JP2016206397A - ダクト及び画像形成装置 - Google Patents

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博充 藤谷
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Abstract

【課題】ダクトの一部を挿抜ユニットに設けると、ダクト部分を含めた挿抜ユニット全体のサイズが大きくなってしまうといった課題があった。【解決手段】気流を誘導する流路部と、前記流路部の一端部に設けられ排気又は吸気するための通気口と、を有するダクト22であって、画像形成装置本体に対して挿抜可能な挿抜ユニット1Y,1C,1M,1Bkが画像形成装置本体に挿入された状態で、通気口を含む流路部の少なくとも一部が、挿抜ユニット1Y,1C,1M,1Bkの表面から内側へ窪むように設けられた凹部23内に配置される。【選択図】図4

Description

本発明は、通気用のダクト、及び当該ダクトを備える画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置において、潜像担持体としての感光体を帯電させる際、オゾンが生成されることが知られている。このオゾンは、空気中の水分と反応することで帯電生成物となり、これが感光体の表面に付着すると、画像不良の原因となるため、生成されたオゾンやその帯電生成物を装置外に排出することが行われている。
例えば、特許文献1(特開平8−286577号公報)では、生成されたオゾン等を吸引して機外に排出するためのダクトを設けた構成が記載されている。また、この構成では、メンテナンス性を向上させるため、ダクトの一部を装置本体に対して引出可能なマーキングモジュールの上部に配置し、マーキングモジュールを引き出すことによって、モジュール側ダクト部材を本体側ダクト部材に対して分離できるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成のように、マーキングモジュールの上部にダクトの一部を設けると、ダクト部分を含めたマーキングモジュールの全体高さが大きくなってしまうといった課題があった。
上記課題を解決するため、本発明は、気流を誘導する流路部と、前記流路部の一端部に設けられ排気又は吸気するための通気口と、を有するダクトであって、画像形成装置本体に対して挿抜可能な挿抜ユニットが前記画像形成装置本体に挿入された状態で、前記通気口を含む前記流路部の少なくとも一部が、前記挿抜ユニットの表面から内側へ窪むように設けられた凹部内に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、挿抜ユニットの凹部内にダクトの少なくとも一部を配置し、凹部をダクトの設置スペースとして有効活用することで、小型化を図れるようになる。
本発明の実施の一形態に係るカラー画像形成装置の概略構成図である。 作像ユニットを引き出した状態を示す図である。 作像ユニットをガイドレールから取り外した状態を示す図である。 送風ファンとダクトの配置を示す図である。 ダクトから排出される空気の流れを示す図である。 ダクトの先端側流路部の構成を示す図である。 先端側流路部を構成部品ごとに分解した分解図である。 先端側流路部の断面側面図である。 先端側流路部を構成する各部の組付け方法を示す図である。 先端側流路部の取付作業の流れを示す図である。 先端側流路部を装置本体に係止した状態を示す図である。 先端側流路部を装置本体に取り付けた状態で、作像ユニットを装置本体内に挿入する様子を示す図である。 先端側流路部が作像ユニットの凹部を構成する内壁面と接触しない状態及び接触により変形する様子を示す図である。 先端側流路部が取り付けられた装置本体に対して作像ユニットが挿入された状態を正面側から見た図である。 作像ユニットの凹部に対する取付部の位置関係を示す側面図である。 作像ユニットの凹部に対する取付部の位置関係の別の例を示す側面図である。 図16に示す例の先端側流路部の作用を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係る先端側流路部の構成を示す図である。 前記他の実施形態に係る先端側流路部が接続される本体側流路部及びその周辺の構成を示す図である。 前記他の実施形態に係る先端側流路部の取付作業の流れを示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。 なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係るカラー画像形成装置の概略構成図である。
まず、図1を参照して、カラー画像形成装置の全体構成について説明する。
なお、本発明に係る画像形成装置としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等が含まれ、カラー画像形成装置以外にモノクロ画像形成装置であってもよい。
図1に示す画像形成装置100には、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の異なる色の画像を形成する4つの作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが配置されている。各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkは、異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的に、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkは、潜像担持体としてのドラム状の感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電装置3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像装置4と、感光体2の表面を清掃するクリーニング装置5とを備える。なお、図1では、イエローの作像ユニット1Yが備える感光体2、帯電装置3、現像装置4、クリーニング装置5のみに符号を付しており、その他の作像ユニット1C,1M,1Bkにおいては符号を省略している。
