JP2016213396A - パラメータのデータ構造および半導体装置の製造装置 - Google Patents

パラメータのデータ構造および半導体装置の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パラメータが関連付けられる製造装置の部材の特性などに着目して、より効率的にパラメータを管理できる構成が要望されている。
【解決手段】半導体装置の製造装置での処理内容を複数の品種ごとに切り換えるためのパラメータのデータ構造は、製造装置に固有のパラメータを含む、複数の品種にわたって共通に利用される第1のデータと、複数の品種ごとにそれぞれ設けられる複数の第2のデータとを含む。複数の第2のデータの各々は、対応する品種に応じた複数のパラメータと、第2のデータに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、処理内容を複数の品種ごとに切り換えることが可能な半導体装置の製造装置に関する。
一般的な製造プロセスにおいて、製品または半製品(以下、「製品」と記載する場合には、半製品も含み得る。)の仕様に応じて、製造装置を動作させるための各種の設定値や製造条件は適宜変更される。以下、製造装置の動作および処理内容を設定する値またはその項目を「パラメータ」と総称する。このようなパラメータの管理(設定、変更、更新などを含む)は、半導体製造装置においても同様に実施される。
製品の仕様数が増大するに従って、パラメータの管理に、より多くの手間およびコストを生じるようになる。そのため、パラメータの管理に係る各種の提案がなされている。
例えば、特開2001−075628号公報(特許文献1)は、装置動作条件パラメータが上書きされても、標準設定値、出荷時設定値、および、顧客向け設定値などの種々のレベルの設定値に復元できる半導体製造装置の装置動作条件パラメータの管理方法を開示する。また、特開2008−243866号公報(特許文献2)は、2以上の異なるモードで半導体製造装置にログインした2以上の異なるユーザが個別に装置動作パラメータを調整できる装置動作パラメータの管理方法を開示する。
特開2001−075628号公報 特開2008−243866号公報
上述の特許文献1および特許文献2に開示される先行技術では、パラメータそのものを効率的に管理することが主眼とされており、パラメータが関連付けられる製造装置の部材の特性などに着目して、管理するといったことは何ら考慮されていない。
本発明は、パラメータが関連付けられる製造装置の部材の特性などに着目して、より効率的にパラメータを管理できる構成が要望されている。
本発明のある形態に従えば、半導体装置の製造装置での処理内容を複数の品種ごとに切り換えるためのパラメータのデータ構造が提供される。データ構造は、製造装置に固有のパラメータを含む、複数の品種にわたって共通に利用される第1のデータと、複数の品種ごとにそれぞれ設けられる複数の第2のデータとを含む。複数の第2のデータの各々は、対応する品種に応じた複数のパラメータと、第2のデータに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報とを含む。
好ましくは、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報は、グループを指定する情報を含む。いずれかの第2のデータに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータに対して変更がなされると、当該変更されたパラメータと同一のグループに属する他の第2のデータに含まれる、対応するパラメータについても同一の変更がなされる。
好ましくは、データ構造は、第2のデータに含まれる複数のパラメータのうち、2以上の品種の間で共通に利用されるパラメータを含む第3のデータをさらに含む。他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報は、第3のデータを指定する情報を含む。
本発明の別の形態に従えば、処理内容を複数の品種ごとに切り換えることが可能な半導体装置の製造装置が提供される。製造装置は、複数の品種ごとに設定されるパラメータを表示する表示部と、表示部により表示されたいずれかの品種のパラメータのうち、他の品種との間で共通に利用されるパラメータの選択を受付ける入力部と、入力部により選択された他の品種との間で共通に利用されるパラメータを特定するための情報とともに、複数の品種ごとに設定されるパラメータを格納する記憶部とを含む。
好ましくは、製造装置は、いずれかの品種の選択されたパラメータの値に対する変更が指示された場合に、当該パラメータが他の品種との間で共通に利用されるパラメータであれば、共通に利用される複数の品種について対象のパラメータを一斉に更新する更新手段をさらに含む。
好ましくは、複数の品種の間で共通に利用される1または複数のパラメータを、グループ単位で設定可能である。
さらに好ましくは、更新手段は、さらに、いずれか選択されたグループに属する1または複数のパラメータおよびそれぞれの現在値を一覧表示するとともに、選択されたパラメータに対する変更を受付ける。
好ましくは、表示部は、他の品種との間で共通に利用されるパラメータを、他のパラメータとは異なる表示態様で表示する。
本発明のさらに別の形態に従う半導体装置の製造装置は、パラメータを参照して処理内容を複数の品種ごとに切り換える制御部と、パラメータを格納する記憶部とを含む。パラメータは、製造装置に固有のパラメータを含む、複数の品種にわたって共通に利用される第1のデータと、複数の品種ごとにそれぞれ設けられる複数の第2のデータとを含む。複数の第2のデータの各々は、対応する品種に応じた複数のパラメータと、第2のデータに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報とを含む。
本発明によれば、パラメータが関連付けられる製造装置の部材の特性などに着目して、より効率的にパラメータを管理できる。
本実施の形態に従う半導体装置の製造装置の平面構成を示す模式図である。 図1に示す樹脂成形部の要部断面を示す模式図である。 図1に示す制御部のハードウェア構成および関連するコンポーネントを示す模式図である。 同一の成形型および搬送キットを用いて異なる製品を樹脂封止される例を説明するための図である。 本実施の形態に従う半導体装置の製造装置で用いられるパラメータセットの構造を示す模式図である。 本実施の形態に従う半導体装置の製造装置で用いられるパラメータセットの構造を別の観点から示す模式図である。 図6に示されるグループ管理の定義を示す模式図である。 本実施の形態に従う製造装置が提供する品種データを設定するためのユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。 本実施の形態に従う製造装置が提供するグループを設定するためのユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。 本実施の形態に従う製造装置が提供するグループ番号を設定するためのUI画面の一例を示す図である。 本実施の形態に従う製造装置が提供するグループに属するパラメータを変更するためのユーザインターフェイス画面の一例を示す図である。 本実施の形態に従う製造装置が提供する品種データを設定するためのユーザインターフェイス画面の別の一例を示す図である。 本実施の形態に従う製造装置におけるグループ管理機能の実装例を説明するための図である。 本実施の形態に従う製造装置におけるグループ管理機能の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に従う製造装置におけるグループ管理機能の別の実装例を説明するための図である。 本実施の形態に従う製造装置におけるグループ管理機能の別の処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。本発明の実施の形態においては、処理内容を複数の品種ごとに切り換えることが可能な半導体装置の製造装置の一例として、基板上に装着したIC(Integrated Circuit)、トランジスタ、コンデンサなどの電子部品を樹脂封止するプロセスを実行可能な製造装置について説明する。なお、一般的に、チップ状の電子部品が樹脂封止の対象となるので、説明の便宜上、これらの電子部品を、以下「チップ」と総称する。
