JP7381811B1 - 加工情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

工作機械及び数値制御装置を熟知した熟練者にとって、加工モードが加工にどのような影響を及ぼすのかを見通すことができる加工情報表示装置を提供する。加工情報表示装置は、工作機械による加工に求められる加減速機能、サーボ機能及び補正機能のうちの少なくとも1つのパラメータの組み合わせを定義した少なくとも2つの加工モードを有し、前記加工モードのうちの1つを適用して前記加工モードのパラメータを切り替える機能を有し、前記加工モード、及び前記加工モードに対応する一部又は全部の前記加工モードのパラメータを含むパラメータ一覧を表示装置に表示する表示制御部を備える。

Description

本開示は、加工情報表示装置に関する。
従来、工作機械を扱う上で、加工対象又は加工方法に応じて、最適な加減速パラメータを設定して、ワークを加工することがある。自動車部品等のようなワークをフライス加工する場合、輪郭精度が不要なため、高速な加減速パラメータが求められる。これに対して、電極加工等のような輪郭精度が必要な金型加工では、高い輪郭精度を発揮できる加減速パラメータが必要とされる。
このように従来から加減速パラメータを任意に変更することによって、加工対象又は加工方法に合わせて効率の良い加工が行われている。しかしながら、加工対象に応じてパラメータを変えるためには、工作機械による加工及び数値制御装置の扱いに熟知した熟練者が必要となる。また、初心者のユーザが自身で実施するのは難しく、熟練者がユーザを訪問するのはコストが高くなる。
上記のような事情を考慮し、従来の数値制御装置は、加工モードを設定する機能として、工作機械の動作性能に基づいて定義付けられた加減速パラメータの組み合わせを予め記憶しておく。そして、数値制御装置は、数値制御装置の表示装置の画面上でパターンを任意に選択したり、Mコードで指令したりすることによって、熟練者でなくても加工対象ごとに加減速パラメータを一括して変更することができている。このような技術としては、例えば、特許文献1のような文献が開示されている。
特開2002-172543号公報
このような加工モードは、主に初心者のユーザ向けの機能であるので、数値制御装置は、調整範囲のレベル及び加減速パラメータを、表示装置の画面上に出力せず、加工モードの名称だけを表示したり、加工モードの傾向を表したマップ、グラフ等を表示したりしていた。しかしながら、工作機械及び数値制御装置を熟知した熟練者にとっては、マップやグラフ等から具体的な調整範囲のレベル及び加減速パラメータを把握することができず、見通しが悪くなって逆に分かりにくい場合があった。
工作機械及び数値制御装置を熟知した熟練者にとって、加工モードが加工にどのような影響を及ぼすのかを見通すことができる技術が望まれている。
本開示の一態様は、工作機械による加工に求められる加減速機能、サーボ機能及び補正機能のうちの少なくとも1つのパラメータの組み合わせを定義した少なくとも2つの加工モードを有し、前記加工モードのうちの1つを適用して前記加工モードのパラメータを切り替える機能を有し、前記加工モード、及び前記加工モードに対応する一部又は全部の前記加工モードのパラメータを含むパラメータ一覧を表示装置に表示する表示制御部を備える、加工情報表示装置である。
本開示の一実施形態に係る加工情報表示装置としての数値制御装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る加工モードに関する表示画面を示す図である。 本実施形態に係る加工モードに関する表示画面を示す図である。 本実施形態に係る加工モードの特徴をレーダーチャートで表示する表示画面を示す図である。 本実施形態に係る加工モードに関する表示画面を示す図である。 本実施形態に係る加工モードの特徴をレーダーチャートで表示する表示画面を示す図である。 加工モードに関する情報を表示する処理の流れを示すフローチャートである。 加工モードに関する情報を選択する処理の流れを示すフローチャートである。 加工モードに関する情報を調整する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態の一例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る加工情報表示装置としての数値制御装置1の構成を示すブロック図である。
加工情報表示装置は、工具によるワークの加工の情報を表示する加工情報表示装置である。加工情報表示装置は、メモリ、プロセッサ、入出力インターフェイス等を有する1又は複数のコンピュータ装置に適切な制御プログラムを実行させることによって実現され得る。具体例として、加工情報表示装置は、以下に説明する工作機械2を制御する数値制御装置1以外では、工作機械の動作のシミュレーションを行う加工シミュレーター、複数の工作機械を管理する管理コンピュータ等に以下に説明する機能を付加したものであってもよい。