各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、各感光体2の表面に静電潜像を形成する書込装置6が配置されている。一方、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置7が配置されている。転写装置7は、転写体としての無端状のベルトから構成される中間転写ベルト10と、感光体2上の画像を中間転写ベルト10に一次転写する一次転写手段としての複数の一次転写ローラ11と、中間転写ベルト10に転写された画像を記録媒体に二次転写する二次転写手段としての二次転写ローラ12とを有する。
中間転写ベルト10は、複数の支持ローラに張架されており、これらの支持ローラのうちの1つが駆動ローラとして回転することによって、中間転写ベルト10は周回走行(回転)するように構成されている。
各一次転写ローラ11は、中間転写ベルト10を介して各感光体2に接触するように配置されている。これらの一次転写ローラ11が中間転写ベルト10を介して各感光体2に接触する箇所では、各感光体2上の画像が中間転写ベルト10に転写される一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラ12は、中間転写ベルト10を介してこれを張架する複数の支持ローラの1つに接触するように配置されている。この二次転写ローラ12が中間転写ベルト10を介して支持ローラに接触する箇所では、中間転写ベルト10上の画像が記録媒体に転写される二次転写ニップが形成される。
また、画像形成装置100には、紙やOHPシート等の記録媒体Pを上記二次転写ニップへ供給する給紙部13と、給紙された記録媒体Pの搬送タイミングを調整するためのタイミングローラ対14と、記録媒体Pに画像を定着させる定着装置8とが配置されている。
続いて、図1を参照しつつ上記画像形成装置の作像動作について説明する。
作像動作が開始されると、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が回転駆動され、帯電装置3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づき、書込装置6が各感光体2の帯電面にレーザ光Lを照射し、静電潜像を形成する。このとき、各感光体2上に形成される静電潜像は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報に基づく潜像である。そして、感光体2上に形成された静電潜像に対して、各現像装置4からトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー像(可視画像)として現像される。
各感光体2上に形成されたトナー像は、周回走行する中間転写ベルト10上に順次重ね合せて転写される。詳しくは、感光体2上の画像が一次転写ニップの位置に達すると、一次転写ローラ11に所定の電圧が印加されて形成された転写電界によって感光体2上のトナー像が中間転写ベルト10上に順次転写される。かくして中間転写ベルト10はその表面にフルカラーのトナー像を担持することになる。また、このとき中間転写ベルト10に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニング装置5によって除去される。
また、作像動作が開始されると、給紙部13から記録媒体Pが供給される。供給された記録媒体Pは、タイミングローラ対14によって一旦停止され、その後タイミングを計られて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10との間の二次転写ニップに送られる。このとき、二次転写ローラ12には所定の電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、この二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー像が記録媒体Pに一括して転写される。その後、記録媒体Pは定着装置8に送り込まれ、トナー像が記録媒体P上に定着された後、記録媒体Pは機外に排出される。
以上の説明は、記録媒体にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像ユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2は、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの1つを画像形成装置100の装置本体から引き出した状態を示す。
図2では、シアン画像を形成する作像ユニット1Cのみ装置本体から手前側(正面側)に引き出した状態が示されているが、他の作像ユニット1Y,1M,1Bkも同様に挿抜可能に構成されている。このように、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置100の装置本体に対して挿抜可能な挿抜ユニットとして構成されている。
各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkは、感光体軸方向に伸びる長手状に構成されており、その長手方向に挿抜可能となっている。具体的に、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkは、装置本体に設けられている互いに平行な一対のガイドレール16a,16bによって挿抜可能に支持されている。各ガイドレール16a,16bは、複数のレール部材161,162,163をその長手方向にスライド可能に連結して構成されており、装置本体の正面(図2の手前側)から見て手前側と奥側に伸縮可能となっている。本実施形態では、一方(図2の左側)のガイドレール16aが、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの左側面の上部を支持するように配置され、他方(図の右側)のガイドレール16bは、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの右側面の下部を支持するように配置されている。
