JP2016204979A - 地下構造物用蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両通行時等の振動によって浮上ロック部材が摩耗することを抑制し、地下構造物内に揚圧が発生し蓋本体が受枠から一定高さだけ浮上した状態で受枠に係止した際に、浮上ロック部材と受枠の係止部との係合が外れてしまうことを従来よりも確実に防止し、蓋本体の浮上係止状態を安定して保持することが可能な地下構造物用蓋を提供する。
【解決手段】浮上ロック部材60に外形が略円弧状の円弧状部63を設け、この円弧状部63を、蓋本体20の下面に設けた保持部71で、円弧状部63の外形に倣う方向に摺動可能に保持する。蓋本体20が浮上すると、浮上ロック部材60の一方の先端側の係止用爪部61が受枠10の係止部12に係合するとともに、浮上ロック部材60の他方の先端側の当接部62が当接受け部72に当接することで、蓋本体20の浮上係止状態が安定して保持される。
【選択図】図9

Description

本発明は、地下構造物用蓋に関する。なお、本願明細書でいう「地下構造物用蓋」とは、下水道における地下埋設物,地下構造施設等と地上とを通じる開口部を開閉可能に閉塞するマンホール蓋,大型鉄蓋,汚水桝蓋、電力・通信における地下施設機器や地下ケーブル等を保護する開閉可能な共同溝用鉄蓋,送電用鉄蓋,配電用鉄蓋、上水道やガス配管における路面下の埋設導管およびその付属機器と地上とを結ぶ開閉扉としての機能を有する消火栓蓋,制水弁蓋,仕切弁蓋,空気弁蓋,ガス配管用蓋,量水器蓋等を総称する。
各種の地下構造物用蓋は、マンホール等の地下構造物の上端に設置される受枠と、これに支持される蓋本体とから構成され、蓋本体の下面の一端側には、受枠の内周部に設けた蝶番座に対して蓋本体を開閉可能に連結するための蝶番部材が設けられ、蓋本体の下面の他端側には、蓋本体と受枠とを係合する施錠部材が設けられている。
この種の地下構造物用蓋においては、豪雨時の流入水等により地下構造物内に大きな揚圧が発生したときには、蓋本体が受枠に蝶番部材と施錠部材とを介して連結された状態で浮上して、蓋本体と受枠との間の全周にわたる隙間から排圧し、揚圧が減少したときには、蓋本体が受枠内に収まり元の嵌合状態に戻るようになっているものがある。これにより地下構造物内に人が転落したり、車両のタイヤが落ち込んだりすることを防止している。
また、このような地下構造物用蓋においては、地下構造物内に発生する揚圧により蓋本体が受枠に対して浮上した際に、蓋本体と受枠との連結状態を保持し、蓋本体が受枠から外れることを防止するため、従来一般的には、蝶番部材の受枠側の側面に突起を設け、蓋本体が浮上した際には、当該突起が受枠内周部に設けたストッパに係合するようになっている(特許文献1参照)。
しかしながら、これら従来の地下構造物用蓋においては、揚圧により蓋本体が受枠から浮上した状態において、蓋本体の上面中心よりずれた位置を車両のタイヤが通過すると蓋本体が傾き、車両のタイヤの通過位置や方向によっては、蝶番部材が蝶番座から抜けて、蓋本体が受枠から外れてしまうという問題があった。また、蝶番部材の突起が当該蝶番部材に一体的に設けられているため、蝶番部材が揚圧により破損した場合には、蓋本体が受枠から外れてしまうという問題もあった。
これらの問題を解決するべく、特許文献2には、蓋本体の下面の一端側の蝶番構造を設けた位置から蓋本体の周方向に向けて左右両側に設けられた浮上ロック構造と、蓋本体の下面の他端側に設けられた施錠構造の3点によって、蓋本体の浮上状態を安定して保持することが可能な地下構造物用蓋が開示されている。
この特許文献2に実施形態として開示されている浮上ロック構造を構成する浮上ロック部材は、蓋本体外周側となる側に受枠の内周部に形成した係止部と係合する係留用爪部が形成されるとともに、蓋本体中心側となる側にバランス用ウエイト部が一体的に形成され、この浮上ロック部材に形成した枢軸を軸にして揺動自在な状態で蓋本体の下面の周縁部に設けられた浮上ロック取付部に取り付けられている。しかし、蓋本体の浮上時に係留用爪部にかかる力を枢軸が受ける構造であるため、一定以上の力が発生した場合に枢軸が折損するおそれがあり、また、枢軸を軸にして大きく揺動する構造であるため、蓋本体が浮上するに従って係留用爪部と受枠の係止部との係合が浅くなるおそれがあり、その場合、係留用爪部が係止部に対して滑ってこれらの係合が外れる懸念があった。