[A.製造装置の全体構成]
まず、本実施の形態に従う半導体装置の製造装置1の全体構成についてその概略を説明する。図1は、本実施の形態に従う半導体装置の製造装置1の平面構成を示す模式図である。
製造装置1は、任意の樹脂成形プロセスを用いて、基板上に装着したチップを硬化樹脂によって樹脂封止する。樹脂成形プロセスとしては、トランスファモールド法、圧縮成形法(コンプレッションモールド法)、射出成形法(インジェクションモールド法)などが知られている。図1には、典型例として、トランスファモールド法を採用した樹脂成形プロセスを採用した樹脂封止装置を示す。
基板としては、例えば、各種プリント基板、ハンダボールを配設したガラスエポキシ基板、薄膜フィルムの絶縁基材に銅配線層を形成したフレキシブルプリント基板、金属製のリードフレームなどが想定される。ガラスエポキシ基板およびリードフレームは、インターポーザとして機能する場合もある。説明の便宜上、チップが装着される任意の部材を、以下「基板」と総称する。
図1を参照して、製造装置1は、材料装填部10と、1または複数の樹脂成形部20−1,20−2,20−3,20−4と、後処理部30と、制御部100とを含む。説明の便宜上、紙面の左右方向を「Y方向」と称し、紙面の上下方向を「X方向」と称し、紙面の鉛直方向を「Z方向」と称する。
材料装填部10は、成形前の基板2および熱硬化性樹脂からなる樹脂材料を収容しており、搬送ユニット24に対して、これらを装填する。熱硬化性樹脂としては、典型的には、タブレット状に形成されている。以下、樹脂封止に用いられる熱硬化性樹脂の各々を「樹脂タブレット」とも称す。より具体的には、材料装填部10は、成形前部品収容部12と、取出ユニット13と、インマガジン14と、搬送ユニット15と、予熱ユニット16と、搬送ユニット17と、樹脂装填部18とを含む。
成形前部品収容部12には、1または複数のインマガジン14が配置されている。インマガジン14には、1または複数の成形前の基板2が収容されている。基板2には、チップが装着されている。取出ユニット13は、インマガジン14から収容されている基板2を取出し(経路41)、搬送ユニット15に配置する(経路42)。搬送ユニット15は、基板2を予熱ユニット16上に配置する。搬送ユニット17は、予熱ユニット16によって予備的に加熱された基板2を、搬送ユニット24上に配置する(経路43)。基板2が搬送ユニット24上に配置される際に、樹脂装填部18は、樹脂タブレットを搬送ユニット24上に配置する。
樹脂成形部20−1,20−2,20−3,20−4(以下、「樹脂成形部20」とも総称する。)の各々は、成形前の基板2上に装着されたチップを硬化樹脂によって樹脂封止するプレスユニットである。図1には、Y方向に沿って4つの樹脂成形部20を並べて配置した構成を例示するが、樹脂成形部20の台数に制限はなく、設備仕様や要求処理量などに応じて、適宜増減させることができる。
樹脂成形部20−1,20−2,20−3,20−4は、金型である成形型22−1,22−2,22−3,22−4(以下、「成形型22」とも総称する。)をそれぞれ有している。搬送ユニット24は、予め定められた順序で、目的の樹脂成形部20に対応する位置までY方向に沿って移動した後(経路44)、X方向に沿って移動して、樹脂タブレットとともに、チップが装着された基板2を成形型22に装填する(経路45)。すると、樹脂成形部20は、上側の金型(以下、「上型」とも称す。)および下側の金型(以下、「下型」とも称す。)からなる成形型22で基板2を加圧する。その後に、樹脂タブレットが溶融して形成された流動性樹脂をキャビティに注入して硬化させ、硬化樹脂を形成する。これにより、基板2および基板2に装着されているチップを樹脂封止する。
樹脂封止された基板3は、搬送ユニット24によって、成形型22から搬出され(経路46および経路47)、後処理部30へ搬送される。
後処理部30は、成形後の基板3から不要な樹脂を取り除いた上で、後工程へ搬送するために一時的に成形後の基板3を収容する。より具体的には、後処理部30は、搬送ユニット32と、樹脂除去ユニット34と、アウトマガジン36とを含む。搬送ユニット32は、搬送ユニット24によって搬送された成形後の基板3を受け取り、樹脂除去ユニット34およびアウトマガジン36へ順次搬送する(経路48)。樹脂除去ユニット34は、成形後の基板3における不要な樹脂を除去する。アウトマガジン36は、不要な樹脂が除去された基板3を順次収容する。
製造装置1における処理は、制御部100によって制御される。制御部100のハードウェア構成およびソフトウエア構成については、後述する。
インマガジン14およびアウトマガジン36は、製品を工程間で移動するときに用いるキャリア(箱)である。それぞれのマガジンに製品が収容される。図1に示される樹脂封止プロセスにおいては、インマガジン14は、成形前(すなわち、樹脂封止される前)の基板2を収容し、アウトマガジン36は、成形後(すなわち、樹脂封止された)の基板3を収容する。成形後の基板3は樹脂封止によって厚みが増すので、インマガジン14とは異なるアウトマガジン36が用いられる場合がある。
典型的には、インマガジン14としては、基板2を収容するための一対の溝を内側面に複数設けたスリットマガジンが用いられる。アウトマガジン36としては、スリットマガジンまたはスタックマガジンが用いられる。スタックマガジンは、一対の溝は存在せず、成形後の基板3を積み上げて収容する。
[B.樹脂成形部の構成]
次に、図1に示す製造装置1の樹脂成形部20の構成についてより詳細に説明する。図2は、図1に示す樹脂成形部20の要部断面を示す模式図である。
図2を参照して、成形型22は、一対の金型(上型221および下型222)からなる。上型221は、上部固定盤231の下面に固定され、下型222は、可動盤232の上面に固定されている。上型221および下型222には、加熱手段としてヒータ223がそれぞれ内蔵されている。上型221および下型222は、指定された温度までヒータ223によって加熱されている。
下型222の予め定められた領域には、成形前の基板2が配置される。基板2は、典型的には、樹脂封止される前のリードフレーム27と、リードフレーム27上に装着されたチップ28とを有する。リードフレーム27の端子とチップ28の端子との間は、ワイヤ29によって電気的に接続される。
樹脂成形部20は、以下のような動作によって基板2を型締めする。型締め機構233が紙面の上側方向(Z方向)に移動することで、型締め機構233と連結された可動盤232および可動盤232の上面に固定された下型222が紙面の上側方向に移動する。これによって、上型221と下型222との間の距離が狭くなり、両者の間で型締めされる。
ポット226内に供給された樹脂タブレット228は加熱されており、この型締め動作と連動して、プランジャ227が樹脂タブレット228を押圧する。すなわち、ポット226内においては、樹脂タブレット228が熱によって溶融されることで流動性樹脂が生成され、引き続いて、プランジャ227がこの生成された流動性樹脂を押圧する。これにより、流動性樹脂は、樹脂通路224を通してキャビティ225の内部に注入される。さらに、硬化に必要な所要時間だけ流動性樹脂を加熱することによって、硬化樹脂が成形される。
以上のような一連の処理によって、キャビティ225内に存在する、チップ28およびその周辺のリードフレーム27は、キャビティ225の形状に対応して成形された硬化樹脂内に封止されることになる。
最終的に、硬化に必要な所要時間の経過後において、上型221と下型222との間の距離を広げて、樹脂封止された基板3(図示してない)を離型する。
[C.制御部の構成]
次に、図1に示す製造装置1の示す制御部100の構成について説明する。図3は、図1に示す制御部100のハードウェア構成および関連するコンポーネントを示す模式図である。図3には、典型例として、汎用的なアーキテクチャに従うコンピュータを採用した制御部100の構成例を示す。制御部100では、汎用OS(Operating System)およびリアルタイムOSがそれぞれ実行されることで、HMI(Human-Machine Interface)機能および通信機能と、リアルタイム性が要求される制御機能とを両立する。