また、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkは、ガイドレール16a,16bに対して着脱可能となっている。図2に示すように、作像ユニット1Cを装置本体から完全に引き出した状態で、当該作像ユニット1Cを上方へ持ち上げることでガイドレール16a,16bから取り外すことができる。図3に、ガイドレール16a,16bから作像ユニット1Cが取り外された状態を示す。また、本実施形態では、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkに、装置本体に挿入された状態で装置本体の外装の一部を構成するカバー部材17が設けられており、これと一体的に各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkは着脱される。
また、各ガイドレール16a,16bには、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが装着された状態で、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkと係合する凸状の係合部160が設けられている。作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkをガイドレール16a,16bに装着する際は、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkに設けられた係合孔を各ガイドレール16a,16bの係合部160に係合するように位置合わせして、作像ユニット1Y,1C,1N,1Bkをガイドレール16a,16b上に載置する。この状態で、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを装置本体の奥側(後方)へ押し込むことで、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを装置本体内に挿入することができる。
装置本体に対する各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの位置決めは、装置本体の正面側に設けられた位置決め手段としての位置決め突起18と、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkのカバー部材17に設けられた位置決め手段としての位置決め孔19との係合などによって行われる。この場合、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを装置本体に挿入する際に、位置決め突起18が位置決め孔19に挿入されることで、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの上下左右方向の位置決めがなされる。
また、図2において、符号20で示すのは、感光体2の回転軸に挿入されるガイド軸である。感光体2の回転軸は中空の軸で構成されており、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを装置本体に挿入する際、感光体2の回転軸の孔にガイド軸20が挿入されることで、感光体2が挿入方向に案内される。
また、図4に示すように、画像形成装置100には、気流発生手段としての送風ファン21と、送風ファン21によって発生させた気流を各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkへ誘導するダクト22とが配置されている。ダクト22は、送風ファン21から送られる空気を作像ユニット1Y,1c,1M,1Bkのそれぞれへ誘導するために4つに分岐しており、その分岐した先端側流路部220が、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkに対応して配置されている。また、各先端側流路部220は、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの筐体30に設けられた凹部23内に進入し、帯電装置3が位置する感光体2の上部近傍に配置されている。なお、この先端側流路部220が進入するように配置される凹部23は、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが備える感光体2、帯電装置3、現像装置4及びクリーニング装置5を保持する筐体30の表面から内側に窪むように設けられた凹部であり、書込装置6から感光体2にレーザ光Lを照射するために形成されたものである。
図5に示すように、ダクト22全体は、画像形成装置100の正面側(図の右側)に配置されている。作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkが装置本体に挿入された状態で、上記送風ファン21を駆動させると、発生した気流がダクト22を介して各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkへ誘導され、先端側流路部220から空気が図の矢印方向へ排出される。この場合、先端側流路部220から排出される空気は、感光体2の上方を軸方向に沿って装置本体の正面側から背面側(作像ユニットの挿入方向)へ流れる。また、装置本体の背面側には、通気孔24が設けられており、この通気孔24を通して空気が外部へ排出される。
このように、感光体2の上方を軸方向に沿って空気を通過させることで、感光体2を帯電させる際に生成されるオゾンやその帯電生成物を装置外に排出することができ、感光体2へのオゾン帯電生成物の付着を抑制することができる。これにより、不良画像の発生を防止し、良好な画像を長期に亘って形成することが可能となる。なお、図5では、イエロー画像用の作像ユニット1Yに対して生じる空気の流れを示しているが、他の作像ユニット1C,1M,1Bkにおいても同様に空気の流れが生じるように構成されている。
