JP5462384B1 - 光トリガ型パラレルシリアル変換回路 - Google Patents

光トリガ型パラレルシリアル変換回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5462384B1
JP5462384B1 JP2013063166A JP2013063166A JP5462384B1 JP 5462384 B1 JP5462384 B1 JP 5462384B1 JP 2013063166 A JP2013063166 A JP 2013063166A JP 2013063166 A JP2013063166 A JP 2013063166A JP 5462384 B1 JP5462384 B1 JP 5462384B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
terminal
channel
parallel
photoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013063166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014192527A (ja
Inventor
裕士 石川
亮 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2013063166A priority Critical patent/JP5462384B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5462384B1 publication Critical patent/JP5462384B1/ja
Publication of JP2014192527A publication Critical patent/JP2014192527A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】信号入力端子から伝送線路を経てサンプリングされる信号が、2つのトランジスタを経由することなく、1つのトランジスタを経由して出力されるようにする。
【解決手段】差動トリガ方式の光トリガ型パラレルシリアル変換回路10において、パラレル電気信号SP1〜SPNを切り出してシリアル電気信号SS1〜SSNを出力するラインには、第1のトランジスタTr11〜TrN1のみを配置する。一方、光電変換素子M1〜MNのバイアス電圧を第2のトランジスタTr12〜TrN2で制御する。これによりサンプリングされる信号は、信号入力端子から信号出力ラインまでの間に一つのトランジスタのみを経由することとなり、サンプリングされた信号出力を増大させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光トリガ型パラレルシリアル変換回路、より詳しくは低速な複数のパラレル電気信号を高速なシリアル電気信号に変換するN対1の光トリガ型パラレルシリアル変換回路に関するものである。
近年、インターネットを中心とするパケットベースのネットワークの隆盛により、光通信の大容量化と柔軟性・拡張性の向上が求められている。このため、帯域利用効率・柔軟性・拡張性の面に優れる光パケットを用いたネットワーク(光パケットスイッチネットワーク)の実現が必要とされている。
このような光パケットスイッチネットワークの実現のためには、非同期任意長のバースト光パケット信号の生成が不可欠である。そのためには、光パケットスイッチネットワークのノードである光パケットルータ内のランダムアクセスメモリ(RAM)から出力される低速な(<1Gbps)パラレル信号を、光ファイバで用いられる高速な(>10Gbps)シリアル信号に変換するという動作を、バースト信号に対して行わなければならない。
一般的なパラレルシリアル変換回路では、内部で用いられるクロック再生のために、このようなバースト信号に対応することが困難であるとともに、多くの場合、変換回路自体が大規模なものとなるため大きな消費電力を必要とした。
これらの問題を解決するため、光トリガ型サンプリング回路が提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
更にそれを発展させ、差動トリガを用いて光パワー変動耐性を高めることを実現した光トリガ型サンプリングを応用したパラレルシリアル変換回路(例えば、特許文献2、非特許文献2参照)も提案されている。
この差動トリガ方式パラレルシリアル変換回路の一例である従来の光トリガ型パラレルシリアル変換回路を図3に示す。
この光トリガ型パラレルシリアル変換回路100は、N対1のパラレルシリアル変換を行うものであり、第1チャンネルから第Nチャンネルまで順に並んだN個(Nは2以上の整数)の光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nが、伝送線路Lに並列に接続されて構成されている。
接続状態の詳細は後述するが、第1チャンネルから第Nチャンネルまで順に並んだN個の光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nは、ループ状に接続されている。
各光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nは、HEMT(High-Electron-Mobility Transistor)でなる第1のトランジスタTr111〜Tr1N1と、HEMT(High-Electron-Mobility Transistor)でなる第2のトランジスタTr112〜Tr1N2と、トランジスタ制御回路Co101〜Co10Nとで構成されている。
第1のトランジスタTr111〜Tr1N1と第2のトランジスタTr112〜Tr1N2は直列接続されている。
更に詳述すると、第1のトランジスタTr111〜Tr1N1は、その出力端子(ソース端子)が伝送線路Lに接続されている。第2のトランジスタTr112〜Tr1N2は、その出力端子(ソース端子)が第1のトランジスタTr111〜Tr1N1の入力端子(ドレイン端子)に接続され、その入力端子(ドレイン端子)が信号入力端子t101〜t10Nに接続されている。
第1のトランジスタTr111〜Tr1N1の制御端子(ゲート端子)と、第2のトランジスタTr112〜Tr1N2の制御端子(ゲート端子)の接続状態は後述する。
