JP2016210550A - 後処理装置、画像形成システム及び後処理方法 - Google Patents

後処理装置、画像形成システム及び後処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステープル針の貫通力のバラツキと綴じ位置のずれとを抑制することができる後処理装置、画像形成システム及び後処理方法を提供する。【解決手段】鞍掛集積部51と、折丁PAの折り目部bを内側から支持する頂点支持部57と、折丁PAの折り目部bにステープル針SPを打ち込むステープラー(打針部)54と、開口部51bを介してステープル針SPの針先を受け止めるクリンチャー(受針部)53と、折丁PAを折り目方向に沿って移動させる用紙搬送部55,56と、後処理制御部70と、を有している。後処理制御部70は、折丁PAの集積時には、鞍掛集積部51に集積される折丁PAの折り目部bを内側から支持する通常位置に頂点支持部57を設定し、折丁PAの集積後、頂点支持部57を鞍掛集積部51の内方へと待避させた後に、ステープル動作を実行し、ステープル動作の実行後、頂点支持部57を通常位置に復帰させる。【選択図】図1

Description

本発明は、後処理装置、画像形成システム及び後処理方法に関する。
従来より、例えば用紙の中央に折り目部を形成した用紙を、略三角形状の鞍掛集積部に跨がるように集積し、その用紙の折り目部に綴じ処理を施すことで冊子を作成する後処理装置が知られている。綴じ処理は、打針部(ステープラー)が用紙の所定位置にステープル針を打ち込む動作と、受針部(クリンチャー)が用紙に打ち込まれたステープル針の針先を押し曲げる動作とにより実現される。
この類の後処理装置としては、折り目部の複数箇所で綴じ処理を行うことを想定し、ステープラーとクリンチャーとからなるステープルユニットを複数組備えるものや、単独のステープルユニットのみを備え、当該ステープルユニットを移動させることで、複数箇所への綴じ処理を行うものが知られている。
一方で、ステープルユニットを複数組備える構成は装置が高価になるばかりか、個々のユニットの位置決めが難しく、ステープル針の打ち込み位置のバラツキにより出力物の品質低下を招きやすい問題がある。また、ステープルユニットを移動させる方法では、移動機構が複雑となるため、装置が高価になってしまう。
そこで、近年では、簡素な構成で高品位な出力物を得られることから、単独のステープルユニットで構成しつつ、ステープル針の打ち込み位置の切り換えに応じて用紙を移動させることで複数箇所への綴じ処理を行う構成が知られている。
なお、例えば特許文献1には、凹凸形状を有する一対の圧着部材によって用紙束を綴じる圧着綴じ方式の用紙綴じ装置が開示されている。この用紙綴じ装置は、圧着部材に張り付いた用紙を剥がす用紙剥離手段を備えている。また、例えば特許文献2には、複数枚のシートを整合して所定の処理を行うシート処理装置が開示されている。このシート処理装置は、シート搬送方向の直交方向両側にシートの整合と支持とを兼ねた整合支持部を備えている。整合支持部は、一方が整合位置を規定する基準整合部、他方がシートの側端を押す移動整合部であり、移動整合部のシート支持面に凹凸を備えている。
特開2014−58368号公報 特開2006−62857号公報
ところで、鞍掛集積部への集積時の用紙整合動作に伴う用紙同士の摩擦や、画像形成プロセスに起因した用紙の帯電が影響し、用紙は鞍掛集積部に張り付き易い状態となっている。そのため、ステープル針の打ち込み位置の切り換えに応じて用紙を移動させる際に、用紙の搬送性が妨げられ、用紙の先頭がずれた状態で搬送されるという事象が発生する。その結果、個々の綴じ位置にずれが生じ、出力部の品質低下を招いてしまうという不都合ある。
そこで、鞍掛集積部の内側から用紙の折り目部を支持する頂点支持部を設け、当該頂点支持部により用紙を持ち上げる方法が採られている。この方法によれば、鞍掛集積部から用紙が剥がされるため、用紙の搬送性を確保することができる。
しかしながら、頂点支持部で用紙を支持することで、鞍掛集積部の内側に固定的に配置されたクリンチャーと用紙との間に隙間が生じ、これにより、ステープル針の貫通力にバラツキが生じるという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステープル針の貫通力のバラツキと綴じ位置のずれとを抑制することができる後処理装置、画像形成システム及び後処理方法を提供することにある。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、用紙の折り目方向に沿って頂点が延在する略三角形状を有し、折り目が形成された用紙を跨がらせた状態で集積するとともに、頂点の所定領域に内外を貫通する開口部を備える鞍掛集積部と、鞍掛集積部の内側に配置され、開口部を介して用紙積層方向に昇降可能に構成されており、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する頂点支持部と、鞍掛集積部の外側に配置され、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部にステープル針を打ち込むステープル動作を行う打針部と、鞍掛集積部の内側に配置され、開口部を介して打針部により用紙に打ち込まれたステープル針の針先を受け止めてステープル針を用紙に留める受針部と、ステープル針の打ち込み位置に応じて、鞍掛集積部に集積された用紙を、用紙の折り目方向に沿って移動させる用紙搬送部と、頂点支持部、打針部、受針部及び用紙搬送部を制御する制御部と、を有する後処理装置を提供する。ここで、制御部は、用紙の集積時には、頂点支持部を、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する通常位置に設定し、用紙の集積後、頂点支持部を鞍掛集積部の内方へと待避させた後に、ステープル動作を実行し、ステープル動作の実行後、頂点支持部を通常位置に復帰させる。
