JP2016206150A - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワー半導体モジュール等のデバイスの検査精度を向上させることを可能とする。【解決手段】検査装置101は、DUT60が載置されるステージ11と、DUT60の電極70を、動特性試験機に電気的に接続するためのプローブ21〜23と、電極75を、静特性試験機に電気的に接続するためのプローブ31〜33と、ステージ11、プローブ21〜23、およびプローブ31〜33の少なくとも1つを移動させることによる位置制御を実行する制御装置40と、を備える。制御装置40は、動特性試験が実施されるときにはプローブ21〜23が電極70に接触するように位置制御を実行し、静特性試験が実施されるときにはプローブ21〜23が電極70から離間する一方でプローブ31〜33が電極70に接触するように、位置制御を実行する。【選択図】図4

Description

本発明は、検査装置および検査方法に関する。
パワー半導体モジュール等のようなデバイスの検査は、動特性(AC:Alternating Current)試験および静特性(DC:Direct Current)試験を含む。検査においては、動特性試験機および静特性試験機の2種類の試験機が用いられる。
たとえば特許文献1は、動特性試験機および静特性試験機を備えた統合試験装置を開示する。この統合試験装置は、動特性試験機および静特性試験機と、被試験デバイス(DUT:Device Under Test)の電極とを、中間電極板を介して電気的に接続する。これにより、一つの統合試験装置によって、動特性試験および静特性試験の両方の試験が実施される。
特開2012−78174号公報
デバイスの性能の向上に伴い、検査精度の向上が望まれている。特許文献1に記載された統合試験装置では、中間電極板を介して動特性試験および静特性試験を行っているので、試験機の測定結果が中間電極板のインダクタンスの影響を受けるおそれがある。たとえば、被試験デバイスのスイッチングタイムの測定等を含む動特性試験では、中間電極板のインダクタンスの影響が大きくなることによって、検査精度が低下するおそれがある。
本発明は、パワー半導体モジュール等のデバイスの検査精度を向上させることが可能な、検査装置および検査方法を提供する。
本発明の一態様に係る検査装置は、被試験デバイスが載置されるステージと、被試験デバイスの電極を、動特性試験を実施するための動特性試験機に電気的に接続するための動特性試験プローブと、電極を、静特性試験を実施するための静特性試験機に電気的に接続するための静特性試験プローブと、ステージ、動特性試験プローブ、および静特性試験プローブの少なくとも1つを移動させることによる位置制御を実行する制御装置と、を備える。制御装置は、動特性試験が実施されるときには動特性試験プローブが電極に接触する動特性試験状態となるように位置制御を実行し、静特性試験が実施されるときには動特性試験プローブが電極から離間する一方で静特性試験プローブが電極に接触する静特性試験状態となるように、位置制御を実行する。
本発明の別の態様に係る検査方法は、動特性試験プローブを被試験デバイスの電極に接触させて動特性試験を実施する動特性試験工程と、静特性試験プローブを電極に接触させて静特性試験を実施する静特性試験工程と、を含む。静特性試験工程では、動特性試験プローブが電極から離間するように、被試験デバイスが載置されたステージ、動特性試験プローブ、および静特性試験プローブの少なくとも1つを移動させることによる位置制御が実行される。
上記検査システムおよび検査方法によれば、動特性試験プローブと被試験デバイスの電極とが接触した状態で、動特性試験機による動特性試験が実施される。また、静特性試験プローブと被試験デバイスの電極とが接触した状態で、静特性試験機による静特性試験が実施される。ここでの「接触」とは、各プローブと電極とが、他の要素(たとえば従来用いられていた中間電極板など)を介さずに接触(つまり各プローブと電極とが物理的に接触)することを意味する。このため、たとえば従来のように各試験機と被試験デバイスの電極とを中間電極を介して接続する構成と比較して、より小さいインダクタンス成分でもって、各試験機と被試験デバイスとを電気的に接続することができる。その結果、とくに、インダクタンス成分の影響を受けやすい動特性試験の測定精度を向上させることができる。さらに、上記検査システムおよび検査方法によれば、静特性試験が実施されているときは、動特性試験プローブが被試験デバイスの電極から離間される。たとえば、動特性試験プローブを被試験デバイスの電極から離間させることに代えて、動特性試験プローブと動特性試験機との間にリレーを設けて動特性試験機を電気的に切り離すことも考えられる。しかしながら、その場合には、リレーのインダクタンス成分の影響によって、動特性試験の測定精度が低下してしまう。上記のように動特性試験プローブを被試験デバイスの電極から物理的に離間させるようにすれば、動特性試験プローブと動特性試験機との間にリレーを設けない構成とすることができるので、リレーのインダクタンス成分による動特性試験の測定精度の低下を防ぐことができる。よって、被試験デバイスの検査精度を向上させることが可能となる。
上記検査装置は、静特性試験プローブと静特性試験機とを電気的に切り離す切離し回路をさらに備え、制御装置は、動特性試験状態として、動特性試験プローブおよび静特性試験プローブがいずれも電極に接触している状態となるように位置制御を実行し、切離し回路は、動特性試験が実施されるときに静特性試験プローブと静特性試験機とを電気的に切り離してよい。たとえば静特性試験プローブを移動させて静特性試験機を被試験デバイスの電極から電気的に切り離すことも考えられるが、その場合には、静特性試験プローブを移動させるための移動機構が別途必要になり、また、そのための機械設計なども必要になる。上記のように静特性試験プローブと静特性試験機とを切離し回路によって電気的に切り離す構成とすれば、そのような移動機構および機械設計を不要とすることができる。
動特性試験プローブおよび静特性試験プローブは、被試験デバイスの下側から電極に接触するように配置され、制御装置は、動特性試験プローブを上下方向に移動させることによって、動特性試験プローブ、静特性試験プローブおよび電極の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替えてよい。このようにしても、上述した位置制御を実現することができる。この場合、静特性試験プローブ、動特性試験プローブなど、検査装置に含まれる要素を、検査装置の下方の部分(たとえばステージよりも下側の部分)に集約して配置することができる。これにより、検査装置をコンパクトにすることができる。
動特性試験プローブは、被試験デバイスの下側から電極に接触するように配置され、静特性試験プローブは、被試験デバイスの上側から電極に接触するように配置され、制御装置は、静特性試験プローブおよび動特性試験プローブを上下方向に移動させることによって、動特性試験プローブ、静特性試験プローブおよび電極の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替えてよい。このようにしても前述の位置制御を実現することができる。
動特性試験プローブは、被試験デバイスの下側から電極に接触するように配置され、静特性試験プローブは、被試験デバイスの上側から電極に接触するように配置され、制御装置は、ステージを上下方向に移動させることによって、動特性試験プローブ、静特性試験プローブおよび電極の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替えてよい。このようにしても前述の位置制御を実現することができる。
動特性試験プローブおよび静特性試験プローブは、被試験デバイスの上側から電極に接触するように配置され、制御装置は、ステージおよび動特性試験プローブを上下方向に移動させることによって、動特性試験プローブ、静特性試験プローブおよび電極の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替えてよい。このようにしても前述の位置制御を実現することができる。
静特性試験プローブは、上下方向に伸縮可能なスプリングプローブであって、被試験デバイスの上側から電極に接触するように配置され、動特性試験プローブは、動特性試験プローブの先端が静特性試験プローブの先端よりも上方に位置し、被試験デバイスの上側から電極に接触するように配置され、制御装置は、ステージを上下方向に移動させることによって、動特性試験プローブ、静特性試験プローブおよび電極の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替えてよい。このようにしても前述の位置制御を実現することができる。
動特性試験プローブおよび静特性試験プローブは、被試験デバイスの上側から電極に接触するように配置され、制御装置は、動特性試験プローブおよび静特性試験プローブを上下方向に移動させることによって、動特性試験プローブ、静特性試験プローブおよび電極の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替えてよい。このようにしても前述の位置制御を実現することができる。
本発明によれば、パワー半導体モジュール等のデバイスの検査精度を向上させることが可能になる。