そこで現在は、図12に示すように、浮上ロック部材100の枢軸101より蓋本体中心側となる側の頭部に突起102を設けて、浮上時にこの突起102を蓋本体20の下面に当接させる構成により、浮上ロック部材100の揺動を小さくするとともに、係留用爪部103にかかる力を突起102でも受けるようにする改良がなされている。
ところが、図12の浮上ロック部材100では、蓋本体の上を車両が通過した時などに発生する振動によって浮上ロック部材100が揺動すると、その揺動のたびに突起102が蓋本体20の下面と当接するため、長期的にはこの突起102が摩耗するという問題が新たに生じた。突起102が摩耗すると、これを設けたことによる前述の作用効果が薄れ、その結果、大きな揚圧が発生して蓋本体が浮上した際に、浮上ロック部材100が揺動する角度が大きくなり、前記特許文献2の場合と同様に、係留用爪部と受枠の係止部との係合が浅くなり、その係合が外れるおそれがある。さらに、この浮上ロック部材100を有する地下構造物用蓋が坂道に設置されるときには、浮上ロック部材100が蓋本体中心側に傾く場合もあるため、このような場合も、係留用爪部と受枠内周部の係止部との係合が浅くなり、蓋本体の浮上時に係合が外れるおそれがある。
実公平7−20184号公報 特許第4183198号公報
本発明が解決しようとする課題は、車両通行時等の振動によって浮上ロック部材が摩耗することを抑制し、地下構造物内に揚圧が発生した場合に蓋本体下面一端側の浮上ロック構造と他端側の施錠構造とによって蓋本体が受枠から一定高さだけ浮上した状態で受枠に係止した(以下、「蓋本体の浮上係止状態」という。)際に、浮上ロック部材と受枠の係止部との係合が外れてしまうことを従来よりも確実に防止し、蓋本体の浮上係止状態を安定して保持することが可能な地下構造物用蓋を提供することある。
本発明によれば、次の地下構造物用蓋が提供される。
「蓋本体と、前記蓋本体を支持する受枠と、
前記蓋本体の下面の一端側に離隔して設けられた一対の浮上ロック構造と、
前記蓋本体の下面の他端側に設けられた施錠構造と、を備え、
地下構造物内に揚圧が発生し前記蓋本体が前記受枠から浮上した際に、前記浮上ロック構造と前記施錠構造とを介して前記蓋本体の浮上係止状態を安定して保持することができる地下構造物用蓋において、
前記浮上ロック構造は、
外形が略円弧状の円弧状部を有するとともに、一方の先端側に前記受枠の内周部に形成した係止部と係合する係止用爪部を有する浮上ロック部材と、
前記蓋本体の下面に設けられ、前記浮上ロック部材の前記円弧状部を、その外形形状に倣う方向に摺動可能に保持する保持部、および前記浮上ロック部材の他方の先端側に形成した当接部が当接する当接受け部を有する浮上ロック取付部と、を備えていることを特徴とする地下構造物用蓋。」
このように本発明の地下構造物用蓋において浮上ロック構造を構成する浮上ロック部材は、前述の従来技術のように蓋本体の下面の浮上ロック取付部に対して枢軸によって揺動可能に取り付けられるのではなく、浮上ロック取付部の保持部に摺動可能に保持されている。したがって、本発明において浮上ロック部材は、車両通行時等の振動程度の力によって容易に動くことはなく、蓋本体の下面に当接することもないので、浮上ロック部材の摩耗を抑制することができる。また、地下構造物用蓋が坂道に設置されても、浮上ロック部材の係止用爪部と受枠の係止部との係合が浅くなったり、外れてしまったりすることを防止できる。よって、揚圧発生時の蓋本体の浮上係止状態を安定して保持することができる。
一方、地下構造物内に揚圧が発生し蓋本体が受枠から浮上するときには、浮上ロック部材の係止用爪部が受枠の係止部に係合するのに伴い、浮上ロック部材の円弧状部が浮上ロック取付部の保持部に対して摺動するが、円弧状部は外形が略円弧状であり、保持部はこの円弧状部を、その外形形状に倣う方向に摺動可能に保持している。したがって、浮上ロック部材の動きは略円弧状の回転となる。すなわち、浮上ロック部材の動きは略円弧状という小さな範囲に収まるので、浮上ロック構造をコンパクトにできる。