ここで、第1の発明は、鞍掛集積部の外側に配置され、鞍掛集積部に集積された用紙を用紙積層方向に沿って押圧して当該用紙を受針部に押しつける押圧部をさらに有していてもよい。この場合、制御部は、用紙の集積後、押圧部により鞍掛集積部に集積された用紙を押圧する押圧動作を行い、その後に頂点支持部を鞍掛集積部の内方へと待避させ、ステープル動作の実行後、押圧部による押圧動作を終了し、その後に頂点支持部を通常位置に復帰させることが好ましい。
また、第1の発明において、押圧部による用紙の押圧力は、頂点支持部による用紙の支持力よりも大きく設定されていることが好ましい。
また、第1の発明において、頂点支持部の通常位置は、頂点支持部の先端部が、鞍掛集積部の頂点位置よりも上方に位置するように設定され、頂点支持部の待避位置は、頂点支持部の先端部が、受針部の受針面と同じ又はそれよりも下方に位置するように設定されることが好ましい。
さらに、第1の発明において、頂点支持部は、用紙の折り目部を内側から支持する支持部材と、支持部材に対して、用紙を支持するための上方への付勢力を付与する付勢部材と、支持部材及び付勢部材を下方へ待避させる駆動機構と、を有することが好ましい。
第2の発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、画像形成装置から排出された用紙を対象として、後処理を行う後処理装置と、画像形成装置及び後処理装置を制御する制御部と、を有する画像形成システムを提供する。ここで、後処理装置は、用紙の折り目方向に沿って頂点が延在する略三角形状を有し、折り目が形成された用紙を跨がらせた状態で集積するとともに、頂点の所定領域に内外を貫通する開口部を備える鞍掛集積部と、鞍掛集積部の内側に配置され、開口部を介して用紙積層方向に昇降可能に構成されており、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する頂点支持部と、鞍掛集積部の外側に配置され、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部にステープル針を打ち込むステープル動作を行う打針部と、鞍掛集積部の内側に配置され、開口部を介して打針部により用紙に打ち込まれたステープル針の針先を受け止めてステープル針を用紙に留める受針部と、ステープル針の打ち込み位置に応じて、鞍掛集積部に集積された用紙を、用紙の折り目方向に沿って移動させる用紙搬送部と、を有している。そして、制御部は、用紙の集積時には、頂点支持部を、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する通常位置に設定し、用紙の集積後、頂点支持部を鞍掛集積部の内方へと待避させた後に、ステープル動作を実行し、ステープル動作の実行後、頂点支持部を通常位置に復帰させる。
また、第3の方法は、後処理装置による後処理方法を提供する。ここで、後処理装置は、用紙の折り目方向に沿って頂点が延在する略三角形状を有し、折り目が形成された用紙を跨がらせた状態で集積するとともに、頂点の所定領域に内外を貫通する開口部を備える鞍掛集積部と、鞍掛集積部の内側に配置され、開口部を介して用紙積層方向に昇降可能に構成されており、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する頂点支持部と、鞍掛集積部の外側に配置され、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部にステープル針を打ち込むステープル動作を行う打針部と、鞍掛集積部の内側に配置され、開口部を介して打針部により用紙に打ち込まれたステープル針の針先を受け止めてステープル針を用紙に留める受針部と、ステープル針の打ち込み位置に応じて、鞍掛集積部に集積された用紙を、用紙の折り目方向に沿って移動させる用紙搬送部と、を有している。そして、本後処理方法は、用紙の集積時に、頂点支持部を、鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する通常位置に設定する第1のステップと、用紙の集積後、頂点支持部を鞍掛集積部の内方へと待避させる第2のステップと、第2のステップの後、ステープル動作を実行する第3のステップと、ステープル動作の実行後、頂点支持部を通常位置に復帰させる第4のステップと、を有している。