直進タイプの検査システムを模式的に示す図である。 回転タイプの検査システムを模式的に示す図である。 各実施形態に共通する検査装置における測定回路を示す図である。 第1実施形態に係る検査装置の概略構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る検査装置の正面図である。 第1実施形態に係る検査装置の動作例を示す図である。 第2実施形態に係る検査装置の概略構成を示す斜視図である。 第2実施形態に係る検査装置の正面図である。 第2実施形態に係る検査装置の動作例を示す図である。 第3実施形態に係る検査装置の正面図である。 第3実施形態に係る検査装置の動作例を示す図である。 第4実施形態に係る検査装置の概略構成を示す斜視図である。 第4実施形態に係る検査装置の平面図である。 第4実施形態に係る検査装置の正面図である。 第4実施形態に係る検査装置の動作例を示す図である。 第5実施形態に係る検査装置の正面図である。 第5実施形態に係る検査装置の動作例を示す図である。 第6実施形態に係る検査装置の正面図である。 第6実施形態に係る検査装置の動作例を示す図である。 切離し回路の詳細構成を示す図である。 切離し回路による電流経路を示す図である。 切離し回路の各スイッチのON・OFFとDUTのトランジスタおよびダイオードのON電圧との関係を示すタイミングチャートである。 切替え回路の詳細構成を示す図である。 切替え回路の各スイッチのON・OFFと、動特性試験機の駆動回路および静特性試験機の駆動回路の動作状態との関係を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。また、各図面における寸法および形状は実際のものとは必ずしも同一ではない。
はじめに、各実施形態の主な共通部分について説明する。各実施形態に係る検査装置では、パワー半導体モジュール等のようなデバイスを被試験デバイス(DUT)とし、DUTに対して動特性試験および静特性試験が実施される。たとえば図1に模式的に示される直進タイプの検査システムでは、検査前のDUT60の搬入およびDUT60のステージ11への載置を行う工程S1、動特性試験および静特性試験を実施する工程S2、および、検査後のDUT60を搬出する工程S3が、ステージ11の直線移動に伴って実行される。なお、工程S3が完了した後は、ステージ11を再び工程S1で利用するために、工程S1の処理が実行される位置にステージ11を移動させる戻り工程S4も実行される。図2に模式的に示される回転タイプの検査システムでは、上述の工程S1〜S3が、ステージ11の回転移動に伴って実行される。
図3は、上述の工程S2で用いられる動特性試験機および静特性試験機の回路構成の一例を示す図である。図3に示される例では、DUT60は、トランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2と、P極電極71と、出力電極72と、N極電極73と、複数の制御電極81と、複数の制御電極82とを含むパワーモジュールである。図3に示される例では、トランジスタQ1,Q2はIGBT(Gate Insulated Bipolar Transistor)であるが、トランジスタQ1,Q2は、たとえばFET(Field Effect Transistor)であってもよい。トランジスタQ1は一相のインバータ回路の上アームに用いられ、トランジスタQ2は下アームに用いられ得る。ダイオードD1,D2の各々は、トランジスタQ1,Q2にそれぞれ接続される還流ダイオードである。P極電極71は、トランジスタQ1のコレクタに接続される。出力電極72は、トランジスタQ1のエミッタおよびトランジスタQ2のコレクタに接続される。N極電極73は、トランジスタQ2のエミッタに接続される。なお、区別しやすいように、図3において、P極電極71、出力電極72およびN極電極73には、括弧書きでP,OおよびNの符号を付している。制御電極81は、トランジスタQ1のゲートに接続される部分(制御電極81(G)として図示される)と、トランジスタQ1のエミッタに接続される部分(制御電極81(E)として図示される)とを含む。制御電極82は、トランジスタQ2のゲートに接続される部分(制御電極82(G)として図示される)と、トランジスタQ2のエミッタに接続される部分(制御電極82(E)として図示される)とを含む。
検査装置100は、プローブ21〜23と、プローブ31〜33と、プローブ51,52と、切離し回路136と、切替え回路150とを含む。プローブ21〜23は、P極電極71、出力電極72およびN極電極73を、動特性試験機120に電気的に接続するための、動特性試験プローブ(第1プローブ)である。プローブ31〜33は、P極電極71、出力電極72およびN極電極73を、静特性試験機130に電気的に接続するための、静特性試験プローブ(第2プローブ)である。プローブ51,52は、制御電極81,82を、後述の動特性試験機120の駆動回路125または静特性試験機130の駆動回路135に電気的に接続するための、プローブ(第3プローブ)である。
動特性試験機120は、DUT60の動特性試験を実施する。たとえば、動特性試験機120は、駆動回路125と、コンデンサ121、トランジスタ122〜124およびリアクトル126を含む試験回路とを用いて、DUT60に含まれるトランジスタQ1,Q2のスイッチングタイムの測定等を実施する。それ以外にも、動特性試験機120によって実施される動特性試験には、短絡安全動作領域の測定およびアバランシェ測定等、種々の試験が含まれる。
静特性試験機130は、DUT60の静特性試験を実施する。たとえば、静特性試験機130は、駆動回路135と、高電圧源131、トランジスタ132、電流測定回路133および電流検出抵抗134を含む試験回路とを用いて、DUT60に含まれるトランジスタQ1,Q2およびダイオードD1,D2のON電圧の測定等を実施する。それ以外にも、静特性試験機130によって実施される静特性試験には、リーク電流の測定および遮断電圧の測定等、種々の試験が含まれる。
切離し回路136は、プローブ31〜33と静特性試験機130とを電気的に切り離す。切替え回路150は、プローブ51,52と、動特性試験機120の駆動回路125および静特性試験機130の駆動回路135との電気的な接続を切り替える。切離し回路136および切替え回路150の詳細については、後に図20〜24を参照して説明する。
検査装置100において実行される検査方法によると、動特性試験機120によって動特性試験が実施されるときには、プローブ21〜23の各々がDUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73のそれぞれに接触する状態(動特性試験状態)となるように、位置制御が行われる。また、検査装置100では、静特性試験機130によって静特性試験が実施されるときには、プローブ21〜23の各々がDUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73のそれぞれから離間する一方で、プローブ31〜33の各々がDUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73にそれぞれ接触する状態(静特性試験状態)となるように、位置制御が行われる。なお、位置制御は後述の制御装置40(図4等)によって実行される。
制御装置40は、動特性試験状態として、プローブ21〜23およびプローブ31〜33がいずれもDUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73に接触している状態となるように位置制御を実行してよい。その場合、動特性試験機120によって動特性試験が実施されるときには、切離し回路136がプローブ31〜33と静特性試験機130とを電気的に切り離す。
以下、各実施形態に係る検査装置について順に説明する。
[第1実施形態]
図4は、第1実施形態に係る検査装置101の概略構成を示す斜視図である。図5は、図1に示される検査装置101の正面図である。なお、検査装置101に含まれる要素のうち、制御装置40、切離し回路136および切替え回路150については模式的に示されたものであり、制御装置40、切離し回路136および切替え回路150の位置および大きさなどを正確に示すものではない。動特性試験機120および静特性試験機130についても同様である。
図4および図5に示されるように、DUT60は、本体61と、電極70と、電極80とを含む。本体61は、板形状を有する。本体61は、トランジスタQ1,Q2およびダイオードD1,D2(図3)を含む。本体61は、たとえば樹脂でモールドされている。電極70は、P極電極71、出力電極72およびN極電極73からなる。電極70は、本体61の4つの側面のうちの1つの側面から、その側面と垂直に本体61の外部に向かって延びる電極である。その側面に沿って、P極電極71、出力電極72およびN極電極73は、この順に並んで配置される。電極80は、制御電極81および制御電極82からなる。電極80は、電極70とは本体61を挟んで反対側の本体61の側面から、その側面と垂直に本体61の外部に向かって延びる電極である。その側面に沿って、制御電極81および制御電極82は、この順に並んで配置される。なお、図4に示される例では、制御電極81および制御電極82の数はそれぞれ5個となっているが、制御電極81および制御電極82の数はこれに限定されるものではない。制御電極81は、少なくとも図3に示される制御電極81(G)、制御電極81(E)を含んでいればよく、制御電極82は少なくとも制御電極82(G)および制御電極82(E)を含んでいればよい。