本実施形態では、ダクト22から空気を排出(排気)することで、感光体2の周辺からオゾン等を除去するようにしているが、反対に、ダクト22から空気を吸引(吸気)することで、オゾン等を感光体2の周辺から除去することも可能である。また、装置本体に設けられた通気孔24の外側に吸引ファンを設けてもよい。これにより、吸引ファンと送風ファン21との協働で、より確実に気流を発生させることができる。また、通気孔24の外側に別途ダクトを設け、このダクト内にファンやフィルタを配置してもよい。このようにすることで、フィルタによってオゾンやその帯電生成物を除去することができ、浄化された空気を装置外に排出することが可能となる。
上述のように、ダクト22の先端側流路部220は各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkに対応して配置されているが、本実施形態では、これらの先端側流路部220は着脱可能に構成されている。すなわち、ダクト22における気流を誘導するための流路部は、装置本体側に設けられた本体側流路部221と、この本体側流路部221に対して着脱可能に構成された先端側流路部220とで構成されている。
以下、本実施形態に係るダクト22の構造について詳しく説明する。
なお、ダクト22の各先端側流路部220及びこれらを着脱する箇所の構造はいずれも同様に構成されているので、1つの先端側流路部220及びこれを着脱する箇所の構造について説明する。
図6において、(a)は先端側流路部220の斜視図、(b)はその側面図、(c)はその正面図、(d)はその背面図である。また、図7は、先端側流路部220を構成部品ごとに分解した分解図、図8は、先端側流路部220の断面側面図である。なお、以下の説明において、先端側流路部220を構成する各部についての上下左右方向、及び正面側、背面側の各方向は、先端側流路部220が本体側流路部221に接続された状態での方向を表すものとする。
図6及び図7に示すように、先端側流路部220は、本体側流路部221に接続される可撓性流路部25と、可撓性流路部25を本体側流路部221に接続された状態で保持する保持部26と、可撓性流路部25が本体側流路部221に接続された状態で両者の間から空気が漏れないように隙間を封止するシール部27とで構成されている。
シール部27は、中央に通気部となる孔部27aが形成された肉厚のリング状の部材で構成されている。シール部27の材質としては、スポンジ等の弾性を有する材質が用いられる。
可撓性流路部25は、シール部27よりも薄肉の筒状の部材で構成されている(図8参照)。また、可撓性流路部25は、シリコーン等の可撓性又は柔軟性を有する弾性変形可能な部材で構成されており、容易に変形可能となっている。可撓性流路部25の両端部において開口する部分うち、下側の開口は、上記送風ファン21から送られる空気を排気するための通気口25aであり、上側の開口は、本体側流路部221に対して接続される接続口25bである。
可撓性流路部25は、接続口25bと通気口25aとの間で屈曲しており、通気口25aと接続口25bとは、互いに直交又は交差する向きに配置されている。本体側流路部221に対する可撓性流路部25の具体的な接続方法については後述するが、可撓性流路部25は、本体側流路部221に接続された状態で、接続口25bから下方へ伸びる垂直流路250と、垂直流路250の下部から図6(b)に示す作像ユニットの挿入方向A(水平方向)に伸びて端部に通気口25aが設けられた水平流路251とを有する。従って、可撓性流路部25が本体側流路部221に接続された状態では、接続口25bは上方を臨むような向きに配置され、通気口25aは作像ユニットの挿入方向Aの下流側を臨むように配置される。また、垂直流路250と水平流路251との間には、局部的に流路幅が細くなる部分が設けられている。
また、可撓性流路部25の外面であって、作像ユニットの挿入方向Aの上流側を臨む面、すなわち正面には、作像ユニットの挿入方向Aに対して傾斜する傾斜部25cが設けられている。本実施形態では、傾斜部25cを、直線状に傾斜する上側部分と、これに連続する曲線状の下側部分とで構成されているが、全体を直線状又は曲線状に構成してもよい。また、可撓性流路部25の接続口25bの周囲には、可撓性流路部25と保持部26とを組み付けた状態で両者が離脱するのを防止する離脱防止部としての鍔部25dが、外周方向に突出するように設けられている(図7参照)。
一方、保持部26には、可撓性流路部25の鍔部25dが収容される窪部26aが設けられている(図7参照)。保持部26は、可撓性流路部25が挿通される挿入孔26bが形成された筒状の部材で構成されており、窪部26aは保持部26の上面の開口の周囲に設けられている。また、窪部26aの深さは、鍔部25dが収容された状態で、鍔部25dが保持部26の上面から上方へ突出しないような深さに形成されている。
保持部26は、可撓性流路部25に組み付けられた状態で、可撓性流路部25の接続口25b側の外周を覆うように配置されることでその形状変形を規制する規制部26cを有する。この規制部26cは、可撓性流路部25の正面、背面、左右両側面の四方を連続して囲むように構成された筒状の部分である。また、規制部26cを含む保持部26全体は、可撓性流路部25よりも剛性の高い部材、例えば、ポリカーボネート(PC)等で構成されている。
規制部26cの正面側には、左右両側へ突出する一対の突片部26dが設けられている。また、各突片部26dには、装置本体に係止される係止部26eが背面側へ突出するように設けられている。
また、規制部26cの背面側には、可撓性流路部25を装置本体に取り付けるための取付部26fが設けられている。この取付部26fは、規制部26cから下方へ伸び、その下端部が可撓性流路部25の水平流路251の上部近傍に位置するように構成されている。また、取付部26fの下端部には、取付部材としてのネジを挿通するための取付孔26gが設けられている。
次に、先端側流路部220を構成する各部の組付け方法について説明する。
