JP2016207617A - 回路遮断器の端子アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】分電盤に配置して盤内の主幹回路に接続する回路遮断器(オートブレーカ,漏電遮断器)を対象に、該回路遮断器の主回路端子の極間ピッチに制約されることなく、分電盤の規格で規定されている絶縁距離を確保して回路遮断器の端子に前記主幹回路のバー導体を中継接続できるように改良した回路遮断器の端子アダプタを提供する。
【解決手段】本発明に係る端子アダプタ15は、回路遮断器の本体ケース1と同幅な外形で該本体ケース1の端子部2,3に連結した端子台16と、回路遮断器の各極端子に対応して前記端子台16に並置したバー接続導体17とからなり、かつ前記各極のバー接続導体17は、回路遮断器との接続側端部を端子台16から外部に突出させてその先端に端子ネジのネジ孔を設け、分電盤の主幹回路との接続側端部には隣接するバー接続導体の相互間に高低段差Δhを設定した上で、その先端に端子ネジ18を螺設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分電盤,制御盤などに配置して盤内の幹線回路に分岐接続する回路遮断器(オートブレーカ,漏電遮断器)を対象に、該回路遮断器の本体に外付けしてその主回路端子と盤内に布設した幹線回路のバー導体との間を中継接続する回路遮断器の端子アダプタに関する。
まず、本発明に係る端子アダプタを適用する回路遮断器の例として、一般配線用オートブレーカ(2極形)の外形図を図6(a)〜(c)に示す。図において、1は接点開閉機構,過電流引き外し装置、消弧装置(不図示)などを内装したモールド樹脂製の本体ケース、2,3は前記本体ケース1の両端部に振分けて設けた主回路の電源側端子および負荷側端子、2a,3aは各極の電源側端子2,負荷側端子3に螺設した端子ネジ、4は接点開閉機構に連繋した操作ハンドル、5は電源側,負荷側の異極端子間を隔離するよう本体ケース1の両端部に形成した相間隔壁、6は相間隔壁5の上面に穿孔した本体ケース1の取付け孔、7は相間隔壁5の端面に形成してバリア板などの付属部品をインロー結合するための係合条溝である。なお、図中に表した寸法Aは本体ケース1の外形幅、寸法Bは主回路端子2,3における異極間ピッチであり、電源側,負荷側の端子2,3に螺設した端子ネジ2a,2bは通常M5,M6ネジが用いられている。
ここで、現在市場に展開しているオートブレーカの仕様について記すと、JIS協約形の2極オートブレーカ(アンペアフレーム:32〜63AF)は、本体ケース1の外形幅(図6(a)のA寸法)が50mm、主回路端子の極間ピッチ(図6(a)のB寸法)が25mmであるが、近年になり小形化の市場ニーズに合わせて製品のダウンサイジングが進み、最近では前記と同じアンペアフレームの2極オートブレーカで、その本体ケースの外形幅(図6のA寸法)を36mm、極間ピッチ(図6のB寸法)を18mmに縮減して国内外の規格に準拠するスリム形のオートブレーカがラインアップされるようになっている。
次に、単相3線式の分電盤を例に、前記オートブレーカを盤内に配置した分電盤の配線回路を図7に示す。図において、8は機械設備,電灯用などに適用するキャビネット形の分電盤、9は分電盤8の引込み幹線8(R,N,T相)、10は前記引込み幹線9に接続した主幹ブレーカ、11は主幹プレーカ10の二次側に接続して盤内に布設した電圧母線(R,T相)、12は中性母線(N相)、13は前記母線を挟んでその両側に配した取り付けレールに沿って一列に配置したオートブレーカ(2極)であり、該オートブレーカ13の電源側端子2(図6参照)と前記電圧母線10,中性母線11との間が分岐線14を介して接続されている。また、図示の分電盤7では盤内に布設した電圧母線10,中性母線11,および分岐線14はいずれも裸バー導体で、この分岐線(バー導体)14の先端をオートブレーカ12の電源側端子(図6参照)にネジ締めして直付接続するようにしている。