本発明において浮上ロック取付部の保持部は、浮上ロック部材の円弧状部の外形に倣う保持面を有するものとすることができる。このように保持面によって浮上ロック部材の円弧状部を保持することで、この保持面と浮上ロック部材の円弧状部の面接触により、浮上ロック部材を安定して保持することができる。また、浮上ロック部材の円弧状部が摺動する場合も、スムーズに摺動することができる。
また、本発明において浮上ロック取付部の保持部は、その少なくとも一部が、浮上ロック部材の円弧状部の外形に沿う仮想円の中心を通る水平線よりも下方に位置することが好ましい。これにより、浮上ロック部材が保持部によって下方から保持されるので、浮上ロック部材を確実に保持することができ、浮上ロック部材が脱落することを確実に防止することができる。
さらに、本発明において浮上ロック部材は、円弧状部の外形に沿う仮想円の中心を起点として、受枠の係止部に係合する係止用爪部までの距離と、浮上ロック取付部の当接受け部に当接する当接部までの距離とが略同一であることが好ましい。これにより、地下構造物内に揚圧が発生し蓋本体が受枠から浮上したときに係止用爪部にかかる荷重を、過剰なモーメントを発生させることなく、当接部にバランス良く伝達して当接受け部で受けることができる。
また、浮上ロック部材は、その係止用爪部から当接部までの外形が略円弧状であることが好ましい。これにより、地下構造物内に揚圧が発生し蓋本体が受枠から浮上したときに係止用爪部にかかる荷重を、過剰なモーメントを発生させることなく、当接部にバランス良く伝達して当接受け部で受けることができるとともに、浮上ロック部材をよりコンパクトに構成できる。
さらに本発明においては、浮上ロック部材に、係止用爪部から当接部までの間に係合部を設け、浮上ロック取付部に、浮上ロック部材の係合部が係合する係合受け部を設け、地下構造物内に揚圧が発生し蓋本体が受枠から浮上した際に、浮上ロック部材の当接部が浮上ロック取付部の当接受け部に当接するとともに、浮上ロック部材の係合部が浮上ロック取付部の係合受け部に係合するようにすることができる。これにより地下構造物内に揚圧が発生し蓋本体が受枠から浮上したときに係止用爪部にかかる荷重を、浮上ロック部材の当接部と係合部とに分散して受けることができる。したがって、浮上ロック部材の一箇所に荷重が集中して浮上ロック部材が変形したり、破損したりすることを確実に防止できる。また、浮上ロック部材の係止用爪部にかかるせん断方向の荷重は、浮上ロック部材の当接部および係合部では圧縮方向の荷重に変換される。浮上ロック部材は通常、鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄)で構成されるところ、鋳鉄はせん断方向に比べ圧縮方向の荷重に強いので、この点からも、浮上ロック部材が変形したり、破損したりすることを確実に防止できる。
また本発明において浮上ロック取付部には、浮上ロック部材が前記保持部から脱落しないように保持する脱落防止具を着脱可能に設けることができる。この脱落防止具により、浮上ロック部材の脱落を確実に防止できる。
さらに本発明において浮上ロック取付部の当接受け部は、蓋本体の外周部の内周壁に設けることができる。前述のとおり本発明において浮上ロック部材は浮上ロック取付部の保持部に略円弧状に摺動可能に保持されるから、浮上ロック部材の当接部が当接する当接受け部は、略円弧状の摺動方向の延長上の位置に設けることが、浮上ロック構造をコンパクトにする点から好ましい。蓋本体の外周部の内周壁はもともとこのような位置にあるから、これを有効利用することで、浮上ロック構造は最も簡単でコンパクトな構成となる。