本発明によれば、ステープル動作時には、頂点支持部が鞍掛集積部の内方へと待避するため、用紙と受針部との間に生じる隙間を抑制することができる。これにより、ステープル針の貫通力にバラツキが生じるという問題を解消することができる。また、ステープル動作後は、頂点支持部が通常位置へと復帰することで、頂点支持部により用紙が持ち上げられる。これにより、鞍掛集積部から用紙が剥がされるので、ステープル針の打ち込み位置の切り換えに応じて用紙を移動させる場合であっても、用紙の搬送性が妨げられ用紙の先頭がずれた状態で搬送されるといった事象を抑制することができる。その結果、個々の綴じ位置に発生するずれが抑制され、出力部の品質低下を抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成システムの全体構成を模式的に示す説明図 後処理装置の動作及び用紙搬送の概要を模式的に示す説明図 中綴じ部の構成を模式的に示す構成図 後処理装置の動作を示すフローチャート 中綴じ部の動作状態を示す説明図
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの全体構成を模式的に示す説明図である。第1の実施形態に係る画像形成システムは、画像形成装置10と、後処理装置20とを有している。
画像形成装置10は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに基づいて用紙Pに画像を形成する。画像形成装置10は、原稿読取装置5と、感光体11と、帯電部12と、像露光部13と、現像部14と、転写部15Aと、分離部15Bと、クリーニング装置16と、定着装置18と、画像形成制御部19とを有している。
原稿読取装置5は、画像形成装置10の上部に配置され、画像を読み取る際に原稿を自動的に移動させる自動原稿送り部を備えている。この原稿読取装置5は、原稿に形成された画像を読み取り、所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換が施されることにより画像データとして作成される。
原稿読取装置5が備える画像読取制御部(図示せず)は、画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施し、この処理により得られた画像データを画像形成制御部19に出力する。なお、画像データは、原稿読取装置5から出力されるデータのみならず、画像形成装置10に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置から受信したものであってもよい。
感光体11は、帯電部12によりその表面が一様に帯電させられる。像露光部13は、画像データを基に画像形成制御部19から出力される出力情報に対応して、レーザビームにより感光体11の表面を走査露光する。これにより、一様に帯電した感光体11の表面に潜像が形成される。現像部14はトナーにより当該潜像を反転現像し、これにより、感光体11の表面にトナー画像が形成される。
用紙収納部17Aに収納された用紙Pは、転写部15Aへ給紙される。転写部15Aは、感光体11の表面上のトナー画像を用紙Pへ転写し、その後、分離部15Bは、トナー画像が転写された用紙Pを感光体11から分離する。中間搬送部17Bは、分離された用紙Pを定着装置18へ搬送する。定着装置18は、用紙Pに対する加熱及び加圧により定着処理を施す。排紙部17Cは、定着処理が施された用紙Pを後処理装置20へ排出する。一方、クリーニング装置16は、転写部15Aによりトナー画像が用紙P上へ転写された後の感光体11の表面に残留しているトナーを除去する。
用紙Pの両面に画像形成を行う場合、定着装置18により定着処理が施された用紙Pは、搬送路切換板17Dにより、その搬送方向が排紙部17C側とは異なる反転搬送部17E側へと切り換えられる。反転搬送部17Eは、用紙Pをスイッチバックすることにより用紙Pの表裏を反転させた上で用紙Pを転写部15Aへ搬送する。転写部15Aは、トナー画像を用紙Pの裏面へ転写し、当該用紙Pは定着装置18を経て、排紙部17Cから後処理装置20へ排出される。
画像形成制御部19は、画像形成装置10を統合的に制御する機能を担っており、画像形成制御部19としては、例えばCPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。画像形成制御部19は、ROMに格納された制御プログラムに従い、各種の演算を行い、この演算結果に基づいて画像形成装置10の動作状態を制御する。
後処理装置20は、画像形成装置10から排出される用紙Pに対して、種々の後処理を行う装置である。後処理装置20が行う後処理としては、中折り処理、中綴じ処理などが挙げられる。ここで、中折り処理は、用紙(用紙束)の中央に折りを施す処理であり、中綴じ処理は、用紙の中央に折りを施すとともにその折り目部をステープル針で綴じる処理である。もっとも、後処理装置20は、画像形成装置10から排出された用紙Pに何ら処理を施すことなく、排出することもできる。
後処理装置20は、中折り部35、中綴じ部50、用紙断裁部60及び後処理制御部70を主体に構成されている。以下、中綴じ処理を前提に、後処理装置20の構成及びその動作について説明する。ここで、図2は、後処理装置20の動作及び用紙搬送の概要を模式的に示す説明図である。
画像形成装置10から排出された用紙Pは、後処理装置20の入口部21に導入されると、入口ローラ22により搬送され、搬送路切換部材23によって用紙搬送路r1へと導かれる。用紙搬送路r1を搬送される用紙Pは、ほぼ垂直に下降し、所定位置(第1停止位置)Q1において一時停止する。第1停止位置Q1に後続の用紙Pが順次到達することにより、複数枚の用紙Pが重ね合わせられる。