制御部100は、主たるコンポーネントとして、入力部102と、出力部104と、メインメモリ106と、光学ドライブ108と、演算部110と、ハードディスクドライブ(HDD)120と、ネットワークインターフェイス112と、サーボモータインターフェイス114と、アクチュエータインターフェイス116とを含む。これらのコンポーネントは、内部バス119を介して互いにデータを遣り取りできるように接続されている。
入力部102は、ユーザからの操作を受付けるコンポーネントであり、典型的には、キーボード、タッチパネル、マウス、トラックボールなどを含む。出力部104は、制御部100での処理結果などを外部へ出力するコンポーネントであり、典型的には、ディスプレイ、プリンタ、各種インジケータなどを含む。メインメモリ106は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成され、演算部110で実行されるプログラムのコードやプログラムの実行に必要な各種ワークデータを保持する。
演算部110は、HDD120に格納されたプログラムを読出して、入力されたデータに対して処理を実行する処理主体である。制御部100の演算部110は、汎用OSおよび当該汎用OS上で動作する各種アプリケーション、ならびに、リアルタイムOSおよび当該リアルタイムOS上で動作する各種アプリケーションをそれぞれ並列的に実行できるように構成される。一例として、演算部110は、複数のプロセッサからなる構成(いわゆる「マルチプロセッサ」)、単一のプロセッサ内に複数のコアを含む構成(いわゆる「マルチコア」)、および、マルチプロセッサとマルチコアとの両方の特徴を有する構成、のいずれかで実現される。
HDD120は、記憶部であり、典型的には、汎用OS122と、リアルタイムOS124と、HMIプログラム126と、制御プログラム128と、パラメータセット300とを格納する。汎用OS122およびリアルタイムOS124は、それぞれメインメモリ106に展開された上で、演算部110によってそれぞれ実行される。HMIプログラム126は、汎用OS122の実行環境下で動作し、主として、ユーザとの遣り取りに係る処理を実現する。制御プログラム128は、リアルタイムOS124の実行環境下で動作し、製造装置1を構成するそれぞれのコンポーネントを制御する。パラメータセット300は、制御プログラム128による製造装置1の制御に必要な制御定数を含む。すなわち、パラメータセット300は、半導体装置の製造装置1での処理内容を複数の品種ごとに切り換えるためのパラメータである。制御部100は、パラメータセット300を参照して、処理内容を複数の品種ごとに切り換える。
制御部100において実行される各種プログラムは、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)などの記録媒体108Aに格納されて流通する。記録媒体108Aは、光学ドライブ108でその内容が読取られてHDD120にインストールされる。すなわち、本発明のある局面は、制御部100を実現するためのプログラムおよび当該プログラムを格納する何らかの記録媒体を含む。これらの記録媒体としては、光学記録媒体の他、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、半導体記録媒体などを用いてもよい。
図3には、HDD120に複数種類のプログラムがインストールされている形態を例示するが、これらのプログラムを一つのプログラムとして一体化してもよいし、さらに別のプログラムの一部として組み入れてもよい。
ネットワークインターフェイス112は、外部装置との間でネットワークを介してデータを遣り取りする。典型的には、ネットワークインターフェイス112は、上位ネットワークにある製造管理コンピュータなどから品種情報などを受信するとともに、製造装置1の運転状態などを製造管理コンピュータへ送信する。ネットワークインターフェイス112と外部装置との間の接続は、イーサネット(登録商標)などに従う有線接続でもよいし、無線LANなどの無線接続でもよい。なお、制御部100の外部にある記憶部(ネットワーク上の工程を管理するサーバなど)を利用する場合には、ネットワークインターフェイス112がその遣り取りを仲介する。
HDD120にインストールされるプログラムは、ネットワークインターフェイス112を介してサーバから取得するようにしてもよい。つまり、本実施の形態に従う制御部100を実現するプログラムは、任意の方法でダウンロードしてHDD120にインストールするようにしてもよい。
サーボモータインターフェイス114およびアクチュエータインターフェイス116は、製造装置1を構成するコンポーネント(サーボモータ、ソレノイド、シリンダーなど)に対する制御を仲介する。すなわち、サーボモータ、ソレノイド、リレーは、製造装置1での処理を実現するためのアクチュエータである。
サーボモータインターフェイス114は、製造装置1に設けられているサーボモータを駆動するサーボドライバに対して指令を与える。より具体的には、サーボモータインターフェイス114は、フィールドバス115を介してサーボドライバ130_1,130_2,…,130_Nに接続される。サーボドライバ130_1,130_2,…,130_Nは、サーボモータ132_1,132_2,…,132_Nをそれぞれ駆動する。
アクチュエータインターフェイス116は、フィールドバス117を介して、リレー140_1,リレー140_2,…,リレー140_Nに接続されるとともに、フィールドバス118を介して、リレー150_1,リレー150_2,…,リレー150_Nに接続される。リレー140_1,リレー140_2,…,リレー140_Nは、制御部100からの指令に応答して、ソレノイド142_1,142_2,…,142_Nをそれぞれ活性化する。リレー150_1,リレー150_2,…,リレー150_Nは、制御部100からの指令に応答して、シリンダー152_1,152_2,…,152_Nをそれぞれ駆動する。
図3には、演算部110がプログラムを実行することで、本実施の形態に従う制御部100を実現する構成例について説明したが、これに限られることなく、本発明に係る製造装置または搬送方法が現実に実装される時代の技術水準に応じた構成を適宜採用することができる。例えば、汎用的なコンピュータに代えて、産業用のコントローラであるPLC(Programmable Logic Controller)を用いてもよい。あるいは、制御部100が提供する機能の全部または一部をLSI(Large Scale Integration)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの集積回路を用いて実装してもよいし、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの再プログラム可能な回路素子を用いて実装してもよい。さらにあるいは、図3に示す制御部100が提供する機能を複数の処理主体が互いに協働することで実現してもよい。例えば、制御部100が提供する機能を複数のコンピュータを連係させて実現してもよい。
[D.概要]
次に、本実施の形態に従う半導体装置の製造装置1での処理の概要について、関連技術などにも言及しつつ説明する。
(d1:背景技術)
一般的な樹脂封止プロセスでは、製品の品種ごとに成形型および搬送キットが用意される。ここで、搬送キットは、基板2などのワーク、樹脂封止された基板3、または樹脂材料を搬送するユニットである。具体的には、搬送キットは、品種交換キット、アタッチメントなどを含む。成形型および搬送キットは、製造される品種に応じて交換される可換部材である。
このような場合には、製造装置1を動作させるためのパラメータも製品ごとに用意されることになる。これに対して、近年は、同一の成形型および搬送キット(可換部材)を用いて、異なる製品を樹脂封止することも多くなってきている。
