JP2016206371A - 光電子集積回路用の光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】アライメント調整を容易にしつつ安価な部品を採用可能とする光電子集積回路用の光学系を提供する。【解決手段】OEIC104は、N個のチャンネルブロックのうち、略半数のチャンネルブロック401,402,・・・が昇順で配置され、残りのチャンネルブロック40N,40(N−1),・・・が降順で配置される。光学系は、1:N光スプリッタ101と、ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有する光遅延線103−1〜103−Nと、光ファイバ芯線106−1〜106−Nを束ねたNチャンネルファイバアレイ102を備える。略半数の光遅延線103−1,103−2,・・・が対応するチャンネルブロックと同じ並びで昇順に光ファイバ芯線に接続され、残りの光遅延線103−N,103−(N−1),・・・が対応するチャンネルブロックと同じ並びで降順に光ファイバ芯線に接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、光トリガパルスによって作動する光トリガ型の光電子集積回路、より詳しくは光トリガ型分布定数回路である光電子集積回路に光トリガパルスを照射する光電子集積回路用の光学系に関するものである。
近年、インターネットを中心とするパケットベースのネットワークの隆盛により、光通信の大容量化と柔軟性・拡張性の向上が求められている。また、グローバルなIPネットワークとは別にデータセンター内ネットワークに関しても、低消費電力で大容量なパケットスイッチネットワークの実現が求められている。このため、帯域利用効率、柔軟性および拡張性の面に優れる、光パケットを用いたネットワーク(光パケットスイッチネットワーク)の実現が必要とされている。
このような光パケットスイッチネットワークの実現のためには、非同期任意長のバースト光パケット信号の生成が不可欠である。そのためには、光パケットスイッチネットワークのノードである光パケットルータ内のランダムアクセスメモリ(RAM)から出力される低速な(<1Gbps)パラレル信号を光ファイバで用いられる高速な(>10Gbps)シリアル信号に変換するという動作をバースト信号に対して行わなければならない。一般的なパラレルシリアル変換回路では、内部で用いられるクロック再生のためにこのようなバースト信号に対応することが困難であるとともに、多くの場合、パラレルシリアル変換回路自体が大規模なものとなるため大きな消費電力が必要になるという問題がある。
これらの問題を解決するため、充放電型MSM−PD(Metal-Semiconductor-Metal Photo Detector)(例えば、非特許文献1参照)を利用した光トリガ型サンプリング回路が提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献2参照)。さらに、この光トリガ型サンプリング回路を発展させ、差動トリガを用いて光パワー変動耐性を高めることを実現した光トリガ型サンプリングを応用したパラレルシリアル変換回路(例えば、特許文献2、非特許文献3参照)も提案されている。この差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路の回路図を図4に示す。
図4に示した差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路では、光電変換器としてMSM−PD401−1,402−1を用い、またトランジスタとしてHEMT(High Electron Mobility Transistor)401−3,401−4,402−3,402−4を用いている。
基本的な原理としては、第1チャンネルブロック401では、MSM−PD401−1で生成されるパルスが有する急峻な立ち上がりを利用して、第1チャンネル信号入力端子401−5から入力されるパラレル信号を矩形に切り出し、1ビット分のシリアル信号を生成した上で、このシリアル信号を信号出力ライン411に出力することで、第1チャンネル分のパラレルシリアル変換を実現している。
このような動作が1ユニットインターバル(ただし、シリアル信号出力のユニットインターバル。以降「ユニットインターバル」という表現は全てシリアル信号出力のデータレートを基準とする)ずつ時間的にずれて第2チャンネルブロック402、第3チャンネルブロック403と続いていき、第Nチャンネルブロック40Nまで同様の動作が行われ、最終的にまた第1チャンネルブロック401に動作が続いていくというループの動作で、連続的なパラレルシリアル変換動作が実現する。
以下、パラレルシリアル変換のより具体的な過程について第1チャンネルブロック401を中心に述べる。まず、差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路では、電位VNH,VMSMが正にバイアスされ、電位VNLが負にバイアスされている。したがって、MSM−PD401−1の一方の電極Aには抵抗401−8を介して正の電位が印加され、MSM−PD401−1の他方の電極BおよびHEMT401−3のゲートには抵抗401−9,401−10により負の電位が印加され、HEMT401−4のゲートには抵抗402−7により正の電位が印加されるので、光トリガパルスがない状態ではHEMT401−3はオフ状態、HEMT401−4はオン状態となっている。
