JP2016205679A - 廃熱回収システム及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 廃熱回収装置の下流側の付帯設備における酸腐食を効果的に抑制することを可能とする廃熱回収システムを提供する。【解決手段】 ボイラの廃熱を回収するための廃熱回収システムであって、ボイラから排出された排ガスが流れる排ガスラインと、排ガスラインに設けられ、排ガスと熱媒体との熱交換によって排ガスからの熱回収を行うよう構成された廃熱回収装置と、廃熱回収装置の上流側で排ガスラインから分岐し、廃熱回収装置の下流側で排ガスラインに合流する排ガスバイパスラインと、排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流量と排ガスラインから排ガスバイパスラインへの排ガスの流量とを調節可能な排ガス流量調節装置と、を備える。【選択図】 図1

Description

本開示は、ボイラの廃熱を回収するための廃熱回収システム及びその運転方法に関する。
ボイラによって燃焼される石油等の燃料には硫黄等の腐食成分が含まれている。このため、ボイラの排ガスの温度が酸露点を下回ると、亜硫酸ガス(SO)およびSOが硫酸となって結露し、結露した硫酸によって排ガスが通過する設備に酸腐食が生じてしまう。
特許文献1には、廃熱回収ボイラ内を流れる排ガス中の腐食成分の含有率が変化する場合でも、廃熱回収ボイラでの廃熱回収率を向上させるとともに給水予熱器の酸腐食を防止することを目的とした廃熱回収システムが開示されている。
特許文献1に記載の廃熱回収システムでは、廃熱回収ボイラ内を通過する排ガスの酸露点が高い場合には、給水ポンプ等からの給水が給水予熱器をバイパスするように給水流路を切り替えることで、排ガスと接触する給水予熱器の表面温度が酸露点以下にならないようにしている。一方、排ガスの酸露点温度が低い場合には、給水が給水予熱器内に流れるように給水流路を切り替えることで、廃熱回収率の向上を図っている。
特開2002/364802号
特許文献1に記載の廃熱回収システムでは、給水ポンプからの被加熱水が給水予熱器(廃熱回収装置)をバイパスするようにバイパス弁を開いて給水予熱器入口弁を閉じても、給水予熱器内には依然として被加熱水が残存しているため、給水予熱器の温度が排ガスの温度と等しい温度に上昇するまでは、排ガスが給水加熱器に冷却されることとなる。このため、被加熱水をバイパスさせても給水加熱器との熱交換による排ガスの温度低下を速やかに回避することができず、給水加熱器の下流側の付帯設備(排ガスが流れるダクトや煙突等の設備)における酸腐食を効果的に抑制することが困難であった。
本発明は、上述したような従来の課題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、廃熱回収装置の下流側の付帯設備における酸腐食を効果的に抑制することを可能とする廃熱回収システム、及びその運転方法を提供することである。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る廃熱回収システムは、ボイラの廃熱を回収するための廃熱回収システムであって、前記ボイラから排出された排ガスが流れる排ガスラインと、前記排ガスラインに設けられ、前記排ガスと熱媒体との熱交換によって前記排ガスからの熱回収を行うよう構成された廃熱回収装置と、前記廃熱回収装置の上流側で前記排ガスラインから分岐し、前記廃熱回収装置の下流側で前記排ガスラインに合流する排ガスバイパスラインと、前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを調節可能な排ガス流量調節装置と、を備える。
上記(1)に記載の廃熱回収システムでは、廃熱回収装置を通る排ガスは、廃熱回収装置の熱交換部との熱交換によってその温度が低下する。これに対し、排ガスバイパスラインを通る排ガスは、上記熱交換部との熱交換が行われないため、温度を維持したまま排ガスラインに合流する。このため、排ガス流量調節装置によって排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流量と排ガスラインから排ガスバイパスラインへの排ガスの流量とを調節することにより、排ガスラインと排ガスバイパスラインとの合流位置より下流側を流れる排ガスの温度を速やかに調節することができる。これにより、排ガスラインと排ガスバイパスラインとの合流位置の下流側の排ガスの温度を酸露点を下回らないように速やかに調節することが可能となり、廃熱回収装置の下流側の付帯設備(ダクトや煙突等)における酸腐食を効果的に抑制することが可能となる。
また、上記(1)に記載の廃熱回収システムでは、排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流れを閉止するとともに排ガスラインから排ガスバイパスラインへの排ガスの流れを許容するように排ガス流量調節装置を調節すれば、ボイラが運転している状態で廃熱回収装置に対する洗浄液による洗浄を行っても、排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流れが閉止されているため、排ガスの流れに起因する洗浄液の飛散を防ぐことができる。このため、ボイラの運転を停止させることなく廃熱回収装置を洗浄でき、且つ洗浄液の飛散に起因する廃熱回収装置の下流側の付帯設備における腐食を抑制することが可能となる。
なお、上記(1)における「前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを調節可能な排ガス流量調節装置」は、排ガスラインを流れる排ガスの流入先を廃熱回収装置とバイパスラインとに切り替える機能のみを有していてもよいし、排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの分配量と排ガスラインからバイパスラインへの排ガスの分配量とを調節可能に構成されていてもよい。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の廃熱回収システムにおいて、前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の下流側に設けられ、前記排ガスのSOx濃度を計測可能に構成されたSOx計と、前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の下流側に設けられ、前記排ガスの温度を計測可能に構成された温度計と、前記SOx計によって計測された前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスのSOx濃度と、前記温度計によって計測された前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスの温度と、に基づいて、前記排ガス流量調節装置を制御するよう構成された制御装置と、を更に備える。