トランジスタ制御回路Co101〜Co10Nは、光電変換部OE101〜OE10Nと、充電用キャパシタC101〜C10Nと、並列抵抗R111〜R1N1、R112〜R1N2と、バイアス抵抗R113〜R1N3と、バイアス抵抗R114〜R1N4により構成されている。
光電変換部OE101〜OE10Nは、光電変換素子として、一つのMSM−PD(Metal−Semiconductor−Metal Photo Detector)M101〜M10Nを備えている。
光電変換部OE101〜OE10Nには、一定の時間間隔τをあけて光トリガパルスP1〜PNが順次且つ周回的に照射される。
MSM−PD M101〜M10Nの一方の端子(図3では右側の端子)には、並列抵抗R111〜R1N1,R112〜R1N2が接続される。
MSM−PD M101〜M10Nの他方の端子(図3では左側の端子)には、充電用キャパシタC101〜C10Nと、バイアス抵抗R113〜R1N3と、バイアス抵抗R114〜R1N4が接続されている。
充電用キャパシタC101〜C10Nと、バイアス抵抗R114〜R1N4は、レベル変換回路としても機能するものである。なおレベル変換動作については後述する。
並列抵抗R111,R112〜R1N11N2には負のバイアス電圧VNLが入力され、バイアス抵抗R113〜R1N3には正のバイアス電圧VMSMが入力され、バイアス抵抗R114〜R1N4には正のバイアス電圧VNHが入力されている。
並列抵抗R111,R112〜R1N11N2に入力される負のバイアス電圧VNLは、第1のトランジスタTr111〜Tr1N1の制御端子(ゲート端子)に印加され、第1のトランジスタTr111〜Tr1N1をノーマリオフにする電圧値に設定されている。
バイアス抵抗R114〜R1N4に入力される正のバイアス電圧VNHは、第2のトランジスタTr112〜Tr1N2をノーマリオンにする電圧値に設定されている。
光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−NのMSM−PD M101〜M10Nは、その一方の端子(図3では右側の端子)が、当該光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nの第1のトランジスタTr111〜Tr1N1の制御端子に接続されている。
光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−NのMSM−PD M101〜M10Nは、その他方の端子(図3では左側の端子)が、当該光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nに対して並び順が一つ下位の光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nの第2のトランジスタTr112〜Tr1N2の制御端子に接続されている。
例えば、第1チャンネルのMSM−PD M101の他方の端子は、並び順が一つ下位の第Nチャンネルの第2のトランジスタTr1N2の制御端子に接続され、第2チャンネルのMSM−PD M102の他方の端子は、並び順が一つ下位の第1チャンネルの第2のトランジスタTr112の制御端子に接続され、第kチャンネルのMSM−PD M10kの他方の端子は、並び順が一つ下位の第(k−1)チャンネルの第2のトランジスタTr1(k-1)2の制御端子に接続され、第NチャンネルのMSM−PD M10Nの他方の端子は、並び順が一つ下位の第(N―1)チャンネルの第2のトランジスタTr1(N-1)2の制御端子に接続されている。
このような接続により、第1チャンネルから第Nチャンネルまで順に並んだN個の光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nによる、ループ状の接続が形成されるのである。
第1〜第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nの光電変換部OE101〜OE10Nには、予め決めた一定の時間間隔τをあけて、チャンネルの順番に沿い、光トリガパルスP1〜PNが順次且つ周回的に照射される。
なお、時間間隔τは、光トリガ型シリアルパラレル変換回路100から出力されるシリアル電気信号SS(詳細は後述)のユニットインターバルに相当するものである。
光トリガパルスP1〜PNの照射状態を具体的に説明すると、
・第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1の光電変換部OE101に光トリガパルスP1が入射されてから、時間間隔τが経過した時点で、第2チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−2の光電変換部OE102に光トリガパルスP2が入射され、
・第2チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−2の光電変換部OE102に光トリガパルスP2が入射されてから、時間間隔τが経過した時点で、第3チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−3の光電変換部OE103に光トリガパルスP3が入射され、
・以降は同様に、時間間隔τごとに、並び順がより上位の光トリガ型トランジスタ回路の光電変換部に光トリガパルスが順次入射され、
・第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−Nの光電変換部OE10Nに光トリガパルスPNが入射されてから、時間間隔τが経過した時点で、第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1の光電変換部OE101に光トリガパルスP1が入射されていく、
という具合に、光トリガパルスP1〜PNが順次且つ周回的に照射される。
第1〜第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nの信号入力端子t101〜t10Nには、それぞれ個別に、パラレル電気信号SP1〜SPNが入力される。
次に、上記構成となっている光トリガ型パラレルシリアル変換回路100により、パラレルシリアル変換をする動作を説明する。
先ず、第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1により、パラレル電気信号SP1を切り出してサンプリングすることにより、1ビット分のシリアル電気信号SS1を出力する動作を説明する。