ここで、MSM−PD401−1に光トリガパルス401−6が照射されると、MSM−PD401−1の一方の電極Aには負のパルスが発生し、他方の電極Bには正のパルスが発生する。HEMT401−3はオフ状態にあるが、このMSM−PD401−1の電極Bで生成される正のパルスによりHEMT401−3はオンとなる。HEMT401−4はオン状態のままである。したがって、HEMT401−3とHEMT401−4の両方がオンとなるため、第1チャンネル信号入力端子401−5の信号が信号出力ライン411に流れ始める。
光トリガパルス401−6の1ユニットインターバル後に、光トリガパルス402−6を第2チャンネルブロック402のMSM−PD402−1に照射する。これにより、MSM−PD401−1と同様、MSM−PD402−1の一方の電極Aには負のパルスが発生し、他方の電極Bには正のパルスが発生する。MSM−PD402−1の電極Aから生成された負のパルスはキャパシタ402−2を通ってレベル変換されるとともに、HEMT401−4をオフにする。このように1ユニットインターバルだけずれた光トリガパルス402−6の照射により、光トリガパルス401−6の照射から光トリガパルス402−6の照射までの1ユニットインターバルの間だけ、第1チャンネル信号入力端子401−5の信号を信号出力ライン411に切り出して出力することができる。
この光トリガパルス照射は次の第3チャンネルブロック403で1ユニットインターバルの時間分ずれて同じように起こり、1ユニットインターバルの間だけ、第2チャンネル信号入力端子402−5の信号が信号出力ライン411に出力される。このような動作が繰り返されて、各チャンネル信号入力端子の信号が1ユニットインターバルごとに切り出され、パラレルシリアル変換が実現される。
図4に示した差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路を差動入力型にした構成を図5に示す。第1チャンネルブロック501は、MSM−PD501−1と、キャパシタ501−2と、HEMT501−3,501−4,501−11と、抵抗501−7〜501−10,501−12〜501−14とを備えている。第2チャンネルブロック502は、MSM−PD502−1と、キャパシタ502−2と、HEMT502−3,502−4,502−11と、抵抗502−7〜502−10,502−12〜502−14とを備えている。他のチャンネルブロックについても同様である。
図5に示した構成では、HEMT501−11と抵抗501−12〜501−14とからなる回路が第1チャンネル差動信号入力端子501−5に入力される信号を単相信号に変換してHEMT501−4に入力する。同様に、HEMT502−11と抵抗502−12〜502−14とからなる回路が第2チャンネル差動信号入力端子502−5に入力される信号を単相信号に変換してHEMT502−4に入力する。その他の構成の動作は図4に示した差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路と同様である。
図4、図5に示した差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路では、上記のとおり1ユニットインターバルだけずれた光トリガパルスの照射を第1チャンネルブロック、第2チャンネルブロック、第3チャンネルブロック、・・・・、第Nチャンネルブロックに対して順番に行い、第Nチャンネルブロックに光トリガパルスが与えられた後、1ユニットインターバル後に光トリガパルスが再び第1チャンネルブロックに与えられる、というループの動作が行われる。
したがって、第1チャンネルブロックと第2チャンネルブロック間、第2チャンネルブロックと第3チャンネルブロック間で高速電気信号の受け渡しがあり、同様に第1チャンネルブロックと第Nチャンネルブロック間においても高速電気信号の受け渡しがあるため、高速電気信号の受け渡しがあるチャンネルブロック同士が集中定数的に振る舞える距離で隣接する必要があり、このような隣接配置を同時に実現するためには、第1チャンネルブロックと第Nチャンネルブロックを近づけられるよう、各チャンネルブロックを2次元的(ループ状)に配置する必要がある。
そのため、第1チャンネルブロックと第Nチャンネルブロックを近づけると同時に、第1チャンネルブロックから第Nチャンネルブロックまで順々に時間をずらして光トリガパルスを照射するためには、図6で図示される16チャンネルファイバアレイ302のような2段構造の光ファイバアレイを用いる光学系が必要であった。
図6では、OEIC(Opto-Electronic Integrated Circuit:光電子集積回路)304上に16個のチャンネルブロック401,402,403,・・・・,4016(N=16)が集積されている例を示している。光学系は、光トリガパルス305を16分岐させる1:16光スプリッタ301と、0ユニットインターバルから15ユニットインターバルまでの1ユニットインターバルずつずれた光遅延量を有する光遅延線303−1〜303−16と、各光遅延線303−1〜303−16を伝搬する光トリガパルスをOEIC上の各チャンネルブロック401〜4016のMSM−PDに照射する16チャンネルファイバアレイ302とから構成される。
特開2004−88660号公報 特開2012−004617号公報