以上のとおり本発明の地下構造物用蓋によれば、車両通行時等の振動によって浮上ロック部材が摩耗することを抑制でき、地下構造物内に揚圧が発生した場合に蓋本体下面一端側の浮上ロック構造と他端側の施錠構造とによって蓋本体が受枠から一定高さだけ浮上した状態で受枠に係止した際に、浮上ロック部材と受枠の係止部との係合が外れてしまうことを従来よりも確実に防止できる。よって、蓋本体の浮上係止状態を安定して保持することができ、浮上ロック機能をいかんなく発揮することができる。
本発明の一実施例による地下構造物用蓋の断面図である。 図1の地下構造物用蓋の下面に設けた浮上ロック構造を蓋本体の下面側から見た図である。 浮上ロック構造を構成する浮上ロック部材を示す斜視図である。 浮上ロック部材を取り付ける浮上ロック取付部を示す図である。 浮上ロック部材を浮上ロック取付部に取り付けた状態を示す断面図である。 浮上ロック部材の脱落を防止する脱落防止具を示す図である。 浮上ロック部材を浮上ロック取付部に取り付ける手順を示す図である。 図1の地下構造物用蓋において蓋本体が浮上した状態を示す断面図である。 図8の浮上係止状態における浮上ロック構造部分を示す断面図である。 浮上ロック部材の変形例を示す斜視図である。 図10の浮上ロック部材を浮上ロック取付部に取り付ける手順を示す図である。 従来の浮上ロック構造を示す説明図である。
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例による地下構造物用蓋の断面図である。同図に示す地下構造物用蓋は、マンホール等の地下構造物(図示せず)の上端に設置される受枠10と、この受枠10の内周部に支持される丸型(円形)の蓋本体20とから構成された平面視円形状をなし、蓋本体20の上面が地表面と面一をなすように設置される。
また、蓋本体20は、その下面の一端側に設けられた蝶番構造30により受枠10に対して開閉可能に連結されており、他端側に形成されたバール孔21の下側近傍に設けられる施錠構造40により受枠10の内周部に形成した錠座11と係合可能とされ、不意の開蓋が防止されている。さらに、蓋本体20の下面の一端側には、平面視において蝶番構造30を設けた位置から蓋本体20の周方向に向けて左右両側に離隔して一対の浮上ロック構造50が設けられている。
まず、蝶番構造30について説明すると、蓋本体20の下面の一端側周縁部に設けられた蝶番取付部22に略「S」の字形状の蝶番部材31がその上端の支持軸(図示せず)によって揺動自在に連結されている。この蝶番部材31の下部には、ボール状の抜け防止用突起部31aが形成されている。一方、受枠10の内周部には、中心に向けて水平状に環状の蝶番座32が上方向に傾動可能に設けられており、蝶番構造30は、この蝶番座32に蝶番部材31が挿通され、蝶番部材31と蝶番座32が連結されることによって構成されている。
このように蝶番座32内に蝶番部材31を挿通した蝶番構造30によって蓋本体20と受枠10とが連結されており、開蓋時には蓋本体20の水平旋回または垂直反転の一連の作業を行うことが可能となっている。
次に、施錠構造40について説明すると、蓋本体20の下面の他端側に形成されたバール孔21の下側近傍に錠部材41が揺動自在に取り付けられており、この錠部材41に取り付けた係合ピン42が、受枠10の内周部に形成した錠座11に係合することによって、施錠構造40は、その施錠機能を発揮する。また、錠本体41には閉塞部材43がコイルばね44を介して押下可能に取り付けられている。この閉塞部材43は、蓋本体20のバール孔21およびその下方に形成した筒状部23を開閉可能に閉塞する。
次に、浮上ロック構造50について説明する。図2は、浮上ロック構造50を蓋本体20の下面側から見た図である。
図2に表れているように、一対の浮上ロック構造50は、平面視において蝶番構造30(蝶番部材31)を設けた位置から蓋本体20の周方向に向けて左右両側に離隔して設けられている。これら左右両側の一対の浮上ロック構造50は同一の構成を有し、左右対称に配置されている。そこで、以下の説明では、左右両側の一対の浮上ロック構造50を特に区別することなく単に浮上ロック構造50として説明する。
浮上ロック構造50は浮上ロック部材60を有し、この浮上ロック部材60は、蓋本体20の下面に設けた浮上ロック取付部70に取り付けられている。図3は浮上ロック部材60を示す斜視図、図4は浮上ロック取付部70を示す図、図5は、浮上ロック部材60を浮上ロック取付部70に取り付けた状態を示す断面図である。