所定枚重ね合わせられた用紙Pは、搬送ローラ対24A,24Bによって用紙搬送路r2へと送り出され、第1搬送ローラ対24C,24Dにより搬送される。第1搬送ローラ対24C,24Dは、用紙Pが所定位置(第2停止位置)Q2へ到達すると、用紙Pの搬送を一時停止させる。用紙搬送路r2では、用紙Pが直立した状態で搬送され、搬送ローラ対24Bと第1搬送ローラ対24Cとの間に設けられた案内板(図示せず)によってほぼ直角に向きを変えられる。これにより、後処理装置20内部の側面側から前面側Bfに回り込むような格好で用紙Pが搬送される。
次に、用紙Pは、第2搬送ローラ対24Eによって垂直上方に搬送され、その後、水平方向に向きを変えられ、用紙搬送路r3に沿って搬送される。整合部材(図示せず)は、用紙搬送路r3における用紙搬送方向下流側に配置され、用紙先端部を当接させて、用紙Pの位置決めと各用紙Pの端部の整合を行うとともに、当該用紙を所定位置(第3停止位置)Q3に一時停止させる。
用紙搬送路r3には、中折り部35が配置されている。中折り部35は、互いに圧接する一対の折りローラや、折り板等から構成されており、用紙Pの中央部に折り目部bを形成する中折り処理を行う。具体的には、折り板を上昇させることで、用紙中央部を一対の折りローラの間に押し込ながら、折りローラを通過させ、その後に折りローラを反転させる。これにより、用紙Pを、その中央で折り曲げることができる。中折り部35によって折り目部bが形成された用紙(以下「折丁PA」という)は、搬送ベルト41及び搬送爪42と、導入ガイド部材43とによって、折り目部bの折り目方向に延在する用紙搬送路r4を搬送され、中綴じ部50に送られる。
図3は、中綴じ部50の構成を模式的に示す構成図であり、同図において紙面垂直方向が用紙搬送路r4の搬送方向と対応する。中折り部35から送り出された折丁PAは、用紙搬送路r4を進行し、中綴じ部50の所定の集積位置に積載される(図3参照)。また、後続の折丁PAも用紙搬送路r4を進行して、当該集積位置に順次積載される。冊子一部相当の枚数の折丁PAが集積されると、中綴じ部50は、集積された折丁PAの折り目部bにステープル針SPを施す中綴じ処理を行い、これにより冊子PSを作成する。
中綴じ部50は、鞍掛集積部51と、押圧部52と、クリンチャー(受針部)53と、ステープラー(打針部)54と、用紙搬送部55,56と、頂点支持部57とを主体に構成されている。
鞍掛集積部51は、折丁PAの折り目方向に沿って頂点51aが延在する略三角形状を有し、例えばほぼ直交する2枚のガイド板から構成されている。鞍掛集積部51は、折丁PAを跨がらせた状態で集積する。この鞍掛集積部51における頂点51aの所定領域には、その内外を貫通する開口部51bが形成されている。
押圧部52は、鞍掛集積部51の外側上方に配置され、鞍掛集積部51に集積された折丁PAを用紙積層方向に押圧して、当該折丁PAをクリンチャー53に押しつけるものである。押圧部52による折丁PAの押圧力は、後述する頂点支持部57による折丁PAの支持力よりも大きくなるような関係に設定されている。
押圧部52は、可動アーム52aの先端に固定されており、当該可動アーム52aの回動動作に応じて昇降動作する。可動アーム52aが図中時計回りに回動動作を行うと、押圧部52が下降し、折丁PAに圧接することで、折丁PAの押圧動作が開始される。そして、押圧部52による押圧力が一定の上限値に到達すると、可動アーム52aの回動が停止状態となる。また、可動アーム52aが逆方向に回動動作を行うと、押圧部52が上昇し、折丁PAの押圧動作が終了するとともに、上方の待避位置へと復帰する。
クリンチャー53は、鞍掛集積部51の内側に固定配置されている。クリンチャー53は、鞍掛集積部51の開口部51bを介して、ステープラー54により折丁PAに打ち込まれたステープル針SPの針先を受け止めて、これを折丁PAに留める機能を備えている。
ステープラー54は、鞍掛集積部51の外側上方に配置され、鞍掛集積部51に集積された折丁PAの折り目部bにステープル針SPを打ち込むステープル動作を行う。
ステープラー54は、可動アーム54aの先端に固定されており、当該可動アーム54aの回動動作に応じて昇降動作する。可動アーム54aが図中時計回りに回動動作を行うと、ステープラー54が下降し、そして、ステープラー54の打針面が折丁PA(折り目部b)に圧接することで、可動アーム54aの回動動作が停止する。また、可動アーム54aが逆方向に回動動作を行うと、ステープラー54が上昇し、ステープラー54が上方の待避位置へと復帰する。
用紙搬送部55,56は、鞍掛集積部51に積載される折丁PAを間に挟んで、用紙搬送方向(用紙搬送路r4を基準)の上流側及び下流側に配置されている。用紙搬送部55,56は、用紙搬送方向に沿って移動可能に構成されている。用紙搬送部55,56は、折丁PAが鞍掛集積部51に集積される度に折丁PAの端部へと押し当てられ、これにより、積載された折丁PAの整合を行う。また、用紙搬送部55,56は、綴じ位置(ステープル針SPの打ち込み位置)を切り換える際には、用紙搬送方向に沿って移動し折丁PAを移動させる。これにより、折丁PAと、ステープラー54との相対的な位置関係を変更しし、ステープル針SPの打ち込み位置の切り換えを行うことができる。