第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1の光電変換部OE101に光トリガパルスP1が入射されていないときには、負のバイアス電圧VNLが制御端子に入力されているトランジスタTr111は、ノーマリオフになっており、正のバイアス電圧VNHが制御端子に入力されているトランジスタTr112はノーマリオンになっている。
また正のバイアス電圧VMSMにより、充電用キャパシタC101に電荷が充電される。
第1チャンネルの光電変換部OE101に光トリガパルスP1が入射されると、MSM−PD M101は、光伝導効果によりその抵抗値が急激に減少するため、充電用キャパシタC101に蓄積されていた電荷はMSM−PD M101を通って高速に放電され、並列抵抗R111,R112に流れるため、MSM−PD M101の一方の端子(図3では右側の端子)から正の電気パルスが発生する。
その反射的動作として、MSM−PD M101の他方の端子(図3では左側の端子)から負の電気パルスが発生する。
MSM−PD M101の一方の端子(図3では右側の端子)から発生した正の電気パルスは、第1のトランジスタTr111の制御端子に入力される。そうすると、トランジスタTr111はノーマリオフ状態からオン状態になる。
このため、第1チャンネルの信号入力端子t101に入力されたパラレル電気信号SP1が、ノーマリオンになっている第2のトランジスタTr112及びオン状態になった第1のトランジスタTr111を通って、伝送線路Lに向かって流れ始める。
第1チャンネルの光電変換部OE101に光トリガパルスP1が入射された時点から時間間隔τが経過した時点で、第2チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−2の光電変換部OE102に光トリガパルスP2が入射される。
第2チャンネルの光電変換部OE102に光トリガパルスP2が入射されると、MSM−PD M102は、光伝導効果によりその抵抗値が急激に減少するため、充電用キャパシタC102に蓄積されていた電荷はMSM−PD M102を通って高速に放電され、並列抵抗R121,R122に流れるため、MSM−PD M102の一方の端子(図3では右側の端子)から正の電気パルスが発生する。
その反射的動作として、MSM−PD M102の他方の端子(図3では左側の端子)から負の電気パルスが発生する。
第2チャンネルのMSM−PD M102の他方の端子(図3では左側の端子)から発生した負の電気パルスは、第2チャンネルの充電用キャパシタC102により直流成分が除去された後、第2チャンネルのバイアス抵抗R124に印加されているバイアス電圧VNHでレベル調整(レベル変換)がされてから、第1チャンネルの第2のトランジスタTr112の制御端子に入力される。そうすると、第1チャンネルの第2のトランジスタTr112はノーマリオン状態からオフ状態になる。
このため、第1チャンネルの信号入力端子t101から第2のトランジスタTr112及び第1のトランジスタTr111を通って伝送線路Lに向かって流れていた電気信号が遮断される。
このように、第1チャンネルの光電変換部OE101に光トリガパルスP1が入射された時点から、第2チャンネルの光電変換部OE102に光トリガパルスP2が入射された時点までの期間(つまり時間間隔τ)において、第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1では、信号入力端子t101から第2のトランジスタTr112及び第1のトランジスタTr111を通って伝送線路Lに向かって電気信号が流れ、この電気信号が1ビット分のシリアル電気信号SS1として、伝送線路Lに出力される。
以降は、時間間隔τごとに、第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1での動作と同じ動作が、第2〜第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−2〜100−Nで行われる。
このため、時間間隔τごとに、第2〜第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−2〜100−Nから伝送線路Lに、1ビット分のシリアル電気信号SS2〜SSNが出力される。
このようにして出力された各シリアル電気信号SS1〜SSNが時間順に並んで、Nビットのシリアル電気信号SSとなり、伝送線路Lを伝播する。これによりN対1のパラレルシリアル変換動作が行われる。
第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−Nから伝送線路Lに、シリアル電気信号SSNが出力された後は、再び、上記と同じ動作が第1チャンネルから第Nチャンネルで次々と繰り返されて、N対1のパラレルシリアル変換動作が順次行われていく。
このようにして、低速な複数のパラレル電気信号SP1〜SPNを高速なシリアル電気信号SSに変換することができる。
なお、図3に示す光トリガ型パラレルシリアル変換回路100を差動入力型としたものが、図4に示す光トリガ型パラレルシリアル変換回路100Aである。
この光トリガ型パラレルシリアル変換回路100Aには、LVDS(Low Voltage Differential Signaling:小振幅差動信号方式)で用いているような差動信号となっている、パラレル電気信号SP1-1,SP1-2〜SPN-1,SPN-2が入力される。
このため、各チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路100−1〜100−Nには、信号入力端子t101-1,t101-2〜t10N-1,t10N-2や、終端抵抗r101-1,r101-2〜r10N-1,r10N-2や、信号入力用トランジスタTr113〜Tr1N3等により構成された、差動信号入力用の信号終端回路が備えられている。
特開2004-88660号公報(段落番号0037、第1図) 特開2012-004617号公報(段落番号0044、第1図)