一方、日本配電制御システム工業会規格[分電盤通則・JSIA 300 ]では、盤内の充電部と非充電金属体との間隔、異極充電部間の空間距離、および沿面距離は10mm(300Vを超える線間電圧が加わる沿面距離については 20mm)以上とすることが規定されている。但し、分電盤に収納する過電流遮断器,その他の器具については、その充電部の絶縁間隔はそれぞれの器具の規格に準じると規定されている。
上記規格から、図7の分電盤に布設した分岐線(バー導体)14を図6に示したオートブレーカの電源側端子2に直付接続するには、オートブレーカの主回路端子に接続する分岐線(裸バー導体)14の異極相互間には10mm以上の空間距離,ないしそれに相当する絶縁強度を確保する必要がある。
この場合に、分電盤内に配置する分岐ブレーカ(図6参照)が先記したJIS協約形ブレーカであれば、その主回路端子の極間ピッチは25mmであるので、電源側端子2(図6参照)に該端子バーと同幅(11.5mm幅)のバー導体(分岐線14)をネジ締めして直付接続することで、異極バー導体の相互間には分電盤の規格で規定されている10mm以上の空間距離が確保される。
一方、分電盤に配置する分岐ブレーカに先記したスリム形のオートブレーカ(本体ケースの外形幅36mm)を採用すれば、盤内で分岐プレーカの占有スペースが縮減するので分岐ブレーカの増設,分電盤の小型化が可能となるものの、この場合には分電盤の規格で規定されている配線の絶縁距離を確保するために次記のような課題がある。
すなわち、先記したスリム形の2極オートブレーカは、本体ケース1の外形幅(図6(a)のA寸法)が36mm,主回路端子の極間ピッチ(図6(a)のB寸法)が18mmである。このために、オートブレーカの電源側端子2にその端子と同幅なバー導体(導体幅11.5mm)の分岐線14(図7参照)をネジ締めして直付接続すると、その異極のバー導体相互間の空間距離は10mm以下となり、このままでは分電盤の規格で規定されている空間距離が確保できなくなる。
このために、従来では分岐線14の全長域でバー導体の周面に絶縁テープを巻き付けるなどして分電盤の規格に準拠する絶縁強度の確保を図るようにしている。
なお、分岐線14にブレーカ本体の主回路端子よりも幅の狭いバー導体を用いて隣接する導体相互間の空間距離を10mm以上に拡大させることも考えられるが、バー導体をブレーカの主回路端子に接続するには、該主回路端子に螺設した端子ネジ2a(M5,M6ネジ)に対応するネジ通し孔を分岐線14のバー導体に加工しておく必要があるため、その制約から分岐線14のバー導体幅を狭めることが実際には困難である。
また、ブレーカの主回路端子に外部接続する盤内の分岐線14(図7参照)に対する相間の絶縁距離確保の対応策として、オートブレーカの主回路端子に別部品の端子アダプタを追加付設し、この端子アダプタの端子台内部で左右並置して布設した接続導体(裸バー導体)の外部接続端側を曲げ加工してその配列ピッチを左右方向に広げた上で、その先端に外部接続する分電盤側の分岐線(裸バー導体)の相間絶縁距離を拡大するようにした端子アダプタが知られている(特許文献1参照)
特開平11−297179号公報(図1)
先述のように分電盤内に配置する分岐ブレーカとして主回路端子の異極間ピッチが狭いスリム形のブレーカを採用する場合には、ブレーカ本体の端子に接続して盤内に布設する分岐線(裸バー導体)には分電盤の規格で規定した絶縁距離の確保が必要であり、そのために従来は分電盤内で分岐線のバー導体に絶縁テープを巻き付けるなどして所要の絶縁強度を確保するようにしているが、この方法は施行現場で行う絶縁テープの巻き付け作業に手間と時間がかかる問題がある。