図4は、同一の成形型および搬送キットを用いて異なる製品を樹脂封止される例を説明するための図である。図4には、成形前の基板2の裏面側(下型に配置されたときに下型と接触する面)を示す。図4(A)に示す基板2Aおよび図4(B)に示す基板2Bは、同じ基板サイズを有しているが、装着されるチップの種類および大きさは異なっている。これらの基板は、樹脂封止プロセスの後工程の一つである個片加工(シンギュレーション)プロセスにおいて、所定間隔で切断され、所定の製品サイズを有する複数の電子部品にそれぞれ加工される。すなわち、最終的な製品サイズは異なっている場合もある。
一方で、基板サイズが同一であるので、基板2Aおよび2Bの樹脂封止に用いる成形型および搬送キットを共通化することが可能である。典型的には、成形前の基板の基板サイズおよび樹脂厚みなどの条件が同一であれば、異なる品種であっても、同一の成形型および搬送キットを用いて樹脂成形することができる。すなわち、外形寸法などの前提条件が揃っている場合には、同一の成形型および搬送キットを用いて、複数種類(品種)の製品を製造することができる。
このように、同一の成形型および搬送キットを用いて樹脂成型する場合には、それぞれの樹脂封止プロセスにおいて設定されるパラメータの一部が共通化される。すなわち、成形型および搬送キットの種類に依存するパラメータについては、必然的に共通化する。
図5は、本実施の形態に従う半導体装置の製造装置1で用いられるパラメータセットの構造を示す模式図である。図5(A)には、一般的なパラメータセットの構造を示す模式図である。
図5(A)には、4種類の品種1〜4のそれぞれを製造する際に用いられる、関連技術に係るパラメータセット300Aの一例を示す。パラメータセット300Aは、品種ごとの設定値を含む品種データに相当する。品種データは、各品種の製品を製造するための製造用データである。
より具体的には、パラメータセット300Aは、品種1に対応付けて、装置基本データ310と、第1品種データ321と、第2品種データ331とを含む。同様に、パラメータセット300Aは、品種2に対応付けて、装置基本データ310と、第1品種データ322と、第2品種データ332とを含み、品種3に対応付けて、装置基本データ310と、第1品種データ323と、第2品種データ333とを含み、品種4に対応付けて、装置基本データ310と、第1品種データ324と、第2品種データ334とを含む。このように、各品種データは、そのデータの内容に応じて、セグメント化されたサブセットを含む。
装置基本データ310は、製造装置1に関連する1または複数のパラメータを含む、装置系データに相当する。装置基本データ310は、製造装置1に固有のパラメータを含み、同一の製造装置1を用いて製造される複数の品種にわたって共通に利用される。典型的には、装置基本データ310は、半導体装置の製造装置1の装置固有のパラメータなどを含む。第1品種データ321〜324および第2品種データ331〜334は、品種ごとに用いられる1または複数のパラメータをそれぞれ含む。
半導体装置の製造装置1は、指定された品種に対応する品種データをパラメータセット300Aから読み出し、その読み出した品種データに含まれるパラメータに従って、半導体装置を製造する。
ここで、図4に示すように、品種1と品種2とは、同一の成形型および搬送キットを用いて樹脂封止され、品種3と品種4とは、別の同一の成形型および搬送キットを用いて樹脂封止される場合を想定する。この場合、品種1と品種2との間で、品種パラメータのうち、同一の成形型および搬送キットに関連付けられるパラメータは互いに同じ値に設定される。
図5(A)に示す例では、例えば、品種1の第2品種データ331と品種2の第2品種データ332とは互いに同じパラメータが設定されるものとする。同様に、品種3の第2品種データ333と品種4の第2品種データ334とは互いに同じパラメータが設定されるものとする。
例えば、樹脂封止プロセスを実施する製造装置1においては、第1品種データ321〜324の各々は、対応する品種に応じた複数のパラメータを含み、品種自体に依存するパラメータを含む品種固有データに相当する。品種固有データは、製品(すなわち、品種)ごとの製造条件などの設定値を含む。第2品種データ331〜334は、樹脂封止用に用いる成形型および搬送キット(品種交換キット、ワークまたは成形型を装着するためのアタッチメントなど)に関係する金型系データに相当する。
図5(A)に示すようなデータ構造を有するパラメータセット300Aを採用した場合には、品種1の第2品種データ331と品種2の第2品種データ332とは互いに同じパラメータが設定される必要がある。同一の成形型および搬送キットを用いる以上、いずれか一方の品種データ中のいずれかのパラメータを変更した場合には、他方の品種データ中の対応するパラメータも変更しなければならない。同様に、品種3の第2品種データ333と品種4の第2品種データ334とは互いに同じパラメータが設定される必要がある。
すなわち、1つの樹脂封止用に用いる成形型と搬送キットとをセットにした金型系データ(第2品種データ331〜334)が、複数の品種にわたって、製造条件(品種データ)として使用されることになる。
(d2:課題および解決手段)
図4に示すような、同一の成形型および搬送キットを用いて複数の品種を製造する場合には、関連する複数の品種データの間で、それぞれの値を同期して維持しなければならない。すなわち、複数の品種にわたって同一の成形型および搬送キットを使用する場合には、同一の金型系データが複数の品種にわたって存在することになるが、このとき、第2品種データ331〜334(金型系データ)のうちいずれか1つのパラメータを変更する場合、その金型系データの対象となる成形型および搬送キットを共通に使用する他の1または複数の品種のそれぞれについても、対応するパラメータを変更する必要がある。関連技術においては、それぞれの品種データが他の品種データから独立して存在しているため、金型系データ内の少なくとも1つのパラメータを変更する場合、同じ金型系データを利用する他の品種の金型系データに対しても、対応するパラメータを並行して変更する必要がある。
特に、同一の成形型および搬送キットを用いて製造する品種が多くなるほど、これらのパラメータを含む複数の品種データを管理するのにより多くの時間およびコストを要することになる。そのため、生産効率の低下および製造コストの上昇を招く。さらに、同一の金型系データを利用する複数の品種のうち、パラメータの変更を忘れた品種については、その品種を製造する際に、不良品やロットアウトを発生させてしまう可能性もある。
本願出願人らは、このような新たな課題を発見し、その課題を解決するための手段に想到したものである。なお、一般的な樹脂封止プロセスでは、1つの成形型および搬送キットで1つの品種を製造することが通常であり、上述したような課題はそもそも存在しなかった。これに対して、新たな技術トレンドとして、同一の成形型および搬送キットを利用して、複数の品種を製造することが可能になりつつある。本願出願人らは、その知見によって、このような新たな技術トレンドを実現する際に生じ得る新たな課題を見出したものである。
より具体的には、互いに同期して保持しなければならない、第2品種データ331および第2品種データ332(図5(A))を、図5(B)に示すように、共通の品種データ341として取扱うことができるようにする。同様に、図5(B)に示すように、互いに同期して保持しなければならない、第2品種データ333および第2品種データ334(図5(A))を、共通の品種データ342として取扱うことができるようにする。すなわち、ユーザから見ると、複数の品種にわたって共通に維持しなければならないパラメータを単一のデータとして管理できる機能を実装する。品種データ341および342は、品種データに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化される。
このように、複数の品種にわたって共通に維持されなければならないパラメータについて、共通に管理する機能を実装することで、例えば、いずれかの品種のパラメータを変更すると、当該変更されたパラメータを共通的に利用する他の品種についても、そのパラメータが連動して変更されることになる。このような機能を実装することで、複数の品種にわたって共通に利用されるパラメータの管理に要する時間およびコストを低減できる。