上記(2)に記載の廃熱回収システムによれば、SOx計によって計測された廃熱回収装置の下流側における排ガスのSOx濃度と、温度計によって計測された廃熱回収装置の下流側における前記排ガスの温度と、に基づいて前記排ガス流量調節装置を制御することにより、排ガスラインと排ガスバイパスラインとの合流位置の下流側における排ガスの温度を酸露点を下回らないように調節することが可能となる。これにより、廃熱回収装置の下流側の付帯設備における酸腐食を効果的に抑制することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の廃熱回収システムにおいて、前記制御装置は、前記SOx計によって計測された前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスのSOx濃度に基づいて前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスの酸露点を推定するよう構成された酸露点推定部を含み、前記制御装置は、前記酸露点推定部で推定された前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの酸露点と、前記温度計で計測された前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの温度と、に基づいて、前記排ガス流量調節装置を制御するよう構成される。
上記(3)に記載の廃熱回収システムによれば、酸露点推定部で推定された前記廃熱回収装置の下流側での排ガスの酸露点と、温度計で計測された廃熱回収装置の下流側での排ガスの温度と、に基づいて前記排ガス流量調節装置を制御することにより、排ガスラインと排ガスバイパスラインとの合流位置の下流側における排ガスの温度を酸露点を下回らないように調節することが可能となる。これにより、廃熱回収装置の下流側の付帯設備における酸腐食を効果的に抑制することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の廃熱回収システムにおいて、前記熱交換部を流れる前記熱媒体の流量を調節する熱媒体流量調節装置を更に備え、前記制御装置は、前記酸露点推定部で推定された前記廃熱回収装置の下流側での酸露点と、前記温度計で計測された前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの温度と、に基づいて、前記熱媒体流量調節装置を制御するように構成される。
上記(4)に記載の廃熱回収システムでは、熱交換部を流れる熱媒体の流量が多くなるほど熱媒体による排ガスからの熱回収量を増加させることができる。このため、酸露点推定部で推定された廃熱回収装置の下流側での酸露点と、温度計で計測された廃熱回収装置の下流側での排ガスの温度と、に基づいて熱媒体流量調節装置を制御することにより、廃熱回収装置の下流側の付帯設備における酸腐食を抑制することのできる範囲、すなわち廃熱回収装置の下流側における排ガスの温度が酸露点を下回らない範囲で最大限の熱回収を行うことが可能となる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の廃熱回収システムにおいて、前記廃熱回収装置の熱交換部に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置を更に備える。
上記(5)に記載の廃熱回収システムによれば、排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流れを閉止するとともに排ガスラインから排ガスバイパスラインへの排ガスの流れを許容するように排ガス流量調節装置を調節すれば、ボイラが運転している状態で洗浄液噴射装置による廃熱回収装置の洗浄を行っても、排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流れが閉止されているため、排ガスの流れに起因する洗浄液の飛散を防ぐことができる。このため、ボイラの運転を停止させることなく廃熱回収装置を洗浄でき、且つ洗浄液の飛散に起因する廃熱回収装置の下流側の付帯設備における腐食を抑制することが可能となる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(5)に記載の廃熱回収システムにおいて、前記廃熱回収装置のうち前記熱交換部よりも下流側の部分に、排ガスの流れを上方に向ける立ち上がり部が設けられる。
上記(6)に記載の廃熱回収システムによれば、洗浄液噴射装置によって噴射されて熱交換部を洗浄した後の洗浄水が、廃熱回収装置を流れる排ガスによって廃熱回収装置の下流側へ飛散することが抑制される。したがって、該飛散に起因する立ち上がり部の下流側の設備の腐食を抑制することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(5)又は(6)に記載の廃熱回収システムにおいて、前記排ガスラインのうち前記バイパスラインの合流位置と前記廃熱回収装置との間の流路に、前記排ガスの流れを上方に向ける立ち上がり部が設けられる。
上記(7)に記載の廃熱回収システムによれば、洗浄液噴射装置によって噴射されて熱交換部を洗浄した後の洗浄水が、排ガスラインを流れる排ガスによって排ガスラインのうちバイパスラインの合流位置の下流側へ飛散することが抑制される。したがって、該飛散に起因する立ち上がり部の下流側の設備の腐食を抑制することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(5)又は(6)に記載の廃熱回収システムにおいて、前記排ガス流量調節装置を制御するよう構成された制御装置を備え、前記制御装置は、前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への流れを閉止するとともに前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの流れを許容するように前記排ガス流量調節装置を制御するバイパスモードを実行可能に構成され、前記制御装置は、前記バイパスモードの実行中に、前記洗浄液噴射装置を制御して前記熱交換部に洗浄液を噴射させるよう構成される。