数値制御装置1は、工作機械2を制御することにより、工作機械2に所定の機械加工等を行わせるための装置である。ここで、工作機械2は、例えば、複数の駆動軸を有する加工機であってもよい。
数値制御装置1は、入力装置11と、入力受付部12と、パラメータ設定部13と、加工モード調整部14と、表示制御部15と、表示装置16と、記憶部17と、軸制御部18と、を備える。
入力受付部12、パラメータ設定部13、加工モード調整部14、表示制御部15及び軸制御部18は、数値制御装置1の制御装置によって実現される各種機能である。すなわち、制御装置は、CPU(Central Processing Unit)等の1以上のプロセッサで構成され、記憶部17に記憶されたプログラムを実行することによって各種機能を実現する。
記憶部17は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置で構成され、各種の情報を記憶する。本実施形態では、記憶部17は、数値制御装置1内に設けられているが、記憶部17は、数値制御装置1の外部の電子機器や外部サーバー等に設けられてもよい。
表示装置16は、表示制御部15から送信される信号に基づいて各種の情報を表示する。表示装置16は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(organic electro-luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)等で構成される。本実施形態では、表示装置16は、数値制御装置1内に設けられているが、表示装置16は、数値制御装置1と接続された外部の電子機器、外部の表示装置等であってもよい。
入力装置11は、ボタン、キー、スイッチ、キーボード、マウス、ティーチペンダント等で構成され、ユーザからの各種入力操作を受け付ける。なお、入力装置11及び表示装置16は、一体化されたタッチパネル等を有するティーチペンダントであってもよい。また、ティーチペンダントは、タブレット端末によって構成されてもよい。
入力受付部12は、入力装置11によって入力された入力操作を受け付け、当該入力操作に応じた情報を、パラメータ設定部13、加工モード調整部14、表示制御部15、軸制御部18及び記憶部17へ提供する。パラメータ設定部13は、入力受付部12によって受け付けた入力操作及び記憶部17に記憶された各種情報に基づいて、加工モードに関するパラメータを算出及び設定する。
加工モード調整部14は、入力受付部12によって受け付けた入力操作及び記憶部17に記憶された各種情報に基づいて、加工モードに関する設定を調整する。表示制御部15は、加工モードに関する情報を表示装置16に表示させる。軸制御部18は、主軸、送り軸等のような工作機械2の駆動軸を制御する。
本実施形態に係る数値制御装置1は、工作機械2による加工に求められる加減速機能、サーボ機能及び補正機能のうちの少なくとも1つのパラメータの組み合わせを定義した少なくとも2つの加工モードを有する。数値制御装置1は、更に、加工モードのうちの1つを適用して加工モードのパラメータを切り替える機能を有する。表示制御部15は、加工モード、及び加工モードに対応する一部又は全部のパラメータを含むパラメータ一覧を表示装置16に表示する。また、加工モードは、加工に応じた1以上の加工品種に分類される。
加工品種は、部品、形状/金型、IT、及び4軸又は5軸を含む。加工モードを示す画像は、レーダーチャート、円グラフ、ブロックゲージグラフ及びマップ形式のいずれか1つの表示態様で表される。加工モードとは、工作機械2による加工に求められる加減速機能、サーボ機能及び補正機能のうちの少なくとも1つのパラメータの組み合わせを定義する。加工モードは、例えば、標準、高速、輪郭加工、及び低振動等である。
また、加減速機能とは、主軸、送り軸などを加速及び減速するための制御に関する機能、又は、オーバラップ、タップ戻り速度等の制御に関する機能である。
サーボ機能とは、サーボモータの制御に関する機能である。例えば、指令に対するモータの追従性を高めるゲインなどがサーボ機能に該当する。
補正機能とは、加工プログラム、TCP等を補正するための制御に関する機能である。
加工に関する指標は、工作機械2による加工について判断する又は評価するための目印となるものである。指標は、例えば、サイクルタイム短縮、制振性、オーバラップ、なめらかさ、正確さ、タップ加工速度、プログラム補正、及びTCP(Tool Center Point Control)機能等である。