さらに、本実施の形態に従う半導体装置の製造装置1では、共通して管理するパラメータを任意に選択することができるようになっている。そのため、品種に応じて、共通に管理するパラメータを任意に選択することで、製造条件や品種に応じたきめ細かい要求などを満足させることができる。
(d3:グループ管理)
本実施の形態に従う半導体装置の製造装置1では、複数の品種にわたって共通に管理するデータ(典型的には、1または複数のパラメータのセット)を「グループ」と称す。一般的には、「グループ」は、金型系データに分類されるパラメータを含むことになるが、特に、パラメータの種類については限定されるものではない。むしろ、後述するように、ユーザは、品種データ中の1または複数のパラメータ(項目の値)を任意に選択し、その選択したパラメータをグループとして設定することで、複数の品種にわたって共通に管理することができる。
図6は、本実施の形態に従う半導体装置の製造装置1で用いられるパラメータセットの構造を別の観点から示す模式図である。図7は、図6に示されるグループ管理の定義を示す模式図である。
図6を参照して、同一の製造装置1を用いて製造されるすべての品種にわたって共通に利用される装置基本データ310に加えて、品種ごとに品種データが設定される。各品種データは、品種固有の第1品種データ321〜326と、グループ単位で管理される品種データ341〜343との組合せで定義される。図6には、3つのグループを定義して例を示すが、その数には制限はなく、より多くまたはより少ない数のグループを定義してもよい。
各品種データがいずれのグループを利用するのかについては、図7に示すような対応関係をユーザが任意に定義することができる。図7に示す対応関係においては、品種名の各々に対応付けて、利用される1つのグループが定義されている例を示す。但し、各品種データが複数のグループを利用するようにしてもよい。例えば、品種データを構成する一部の項目についてはグループ1を利用し、さらに別の一部の項目についてはグループ2を利用するといった具合である。
図6に示すようなデータ構造を採用することで、あるグループに含まれるパラメータを変更した場合には、当該グループを利用するすべての品種データに対して、その変更が反映される。
あるグループに含まれるパラメータの数および種類は、他のグループに含まれるパラメータの数および種類と必ずしも同一にはならない。すなわち、ユーザは、設定可能なパラメータのうち、任意のパラメータを選択するとともに、いずれかのグループに属するものであるかについても任意に選択できる。
以上のように、本実施の形態においては、同一の成形型および搬送キットを使用する複数の品種に対して設定される品種データのうち、金型系データがグループ別に管理される。そして、これらのグループ別に定義されたデータが品種データの一部(あるいは、全部)として用いられる。さらに、各グループに含まれるパラメータが変更された場合には、そのグループを利用するすべての品種データの間で、変更後のパラメータを利用することができる。
[E.ユーザインターフェイス]
次に、本実施の形態に従う半導体装置の製造装置1が提供するユーザインターフェイスについて説明する。以下に例示するユーザインターフェイスは、制御部100の出力部104(図3)の一例であるディスプレイ上に提供される。
図8は、本実施の形態に従う製造装置1が提供する品種データを設定するためのユーザインターフェイス画面(以下、「UI(User Interface)画面」とも称す。)の一例を示す図である。図8を参照して、UI画面400Aは、品種データのパラメータの内容、および対応する現在値を一覧表示する表示エリア402を含む。ユーザは、制御部100の入力部102(図3)の一例であるキーボード、タッチパネル、マウス、トラックボールなどを用いて、目的とするパラメータを選択するとともに、対応する現在値を適宜入力する。このように、制御部100は、複数の品種ごとに設定されるパラメータを表示する表示部を有する。
UI画面400Aは、さらに、項目変更ボタン406と、装置基本データ選択ボタン408と、共通項目設定ボタン410とを含む。項目変更ボタン406が選択されると、品種データに含まれるパラメータのうち、別のカテゴリーに分類されるパラメータを選択および入力できるように、表示エリア402の内容が更新される。装置基本データ選択ボタン408が選択されると、装置基本データ310を確認、設定、変更できるように、表示エリア402の内容が更新される。共通項目設定ボタン410が選択されると、複数の品種にわたって共通に管理されなければならないパラメータ(図6および図7に示す、グループ)を確認、設定、変更するためのユーザインターフェイスが提供される(以下の図9参照)。
図9は、本実施の形態に従う製造装置1が提供するグループを設定するためのUI画面の一例を示す図である。図9を参照して、UI画面400Bは、品種データのパラメータの内容、および対応するパラメータが共通に管理されるものであるか否かを示すチェックボックスを一覧表示する、表示エリア414を含む。表示エリア414に一覧表示されるパラメータのうち、チェックされているものについては、グループ表示エリア404に表示されるグループ番号に属するものとして取扱われる。すなわち、制御部100は、表示部(出力部104)により表示されたいずれかの品種のパラメータのうち、他の品種との間で共通に利用されるパラメータの選択を受付ける入力部102を有する。
図9に示す例では、「ポット数」、「タブレット径」、「金型温度(上側)」、「金型温度(下側)」の4つのパラメータが、グループ番号「1」のグループに属することになる。なお、チェックされた1または複数のパラメータに割り当てるグループ番号については、任意に設定または変更することができる。グループ表示エリア404が選択されると、グループ番号を確認、設定、変更するためのユーザインターフェイスが提供される(以下の図10参照)。
図10は、本実施の形態に従う製造装置1が提供するグループ番号を設定するためのUI画面の一例を示す図である。図10を参照して、UI画面400Cは、入力されたグループ番号が表示される入力ボックス418と、入力ボックス418に入力する数字を受付ける入力ボタン群416とを含む。ユーザは、入力ボタン群416のいずれかのボタンに対する選択を与えて、入力ボックス418に目的の数値を入力する。このように、複数の品種の間で共通に利用される1または複数のパラメータの、グループ単位での設定が可能になっている。
また、各グループに登録されているそれぞれのパラメータを任意に変更することもできる。図11は、本実施の形態に従う製造装置1が提供するグループに属するパラメータを変更するためのUI画面の一例を示す図である。図11を参照して、UI画面400Dは、選択されているグループに属する品種データのパラメータの内容、および対応する現在値を一覧表示する表示エリア420を含む。ユーザは、制御部100の入力部102(図3)を操作してカーソルを目的とするパラメータに位置付けるとともに、目的の値を適宜設定する。すると、同一のグループに属している品種データの対応する現在値が一斉に変更される。このように、制御部100は、いずれか選択されたグループに属する1または複数のパラメータおよびそれぞれの現在値を一覧表示するとともに、選択されたパラメータに対する変更を受付ける更新機能を有している。
なお、品種データに含まれるパラメータのうち、いずれかのグループに属しているパラメータとそうではないパラメータとを区別して表示するようにしてもよい。図12は、本実施の形態に従う製造装置1が提供する品種データを設定するためのUI画面の別の一例を示す図である。
図12を参照して、UI画面400Eでは、表示エリア403内に表示される品種データのパラメータのうち、いずれかのグループに属するとして設定されているパラメータについては、他のパラメータとは異なる態様(図12中においてハッチングが施された部分が相当する)で表示されている。このような態様を異ならせて表示することで、いずれのパラメータが共通に利用されるパラメータであるかを一見して把握することができる。すなわち、制御部100は、他の品種との間で共通に利用されるパラメータを、他のパラメータとは異なる表示態様で表示する表示機能を有している。
[F.品種データのグループ管理機能の実装形態その1]
次に、上述した品種データのグループ管理機能の実装例について説明する。