高畑清人、他4名、「スリー・ポイント・スリー・ピコセカンズ・エレクトリカル・パルス・ジェネレイション・フロム・ア・ディスチャージ・ベイスド・メタル・セミコンダクター・メタル・フォトディテクター(3.3 ps electrical pulse generation from a discharge-based metal-semiconductor-metal photodetector)」、エレクトロニクス・レターズ(Electronics Letters)、アイトリプルイー(IEEE)、2005年1月、第41巻、第1号、pp.38−40 リョウヘイ・ウラタ(R.Urata)、他4名、「アン・オプティカリィ・クロックト・トランジスター・アレイ・フォー・ハイスピード・アシンクロニャス・ラベル・スワッピング・フォーティギガビットパーセンコンズ・アンド・ビヨンド(An Optically Clocked Transistor Array for High-Speed Asynchronous Label Swapping: 40 Gb/s and Beyond)」、ジャーナル・オブ・ライトウェーブ・テクノロジー(JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY)、アイトリプルイー(IEEE)、2008年3月、第26巻、第6号、pp.692−703 石川裕士、他5名、「ア・ノーベル・オプティカリィ・クロックト・トランジスター・アレイ・ユージング・ディファレンシャル・オペレイション・フォー・パラレル・トゥ・シリアル・コンバージョン(A novel optically clocked transistor array using differential operation, for parallel-to-serial conversion)」、イーシーオーシー2010(ECOC 2010)
従来の光トリガ型差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路では、回路上隣接するチャンネルブロックを集中定数的に動作させるため、物理的に近接させる必要があり、それに対応して2段構造の光ファイバアレイを用いて光トリガパルスを回路に照射することとなり、光学系のアライメント調整が困難になり、また部品コストが高価になるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、N個のチャンネルブロックが1列に配置された光トリガ型の光電子集積回路に対して、各チャンネルブロックの光受光部に光トリガパルスを所定のユニットインターバルずつ時間的にずらして照射する光電子集積回路用の光学系において、アライメント調整を容易にしつつ安価な部品を採用可能とすることを目的とする。
本発明は、N個(Nは2以上の整数)のチャンネルブロックが1列に配置された光電子集積回路に対して、各チャンネルブロックの光受光部に光トリガパルスを所定のユニットインターバルずつ時間的にずらして照射する光電子集積回路用の光学系であって、光トリガパルスをN分岐させる1:N光スプリッタと、前記ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有し、前記1:N光スプリッタのN個の出力端に1本ずつ接続されるN本の光遅延線と、N本の光ファイバ芯線を束ねて1列に配置したNチャンネルファイバアレイとを備え、前記ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有するN本の光遅延線のうち、略半数の光遅延線が前記光電子集積回路上の対応するチャンネルブロックと同じ並びで昇順に前記Nチャンネルファイバアレイの光ファイバ芯線に接続され、残りの光遅延線が前記光電子集積回路上の対応するチャンネルブロックと同じ並びで降順に前記光ファイバ芯線に接続されることを特徴とするものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記光電子集積回路は、光トリガパルスをユニットインターバルずつ時間的にずれて受光するN個のチャンネルブロックのうち、略半数のチャンネルブロックが1列に昇順で配置され、残りのチャンネルブロックが前記略半数のチャンネルブロックの並びの中に1列に降順で配置されることを特徴とするものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記光電子集積回路は、前記昇順のチャンネルブロックと前記降順のチャンネルブロックとが1個ずつ交互に配置され、前記Nチャンネルファイバアレイの1列の光ファイバ芯線に対して、前記昇順の光遅延線と前記降順の光遅延線とが1本ずつ交互に接続されていることを特徴とするものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記光電子集積回路は、前記昇順のチャンネルブロックと前記降順のチャンネルブロックとが複数個ずつ交互に配置され、前記Nチャンネルファイバアレイの1列の光ファイバ芯線に対して、前記昇順の光遅延線と前記降順の光遅延線とが複数本ずつ交互に接続されていることを特徴とするものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記Nチャンネルファイバアレイは、前記N本の光ファイバ芯線をV溝基板を用いて固定したものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記N本の光遅延線として石英系導波路を使用することを特徴とするものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記1:N光スプリッタと前記N本の光遅延線とを石英系導波路で一体的に形成することを特徴とするものである。
