放送と動画切替を実現した。また、CM信号受信後に、CM対応エンコーダ10a上で番組本編から別のCM動画に切り替えることにより、継ぎ目なくCM動画を配信できる。
また、ユーザ視聴機器30に、性別、年齢及び居住地を含む個人情報と、視聴番組及び視聴時間を含む視聴データの履歴を蓄積し、履歴データを所定のサーバに送信する機能を備えてもよい。これにより、ユーザの視聴履歴を集計し、番組作品別のレポーティングが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の他の実施形態として、ユーザ視聴機器側でCMを差し込む実施形態について説明する。
図5は、本発明の他の実施形態に係るコンテンツ配信システム1bの構成を示す概略図である。同図に示すとおり、コンテンツ配信システム1bは、タイムスタンプ対応エンコーダ10bと、CM信号伝達サーバ40と、配信サーバ20と、動画データベース50と、ユーザ視聴機器30bとを備え、配信サーバ20、CM信号伝達サーバ40及び動画データベース50と、ユーザ視聴機器30bとがネットワークNを介して接続され得るように構成される。
タイムスタンプ対応エンコーダ10bは、映像信号X1を受信して、ストリーム形式のデータに変換し、ストリームデータYにタイムスタンプを付加したものを出力する処理を行う。
配信サーバ20は、タイムスタンプ対応エンコーダ10bからタイムスタンプ付きストリームデータYを受信し、ユーザ視聴機器30bに対してタイムスタンプ付きストリームデータZを配信する処理を行う。配信サーバ20がストリームデータYを受信してからストリームデータZを配信するまでの間に、数秒から数分の配信遅延が生じる。本実施形態では、この配信遅延の間に、CMの開始時刻と終了時刻をユーザ視聴機器30に伝達する。
CM信号伝達サーバ40は、CM信号X2を受信して、番組内のCMの開始時刻と終了時刻に関する情報をユーザ視聴機器30bに送信する処理を行う。
動画データベース50は、CMの代わりに差し替えられる動画ファイルを蓄積したデータベースである。なお、図示省略しているが、動画データベース50に蓄積された動画を配信するための動画配信サーバがネットワークNに接続されていて、当該動画配信サーバは、ユーザ視聴機器30bからのリクエストに応答して、動画データベース50に蓄積された動画のストリームデータを当該ユーザ視聴機器30bに配信する。
ユーザ視聴機器30bは、配信サーバ20からタイムスタンプの付加されたストリームデータZを受信する。これと並行して、ユーザ視聴機器30bは、CM信号伝達サーバ40からCMの開始時刻と終了時刻に関する情報を受信する。そして、ユーザ視聴機器30bは、ストリームデータZに基づいて番組の動画を再生する際、当該ストリームデータZに付加されたタイムスタンプを参照して、タイムスタンプがCM信号伝達サーバ40から受信したCMの開始時刻から終了時刻までに含まれる間は、ストリームデータZに基づく動画に替えて、動画データベース50から取得した動画Vを再生する。
図6は、本実施形態に係るタイムスタンプ対応エンコーダ10bの構成の一例を示す概略図である。同図に示すとおり、本実施形態におけるタイムスタンプ対応エンコーダ10bは、エンコーダ140と、計時手段160と、タイムスタンプ付加手段170とを備える。
エンコーダ140は、入力された動画を符号化して、ストリーム形式のデータYに変換する機能を備える。第1の実施形態では、映像信号X1に基づく動画とCMの代わりに差し替えられる動画Vのいずれかがエンコーダ140に入力される構成であるのに対し、本実施形態では、映像信号X1に基づく動画がエンコーダ140に入力される。
計時手段160は、時刻を計測するための機能を備えるものであり、例えば、時計が含まれる。後述するタイムスタンプ付加手段170が、タイムスタンプを付加する際の基礎となる時刻を計測する。
タイムスタンプ付加手段170は、エンコーダ140から出力されたストリームデータに、計時手段160から取得した時刻に基づくタイムスタンプを付加する機能を備える。各フレームにタイムスタンプが付加されたストリームデータYは、タイムスタンプ付加手段170から出力され、配信サーバ20に渡される。
タイムスタンプとは、あるイベントが発生した時刻を示す情報を含むものである。本実施形態において、タイムスタンプは、番組の中でCMが流れた時を特定するために用いられるものであり、日付や時刻を示すものであっても、番組開始からの経過時間を示すものであってもよい。
図7は、本実施形態に係るCM信号伝達サーバ40の構成の一例を示す概略図である。同図に示すとおり、本実施形態におけるCM信号伝達サーバ40は、CM検出器110と計時手段410と、CM情報伝達手段420とを備える。
CM検出器110は、第1の実施形態と同様に、CM信号X2に基づいて、放送されている番組がCM中であるか否かを検出する機能を備える。