加工モードは、加工に応じた加工品種に分類される。ここで、加工品種は、加工対象物に応じた加減速機能、サーボ機能及び補正機能のうちの少なくとも1つのパラメータの組み合わせの種類である。加工品種は、例えば、部品、形状/金型、IT、4軸又は5軸等であり、表示制御部15は、加工品種ごとに加工モードを表示装置16に表示する。
図2は、本実施形態に係る加工モードに関する表示画面A1を示す図である。図2に示すように、表示画面A1は、加工モードに関する情報を示す画像A11と、1つの加工モードを選択するためのラジオボタンを示す画像A12と、現在選択されている(すなわち、パラメータが反映されている)加工モードを示すカーソルを示す画像A13と、加工モードを選択する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像A14と、加工モードを調整する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像A15と、を含む。
また、図2の表示画面A1に示すように、現在の加工モードは、「標準」が選択されており、加工品種は、「部品」が選択されている。例えば、画像A13のカーソルが、加工モード「標準」及び加工品種「部品」を示している場合、画像A12のラジオボタンによって加工モード「高速」及び加工品種「部品」を選択し、画像A14の「加工モード選択」を選択することによって、画像A13のカーソルが、加工モード「標準」及び加工品種「部品」から、加工モード「高速」及び加工品種「部品」へ遷移する。
画像A11において、加工モード「標準」及び「高速」が選択可能であり、加工品種「部品」、「形状/金型」及び「IT」が選択可能である。また、画像A11において、加工モードと加工品種との組み合わせ毎に、加工モードのパラメータ「加速性」及び「精度」が示されている。例えば、加工モード「標準」及び加工品種「部品」の組み合わせにおいて、加速性のパラメータは、2000であり、精度のパラメータは、2100である。このような表示画面A1を表示することによって、初心者のユーザには、加工モードと加工品種との組み合わせが有用となり、熟練者のユーザには、加工モードのパラメータが有用となる。
また、加工モード調整部14は、パラメータ一覧における加工モードを選択する操作を受け付けると、工作機械2に加工モードを適用する。具体的には、入力受付部12が画像A14への入力操作を受け付けると、加工モード調整部14は、加工モードを選択する機能を実行し、選択した加工モードを工作機械2に適用する。
また、加工モード調整部14は、パラメータ一覧における加工モードを調整する操作を受け付けると、加工モードを調整する。具体的には、入力受付部12が画像A15への入力操作を受け付けると、加工モード調整部14は、加工モードを調整する機能を実行し、加工モードを調整する。
また、表示制御部15は、パラメータ一覧において、加工モードに対応しており、加工に関する指標を表示してもよい。図3は、本実施形態に係る加工モードに関する表示画面B1を示す図である。
図3に示すように、表示画面B1は、加工モードに関する情報を示す画像B11と、1つの加工モードを選択するためのラジオボタンを示す画像B12と、現在選択されている加工モードを示すカーソルを示す画像B13と、加工モードを選択する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像B14と、加工モードを調整する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像B15と、を含む。
図3に示す表示画面B1には、図2に示す加工モードのパラメータに加えて、加工に関する指標(加工モードの傾向)が示される。すなわち、画像B11において、指標「サイクルタイム短縮」及び指標「正確さ」が示される。ここで、指標は、10段階のレベルで示されている。例えば、指標「サイクルタイム短縮」のスコア「6/10」は、10段階中の6であることを示す。なお、スコアは10段階中の10を「100%」とし、10段階中の6であることを「60%」と示しても良い。なお、上述した図2及び図3では、加工モードのパラメータとして加速性及び精度が示されているが、他のパラメータが更に追加されて示されてもよい。このような表示画面B1を表示することによって、初心者のユーザには、加工モードと加工品種との組み合わせ及び指標が有用となり、熟練者のユーザには、加工モードのパラメータが有用となる。
また、表示制御部15は、加工に関する指標に基づいて、各加工モードの特徴を、ユーザが認識可能な所定の表示態様で、加工モード及び加工品種の一覧と共に、表示装置16に表示してもよい。ここで、所定の表示態様は、レーダーチャート、円グラフ、ブロックゲージグラフ及びマップ(散布図)形式のいずれか1つである。