上記(8)に記載の廃熱回収システムによれば、バイパスモードの実行中には、排ガスラインから廃熱回収装置への流れが閉止されているため、洗浄液噴射装置によって熱交換部に噴射した洗浄水が、排ガスによって廃熱回収装置の下流側へ飛散することがない。このため、洗浄水の飛散に起因する廃熱回収装置の下流側の設備の腐食を抑制することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)に記載の廃熱回収システムにおいて、前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の上流側の圧力と前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の下流側の圧力との差圧を検出する差圧計を更に備え、前記制御装置は、前記差圧計によって計測した前記差圧が基準差圧を超えた場合に、前記バイパスモードを実行するよう構成される。
廃熱回収装置の熱交換部を構成する伝熱管には、累積使用時間の増大に伴って煤塵等に起因する汚れが堆積する。汚れの堆積によって流路面積が減少すると熱交換部のドラフト損失が増加するため、差圧計によって計測した廃熱回収装置の下流側の圧力との差圧(廃熱回収装置の前後差圧)は、熱交換部の洗浄の要否を判定するための指標にすることができる。そこで、上記(9)に記載のように廃熱回収装置の前後差圧が基準差圧を超えた場合にバイパスモードを実行することにより、熱交換部の洗浄が必要となったタイミングで、バイパスモードの実行とともに自動的に洗浄液噴射装置による熱交換部への洗浄水の噴射が開始されるため、熱交換部の伝熱性能の低下を効果的に抑制しつつ、洗浄水が排ガスによって廃熱回収装置の下流側へ飛散することを抑制することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(8)又は(9)に記載の廃熱回収システムにおいて、前記熱交換部の入口側での前記熱媒体の温度を計測する入口側温度計と、前記熱交換部の出口側での前記熱媒体の温度を計測する出口側温度計と、を更に備え、前記制御装置は、前記入口側温度計の計測結果と前記出口側温度計の計測結果に基づいて算出される熱吸収量が基準量を下回った場合に、前記バイパスモードを実行するよう構成される。
廃熱回収装置の熱交換部を構成する伝熱管には、累積使用時間の増大に伴って煤塵等に起因する汚れが堆積する。汚れが堆積すると熱交換部の伝熱性能が低下するため、熱交換部での被加熱水の熱吸収量は、熱交換部の洗浄の要否を判定するための指標にすることができる。そこで、上記(10)に記載のように熱交換部での被加熱水の熱吸収量が基準量を下回った場合にバイパスモードを実行することにより、熱交換部の洗浄が必要となったタイミングで、バイパスモードの実行とともに自動的に洗浄液噴射装置による熱交換部への洗浄水の噴射が開始されるため、熱交換部の伝熱性能の低下を効果的に抑制しつつ、洗浄水が排ガスによって廃熱回収装置の下流側へ飛散することを抑制することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(10)の何れか1項に記載の廃熱回収システムにおいて、前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の下流側に設けられ前記排ガスの含有水分量を計測する水分計と、前記水分計によって計測した前記排ガスの含有水分量が閾値を超えた場合、前記熱交換部から前記熱媒体が漏洩していると判定する漏洩判定部と、を備える。
熱交換部から被加熱水が漏洩すると、熱交換部を通過した排ガスの含有水分量が増加するため、水分計によって計測した含有水分量は、腐食によって熱交換部から被加熱水が漏洩しているか否かを判定するための指標にすることができる。そこで、上記(11)に記載のように水分計によって計測した含有水分量が閾値を超えた場合に熱交換部から被加熱水が漏洩していると判定することで、熱交換部からの被加熱水の漏洩を速やかに精度よく判定することができる。これにより、廃熱回収装置に必要なメンテナンスを速やかに行うことができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(11)の何れか1項に記載の廃熱回収システムにおいて、前記排ガス流量調節装置は、前記排ガスラインのうち前記排ガスバイパスラインの分岐位置より下流側かつ前記排ガスバイパスラインの合流位置より上流側の流路に設けられた廃熱回収側ダンパ装置と、前記排ガスバイパスラインに設けられたバイパス側ダンパ装置と、を含む。
上記(12)に記載の廃熱回収システムによれば、廃熱回収側ダンパ装置及びバイパス側ダンパ装置によって排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流量と排ガスラインから排ガスバイパスラインへの排ガスの流量とを調節することにより、排ガスラインと排ガスバイパスラインとの合流位置より下流側を流れる排ガスの温度を速やかに調節することができる。これにより、排ガスラインと排ガスバイパスラインとの合流位置の下流側の排ガスの温度を酸露点を下回らないように速やかに調節することが可能となり、廃熱回収装置の下流側の付帯設備(ダクトや煙突等)における酸腐食を効果的に抑制することが可能となる。
また、上記(12)に記載の廃熱回収システムでは、排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流れを閉止するとともに排ガスラインから排ガスバイパスラインへの排ガスの流れを許容するように廃熱回収側ダンパ装置及びバイパス側ダンパ装置を調節すれば、ボイラが運転している状態で廃熱回収装置に対する洗浄液による洗浄を行っても、排ガスラインから廃熱回収装置への排ガスの流れが閉止されているため、排ガスの流れに起因する洗浄液の飛散を防ぐことができる。このため、ボイラの運転を停止させることなく廃熱回収装置を洗浄でき、且つ洗浄液の飛散に起因する廃熱回収装置の下流側の付帯設備における腐食を抑制することが可能となる。