頂点支持部57は、鞍掛集積部51の内側に配置され、開口部51bを介して用紙積層方向に沿って昇降可能に構成されている。頂点支持部57は、鞍掛集積部51に集積される折丁PAの折り目部bを内側から支持する機能を担っている。
図3に示すように、頂点支持部57は、支持部材57aと、付勢部材57bと、駆動機構57cとで構成されている。
支持部材57aは、折丁PAの折り目部bを内側から支持する部材である。支持部材57aは、折丁PAを支持する先端部が鞍掛集積部51の頂点51aよりも上方に突き出すように、その位置が設定されている(通常位置)。
付勢部材57bは、支持部材57aに対して上方への付勢力を付与する部材である。付勢部材57bは、例えば圧縮コイルばねであり、この付勢部材57bにより、折丁PAを支持する支持力が付与される。
駆動機構57cは、支持部材57a及び付勢部材57bを下方へ待避させる機構である。駆動機構57cは、例えばソレノイドで構成されており、吸引動作に応じて、支持部材57a及び付勢部材57bを下方へと移動させることができる。すなわち、駆動機構57cの吸引動作を行っていない状態では、支持部材57aは、付勢部材57bに付勢されて通常位置に位置する。一方、駆動機構57cが吸引動作を行うと、支持部材57aは、通常位置よりも下方の所定位置、具体的には、その先端部がクリンチャー53の受針面と同じ又はそれよりも下方となる位置(以下「待避位置」という)へと待避する。
再び図1及び図2を参照するに、冊子PSは、図示しないアーム部材や冊子搬送手段により、用紙断裁部60へと搬送される。冊子PSにおける折り目部bの反対側の自由端部である小口は不揃いになっている。用紙断裁部60は冊子PSの小口を断裁し、切り揃える(断裁処理)。小口が断裁処理されて作製された冊子PSSは、後処理装置20の前面側Bfの外方に配置された排紙トレイ(図示せず)に排出される。
後処理制御部70は、後処理装置20を統合的に制御する機能を担っており、後処理制御部70としては、例えばCPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。後処理制御部70は、ROMに格納された制御プログラムに従い、各種の演算を行い、この演算結果に基づいて後処理装置20の動作状態を制御する。すなわち、後処理制御部70は、後処理装置20の各部を制御することにより、中折り処理や中綴じ処理を行ったり、必要に応じて断裁処理を行ったりする。
また、本実施形態との関係において、後処理制御部70は、以下の制御を行う。具体的には、後処理制御部70は、折丁PAの集積時には、頂点支持部57を通常位置に設定する。また、後処理制御部70は、折丁PAの集積後、頂点支持部57を鞍掛集積部51の内方へと待避させた後に、ステープル動作を実行する。そして、後処理制御部70は、ステープル動作の実行後、頂点支持部57を通常位置に復帰させる。
さらに、本実施形態において、後処理制御部70は、ステープラー54と電気的に接続されており、ステープラー54が打ち込むステープル針SPとクリンチャー53との機械的な接触を電気的な導通状態として検出することができる。具体的には、ステープラー54は、電気的に絶縁された状態(フローティング)となっており、一方、クリンチャー53は、グランド(基準電位)に接続されている。ステープル動作を行っていない場合には、ステープラー54とクリンチャー53とが電気的に分離しているため、ステープラー54は絶縁された状態を維持する。一方、ステープル動作が開始され、ステープラー54がステープル針SPを打ち込むことで、ステープル針SPがクリンチャー53の受針面に当接する。これにより、ステープラー54とクリンチャー53とがステープル針SPを介して電気的に接続し、電源電圧からの電流が、ステープラー54、ステープル針SP、クリンチャー53を経由してグランドへと流れる。そのため、ステープル動作中、厳密には、ステープラー54が打ち込むステープル針SPと、クリンチャー53とが機械的に接触している期間は、後処理制御部70に、導通状態を示す信号が入力される。
図4は、後処理装置20による中綴じ処理の動作を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、後処理制御部70によって実行される。
まず、ステップ10(S10)において、後処理制御部70は、中折り部35から送り出された折丁PAが鞍掛集積部51に積載されると、用紙搬送部55,56を折丁PAの端部へと押し当て、折丁PAの整合を行う。
ステップ11(S11)において、後処理制御部70は、冊子PSを構成する所定枚数分の折丁PAが鞍掛集積部51に積載されたか否かを判断する。所定枚数分の折丁PAが積載された場合には、ステップ11において肯定判定され、ステップ12(S12)に進む。一方、所定枚数分の折丁PAが積載されていない場合には、ステップ11において否定判定され、ステップ10に戻る。
ステップ12において、後処理制御部70は、可動アーム52aを回動させて、押圧部52による押圧動作を開始する。上述したように、押圧部52による押圧力は、頂点支持部57の支持力よりも大きく設定されているため、押圧部52の押圧力を受けると、支持部材57aが下方へと移動し、折丁PAがクリンチャー53の受針面に押しつけられた状態となる(図5(a)参照)。