計時手段410は、計時手段160と同じく、時刻を計測するための機能を備えるものである。すなわち、計時手段410によって計測される時刻と、計時手段160によって計測される時刻が同一のものとなるよう、計時手段160と計時手段410は同期されていることが好ましい。
CM情報伝達手段420は、番組の中でCMが流れた時刻に関する情報をユーザ視聴機器30bに伝達する機能を備える。より具体的には、CM情報伝達手段420は、CM検出器110から出力された信号と、計時手段410から取得した時刻情報に基づいて、CMが開始された時刻(以下「CM開始時刻」という。)と、CMが終わって本編に戻った時刻(以下「CM終了時刻」という。)を計測し、これらをCM情報としてユーザ視聴機器30bに送信する。
例えば、CM情報伝達手段420は、CM検出器110から出力された信号を受信し、信号が「0」から「1」に変化したときの時刻を計時手段410から取得し、これをCM開始時刻として含むCM開始信号を、ユーザ視聴機器30に送信する。また、CM検出器110から受信した信号が「1」から「0」に変化したときの時刻を計時手段410から取得し、これをCM終了時刻として含むCM終了信号、ユーザ視聴機器30に送信する。
なお、本実施形態では、計時手段160と計時手段410を別の構成とする例を示したが、これらを1つにまとめて構成してもよい。この場合、タイムスタンプ付加手段170とCM情報伝達手段420が、1つの同じ計時手段を参照するものとして構成すればよい。
また、本実施形態では、タイムスタンプ対応エンコーダ10bとCM信号伝達サーバ40を別体として構成したが、これ限らず、両者を1つにまとめて構成してもよい。
図8は、本実施形態に係るユーザ視聴機器30bの構成の一例を示す概略図である。同図に示すとおり、本実施形態におけるユーザ視聴機器30bは、動画再生プレイヤ310と出力装置320に加え、動画差替え部330を備える。
動画差替え部330は、放送された番組をネットワークN上でリアルタイムにサイマル配信された番組のうちCMの部分を、別の動画に差し替える処理を行うものであり、ソフトウェアのアプリケーションとして提供することができる。本実施形態では、動画差替え部330をユーザ視聴機器30b側で備えるため、配信された番組のCMの部分を、ユーザ毎に別個の動画に差し替えることも可能である。
より具体的には、動画差替え部330は、CM情報受信手段331と、CM情報記録手段332と、タイムスタンプ照合手段333と、動画取得手段334と、選択器335とを備える。
CM情報受信手段331は、CM信号伝達サーバ40からCM情報を受信し、必要な処理を行う。CM情報受信手段331は、CM信号伝達サーバ40からCM開始信号を受信したとき、当該CM開始信号に含まれるCM開始時刻を、CM情報記録手段332に格納する。さらに、CM開始信号を受信したことに応答して、CM情報受信手段331は、動画データベース50から動画を取得するよう、動画取得手段334に対して指示する。
また、CM情報受信手段331は、CM信号伝達サーバ40からCM終了信号を受信したとき、当該CM終了信号に含まれるCM終了時刻を、CM情報記録手段332に格納する。
CM情報記録手段332は、CM開始時刻及びCM終了時刻を含むCM情報を記録するためのメモリを含む。
タイムスタンプ照合手段333は、配信サーバ20から受信したストリームデータZに付加されたタイムスタンプと、CM情報記録手段332に格納されたCM情報とを突き合わせて、ストリームデータZの各フレームがCMであるか本編であるか、すなわち、ストリームデータZを再生したときにCMの部分であるか本編の部分であるかを判別する。例えば、ストリームデータZに付加されたタイムスタンプが、CM開始時刻からCM終了時刻に含まれる場合は、CMの部分であると判断し、それ以外の場合は、本編の部分であると判断する。
動画取得手段334は、動画データベース50から動画を取得する処理を行う。CM情報受信手段331がCM開始信号を受信したことに応答して、動画取得手段334は、動画データベース50に対して、動画の配信をリクエストする。
動画データベース50は、ユーザ視聴機器30bからのリクエストに応答して、当該ユーザ視聴機器30bに動画を配信する。なお、動画データベース50は、ユーザ視聴機器30bから、動画のリクエストに加えて、ユーザIDを受信することにより、当該ユーザIDに紐付けられたユーザの性別、年齢、住所等の属性やユーザの視聴履歴に応じた動画を、ユーザ毎に個別に配信することができる。
選択器335は、配信サーバ20から配信されたストリームデータZと、動画データベース50から取得された動画のうち、いずれか一方を選択する機能を備える。選択器335は、タイムスタンプ照合手段333から、CMの部分であることを示す信号を受信したときには、動画データベース50から取得された動画を選択して、動画再生プレイヤ310に渡す。また、タイムスタンプ照合手段333から、本編の部分であることを示す信号を受信したときには、配信サーバ20から配信されたストリームデータZを選択して、動画再生プレイヤ310に渡す。