まず、可撓性流路部25と保持部26の組み付けを行う。その際、可撓性流路部25を保持部26の挿入孔26b内へ挿入するに先立って、図9(a)に示すように、可撓性流路部25と保持部26との向きを所定の向きに揃える。具体的には、可撓性流路部25の通気口25aが臨む方向と、保持部26の取付部26fが配置される側とが、同じ方向{図9(a)では右方向}を向くように、可撓性流路部25と保持部26の向きを揃える。
しかし、この状態{図9(a)に示す状態}のままでは、可撓性流路部25を挿入孔26b内へ挿入する際に、水平方向へ伸びる通気口25a付近の部分(水平流路251)が引っ掛かる。そのため、図9(b)に示すように、通気口25a付近の部分を指等で摘んで潰し、図の下方(挿入方向)へ向ける。そして、この状態で、可撓性流路部25を保持部26の挿入孔26b内へ挿入する。
可撓性流路部25を挿入孔26b内へ挿入し、通気口25a付近の部分が取付部26fの先端(下端)を越えた時点で、通気口25a付近を摘む指等を離すことにより、図9(c)に示すように、通気口25a付近の部分が弾性復帰し元の形状に戻される。また、可撓性流路部25の鍔部25dが保持部26の窪部26aの底面に当接することで、予め窪部26aの底面に設けられた両面粘着テープ等の粘着部材を介して鍔部25dが窪部26aに接着固定される。
最後に、図9(d)に示すように、シール部27を、保持部26の上面に当接するように配置する。このとき、シール部27の孔部27aが可撓性流路部25の接続口25bと対応するように配置する。また、保持部26の上面には、予め両面粘着テープ等の粘着部材が設けられており、この粘着部材を介してシール部27が保持部26の上面に接着固定される。
以上の工程を経て、可撓性流路部25と保持部26とシール部27との組み付けが完了する。上記のように各部を組み付けた状態においては、可撓性流路部25の鍔部25dが、保持部26とシール部27とによって挟まれているため、可撓性流路部25の保持部26に対する離脱が防止される。また、本実施形態では、可撓性流路部25を保持部26の挿入孔26bに挿入しやすいように、挿入孔26bの幅は可撓性流路部25の接続口25b側の部分の幅よりも大きく構成されている。このため、可撓性流路部25を挿入孔26bに挿入して組み付けた状態では、挿入孔26bを構成する内周面とこれと対向する可撓性流路部25の外周面との間に隙間Sがあり(図8参照)、この隙間Sの分だけ可撓性流路部25は多少変形が許容される。
続けて、上述の如く組み付けられた先端側流路部220を、本体側流路部221に取り付ける取付方法について説明する。
本実施形態では、先端側流路部220の取付作業は、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを引き出すために設けられた装置本体の正面開口部110(図2参照)を介して行う。従って、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが挿入されたままでは、これらが邪魔で取付作業を行うことができない。そこで、先端側流路部220の取付作業をするにあたっては、まず、図2に示すように、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを手前に引き出し、さらに、図3に示すように、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkをガイドレール16a,16bから取り外した状態にする。
図10に、先端側流路部220の具体的な取付作業の流れを示す。
図10(a)〜(d)に示すように、本体側流路部221の先端側流路部220が接続される箇所には、下方へ臨むように開口する接続口221aが設けられている。また、図10(a)〜(d)のそれぞれにおいて、符号101で示すのは、装置本体における各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが挿入される空間の上方に設けられたフレーム等の構造体である。この構造体101には、本体側流路部221の接続口221aの下側から正面側に渡って連続して開口する切欠き部101aと、先端側流路部220を取り付けるネジを締結するためのネジ孔101bと、が設けられている。
先端側流路部220を取り付けるには、上述のように、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを、装置本体から引き出し、さらにガイドレール16a,16bから取り外した状態で、先端側流路部220を装置本体の正面開口部110から内部に挿入する。このとき、先端側流路部220は、図10(a)に示すように、可撓性流路部25の接続口25bを上方へ向け、かつ、通気口25aを装置本体の奥側(作像ユニットの挿入方向下流側)へ向くようにする。そして、この向きのまま、先端側流路部220を、構造体101の下方から持ち上げて切欠き部101aを介して本体側流路部221側(上方)へ接近させる。
そして、図10(b)に示すように、先端側流路部220と本体側流路部221との互いの接続口25b,221a同士を接続する。具体的には、先端側流路部220の接続口25b及びシール部27の孔部27aに、本体側流路部221側の接続口221a及びその付近の部分(接続部)が挿入された状態にする。
また、先端側流路部220が本体側流路部221に接続された状態で、図11に示すように、保持部26に設けられた一対の係止部26eを、装置本体に設けられた凸状の相手側係止部102に係止する。このように、係止部26eを相手側係止部102に係止することで、先端側流路部220が本体側流路部221から下方へ脱落しにくくなる。なお、この係止は、装置本体に対して先端側流路部220を完全に固定するものではなく、先端側流路部220を装置本体に固定するまでの間の仮保持を目的として行われるものである。
続いて、装置本体に対する先端側流路部220の取付(固定)作業を行う。
本実施形態では、装置本体に対する先端側流路部220の取付はネジによって行う。しかしながら、図10(b)に示すように、先端側流路部220が本体側流路部221に接続された状態では、ネジを締結するための取付孔26gとネジ孔101bとが、両方とも可撓性流路部25の背面側に配置される。このため、図10(b)に示す状態のままでは、正面側からのネジの締結作業が行いにくい。