また、先記の特許文献1に開示の端子アダプタを回路遮断器(オートブレーカ)の主回路端子部に組み付けて、この回路遮断器の端子に外部接続する盤内配線の相間ピッチを広げるようにした対応策も知られているが、この端子アダプタは端子台に設けた接続導体の間隔ピッチを外部接続端側で左右方向に広げるようにしていることから、必然的に端子アダプタの外形幅がブレーカ本体の外形幅よりも大きくなる。このために、図7のようにキャビネット形分電盤の盤内に複数台の分岐ブレーカを整列して並置配備する場合には、隣接するブレーカの間にデッドスペースが生じで盤内のスペース効率が低下する。このために、スリム形のオートブレーカを採用しても分電盤の小形,コンパクト化が達成できなくなる問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は分電盤に配置して盤内に布設した主幹回路のバー導体に分岐接続する回路遮断器(オートブレーカ,漏電遮断器)を対象に、該回路遮断器の主回路端子の極間ピッチに制約されることなく、前記主幹回路の分岐線(裸バー導体)の相互間に分電盤の規格で規定されている絶縁距離を確保して回路遮断器の主回路端子に前記主幹回路のバー導体を中継接続できるように改良した回路遮断器の端子アダプタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による端子アダプタは、回路遮断器の本体ケースと同幅な外形で前記本体ケースの端子部に連結した端子台と、回路遮断器の各極端子に対応して前記端子台の内部に並置したバー接続導体とからなり、かつ前記各極のバー接続導体は、回路遮断器との接続側端部を端子台から外部に突出させてその先端に端子ネジのネジ孔を設け、分電盤の主幹回路との接続側端部には隣接するバー接続導体の相互間に高低段差を設定した上で、その先端に端子ネジを設けた構造とする(請求項1)。
また、前記構成の端子アダプタにおいては、端子台の内部に並置した各極のバー接続導体のうち、少なくとも一方のバー接続導体にはその長手方向の途中箇所をクランク状に屈曲成形して隣接するバー接続導体の相互間に高低段差を設定する(請求項2)。
さらに、前記端子台の端面には回路遮断器の本体ケースの端面に向けて凸条の係合リブを設け、該係合リブを回路遮断器の本体ケースの端面に形成した係合条溝に嵌入して結合させるようにする(請求項3)。
前記構成の端子アダプタを分電盤に配置して盤内の主幹回路に接続する回路遮断器の端子部に外付けすることにより、前記回路遮断器が,主回路端子の極間ピッチが狭いスリム形の回路遮断器であっても、従来のように回路遮断器に外部接続する主幹回路のバー導体に絶縁テープを巻き付けるなどして絶縁を補強する手間のかかる対策を講じることなく、主幹回路のバー導体の異極相互間に分電盤の規格に準拠する空間距離を確保して配線することができる。
また、当該端子アダプには、その端子台の外形幅を回路遮断器本体の外形幅に合わせて同幅に設定したことで、分電盤内に複数台の回路遮断器を整列配置する場合でも、隣り合う回路遮断器の相互間にデッドスペースを残すことなく、近接配置して盤内のスペース効率を高めることができて分電盤の小形,コンパクト化を達成できる。
本発明の実施例による端子アダプタをスリム形の2極回路遮断器に適用してその本体ケースに外付けした組立状態を表す外形斜視図である。 図1に対応する組立図であって、(a),(b),(c)はそれぞれ平面図、側面図,および端面図である。 図1における端子アダプタの詳細構造図であって、(a)は分解斜視図、(b)は(a)における異極バー接続導体の形状を表す斜視図である 図1に対応する回路遮断器の端子部とここに連結する端子アダプタの端子台との連結前の状態を表す平面図である。 図1に示した端子アダプタ付きの回路遮断器を分電盤に配置して盤内に布設した主幹回路にバー導体を介して分岐接続した配線構造図であって、(a)は模式配線図、(b),(c)はそれぞれ(a)に対応する配線構造の平面図,および側面図である。 図1の回路遮断器に対応する2極オートブレーカの外形図であって、(a),(b),(c)はそれぞれ平面図、側面図、および端面図である。 単相3線式分電盤を例に、盤内に複数台の回路遮断器を収納配置して盤内の主幹回路に分岐接続した模式配線図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に示す実施例に基づいて説明する。なお、図示実施例における回路遮断器は、先記したスリム形の2極オートブレーカであり、図6,図7に対応する各部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