(f1:データ構造)
図13は、本実施の形態に従う製造装置1におけるグループ管理機能の実装例を説明するための図である。図13には、複数の品種データに含まれるパラメータに対してグループを示す識別子(フラグ)を付与しておき、同一の識別子が付与されている同一のパラメータのいずれかに対して変更がなされると、他のパラメータに対しても同一の変更を反映する実装例を示す。
より具体的には、パラメータセット300は、品種ごとに設定された品種データ351〜354を含む。品種データ351および352はグループ1に属し、品種データ353および354はグループ2に属するものとする。説明の便宜上、品種データ351〜354の各々に含まれる複数のパラメータのうち、4つのパラメータが共通に管理されるものとする。
これらの共通に管理されるパラメータ(パラメータ3511〜3514,3521〜3524,3531〜3534,3541〜3544)の各々については、属するグループを示す識別子(図13に示す「GR1」または「GR2」)が付与される。このような識別子が付与されることで、品種データ351のパラメータ3511〜3514は、品種データ352のパラメータ3521〜3524とそれぞれ対応付けられる。また、品種データ353のパラメータ3531〜3534は、品種データ354のパラメータ3541〜3544とそれぞれ対応付けられる。図13には、2つのパラメータの間を対応付ける例を示すが、3つまたはそれ以上のパラメータ同士を対応付けるようにしてもよい。
このように、品種ごとにそれぞれ設けられる複数の品種データ351〜354の各々には、対応する品種に応じた複数のパラメータ(図13に示す例では、8個のパラメータ)と、各品種データに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報(図13に示す例では、「GR1」、「GR2」といった、属するグループを示す識別子)とを含む。すなわち、これらの他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報は、グループを指定する情報を含む。そして、入力部102により選択された、他の品種との間で共通に利用されるパラメータを特定するための情報とともに、複数の品種ごとに設定されるパラメータはHDD120などに格納される。
例えば、品種データ351のパラメータ3511の現在値が変更されると、制御部100は、パラメータ3511に対応付けられている品種データ352のパラメータ3521についても、その現在値を併せて変更する。他の対応付けられたパラメータについても同様である。すなわち、いずれかの品種データに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータに対して変更がなされると、当該変更されたパラメータと同一のグループに属する他の品種データに含まれる、対応するパラメータについても同一の変更がなされる。
(f2:処理手順)
図14は、本実施の形態に従う製造装置1におけるグループ管理機能の処理手順を示すフローチャートである。図14に示す各ステップは、典型的には、制御部100の演算部110が、制御プログラム128(図3)を実行することで実現される。
図14を参照して、制御部100は、品種データの設定が指示されたか否かを判断する(ステップS100)。品種データの設定が指示されると(ステップS100においてYES)、制御部100は、品種データに含まれるそれぞれのパラメータの現在値を読み出して、図8に示すようなUI画面400Aを提供する(ステップS102)。そして、制御部100は、品種データのいずれかのパラメータに対する変更が指示されたか否かを判断する(ステップS104)。品種データのいずれかのパラメータに対する変更が指示されると(ステップS104においてYES)、制御部100は、表示されている品種データに含まれる、指示されたパラメータの現在値を変更する(ステップS106)とともに、当該変更されたパラメータがいずれかのグループに属しているか否かを判断する(ステップS108)。変更されたパラメータがいずれかのグループに属していれば(ステップS108においてYES)、制御部100は、当該グループに属している他の品種データを特定し(ステップS110)、特定した他の品種データの各々に含まれる対応するパラメータの現在値を変更する(ステップS112)。すなわち、制御部100は、いずれかの品種の選択されたパラメータの値に対する変更が指示された場合に、当該パラメータが他の品種との間で共通に利用されるパラメータであれば、共通に利用される複数の品種について対象のパラメータを一斉に更新する更新機能を有している。
続いて、制御部100は、グループの設定が指示されたか否かを判断する(ステップS114)。グループの設定が指示されると(ステップS114においてYES)、制御部100は、選択されている品種データに含まれるそれぞれのパラメータの現在値を読み出して、図9に示すようなUI画面400Bを提供する(ステップS116)。そして、制御部100は、品種データのいずれかのパラメータに対するチェックが指示されたか否かを判断する(ステップS118)。品種データのいずれかのパラメータに対するチェックが指示されると(ステップS118においてYES)、制御部100は、表示されている品種データに含まれる、指示されたパラメータのグループを示す識別子(図13に示す「GR1」または「GR2」)の値を変更する(ステップS120)。
続いて、制御部100は、グループ番号の変更が指示されたか否かを判断する(ステップS122)。グループ番号の変更が指示されると(ステップS122においてYES)、制御部100は、図10に示すようなグループ番号を設定するためのUI画面400Cを提供する(ステップS124)。そして、制御部100は、何らかのグループ番号が入力されたか否かを判断する(ステップS126)。何らかのグループ番号が入力されると(ステップS126においてYES)、制御部100は、先に選択されている品種データに関連付けられるグループ番号を変更する(ステップS128)。
続いて、制御部100は、グループに属するパラメータの変更が指示されたか否かを判断する(ステップS130)。グループに属するパラメータの変更が指示されると(ステップS130においてYES)、制御部100は、図11に示すような、グループに属するパラメータを変更するためのUI画面400Dを提供する(ステップS132)。そして、制御部100は、選択されているグループのいずれかのパラメータに対する変更が指示されたか否かを判断する(ステップS134)。選択されているグループのいずれかのパラメータに対する変更が指示されると(ステップS134においてYES)、制御部100は、表示されているグループに属する各品種データに含まれる、指示されたパラメータの現在値をそれぞれ変更する(ステップS136)。以上の一連の処理が適宜繰返し実行される。
このようなデータ構造および値が変更されたときの反映処理を採用することで、品種データのグループ管理機能を実現できる。
[G.品種データのグループ管理機能の実装形態その2]
次に、上述した品種データのグループ管理機能の別の実装例について説明する。
(g1:データ構造)
図15は、本実施の形態に従う製造装置1におけるグループ管理機能の別の実装例を説明するための図である。図15には、複数の品種データに加えて、グループ管理用のデータを別に用意する実装例を示す。この場合、いずれかのグループに属する品種データのパラメータについては、グループ管理用のデータを参照することで、その値が反映される。
より具体的には、パラメータセット300は、品種ごとに設定された品種データ361〜364を含む。ここで、品種データ361および362はグループ1に属し、品種データ363および364はグループ2に属するものとする。説明の便宜上、品種データ361〜364の各々に含まれる複数のパラメータのうち、4つのパラメータが共通に管理されるものとする。パラメータセット300は、さらに、グループ1を定義する共通データ371およびグループ2を定義する共通データ372を含む。