(13)本発明の少なくとも一実施形態に係る廃熱回収システムは、ボイラの廃熱を回収するための廃熱回収システムの運転方法であって、前記廃熱回収システムは、前記ボイラから排出された排ガスが流れる排ガスラインと、前記排ガスラインに設けられ、前記排ガスと熱媒体との熱交換によって前記排ガスからの熱回収を行うよう構成された廃熱回収装置と、前記廃熱回収装置の上流側で前記排ガスラインから分岐し、前記廃熱回収装置の下流側で前記排ガスラインに合流する排ガスバイパスラインと、前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを調節可能な排ガス流量調節装置と、を備え、前記廃熱回収システムの運転方法は、前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスのSOx濃度に基づいて前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスの酸露点を推定する酸露点推定ステップと、前記酸露点推定ステップで推定された前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの酸露点と、前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの温度と、に基づいて、前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを前記排ガス流量調節装置によって調節する排ガス流量調節ステップと、を含む。
上記(13)に記載の廃熱回収システムの運転方法によれば、酸露点推定ステップで推定された廃熱回収装置の下流側での排ガスの酸露点と、廃熱回収装置の下流側での排ガスの温度と、に基づいて排ガス流量調節装置を制御することにより、排ガスラインと排ガスバイパスラインとの合流位置の下流側における排ガスの温度を酸露点を下回らないように調節することが可能となる。これにより、廃熱回収装置の下流側の付帯設備における酸腐食を効果的に抑制することができる。
(14)本発明の少なくとも一実施形態に係る廃熱回収システムは、ボイラの廃熱を回収するための廃熱回収システムの運転方法であって、前記廃熱回収システムは、前記ボイラから排出された排ガスが流れる排ガスラインと、前記排ガスラインに設けられ、前記排ガスと熱媒体との熱交換によって前記排ガスからの熱回収を行うよう構成された廃熱回収装置と、前記廃熱回収装置の上流側で前記排ガスラインから分岐し、前記廃熱回収装置の下流側で前記排ガスラインに合流する排ガスバイパスラインと、前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを調節可能な排ガス流量調節装置と、前記廃熱回収装置の熱交換部に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置と、を備え、前記廃熱回収システムの運転方法は、前記排ガス流量調節装置によって前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への流れを閉止するとともに前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの流れを許容するバイパスステップと、前記排ガス流量調節装置によって前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への流れを閉止するとともに前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの流れを許容した状態において、前記洗浄液噴射装置によって前記熱交換部に洗浄液を噴射する洗浄液噴射ステップとを含む。
上記(14)に記載の廃熱回収システムの運転方法によれば、洗浄液噴射ステップにおける洗浄液の噴射時に、排ガス流量調節装置によって前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への流れが閉止されているため、洗浄液噴射装置によって熱交換部に噴射した洗浄水が、排ガスによって廃熱回収装置の下流側へ飛散することがない。このため、洗浄水の飛散に起因する廃熱回収装置の下流側の設備の腐食を抑制することができる。また、洗浄液噴射ステップにおける洗浄液の噴射時に、前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの流れが許容されているため、ボイラの運転を停止させることなく廃熱回収装置を洗浄できる。このように、上記(14)に記載の廃熱回収システムの運転方法によれば、ボイラの運転を停止させることなく廃熱回収装置を洗浄でき、且つ洗浄液の飛散に起因する廃熱回収装置の下流側の付帯設備における腐食を抑制することが可能となる。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、廃熱回収装置の下流側の付帯設備における酸腐食を効果的に抑制することを可能とする廃熱回収システム、及びその運転方法が提供される。
一実施形態に係る廃熱回収システム100の構成を示す模式図である。 廃熱回収システム100の一部の一構成例を示す模式図である。 廃熱回収システム100の一部の一構成例を示す模式図である。 図1に示した制御装置の一構成例を示すブロック図である。 廃熱回収システム100における廃熱回収モードを説明するための模式図である。 廃熱回収システム100におけるバイパスモードを説明するための模式図である。 廃熱回収モードとバイパスモードの何れを実行するかを判定するフローの一例を示す図である。 一実施形態に係る廃熱回収システム200の構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、一実施形態に係る廃熱回収システム100の構成を示す模式図である。図1に示す廃熱回収システム100は、排ガスライン2、廃熱回収装置4、排ガスバイパスライン6、排ガス流量調節装置8、給水装置10、脱気器12、洗浄液噴射装置14、排水装置16、制御装置18、SOx計20、下流側温度計22、差圧計24、入口側温度計26、出口側温度計28、及び水分計30を備えており、不図示のボイラの廃熱を回収可能に構成されている。
排ガスライン2は、ボイラから排出された排ガスが流れるよう構成されている。図1には、不図示の節炭器の下流側且つ不図示の煙突の上流側の排ガスライン2を示している。
廃熱回収装置4は、排ガスライン2に設けられ、排ガスと熱媒体との熱交換によって排ガスからの熱回収を行うよう構成されている。図示する形態では、給水装置10が備える給水タンク32に貯留された熱媒体としての被加熱水がポンプ34によって廃熱回収装置4の熱交換部36に供給される。ポンプ34は、廃熱回収装置4の熱交換部36を流れる熱媒体の流量を調節する熱媒体流量調節装置として機能する。熱交換部36に供給された被加熱水は、排ガスとの熱交換を行った後、脱気器12に供給されて溶存酸素ガスを除去され、ポンプ38によって節炭器へ供給される。
排ガスバイパスライン6は、廃熱回収装置4の上流側で排ガスライン2から分岐し、廃熱回収装置4の下流側で排ガスライン2に合流している。