図3に示すように浮上ロック部材60は、一方の先端側に係止用爪部61を有するとともに、他方の先端側に当接部62に有し、さらに係止用爪部61と当接部62との間に、外形が略円弧状の円弧状部63を有する。また、本実施例の浮上ロック部材60においては、円弧状部63の外形に沿う仮想円の中心を起点として、受枠10の係止部12に係合する係止用爪部61までの距離と、浮上ロック取付部70の当接受け部72(後述)に当接する当接部62までの距離とは略同一である。すなわち、浮上ロック部材60は、その係止用爪部61から当接部62までの外形が略円弧状である。さらに、本実施例の浮上ロック部材60においては、係止用爪部61と当接部62との間に係合部64が設けられ、また、係止用爪部61から係合部64および円弧状部63にかけて、凸条65が設けられている。
図4および図5に示すように浮上ロック取付部70は、浮上ロック部材60の円弧状部63を、その外形形状に倣う方向に摺動可能に保持する保持部71を有する。この保持部71は、その少なくとも一部(本実施例では全部)が、浮上ロック部材60の円弧状部63の外形に沿う仮想円の中心を通る水平線Hよりも下方に位置するように設けられている。また、本実施例において保持部71は、浮上ロック部材60の円弧状部63の外形に倣う保持面71aを有し、さらに、浮上ロック部材60の凸条65を摺動可能に保持(案内)する凹条71bを有する。
また、浮上ロック取付部70は、蓋本体20の浮上時に浮上ロック部材60の当接部62が当接する当接受け部72を有する。本実施例において当接受け部72は、蓋本体20の外周部の内周壁24に設けられている。また、図5に示すように、浮上ロック取付部70の、浮上ロック部材60の係合部64と対向する位置には係合受け部73が設けられている。
本実施例において浮上ロック部材60は、脱落防止具80を使用することで、浮上ロック取付部70(保持部71)から脱落しないように確実に保持されている。図6は、脱落防止具80を示す図である。脱落防止具80は略「コ」の字形状を有し、その両腕部81に、浮上ロック部材60の係合突起66が係合する係止孔82を有する。また、両腕部81の先端には、浮上ロック取付部70に突き当てる突当部83を有する。
図7は、浮上ロック部材60を浮上ロック取付部70に取り付ける手順を示す図である。まず、図7(a)および図7(b)に示すように、脱落防止具80を、その両腕部81が左右両側の浮上ロック取付部70を跨ぐように、蓋本体20の外周部の内周壁24と浮上ロック取付部70(保持部71)との間の隙間に挿入する。次いで、図7(c)および図7(d)に示すように、浮上ロック部材60の当接部62および円弧状部63を、浮上ロック取付部70の保持部71に沿わせるようにして、浮上ロック取付部70に挿入する。このとき、浮上ロック部材60の凸条65は、浮上ロック取付部70の保持部71の凹条71b(図4参照)に嵌入しながら案内される。そして、浮上ロック部材60を浮上ロック取付部70の所定位置まで挿入したら、図7(e)に示すように、脱落防止具80の両腕部81の係止孔82を、浮上ロック部材60の係合突起66に係合させる。これにより、左右両側の浮上ロック部材60が、それぞれ浮上ロック取付部70の所定位置に所定の姿勢で保持される。
この図7(e)の状態が図5であり、この状態では、浮上ロック部材60の当接部62とこれに対向する当接受け部72との間、および浮上ロック部材60の係合部64とこれに対向する係合受け部73との間には、所定のクリアランスがある。
