JP2016207404A - ヒータおよびこれを備えたグロープラグ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 セラミック体1と、セラミック体1の内部に設けられた発熱抵抗体2と、セラミック体1の内部に設けられて発熱抵抗体2に端部が重なるように接続されたリード3とを備えており、リード3の長さ方向に直交してリード3および発熱抵抗体2を切断する断面において、リード3の断面が円状であるとともに、リード3の断面を径方向を通る仮想線で分けた2つの半円状部として見たときに、発熱抵抗体2が一方の半円状部31の弧に接しており、かつ半円状部31の弧における端部よりも中央部において厚みが薄いことを特徴とするヒータ。
【選択図】 図2
Description
図1に示すように、本発明の実施形態の例のヒータ10は、セラミック体1と、セラミック体1の内部に設けられた発熱抵抗体2と、セラミック体1の内部に設けられて発熱抵抗体2に端部が重なるように接続されたリード3とを備えている。ヒータ10は、例えば、自動車エンジンのグロープラグまたはガスレンジ等に用いることができる。
セラミック体1は、内部に発熱抵抗体2とリード3とが埋設された部材である。セラミック体1の内部に発熱抵抗体2およびリード3を設けることによって、発熱抵抗体2およびリード3の耐環境性を向上させることができる。セラミック体1は、例えば、長手方向を有する棒状または板状の部材である。
3〜5mmに設定される。
発熱抵抗体2は、電圧が加えられることによって発熱する部材である。発熱抵抗体2は、セラミック体1に埋設されている。発熱抵抗体2に電圧が加えられることによって電流が流れ、発熱抵抗体2が発熱する。この発熱によって生じた熱がセラミック体1の内部を伝わって、セラミック体1の表面が高温になる。そして、セラミック体1の表面から被加熱物に対して熱が伝わることによって、ヒータ10が機能する。セラミック体1の表面から熱を伝えられることになる被加熱物としては、例えば、自動車用ディーゼルエンジンの内部に供給される軽油等が挙げられる。
は、縦断面(発熱抵抗体2の長さ方向に対して平行な面)の形状が、例えば、折返し形状になっている。詳しくは、発熱抵抗体2は、2つの平行な直線部分と、外周および内周が略半円形状または略半楕円形状であって2つの直線部分を折り返して繋ぐ連結部分とを有している。発熱抵抗体2はセラミック体1の先端付近で折り返している。発熱抵抗体2の先端(連結部分のうち最も先端側の部分)から発熱抵抗体2の後端(直線部分の後端)までの長さは、例えば、発熱抵抗体2の長さ方向において2〜15mmに設定される。
リード3は、発熱抵抗体2に外部の電源を接続するための部材である。リード3は、セラミック体1に埋設されている。リード3は、発熱抵抗体2の2つの直線部分のそれぞれに対応して、セラミック体1の長さ方向に沿って2本設けられている。リード3は、発熱抵抗体2のそれぞれの端部に接続されている。リード3は、発熱抵抗体2の端部からセラミック体1の他端側(後端側)にかけて設けられている。
であってもよい。特に、図2に示すように、リード3の断面が長軸と短軸とをもった円状であって、抵抗体が長軸に沿って半円状部に接していることが好ましい。短軸に沿って半円状部に接している場合と比較して、抵抗体とリード3との境界部分の傾斜を緩やかにできるので、抵抗体とリード3との間に剥がれが生じるおそれをさらに低減できる。
もよいし、他方側において層間に広がっていてもよい。さらに、図2に示すように、一方側および他方側の両方において層間に広がっていてもよい。そのため、広がり部20が形成されることによって、他方の半円状部32の弧の一部において、回り込んでいる部分の厚さt3が先端部において次第に薄くなっている構成になっていてもよい。特に、仮想線Lに対して、少なくとも一方側(発熱抵抗体2が一方の半円状部31の弧に接している側)において、広がり部20を有していることが好ましい。ヒータ10を急激に昇温させるために大電流を流したときには、発熱抵抗体2とリード3との間で発熱が生じる場合があるが、広がり部20を少なくとも一方側に設けておくことによって、発熱抵抗体2とリード3との境目に生じた熱を速やかにセラミック体1に伝えやすくすることができる。
ヒータ10の製造方法について説明する。まず、アルミナ質セラミックス、窒化珪素質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックスまたは炭化珪素質セラミックス等のセラミック粉末に、焼結助剤を含有させてセラミック体1の原料となるセラミック粉体を作製する。
2:発熱抵抗体
20:回り込み部
21:広がり部
3:リード
31:半円状部の一方
32:半円状部の他方
4:金属筒
10:ヒータ
100:グロープラグ
L:仮想線
Claims (4)
- セラミック体と、該セラミック体の内部に設けられた発熱抵抗体と、前記セラミック体の内部に設けられて前記発熱抵抗体に端部が重なるように接続されたリードとを備えており、
該リードの長さ方向に直交して該リードおよび前記発熱抵抗体を切断する断面において、前記リードの断面が円状であるとともに、該リードの断面を径方向を通る仮想線で分けた2つの半円状部として見たときに、前記発熱抵抗体が、一方の前記半円状部の弧に接しており、かつ前記半円状部の弧における端部よりも中央部において厚みが薄いことを特徴とするヒータ。 - 前記発熱抵抗体が前記リードの他方の前記半円状部の弧の一部にまで回り込んでいるとともに、回り込んでいる部分の厚さが先端部において次第に薄くなっていることを特徴とする請求項1に記載のヒータ。
- 前記セラミック体が積層体からなるとともに前記発熱抵抗体および前記リードが前記積層体の層間に設けられており、前記断面において、前記発熱抵抗体が前記積層体の層間に広がった部分を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒータ。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヒータであって、前記発熱抵抗体が棒状の前記セラミック体の一端側に位置しているヒータと、前記セラミック体の他端側を覆うように取り付けられた金属筒とを備えたグロープラグ。
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- 2015-04-21 JP JP2015086532A patent/JP6483512B2/ja active Active
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