排ガス流量調節装置8は、排ガスライン2のうち排ガスバイパスライン6の分岐位置P1より下流側かつ排ガスバイパスライン6の合流位置P2より上流側の流路(以下、廃熱回収ライン40という。)に設けられた廃熱回収側ダンパ装置42と、排ガスバイパスライン6に設けられたバイパス側ダンパ装置44と、を含む。廃熱回収側ダンパ装置42は、廃熱回収ライン40における廃熱回収装置4の上流側に設けられた上流側ダンパ42Aと、廃熱回収ライン40における廃熱回収装置4の下流側に設けられた下流側ダンパ42Bとを含む。かかる排ガス流量調節装置8は、廃熱回収側ダンパ装置42(上流側ダンパ42A及び下流側ダンパ42B)及びバイパス側ダンパ装置44によって、排ガスライン2から廃熱回収装置4への排ガスの流量と排ガスライン2から排ガスバイパスライン6への排ガスの流量とを調節可能に構成されている。
洗浄液噴射装置14は、洗浄液噴射部46、ポンプ48及び水洗水タンク50を含む。洗浄液噴射部46は、廃熱回収装置4の熱交換部36に洗浄液としての水(水洗水)を噴射することにより熱交換部36を洗浄するよう構成されている。洗浄液噴射部46には、水洗水タンク50に貯留された水がポンプ48によって供給される。
排水装置16は、ポンプ49及び排水タンク52を含む。洗浄液噴射装置14によって熱交換部36に噴射された水は、廃熱回収装置4から排水されて排水タンク52に貯留された後、ポンプ49によって廃熱回収システム100の外に排水される。
SOx計20は、排ガスライン2における廃熱回収装置4の下流側に設けられ、排ガスのSOx濃度を計測可能に構成されている。下流側温度計22は、排ガスライン2における廃熱回収装置4の下流側に設けられ、排ガスの温度を計測可能に構成されている。差圧計24は、廃熱回収ライン40における廃熱回収装置4の上流側の圧力と廃熱回収ライン40における廃熱回収装置4の下流側の圧力との差圧(廃熱回収装置4の前後差圧)を計測可能に構成されている。入口側温度計26は、熱交換部36の入口側での熱媒体の温度を計測可能に構成されている。出口側温度計28は、熱交換部36の出口側での熱媒体の温度を計測可能に構成されている。水分計30は、排ガスライン2における廃熱回収装置4の下流側に設けられ、排ガスの含有水分量を計測可能に構成されている。
上記廃熱回収システム100では、廃熱回収装置4を通る排ガスは、廃熱回収装置4の熱交換部36との熱交換によってその温度が低下する。これに対し、排ガスバイパスライン6を通る排ガスは、上記熱交換部36との熱交換が行われないため、温度を維持したまま排ガスライン2に合流する。このため、排ガス流量調節装置8によって排ガスライン2から廃熱回収装置4への排ガスの流量と排ガスライン2から排ガスバイパスライン6への排ガスの流量とを調節することにより、排ガスライン2と排ガスバイパスライン6との合流位置P2より下流側を流れる排ガスの温度を速やかに調節することができる。これにより、排ガスライン2と排ガスバイパスライン6との合流位置P2の下流側の排ガスの温度を酸露点を下回らないように速やかに調節することが可能となり、廃熱回収装置4の下流側の付帯設備(ダクトや煙突等)における酸腐食を効果的に抑制することが可能となる。
図2は、図1に示した廃熱回収システム100の一部の一構成例を模式的に示す図である。一実施形態では、図2に示すように、廃熱回収装置4のうち熱交換部36よりも下流側の部分に、排ガスの流れを上方に向ける立ち上がり部54が設けられていてもよい。これにより、洗浄液噴射装置14によって噴射されて熱交換部36を洗浄した後の洗浄水が、廃熱回収装置4を流れる排ガスによって廃熱回収装置4の下流側へ飛散することが抑制される。したがって、該飛散に起因する立ち上がり部54の下流側の設備の腐食を抑制することができる。
図3は、図1に示した廃熱回収システム100の一部の一構成例を模式的に示す図である。一実施形態では、図3に示すように、排ガスライン2のうち、排ガスバイパスライン6の合流位置P2と廃熱回収装置4との間の流路に、排ガスの流れを上方に向ける立ち上がり部54が設けられていてもよい。これにより、洗浄液噴射装置14によって噴射されて熱交換部36を洗浄した後の洗浄水が、排ガスライン2を流れる排ガスによって排ガスライン2のうち排ガスバイパスライン6の合流位置P2の下流側へ飛散することが抑制される。したがって、該飛散に起因する立ち上がり部54の下流側の設備の腐食を抑制することができる。
図4は、図1に示した制御装置18の一構成例を示すブロック図である。図4に示す制御装置18は、排ガス流量調節装置制御部56、ポンプ制御部58、酸露点推定部60、及び漏洩判定部62を含む。
排ガス流量調節装置制御部56は、図1に示した排ガス流量調節装置8における廃熱回収側ダンパ装置42(上流側ダンパ42A及び下流側ダンパ42B)及びバイパス側ダンパ装置44を制御することにより、排ガスライン2から廃熱回収装置4への排ガスの流量と排ガスライン2から排ガスバイパスライン6への排ガスの流量とを調節するよう構成されている。排ガス流量調節装置制御部56は、廃熱回収モード及びバイパスモードを実行可能に構成されている。
廃熱回収モードは、排ガスライン2から排ガスバイパスライン6への排ガスの流れを閉止するとともに排ガスライン2から廃熱回収装置4への流れを許容するよう排ガス流量調節装置8を制御するモードであり、例えば廃熱回収側ダンパ装置42(上流側ダンパ42A及び下流側ダンパ42B)を全開にするとともにバイパス側ダンパ装置44を全閉にすることで実現される(図5Aに示す状態)。
バイパスモードは、排ガスライン2から廃熱回収装置4への排ガスの流れを閉止するとともに排ガスライン2から排ガスバイパスライン6への排ガスの流れを許容するように排ガス流量調節装置8を制御するモードであり、例えば廃熱回収側ダンパ装置42(上流側ダンパ42A及び下流側ダンパ42B)を全閉にするとともにバイパス側ダンパ装置44を全開にすることで実現される(図5Bに示す状態)。
酸露点推定部60は、SOx計20によって計測された廃熱回収装置4の下流側における排ガスのSOx濃度に基づいて廃熱回収装置4の下流側における排ガスの酸露点Tdを推定するよう構成されている。