検査装置101は、固定部1と、載置部10と、動特性試験プローブユニット20と、静特性試験プローブユニット30と、制御装置40と、プローブユニット50と、切離し回路136と、切替え回路150とを含む。
載置部10は、ステージ11と、絶縁ベース12とを含む。ステージ11は、絶縁ベース12上に設けられた絶縁ステージである。ステージ11には、DUT60が載置される。ステージ11は、載置面11aを有する。載置面11aは、DUT60の本体61を支持する。載置面11aを平面視した場合、DUT60の電極70の少なくとも一部および電極80の少なくとも一部は、載置面11aの外側に位置する。
なお、図中、検査装置101の各方向を説明するため、XYZ座標系を設定している。このXYZ座標系は、ステージ11の載置面11aをXY面として設定される。X軸とY軸とは互い直交し、Z軸はXY面と直交する。つまり、Z軸は、ステージ11の載置面11aに直交する方向である。本明細書において、とくに説明がない場合は、Z軸正方向を「上」方向とし、Z軸負方向を「下」方向とする。ただし、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、Z軸正方向を下方向とし、Z軸負方向を上方向として読み替えてもよい。
動特性試験プローブユニット20は、プローブ21〜23と、可動ベース24と、プローブホルダ25とを含む。プローブ21は、低インダクタンス特性であり、かつ、大電流(たとえば100A〜10kA程度の電流)を許容するように構成される。具体的に、プローブ21は、複数(たとえば数本〜百本程度)の短小プローブで構成される。各短小プローブの長さは、たとえば1mm〜10mm程度である。プローブ21が短小プローブによって構成されることで、プローブ21の低インダクタンス特性が実現される。また、プローブ21が複数の短小プローブによって構成されることで、プローブ21は大電流を許容することができる。プローブ22およびプローブ23についても、プローブ21と同様に、複数の短小プローブで構成される。各プローブは、たとえば、スクラブ式のプローブであってもよいし、スプリング式のプローブであってもよい。スクラブ式のプローブの場合、各プローブの先端部分が、電極70の表面をスクラブしながら電極70に接触する。スプリング式のプローブの場合、各プローブの先端部分が、スプリングの伸縮を利用して電極70に接触する。スプリング式のプローブは、スクラブ式のプローブよりも汎用的で安価である。プローブホルダ25は、プローブ21〜23の先端部分がプローブホルダ25から上方に突出するように、プローブ21〜23を収容する。可動ベース24は、プローブホルダ25を支持する部分である。可動ベース24は、後述の上下駆動ユニット41によって上下方向に駆動される。プローブ21〜23の各々は、DUT60がステージ11に載置された状態で、DUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73の下方にそれぞれ位置する。
静特性試験プローブユニット30は、プローブ31〜33と、プローブホルダ34とを含む。プローブ31〜33の各々は、プローブ21〜プローブ23と同様に、たとえば複数の接触針によってそれぞれ構成されている。プローブホルダ34は、プローブ31〜33の先端部分がプローブホルダ34から上方に突出するように、プローブ31〜33を収容する。プローブ31〜33は、プローブ21〜23と同様に、複数の短小プローブによって構成される。プローブホルダ34は、絶縁ベース12に固定される。プローブ31〜33の先端部分は、DUT60がステージ11に載置された状態で電極70に接触するように、ステージ11の載置面11aよりも上方に位置する。プローブ31〜33の各々は、DUT60がステージ11に載置された状態で、DUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73の下方にそれぞれ位置する。
検査装置101では、プローブ21およびプローブ31の各々は、DUT60の下側からDUT60のP極電極71の異なる部分にそれぞれ接触するように並設される。プローブ22およびプローブ32の各々は、DUT60の下側からDUT60の出力電極72の異なる部分にそれぞれ接触するように並設される。プローブ23およびプローブ33の各々は、DUT60の下側からDUT60のN極電極73の異なる部分にそれぞれ接触するように並設される。プローブ21〜23およびプローブ31〜33は、DUT60の電極70の異なる部分にそれぞれ接触するように、XY面方向において並設される。
プローブユニット50は、プローブ51,52と、プローブホルダ53とを含む。プローブ51,52の各々は、複数のピンによってそれぞれ構成されている。プローブ51を構成するピンの数はDUT60の制御電極81の数と同じとされ、プローブ52を構成するピンの数はDUT60の制御電極82の数を同じとされる。プローブ51,52は、たとえば、プローブホルダ53内において図示されないスプリングによって支持され、当該スプリングの伸縮によって上下方向に伸縮可能な、スプリング式のプローブである。プローブホルダ53は、プローブ51,52の先端部分がプローブホルダ53から上方に突出するように、プローブ51,52を収容する。プローブホルダ53は、絶縁ベース12に固定される。プローブ51,52の各々は、DUT60がステージ11に載置された状態で、DUT60の制御電極81,82の下方にそれぞれ位置する。プローブ51,52の先端部分は、DUT60がステージ11に載置された状態で、たとえば前述のスプリングの伸縮を利用して電極80に接触するように、ステージ11の載置面11aよりも上方に位置する。
プローブ51,52は、プローブ21〜23およびプローブ31〜33と比較してほとんど電流が流れない。このため、プローブ51,52を構成するピンの数およびピンの径の大きさは、プローブ51、52と電極80との電気的な接続を確保する観点で適切に定められる。
固定部1は、押さえベース2と、押さえブロック3,4とを含む。押さえベース2は、ステージ11と対向するように配置された板状のブロックである。押さえブロック3は、押さえベース2の下面に設けられ、プローブ21〜23およびプローブ31〜33と対向するように配置される絶縁ブロックである。押さえブロック4は、押さえベース2の下面に設けられ、プローブ51,52と対向するように配置される絶縁ブロックである。
制御装置40は、上下駆動ユニット41と、上下駆動ユニット42と、制御部45とを含む。上下駆動ユニット41は、可動ベース24が上下方向に移動するように、可動ベース24を駆動する。上下駆動ユニット42は、押さえベース2が上下方向に移動するように、押さえベース2を駆動する。上下駆動ユニット41および上下駆動ユニット42による駆動には、たとえば、ソレノイド機構を用いた電動シリンダが用いられる。制御部45は、上下駆動ユニット41および上下駆動ユニット42を制御する。この制御は、たとえば電気信号を用いて行われる。制御部45による制御は、たとえば、所定のコンピュータソフトウェア(プログラム)を用いてコンピュータに実行させることによって実現してもよいし、専用のハードウェアを用いて実現してもよい。以上の構成により、制御装置40は、上下駆動ユニット41を制御することによって、可動ベース24(つまり動特性試験プローブユニット20)を上下方向に移動させる。また、制御装置40は、上下駆動ユニット42を制御することによって、押さえベース2とともに押さえブロック3,4を上下方向に移動させる。
検査装置101では、制御装置40による制御が実行されていない初期状態(つまり制御装置40による制御が開始される前の状態)において、プローブ21〜23の先端、プローブ31〜プローブ33の先端およびプローブ51,52の先端は、同じ高さに位置している。
図6は、検査装置101の動作例を示す図である。図6の(a)に示されるように、ステージ11にDUT60が載置された状態で、制御部45は、上下駆動ユニット42を制御することによって押さえベース2を下方に移動させる。これにより、押さえブロック3,4がDUT60の電極70,80を下方に押さえつける。プローブ31〜33はDUT60がステージ11に載置された状態で電極70に接触するように配置されているので、プローブ31〜33は、DUT60の下側からDUT60の電極70に接触する。また、プローブ51,52はDUT60がステージ11に載置された状態で電極80に接触するように配置されているので、プローブ51,52は、DUT60の下側からDUT60の電極80に接触する。
このとき、制御部45は、上下駆動ユニット41を制御することによって、プローブ21〜23をDUT60の下側からDUT60の電極70に接触させる。このようにして、制御装置40は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、動特性試験状態とする。この動特性試験状態において、動特性試験機120による動特性試験が実施される(動特性試験工程)。動特性試験が実施されている間は、切離し回路136によって、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に切り離されている。