本発明によれば、N個のチャンネルブロックが1列に配置された光電子集積回路に対して、光学系を1:N光スプリッタとN本の光遅延線とNチャンネルファイバアレイとから構成し、ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有するN本の光遅延線のうち、略半数の光遅延線を光電子集積回路上の対応するチャンネルブロックと同じ並びで昇順にNチャンネルファイバアレイの光ファイバ芯線に接続し、残りの光遅延線を光電子集積回路上の対応するチャンネルブロックと同じ並びで降順に光ファイバ芯線に接続することにより、光電子集積回路の各チャンネルブロックの光受光部に光トリガパルスを所定のユニットインターバルずつ時間的にずらして照射することができ、この光トリガパルスに基づき光電子集積回路で所定の電気信号の処理を行うことができる。本発明では、アライメント調整が困難でありながら高価な2列のファイバアレイを不要にし、アライメント調整が容易で安価な1列のファイバアレイを使用することができる。その結果、本発明では、実装の簡便化と部材費用の低減を実現することができる。
また、本発明では、Nチャンネルファイバアレイとして、N本の光ファイバ芯線をV溝基板を用いて固定したものを用いることにより、部材費用の低減をさらに推し進めることが可能となる。
また、本発明では、N本の光遅延線を光ファイバでなく石英系導波路で作製することにより、光遅延線の遅延量が隣接チャンネル間で単調な変化をしないために生じる光ファイバの嵩張りを抑えることができ、光学系の全体のサイズを縮小することができる。
また、本発明では、1:N光スプリッタとN本の光遅延線とを石英系導波路で一体的に形成することにより、光学系の全体のサイズの縮小をより一層推し進めることが可能となる。
本発明の光学系の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る光学系の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る16チャンネルファイバアレイの断面図である。 従来の差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路の構成を示す回路図である。 従来の差動入力型の差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路の構成を示す回路図である。 従来の光学系の構成を示す模式図である。
[発明の原理]
図1は本発明の光学系の構成を示す模式図である。本発明の光学系は、光トリガパルス105をN分岐(Nは2以上の整数)させる1:N光スプリッタ101と、N本の光遅延線103−1〜103−Nと、N本の光ファイバ芯線106−1〜106−Nを束ねて1列に配置したNチャンネルファイバアレイ102とから構成される。
光トリガパルス105は、1:N光スプリッタ101の入力端に入力され、1:N光スプリッタ101でN分岐される。N分岐された光トリガパルスは、それぞれ1:N光スプリッタ101のN個の出力端から出力される。1:N光スプリッタ101のN個の出力端には、光遅延線103−1〜103−Nが接続されている。
光遅延線103−1〜103−Nは、光遅延線103−1の光遅延量を基準(0ユニットインターバル)としたとき、光遅延線103−2の光遅延量が光遅延線103−1から見て1ユニットインターバル増大し、光遅延線103−3の光遅延量が光遅延線103−1から見て2ユニットインターバル増大し、最後の光遅延線103−Nの光遅延量が光遅延線103−1から見て(N−1)ユニットインターバル増大するというように、1ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有している。
本発明の光学系が光トリガパルスを照射する相手となるOEIC104上には、それぞれ光受光部(図4、図6の例ではMSM−PD)を有するN個のチャンネルブロック401〜40Nが集積されている。ただし、本実施の形態のOEIC104では、従来のOEIC304と異なり、各チャンネルブロック401〜40Nが2列でなく、1列に配置されている。
すなわち、光トリガパルスを1ユニットインターバルずつ時間的にずれて受光するチャンネルブロック401〜40Nのうち、略半数のチャンネルブロックが昇順に配置され、残りのチャンネルブロックが前記略半数のチャンネルブロックの並びの中に降順で配置されるようになっている。
図1の例では、略半数のチャンネルブロック401,402,403,・・・・が昇順に配置され、残りのチャンネルブロック40N,40(N−1),40(N−2),・・・・が降順に配置されている。
つまり、昇順のチャンネルブロック401,402,403,・・・・と降順のチャンネルブロック40N,40(N−1),40(N−2),・・・・とが1個ずつ交互に配置されている。OEIC104の一方の端に1番目のチャンネルブロック401が配置されるとすると、OEIC104の他方の端にはチャンネルブロック40mが配置される。ここで、Nが偶数であれば、m=N/2+1、Nが奇数であれば、m=(N+1)/2である。