リョウヘイ・ウラタ(R.Urata)、他4名「アン・オプティカリィ・クロックト・トランジスター・アレイ・フォー・ハイスピード・アシンクロニャス・ラベル・スワッピング・フォーティギガビットパーセンコンズ・アンド・ビヨンド(An Optically Clocked Transistor Array for High-Speed Asynchronous Label Swapping:40 Gb/s and Beyond)」、ジャーナル・オブ・ライトウェーブ・テクノロジー(JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY)、アイトリプルイー(IEEE)、2008年3月、第26巻、第6号、pp.692-703 石川裕士、他5名、「ア・ノーベル・オプティカリィ・クロックト・トランジスター・アレイ・ユージング・ディファレンシャル・オペレイション・フォー・パラレル・トゥ・シリアル・コンバージョン(A novel optically clocked transistor array using differential operation,for parallel‐to‐serial conversion)」、イーシーオーシー2010(ECOC 2010)
ところで、上述した従来の差動トリガ方式の光トリガ型パラレルシリアル変換回路100,100Aでは、サンプリングされる信号は、信号入力端子t101〜t10N、t101-1,t101-2〜t10N-1,t10N-2から伝送線路Lまで、二つのトランジスタTr111〜Tr1N1、Tr112〜Tr1N2を経由して出力されていた。このため、サンプリングされた信号(シリアル電気信号SS1〜SSN)が減衰した形で出力されてしまうという問題があった。
そこで本発明では、光電変換部のバイアス電圧をトランジスタで制御することにより、サンプリングされる信号が信号入力端子から信号出力ライン(伝送線路L)までの間に一つのトランジスタのみを経由するようにし、それを通じて信号出力を増大せしめるとともに、より小さな電圧振幅ないし電流振幅の入力信号を扱うことが可能となり、本回路および本回路を使用したシステム全体の消費電力を減少せしめる、差動トリガ方式の光トリガ型パラレルシリアル変換回路を提供する。
上記課題を解決する本発明は、
伝送線路と、
第1チャンネルから第Nチャンネルまで順に並んで前記伝送線路に並列に接続されており、第1チャンネルから第Nチャンネルに対して予め決めた一定の時間間隔をあけてチャンネルの順番に沿い光トリガパルスが順次且つ周回的に照射されるN個の光トリガ型トランジスタ回路を備えており、
前記光トリガ型トランジスタ回路は、それぞれ、
入力端子にパラレル電気信号が入力されるとともに、出力端子が前記伝送線路に接続されている第1のトランジスタと、
一方の端子が前記第1のトランジスタの制御端子に接続されるとともに、前記光トリガパルスが照射される光電変換素子と、
一方の端子が前記光電変換素子の他方の端子に接続されている充電用キャパシタと、
前記第1のトランジスタの制御端子に負のバイアス電圧を印加して、前記第1のトランジスタをノーマリオフ状態にする並列抵抗と、
前記光電変換素子の他方の端子及び前記充電用キャパシタの一方の端子に接続されて、第1の正のバイアス電圧を印加する第1のバイアス抵抗と、
前記光電変換素子に対して前記第1の正のバイアス電圧を印加する経路に介在された第2のトランジスタと、
前記充電用キャパシタの他方の端子に接続されて、第2の正のバイアス電圧を印加する第2のバイアス抵抗とを有し、
前記第2の正のバイアス電圧を印加する前記第2のバイアス抵抗は、更に、当該光トリガ型トランジスタ回路に対して並び順が一つ下位の光トリガ型トランジスタ回路の前記第2のトランジスタの制御端子に接続されて当該第2のトランジスタをノーマリオン状態にすることを特徴とする。
また本発明は、
前記光電変換素子は、前記光トリガパルスが照射されると抵抗値が減少して、その一方の端子から正の電気パルスを発生して前記第1のトランジスタをオン状態にするとともに、その他方の端子から負の電気パルスを発生して前記第2のトランジスタをオフ状態にすることを特徴とする。
また本発明は、
前記光電変換素子は、MSM−PDまたはpinフォトダイオードまたはアバランシェフォトダイオードのいずれかであることを特徴とする。
また本発明は、
前記第1のトランジスタと第2のトランジスタは、HEMTまたはCMOSまたはバイポーラトランジスタのいずれかであることを特徴とする。
また本発明は、
前記第1のトランジスタの入力端子には、差動信号入力用の信号終端回路が備えられていることを特徴とする。
従来の光トリガ型パラレルシリアル変換回路では、サンプリングされる信号は、信号入力端子から信号出力ライン(伝送線路)まで二つのトランジスタを経由して出力されていた。このため、サンプリングされた信号が減衰した形で出力されるという課題があった。
本発明では、光電変換素子のバイアス電圧を第2のトランジスタで制御することにより、サンプリングされる信号が、信号入力端子から信号出力ラインまでの間に一つの第1のトランジスタのみを経由する構成とした。
このため、サンプリングされた信号出力を増大せしめるとともに、より小さな電圧振幅ないし電流振幅の入力信号を扱うことが可能となり、本回路の消費電力を減少させることを可能とする優れた効果を奏する。
本発明の実施例1に係る光トリガ型パラレルシリアル変換回路を示す回路図。 本発明の実施例2に係る光トリガ型パラレルシリアル変換回路を示す回路図。 従来技術に係る光トリガ型パラレルシリアル変換回路を示す回路図。 従来技術に係る光トリガ型パラレルシリアル変換回路を示す回路図。
以下、本発明に係る光トリガ型パラレルシリアル変換回路を、実施例に基づき詳細に説明する。
[実施例1]
図1は本発明の実施例1に係る、モノリシック集積して構成された差動トリガ方式の光トリガ型パラレルシリアル変換回路10を示す。
この光トリガ型パラレルシリアル変換回路10は、N対1のパラレルシリアル変換を行うものであり、第1チャンネルから第Nチャンネルまで順に並んだN個(Nは2以上の整数)の光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nが、伝送線路Lに並列に接続されて構成されている。
接続状態の詳細は後述するが、第1チャンネルから第Nチャンネルまで順に並んだN個の光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nは、ループ状に接続されている。