ステップ13において、後処理制御部70は、押圧部52、すなわち、可動アーム52aの回動が停止状態であるか否かを判断する。折丁PAが押圧部52により一定の力で押圧されると、可動アーム52aの回動が停止する。可動アーム52a(押圧部52)が停止状態である場合には、ステップ13において肯定判定され、ステップ14(S14)に進む。一方、可動アーム52a(押圧部52)が停止状態でない場合には、ステップ13において否定判定され、ステップ13に戻る。
ステップ14において、後処理制御部70は、駆動機構57cを吸引動作させ、頂点支持部57(支持部材57a)を待避位置へと待避させる。この待避位置において、支持部材57aの先端は、クリンチャー53の受針面よりも下方へと位置付けられる(図5(b)参照)。
ステップ15(S15)において、後処理制御部70は、ステープル動作を開始する。具体的には、後処理制御部70は、可動アーム54aを動作させ、ステープラー54を下降させる。ステープラー54が下降し、鞍掛集積部51上に積載された折丁PAを介してステープラー54の打針面に圧接すると、ステープル動作が開始する。
ステープル動作では、まず、ステープラー54に内蔵された、ステープル針SPを打ち出すための駆動手段であるステープルモータが動作(回転)する。これにより、ステープラー54からステープル針SPが打ち出される。ステープラー54から打ち出されたステープル針SPが折丁PAを貫通すると、当該ステープル針SPの先端がクリンチャー53の受針面に到達する。この受針面は、初期的には、ステープラー54により打ち込まれるステープル針SPの針先に対して所定の角度をなすような格好で配置されている。ステープラー54により打ち込まれるステープル針SPの針先が受針面により受け止められると、針先の進入方向とのなす角に応じてステープル針SPの針先が一次的に折り曲げられる。そして、ステープル針SPの針先を折丁PAに沿って屈曲させる。以上の動作が終了すると、ステープラー54は待避位置へと待避させられる。
ステップ16(S16)において、後処理制御部70は、ステープル針SPが折丁PAを貫通したか否かを判断する。ステープル針SPの貫通は、ステープラー54が打ち込むステープル針SPとクリンチャー53とが機械的に接触することで、後処理制御部70により電気的な導通状態として検出される。ステープル針SPが折丁PAを貫通していない場合には、ステップ16において否定判定され、ステップ17(S17)に進む。一方、ステープル針SPが折丁PAを貫通した場合には、ステップ16において肯定判定され、ステップ18(S18)に進む。
ステップ17において、後処理制御部70は、ジョブを停止させる。
ステップ18において、後処理制御部70は、可動アーム52aを回動させ、押圧部52を待避位置に向けて待避させる。
ステップ19(S19)において、後処理制御部70は、押圧部52、すなわち、可動アーム52aの回動が停止状態であるか否かを判断する。押圧部52が待避位置に到達すると、可動アーム52aの回動が停止する。押圧部52が停止状態である場合には、ステップ19において肯定判定され、ステップ20(S20)に進む。一方、押圧部52が停止状態でない場合には、ステップ19において否定判定され、ステップ19に戻る。
ステップ20(S20)において、後処理制御部70は、駆動機構57cの吸引動作を終了し、頂点支持部57を通常位置へと復帰させる(図5(c)参照)。
ステップ21(S21)において、後処理制御部70は、作成した冊子PSの部数がジョブで指定された部数に到達したか否かを判断する。このステップ21において肯定判定された場合には、本ルーチンを終了し、ステップ21において否定判定された場合には、ステップ10に戻る。
このように本実施形態において、画像形成システムを構成する後処理装置20は、折丁PAを跨がらせた状態で集積する鞍掛集積部51と、鞍掛集積部51の内側に配置され、開口部51bを介して鞍掛集積部51に集積される折丁PAの折り目部bを内側から支持する頂点支持部57と、鞍掛集積部51の外側に配置され、鞍掛集積部51に集積された折丁PAの折り目部bにステープル針SPを打ち込むステープル動作を行うステープラー(打針部)54と、鞍掛集積部51の内側に配置され、開口部51bを介してステープラー54により折丁PAに打ち込まれたステープル針SPの針先を受け止めてステープル針SPを折丁PAに留めるクリンチャー(受針部)53と、ステープル針SPの打ち込み位置に応じて、鞍掛集積部51に集積された折丁PAを、折り目方向に沿って移動させる用紙搬送部55,56と、各部を制御する後処理制御部70と、を有している。ここで、後処理制御部70は、折丁PAの集積時には、鞍掛集積部51に集積される折丁PAの折り目部bを内側から支持する通常位置に頂点支持部57を設定し、折丁PAの集積後、頂点支持部57を鞍掛集積部51の内方へと待避させた後に、ステープル動作を実行し、ステープル動作の実行後、頂点支持部57を通常位置に復帰させることとしている。
この構成によれば、ステープル動作時には、頂点支持部57が下方へと待避させられるため、折丁PAとクリンチャー53との間に生じる隙間を抑制することができる。これにより、ステープル針SPの貫通力にバラツキが生じるという問題を解消することができる。また、ステープル動作後は、頂点支持部57が通常位置へと復帰することで、当該頂点支持部57により折丁PAが持ち上げられる。これにより、鞍掛集積部51から折丁PAが剥がされるので、ステープル針SPの打ち込み位置の切り換えに応じて折丁PAを移動させる場合であっても、折丁PAの搬送性が妨げられ折丁PAの先頭がずれた状態で搬送されるといった事象を抑制することができる。その結果、個々の綴じ位置に発生するずれが抑制され、出力部の品質低下を抑制することができる。