こうして、図4で説明した差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路が集積されたOEIC104において、第1チャンネルブロック401と第2チャンネルブロック402が近接して配置され、第2チャンネルブロック402と第3チャンネルブロック403が近接して配置され、かつ第1チャンネルブロック401と第Nチャンネルブロック40Nが近接して配置されるというように、高速電気信号の受け渡しがあるチャンネルブロック同士が集中定数的に振る舞える距離で近接して配置される。
一方、Nチャンネルファイバアレイ102は、N本の光ファイバ芯線106−1〜106−Nを束ねて1列に配置したものである。そして、このNチャンネルファイバアレイ102のN本の光ファイバ芯線106−1〜106−Nに光遅延線103−1〜103−Nが接続されるが、1ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有する光遅延線103−1〜103−Nのうち、前記略半数のチャンネルブロックと同数の光遅延線が対応するチャンネルブロックと同じ並びで昇順に光ファイバ芯線に接続され、残りの光遅延線が対応するチャンネルブロックと同じ並びで降順に光ファイバ芯線に接続されるようになっている。
図1の例では、略半数の光遅延線103−1,103−2,103−3,・・・・が昇順に光ファイバ芯線106−1,106−3,106−5,・・・・に接続され、残りの光遅延線103−N,103−(N−1),103−(N−2),・・・・が降順に光ファイバ芯線106−2,106−4,106−6に接続されている。
つまり、1列の光ファイバ芯線106−1〜106−Nに対して、昇順の光遅延線103−1,103−2,103−3,・・・・と降順の光遅延線103−N,103−(N−1),103−(N−2),・・・・とが1本ずつ交互に接続されている。Nチャンネルファイバアレイ102の一方の端の光ファイバ芯線106−1に光遅延線103−1が接続されるとすると、Nチャンネルファイバアレイ102の他方の端の光ファイバ芯線106−Nには光遅延線103−mが接続される。このときのmについては上記で説明したとおりである。
以上のようにして、本発明の光学系では、OEIC104上の各チャンネルブロック401〜40Nの光受光部に光トリガパルスを1ユニットインターバルずつ時間的にずらして照射することができる。第Nチャンネルブロック40Nに光トリガパルスが与えられた1ユニットインターバル後には第1チャンネルブロック401に光トリガパルスが与えられる。同一のチャンネルブロックに対してはNユニットインターバル周期で光トリガパルスが照射される。
本発明の光学系では、2列でなく1列のファイバアレイを使用することができる。これにより、アライメント調整が困難でありながら高価な2列のファイバアレイを不要にし、アライメント調整が容易で安価な1列のファイバアレイを使用することができるようになる。
なお、図1の例では、OEIC104の端に第1チャンネルブロック401を配置し、Nチャンネルファイバアレイ102の端の光ファイバ芯線106−1に光遅延線103−1を接続しているが、これに限るものではなく、OEIC104の端に第Nチャンネルブロック40Nを配置し、Nチャンネルファイバアレイ102の端の光ファイバ芯線106−1に光遅延線103−Nを接続してもよい。
この場合は、OEIC104上にチャンネルブロック40N,401,40(N−1),402,40(N−2),403,・・・・,40mという順番でチャンネルブロックが1列に配置され、Nチャンネルファイバアレイ102の光ファイバ芯線106−1〜106−Nに光遅延線103−N,103−1,103−(N−1),103−2,103−(N−2),103−3,・・・・,103−mという順番で光遅延線が接続されることになる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は本発明の実施の形態に係る光学系の構成を示す模式図である。本実施の形態の光学系は、光トリガパルス205を16分岐させる1:16光スプリッタ201と、16本の光ファイバにより構成される光遅延線203−1〜203−16と、16本の光ファイバ芯線206−1〜206−16を束ねて1列に配置した16チャンネルファイバアレイ202とから構成される。本実施の形態は、図1に示したOEICと光学系の構成においてN=16の場合を示している。
1:16光スプリッタ201は、石英系導波路で構成されている。光トリガパルス205は、1:16光スプリッタ201の入力端に入力され、1:16光スプリッタ201で16分岐される。16分岐された光トリガパルスは、それぞれ1:16光スプリッタ201の16個の出力端から出力される。1:16光スプリッタ201の16個の出力端には、光遅延線203−1〜203−16が接続されている。
光遅延線203−1〜203−16は、光遅延線203−1の光遅延量を基準(0ユニットインターバル)としたとき、光遅延線203−2の光遅延量が光遅延線203−1から見て1ユニットインターバル増大し、光遅延線203−3の光遅延量が光遅延線203−1から見て2ユニットインターバル増大し、最後の光遅延線203−16の光遅延量が光遅延線203−1から見て15ユニットインターバル増大するというように、1ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有している。