各光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nは、HEMT(High-Electron-Mobility Transistor)でなる第1のトランジスタTr11〜TrN1と、HEMT(High-Electron-Mobility Transistor)でなる第2のトランジスタTr12〜TrN2を含むトランジスタ制御回路Co1〜CoNとで構成されている。
第1のトランジスタTr11〜TrN1は、その出力端子(ソース端子)が伝送線路Lに接続され、その入力端子(ドレイン端子)が信号入力端子t1〜tNに接続されている。
トランジスタ制御回路Co1〜CoNは、光電変換部OE1〜OENと、充電用キャパシタC1〜CNと、並列抵抗R11〜RN1、R12〜RN2と、第1のバイアス抵抗R13〜RN3と、第2のバイアス抵抗R14〜RN4と、第2のトランジスタTr12〜TrN2により構成されている。
光電変換部OE1〜OENは、光電変換素子として、一つのMSM−PD(Metal−Semiconductor−Metal Photo Detector)M1〜MNを備えている。MSM−PD M1〜MNの一方の端子(図1では右側の端子)は、第1のトランジスタTr11〜TrN1の制御端子(ゲート端子)に接続されている。
光電変換部OE1〜OENのMSM−PD M1〜MNには、一定の時間間隔τをあけて光トリガパルスP1〜PNが順次且つ周回的に照射される。光トリガパルスP1〜PNの半値幅は、時間間隔τよりも十分に狭くなっている。
充電用キャパシタC1〜CNの一方の端子(図1では右側の端子)は、MSM−PD M1〜MNの他方の端子(図1では左側の端子)に接続されている。
並列抵抗R11〜RN1,R12〜RN2は、MSM−PD M1〜MNの一方の端子(図1では右側の端子)及び第1のトランジスタTr11〜TrN1の制御端子(ゲート端子)に接続されている。
第1のバイアス抵抗R13〜RN3は、MSM−PD M1〜MNの他方の端子(図1では左側の端子)及び充電用キャパシタC1〜CNの一方の端子(図1では右側の端子)に接続されている。
第2のバイアス抵抗R14〜RN4は、充電用キャパシタC1〜CNの他方の端子(図1では左側の端子)に接続されている。
なお充電用キャパシタC1〜CNと、バイアス抵抗R14〜RN4は、レベル変換回路としても機能するものである。なおレベル変換動作については後述する。
並列抵抗R11,R12〜RN1N2には負のバイアス電圧VNLが入力され、第1のバイアス抵抗R13〜RN3には第1の正のバイアス電圧VMSMが入力され、第2のバイアス抵抗R14〜RN4には第2の正のバイアス電圧VNHが入力されている。
この場合、第1の正のバイアス電圧VMSMの値は、第2の正のバイアス電圧VNHの値よりも大きくなっている。
並列抵抗R11,R12〜RN1N2に入力される負のバイアス電圧VNLは、第1のトランジスタTr11〜TrN1の制御端子(ゲート端子)に印加され、第1のトランジスタTr11〜TrN1をノーマリオフにする電圧値に設定されている。
第1のバイアス抵抗R13〜RN3に入力される第1の正のバイアス電圧VMSMは、充電用キャパシタC1〜CNに印加され、充電用キャパシタC1〜CNに電荷が充電される。この場合、充電用キャパシタC1〜CNの一方の端子(図1では右側の端子)側が正となり、他方の端子(図1では左側の端子)側が負となる状態で、充電用キャパシタC1〜CNに電荷が充電される。
第2のバイアス抵抗R14〜RN4に入力される第2の正のバイアス電圧VNHは、第2のトランジスタTr12〜TrN2をノーマリオンにする電圧値に設定されている。
第2のトランジスタTr12〜TrN2は、MSM−PD M1〜MNに対して第1の正のバイアス電圧VMSMを印加する経路に介在されている。この例では、第2のトランジスタTr12〜TrN2は、第1のバイアス抵抗R13〜RN3と第1の正のバイアス電圧VMSMが入力される端子との間に介在されている。
なお、第2のトランジスタTr12〜TrN2を、第1のバイアス抵抗R13〜RN3とMSM−PD M1〜MNの他方の端子(図1では左側の端子)との間の位置に介在するようにしてもよい。
光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nの第2のバイアス抵抗R14〜RN4は、当該光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nに対して並び順が一つ下位の光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nの第2のトランジスタTr12〜TrN2の制御端子に接続されている。これにより、第2のトランジスタTr12〜TrN2に第2の正のバイアス電圧VNHが印加され第2のトランジスタTr12〜TrN2はノーマリオン状態になる。
第2のバイアス抵抗R14〜RN4の接続状態は、例えば、第1チャンネルの第2のバイアス抵抗R14は、並び順が一つ下位の第Nチャンネルの第2のトランジスタTrN2の制御端子に接続され、第2チャンネルの第2のバイアス抵抗R24は、並び順が一つ下位の第1チャンネルの第2のトランジスタTr12の制御端子に接続され、第kチャンネルの第2のバイアス抵抗Rk4は、並び順が一つ下位の第(k−1)チャンネルの第2のトランジスタTr(k-1)2の制御端子に接続され、第Nチャンネルの第2のバイアス抵抗RN4は、並び順が一つ下位の第(N―1)チャンネルの第2のトランジスタTr(N-1)2の制御端子に接続されている。
このような接続により、第1チャンネルから第Nチャンネルまで順に並んだN個の光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nによる、ループ状の接続が形成されるのである。
第1〜第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nの光電変換部OE1〜OENには、予め決めた一定の時間間隔τをあけて、チャンネルの順番に沿い、光トリガパルスP1〜PNが順次且つ周回的に照射される。
なお、時間間隔τは、光トリガ型シリアルパラレル変換回路10から出力されるシリアル電気信号SS(詳細は後述)のユニットインターバルに相当するものである。
光トリガパルスP1〜PNの照射状態を具体的に説明すると、
・第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1の光電変換部OE1に光トリガパルスP1が入射されてから、時間間隔τが経過した時点で、第2チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−2の光電変換部OE2に光トリガパルスP2が入射され、