また、本実施形態において、後処理装置20は、鞍掛集積部51の外側に配置され、鞍掛集積部51に集積された折丁PAを用紙積層方向に沿って押圧してクリンチャー53に押しつける押圧部52をさらに有している。この場合、後処理制御部70は、折丁PAの集積後、押圧部52により鞍掛集積部51に集積された折丁PAを押圧する押圧動作を行い、その後に頂点支持部57を鞍掛集積部51の内方へと待避させる。また、後処理制御部70は、ステープル動作の実行後、押圧部52による押圧動作を終了し、その後に頂点支持部57を通常位置に復帰させることとしている。
この構成によれば、頂点支持部57により折丁PAが支持された状態で、押圧部52の押圧動作が行われる。押圧動作に先行して頂点支持部57を待避させた場合には、折丁PAの折り目部bとステープラー54の綴じ位置との間にずれが発生することが懸念されるが、本実施形態によれば、このような問題の発生を抑制することができる。
また、本実施形態において、押圧部52による折丁PAの押圧力は、頂点支持部57による折丁PAの支持力よりも大きく設定されている。
この構成によれば、頂点支持部57が妨げとなることなく、折丁PAをクリンチャー53の受針面に押しつけることができる。そのため、折丁PAとクリンチャー53との間に生じる隙間を抑制することができ、ステープル針SPの貫通力に生じるバラツキを抑制することができる。
また、本実施形態において、頂点支持部57の通常位置は、頂点支持部57の先端部が、鞍掛集積部51の頂点位置よりも上方に位置するように設定され、頂点支持部57の待避位置は、頂点支持部57の先端部が、クリンチャー53の受針面と同じ又はこれよりも下方に位置するように設定される。
この構成によれば、頂点支持部57が通常位置に存する場合には、鞍掛集積部51から折丁PAを適切に剥がすことができる。また、頂点支持部57が待避位置に存する場合には、折丁PAとクリンチャー53との間に生じる隙間を確実に抑制することができる。
また、本実施形態において、頂点支持部57は、折丁PAの折り目部bを内側から支持する支持部材57aと、支持部材57aに対して上方への付勢力を付与する付勢部材57bと、支持部材57a及び付勢部材57bを下方へ待避させる駆動機構57cと、を有している。
この構成によれば、頂点支持部57に関する通常位置と待避位置との切り換えを適切に行うことができる。また、付勢部材57bにより支持部材57aに付勢力を与えることで、頂点支持部57による折丁PAの支持力を適切に設定することができる。なお、頂点支持部57は、この様な構成にかえて、例えばモータやセンサーなどで構成することも可能である。
以上、本発明の実施形態にかかる画像形成システムについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。また、画像形成システムのみならず、後処理装置及び後処理装置による後処理方法、それ自体も本発明の一部として機能する。また、本実施形態では、後処理装置の制御が綴じ処理を制御するものであるが、画像形成装置の制御部がこの機能を実現してもよい。
10 画像形成装置
20 後処理装置
35 中折り部
50 中綴じ部
51 鞍掛集積部
51a 頂点
51b 開口部
52 押圧部
52a 可動アーム
53 クリンチャー(受針部)
54 ステープラー(打針部)
54a 可動アーム
55 用紙搬送部
56 用紙搬送部
57 頂点支持部
57a 支持部材
57b 付勢部材
57c 駆動機構
60 用紙断裁部
70 後処理制御部

Claims (7)

  1. 用紙の折り目方向に沿って頂点が延在する略三角形状を有し、折り目が形成された用紙を跨がらせた状態で集積するとともに、前記頂点の所定領域に内外を貫通する開口部を備える鞍掛集積部と、
    前記鞍掛集積部の内側に配置され、前記開口部を介して用紙積層方向に昇降可能に構成されており、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する頂点支持部と、
    前記鞍掛集積部の外側に配置され、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部にステープル針を打ち込むステープル動作を行う打針部と、
    前記鞍掛集積部の内側に配置され、前記開口部を介して前記打針部により用紙に打ち込まれたステープル針の針先を受け止めて前記ステープル針を用紙に留める受針部と、
    前記ステープル針の打ち込み位置に応じて、前記鞍掛集積部に集積された用紙を、前記用紙の折り目方向に沿って移動させる用紙搬送部と、
    前記頂点支持部、前記打針部、前記受針部及び前記用紙搬送部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    用紙の集積時には、前記頂点支持部を、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する通常位置に設定し、
    用紙の集積後、前記頂点支持部を前記鞍掛集積部の内方へと待避させた後に、前記ステープル動作を実行し、