先ず図1,図2において、分電盤の分岐ブレーカとして図7のように盤内に配置する回路遮断器(以下、「オートブレーカ」と呼称する)には、その本体ケース1の両端に配した主回路端子部に本発明に係る端子アダプタ15を外付けして連結し、この端子アダプタ15を介してオートブレーカの電源側,負荷側端子2,3を分電盤内に布設した主幹回路(図7における主幹回路の分岐線14),および負荷側回路のバー導体に中継接続するようにしている。
この端子アダプタ15は、モールド樹脂製の端子台16と、オートブレーカの主回路端子2,3の各極に対応して前記端子台16の内部に布設したバー接続導体17との組立体になる。ここで、端子台16はオートブレーカの外形に合わせてその本体ケース1の外形幅Aと同幅な外形幅Cに設定した上で、後記のように端子台16の端面をオートブレーカの本体ケース1の端面に突合せて両者の間をインロー結合するようにしている。
また、端子台16の内部に布設した2極分のバー接続導体17については、その一端を端子台16から外部に突出させてその先端に端子ネジのネジ孔を設け、オートブレーカの主回路端子2,3に端子ネジ2a,3aを介してネジ締め接続するようにし、これと反対側の外部接続端側には図示のように高低段差Δhを設定してその先端に端子ネジ18を螺設している。なお、16aは前記バー接続導体17の間を隔離するよう端子台16に形成した絶縁隔壁である。
次に、前記端子アダプタ15の詳細構造を図3(a),(b)に示す。図示のように端子台16の絶縁隔壁16aを挟んでその両側に布設した2極分のバー接続導体17a,17bの極間には、先記したスリム形のオートブレーカの仕様に基づく極間ピッチBと同じ極間ピッチ(18mm)が設定されている。また、前記バー接続導体17a,17bのうち、一方極のバー接続導体17aは平坦な帯状の平角バー導体であるのに対して、他方極のバー接続導体17bはその長手方向に沿った途中箇所を上方に向けてクランク状(Z字形)に屈曲成形し、この屈曲部17b−1を経てバー接続導体17aと17bとの間に高低段差Δhを設定している。なお、前記の高低段差Δhは、例えば10mm程度に設定する。また、この高低段差Δhに合わせて、端子台16の内部に形成したバー導体の台座面16bと16cとの間に前記と同じ高低段差Δhを形成している。
また、図4で示すように、端子台16の端面(オートブレーカとの対向面側)には、絶縁隔壁16aに沿って凸条の係合リブ16dを突設しておき、当該端子アダプタ15をオートブレーカの本体ケース1に連結する際に、前記係合リブ16dをオートブレーカの相間隔壁5に沿って形成した付属部品の係合条溝7に差し込んでインロー結合するようにしている。なお、図4における16eは、バー接続導体17に螺設した端子ネジ18(図3参照)のネジ軸部が嵌入する凹穴である。
前記のように、左右に並べて端子台16に布設したバー接続導体17aと17bとの間に高低段差Δhを設定したことにより、端子ネジ18を螺設した外部接続端側での相互間隔は、高低段差Δhが加算された分だけ拡大することになる(三平方の定理)。
したがって、先記したスリム形オートブレーカの主回路端子2,3に前記構成になる端子アダプタ15を連結した組立状態(図1参照)で、このオートブレーカを分電盤に配置して盤内の主幹回路,負荷側回路に配線する際に、接続相手のバー導体(例えば図7における主幹回路の分岐線14)を端子アダプタ15のバー接続導体17a,17bにネジ結合して接続すれば、異極の分岐線相互間には分電盤の規格で規定されている絶縁距離(10mm)以上の空間距離が確保されることになる。これにより、従来のように盤内側のバー導体に絶縁テープなどを巻き付けて絶縁強化を図る手間のかかる作業の必要無しに、配電盤の規格に遵守した配線作業を簡単に行うことができる。
また、図示実施例の端子アダプタ15は、その端子台16の外形幅Cをオートブレーカの外形幅Aと同幅に設定しているので、この端子アダプタをオートブレーカの本体ケース1に連結した状態(図1,図2参照)でも、端子アダプタ15が本体ケース1より側方に張り出すことがない。