なお、図示省略しているが、ユーザ視聴機器30bは、配信サーバ20から配信されたストリームデータZを一時的に格納するバッファと、動画データベース50から取得された動画を一時的に格納するバッファを備え、データを受信してから動画を再生するまでの処理のタイミングを必要に応じて調整できるようにすることが好ましい。
次に、本実施形態に係るコンテンツ配信システム1bによる情報処理の具体的な処理フローについて説明する。
図9は、本実施形態に係るコンテンツ配信システム1bによる処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、タイムスタンプ対応エンコーダ10bは、放送局等から受信した番組の映像信号をリアルタイムでエンコードし、タイムスタンプを付加した上で、配信サーバ20に渡す(ステップS91)。
配信サーバ20は、ユーザ視聴機器30bに対して、タイムスタンプが付加されたストリームデータを配信する(ステップS92)。
ユーザ視聴機器30bは、ストリームデータを受信すると、当該ストリームデータに付加されたタイムスタンプに基づいて、ストリームデータがCMの部分であるか、本編の部分であるかを判別する(ステップS93)。なお、ユーザ視聴機器30bは、CM信号伝達サーバ40から別途受信したCM開始時刻及びCM終了時刻を、タイムスタンプと比較することによって、ステップS93の判別を行う。
判別の結果、本編の部分であると判別した場合、配信サーバ20から受信したストリームデータが選択される(ステップS94)。他方、CMの部分であると判別した場合、動画データベース50から取得した別の動画が選択される(ステップS95)。
そして、ユーザ視聴機器30bは、番組の本編の部分については、ストリームデータを再生し、CMの部分については、ストリームデータの代わりに差し替えられた別の動画を再生する(ステップS96)。
図10は、本実施形態に係るユーザ視聴機器30bによる処理のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。同図は、ある番組が9時53分00秒まで本編が放送され、9時53分00秒から9時54分00秒までCMが放送され、9時54分00秒から本編が放送された例について、9時50分ごろから9時55分ごろに放送された内容がユーザ視聴機器30で再生されるところを模式的に表したものである。
この番組が9時53分00秒に本編からCMに切り替わったとき、CM信号伝達サーバ40は、CM開始時刻が9時53分00秒(09:53:00)であることを含むCM開始信号を送信する。ユーザ視聴機器30は、このCM開始信号を、CM信号伝達サーバ40から受信する(ステップS101)。
一方、上述のとおり、配信サーバ20からストリームデータZが配信されるまでに数秒から数分の配信遅延が生じる。そのため、ユーザ視聴機器30bは、実際の時刻よりも前に放送された内容、すなわち、実際の時刻よりも前のタイムスタンプが付加されたストリームデータが再生される。
図10に示す例では、時刻9時53分00秒のすぐ後に、ユーザ視聴機器30bはCM開始信号を受信するが、そのとき、9時50分30秒ごろのタイムスタンプが付加された部分、つまり、9時50分ごろに放送された番組の内容が再生されている。
ユーザ視聴機器30bは、CM開始信号を受信したことに応答して、動画データベース50に、動画の配信をリクエストする(ステップS102)。動画データベースは、当該リクエストに応答して、動画を返却する(ステップS103)。
その後、ユーザ視聴機器30bは、CM終了時刻が9時54分00秒(09:54:00)であることを含むCM終了信号をCM信号伝達サーバ40から受信する(ステップS104)。
また、これらの処理と独立かつ並行して、ユーザ視聴機器30bは、配信サーバ20から配信されたストリームデータZに付加されたタイムスタンプを参照して、付加されたタイムスタンプがCM開始時刻と等しくなったとき、ユーザ視聴機器30bは、ストリームデータZを再生する代わりに、動画データベース50から取得した動画に差し替えて再生する(ステップS105)。
その後、番組がCMの間、ユーザ視聴機器30bは動画データベース50から取得した動画を再生する。そして、ユーザ視聴機器30bは、配信サーバ20から受信したストリームデータZに付加されたタイムスタンプがCM終了時刻と等しくなったとき、ストリームデータZの再生を再開し、本編の映像を再生する(ステップS106)。
以上のとおり、本実施形態によれば、放送局から放送された番組をリアルタイムでエンコードして、ネットワークN上でサイマル配信する際に、タイムスタンプを付加した上で配信する。そして、ユーザ視聴機器30b側で、タイムスタンプに基づいて、配信された番組の動画のうちCMの部分を別の動画に差し替えることができる。このとき、差し替える動画を、ユーザの属性や視聴履歴等に基づいて、ユーザ毎に個別に変更することにより、サイマル配信された動画のCMの部分について、ユーザ属性に合わせた動画広告のリアルタイム配信及びレポーティングが可能となる。