以上の構成において、受枠10に蓋本体20を支持した通常の閉蓋状態は、図1に示したとおりで、浮上ロック部材60の係止用爪部61は、受枠10の内周部に形成した係止部12の下方に、浮上しろに相当する所定の間隔をおいて位置している。一方、施錠構造40を構成する錠部材41の係合ピン42は、受枠10の錠座11の下方に、浮上しろに相当する所定の間隔をおいて位置している。また、この閉蓋状態において蓋本体20は、所定の食い込み力をもって受枠10に支持されており、地下構造物内に揚圧が発生したとしても、その揚圧が蓋本体20の食い込み力以下であれば、蓋本体20は浮上することなく、その揚圧を押さえ込む。さらに、この閉蓋状態において浮上ロック部材60は、前述とおり浮上ロック取付部70の保持部71(保持面71a)に面接触をもって保持されているので、車両通行時等の振動程度の力や蓋本体20の食い込み力以下の揚力によっては容易に動くことはない。したがって、浮上ロック部材60の摩耗を抑制することができる。また、この閉蓋状態において浮上ロック部材60は動かないので、浮上ロック部材60の係止用爪部61と受枠10の係止部12との位置関係も変化しない。これは、地下構造物用蓋が坂道に設置された場合においても同様である。
地下構造物内の揚圧が蓋本体20の食い込み力を超えた場合、一対の浮上ロック構造50と施錠構造30とによって蓋本体20は受枠10に対して一定高さだけ浮上した状態で受枠に係止される。図8は、この浮上係止状態を示す断面図、図9は、この浮上係止状態における浮上ロック構造50部分を示す断面図である。
図8および図9に示すように浮上係止状態では、左右両側の浮上ロック部材60の係止用爪部61が受枠10の係止部12に係合するとともに、錠部材41の係合ピン42が受枠10の錠座11に係合する。これにより、蓋本体20は、一定高さの浮上しろhをもって浮上した状態で蓋本体20は受枠10に係止され、この浮上した蓋本体20と受枠10との隙間から揚圧が開放される。このとき蓋本体20の浮上係止状態は、左右両側に設けられた一対の浮上ロック構造50(浮上ロック部材60)と、施錠構造40(錠部材41)の3点によって安定して保持される。その後、地下構造物内の揚圧がなくなると、蓋本体20は元の閉蓋状態(図1)にもどる。
ここで、蓋本体20の浮上時における浮上ロック部材60の動作を具体的に説明する。前述のとおり浮上ロック部材60は、その円弧状部63の外形に倣う方向に摺動可能に、浮上ロック取付部70の保持部71に保持されており、閉蓋状態では、浮上ロック部材60の当接部62とこれに対向する当接受け部72との間、および浮上ロック部材60の係合部64とこれに対向する係合受け部73との間には、所定のクリアランスがある。したがって、地下構造物内の揚圧によって蓋本体20が浮上し、浮上ロック部材60の係止用爪部61が受枠10の係止部12に係合すると、浮上ロック部材60の係止用爪部61に下向きの荷重が作用し、その結果、浮上ロック部材60の円弧状部63は保持部71に対して、図9において時計回り方向に回転するように摺動する。そして、浮上ロック部材60の当接部62が当接受け部72に当接すると同時に、浮上ロック部材60の係合部64が係合受け部73に係合する。これにより、蓋本体20の浮上係止状態が維持される。また、この浮上係止状態において、浮上ロック部材60の係止用爪部61にかかる荷重は、浮上ロック部材60の当接部62と係合部64とに分散して受けることができる。したがって、浮上ロック部材60の一箇所に荷重が集中して浮上ロック部材60が変形したり、破損したりすることを確実に防止できる。また、浮上ロック部材60の係止用爪部61にかかるせん断方向の荷重は、浮上ロック部材の当接部62および係合部64では圧縮方向の荷重に変換される。浮上ロック部材60は通常、鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄)で構成されるところ、鋳鉄はせん断方向に比べ圧縮方向の荷重に強いので、この点からも、浮上ロック部材60が変形したり、破損したりすることを確実に防止できる。
このように、浮上ロック部材60は、浮上時には円弧状部63の略円弧状の外形に倣う方向に回転するように摺動する。すなわち、浮上ロック部材の動きは略円弧状という小さな範囲に収まるので、浮上ロック構造をコンパクトにできる。
また、本実施例において浮上ロック取付部70の保持部71は、浮上ロック部材60の円弧状部63の外形に倣う保持面71aを有する。このように保持面71aによって浮上ロック部材60の円弧状部63を保持することで、この保持面71aと浮上ロック部材60の円弧状部63の面接触により、浮上ロック部材60を安定して保持することができる。また、浮上ロック部材60の円弧状部63が摺動する場合も、スムーズに摺動することができる。