したがって、図7のようにキャビネット形分電盤の盤内に複数台のオートブレーカを同列に整列して並置配備する場合にも、隣り合うオートブレーカの相互間にデッドスペースを生じることがない。これにより、複数台のオートブレーカを収納する分電盤内のスペース効率を高めることができて分電盤の小形,コンパクト化が達成できる。
なお、以上述べた図示実施例では、端子アダプタ15の端子台16に配したバー接続導体17について、その一方のバー接続導体17bの途中箇所をクランク状に屈曲して他方の直線状のバー接続導体17aとの間に高低段差Δhを設定するようにしているが、その応用実施例として、異極のバー接続導体17a,および17bに同じクランク形状のバー導体を用い、その一方を上下反転して高低段差Δhを設定することも可能であり、この方法によれば一種類のバー導体で異極のバー接続導体17a,17bに対応させることができる。
また、図1,図2に示した実施例では、端子アダプタ15をオートブレーカの両端に配した電源側,および負荷側の端子部に連結しているが、例えば分電盤内の負荷側回路の配線導体が圧着端子付きの絶縁被覆線であれば、負荷側に連結する端子アダプタ15は省略してもよい。そのほか、スリム形の3極オートブレーカに適用する端子アダプタについても図示実施例と同様に、端子台の内部に布設する各相のバー接続導体相互間に高低段差Δhを設定することで、分電盤の規格に準拠する配線構造を構築できる。
次に本発明実施例の参考図として、オートブレーカの電源側端子部に端子アダプタ15を外付けし、この端子アダプタ15を介して分電盤内に布設した主幹回路に分岐接続した配線構造を図5(a)〜(c)に示す。この図で明らかなように、盤内に布設した主幹回路の分岐線(裸バー導体)14を、端子アダプタ15の内部で高低段差Δhを設定したバー接続導体17a,17bにネジ締め接続することで、そのオートブレーカが先記した極間ピッチの狭いスリム形のオートブレーカ(異極間ピッチB:18mm)である場合でも、分岐線14に絶縁テープを巻き付けること無しに、異極分岐線14の相互間に分電盤の規格で規定した絶縁距離を確保させることができて配線作業性の大幅な改善が図れる。
1 回路遮断器(オートブレーカ)の本体ケース
2 電源側端子
3 負荷側端子
2a,3a 主回路端子の端子ネジ
7 付属部品の係合条溝
8 キャビネット形分電盤
13 分電盤内に配置の分岐ブレーカ
14 主幹回路の分岐線(裸バー導体)
15 端子アダプタ
16 端子台
16a 端子台の絶縁隔壁
16b,16c バー導体の台座面
17,17a,17b バー接続導体
18 端子ネジ
A 回路遮断器の外形幅寸法
B 回路遮断器の極間ピッチ
C 端子アダプタの外形幅寸法
Δh バー異極接続導体相互間の高低段差

Claims (3)

  1. 分電盤内に配置した回路遮断器に外付けして該回路遮断器の端子部と盤内に布設した主幹回路のバー導体とを中継接続する回路遮断器の端子アダプタであって、
    該端子アダプタは、回路遮断器の本体ケースと同幅な外形で前記本体ケースの端子部に連結した端子台と、回路遮断器の各極端子に対応して前記端子台の内部に並置したバー接続導体とからなり、かつ前記各極のバー接続導体は、回路遮断器との接続側端部を端子台から外部に突出させてその先端に端子ネジのネジ孔を設け、分電盤の主幹回路との接続側端部には隣接するバー接続導体の相互間に高低段差を設定した上で、その先端に端子ネジを設けたことを特徴とする回路遮断器の端子アダプタ。
  2. 請求項1に記載の端子アダプタにおいて、前記端子台の内部に並置した各極のバー接続導体のうち、少なくとも一方のバー接続導体にはその長手方向の途中箇所をクランク状に屈曲成形して隣接するバー接続導体の相互間に高低段差を設定したことを特徴とする回路遮断器の端子アダプタ。
  3. 請求項1に記載の端子アダプタにおいて、端子台の端面には回路遮断器の本体ケースの端面に向けて凸条の係合リブを設け、該係合リブを回路遮断器の本体ケースの端面に形成した係合条溝に嵌入して端子台を回路遮断器の本体ケースの端面に結合させたことを特徴とする回路遮断器の端子アダプタ。
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