なお、本実施形態では、ユーザ視聴機器30bにおいて、動画再生プレイヤ310よりも上流に動画差替え部330を備え、CMの部分を別の動画に差し替えた後に動画再生プレイヤ310で復号化する形態について説明した。しかしながら、これに限らず、動画再生プレイヤ310よりも下流に動画を差し替えるための手段を備え、ストリームデータZを復号化した後に、CMの部分を別の動画に差し替えて出力装置320に渡すものとしてもよい。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述の各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で処理ステップの一部を省略したり、各処理ステップの順番を任意に変更して又は並列に実行することができる。
例えば、上述の実施形態では、放送局から放送された番組をリアルタイムでエンコーディングして、インターネット経由で視聴者にライブ配信する実施形態に関し、番組中に差し挟まれるCMを別の動画に差し替える実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、他の様々なコンテンツに対して適用可能である。
すなわち、配信の基礎となるコンテンツは、放送局から放送された番組に限らず、ビデオ・オン・デマンドの動画、ウェブキャストの動画、その他任意のコンテンツに適用可能である。差し替え用の別の動画も、CMに限られず、任意の動画または静止画などのコンテンツを用いることができる。また、差し替えられる部分も、CMの部分に限定されるものではなく、コンテンツ内で何らかの手段により検出可能な任意の部分を差し替えられるものとしてもよい。例えば、著作権の処理がなされていない部分について、本明細書に開示した内容を適用することができる。
また、上述の実施形態では、動画をストリーミング配信するものについて説明したが、動画の配信方式は、ストリーミング配信に限らず、ダウンロードが完了するまで再生できないダウンロード配信や、その他の任意の配信方式を適用し得る。
1(1a,1b) コンテンツ配信システム
10 エンコーディング装置
(10a CM対応エンコーダ)
(10b タイムスタンプ対応エンコーダ)
100 動画差替え部(差替え部)
110 CM検出器
120 動画再生制御手段
130 選択器
140 エンコーダ
150 動画データベース
160 計時手段
170 タイムスタンプ付加手段
20 配信サーバ
30(30a,30b) ユーザ視聴機器
310 動画再生プレイヤ
320 出力装置
330 動画差替え部(差替え部)
331 CM情報受信手段
332 CM情報記録手段
333 タイムスタンプ照合手段
334 動画取得手段
335 選択器
40 CM信号伝達サーバ
410 計時手段
420 CM情報伝達手段(伝達手段)
50 動画データベース
N ネットワーク
V 動画
X1 映像信号
X2 CM信号
Y,Z ストリームデータ

Claims (9)

  1. 放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換するエンコーダと、
    前記ストリーム形式のデータを配信する配信サーバと、
    前記配信されたストリーム形式のデータを受信し、前記コンテンツを再生するユーザ視聴機器と、
    を備えるコンテンツ配信システムにおいて、
    前記放送局から第1の信号を受信し、当該第1の信号に基づいて、前記放送局が前記コンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出する検出器と、
    前記検出器による検出結果に基づいて、前記コンテンツのうち前記第1の部分を、前記コンテンツとは異なる別のコンテンツに差し替える差替え部と、
    をさらに備えるコンテンツ配信システム。
  2. 放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換するエンコーダと、
    前記ストリーム形式のデータを配信する配信サーバと、
    前記配信されたストリーム形式のデータを受信し、前記コンテンツを再生するユーザ視聴機器と、
    を備えるシステムにおいて実行される、コンテンツ配信方法であって、
    前記放送局から第1の信号を受信することと、
    前記第1の信号に基づいて、前記放送局が前記コンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出することと、
    前記検出の結果に基づいて、前記コンテンツのうち前記第1の部分を、前記コンテンツとは異なる別のコンテンツに差し替えることと、
    を含む方法。