排ガス流量調節装置制御部56は、酸露点推定部60で推定された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの酸露点Tdと、下流側温度計22で計測された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tと、に基づいて、排ガス流量調節装置8を制御するよう構成されている。例えば、排ガス流量調節装置制御部56は、下流側温度計22で計測された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tが、酸露点推定部60で推定された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの酸露点Tdに対応する基準温度Tth以上である場合に廃熱回収モードを実行し、下流側温度計で計測された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tが、基準温度Tthを下回った場合にバイパスモードを実行するよう構成されていてもよい。これにより、廃熱回収装置4の下流側における排ガスの温度Tを酸露点Tdを下回らないように調節することが可能となり、廃熱回収装置4の下流側の付帯設備における酸腐食を効果的に抑制することができる。なお、上記基準温度Tthは、酸露点Tdに対してマージンを加味して、酸露点Tdよりも高い温度を設定してもよい。
ポンプ制御部58は、ポンプ34,38,48,49を制御するよう構成されている。ポンプ制御部58は、給水装置10のポンプ34を制御することにより、廃熱回収装置4の熱交換部36を流れる熱媒体の流量を調節するよう構成されている。ポンプ制御部58は、洗浄液噴射装置14のポンプ48を制御することにより、洗浄液噴射部46から熱交換部36に洗浄水を噴射させるよう構成されている。ポンプ制御部58は、排水装置16のポンプ49を制御することにより、排水タンク52から洗浄後の洗浄水を排水させるよう構成されている。
ポンプ制御部58は、酸露点推定部60で推定された廃熱回収装置4の下流側での酸露点Tdと、下流側温度計22で計測された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tと、に基づいて、給水装置10のポンプ34を制御するように構成されている。ポンプ制御部58は、例えば、下流側温度計22で計測された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tが、酸露点推定部60で推定された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの酸露点Tdに対応する基準温度Tth以上である場合に、下流側温度計22で計測された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tが、酸露点推定部60で推定された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの酸露点Tdに対応する基準温度Tthを下回る場合よりも、熱交換部36を流れる熱媒体の流量が多くなるように、給水装置10のポンプ34を制御してもよい。これにより、廃熱回収装置4の下流側の付帯設備における酸腐食を抑制可能な範囲、すなわち廃熱回収装置4の下流側における排ガスの温度Tが酸露点Tdを下回らない範囲で最大限の熱回収を行うことが可能となる。
ポンプ制御部58は、バイパスモードの実行中に、洗浄液噴射装置14のポンプ48を制御して熱交換部36に洗浄液を噴射させるよう構成されている。バイパスモードの実行中には、排ガスライン2から廃熱回収装置4への流れが閉止されているため、洗浄液噴射装置14によって熱交換部36に噴射した洗浄水が、排ガスによって廃熱回収装置4の下流側へ飛散することがない。このため、洗浄水の飛散に起因する廃熱回収装置4の下流側の設備の腐食を抑制することができる。
一実施形態では、排ガス流量調節装置制御部56は、差圧計24によって計測した差圧ΔPが基準差圧ΔPthを超えた場合に、バイパスモードを実行するよう構成されていてもよい。廃熱回収装置4の熱交換部36を構成する伝熱管には、累積使用時間の増大に伴って煤塵等に起因する汚れが堆積する。汚れの堆積によって流路面積が減少すると熱交換部36でのドラフト損失が増加するため、差圧計24によって計測した差圧ΔPthは、熱交換部36の洗浄の要否を判定するための指標にすることができる。そこで、上記のように差圧ΔPが基準差圧ΔPthを超えた場合にバイパスモードを実行することにより、熱交換部36の洗浄が必要となったタイミングで、バイパスモードの実行とともに自動的に洗浄液噴射装置14による熱交換部36への洗浄水の噴射が開始されるため、熱交換部36の伝熱性能の低下を効果的に抑制しつつ、洗浄水が排ガスによって廃熱回収装置4の下流側へ飛散することを抑制することができる。
一実施形態では、排ガス流量調節装置制御部56は、入口側温度計26の計測結果と出口側温度計28の計測結果に基づいて算出される熱交換部36での被加熱水の熱吸収量Qが基準量を下回った場合に、バイパスモードを実行するよう構成されてもよい。廃熱回収装置4の熱交換部36を構成する伝熱管には、累積使用時間の増大に伴って煤塵等に起因する汚れが堆積する。汚れが堆積すると熱交換部36の伝熱性能が低下するため、熱交換部36での被加熱水の熱吸収量Qは、熱交換部36の洗浄の要否を判定するための指標にすることができる。そこで、上記のように熱交換部36での被加熱水の熱吸収量Qが基準量Qthを下回った場合にバイパスモードを実行することにより、熱交換部36の洗浄が必要となったタイミングで、バイパスモードの実行とともに自動的に洗浄液噴射装置14による熱交換部36への洗浄水の噴射が開始されるため、熱交換部36の伝熱性能の低下を効果的に抑制しつつ、洗浄水が排ガスによって廃熱回収装置4の下流側へ飛散することを抑制することができる。
漏洩判定部62は、水分計30によって計測した排ガスライン2における廃熱回収装置4の下流側での排ガスの含有水分量Mが閾値Mthを超えた場合、熱交換部36から被加熱水が漏洩していると判定するよう構成されている。熱交換部36から被加熱水が漏洩すると、熱交換部36を通過した排ガスの含有水分量が増加するため、水分計30によって計測した含有水分量Mは、腐食によって熱交換部36から被加熱水が漏洩しているか否かを判定するための指標にすることができる。そこで、上記のように水分計30によって計測した含有水分量Mが閾値を超えた場合に熱交換部36から被加熱水が漏洩していると判定することで、熱交換部36からの被加熱水の漏洩を速やかに精度よく判定することができる。これにより、廃熱回収装置4に必要なメンテナンスを速やかに行うことができる。
次に、制御装置18における、廃熱回収モードとバイパスモードの何れを実行するかを判定するフローの一例を図6を用いて説明する。