さらに、本実施例において保持部71は、浮上ロック部材60の円弧状部63の外形に沿う仮想円の中心を通る水平線H(図5参照)よりも下方に位置する。これにより、浮上ロック部材60が保持部71によって下方から保持されるので、浮上ロック部材60を確実に保持することができ、浮上ロック部材60が脱落することを確実に防止することができる。
さらに、本実施例において浮上ロック部材60は、円弧状部63の外形に沿う仮想円の中心を起点として、受枠10の係止部12に係合する係止用爪部61までの距離と、浮上ロック取付部70の当接受け部72に当接する当接部62までの距離とが略同一である。これにより、蓋本体20が浮上したときに係止用爪部61にかかる荷重を、過剰なモーメントを発生させることなく、当接部62にバランス良く伝達して受けることができる。
加えて、本実施例において浮上ロック部材60は、係止用爪部61から当接部62までの外形が略円弧状である。これにより、蓋本体20が浮上したときに係止用爪部61にかかる荷重を、過剰なモーメントを発生させることなく、当接部62および係合部64にバランス良く伝達して受けることができるとともに、浮上ロック部材60をコンパクトに構成できる。
さらに本実施例において浮上ロック取付部70の当接受け部72は、蓋本体20の外周部の内周壁24に設けている。前述のとおり、浮上ロック部材70は浮上ロック取付部70の保持部71に略円弧状に摺動可能に保持されるから、浮上ロック部材60の当接部62が当接する当接受け部72は、略円弧状の摺動方向の延長上の位置に設けることが、浮上ロック構造50をコンパクトにする点から好ましい。蓋本体20の外周部の内周壁24はもともとこのような位置にあるから、これを有効利用することで、浮上ロック構造50は最も簡単でコンパクトな構成となる。
次に、浮上ロック部材60の変形例について説明する。図10は、その変形例による浮上ロック部材60’を示す斜視図である。この浮上ロック部材60’は、図3に示した浮上ロック部材60に対して係合凸部67を付加するとともに、浮上ロック部材60において係合部64から当接部62方向に延びていた凸条65を削除したものである。浮上ロック部材60’のその他の構成は、浮上ロック部材60と同一であるので、対応する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図11は、浮上ロック部材60’を浮上ロック取付部70に取り付ける手順を示す図である。浮上ロック取付部70の構成は、図4に示したとおりである。
浮上ロック部材60’は係合凸部67を有するから、図7で説明した浮上ロック部材60と同じ要領で浮上ロック取付部70に取り付けることはできない。そこで、浮上ロック部材60’は、図11(a)〜(c)に示すように、その係合凸部67を浮上ロック取付部70の側方から、浮上ロック取付部70に形成している係止溝部74(詳細は図4参照)に嵌め込むようにして取り付ける。そして、図11(d)に示すように、略「L」の字形状の脱落防止具90に設けた係止孔90aを、浮上ロック部材60’の係合突起66に係合させ、その後、脱落防止具90をボルト・ナット91により浮上ロック取付部70に着脱可能に取り付ける。これにより、左右両側の浮上ロック部材60’が、それぞれ浮上ロック取付部70の所定位置に所定の姿勢で保持される。また、脱落防止具90およびボルト・ナット91により、浮上ロック部材60’の脱落は確実に防止される。なお、脱落防止具90およびボルト・ナット91に替えて、図6に示した脱落防止具80を使用することもできる。
この図11(d)の状態では、浮上ロック部材60’の当接部62とこれに対向する当接受け部72との間、および浮上ロック部材60’の係合部64とこれに対向する係合受け部73との間には、所定のクリアランスがある。また、浮上ロック部材60’の係合凸部67は、所定のクリアランスをもって係止溝部74に嵌まり込んでいる。この後者のクリアランスは、前者のクリアランスより大きいので、係合凸部67が係止溝部74に嵌まり込んでいても、蓋本体20が浮上したときの浮上ロック部材60’の回転摺動動作は妨げられない。よって、浮上ロック部材60’を使用しても、浮上ロック部材60を使用したときと同様の作用効果が得られる。