続いて、図6の(b)に示されるように、制御部45は、上下駆動ユニット41を制御することによって可動ベース24とともにプローブ21〜23を下方に移動させ、プローブ21〜23をDUT60の電極70から離間させる。このようにして、制御装置40は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、静特性試験状態とする。この静特性試験状態において、静特性試験機130による静特性試験が実施される(静特性試験工程)。静特性試験が実施されている間は、切離し回路136による切り離しは行われず、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に接続されている。
以上説明した検査装置101では、プローブ21〜23およびプローブ31〜33は、DUT60の下側から電極70に接触するように配置される。そして、制御部45は、上下駆動ユニット41によりプローブ21〜23を上下方向に移動させることによって、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、動特性試験状態(プローブ21〜23が電極70に接触する状態、あるいはプローブ21〜23およびプローブ31〜33がいずれも電極70に接触する状態)および静特性試験状態(プローブ21〜23が電極70から離間する一方でプローブ31〜33が電極70に接触する状態)の間で切り替える。
検査装置101によれば、プローブ21〜23とDUT60の電極70とが接触した状態で、動特性試験機120による動特性試験が実施される。また、プローブ31〜33とDUT60の電極70とが接触した状態で、静特性試験機130による静特性試験が実施される。このため、たとえば従来のように各試験機と被試験デバイスの電極とを中間電極を介して接続する構成と比較して、より小さいインダクタンス成分でもって、各試験機と被試験デバイスとを電気的に接続することができる。その結果、とくに、インダクタンス成分の影響を受けやすい動特性試験の測定精度を向上させることができる。さらに、検査装置101によれば、静特性試験が実施されているときは、プローブ21〜23がDUT60の電極70から離間される。たとえば、プローブ21〜23をDUT60の電極70から離間させることに代えて、プローブ21〜23と動特性試験機120との間にリレーを設けて動特性試験機120を電気的に切り離すことも考えられる。しかしながら、その場合には、リレーのインダクタンス成分の影響によって、動特性試験の測定精度が低下してしまう。検査装置101のようにプローブ21〜23をDUT60の電極70から物理的に離間させるようにすれば、プローブ21〜23と動特性試験機120との間にリレーを設けない構成とすることができるので、リレーのインダクタンス成分による動特性試験の測定精度の低下を防ぐことができる。よって、検査装置101によれば、パワー半導体モジュール等のDUT60の検査精度を向上させることが可能となる。
また、動特性試験が実施されるときには、プローブ21〜23およびプローブ31〜33がいずれもDUT60の電極70に接触した状態となる。この場合でも、切離し回路136によってプローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に切り離される。たとえばプローブ31〜33を(下方向に)移動させて静特性試験機130をDUT60の電極70から電気的に切り離すことも考えられるが、その場合には、プローブ31〜33を移動させるための移動機構が別途必要になり、また、そのための機械設計なども必要になる。検査装置101のようにプローブ31〜33と静特性試験機130とを切離し回路136によって電気的に切り離す構成とすれば、そのような移動機構および機械設計を不要とすることができる。なお、切離し回路136を設けたことによってたとえばインダクタンス成分が生じ得るが、それによる静特性試験への影響はほとんどない。これは、先に説明したように、静特性試験はトランジスタおよびダイオードのON電圧の測定等を実施する試験であるので、トランジスタのスイッチングタイムのような非常に短い時間変化の測定を実施する動特性試験と比較して、インダクタンス成分による影響が小さいためである。
また、検査装置101では、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびプローブ51,52は、DUT60の下側から電極70,80に接触するように配置されている。このため、検査装置101によれば、プローブ21〜23、プローブ31〜33、プローブ51,52、切離し回路136および切替え回路150など、検査装置101に含まれる要素を、検査装置101の下方の部分(たとえばステージ11よりも下側の部分)に集約して配置することができる。これにより、検査装置101をコンパクトにすることができる。また、各要素を接続するための配線を短くすることもできる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係る検査装置102の概略構成を示す斜視図である。図8は、検査装置102の正面図である。検査装置102は、検査装置101と比較して、とくに、プローブ31〜33が設けられる位置、および制御装置40による制御内容において相違する。
検査装置102では、プローブ31〜33は、DUT60の上側からDUT60の電極70に接触するように配置される。具体的に、プローブ31〜33は、押さえブロック3に設けられた図示されないプローブホルダに収容される。プローブ31〜33は、プローブ31〜33の先端部分が当該プローブホルダから下方に突出するように、当該プローブホルダに収容される。プローブ31〜33の各々は、プローブ21〜23にそれぞれ対向している。プローブ31〜33の各々は、DUT60がステージ11に載置された状態で、DUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73の上方にそれぞれ位置する。
検査装置102では、制御装置40は、プローブ21〜23およびプローブ31〜33を上下方向に移動させることによって、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替える。
検査装置102では、初期状態において、プローブ21〜23の先端およびプローブ51,52の先端は、同じ高さに位置している。
図9は、検査装置102の動作例を示す図である。図9の(a)に示されるように、ステージ11にDUT60が載置された状態で、制御部45は、上下駆動ユニット42を制御することによって押さえベース2を下方に移動させる。これにより、プローブ31〜33は、DUT60の上側からDUT60の電極70に接触する。また、プローブ21〜23はDUT60の下側からDUT60の電極70に接触し、プローブ51,52は、DUT60の下側からDUT60の電極80に接触する。このようにして、制御装置40は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、動特性試験状態とする。この動特性試験状態において、動特性試験機120による動特性試験が実施される(動特性試験工程)。動特性試験が実施されている間、切離し回路136によって、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に切り離されている。
続いて、図9の(b)に示されるように、制御装置40は、上下駆動ユニット41を制御することによって可動ベース24とともにプローブ21〜23を下方に移動させ、プローブ21〜23をDUT60の電極70から離間させる。これにより、制御装置40は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、静特性試験状態とする。この静特性試験状態において、静特性試験機130による静特性試験が実施される(静特性試験工程)。静特性試験が実施されている間は、切離し回路136による切り離しは行われず、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に接続されている。
このような検査装置102の動作によっても、検査装置101と同様に、制御装置40によって、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびDUT60の電極70の接触状態を動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替える位置制御が行われる。よって、DUT60の検査精度を向上させることが可能となる。また、検査装置102によれば、プローブ21〜23は電極70の上面に接触し、プローブ31〜33は電極70の下面に接触する。これにより、たとえば、電極70の面積が小さく、電極70の一方の面のみにプローブ21〜23およびプローブ31〜33をいずれも接触させることが困難な場合でも、プローブ21〜23およびプローブ31〜33を電極70の両面からそれぞれ接触させることによって、DUT60の検査を行うことができる。
[第3実施形態]
図10は、第3実施形態に係る検査装置103の正面図である。検査装置103は、検査装置102と比較して、とくに、制御装置40が上下駆動ユニット43を含む点、プローブ51,52が設けられる位置、および制御装置40による制御内容において相違する。なお、検査装置103においては、制御装置40は、上下駆動ユニット41,42を含んでいなくてもよい。
上下駆動ユニット43は、絶縁ベース12が上下方向に移動するように、絶縁ベース12を駆動する。上下駆動ユニット43は、上下駆動ユニット41,42と同様に、制御部45によって制御される。