まず、S11で、下流側温度計22で計測された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tが、酸露点推定部60で推定された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの酸露点Tdに対応する基準温度Tthを下回っているか否かを判定する。S11で、排ガスの温度Tが基準温度Tthを下回っていないと判定された場合は、S12で、差圧計24によって計測した廃熱回収装置4の前後差圧ΔPが基準差圧ΔPthを超えているか否かを判定する。S12で前後差圧ΔPが基準差圧ΔPthを超えていないと判定された場合は、S13で、入口側温度計26の計測結果と出口側温度計28の計測結果に基づいて算出される熱交換部36での被加熱水の熱吸収量Qが基準量Qthを下回っているか否かを判定する。S13で、熱吸収量Qが基準量Qthを下回っていないと判定された場合は、S14で、廃熱回収モードを実行し、S11に戻る。S11で排ガスの温度Tが基準温度Tthを下回っていると判定された場合、S12で前後差圧ΔPが基準差圧ΔPthを超えていると判定された場合、及び、S13で熱吸収量Qが基準量Qthを下回っていると判定された場合は、S15で、バイパスモードを実行するとともにバイパスモードの実行中に洗浄液噴射装置14による洗浄水の噴射を行う。
上記フローによれば、廃熱回収装置4の下流側における排ガスの温度Tを酸露点Tdを下回らないように調節することが可能となり、廃熱回収装置4の下流側の付帯設備における酸腐食を抑制することができる。また、熱交換部36の洗浄が必要となったタイミングで、バイパスモードの実行とともに自動的に洗浄液噴射装置14による熱交換部36への洗浄水の噴射が開始されるため、熱交換部36の伝熱性能の低下を効果的に抑制しつつ、洗浄水が排ガスによって廃熱回収装置4の下流側へ飛散することを抑制することができる。
一実施形態では、排ガス流量調節装置制御部56は、下流側温度計22で計測された廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tに基づいて、排ガスライン2を流れる排ガスを廃熱回収装置4(廃熱回収ライン40)と排ガスバイパスライン6とに分配するよう構成されていてもよい。この場合、廃熱回収装置4の下流側での排ガスの温度Tが酸露点Tdを下回らない条件下で廃熱回収装置4による熱回収量を最大化するように、廃熱回収側ダンパ装置42(上流側ダンパ42A及び下流側ダンパ42B)の開度、及びバイパス側ダンパ装置44の開度を調節することにより、廃熱回収装置4の下流側の付帯設備における酸腐食をより効果的に抑制することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、図1に示した排ガス流量調節装置8は、廃熱回収側ダンパ装置42(上流側ダンパ42A及び下流側ダンパ42B)及びバイパス側ダンパ装置44を含んでいたが、排ガス流量調節装置8の構成はこれに限らず、例えば図7に示すように、排ガスラインにおける排ガスバイパスライン6の分岐位置P1に設けられた一つの三方弁64のみで構成されていてもよい。また、図7に示す形態において、排ガス流量調節装置8は、三方弁64に加えて、排ガスバイパスライン6から廃熱回収ライン40への逆流を防ぐために、排ガスライン2における排ガスバイパスライン6の合流位置P2と廃熱回収装置4との間に設けられた下流側ダンパ42Bを含んでいてもよい。
2 排ガスライン
4 廃熱回収装置
6 排ガスバイパスライン
8 排ガス流量調節装置
10 給水装置
12 脱気器
14 洗浄液噴射装置
16 排水装置
18 制御装置
20 SOx計
22 下流側温度計
24 差圧計
26 入口側温度計
28 出口側温度計
30 水分計
32 給水タンク
34 ポンプ
36 熱交換部
38
40 廃熱回収ライン
42 廃熱回収側ダンパ装置
42A 上流側ダンパ
42B 下流側ダンパ
44 バイパス側ダンパ装置
46 洗浄液噴射部
48 ポンプ
49 ポンプ
50 水洗水タンク
52 排水タンク
54 立ち上がり部
56 排ガス流量調節装置制御部
58 ポンプ制御部
60 酸露点推定部
62 漏洩判定部
64 三方弁
100 廃熱回収システム
200 廃熱回収システム

Claims (14)

  1. ボイラの廃熱を回収するための廃熱回収システムであって、
    前記ボイラから排出された排ガスが流れる排ガスラインと、
    前記排ガスラインに設けられ、前記排ガスと熱媒体との熱交換によって前記排ガスからの熱回収を行うよう構成された廃熱回収装置と、
    前記廃熱回収装置の上流側で前記排ガスラインから分岐し、前記廃熱回収装置の下流側で前記排ガスラインに合流する排ガスバイパスラインと、
    前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを調節可能な排ガス流量調節装置と、
    を備える廃熱回収システム。
  2. 前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の下流側に設けられ、前記排ガスのSOx濃度を計測可能に構成されたSOx計と、
    前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の下流側に設けられ、前記排ガスの温度を計測可能に構成された温度計と、
    前記SOx計によって計測された前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスのSOx濃度と、前記温度計によって計測された前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスの温度と、に基づいて、前記排ガス流量調節装置を制御するよう構成された制御装置と、
    を更に備える請求項1に記載の廃熱回収システム。
  3. 前記制御装置は、前記SOx計によって計測された前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスのSOx濃度に基づいて前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスの酸露点を推定するよう構成された酸露点推定部を含み、
    前記制御装置は、前記酸露点推定部で推定された前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの酸露点と、前記温度計で計測された前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの温度と、に基づいて、前記排ガス流量調節装置を制御するよう構成された請求項2に記載の廃熱回収システム。
  4. 前記熱交換部を流れる前記熱媒体の流量を調節する熱媒体流量調節装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記酸露点推定部で推定された前記廃熱回収装置の下流側での酸露点と、前記温度計で計測された前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの温度と、に基づいて、前記熱媒体流量調節装置を制御するように構成された請求項3に記載の廃熱回収システム。