これらの共通に管理されるパラメータ(パラメータ3611〜3614,3621〜3624,3631〜3634,3641〜3644)の各々については、属するグループを示す参照情報(図14に示す「ref=GR1」または「ref=GR2」)が付与される。このような参照情報が付与されることで、例えば、品種データ361のパラメータ3611〜3614、および、品種データ362のパラメータ3621〜3624は、共通データ371の対応する値にそれぞれ設定される。同様に、品種データ363のパラメータ3631〜3634、および、品種データ364のパラメータ3641〜3644は、共通データ372の対応する値にそれぞれ設定される。
このように、品種ごとにそれぞれ設けられる複数の品種データ361〜364の各々には、対応する品種に応じた複数のパラメータ(図15に示す例では、8個のパラメータ)と、各品種データに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報(図15に示す例では、「ref=GR1」、「ref=GR2」といった、属するグループを示す参照情報)とを含む。そして、入力部102により選択された、他の品種との間で共通に利用されるパラメータを特定するための情報とともに、複数の品種ごとに設定されるパラメータはHDD120などに格納される。
例えば、品種データ361のパラメータ3611に対する現在値の変更が指示されると、制御部100は、パラメータ3611の参照先である共通データ371のパラメータ3711の値を変更する。すると、共通データ371のパラメータ3711を参照する、品種データ362のパラメータ3621についても、その値の変更が自動的に反映されることになる。他のパラメータについても同様である。
このように、図15に示すデータ構造に従うパラメータセット300は、品種データに含まれる複数のパラメータのうち、2以上の品種の間で共通に利用されるパラメータを含む共通データ371および372を含む。そして、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報(「ref=GR1」、「ref=GR2」といった、属するグループを示す参照情報)は、グループを指定する情報として、共通データ371および372のいずれかを指定する情報を含む。このようなデータ構造を採用することで、いずれかの品種データに含まれる複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータに対して変更がなされると、当該変更されたパラメータと同一のグループに属する他の品種データに含まれる、対応するパラメータについても同一の変更がなされる。
(g2:処理手順)
図16は、本実施の形態に従う製造装置1におけるグループ管理機能の別の処理手順を示すフローチャートである。図16に示す各ステップは、典型的には、制御部100の演算部110が、制御プログラム128(図3)を実行することで実現される。図16のフローチャートにおいて、図14のフローチャートと実質的に同一の処理については、同一のステップ番号を付与している。
図16を参照して、制御部100は、品種データの設定が指示されたか否かを判断する(ステップS100)。品種データの設定が指示されると(ステップS100においてYES)、制御部100は、品種データおよび共通データ(図15に示される品種データ361〜364および共通データ371,372)に含まれるそれぞれのパラメータの現在値を読み出して、図8に示すようなUI画面400Aを提供する(ステップS103)。そして、制御部100は、品種データのいずれかのパラメータに対する変更が指示されたか否かを判断する(ステップS104)。品種データのいずれかのパラメータに対する変更が指示されると(ステップS104においてYES)、制御部100は、指示されたパラメータがいずれかのグループに属しているか否かを判断する(ステップS105)。指示されたパラメータがいずれかのグループに属していれば(ステップS105においてYES)、制御部100は、当該グループの共通データに含まれる、対応するパラメータの現在値を変更する(ステップS107)。すなわち、制御部100は、いずれかの品種の選択されたパラメータの値に対する変更が指示された場合に、当該パラメータが他の品種との間で共通に利用されるパラメータであれば、共通に利用される複数の品種について対象のパラメータを一斉に更新する更新機能を有している。
一方、指示されたパラメータがいずれのグループにも属していなければ(ステップS105においてNO)、制御部100は、表示されている品種データに含まれる、指示されたパラメータの現在値を変更する(ステップS109)。
続いて、制御部100は、グループの設定が指示されたか否かを判断する(ステップS114)。グループの設定が指示されると(ステップS114においてYES)、制御部100は、選択されている品種データに含まれるそれぞれのパラメータの現在値を読み出して、図9に示すようなUI画面400Bを提供する(ステップS116)。そして、制御部100は、品種データのいずれかのパラメータに対するチェックが指示されたか否かを判断する(ステップS118)。品種データのいずれかのパラメータに対するチェックが指示されると(ステップS118においてYES)、制御部100は、表示されている品種データに含まれる、指示されたパラメータの参照先のグループを示す参照情報(図14に示す「ref=GR1」または「ref=GR2」)を変更する(ステップS121)。
続いて、制御部100は、グループ番号の変更が指示されたか否かを判断する(ステップS122)。グループ番号の変更が指示されると(ステップS122においてYES)、制御部100は、図10に示すようなグループ番号を設定するためのUI画面400Cを提供する(ステップS124)。そして、制御部100は、何らかのグループ番号が入力されたか否かを判断する(ステップS126)。何らかのグループ番号が入力されると(ステップS126においてYES)、制御部100は、先に選択されている品種データに関連付けられるグループ番号を変更する(ステップS128)。
続いて、制御部100は、グループに属するパラメータの変更が指示されたか否かを判断する(ステップS130)。グループに属するパラメータの変更が指示されると(ステップS130においてYES)、制御部100は、図11に示すような、グループに属するパラメータを変更するためのUI画面400Dを提供する(ステップS132)。そして、制御部100は、選択されているグループのいずれかのパラメータに対する変更が指示されたか否かを判断する(ステップS134)。選択されているグループのいずれかのパラメータに対する変更が指示されると(ステップS134においてYES)、制御部100は、表示されているグループに対応する共通データに含まれる、指示されたパラメータの現在値を変更する(ステップS137)。以上の一連の処理が適宜繰返し実行される。
このようなデータ構造および設定値が変更されたときの反映処理を採用することで、品種データのグループ管理機能を実現できる。
[H.その他の実施の形態]
(h1:その他の製造装置への展開)
上述の説明では、半導体装置の製造装置の典型例として、樹脂封止プロセスを実行する製造装置について例示したが、これに限定されず、半導体装置を製造する他のプロセスに向けられた製造装置にも適用可能である。例えば、半導体製造工程のうち、いわゆる組立工程(assembly process)における樹脂封止より前の工程に配置される、ダイボンディング装置、ワイヤーボンディング装置、ウェハーなどを切断するため切断装置などが挙げられる。これらの装置において、製造装置1の成形型に相当するコンポーネント(可換部材)は、チップを搬送する搬送ジグ、リードフレームなどを搬送する搬送ジグ、リードフレームなどを収容する収容ジグ、被切断物を仮固定する切断用ジグなどである。半導体装置の製造装置には、樹脂封止よりも後の工程に配置される、成形後の基板3を切断するための切断装置、製品である半導体装置を検査するための検査装置が含まれる。加えて、半導体装置の製造装置には、半導体製造工程のうちウェーハプロセス工程(wafer process)において使用される装置、例えば、成膜装置、ドーピング装置、レジスト塗布装置、露光装置、現像装置、エッチング装置、洗浄装置などが含まれる。