図4は、本実施形態に係る加工モードの特徴をレーダーチャートで表示する表示画面C1を示す図である。図4に示すように、表示画面C1は、加工モードに関する情報を示す画像C11と、1つの加工モードを選択するためのラジオボタンを示す画像C12と、現在選択されている加工モードを示すカーソルを示す画像C13と、加工モードを選択する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像C14と、加工モードを調整する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像C15と、を含む。更に、表示画面C1は、画面の右側に表示され、加工モードの特徴をレーダーチャートで示す画像C16を含む。
画像C16は、入力装置11によって操作されるカーソル画像C13が、加工品種「部品」及び加工モード「標準」を選択している場合におけるレーダーチャートを示す。画像C16に示されるレーダーチャートには、サイクルタイム短縮、オーバラップ、制振性、タップ加工速度、なめらかさ、及び正確さの各指標のスコアが示される。
更に、表示制御部15は、画像C16において、各指標に関するアイコン及び各指標の名称をレーダーチャートの各頂点部分に表示する。
なお、上述した加工品種及び加工モードは、ユーザが任意に設定、作成及び追加する事が可能であってもよい。例えば、加工モード調整部14は、入力受付部12によって受け付けた入力操作に基づいて、加工品種及び加工モードを任意に設定、作成及び追加し、表示制御部15は、設定、作成及び追加された加工品種及び加工モードを表示装置16に表示してもよい。
また、表示制御部15は、加工モード、加工モードを調整する調整レベル、及び加工モードに対応する一部又は全部のパラメータを含むパラメータ一覧を表示装置16に表示してもよい。図5は、本実施形態に係る加工モードに関する表示画面D1を示す図である。図5に示すように、表示画面D1は、加工モードに関する情報を示す画像D11と、1つの加工モードを選択するためのラジオボタンを示す画像D12と、現在選択されている加工モードを示すカーソルを示す画像D13と、加工モードを選択する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像D14と、加工モードを調整する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像D15と、を含む。
図5に示す画像D11において、加工モードと加工品種との組み合わせ毎に、加工モードのパラメータの調整レベル及び加工モードのパラメータが示されている。例えば、加工モード「標準」及び加工品種「部品」の組み合わせにおいて、加工モードのパラメータの調整レベル「加速性」は、3(Lv3)であり、加工モードのパラメータの調整レベル「正確さ」は、2(Lv2)である。このような表示画面D1を表示することによって、初心者のユーザには、加工モードと加工品種との組み合わせ及び指標が有用となり、熟練者のユーザには、加工モードのパラメータの調整レベル及び加工モードのパラメータが有用となる。
また、表示制御部15は、加工モード、加工モードを調整する調整レベル、及び加工モードに対応する一部又は全部のパラメータを含むパラメータ一覧において、加工モードに対応しており、加工に関する指標を表示する。
また、表示制御部15は、加工に関する指標に基づいて、各加工モードの特徴を、ユーザが認識可能な所定の表示態様でパラメータ一覧と共に、表示装置16に表示する。
図6は、本実施形態に係る加工モードの特徴をレーダーチャートで表示する表示画面E1を示す図である。図6に示すように、表示画面E1は、加工モードに関する情報を示す画像E11と、1つの加工モードを選択するためのラジオボタンを示す画像E12と、現在選択されている加工モードを示すカーソルを示す画像E13と、加工モードを選択する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像E14と、加工モードを調整する機能を実行するためのソフトウェアキーである画像E15と、を含む。更に、表示画面E1は、画面の左上に表示され、加工モードの特徴をレーダーチャートで示す画像E16を含む。
図6に示す画像E11において、加工モードと加工品種との組み合わせ毎に、加工に関する指標、加工モードのパラメータの調整レベル及び加工モードのパラメータが示されている。画像E16は、入力装置11によって操作されるカーソル画像E13が、加工品種「部品」及び加工モード「標準」を選択している場合におけるレーダーチャートを示す。画像E16に示されるレーダーチャートには、サイクルタイム短縮、オーバラップ、制振性、タップ加工速度、なめらかさ、及び正確さの各指標のスコアが示される。