  5. 前記廃熱回収装置の熱交換部に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置を更に備える請求項1乃至4の何れか1項に記載の廃熱回収システム。
  6. 前記廃熱回収装置のうち前記熱交換部よりも下流側の部分に、前記排ガスの流れを上方に向ける立ち上がり部が設けられた請求項5に記載の廃熱回収システム。
  7. 前記排ガスラインのうち前記バイパスラインの合流位置と前記廃熱回収装置との間の流路に、前記排ガスの流れを上方に向ける立ち上がり部が設けられた請求項5に記載の廃熱回収システム。
  8. 前記排ガス流量調節装置を制御するよう構成された制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への流れを閉止するとともに前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの流れを許容するように前記排ガス流量調節装置を制御するバイパスモードを実行可能に構成され、
    前記制御装置は、前記バイパスモードの実行中に、前記洗浄液噴射装置を制御して前記熱交換部に洗浄液を噴射させるよう構成される請求項5乃至7の何れか1項に記載の廃熱回収システム。
  9. 前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の上流側の圧力と前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の下流側の圧力との差圧を検出する差圧計を更に備え、
    前記制御装置は、前記差圧計によって計測した前記差圧が基準差圧を超えた場合に、前記バイパスモードを実行するよう構成される請求項8に記載の廃熱回収システム。
  10. 前記熱交換部の入口側での前記熱媒体の温度を計測する入口側温度計と、前記熱交換部の出口側での前記熱媒体の温度を計測する出口側温度計と、を更に備え、
    前記制御装置は、前記入口側温度計の計測結果と前記出口側温度計の計測結果に基づいて算出される前記熱交換部での前記熱媒体の熱吸収量が基準量を下回った場合に、前記バイパスモードを実行するよう構成される請求項8又は9に記載の廃熱回収システム。
  11. 前記排ガスラインにおける前記廃熱回収装置の下流側に設けられ前記排ガスの含有水分量を計測する水分計と、
    前記水分計によって計測した前記排ガスの含有水分量が閾値を超えた場合に、前記熱交換部から前記熱媒体が漏洩していると判定する漏洩判定部と、
    を備える請求項1乃至10の何れか1項に記載の廃熱回収システム。
  12. 前記排ガス流量調節装置は、
    前記排ガスラインのうち前記排ガスバイパスラインの分岐位置より下流側かつ前記排ガスバイパスラインの合流位置より上流側の流路に設けられた廃熱回収側ダンパ装置と、
    前記排ガスバイパスラインに設けられたバイパス側ダンパ装置と、
    を含む請求項1乃至11の何れか1項に記載の廃熱回収システム。
  13. ボイラの廃熱を回収するための廃熱回収システムの運転方法であって、
    前記廃熱回収システムは、
    前記ボイラから排出された排ガスが流れる排ガスラインと、
    前記排ガスラインに設けられ、前記排ガスと熱媒体との熱交換によって前記排ガスからの熱回収を行うよう構成された廃熱回収装置と、
    前記廃熱回収装置の上流側で前記排ガスラインから分岐し、前記廃熱回収装置の下流側で前記排ガスラインに合流する排ガスバイパスラインと、
    前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを調節可能な排ガス流量調節装置と、
    を備え、
    前記廃熱回収システムの運転方法は、
    前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスのSOx濃度に基づいて前記廃熱回収装置の下流側における前記排ガスの酸露点を推定する酸露点推定ステップと、
    前記酸露点推定ステップで推定された前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの酸露点と、前記廃熱回収装置の下流側での前記排ガスの温度と、に基づいて、前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを前記排ガス流量調節装置によって調節する排ガス流量調節ステップと、を含む廃熱回収システムの運転方法。
  14. ボイラの廃熱を回収するための廃熱回収システムの運転方法であって、
    前記廃熱回収システムは、
    前記ボイラから排出された排ガスが流れる排ガスラインと、
    前記排ガスラインに設けられ、前記排ガスと熱媒体との熱交換によって前記排ガスからの熱回収を行うよう構成された廃熱回収装置と、
    前記廃熱回収装置の上流側で前記排ガスラインから分岐し、前記廃熱回収装置の下流側で前記排ガスラインに合流する排ガスバイパスラインと、
    前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への前記排ガスの流量と前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの前記排ガスの流量とを調節可能な排ガス流量調節装置と、
    前記廃熱回収装置の熱交換部に洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置と、
    を備え、
    前記廃熱回収システムの運転方法は、
    前記排ガス流量調節装置によって前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への流れを閉止するとともに前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの流れを許容するバイパスステップと、
    前記排ガス流量調節装置によって前記排ガスラインから前記廃熱回収装置への流れを閉止するとともに前記排ガスラインから前記排ガスバイパスラインへの流れを許容した状態において、前記洗浄液噴射装置によって前記熱交換部に洗浄液を噴射する洗浄液噴射ステップとを含む、廃熱回収システムの運転方法。
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