    前記ステープル動作の実行後、前記頂点支持部を前記通常位置に復帰させることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記鞍掛集積部の外側に配置され、前記鞍掛集積部に集積された用紙を用紙積層方向に沿って押圧して当該用紙を前記受針部に押しつける押圧部をさらに有し、
    前記制御部は、用紙の集積後、前記押圧部により前記鞍掛集積部に集積された用紙を押圧する押圧動作を行い、その後に前記頂点支持部を前記鞍掛集積部の内方へと待避させ、
    前記ステープル動作の実行後、前記押圧部による押圧動作を終了し、その後に前記頂点支持部を前記通常位置に復帰させることを特徴とする請求項1に記載された後処理装置。
  3. 前記押圧部による用紙の押圧力は、前記頂点支持部による用紙の支持力よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項2に記載された後処理装置。
  4. 前記頂点支持部の通常位置は、前記頂点支持部の先端部が、前記鞍掛集積部の頂点位置よりも上方に位置するように設定され、
    前記頂点支持部の待避位置は、前記頂点支持部の先端部が、前記受針部の受針面と同じ又はそれよりも下方に位置するように設定されることを特徴とする請求項3に記載された後処理装置。
  5. 前記頂点支持部は、
    用紙の折り目部を内側から支持する支持部材と、
    前記支持部材に対して、用紙を支持するための上方への付勢力を付与する付勢部材と、
    前記支持部材及び前記付勢部材を下方へ待避させる駆動機構と、
    を有することを特徴とする請求項3又は4のいずれかに記載された後処理装置。
  6. 画像形成システムにおいて、
    用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から排出された用紙を対象として、後処理を行う後処理装置と、
    前記画像形成装置及び前記後処理装置を制御する制御部と、を有し、
    前記後処理装置は、
    用紙の折り目方向に沿って頂点が延在する略三角形状を有し、折り目が形成された用紙を跨がらせた状態で集積するとともに、前記頂点の所定領域に内外を貫通する開口部を備える鞍掛集積部と、
    前記鞍掛集積部の内側に配置され、前記開口部を介して用紙積層方向に昇降可能に構成されており、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する頂点支持部と、
    前記鞍掛集積部の外側に配置され、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部にステープル針を打ち込むステープル動作を行う打針部と、
    前記鞍掛集積部の内側に配置され、前記開口部を介して前記打針部により用紙に打ち込まれたステープル針の針先を受け止めて前記ステープル針を用紙に留める受針部と、
    前記ステープル針の打ち込み位置に応じて、前記鞍掛集積部に集積された用紙を、前記用紙の折り目方向に沿って移動させる用紙搬送部と、を有し、
    前記制御部は、
    用紙の集積時には、前記頂点支持部を、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する通常位置に設定し、
    用紙の集積後、前記頂点支持部を前記鞍掛集積部の内方へと待避させた後に、前記ステープル動作を実行し、
    前記ステープル動作の実行後、前記頂点支持部を前記通常位置に復帰させることを特徴とする画像形成システム。
  7. 後処理装置による後処理方法において、
    前記後処理装置は、
    用紙の折り目方向に沿って頂点が延在する略三角形状を有し、折り目が形成された用紙を跨がらせた状態で集積するとともに、前記頂点の所定領域に内外を貫通する開口部を備える鞍掛集積部と、
    前記鞍掛集積部の内側に配置され、前記開口部を介して用紙積層方向に昇降可能に構成されており、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する頂点支持部と、
    前記鞍掛集積部の外側に配置され、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部にステープル針を打ち込むステープル動作を行う打針部と、
    前記鞍掛集積部の内側に配置され、前記開口部を介して前記打針部により用紙に打ち込まれたステープル針の針先を受け止めて前記ステープル針を用紙に留める受針部と、
    前記ステープル針の打ち込み位置に応じて、前記鞍掛集積部に集積された用紙を、前記用紙の折り目方向に沿って移動させる用紙搬送部と、を有し、
    用紙の集積時に、前記頂点支持部を、前記鞍掛集積部に集積された用紙の折り目部を内側から支持する通常位置に設定する第1のステップと、
    用紙の集積後、前記頂点支持部を前記鞍掛集積部の内方へと待避させる第2のステップと、
    前記第2のステップの後、前記ステープル動作を実行する第3のステップと、
    ステープル動作の実行後、前記頂点支持部を前記通常位置に復帰させる第4のステップと、
    を有することを特徴とする後処理方法。
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