10 受枠
11 錠座
12 係止部
20 蓋本体
21 バール孔
22 蝶番取付部
23 筒状部
24 内周壁
30 蝶番構造
31 蝶番部材
31a 抜け防止用突起部
32 蝶番座
40 施錠構造
41 錠部材
42 係合ピン
43 閉塞部材
50 浮上ロック構造
60,60’ 浮上ロック部材
61 係止用爪部
62 当接部
63 円弧状部
64 係合部
65 凸条
66 係合突起
67 係合凸部
70 浮上ロック取付部
71 保持部
71a 保持面
71b 凹条
72 当接受け部
73 係合受け部
74 係止溝部
80 脱落防止具
81 両腕部
82 係止孔
83 突当部
90 脱落防止具
90a 係止孔
91 ボルト・ナット

Claims (9)

  1. 蓋本体と、前記蓋本体を支持する受枠と、
    前記蓋本体の下面の一端側に離隔して設けられた一対の浮上ロック構造と、
    前記蓋本体の下面の他端側に設けられた施錠構造と、を備え、
    地下構造物内に揚圧が発生し前記蓋本体が前記受枠から浮上した際に、前記浮上ロック構造と前記施錠構造とを介して前記蓋本体の浮上係止状態を安定して保持することができる地下構造物用蓋において、
    前記浮上ロック構造は、
    外形が略円弧状の円弧状部を有するとともに、一方の先端側に前記受枠の内周部に形成した係止部と係合する係止用爪部を有する浮上ロック部材と、
    前記蓋本体の下面に設けられ、前記浮上ロック部材の前記円弧状部を、その外形形状に倣う方向に摺動可能に保持する保持部、および前記浮上ロック部材の他方の先端側に形成した当接部が当接する当接受け部を有する浮上ロック取付部と、を備えていることを特徴とする地下構造物用蓋。
  2. 前記浮上ロック構造は、前記蓋本体の下面に設けた蝶番構造の位置から前記蓋本体の周方向に向けて左右両側の前記蓋本体の下面に設けられている、請求項1に記載の地下構造物用蓋。
  3. 前記浮上ロック取付部の前記保持部は、前記浮上ロック部材の前記円弧状部の外形に倣う保持面を有する、請求項1または2に記載の地下構造物用蓋。
  4. 前記浮上ロック取付部の前記保持部の少なくとも一部が、前記浮上ロック部材の前記円弧状部の外形に沿う仮想円の中心を通る水平線よりも下方に位置する、請求項1から3のいずれかに記載の地下構造物用蓋。
  5. 前記浮上ロック部材の前記円弧状部の外形に沿う仮想円の中心を起点として、前記受枠の係止部に係合する前記係止用爪部までの距離と、前記浮上ロック取付部の前記当接受け部に当接する前記当接部までの距離とが略同一である、請求項1から4のいずれかに記載の地下構造物用蓋。
  6. 前記浮上ロック部材の前記係止用爪部から前記当接部までの外形が略円弧状である、請求項1から5のいずれかに記載の地下構造物用蓋。
  7. 前記浮上ロック部材は、前記係止用爪部から前記当接部までの間に係合部を有し、
    前記浮上ロック取付部は、前記浮上ロック部材の前記係合部が係合する係合受け部を有し、
    地下構造物内に揚圧が発生し前記蓋本体が前記受枠から浮上した際に、前記浮上ロック部材の前記当接部が前記浮上ロック取付部の前記当接受け部に当接するとともに、前記浮上ロック部材の前記係合部が前記浮上ロック取付部の前記係合受け部に係合する、請求項1から6のいずれかに記載の地下構造物用蓋。
  8. 前記浮上ロック取付部に、前記浮上ロック部材が前記保持部から脱落しないように保持する脱落防止具を着脱可能に設けている、請求項1から7のいずれかに記載の地下構造物用蓋。
  9. 前記浮上ロック取付部の前記当接受け部は、前記蓋本体の外周部の内周壁に設けられている、請求項1から8のいずれかに記載の地下構造物用蓋。
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