  3. 放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換可能なエンコーダと、
    前記放送局から第1の信号を受信し、当該第1の信号に基づいて、前記放送局が前記コンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出する検出器と、
    前記検出器により、前記コンテンツのうち前記第1の部分が放送されているものと検出されたとき、前記コンテンツの代わりに、別のコンテンツを前記エンコーダに渡し、前記コンテンツのうち前記第1の部分以外の部分が放送されているものと検出されたとき、前記放送局から受信した前記コンテンツを前記エンコーダに渡す差替え部と、
    を備えるエンコーディング装置。
  4. 請求項3に記載のエンコーディング装置と、
    前記エンコーディング装置から出力されたストリーム形式のデータをユーザ視聴機器に配信する配信サーバと、
    を備えるコンテンツ配信システム。
  5. 放送局からコンテンツを受信すること、
    前記放送局から第1の信号を受信し、当該第1の信号に基づいて、前記放送局が前記コンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出すること、
    前記検出の結果、前記コンテンツのうち前記第1の部分が放送されているものと検出されたとき、前記コンテンツの代わりに、別のコンテンツをエンコーダに渡し、前記コンテンツのうち前記第1の部分以外の部分が放送されているものと検出されたとき、前記放送局から受信した前記コンテンツを前記エンコーダに渡すこと、
    前記渡されたコンテンツをエンコーダがストリーム形式のデータに変換すること、
    を含むエンコーディング方法。
  6. 請求項5に記載のエンコーディング方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換可能なエンコーダと、
    前記ストリーム形式のデータにタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加手段と、
    前記タイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータをユーザ視聴機器に配信する配信サーバと、
    前記放送局から受信した第1の信号に基づいて、前記放送局が前記コンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出する検出器と、
    前記検出器の検出結果に基づいて、前記コンテンツのうち前記第1の部分が放送された時刻に関する情報を、前記ユーザ視聴機器に伝達する伝達手段と、
    前記配信されたタイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータに基づいて、前記コンテンツを再生するユーザ視聴機器であって、前記第1の部分が放送された時刻に関する情報と、前記タイムスタンプとに基づいて、前記コンテンツのうち前記第1の部分を、別のコンテンツに差し替えて再生する、ユーザ視聴機器と、
    を備えるコンテンツ配信システム。
  8. 放送局から受信したコンテンツをストリーム形式のデータに変換すること、
    前記ストリーム形式のデータにタイムスタンプを付加すること、
    前記タイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータをユーザ視聴機器に配信すること、
    前記放送局から受信した第1の信号に基づいて、前記放送局が前記コンテンツのうち第1の部分を放送しているか否かを検出すること、
    前記検出の結果に基づいて、前記コンテンツのうち前記第1の部分が放送された時刻に関する情報を、前記ユーザ視聴機器に伝達すること、
    前記配信されたタイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータに基づいて、前記コンテンツを再生することであって、前記第1の部分が放送された時刻に関する情報と、前記タイムスタンプとに基づいて、前記コンテンツのうち前記第1の部分を、別のコンテンツに差し替えて再生することと、
    を備えるコンテンツ配信方法。
  9. コンピュータに、
    配信サーバからタイムスタンプが付加されたストリーム形式のデータを受信することと、
    コンテンツのうち第1の部分が放送された時刻に関する情報を受信することと、
    前記受信したストリーム形式のデータに基づいてコンテンツを再生することであって、前記第1の部分が放送された時刻に関する情報と、前記タイムスタンプとに基づいて、前記コンテンツのうち前記第1の部分を、別のコンテンツに差し替えて再生することと、
    を実行させるためのプログラム。
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