本実施の形態の光学系が光トリガパルスを照射する相手となるOEIC204上には、それぞれ光受光部を有する16個のチャンネルブロック401〜4016が集積されている。光トリガパルスを1ユニットインターバルずつ時間的にずれて受光するチャンネルブロック401〜4016のうち、半数のチャンネルブロック401,402,403,・・・・,408が昇順に配置され、残りのチャンネルブロック4016,4015,4014,・・・・,409が降順に配置されている。つまり、昇順のチャンネルブロック401,402,403,・・・・,408と降順のチャンネルブロック4016,4015,4014,・・・・,409とが1個ずつ交互に配置されている。
こうして、図4で説明した差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路が集積されたOEIC204において、集中定数的に結線されるべき各チャンネルのペア、すなわち第1チャンネルブロック401と第2チャンネルブロック402、第2チャンネルブロック402と第3チャンネルブロック403、第3チャンネルブロック403と第4チャンネルブロック404、第4チャンネルブロック404と第5チャンネルブロック405、
第5チャンネルブロック405と第6チャンネルブロック406、第6チャンネルブロック406と第7チャンネルブロック407、第7チャンネルブロック406と第8チャンネルブロック408、第8チャンネルブロック408と第9チャンネルブロック409、第9チャンネルブロック409と第10チャンネルブロック4010、第10チャンネルブロック4010と第11チャンネルブロック4011、第11チャンネルブロック4011と第12チャンネルブロック4012、第12チャンネルブロック4012と第13チャンネルブロック4013、第13チャンネルブロック4013と第14チャンネルブロック4014、第14チャンネルブロック4014と第15チャンネルブロック4015、第15チャンネルブロック4015と第15チャンネルブロック4016、第16チャンネルブロック4016と第1チャンネルブロック401が近接して配置される。
一方、16チャンネルファイバアレイ202は、16本の光ファイバ芯線206−1〜206−16を束ねて1列に配置したものである。具体的には、16チャンネルファイバアレイ202は、図3に示すようにV溝基板207とガラス製の押え板208で光ファイバ芯線206−1〜206−16を挟むようにして固定したものである。
この16チャンネルファイバアレイ202の16本の光ファイバ芯線206−1〜206−16に光遅延線203−1〜203−16が接続されるが、1ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有する光遅延線203−1〜203−16のうち、半数の光遅延線203−1,203−2,203−3,・・・・,203−8が対応するチャンネルブロック401,402,403,・・・・,408と同じ並びで昇順に光ファイバ芯線206−1,206−3,206−5,・・・・,206−15に接続され、残りの光遅延線203−16,203−15,203−14,・・・・,203−9が対応するチャンネルブロック4016,4015,4014,・・・・,409と同じ並びで降順に光ファイバ芯線206−2,206−4,206−6,・・・・,206−16に接続されている。
つまり、16チャンネルファイバアレイ202の1列の光ファイバ芯線206−1〜206−16に対して、昇順の光遅延線203−1,203−2,203−3,・・・・,203−8と降順の光遅延線203−16,203−15,203−14,・・・・,203−9とが1本ずつ交互に接続されている。
こうして、本実施の形態の光学系では、OEIC204上の各チャンネルブロック401〜4016の光受光部に光トリガパルスを1ユニットインターバルずつ時間的にずらして照射することができる。第16チャンネルブロック4016に光トリガパルスが与えられた1ユニットインターバル後には第1チャンネルブロック401に光トリガパルスが与えられる。同一のチャンネルブロックに対しては16ユニットインターバル周期で光トリガパルスが照射される。
本実施の形態によれば、発明の原理で説明したとおり、アライメント調整が困難でありながら高価な2列のファイバアレイを不要にし、アライメント調整が容易で安価な1列のファイバアレイを使用することができる。
図1の例で説明したとおり、OEIC204の端に第16チャンネルブロック4016を配置し、16チャンネルファイバアレイ202の端の光ファイバ芯線206−1に光遅延線203−16を接続してもよい。この場合は、OEIC204上にチャンネルブロック4016,401,4015,402,4014,403,4013,404,4012,405,4011,406,4010,407,409,408という順番でチャンネルブロックが配置され、16チャンネルファイバアレイ202の光ファイバ芯線206−1〜206−16に光遅延線203−16,203−1,203−15,203−2,203−14,203−3,203−13,203−4,203−12,203−5,203−11,203−6,203−10,203−7,203−9,203−8という順番で光遅延線が接続されることになる。