図7から図9では、加工モードに関する情報を表示、選択及び調整する処理について説明する。なお、図7から図9では、表示画面の例として、図4に示す表示画面C1を用いる。図7は、加工モードに関する情報を表示する処理の流れを示すフローチャートである。ステップS1において、各加工モードについて、表示制御部15は、加工モードの名称を加工モードに関する情報を示す画像(画像C11)に表示する。
ステップS2において、パラメータ設定部13は、記憶部17から、名称が表示された各加工モードのパラメータの調整状態を取得する。
ステップS3において、パラメータ設定部13は、記憶部17から各加工モードのパラメータの設定値を取得する。
ステップS4において、表示制御部15は、取得した各加工モードのパラメータの設定値を表示装置16に表示する(例えば、画像C11)。
ステップS5において、ステップS2からステップS4において取得した値に基づいて、加工に関する指標を算出する。
ステップS6において、表示制御部15は、算出した加工に関する指標(パラメータの傾向)を表示する。
ステップS7において、表示制御部15は、算出した加工に関する指標からレーダーチャートのグラフを描画し(例えば、画像C16)、処理を終了する。
図8は、加工モードに関する情報を選択する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11において、入力受付部12は、入力装置11から画像A12への入力操作を受け付け、1つの加工モードに対してカーソルを移動する(例えば、画像C13)。
ステップS12において、入力受付部12が画像C14への入力操作を受け付けると、加工モード調整部14は、ステップS1においてカーソルが移動された加工モードを選択する機能を実行し、パラメータ設定部13は、記憶部17から加工モードのパラメータの調整状態を取得する。
ステップS13において、パラメータ設定部13は、記憶部17から加工モードのパラメータの設定値を取得する。
ステップS14において、パラメータ設定部13は、取得した加工モードのパラメータの調整状態及びパラメータの設定値に基づいて、加工モードのパラメータを設定する。
ステップS15において、表示制御部15は、設定された加工モードのパラメータを反映し、現在の加工モードの表示を変更し、処理を終了する。
図9は、加工モードに関する情報を調整する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS21において、入力受付部12は、入力装置11から入力操作を受け付け、1つの加工モードに対してカーソルを移動する(例えば、画像C13)。
ステップS22において、入力受付部12が画像C15への入力操作を受け付けると、加工モード調整部14は、ステップS21においてカーソルが移動された加工モードを調整する機能を実行し、パラメータ設定部13は、記憶部17から加工モードのパラメータの調整状態を取得する。
ステップS23において、表示制御部15は、加工モードのパラメータの調整レベルを調整するための調整画面を表示する(例えば、図5に示す画像D11)。
ステップS24において、パラメータ設定部13は、入力受付部12が調整画面への入力操作を受け付け、調整作業を行う。調整作業は、例えば、入力装置11による数値の入力や、調整レベルを調整するためのスライダーの移動等を含む。
ステップS25において、パラメータ設定部13は、入力された調整を反映するか否かを判定する。入力された調整を反映する場合(YES)、処理はステップS26へ移る。一方、入力された調整を反映しない場合(NO)、処理はステップS27へ移る。
ステップS26において、表示制御部15は、入力された調整を表示画面に反映する。例えば、表示制御部15は、ステップS24において調整された加工モードの調整レベルを反映する。なお、この場合、加工モードのパラメータは、変動しない。
ステップS27において、パラメータ設定部13は、調整レベルの調整対象が現在選択されている加工モードであるか否かを判定する。調整対象が現在選択されている加工モードである場合(YES)、処理はステップS28へ移る。一方、調整対象が現在選択されている加工モードでない場合(NO)、処理はその後終了する。
ステップS28において、パラメータ設定部13は、記憶部17から、現在選択されている加工モードのパラメータの設定値を取得する。
ステップS29において、パラメータ設定部13は、取得した加工モードのパラメータの設定値を設定し、処理はその後終了する。
上述したような処理によって、数値制御装置1は、加工モードに関する情報を表示、選択及び調整することができる。