検査装置103では、プローブ51,52(ただしプローブ51は、正面図である図10には図示されない)は、DUT60の上側からも、DUT60の電極70に接触するように配置される。具体的に、プローブ51,52は、押さえブロック4に設けられた図示されないプローブホルダに収容される。プローブ51,52は、プローブ51,52の先端部分が当該プローブホルダから下方に突出するように、当該プローブホルダに収容される。押さえブロック4側に設けられたこれらのプローブ51,プローブ52の各々は、絶縁ベース12側に設けられたプローブ51,52にそれぞれ対向している。押さえブロック4側に設けられたプローブ51,52の各々は、DUT60がステージ11に載置された状態で、DUT60の制御電極81,82の上方にそれぞれ位置する。
検査装置103では、制御装置40は、ステージ11を上下方向に移動させることによって、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替える。
検査装置103では、初期状態において、プローブ21〜23の先端および絶縁ベース12側のプローブ51,52の先端は、同じ高さに位置している。また、プローブ31〜33の先端および押さえブロック4側のプローブ51,52の先端は、同じ高さに位置している。
図11は、検査装置103の動作例を示す図である。図11の(a)に示されるように、ステージ11にDUT60が載置された状態で、制御部45は、上下駆動ユニット43を制御することによって、絶縁ベース12を上方に移動させる。これにより、プローブ31〜33は、DUT60の上側からDUT60の電極70に接触する。また、押さえブロック4側に設けられたプローブ51,52は、DUT60の上側からDUT60の電極80に接触する。このようにして、制御装置40は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、静特性試験状態とする。この静特性試験状態において、静特性試験機130による静特性試験が実施される(静特性試験工程)。静特性試験が実施されている間は、切離し回路136による切り離しは行われず、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に接続されている。
また、制御部45は、上下駆動ユニット43を制御することによって、絶縁ベース12を下方に移動させる。これにより、プローブ21〜23は、DUT60の下側からDUT60の電極70に接触する。また、絶縁ベース12側に設けられたプローブ51,52は、DUT60の下側からDUT60の電極70に接触する。このようにして、制御装置40は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極70の接触状態を、動特性試験状態とする。この動特性試験状態において、動特性試験機120による動特性試験が実施される(動特性試験工程)。なお、検査装置103においては、動特性試験が実施されている間、プローブ31〜33はDUT60の電極70から離間しているので、切離し回路136によってプローブ31〜33と静特性試験機130とを電気的に切り離さなくてもよい。このため、プローブ21〜23と静特性試験機130とは、切離し回路136を介さずに電気的に接続されてもよく、その場合には、検査装置103は、切離し回路136を含まない構成とされる。
このような検査装置103の動作によっても、検査装置101と同様に、制御装置40によって、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびDUT60の電極70の接触状態を動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替える位置制御が行われる。よって、DUT60の検査精度を向上させることが可能となる。また、検査装置102と同様に、プローブ21〜23およびプローブ31〜33を電極70の両面からそれぞれ接触させることによって、DUT60の検査を行うことができる。また、検査装置103によれば、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびプローブ51,52の移動が必須ではないので、上下駆動ユニット41,42を不要とすることができる。
[第4実施形態]
図12は、第4実施形態に係る検査装置104の概略構成を示す斜視図である。図13は、検査装置104の平面図である。図14は、検査装置104の正面図である。検査装置104では、DUT65の検査が行われる。DUT65は、DUT60と同様の機能を有するが、DUT60とは異なる形状を有する。
DUT65は、本体66と、電極75と、電極85とを含む。本体66は、トランジスタQ1,Q2およびダイオードD1,D2(図3)を含む。本体66は、第1部分67と、第2部分68とを有する。第1部分67および第2部分68はいずれも板形状を有する。第2部分68は、XY面で見た場合、第1部分67よりも小さい面積を有する。第2部分68は、第1部分67上に設けられる。
電極75は、P極電極76、出力電極77およびN極電極78からなる。P極電極76、出力電極77およびN極電極78は、第2部分68上に設けられる。これらの電極は、第2部分68の上面に、X軸正方向に沿って出力電極77、N極電極78、P極電極76の順に配置される。P極電極76、出力電極77およびN極電極78の用途については、P極電極71、出力電極72およびN極電極73と同様であるので、ここでは説明を省略する。電極85は、制御電極86、87からなる。制御電極86,87は、第1部分67上のうち第2部分68が設けられていない部分に設けられる。これらの電極は、第1部分67の上面に、Y軸正方向に沿って制御電極87、制御電極86の順に配置される。制御電極86および制御電極87の用途については、制御電極81および制御電極82と同様であるので、ここでは説明を省略する。
検査装置104も、検査装置101と同様に、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびプローブ51,52を含む。ただし、検査装置104におけるプローブ21〜23およびプローブ31〜33の具体的な構成は、DUT65の検査を行うために適宜変更される。また、検査装置104において、動特性試験プローブユニット20は、X軸方向に延びる支持バー26を含む。動特性試験プローブユニット20において、プローブ21〜23は、先端部分が支持バー26から下方に向かって延びるように、支持バー26に固定されている。プローブ21〜プローブ23の各々は、DUT65がステージ16に載置された状態で、DUT65のP極電極76、出力電極77およびN極電極78の上方にそれぞれ位置する。静特性試験プローブユニット30は、X軸方向に延びる支持バー36を含む。支持バー36は、支持バー26と同じ高さに位置し、Y軸方向において支持バー26と並設される。静特性試験プローブユニット30において、プローブ31〜33は、先端部分が支持バー36から下方に向かって延びるように、支持バー36に固定されている。プローブ31〜33の各々は、DUT65がステージ16に載置された状態で、DUT65のP極電極76、出力電極77およびN極電極78の上方にそれぞれ位置する。プローブユニット50は、Y軸方向に延びる支持バー56を含む。プローブユニット50において、プローブ51,52は、先端部分が支持バー56から下方に向かって延びるように、支持バー56に固定されている。プローブ51,52の各々は、DUT65がステージ16に載置された状態で、DUT65の制御電極87,86の上方にそれぞれ位置する。
なお、図12において、動特性試験機120、静特性試験機130および切離し回路136が一つのユニットとして上方に配置されている。ただし、各要素は分離して配置されていてもよい。検査装置104において、プローブ21およびプローブ23と動特性試験機120とを接続する配線(つまりP極電極76およびN極電極78とを接続する配線)W1は、絶縁体を挟んだ平編導線によって形成された平行平板として構成される。絶縁体は、たとえば、絶縁紙または絶縁性熱収縮チューブである。この場合、平行平板の各平板には逆方向の電流が流れるので、配線のインダクタンスを低減することができる。さらに、配線W1の可撓性を実現することもできる。プローブ31およびプローブ33と静特性試験機130(より具体的には切離し回路136)とを接続する配線W2についても、W1と同様の構成を採用してもよい。
また、検査装置104は、検査装置101と比較して、とくに、載置部10に代えて載置部15を含み、制御装置40に代えて制御装置90を含む点において相違する。
載置部15は、ステージ16と、絶縁ベース17とを含む。ステージ16は、絶縁ベース17上に設けられた絶縁ステージである。ステージ16には、DUT65が載置される。ステージ16は、載置面16aを有する。載置面16aは、DUT65の本体66(の第1部分67)を支持する。DUT65を平面視した場合、DUT65の本体66は、載置面16aの内側に位置する。