さらに、例えば、樹脂製造装置、プレス加工装置、機械加工装置といった他の汎用的な製造装置にも適用可能である。これらの装置において、製造装置1の成形型に相当するコンポーネント(可換部材)は、樹脂成形型、プレス型、加工用工具、被加工物を固定する固定用ジグなどである。
このように、品種や製造条件などが異なる場合であっても、共通的に使用される部材に関連付けられるパラメータについては、共通化して、より効率的にパラメータ管理を行なうことができる。
(h2:ネットワーク構成)
複数の製造装置が工程を管理するサーバなどによって制御されている場合もある。この場合には、複数の装置にわたってグループ化された品種データ(含:金型系データ)を利用するようにしてもよい。この場合には、同一のグループに属するパラメータを複数の製造装置の間で共通に利用することになる。
(h3:グループの対象となるパラメータの選択支援)
上述の実施の形態においては、一覧表示されるパラメータ(例えば、図9の表示エリア414)に対して、ユーザが自由にグループの対象とするパラメータを選択できる構成について例示したが、このパラメータの選択を支援するような機能を実装してもよい。
より具体的には、品種データとして設定可能なパラメータのうち、(1)グループ化することができないもの、(2)グループ化することが好ましいもの、(3)グループ化してもよいものといったカテゴリーのいずれに属するのかを示す属性を付与しておき、一覧表示される際に、この付与された属性に応じた表示態様で表示することができる。なお、いずれのカテゴリーに属するのかということは、装置の構成上、または、経験的に、予め決定される。
[I.利点]
本実施の形態に従う製造装置1では、複数の品種にわたって共通に利用されるパラメータ(基本的には、成形型および搬送キットなどの可換部材に関するパラメータ)をユーザが任意に選択してグループ化して管理することができる。各グループに含まれるいずれかのパラメータが変更されると、同一グループに属するすべての品種にわたって、その変更が反映される。すなわち、あるグループ内に含まれるパラメータに対する変更操作を1回だけすれば、当該グループに属するすべての品種について、そのパラメータの変更が反映される。
このような機能を実装することで、同一の成形型および搬送キットを用いて、複数の品種の製品を製造する場合であっても、当該成形型および搬送キットに関するパラメータの管理(設定、変更、更新などを含む)を簡素化することができる。これによって、生産効率を維持しつつ、同一の成形型および搬送キットを用いることによる製造コストの低減に寄与することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 製造装置、2,2A,2B,3 基板、10 材料装填部、12 前部品収容部、13 取出ユニット、14 インマガジン、15,17,24,32 搬送ユニット、16 予熱ユニット、18 樹脂装填部、20 樹脂成形部、22 成形型、27 リードフレーム、28 チップ、29 ワイヤ、30 後処理部、34 樹脂除去ユニット、36 アウトマガジン、100 制御部、102 入力部、104 出力部、106 メインメモリ、108 光学ドライブ、108A 記録媒体、110 演算部、112 ネットワークインターフェイス、114 サーボモータインターフェイス、115,117,118 フィールドバス、116 アクチュエータインターフェイス、119 内部バス、120 ハードディスクドライブ(HDD)、122 汎用OS、124 リアルタイムOS、126 HMIプログラム、128 制御プログラム、130 サーボドライバ、132 サーボモータ、140,150 リレー、142 ソレノイド、152 シリンダー、221 上型、222 下型、223 ヒータ、224 樹脂通路、225 キャビティ、226 ポット、227 プランジャ、228 樹脂タブレット、231 上部固定盤、232 可動盤、233 型締め機構、300,300A パラメータセット、310 装置基本データ、321〜326 第1品種データ、331〜334 第2品種データ、341〜343,351〜354,361〜364 品種データ、371,372 共通データ、400A,400B,400C,400D,400E ユーザインターフェイス(UI)画面。

Claims (9)

  1. 半導体装置の製造装置での処理内容を複数の品種ごとに切り換えるためのパラメータのデータ構造であって、
    前記製造装置に固有のパラメータを含む、前記複数の品種にわたって共通に利用される第1のデータと、
    前記複数の品種ごとにそれぞれ設けられる複数の第2のデータとを含み、
    前記複数の第2のデータの各々は、
    対応する品種に応じた複数のパラメータと、
    前記第2のデータに含まれる前記複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報とを含む、パラメータのデータ構造。
  2. 前記他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報は、グループを指定する情報を含み、
    いずれかの前記第2のデータに含まれる前記複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータに対して変更がなされると、当該変更されたパラメータと同一のグループに属する他の前記第2のデータに含まれる、対応するパラメータについても同一の変更がなされる、請求項1に記載のパラメータのデータ構造。
  3. 前記第2のデータに含まれる前記複数のパラメータのうち、2以上の品種の間で共通に利用されるパラメータを含む第3のデータをさらに備え、
    前記他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報は、前記第3のデータを指定する情報を含む、請求項1または2に記載のパラメータのデータ構造。
  4. 処理内容を複数の品種ごとに切り換えることが可能な半導体装置の製造装置であって、
    前記複数の品種ごとに設定されるパラメータを表示する表示部と、
    前記表示部により表示されたいずれかの品種のパラメータのうち、他の品種との間で共通に利用されるパラメータの選択を受付ける入力部と、
    前記入力部により選択された他の品種との間で共通に利用されるパラメータを特定するための情報とともに、前記複数の品種ごとに設定されるパラメータを格納する記憶部とを備える、半導体装置の製造装置。
  5. いずれかの品種の選択されたパラメータの値に対する変更が指示された場合に、当該パラメータが他の品種との間で共通に利用されるパラメータであれば、共通に利用される複数の品種について対象のパラメータを一斉に更新する更新手段をさらに備える、請求項4に記載の半導体装置の製造装置。
  6. 複数の品種の間で共通に利用される1または複数のパラメータを、グループ単位で設定可能である、請求項5に記載の半導体装置の製造装置。
  7. 前記更新手段は、さらに、いずれか選択されたグループに属する1または複数のパラメータおよびそれぞれの現在値を一覧表示するとともに、選択されたパラメータに対する変更を受付ける、請求項6に記載の半導体装置の製造装置。
  8. 前記表示部は、他の品種との間で共通に利用されるパラメータを、他のパラメータとは異なる表示態様で表示する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造装置。
  9. 半導体装置の製造装置であって、
    パラメータを参照して処理内容を複数の品種ごとに切り換える制御部と、
    前記パラメータを格納する記憶部とを備え、
    前記パラメータは、
    前記製造装置に固有のパラメータを含む、前記複数の品種にわたって共通に利用される第1のデータと、
    前記複数の品種ごとにそれぞれ設けられる複数の第2のデータとを含み、
    前記複数の第2のデータの各々は、対応する品種に応じた複数のパラメータと、前記第2のデータに含まれる前記複数のパラメータのうち、他の品種との間で共通化されるパラメータを特定する情報とを含む、半導体装置の製造装置。
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