本実施形態によれば、数値制御装置1は、工作機械2による加工に求められる加減速機能、サーボ機能及び補正機能のうちの少なくとも1つのパラメータの組み合わせを定義した少なくとも2つの加工モードを有する。数値制御装置1は、更に、加工モードのうちの1つを適用して加工モードのパラメータを切り替える機能を有する。表示制御部15は、加工モード、及び加工モードに対応する一部又は全部のパラメータを含むパラメータ一覧を表示装置16に表示する。このような構成を備えることによって、数値制御装置1の熟練者ユーザは、加工モードによって切り替わる具体的なパラメータを把握し、加工モードが加工にどのように影響を及ぼすのかを見通すことができる。
また、表示制御部15は、パラメータ一覧において、加工モードに対応しており、加工に関する指標を表示してもよい。これにより、数値制御装置1は、熟練者ユーザへの分かりやすさと並行して、初心者ユーザにも分かりやすい加工モード及び指標の表示を提供できる。
また、表示制御部15は、加工に関する指標に基づいて、各加工モードの特徴を、ユーザが認識可能な所定の表示態様で、加工モード及び加工品種の一覧と共に、表示装置16に表示してもよい。これにより、数値制御装置1は、ユーザの熟練度に関わらず、工作機械2の加工モードを容易に選択することができ、効率の良い加工を簡単に行うことができる。
また、表示制御部15は、加工モード、加工モードを調整する調整レベル、及び加工モードに対応する一部又は全部のパラメータを含むパラメータ一覧を表示装置16に表示してもよい。これにより、数値制御装置1の熟練者ユーザは、加工モードによって切り替わる具体的なパラメータを把握し、加工モードが加工にどのように影響を及ぼすのかを見通すことができ、初心者ユーザは、加工モード及び指標を把握することによって効率の良い加工を簡単に行うことができる。
また、表示制御部15は、加工モード、加工モードを調整する調整レベル、及び加工モードに対応する一部又は全部のパラメータを含むパラメータ一覧において、加工モードに対応しており、加工に関する指標を表示する。これにより、数値制御装置1は、熟練者ユーザへの分かりやすさと並行して、初心者ユーザにも分かりやすい加工モード及び指標の表示を提供できる。
また、表示制御部15は、加工に関する指標に基づいて、各加工モードの特徴を、ユーザが認識可能な所定の表示態様でパラメータ一覧と共に、表示装置16に表示する。これにより、数値制御装置1は、ユーザの熟練度に関わらず、工作機械2の加工モードを容易に選択することができ、効率の良い加工を簡単に行うことができる。
また、加工モード調整部14は、パラメータ一覧における加工モードを選択する操作を受け付けると、工作機械2に加工モードを適用する。具体的には、入力受付部12が画像A14への入力操作を受け付けると、加工モード調整部14は、加工モードを選択する機能を実行し、選択した加工モードを工作機械2に適用する。これにより、数値制御装置1は、各加工モードの選択を好適に行うことができる。
また、加工モード調整部14は、パラメータ一覧における加工モードを調整する操作を受け付けると、加工モードを調整する。具体的には、入力受付部12が画像A15への入力操作を受け付けると、加工モード調整部14は、加工モードを調整する機能を実行し、加工モードを調整する。これにより、数値制御装置1は、加工モードのパラメータ及び調整レベルの調整を好適に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の数値制御装置1は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の数値制御装置1により行なわれる制御方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて記憶され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
本開示について詳述したが、本開示は上述した個々の実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、または、特許請求の範囲に記載された内容とその均等物から導き出される本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、置き換え、変更、部分的削除等が可能である。また、これらの実施形態は、組み合わせて実施することもできる。例えば、上述した実施形態において、各動作の順序や各処理の順序は、一例として示したものであり、これらに限定されるものではない。また、上述した実施形態の説明に数値又は数式が用いられている場合も同様である。
上記実施形態及び変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