制御装置90は、上下駆動ユニット91〜94と、制御部95とを含む。上下駆動ユニット91は、支持バー26の両端に接続され、支持バー26が上下方向に移動するように支持バー26を駆動する、一対の駆動ユニットである。上下駆動ユニット92は、支持バー36の両端に接続され、支持バー36が上下方向に移動するように支持バー36を駆動する、一対の駆動ユニットである。上下駆動ユニット93は、支持バー56の両端に接続され、支持バー56が上下方向に移動するように支持バー56を駆動する、一対の駆動ユニットである。上下駆動ユニット94は、絶縁ベース17が上下方向に移動するように、絶縁ベース17を駆動する。上下駆動ユニット91〜94による駆動には、たとえば、ソレノイド機構を用いた電動シリンダが用いられる。制御部95は、上下駆動ユニット91〜94を制御する。以上の構成により、制御部95は、上下駆動ユニット91を制御することによって支持バー26(つまりプローブ21〜23)を上下方向に移動させる。また、制御部95は、上下駆動ユニット92を制御することによって、支持バー36(つまりプローブ31〜33)を上下方向に移動させる。また、制御部95は、上下駆動ユニット93を制御することによって、支持バー56(つまりプローブ51,52)を上下方向に移動させる。また、制御部95は、上下駆動ユニット94を制御することによって、絶縁ベース17とともにステージ16を上下方向に移動させる。
なお、検査装置104においては、上述の上下駆動ユニット91〜94がすべて用いられる必要はない。後述する検査装置104の動作の一例においては、上下駆動ユニット91および上下駆動ユニット94が用いられる。このため、図14および後述の図15においては、上下駆動ユニット91〜94のうち、上下駆動ユニット91,94のみが図示される。
検査装置104では、プローブ21〜23およびプローブ31〜33は、DUT65の上側からDUT65の電極75に接触するように配置される。そして、制御装置90は、ステージ16およびプローブ21〜23を上下方向に移動させることによって、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替える。ここでの動特性試験状態は、プローブ21〜23の各々がDUT65のP極電極76、出力電極77およびN極電極78のそれぞれに接触する状態である。ここでの静特性試験状態は、プローブ21〜23の各々がDUT65のP極電極76、出力電極77およびN極電極78のそれぞれから離間する一方で、プローブ31〜33の各々がDUT65のP極電極76、出力電極77およびN極電極78にそれぞれ接触する状態である。
検査装置104では、制御装置90による制御が実行されていない初期状態(つまり制御装置90による制御が開始される前の状態)において、プローブ21〜23の先端およびプローブ31〜33の先端は同じ高さに位置している。プローブ51,52の先端は、プローブ21〜23の先端およびプローブ31〜33の先端よりも下方に位置している。高さ方向におけるプローブ21〜23およびプローブ31〜33の先端と、プローブ51,52の先端との距離は、高さ方向(Z軸方向)における電極75の表面と電極85の表面との距離にほぼ等しい。
図15は、検査装置104の動作例を示す図である。図15の(a)に示されるように、ステージ16にDUT65が載置された状態で、制御部95は、上下駆動ユニット94を制御することによって、ステージ16を上方に移動させる。これにより、プローブ21〜23およびプローブ31〜33が、DUT65の上側から、DUT65の電極75に接触する。また、プローブ51,52が、DUT65の上側から、DUT65の電極85に接触する。このようにして、制御装置90は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、動特性試験状態とする。この動特性試験状態において、動特性試験機120による動特性試験が実施される(動特性試験工程)。動特性試験が実施されている間は、切離し回路136によって、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に切り離されている。
続いて、制御部95は、上下駆動ユニット91を制御することによってプローブ21〜23を上方に移動させる。これにより、図15の(b)に示されるように、プローブ21〜23をDUT65の電極75から離間させる。これにより、制御装置90は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、静特性試験状態とする。静特性試験状態において、静特性試験機130による静特性試験が実施される(静特性試験工程)。静特性試験が実施されている間は、切離し回路136による切り離しは行われず、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に接続されている。
検査装置104によれば、制御装置90によって、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびDUT65の電極75の接触状態を動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替える位置制御が行われる。よって、検査装置101と同様の原理により、DUT65の検査精度を向上させることが可能となる。また、検査装置104によれば、プローブ31〜33およびプローブ51,52の移動が必須ではないので、上下駆動ユニット92および上下駆動ユニット93を不要とすることができる。
[第5実施形態]
図16は、第5実施形態に係る検査装置105の正面図である。検査装置105は、検査装置104と比較して、とくに、プローブ31〜33の具体的な構成、プローブ21〜23とプローブ31〜33との位置関係、および制御装置90による制御内容において相違する。なお、後述の検査装置105の動作の一例においては、上下駆動ユニット94が用いられる。このため、図16および後述の図17においては、上下駆動ユニット91〜94のうち、上下駆動ユニット94のみが図示される。
検査装置105では、プローブ31〜33は、上下方向に伸縮可能なスプリングプローブである。そのため、プローブ31〜33は、たとえば、図示されないスプリングによって支持され、当該スプリングの伸縮によって上下方向に伸縮可能とされる。
検査装置105では、制御装置90は、ステージ16を上下方向に移動させることによって、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、動特性試験状態及び静特性試験状態の間で切り替える。
検査装置105では、初期状態において、プローブ21〜23の先端の高さZ2は、プローブ31〜33の先端の高さZ1よりも上方に位置している。
図17は、検査装置105の動作例を示す図である。図17の(a)に示されるように、ステージ16にDUT65が載置された状態で、制御部95は、上下駆動ユニット94を制御することによって、ステージ16を上方に移動させる。このとき、制御装置90は、DUT65の電極75の表面の位置が高さZ1に位置するように、ステージ16を上方に移動させる。これにより、プローブ31〜33の先端がDUT65の電極75に当接し、プローブ51,52の先端がDUT65の制御電極81,82に当接する。すなわち、プローブ21〜23のDUT65の電極75から離間する一方で、プローブ31〜33がDUT65の上側からDUT65の電極75に接触する。また、プローブ51,52が、DUT65の上側からDUT65の制御電極81,82に接触する。このようにして、制御装置90は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、静特性試験状態とする。静特性試験状態において、静特性試験機130による静特性試験が実施される(静特性試験工程)。静特性試験が実施されている間は、切離し回路136による切り離しは行われず、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に接続されている。
続いて、図17の(b)に示されるように、制御装置90は、DUT65の電極75の表面の位置が高さZ2に位置するように、ステージ16をさらに上方に移動させる。プローブ31〜33は、スプリング式のプローブであるので、DUT65の電極75により上方に押し縮められる。同様に、プローブ51,52は、DUT65の電極85により上方に押し縮められる。また、プローブ21〜23の先端がDUT65の電極75に当接する。これにより、プローブ31〜33に加えて、プローブ21〜23も、DUT65の上側から、DUT65の電極75に接触する。このようにして、制御装置90は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、動特性試験状態とする。この動特性試験状態において、動特性試験機120による動特性試験が実施される(動特性試験工程)。動特性試験が実施されている間は、切離し回路136によって、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に切り離されている。
このような検査装置105の動作によっても、検査装置104と同様に、制御装置90によって、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびDUT65の電極75の接触状態を動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替える位置制御が行われる。よって、DUT65の検査精度を向上させることが可能となる。また、検査装置105によれば、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびプローブ51,52の移動が必須ではないので、上下駆動ユニット91〜93を不要とすることができる。
[第6実施形態]