そこで、図10(c)に示すように、可撓性流路部25を手前側に曲げ、可撓性流路部25を取付孔26gとネジ孔101bの正面から退避させ、取付孔26gとネジ孔101bを正面から視認できるようにする。なお、可撓性流路部25を、手前側でなく、左方向又は右方向に曲げることで、取付孔26gとネジ孔101bの正面から退避させてもよい。そして、取付孔26gとネジ孔101bとを一致させた状態で、これらにネジ28を挿入し締結する。これにより、装置本体に対する先端側流路部220の取付がなされる。
また、装置本体に対する先端側流路部220の取付作業を終えた後は、手前に曲げていた可撓性流路部25を、図10(d)に示すように、元の状態に戻す。これで先端側流路部220の一連の取付作業が完了する。なお、本実施形態では、ネジ孔101bに締結されたネジ28の頭部が取付部26fの正面側に突出した状態で配置されるが、このネジ28の頭部は、取付部26fと可撓性流路部25との間の隙間S内に配置されるので、ネジ28の頭部によって可撓性流路部25が不測に変形させられることはない。また、先端側流路部220を取り外すときは、上記取付作業と反対の手順で作業を行うことで、装置本体及び本体側流路部221からの先端側流路部220の取外しを行うことができる。
上記のように、先端側流路部220を取り付けた状態で、図12に示すように、作像ユニット1Cをガイドレール16a,16bの上に載置して装置本体の奥側へ押し込むと、その押込み動作に伴って、先端側流路部220が作像ユニット1Cの凹部23内を相対的に通過する。これにより、作像ユニット1Cを装置本体内に挿入し、かつ、先端側流路部220を凹部23内に配置することができる。
ここで、先端側流路部220が凹部23内を相対的に通過するときは、図13(a)に示すように、基本的に、先端側流路部220は、凹部23の幅方向中央に位置するため、凹部23を構成する内壁面とは干渉しない。しかしながら、各作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを装置本体に挿入する際の押込み動作によっては、図13(b)又は(c)に示すように、凹部23を構成する内壁面が可撓性流路部25に接触することがある。本実施形態では、ガイドレール16a,16bが、図2に示すように、複数のレール部材161,162,163を連結して構成されているため、特にガイドレール16a,16bが伸びた状態ではこれらによる支持が不安定になりやすい。このため、ガイドレール16a,16bが伸びた状態となる、押込み動作の開始時点や引出動作の終了時点では、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが左方向へ振れたり、反対に右方向へ振れたりして、凹部23を構成する内壁面が可撓性流路部25に接触することがある。
しかしながら、可撓性流路部25は変形可能に構成され、しかも、可撓性流路部25の通気口25a側は固定されていないので、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが可撓性流路部25の通気口25a側に接触したとしても、これに追従して可撓性流路部25は図13(b)(c)の実線で示すように左右方向に変形することができる。このため、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkは、可撓性流路部25に引っ掛からずに、装置本体内に円滑に挿脱される。なお、可撓性流路部25は、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが左右方向に振れた後に振れのない正規位置[図13(a)に示す位置]に戻ることで、弾性復帰して元の形状に戻される。
図14は、先端側流路部220が取り付けられた装置本体に対して作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが挿入された状態を正面側から見た図である。
図14に示すように、本実施形態では、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが装置本体に挿入された状態で、通気口25aを含む可撓性流路部25の少なくとも一部(水平流路251及びその近傍部分)が、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの凹部23内に配置される。
このように、凹部23内にダクト22の少なくとも一部を配置し、凹部23をダクト22の設置スペースとして有効活用することで、小型化を図れるようになる。特に、本実施形態では、マーキングモジュールの上部にダクトの一部を配置した従来の構成に比べて、作像ユニットの高さを低くすることができ、小型化を図ることができる。本実施形態では、凹部23を作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの上面に設けているが、右側面又は左側面などに凹部を形成し、その凹部内にダクトの一部が配置されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを装置本体に挿抜する際に、凹部23内を相対的に通過するダクト22の部分が、変位可能な可撓性流路部25で構成されているので、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが左右に振れて凹部23を構成する内壁面が可撓性流路部25に接触したとしても、可撓性流路部25が変形することで、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを円滑に挿抜することができる。また、先端側流路部220の取付作業及び取外し作業においては、可撓性流路部25を曲げることで、取付孔26gとネジ孔101bが正面から視認されやすくなり、取付及び取外し作業を行いやすくすることができる。