工作機械(2)による加工に求められる加減速機能、サーボ機能及び補正機能のうちの少なくとも1つのパラメータの組み合わせを定義した少なくとも2つの加工モードを有し、
前記加工モードのうちの1つを適用して前記加工モードのパラメータを切り替える機能を有し、
前記加工モード、及び前記加工モードに対応する一部又は全部の前記加工モードのパラメータを含むパラメータ一覧を表示装置に表示する表示制御部(15)を備える、
加工情報表示装置(1)。
(付記2)
前記表示制御部は、前記パラメータ一覧において、前記加工モードに対応しており、前記加工に関する指標を表示する、
付記1に記載の加工情報表示装置。
(付記3)
前記表示制御部は、前記加工に関する指標に基づいて、各加工モードの特徴を、ユーザが認識可能な所定の表示態様で前記パラメータ一覧と共に、前記表示装置に表示する、
付記1又は2に記載の加工情報表示装置。
(付記4)
前記表示制御部は、前記加工モード、前記加工モードを調整する調整レベル、及び前記加工モードに対応する一部又は全部の前記パラメータを含む前記パラメータ一覧を表示装置に表示する、
付記1に記載の加工情報表示装置。
(付記5)
前記表示制御部は、前記パラメータ一覧において、前記加工モードに対応しており、前記加工に関する指標を表示する、
付記3に記載の加工情報表示装置。
(付記6)
前記表示制御部は、前記加工に関する指標に基づいて、各加工モードの特徴を、ユーザが認識可能な所定の表示態様で前記パラメータ一覧と共に、前記表示装置に表示する、
付記3に記載の加工情報表示装置。
(付記7)
前記パラメータ一覧における前記加工モードを選択する操作を受け付けると、前記工作機械に前記加工モードを適用する加工モード調整部(14)を更に備え付記1又は2に記載の加工情報表示装置。
(付記8)
前記パラメータ一覧における前記加工モードを調整する操作を受け付けると、前記加工モードを調整する加工モード調整部(14)を更に備える付記1又は2に記載の加工情報表示装置。
1 数値制御装置
2 工作機械
11 入力装置
12 入力受付部
13 パラメータ設定部
14 加工モード調整部
15 表示制御部
16 表示装置

Claims (9)

  1. 加工状態を示す少なくとも2つの加工モードと、
    前記加工モードのパラメータを切り替える機能と、
    前記加工モード、及び前記加工モードのパラメータを含むパラメータ一覧を表示する表示制御部と、
    を備える加工情報表示装置
  2. 前記表示制御部は、工作機械による加工に求められる加減速機能、サーボ機能及び補正機能のうちの少なくとも1つのパラメータの組み合わせを定義した少なくとも2つの前記加工モードを有し、
    前記加工モードのうちの1つを適用して前記加工モードのパラメータを切り替える機能を有し、
    前記加工モード、及び前記加工モードに対応する一部又は全部の前記加工モードのパラメータを含む前記パラメータ一覧を表示装置に表示する
    請求項1に記載の加工情報表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記パラメータ一覧において、前記加工モードに対応しており、前記加工に関する指標を表示する、
    請求項に記載の加工情報表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記加工に関する指標に基づいて、各加工モードの特徴を、ユーザが認識可能な所定の表示態様で前記パラメータ一覧と共に、前記表示装置に表示する、
    請求項に記載の加工情報表示装置。
  5. 前記表示制御部は、前記加工モード、前記加工モードを調整する調整レベル、及び前記加工モードに対応する一部又は全部の前記パラメータを含む前記パラメータ一覧を前記表示装置に表示する、
    請求項に記載の加工情報表示装置。
  6. 前記表示制御部は、前記パラメータ一覧において、前記加工モードに対応しており、前記加工に関する指標を表示する、
    請求項に記載の加工情報表示装置。
  7. 前記表示制御部は、前記加工に関する指標に基づいて、各加工モードの特徴を、ユーザが認識可能な所定の表示態様で前記パラメータ一覧と共に、前記表示装置に表示する、
    請求項に記載の加工情報表示装置。
  8. 前記パラメータ一覧における前記加工モードを選択する操作を受け付けると、前記工作機械に前記加工モードを適用する加工モード調整部を更に備える請求項に記載の加工情報表示装置。
  9. 前記パラメータ一覧における前記加工モードを調整する操作を受け付けると、前記加工モードを調整する加工モード調整部を更に備える請求項1又は2に記載の加工情報表示装置。
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