図18は、第6実施形態に係る検査装置106の正面図である。検査装置106は、検査装置104と比較して、とくに、制御装置90による制御内容において相違する。なお、後述の検査装置106の動作の一例においては、上下駆動ユニット91〜93が用いられる。このため、図18および後述の図19においては、上下駆動ユニット91〜94のうち、上下駆動ユニット91〜93のみが図示される。
検査装置106では、制御装置90は、プローブ21〜23およびプローブ31〜33を上下方向に移動させることによって、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、動特性試験状態及び静特性試験状態の間で切り替える。
検査装置106では、初期状態において、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびプローブ51、52は、DUT65の電極75から離間している。
図19は、検査装置106の動作例を示す図である。図19の(a)に示されるように、ステージ16にDUT65が載置された初期状態から、制御部95は、上下駆動ユニット91を制御することによって、プローブ21〜23を下方に移動させる。これにより、プローブ21〜23が、DUT65の上側から、DUT65の電極75に接触する。また、制御部95は、上下駆動ユニット93を制御することによって、プローブ51,52を下方に移動させる。これにより、プローブ51,52が、DUT65の上側から、DUT65の電極75に接触する。プローブ31〜33については、初期状態(つまりDUT65の電極75から離間した状態)が維持される。このようにして、制御装置90は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、動特性試験状態とする。この動特性試験状態において、動特性試験機120による動特性試験が実施される(動特性試験工程)。
また、制御装置90は、図19の(b)に示されるように、初期状態から、制御装置90は、上下駆動ユニット91を制御することによって、プローブ31〜33を下方に移動させる。これにより、プローブ31〜33が、DUT65の上側から、DUT65の電極75に接触する。また、制御部95は、上下駆動ユニット93を駆動することによって、プローブ51,52を下方に移動させる。これにより、プローブ51,52が、DUT65の上側から、DUT65の電極75に接触する。プローブ21〜23については、初期状態(つまりDUT65の電極75から離間した状態)が維持される。このようにして、制御装置90は、プローブ21〜23、プローブ31〜33および電極75の接触状態を、静特性試験状態とする。静特性試験状態において、静特性試験機130による静特性試験が実施される(静特性試験工程)。静特性試験が実施されている間は、切離し回路136による切り離しは行われず、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に接続されている。
このような検査装置106の動作によっても、検査装置104と同様に、制御装置90によって、プローブ21〜23、プローブ31〜33およびDUT65の電極75の接触状態を動特性試験状態および静特性試験状態の間で切り替える位置制御が行われる。よって、DUT65の検査精度を向上させることが可能となる。また、検査装置106によれば、ステージ16の移動が必須ではないので、上下駆動ユニット94を不要とすることができる。
なお、検査装置106においては、動特性試験が実施されている間、プローブ31〜33はDUT65の電極75から離間しているので、切離し回路136によってプローブ31〜33と静特性試験機130とを電気的に切り離さなくてもよい。このため、プローブ21〜23と静特性試験機130とは、切離し回路136を介さずに電気的に接続されてもよく、その場合には、検査装置106は、切離し回路136を含まない構成とされる。もちろん、検査装置106において、プローブ21〜23およびプローブ31〜33をいずれもDUT65の電極75に接触させた状態で、動特性試験が実施されてもよく、その場合には、動特性試験が実施されている間は、切離し回路136によって、プローブ31〜33と静特性試験機130とが電気的に切り離される。
[切離し回路の詳細構成]
次に、切離し回路136の詳細構成について、図20を参照して説明する。図20に示されるように、切離し回路136は、複数のスイッチ素子を含む。スイッチSW_DC_Pは、主に、静特性試験機130の正極側の端子と切離し回路136との電気的な接続・非接続を切り替えるために用いられる。スイッチSW_DC_Nは、主に、静特性試験機130の負極側の端子と切離し回路136との電気的な接続・非接続を切り替えるために用いられる。スイッチSW_DUT_P_P、スイッチSW_DUT_O_PおよびSW_DUT_N_Pの各々は、主に、静特性試験機130の正極側の端子と、DUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73との電気的な接続・非接続をそれぞれ切り替えるために用いられる。スイッチSW_DUT_P_N、スイッチSW_DUT_O_NおよびスイッチSW_DUT_N_Nの各々は、主に、静特性試験機130の負極側の端子と、DUT60のP極電極71、出力電極72およびN極電極73との電気的な接続・非接続をそれぞれ切り替えるために用いられる。各スイッチは、たとえば、切離し回路136に含まれる図示しない制御回路によって制御される。制御回路は、たとえば、制御部45(または制御部95)からの制御信号を受けて、各スイッチを制御する。これにより、プローブ21〜23、プローブ31〜33、プローブ51,52の動作と、切離し回路136の動作とが連動する。
図21は、切離し回路136による電流経路を示す図である。図21に示されるように、切離し回路136によれば、経路P1〜P4の4通りの電流経路が実現される。
経路P1は、スイッチSW_DC_P、スイッチSW_DUT_P_P、SW_DUT_O_NおよびスイッチSW_DC_Nが導通状態(ON)であり、他のスイッチが非導通状態(OFF)のときに実現される電流経路である。電流が経路P1を流れることによって、たとえば、上アームのトランジスタQ1のON電圧の測定が行われる。
経路P2は、スイッチSW_DC_P、スイッチSW_DUT_O_P、スイッチSW_DUT_P_NおよびスイッチSW_DC_NがONであり、他のスイッチがOFFのときに実現される電流経路である。電流が経路P2を流れることによって、たとえば、上アームのダイオードD1のON電圧の測定が行われる。
経路P3は、スイッチSW_DC_P、スイッチSW_DUT_O_P、スイッチSW_DUT_N_NおよびスイッチSW_DC_NがONであり、他のスイッチがOFFのときに実現される電流経路である。電流が経路P3を流れることによって、たとえば、下アームのトランジスタQ2のON電圧の測定が行われる。
経路P4は、スイッチSW_DC_P、スイッチSW_DUT_N_P、スイッチDUT_O_NおよびスイッチSW_DC_NがONであり、他のスイッチがOFFのときに実現される電流経路である。電流が経路P4を流れることによって、たとえば、下アームのダイオードD2のON電圧の測定が行われる。
図22は、切離し回路136の各スイッチのON・OFFと、DUT60のトランジスタQ1,Q2およびダイオードD1,D2のON電圧との関係を示すタイミングチャートである。
ステップS11においては、各スイッチはOFFとされており、トランジスタQ1,Q2およびダイオードD1,D2には電圧は発生していない。
ステップS12において、スイッチSW_DC_P,N(SW_DC_PおよびSW_DC_N)と、スイッチSW_DUT_P_Pと、スイッチDUT_O_NとがONとされ、他のスイッチがOFFとされることよって経路P1が実現されると、トランジスタQ1に電圧が発生する。これにより、トランジスタQ1のON電圧を測定することができる。
ステップS13において、スイッチSW_DC_P,Nと、スイッチSW_DUT_P_Nと、スイッチDUT_O_PとがONとされ、他のスイッチがOFFとされることによって経路P2が実現されると、ダイオードD1に電圧が発生する。これにより、ダイオードD1のON電圧を測定することができる。
ステップS14において、スイッチSW_DC_P,Nと、スイッチSW_DUT_O_Pと、スイッチSW_DUT_N_NとがONとされ、他のスイッチがOFFとされることによって経路P3が実現されると、トランジスタQ2に電圧が発生する。これにより、トランジスタQ2のON電圧を測定することができる。
ステップS15において、スイッチSW_DC_P,Nと、スイッチDUT_O_Nと、スイッチSW_DUT_N_PとがONとされ、他のスイッチがOFFとされることによって経路P4が実現されると、ダイオードD2に電圧が発生する。これにより、ダイオードD2のON電圧を測定することができる。
ステップS16において、全てのスイッチがOFFとされる。
以上説明したように、切離し回路136によれば、各スイッチを切り替えることによって、トランジスタQ1,Q2およびダイオードD1,D2の全ての素子のON電圧を測定することができる。
[切替え回路の詳細構成]