また、本実施の形態では、16チャンネルの例を挙げたが、他のチャンネル数に本発明を適用できることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、OEIC204上に昇順のチャンネルブロック401,402,403,・・・・,408と降順のチャンネルブロック4016,4015,4014,・・・・,409とを1個ずつ交互に配置し、1列の光ファイバ芯線206−1〜206−16に対して、昇順の光遅延線203−1,203−2,203−3,・・・・,203−8と降順の光遅延線203−16,203−15,203−14,・・・・,203−9とを1本ずつ交互に接続したが、このようなチャンネルブロックの配置状態と光遅延線の結線状態とは、OEIC204における高い周波数領域での動作を念頭としたものであり、十分に低い周波数領域での動作であれば、他のチャンネルブロックの配置状態と光遅延線の結線状態とを選択するようにしてもよい。
他の例としては、OEIC204上に昇順のチャンネルブロックと降順のチャンネルブロックとを2個ずつ交互に配置する例がある。この場合は、OEIC204上に401,402,4016,4015,403,404,4014,4013,405,406,4012,4011,407,408,4010,409の順でチャンネルブロックを1列に配置し、1列の光ファイバ芯線206−1〜206−16に対して、203−1,203−2,203−16,203−15,203−3,203−4,203−14,203−13,203−5,203−6,203−12,203−11,203−7,203−8,203−10,203−9の順で光遅延線を接続すればよい。また、OEIC204上に昇順のチャンネルブロックと降順のチャンネルブロックとを3個ずつ交互に配置してもよい。
また、本実施の形態では、光遅延線203−1〜203−16が光ファイバで構成されるとしたが、光遅延線203−1〜203−16を石英系光導波路で実現することも可能である。
また、本実施の形態では、1:16光スプリッタ201と光遅延線203−1〜203−16とを異なる部品として示したが、1:16光スプリッタ201と光遅延線203−1〜203−16の両者を石英系光導波路で構成し、かつ、両者をモノリシックに一体的に構成することも可能である。これにより、光学系全体のコンパクト化を容易に実現することができる。
また、本実施の形態では、16チャンネルファイバアレイ202として、16本の光ファイバ芯線206−1〜206−16をV溝基板207で固定するものを用いたが、別種の構成部品によるファイバアレイを用いてもよく、例えば石英系光導波路でも実現可能である。
本発明は、光トリガ型分布定数回路である光電子集積回路に光トリガパルスを照射する光学系の技術に適用することができる。
101…1:N光スプリッタ、102…Nチャンネルファイバアレイ、103−1〜103−N,203−1〜203−16…光遅延線、104,204…光電子集積回路、105,205…光トリガパルス、106−1〜106−N,206−1〜206−N…光ファイバ芯線、201…1:16光スプリッタ201と、202…16チャンネルファイバアレイ、207…V溝基板、208…押え板。
本発明は、N個(Nは2以上の整数)のチャンネルブロックが1列に配置された光電子集積回路に対して、各チャンネルブロックの光受光部に光トリガパルスを所定のユニットインターバルずつ時間的にずらして照射する光電子集積回路用の光学系であって、光トリガパルスをN分岐させる1:N光スプリッタと、前記ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有し、前記1:N光スプリッタのN個の出力端に1本ずつ接続されるN本の光遅延線と、N本の光ファイバ芯線を束ねて1列に配置したNチャンネルファイバアレイとを備え、前記光電子集積回路は、前記N個のチャンネルブロックがユニットインターバルずつ時間的にずらして照射される光トリガパルスに応じた動作の順に1本の信号出力ラインに並列に接続されたパラレルシリアル変換回路であり、前記光トリガパルスに応じた動作の順序および前記光遅延線の光遅延量が増大する順序を昇順とし、昇順と逆の順序を降順としたとき、前記N個のチャンネルブロックのうち、略半数の第1のチャンネルブロックが1列に昇順で配置され、残りの第2のチャンネルブロックが前記第1のチャンネルブロックの並びの中に1列に降順で配置され、前記第1のチャンネルブロックと前記第2のチャンネルブロックとが1個ずつ交互に配置され、前記N本の光遅延線のうち、略半数の光遅延線が前記光電子集積回路上の対応する第1のチャンネルブロックと同じ並びで昇順に前記Nチャンネルファイバアレイの光ファイバ芯線に接続され、残りの光遅延線が前記光電子集積回路上の対応する第2のチャンネルブロックと同じ並びで降順に前記光ファイバ芯線に接続され、前記Nチャンネルファイバアレイの1列の光ファイバ芯線に対して、前記昇順の光遅延線と前記降順の光遅延線とが1本ずつ交互に接続されていることを特徴とするものである。