本実施形態では、可撓性流路部25全体を変形可能な部材で構成しているが、上記と同等の機能が確保できれば、その一部のみを変形可能な部材で構成してもよい。また、可撓性流路部25の少なくとも一部に蛇腹状の構成を採用することで変形可能に構成することも可能である。
上記のように、本実施形態では、先端側流路部220が可撓性流路部25を有することで、作像ユニット挿抜時の干渉を緩和したり、取付孔26gやネジ孔101bの視認性を向上させたりすることができる一方、変形可能であることで本体側流路部221への先端側流路部220の接続作業が行いにくくなることが考えられる。そこで、本実施形態では、可撓性流路部25の接続口25b側の外周を、剛性の高い規制部26cで覆っている。これにより、本体側流路部221に対する先端側流路部220の接続作業時に、可撓性流路部25が不必要に形状変形するのを規制することができ、安定して先端側流路部220の接続作業を行うことができるようになる。さらに、接続後も、規制部26cによって可撓性流路部25の形状変形が規制されることで、作像ユニット挿抜時に作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが可撓性流路部25に接触したとしても、接続口25b付近での形状変形を抑制することができる。これにより、可撓性流路部25が接続口25b付近で形状変形することによる接続解除の虞を低減することができる。
また、図15に示すように、本実施形態では、可撓性流路部25の一部に加え、取付部26fの先端部(下端部)が、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの凹部23内に進入するように配置される。これに対し、図16に示す例のように、取付部26fの先端部(図の下端部)が、凹部23内に進入しないように配置してもよい。このような位置に取付部26fの先端部を配置することで、図17に示すように、装置本体への挿入時に作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが可撓性流路部25に接触した場合でも、取付部26fは作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkとの接触を回避できる。すなわち、取付部26fの先端部が作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkの筐体30の上面よりも上方にあることで、取付部26fは筐体30の挿入方向下流側上端部(角部)との接触を回避できる。
また、図17に示すように、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが可撓性流路部25に接触した場合でも、可撓性流路部25が作像ユニットの挿入方向Aの上流側を臨む面に傾斜部25cを有することで、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkはその傾斜部25cを滑るように移動する。すなわち、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkが可撓性流路部25に対して引っ掛かりにくくなるため、作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkを円滑に挿入することができる。また、このとき、可撓性流路部25は作像ユニット1Y,1C,1M,1Bkに押されて図の二点鎖線で示すように変形するが、この変形を取付部26fの先端部にて規制することができる。これにより、可撓性流路部25の接続口25b側(上端側)における変形が抑制されるため、本体側流路部221に対する接続が解除される虞を低減することができる。また、変形した可撓性流路部25を取付部26fにて受け止めることで、規制部26cにかかる負荷も軽減できる。
図18に、本発明の他の実施形態に係るダクトの構成を示す。
図18示す実施形態では、先端側流路部220が、上方へ突出する逃がし部26hを有する。それ以外は、上述の実施形態に係る先端側流路部220と同様に構成されている。
本実施形態では、逃がし部26hが、保持部26の上部背面側から上方に伸びるように設けられている。この場合、逃がし部26hは、保持部26と一体的に構成されているが、別体で構成されてもよい。また、逃がし部26hの先端部(上端部)は、シール部27の上面よりも上方へ突出するように配置されている。
図19は、上記図18に示す先端側流路部220が接続される本体側流路部221及びその周辺の構成を示す図である。
図19(a)に示すように、本実施形態では、装置本体の構造体101に上記書込装置6に対する異物の付着を防止する防塵ガラス200が装着されている。この防塵ガラス200は、これに付着した異物の清掃を容易に行えるように、構造体101に対して着脱可能に構成されている。具体的には、指等を、防塵ガラス200の端部に設けられた可撓性のフィルム等から成るループ状の把持部200aに引っ掛け、これを手前側(正面側)へ引っ張ることで、図19(b)に示すように、防塵ガラス200を切欠き部101aを介して引き出すことができる。また、防塵ガラス200を装着する際は、反対に、防塵ガラス200を切欠き部101aを介して奥側(背面側)へと押し込むことで、防塵ガラス200を装置本体の所定位置[図19(a)に示す位置]へ装着することができる。
ところで、本実施形態では、図19(a)に示すように、防塵ガラス200を装置本体に装着すると、その把持部200aが本体側流路部221の接続口221aの下方に配置される。従って、この状態で先端側流路部220を接続しようとすると、把持部200aが本体側流路部221と先端側流路部220との間に挟まって流路が塞がれてしまう虞がある。そのため、本実施形態では、上記逃がし部26hを設けている。
以下、先端側流路部220の接続作業における逃がし部26hの作用について説明する。