次に、切替え回路150の詳細構成について、図23を参照して説明する。図23に示されるように、切替え回路150は、複数のスイッチを含む。スイッチSW_AC_G1およびスイッチSW_AC_E1の各々は、主に、トランジスタQ1のゲートおよびエミッタ(制御電極81(G),81(E))と駆動回路125との電気的な接続・非接続をそれぞれ切り替えるために用いられる。スイッチSW_AC_G2およびスイッチSW_AC_E2の各々は、主に、トランジスタQ2のゲートおよびエミッタ(制御電極82(G),82(E))と駆動回路125との電気的な接続・非接続をそれぞれ切り替えるために用いられる。スイッチSW_DC_G1およびスイッチSW_DC_E1の各々は、主に、トランジスタQ1のゲートおよびエミッタと駆動回路135との電気的な接続・非接続をそれぞれ切り替えるために用いられる。スイッチSW_DC_G2およびスイッチSW_DC_E2の各々は、主に、トランジスタQ2のゲートおよびエミッタと駆動回路135との電気的な接続・非接続をそれぞれ切り替えるために用いられる。各スイッチは、たとえば、切替え回路150に含まれる図示しない制御回路によって制御される。制御回路は、たとえば、制御部45(または制御部95)からの制御信号を受けて、各スイッチを制御する。これにより、プローブ21〜23、プローブ31〜33、プローブ51,52の動作と、切替え回路150の動作とが連動する。
図24は、切替え回路150の各スイッチのON・OFFと、動特性試験機120の駆動回路125および静特性試験機130の駆動回路135の動作状態との関係を示すタイミングチャートである。
ステップS21においては、動特性試験および静特性試験による測定が開始される前の状態であり、各スイッチは非導通状態(OFF)とされており、駆動回路125および駆動回路135は動作していない。
ステップS22において、スイッチSW_AC_G1、スイッチSW_AC_E1、スイッチSW_AC_G2およびスイッチSW_AC_E2(スイッチSW_AC_G1,E1,G2,E2)がONとされ、他のスイッチがOFFとされる。また、駆動回路125が動作する。これにより、動特性試験が実施される。
ステップS23において、スイッチSW_DC_G1、スイッチSW_DC_E1、スイッチSW_DC_G2およびスイッチSW_DC_E2(スイッチSW_DC_G1,E1,G2,E2)がONとされ、他のスイッチがOFFとされる。また、駆動回路135が動作する。これにより静特性試験が実施される。
ステップS24において、動特性試験および静特性試験による測定が終了したことに応じて、全てのスイッチがOFFとされる。また、駆動回路125および駆動回路135は動作していない。
以上説明したように、切替え回路150によれば、駆動回路125および駆動回路135と、DUT60との接続を切り替えることによって、動特性試験および静特性試験を連続して実施することができる。なお、動特性試験および静特性試験が実施される順序はとくに限定されるものではない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、制御装置40,90によって、プローブ21〜23、プローブ31〜33、プローブ51,52およびステージ11,16の各要素を上下方向に移動させるものとして説明したが、制御装置40,90による各要素の移動方向は上下方向に限定されるものではない。各要素の移動方向は、プローブ21〜23およびプローブ31〜33と、電極70,75との距離を変えることによって動特性試験状態と静特性試験状態を切り替えることが可能な方向であればよい。同様の趣旨を逸脱しない範囲において、プローブ21〜23の位置と、プローブ31〜33の位置とは、互いに入れ替えられていてもよい。たとえば、DUTに対する各プローブの位置が上下に反転されてもよい。
また、上記実施形態では、DUT60,65が、一相のインバータ回路の上下アームとしてのパワーモジュールである場合について説明したが、被試験デバイスは、そのようなパワーモジュールに限定されるものではない。たとえば、二相以上のインバータ回路の上下アームとしてのパワーモジュールについても、それに合わせてプローブの数および形状等を変更することによって、検査、つまり動特性試験および静特性試験を実施することが可能である。
21〜23…プローブ(第1プローブ)、31〜33…プローブ(第2プローブ)、40,90…制御装置、60,65…DUT(被試験デバイス)、70、75…電極、100〜106…検査装置、120…動特性試験機、130…静特性試験機、136…切離し回路。

Claims (9)

  1. 被試験デバイスが載置されるステージと、
    前記被試験デバイスの電極を、動特性試験を実施するための動特性試験機に電気的に接続するための動特性試験プローブと、
    前記電極を、静特性試験を実施するための静特性試験機に電気的に接続するための静特性試験プローブと、
    前記ステージ、前記動特性試験プローブ、および前記静特性試験プローブの少なくとも1つを移動させることによる位置制御を実行する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記動特性試験が実施されるときには前記動特性試験プローブが前記電極に接触する動特性試験状態となるように前記位置制御を実行し、前記静特性試験が実施されるときには前記動特性試験プローブが前記電極から離間する一方で前記静特性試験プローブが前記電極に接触する静特性試験状態となるように、前記位置制御を実行する、検査装置。
  2. 前記静特性試験プローブと前記静特性試験機とを電気的に切り離す切離し回路をさらに備え、
    前記制御装置は、前記動特性試験状態として、前記動特性試験プローブおよび前記静特性試験プローブがいずれも前記電極に接触している状態となるように前記位置制御を実行し、
    前記切離し回路は、前記動特性試験が実施されるときに前記静特性試験プローブと前記静特性試験機とを電気的に切り離す、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記動特性試験プローブおよび前記静特性試験プローブは、前記被試験デバイスの下側から前記電極に接触するように配置され、
    前記制御装置は、前記動特性試験プローブを上下方向に移動させることによって、前記動特性試験プローブ、前記静特性試験プローブおよび前記電極の接触状態を、前記動特性試験状態および前記静特性試験状態の間で切り替える、請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 前記動特性試験プローブは、前記被試験デバイスの下側から前記電極に接触するように配置され、
    前記静特性試験プローブは、前記被試験デバイスの上側から前記電極に接触するように配置され、
    前記制御装置は、前記静特性試験プローブおよび前記動特性試験プローブを上下方向に移動させることによって、前記動特性試験プローブ、前記静特性試験プローブおよび前記電極の接触状態を、前記動特性試験状態および前記静特性試験状態の間で切り替える、請求項1または2に記載の検査装置。
  5. 前記動特性試験プローブは、前記被試験デバイスの下側から前記電極に接触するように配置され、
    前記静特性試験プローブは、前記被試験デバイスの上側から前記電極に接触するように配置され、
    前記制御装置は、前記ステージを上下方向に移動させることによって、前記動特性試験プローブ、前記静特性試験プローブおよび前記電極の接触状態を、前記動特性試験状態および前記静特性試験状態の間で切り替える、請求項1または2に記載の検査装置。
  6. 前記動特性試験プローブおよび前記静特性試験プローブは、前記被試験デバイスの上側から前記電極に接触するように配置され、
    前記制御装置は、前記ステージおよび動特性試験プローブを上下方向に移動させることによって、前記動特性試験プローブ、前記静特性試験プローブおよび前記電極の接触状態を、前記動特性試験状態および前記静特性試験状態の間で切り替える、請求項1または2に記載の検査装置。
  7. 前記静特性試験プローブは、上下方向に伸縮可能なスプリングプローブであって、前記被試験デバイスの上側から前記電極に接触するように配置され、
    前記動特性試験プローブは、前記動特性試験プローブの先端が前記静特性試験プローブの先端よりも上方に位置し、前記被試験デバイスの上側から前記電極に接触するように配置され、
    前記制御装置は、前記ステージを上下方向に移動させることによって、前記動特性試験プローブ、前記静特性試験プローブおよび前記電極の接触状態を、前記動特性試験状態および前記静特性試験状態の間で切り替える、請求項1または2に記載の検査装置。
  8. 前記動特性試験プローブおよび前記静特性試験プローブは、前記被試験デバイスの上側から前記電極に接触するように配置され、
    前記制御装置は、前記動特性試験プローブおよび前記静特性試験プローブを上下方向に移動させることによって、前記動特性試験プローブ、前記静特性試験プローブおよび前記電極の接触状態を、前記動特性試験状態および前記静特性試験状態の間で切り替える、請求項1または2に記載の検査装置。
  9. 動特性試験プローブを被試験デバイスの電極に接触させて動特性試験を実施する動特性試験工程と、
    静特性試験プローブを前記電極に接触させて静特性試験を実施する静特性試験工程と、
    を含み、
    前記静特性試験工程では、前記動特性試験プローブが前記電極から離間するように、前記被試験デバイスが載置されたステージ、前記動特性試験プローブ、および前記静特性試験プローブの少なくとも1つを移動させることによる位置制御が実行される、検査方法。
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