・第2チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−2の光電変換部OE2に光トリガパルスP2が入射されてから、時間間隔τが経過した時点で、第3チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−3の光電変換部OE3に光トリガパルスP3が入射され、
・以降は同様に、時間間隔τごとに、並び順がより上位の光トリガ型トランジスタ回路の光電変換部に光トリガパルスが順次入射され、
・第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−Nの光電変換部OENに光トリガパルスPNが入射されてから、時間間隔τが経過した時点で、第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1の光電変換部OE1に光トリガパルスP1が入射されていく、
という具合に、光トリガパルスP1〜PNが順次且つ周回的に照射される。
第1〜第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nの信号入力端子t1〜tNには、それぞれ個別に、パラレル電気信号SP1〜SPNが入力される。
次に、上記構成となっている光トリガ型パラレルシリアル変換回路10により、パラレルシリアル変換をする動作を説明する。
先ず、第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1により、パラレル電気信号SP1を切り出してサンプリングすることにより、1ビット分のシリアル電気信号SS1を出力する動作を説明する。
第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1の光電変換部OE1に光トリガパルスP1が入射されていないときには、負のバイアス電圧VNLが制御端子に入力されているトランジスタTr11は、ノーマリオフになっており、正のバイアス電圧VNHが制御端子に入力されているトランジスタTr12はノーマリオンになっている。
また正のバイアス電圧VMSMにより、充電用キャパシタC1に電荷が充電される。
第1チャンネルの光電変換部OE1に光トリガパルスP1が入射されると、MSM−PD M1は、光伝導効果によりその抵抗値が急激に減少するため、充電用キャパシタC1に蓄積されていた電荷はMSM−PD M1を通って高速に放電され、並列抵抗R11,R12に流れるため、MSM−PD M1の一方の端子(図1では右側の端子)から正の電気パルスが発生する。
その反射的動作として、MSM−PD M1の他方の端子(図1では左側の端子)から負の電気パルスが発生する。
MSM−PD M1の一方の端子(図1では右側の端子)から発生した正の電気パルスは、第1のトランジスタTr1の制御端子に入力される。そうすると、トランジスタTr11はノーマリオフ状態からオン状態になる。
このため、第1チャンネルの信号入力端子t1に入力されたパラレル電気信号SP1が、オン状態になった第1のトランジスタTr11を通って、伝送線路Lに向かって流れ始める。
第1チャンネルの光電変換部OE1に光トリガパルスP1が入射された時点から時間間隔τが経過した時点で、第2チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−2の光電変換部OE2に光トリガパルスP2が入射される。
第2チャンネルの光電変換部OE2に光トリガパルスP2が入射されると、MSM−PD M2は、光伝導効果によりその抵抗値が急激に減少するため、充電用キャパシタC2に蓄積されていた電荷はMSM−PD M2を通って高速に放電され、並列抵抗R21,R22に流れるため、MSM−PD M2の一方の端子(図1では右側の端子)から正の電気パルスが発生する。
その反射的動作として、MSM−PD M2の他方の端子(図1では左側の端子)から負の電気パルスが発生する。
第2チャンネルのMSM−PD M2の他方の端子(図1では左側の端子)から発生した負の電気パルスは、第2チャンネルの充電用キャパシタC2により直流成分が除去された後、第2チャンネルのバイアス抵抗R24に印加されているバイアス電圧VNHでレベル調整(レベル変換)がされてから、第1チャンネルの第2のトランジスタTr12の制御端子に入力される。そうすると、第1チャンネルの第2のトランジスタTr12はノーマリオン状態からオフ状態になる。第1チャンネルの第2のトランジスタTr12がオフ状態になると第1の正のバイアス電圧VMSMが第1チャンネルのMSM−PD M1に入力されなくなり、第1チャンネルのMSM−PD M1の一方の端子(図1では右側の端子)が負電位となり、第1チャンネルの第1のトランジスタTr11はオン状態からノーマリオフ状態に戻る。
このため、第1チャンネルの信号入力端子t1から第1のトランジスタTr11を通って伝送線路Lに向かって流れていた電気信号が遮断される。
このように、第1チャンネルの光電変換部OE1に光トリガパルスP1が入射された時点から、第2チャンネルの光電変換部OE2に光トリガパルスP2が入射された時点までの期間(つまり時間間隔τ)において、第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1では、信号入力端子t1から第1のトランジスタTr11を通って伝送線路Lに向かって電気信号が流れ、この電気信号が1ビット分のシリアル電気信号SS1として、伝送線路Lに出力される。つまりパラレル電気信号SP1が矩形に切り出されて、1ビット分のシリアル電気信号SS1が伝送線路Lに出力される。
以降は、時間間隔τごとに、第1チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1での動作と同じ動作が、第2〜第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−2〜10−Nで行われる。
このため、時間間隔τごとに、第2〜第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−2〜10−Nから伝送線路Lに、1ビット分のシリアル電気信号SS2〜SSNが出力される。