図20(a)に示すように、先端側流路部220を接続するために本体側流路部221側へ接近させると、同図(b)に示すように、逃がし部26hが防塵ガラス200の把持部200aに接触し、逃がし部26hによって把持部200aが曲げられながら押し上げられる。さらに、逃がし部26hを本体側流路部221と干渉させないように間隔をあけながら、先端側流路部220を上方(接続方向)へ移動させると、図20(c)に示すように、把持部200aが、逃がし部26hと本体側流路部221との間から防塵ガラス200側(図の左側)へ抜け出る。これにより、把持部200aは、先端側流路部220と本体側流路部221との間に介在する位置から、両流路部220,221間に介在しない位置へと移動させられる。そして、把持部200aが両流路部220,221間から完全に退避した状態で、先端側流路部220と本体側流路部221との接続がなされる。また、これ以降に行う装置本体に対する先端側流路部220の取付作業は、上述の取付作業と同様であるので説明を省略する。
以上のように、本発明の他の実施形態に係る構成によれば、先端側流路部220に逃がし部26hを設けることで、先端側流路部220の接続操作に伴って、把持部200aを先端側流路部220と本体側流路部221との間から退避した位置(両流路部220,221間に介在しなくなる位置)へ移動させることができる。これにより、把持部200aが両流路部220,221間に挟まれることがなく、流路が塞がれるのを防止することが可能である。
なお、本実施形態では、先端側流路部220と本体側流路部221との間に介在する介在物が防塵ガラス200の把持部200aである場合を例に説明したが、それ以外の介在物に対しても逃がし部26hを押し当てることで、同様に、当該介在物を両流路部220,221間から退避させることが可能である。また、本実施形態について、その他の構成については上述の実施形態と基本的に同様であり、同様の作用効果を奏することができるので説明を省略する。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上述の実施形態では、オゾンやその帯電生成物を装置外に排出するために送風するダクトに対して本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明は、装置や部材を冷却する目的で送風するダクトや、その他の目的で気流を導くダクトに対しても適用可能である。また、本発明に係るダクトが配置される凹部を有するユニットは、上記作像ユニットに限らず、画像形成装置本体に対して挿抜可能な定着ユニットや給紙ユニット等の挿抜ユニットであってもよい。また、本発明は、電子写真方式の画像形成装置に限らず、インクジェット方式の画像形成装置等の他の画像形成装置にも適用可能である。
1 作像ユニット(挿抜ユニット)
21 送風ファン(気流発生手段)
22 ダクト
23 凹部
25 可撓性流路部
25a 通気口
25b 接続口
25c 傾斜部
26 保持部
26c 規制部
26e 係止部
26f 取付部
26h 逃がし部
100 画像形成装置
101 構造体
220 先端側流路部
221 本体側流路部
A 挿入方向
特開平8−286577号公報

Claims (13)

  1. 気流を誘導する流路部と、前記流路部の一端部に設けられ排気又は吸気するための通気口と、を有するダクトであって、
    画像形成装置本体に対して挿抜可能な挿抜ユニットが前記画像形成装置本体に挿入された状態で、前記通気口を含む前記流路部の少なくとも一部が、前記挿抜ユニットの表面から内側へ窪むように設けられた凹部内に配置されることを特徴とするダクト。
  2. 前記挿抜ユニットが前記画像形成装置本体に対して挿抜される際、前記通気口を含む前記流路部の少なくとも一部が、前記凹部内を相対的に通過するように配置されると共に、変位可能に構成された請求項1に記載のダクト。
  3. 前記流路部の前記凹部内を相対的に通過する部分の外面であって前記挿抜ユニットの挿入方向上流側を臨む面に、前記挿入方向に対して傾斜する傾斜部を設けた請求項2に記載のダクト。
  4. 前記流路部は、前記通気口が一端部に設けられ、これと反対側の端部に前記画像形成装置本体側の本体側流路部に対して着脱可能に接続される接続口が設けられた可撓性流路部を有する請求項2又は3に記載のダクト。
  5. 前記可撓性流路部の前記接続口側の外周を覆うように配置され、その形状変形を規制する規制部を有する請求項4に記載のダクト。
  6. 前記可撓性流路部を前記本体側流路部に接続した状態で前記画像形成装置本体に取り付けられる取付部を有する請求項4又は5に記載のダクト。
  7. 前記取付部を、前記可撓性流路部の前記挿抜ユニットの挿入方向下流側に対向するように配置した請求項6に記載のダクト。
  8. 前記可撓性流路部が前記本体側流路部に接続された状態で、前記画像形成装置本体に係止される係止部を有する請求項4から7のいずれか1項に記載のダクト。
  9. 前記可撓性流路部は、前記挿抜ユニットが挿入される空間の上方に位置する前記画像形成装置本体の構造体に対して固定される請求項4から8のいずれか1項に記載のダクト。
  10. 前記可撓性流路部が前記構造体に固定された状態で、前記可撓性流路部の前記通気口側は固定されない請求項9に記載のダクト。
  11. 前記可撓性流路部を前記本体側流路部に接続する際に、前記可撓性流路部と前記本体側流路部との間に介在する介在物を両流路部間に介在しなくなる位置へ移動させる逃がし部を有する請求項4から10のいずれか1項に記載のダクト。
  12. 前記通気口と前記接続口を互いに交差する向きに配置した請求項4から11のいずれか1項に記載のダクト。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のダクトと、
    画像形成装置本体に対して挿抜可能な挿抜ユニットと、
    前記挿抜ユニットが前記画像形成装置本体に挿入され、かつ、前記挿抜ユニットの表面から内側へ窪むように設けられた凹部内に前記ダクトの通気口を含む流路部の少なくとも一部が配置された状態で、前記ダクトを介して前記凹部内で気流を発生させる気流発生手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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