また、本発明は、N個(Nは2以上の整数)のチャンネルブロックが1列に配置された光電子集積回路に対して、各チャンネルブロックの光受光部に光トリガパルスを所定のユニットインターバルずつ時間的にずらして照射する光電子集積回路用の光学系であって、光トリガパルスをN分岐させる1:N光スプリッタと、前記ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有し、前記1:N光スプリッタのN個の出力端に1本ずつ接続されるN本の光遅延線と、N本の光ファイバ芯線を束ねて1列に配置したNチャンネルファイバアレイとを備え、前記光電子集積回路は、前記N個のチャンネルブロックがユニットインターバルずつ時間的にずらして照射される光トリガパルスに応じた動作の順に1本の信号出力ラインに並列に接続されたパラレルシリアル変換回路であり、前記光トリガパルスに応じた動作の順序および前記光遅延線の光遅延量が増大する順序を昇順とし、昇順と逆の順序を降順としたとき、前記N個のチャンネルブロックのうち、略半数の第1のチャンネルブロックが1列に昇順で配置され、残りの第2のチャンネルブロックが前記第1のチャンネルブロックの並びの中に1列に降順で配置され、前記第1のチャンネルブロックと前記第2のチャンネルブロックとが複数個ずつ交互に配置され、前記N本の光遅延線のうち、略半数の光遅延線が前記光電子集積回路上の対応する第1のチャンネルブロックと同じ並びで昇順に前記Nチャンネルファイバアレイの光ファイバ芯線に接続され、残りの光遅延線が前記光電子集積回路上の対応する第2のチャンネルブロックと同じ並びで降順に前記光ファイバ芯線に接続され、前記Nチャンネルファイバアレイの1列の光ファイバ芯線に対して、前記昇順の光遅延線と前記降順の光遅延線とが複数本ずつ交互に接続されていることを特徴とするものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記Nチャンネルファイバアレイは、前記N本の光ファイバ芯線をV溝基板を用いて固定したものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記N本の光遅延線として石英系導波路を使用することを特徴とするものである。
また、本発明の光電子集積回路用の光学系の1構成例において、前記1:N光スプリッタと前記N本の光遅延線とを石英系導波路で一体的に形成することを特徴とするものである。

Claims (7)

  1. N個(Nは2以上の整数)のチャンネルブロックが1列に配置された光電子集積回路に対して、各チャンネルブロックの光受光部に光トリガパルスを所定のユニットインターバルずつ時間的にずらして照射する光電子集積回路用の光学系であって、
    光トリガパルスをN分岐させる1:N光スプリッタと、
    前記ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有し、前記1:N光スプリッタのN個の出力端に1本ずつ接続されるN本の光遅延線と、
    N本の光ファイバ芯線を束ねて1列に配置したNチャンネルファイバアレイとを備え、
    前記ユニットインターバルずつ順次増大する光遅延量を有するN本の光遅延線のうち、略半数の光遅延線が前記光電子集積回路上の対応するチャンネルブロックと同じ並びで昇順に前記Nチャンネルファイバアレイの光ファイバ芯線に接続され、残りの光遅延線が前記光電子集積回路上の対応するチャンネルブロックと同じ並びで降順に前記光ファイバ芯線に接続されることを特徴とする光電子集積回路用の光学系。
  2. 請求項1記載の光電子集積回路用の光学系において、
    前記光電子集積回路は、光トリガパルスをユニットインターバルずつ時間的にずれて受光するN個のチャンネルブロックのうち、略半数のチャンネルブロックが1列に昇順で配置され、残りのチャンネルブロックが前記略半数のチャンネルブロックの並びの中に1列に降順で配置されることを特徴とする光電子集積回路用の光学系。
  3. 請求項2記載の光電子集積回路用の光学系において、
    前記光電子集積回路は、前記昇順のチャンネルブロックと前記降順のチャンネルブロックとが1個ずつ交互に配置され、
    前記Nチャンネルファイバアレイの1列の光ファイバ芯線に対して、前記昇順の光遅延線と前記降順の光遅延線とが1本ずつ交互に接続されていることを特徴とする光電子集積回路用の光学系。
  4. 請求項2記載の光電子集積回路用の光学系において、
    前記光電子集積回路は、前記昇順のチャンネルブロックと前記降順のチャンネルブロックとが複数個ずつ交互に配置され、
    前記Nチャンネルファイバアレイの1列の光ファイバ芯線に対して、前記昇順の光遅延線と前記降順の光遅延線とが複数本ずつ交互に接続されていることを特徴とする光電子集積回路用の光学系。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光電子集積回路用の光学系において、
    前記Nチャンネルファイバアレイは、前記N本の光ファイバ芯線をV溝基板を用いて固定したものであることを特徴とする光電子集積回路用の光学系。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光電子集積回路用の光学系において、
    前記N本の光遅延線として石英系導波路を使用することを特徴とする光電子集積回路用の光学系。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光電子集積回路用の光学系において、
    前記1:N光スプリッタと前記N本の光遅延線とを石英系導波路で一体的に形成することを特徴とする光電子集積回路用の光学系。
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