このようにして出力された各シリアル電気信号SS1〜SSNが時間順に並んで、Nビットのシリアル電気信号SSとなり、伝送線路Lを伝播する。これによりN対1のパラレルシリアル変換動作が行われる。
第Nチャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−Nから伝送線路Lに、シリアル電気信号SSNが出力された後は、再び、上記と同じ動作が第1チャンネルから第Nチャンネルで次々と繰り返されて、N対1のパラレルシリアル変換動作が順次行われていく。
このようにして、低速な複数のパラレル電気信号SP1〜SPNを高速なシリアル電気信号SSに変換することができる。
上述したように、本実施例では、光電変換素子M1〜MNに入力される第1の正のバイアス電圧VMSMを第2のトランジスタTr12〜TrN2で制御することにより、サンプリングされる信号は、信号入力端子t1〜tNから伝送線路Lまでの間に一つの第1のトランジスタTr11〜TrN1のみを経由する構成となっている。
このため、サンプリングされた信号出力を増大せしめるとともに、より小さな電圧振幅ないし電流振幅の入力信号を扱うことが可能となり、本回路の消費電力を減少させることを可能とするという優れた効果を奏する。
なお、光電変換素子としては、MSM−PDのみならず、pinフォトダイオードまたはアバランシェフォトダイオードを使用することもできる。
また、第1のトランジスタと第2のトランジスタは、HEMTのみならず、CMOSまたはバイポーラトランジスタを使用することもできる。
更に、上記の光トリガ型パラレルシリアル変換回路10は、モノリシック集積して構成したが、モノリシック集積でない実施形態でも同様な効果がある。
[実施例2]
なお、図1に示す光トリガ型パラレルシリアル変換回路10を差動入力型としたものが、図2に示す光トリガ型パラレルシリアル変換回路10Aである。
この光トリガ型パラレルシリアル変換回路10Aには、LVDS(Low Voltage Differential Signaling:小振幅差動信号方式)で用いているような差動信号となっている、パラレル電気信号SP1-1,SP1-2〜SPN-1,SPN-2が入力される。
このため、各チャンネルの光トリガ型トランジスタ回路10−1〜10−Nには、信号入力端子t1-1,t1-2〜tN-1,tN-2や、終端抵抗r1-1,r1-2〜rN-1,rN-2や、信号入力用トランジスタTr13〜TrN3等により構成された、差動信号入力用の信号終端回路が備えられている。
実施例2の光トリガ型パラレルシリアル変換回路10Aによれば、システムの低消費電力化・低フットプリント化を実現することができる。
10、10A 光トリガ型パラレルシリアル変換回路
10−1、10−2、10−k、10−N 光トリガ型トランジスタ回路
Tr11、Tr21、Trk1、TrN1 第1のトランジスタ
Tr12、Tr22、Trk2、TrN2 第2のトランジスタ
Co1、Co2、Cok、CoN トランジスタ制御回路
OE1、OE2、OEk、OEN 光電変換部
11、M21、MK1、MN1 MSM−PD
11、R21、RK1、RN1、R12、R22、RK2、RN2 並列抵抗
13、R23、RK3、RN3 第1のバイアス抵抗
14、R24、RK4、RN4 第2のバイアス抵抗
1、t2、tk、tN、t1-1、t1-2、t2-1、t2-2、tk-1、tk-2、tN-1、tN-2 信号入力端子
1、C2、CK、CN 充電用キャパシタ
L 伝送線路
1、P2、Pk、PN 光トリガパルス
SP1、SP2、SPk、SPN パラレル電気信号
SS1、SS2、SSk、SSN 1ビット分のシリアル電気信号
SS Nビットのシリアル電気信号

Claims (5)

  1. 伝送線路と、
    第1チャンネルから第Nチャンネルまで順に並んで前記伝送線路に並列に接続されており、第1チャンネルから第Nチャンネルに対して予め決めた一定の時間間隔をあけてチャンネルの順番に沿い光トリガパルスが順次且つ周回的に照射されるN個の光トリガ型トランジスタ回路を備えており、
    前記光トリガ型トランジスタ回路は、それぞれ、
    入力端子にパラレル電気信号が入力されるとともに、出力端子が前記伝送線路に接続されている第1のトランジスタと、
    一方の端子が前記第1のトランジスタの制御端子に接続されるとともに、前記光トリガパルスが照射される光電変換素子と、
    一方の端子が前記光電変換素子の他方の端子に接続されている充電用キャパシタと、
    前記第1のトランジスタの制御端子に負のバイアス電圧を印加して、前記第1のトランジスタをノーマリオフ状態にする並列抵抗と、
    前記光電変換素子の他方の端子及び前記充電用キャパシタの一方の端子に接続されて、第1の正のバイアス電圧を印加する第1のバイアス抵抗と、
    前記光電変換素子に対して前記第1の正のバイアス電圧を印加する経路に介在された第2のトランジスタと、
    前記充電用キャパシタの他方の端子に接続されて、第2の正のバイアス電圧を印加する第2のバイアス抵抗とを有し、
    前記第2の正のバイアス電圧を印加する前記第2のバイアス抵抗は、更に、当該光トリガ型トランジスタ回路に対して並び順が一つ下位の光トリガ型トランジスタ回路の前記第2のトランジスタの制御端子に接続されて当該第2のトランジスタをノーマリオン状態にすることを特徴とする光トリガ型パラレルシリアル変換回路。
  2. 請求項1において、
    前記光電変換素子は、前記光トリガパルスが照射されると抵抗値が減少して、その一方の端子から正の電気パルスを発生して前記第1のトランジスタをオン状態にするとともに、その他方の端子から負の電気パルスを発生して前記第2のトランジスタをオフ状態にすることを特徴とする光トリガ型パラレルシリアル変換回路。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記光電変換素子は、MSM−PDまたはpinフォトダイオードまたはアバランシェフォトダイオードのいずれかであることを特徴とする光トリガ型パラレルシリアル変換回路。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    前記第1のトランジスタと第2のトランジスタは、HEMTまたはCMOSまたはバイポーラトランジスタのいずれかであることを特徴とする光トリガ型パラレルシリアル変換回路。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
    前記第1のトランジスタの入力端子には、差動信号入力用の信号終端回路が備えられていることを特徴とする光トリガ型パラレルシリアル変換回路。
JP2013063166A 2013-03-26 2013-03-26 光トリガ型パラレルシリアル変換回路 Expired - Fee Related JP5462384B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063166A JP5462384B1 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 光トリガ型パラレルシリアル変換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063166A JP5462384B1 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 光トリガ型パラレルシリアル変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5462384B1 true JP5462384B1 (ja) 2014-04-02
JP2014192527A JP2014192527A (ja) 2014-10-06

Family

ID=50619364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013063166A Expired - Fee Related JP5462384B1 (ja) 2013-03-26 2013-03-26 光トリガ型パラレルシリアル変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5462384B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5937719B1 (ja) * 2015-04-27 2016-06-22 日本電信電話株式会社 パラレル/シリアル変換器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325137A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光信号処理回路
JP2012004617A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光トリガ型パラレル−シリアル変換回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006325137A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光信号処理回路
JP2012004617A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光トリガ型パラレル−シリアル変換回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014192527A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150163077A1 (en) Power and area efficient receiver equalization architecture with relaxed dfe timing constraint
CA2966353C (en) Current to frequency converter
JP5466584B2 (ja) 光トリガ型パラレル−シリアル変換回路
JP5425997B1 (ja) 光トリガ型パラレルシリアル変換回路
US9882539B1 (en) Multi-data rate, burst-mode transimpedance amplifier (TIA) circuit
JP6415785B2 (ja) バースト光受信器
US8427353B2 (en) High-speed flash analog to digital converter
JP5462384B1 (ja) 光トリガ型パラレルシリアル変換回路
JP5519838B1 (ja) 光トリガ型パラレルシリアル変換回路
JP5512575B2 (ja) 光トリガ型パラレルシリアル変換回路
CN111600582B (zh) 一种精密可调节的多路脉冲同步触发系统
JP5964001B2 (ja) パワーモニタ装置および受信装置
JP5855553B2 (ja) 光トリガ型シリアル−パラレル変換回路
WO2005013480A1 (ja) 前置増幅器の利得切り替え回路
JP5536263B1 (ja) 光トリガ型パラレル−シリアル変換器
Ishikawa et al. A parallel-to-serial converter based on a differentially-operated optically clocked transistor array
JP5475850B1 (ja) 充放電型msm−pd回路
Nakahara et al. Self-routing of 100-Gb/s optical packets using self serial-to-parallel conversion-based label recognition
Sharif-Bakhtiar et al. A 19.6-Gbps CMOS optical receiver with local feedback IIR DFE
JP2013031093A (ja) 電気遅延型光クロック型トランジスタアレイ
JP2015039096A (ja) 高速パラレル−シリアル変換器
Ibrahim et al. Highly energy-efficient receiver module for 100-Gbps burst-mode optical packets
JP6034439B1 (ja) 光電子集積回路用の光学系
JP6074014B1 (ja) 光クロック発生器
JP5922277B1 (ja) 直列/並列変換器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5462384

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees