JP2016204873A - 側溝用被覆材 - Google Patents

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憲士 中山
Kenji Nakayama
憲士 中山
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Abstract

【課題】軽量で且つ安価に製作でき、さらに人や自転車等が水路内に転落するのを防止できるとともに、歩行者や自動車運転者等に側溝があることの注意を喚起させ得るようにした側溝用被覆材を提供する。【解決手段】道路2の側部に設けられた側溝3の上部開放部31を被覆するための側溝用被覆材であって、被覆材本体10として、細線材12,13で金網状又は格子状に形成した面状メッシュ体11を使用しているとともに、上記被覆材本体10は、側溝3の上部開放部31を被覆した状態において側溝長さ方向から見て上面側が凸型となるアーチ状又は山形状に成形している。これによって、軽量で且つ安価に製作でき、人や自転車等が水路内に転落するのを防止でき、歩行者や自動車運転者等に側溝があることの注意を喚起させ得る、という機能をもった側溝用被覆材を提供できる。【選択図】 図2

Description

本願発明は、道路の側部に設けられた側溝の上部開放部を被覆するための側溝用被覆材に関するものである。
市街地のような交通量の多い道路の側溝は、安全上や路幅拡大等の観点から側溝の上部開放部を蓋体で被覆している場合が多い。そして、この種の側溝用被覆蓋としては、コンクリート製蓋や鋼製蓋(グレーチング)が多用されているが、該側溝用被覆蓋としてコンクリート製蓋や鋼製蓋を採用したものでは、材料費や製作費等のコストが高価になるとともに、重量が重いので取り扱いが面倒となる。特に、農業用水路や生活排水路等で水路幅が比較的広い(例えば70cm〜100cm程度)側溝では、そこに被覆する蓋単体の面積が大きくなることで1個当たりの蓋体重量が重くなり、水路内を掃除する際の蓋開放作業を人力で行えなくなることがある。
又、側溝の被覆蓋の設置高さが道路面と同高さであると、自動車(大重量)が被覆蓋上に乗り上げることを考慮する必要があるので、該被覆蓋を更に頑丈なものにしなければならず、その結果、一層のコスト高となるとともに大重量になってしまう。
尚、コンクリート蓋や鋼製蓋(グレーチング)は、公知文献にもそれぞれ多数載っているが、コンクリート蓋としては例えば特開2003−129557号公報(特許文献1)があり、グレーチングとしては例えば特開2010−261248号公報(特許文献2)がある。
他方、交通量が少ない道路(例えば田舎の道路)の側溝には、被覆蓋のないものも多々ある。尚、水路内の掃除の容易性やコスト面では、側溝の上部開放部に被覆蓋の無い方が有利であることは当然である。
ところが、被覆蓋がない側溝(上部開放水路)では、不注意で人や自転車等が水路内に転落する事故が発生し易くなる(全国で年間多数の転落者が発生しているのが実情である)。特に夜間の照明が乏しい場所では、側溝部分が見えづらくなるので、一層水路内への転落の危険性が増す。
特開2003−129557号公報 特開2010−261248号公報
そこで、本願発明は、道路側部の側溝についての上記背景(問題点)に鑑み、被覆蓋がない側溝(上部開放水路)の被覆材として使用されるものであって、軽量で且つ安価に製作でき、さらに人や自転車等が水路内に転落するのを防止できるとともに、歩行者や自動車運転者等に側溝があることの注意を喚起させ得るようにした側溝用被覆材を提供することを目的としてなされたものである。
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、道路の側部に設けられた側溝の上部開放部を被覆するための側溝用被覆材を対象としている。
「本願請求項1の発明」
本願請求項1の側溝用被覆材は、被覆材本体として細線材で金網状又は格子状に形成した面状メッシュ体を使用しているとともに、該被覆材本体は、側溝の上部開放部を被覆した状態において側溝長さ方向から見て上面側が凸型となるアーチ状又は山形状に成形していることを特徴としている。
被覆材本体は、細線材(例えば鋼線材や強化プラスチック線材が使用可能)で金網状や格子状に形成した面状メッシュ体を使用しているが、このメッシュ体の1つ当たりの空間部の大きさは幼児の足裏が入り込まない程度まで小さくすることが望ましい。例えば、線材間の間隔を3〜4cm程度にしておくと、誤って幼児が被覆材の上に乗っても足がメッシュ体の空間部内に入り込むことがない。
被覆材本体の上面側に成形した凸型部分(アーチ状又は山形状部分)は、被覆材本体の最下端部より所定高さ上方に突出する形状となっている。
本願の側溝用被覆材を使用する側溝の対象水路幅は、主に30cm〜100cm程度を想定しているが、使用する対象水路幅は、特に限定するものではなく20cm〜300cmの範囲のものにも適用できるものである。
そして、この請求項1の側溝用被覆材は、道路側部に設けられた側溝の上部開放部を被覆した状態で適宜の方法(例えば側溝の側壁上面にビス止めする等の方法)で位置保持させるが、該側溝用被覆材は側溝の上部開放部に対して開閉自在に被覆し得るようにすることが好ましい。尚、この側溝用被覆材は、多数個を側溝長さ方向に順次隙間なしに連続して設置される。
このように、側溝用被覆材で側溝の上部開放部を被覆している状態では、道路側部を通行する人(又は自転車搭乗者)が誤って側溝上に移動しても、該人(又は自転車)が被覆材本体で受け止められる。
又、被覆材本体の上面側を凸型となるアーチ状又は山形状に成形していると、平面状態のものより道路側を通行する人(及び自転車や自動車の搭乗者)からよく見えるとともに、被覆材本体の上に人が乗りにくい構造となる。
さらに、被覆材本体は、面状メッシュ体(金網状や格子状)で構成していることにより、空間部が多いので非常に軽量となる(例えば、幅100cm×長さ200cm程度の面積でも、10Kg程度以下の重量に形成できる)。
「本願請求項2の発明」
本願請求項2の発明では、上記請求項1の側溝用被覆材において、被覆材本体として、その上面に人が乗ると人の荷重で下方に撓む一方、該上面から人が降りると元の凸型に復帰するような弾性を有するものを採用している。
このように、被覆材本体として上下に弾性を有するものを採用していると、人がこの側溝用被覆材の上に乗ったときに、弾力により下方に撓むことで違和感を感じるものとなる(乗ってはいけない場所に乗っていることに気付く)とともに、側溝用被覆材から人が降りると、下方に撓んでいた部分が元の凸型に戻るので常に当初の設置状態を維持できる。
「本願請求項1の発明の効果」
本願請求項1の発明の側溝用被覆材は、被覆材本体として細線材で金網状又は格子状に形成した面状メッシュ体を使用しているとともに、該被覆材本体は、側溝の上部開放部を被覆した状態において側溝長さ方向から見て上面側が凸型となるアーチ状又は山形状に成形したものである。
そして、この側溝用被覆材で側溝の上部開放部を被覆している状態では、道路側部を通行する人(又は自転車搭乗者)が誤って側溝上に移動しても、該人(又は自転車)が被覆材本体で受け止められるので、側溝内への転落を未然に防止できるという効果がある。
又、被覆材本体の上面側を凸型となるアーチ状又は山形状に成形していると、平面状態のものより道路側を通行する人(及び自転車や自動車の搭乗者)からよく見えるので、通行人に対して注意力を喚起させる(危険場所であることを知らしめる)のに役立つとともに、上面側が凸型であると被覆材本体の上に人が乗りにくくなるので、側溝内への転落防止機能が一層顕著になるという効果がある。
さらに、被覆材本体を面状メッシュ体(金網状又は格子状)で構成しているので、側溝内への転落防止機能を確保しつつ軽量且つ安価に製作できるという効果がある。
「本願請求項2の発明の効果」
本願請求項2の発明は、上記請求項1の側溝用被覆材において、被覆材本体として、その上面に人が乗ると人の荷重で下方に撓む一方、該上面から人が降りると元の凸型に復帰するような弾性を有するものを採用している。
従って、本願請求項2の側溝用被覆材では、上記請求項1の効果に加えて、人が被覆材本体上に乗ったときに、弾力により該被覆材本体が下方に撓むことで違和感を付与できるので、乗ってはいけない場所に乗っていることに気付かせることができ、一層の危険場所
指示機能を発揮するという効果がある。
又、被覆材本体上に乗っていた人が該被覆材本体から降りると、下方に撓んでいた部分が元の凸型形状に復帰するので、長期に亘って当初の機能形状(凸型形状)を維持できるという効果もある。
本願第1実施例の側溝用被覆材の斜視図である。 図1の側溝用被覆材の設置状態を示す斜視図である。 図2のIII−III拡大断面図で、側溝用被覆材の取付状態説明図である。 側溝に対して図1の側溝用被覆材を多数連続設置した状態の斜視図である。 図4のV−V拡大断面図で、側溝用被覆材の機能説明図である。 図1の側溝用被覆材の他の設置例を示す斜視図である。 図1の側溝用被覆材のさらに他の設置例を示す斜視図である。 図7のVIII−VIII拡大断面図である。 本願第2実施例の側溝用被覆材の取付状態説明図(図3相当図)である。 本願第3実施例の側溝用被覆材の設置状態を示す斜視図(図2相当図)である。 図8のXI−XI断面図である。 本願第4実施例の側溝用被覆材の設置状態を示す斜視図(図2相当図)である。
ところで、道路の側部に設けられた側溝の上部開放部が開放されたままでは、水路内に人や自転車等が転落する事故が発生し易いので、側溝の上部開放部を被覆蓋で被覆することが望まれているが、「背景技術」の項でも説明したように、側溝用被覆蓋としてコンクリート製蓋や鋼製蓋(グレーチング)を採用したものでは、材料費や製作費が高価になるとともに、重量が重いので取り扱いが面倒となる(水路内を掃除する際の蓋開放作業を人力で行えなくなることがある)、という難点があった。
そこで、本願は、歩行者等が水路内に転落するのを防止し得る機能を有するとともに、軽量且つ安価に製作できるようにした側溝用被覆材を提供するものである。
以下、添付の図面を参照して本願実施例の側溝用被覆材を説明すると、図1〜図8には第1実施例を示し、図9には第2実施例を示し、図10〜図11には第3実施例を示し、図12には第4実施例を示している。
各実施例の側溝用被覆材1の基本構成は、被覆材本体10として、縦横各多数本の細線材12,13を格子状に組付けてなる面状メッシュ体11を使用しているとともに、被覆材本体10は、側溝3の上部開放部31を被覆した状態において側溝長さ方向から見て上面側が凸型となるアーチ状(又は山形状)に成形したものである。尚、本願の各実施例では、被覆材本体10として格子状の面状メッシュ体11を採用しているが、他の実施例では該被覆材本体10として金網状の面状メッシュ体を採用してもよい。
以下、各実施例について具体的に説明する。
「図1〜図8に示す第1実施例」
この第1実施例の被覆材本体10(面状メッシュ体11)は、図1〜図2に示すように、使用対象となる側溝3の水路幅Wより僅かに広幅で且つ側溝長さ方向に所定長さを有した平面視矩形に形成されている。
使用対象となる側溝3の水路幅Wとしては、20cm〜300cm程度の範囲で各種のものがあるが、その中でも30cm〜100cm程度のものが多用されている。そして、この第1実施例では、被覆材本体10の大きさとして、便宜上、幅が70cm、長さが140cm程度のもので説明する。尚、図6の側溝3の水路幅W1は300cm程度の広幅であるが、この広幅の側溝3でも、後述するように上記した参考大きさ(幅が70cm、長さが140cm程度)のものを使用できる。
被覆材本体10の面状メッシュ体11は、縦横の細線材(横線材12と縦線材13)をそれぞれ所定小間隔をもって格子状に組付けたものである。この細線材12,13としては、例えば鋼線材や強化プラスチック線材が使用可能である。又、この細線材12,13は、弾性を有する性状(撓んでも元に復帰する性状)のものが好ましい。
この面状メッシュ体11の1つ当たりの空間部の大きさは、幼児の足裏が入り込まない程度まで小さくすることが望ましい。例えば、隣接する各横線材12,12間の間隔を3〜4cm程度にしておくと、誤って幼児が被覆材本体10の上に乗っても足がメッシュ体の空間部内に入り込むことがない。尚、各図における面状メッシュ体11の横線材12,12間の間隔は、作図上、かなり広く(例えば7cm程度に)記載しているが、実際にはこの半分程度の間隔(3〜4cm)が好ましい。
又、被覆材本体10の上面側に成形した凸型部分(アーチの最高高さ部分)は、被覆材本体の最下端部より所定高さ(例えば10〜15cm程度)だけ上方に突出する形状となっている。そして、この被覆材本体10は、図4及び図5に示すように被覆材本体10の上面(凸型部分)に人M′が乗ると、該人M′の荷重(体重)で下方に撓む一方(図5の符号10′参照)、該上面から人が降りると元の凸型に復帰するような弾性を有している。
そして、第1実施例の側溝用被覆材1は、図1〜図3に示すように、被覆材本体10の一方の側縁部をアングル状の保持材14に対してヒンジ16,16・・(図示例では4箇所)で枢着して一体的に連結したものである。
この第1実施例の側溝用被覆材1の使用時には、図2及び図3に示すように、アングル状の保持材14を側溝3の右側壁32の上面32aにおける内面側角部にビス15で固定して取付けられる。このとき、被覆材本体10の反固定側(図2及び図5の左側)の側縁部10aは、側溝3の左側壁32の上面32aに載せているだけである。
尚、この側溝用被覆材1は、図4に示すように、多数個を側溝長さ方向に順次隙間なしに連続して設置することにより、各側溝用被覆材1,1・・で側溝3の上部開放部31を全長に亘って被覆できる。
第1実施例の側溝用被覆材1は、次の各機能を有している。
第1の機能として、図4に示すように側溝用被覆材1の使用状態(側溝被覆状態)では、道路2の側部を通行する歩行者M(又は自転車搭乗者)が誤って(ふらついて)側溝3上に移動しても、該人M(又は自転車)が側溝用被覆材1で受け止められるので、水路内に転落するのを未然に防止できる。
第2の機能として、側溝被覆状態では、各被覆材本体10,10・・の幅方向中央部分が上面側に凸型(アーチ状)となっているので、図4及び図5に示すように道路2上の歩行者M(又は自転車搭乗者)から被覆材本体10がよく見えるので、通行人に対して注意力を喚起する(危険場所であることを知らしめる)のに役立つ。
第3の機能として、各被覆材本体10の上面側が凸型であると、該被覆材本体10の上に人が乗りにくくなるので、人が側溝3の上方に入り込みにくくなり、側溝3内への転落防止機能が一層顕著になる。
第4の機能として、被覆材本体10を細線材12,13からなる面状メッシュ体11で構成しているので、側溝3内への転落防止機能を確保しつつ軽量且つ安価な側溝用被覆材1を提供できる。即ち、面状メッシュ体11では、空間部が多いので非常に軽量となる(例えば、幅100cm×長さ200cm程度の面積でも、10Kg程度以下の重量に形成できる)とともに、材料が細線材であるので材料費及び製作費が安価となる。
第5の機能として、被覆材本体10が上下に弾性を有しているので、人が被覆材本体10上に乗ったときに、弾力により該被覆材本体10が下方に撓む(図5の符号10′参照)ことで違和感を付与でき、それによって乗ってはいけない場所に乗っていることに気付かせることができるので、一層の危険場所指示機能を発揮できる。尚、被覆材本体10上に人Mが乗ることで該被覆材本体10を下方に撓ませるのに、この実施例では被覆材本体10の右側の側縁部は保持材14を介して側溝3の右側壁32に連結しているものの、被覆材本体10の左側縁部10aは側溝3の左側壁32の上面に単に載せているだけなので、該被覆材本体の中央部が下方に撓む(図5の符号10′)のに伴って被覆材本体10の左側縁部10aが左側壁32の上面32aを摺動して外側に広がり得るようになっている。
又、被覆材本体10上に乗っていた人が該被覆材本体10から降りると、下方に撓んでいた部分が元の凸型形状に復帰するので、長期に亘って当初の機能形状(凸型形状)を維持できる。
そして、側溝用被覆材1を側溝3に取付けた状態で側溝3の水路内を掃除する場合は、図5(及び図3)に示すようにヒンジ16を中心にして被覆材本体10を符号10″(図3では符号10′)で示すように上方に枢動させることで、側溝3の上部を大きく開放できる(その開放部分から水路内に人が入って掃除できる)。尚、側溝用被覆材1全体を取り替えるには、保持材14を固定している各ビス15,15・・を抜き外せばよく、そのとき側溝用被覆材1全体が軽量であるので、その取り替え作業は比較的簡単に行える。
図6には、図1の側溝用被覆材1の他の使用例を示しているが、この図6の使用例は、側溝3の水路幅W1が非常に広い(例えばW1=300cm程度)場合に適用するものである。
そして、この図6の場合は、使用する側溝用被覆材1の幅が水路幅W1より小さいので、側溝3の左右側壁32,32上に跨がって多数本の横架材33,33・・を架設する一方、道路側縁に近い側の各横架材33,33・・上に被覆材本体10の幅間隔よりやや小さい間隔をもって2本の縦架材34,34を架設しておき、該両縦架材34,34に跨がって側溝用被覆材1を載せ掛けることで該側溝用被覆材1,1・・を設置できる。尚、この場合、側溝用被覆材1の右側の側縁部を縦架材34に固定しておくとよい。
図6のように、側溝3の水路幅W1が広い場合には、側溝用被覆材1で水路幅W1全体を被覆することはできないが、該側溝用被覆材1は道路2の側縁に沿って該側溝被覆材1の幅(例えば70cm程度)で設置されているので、人が側溝用被覆材1の幅を乗り越えない限り該人を側溝用被覆材1で受け止めることができる。尚、図6の使用例でも、側溝用被覆材1のその他の機能は図4及び図5の場合と同じである。
図7及び図8には、図1の側溝用被覆材1のさらに他の使用例を示しているが、この図7及び図8の使用例は、被覆材本体10の上に人が乗って該被覆材本体10が下方に撓んだときに(図8の符号10′の状態)、該被覆材本体10の反固定側の側縁部(左側縁部)10aが所定範囲以上、外側に摺動するのを規制するようにしたものである。
即ち、図7に示す側溝用被覆材1の設置状態で、被覆材本体10の上に人が乗ると、該被覆材本体10が図8の符号10′で示すように下方に撓むが、そのとき該被覆材本体の左側縁部10aが実線図示する符号10aの位置から鎖線図示する符号10a′の位置まで移動するようになる。
ところで、被覆材本体10が下方に撓むことによる被覆材本体10の左側縁部10aの移動長さは、該被覆材本体10上に乗る人の体重(荷重)が重いほど長くなるが、該被覆材本体10上への乗り上げ荷重が非常に大きいと、被覆材本体10の中央部が水平状態よりさらに下方まで撓む(上面が凹状態となる)おそれがある。そして、そのときには被覆材本体10の上面が凹状態になるが、該被覆材本体10が上面凹状態になると、被覆材本体10上から人が降りても被覆材本体10の上面が凸型に復帰できなくなる。
そこで、図7及び図8の使用例では、被覆材本体10の上面が凹状態にまるまで下方に撓まないようにするために、側溝3の左側壁32の上面にストッパー25を取付けて、被覆材本体10の自由側の側縁部(左側縁部)10aが必要以上に外方移動しないようにしている。
この実施例で使用している上記ストッパー25は、比較的短小長さのL形アングル材を間隔をもって複数箇所(図示例では3箇所)に設置したものである。そして、このストッパー25は、L形アングル材の立上げ片25a(図8)が、自然状態の被覆材本体10における当初の左側縁部10aの位置から所定長さL(L=例えば5〜6cm)だけ外側(左側)に離間した位置に位置する状態で、ビス26により左側壁32の上面32aに固定している。
そして、この図7及び図8の使用例では、被覆材本体10が過大に撓もうとしても、被覆材本体10の左側縁部10aがストッパー25の立上げ片25aに当接した時点以降は、該被覆材本体10の中央部がそれ以上、下方に撓むことがないようにしているので、該被覆材本体10が上面凹状態になるまで下方に撓むのを阻止できる。
尚、被覆材本体10を過剰に撓ませないようにするための機構としては、上記のように側壁上面32aにストッパー25を取付けるほかに、種々のものが採用可能であるが、ここでは説明を省略する。
「図9に示す第2実施例」
図9(第2実施例)は図3(第1実施例)の変形例であるが、図9の第2実施例の側溝用被覆材1は、被覆材本体10の右側の側縁部にヒンジ16を介して長尺棒状の係止材17を連結している。
他方、側溝3の右側壁32の上面32aには、その内方側端部寄り位置に、上記係止材17を係脱自在に保持し得る受溝付きの係止受材18をビス15で固定している。
そして、この図9の第2実施例では、実線図示するように、係止材17を係止受材18の受溝内に嵌入させた状態では、側溝用被覆材1で側溝3の上部開放部を被覆できるとともに、被覆材本体10を係止材17に対してヒンジ16を中心にして上方に枢動させることで符号10′で示すように上方に開放させることができる(この状態で側溝3内を掃除できる)。又、係止材17を係止受材18から分離させると、側溝用被覆材1全体を符号1′のように側溝3から取り外すことができるので、該側溝用被覆材1の取り替えが簡単に行えるとともに、側溝3内を掃除する際の該側溝3内への出入りが容易となる。
尚、図9(第2実施例)の側溝用被覆材1におけるその他の構成及び機能は、上記第1実施例のものと同じである。
「図10及び図11に示す第3実施例」
この図10及び図11(第3実施例)の側溝用被覆材1は、軽量で薄板状の板材20の上面側に上記第1実施例(図1)の被覆材本体10を組付けているとともに、板材20の右側縁部にヒンジ16,16・・を介して長尺棒状の固定材22を連結して構成されている。
板材20は、軽量の薄板であって人の体重を支持できる強度はないが、保形性は有するものである。尚、この板材20には、側溝3上を被覆した状態で水路内を覗くことができる覗き窓を設けておくことができ、その場合は該板材20の重量を軽減できる。
この第3実施例の側溝用被覆材1では、被覆材本体10の右側の側縁部を板材20の右側縁部上に止具21,21・・で固定している一方、該被覆材本体10の左側の側縁部は板材20の上面に単に載せているだけである。
そして、この第3実施例の側溝用被覆材1は、板材20を側溝3の左右側壁32,32の上面32a,32aに跨がる状態で載せ、固定材22を右側壁32の上面32aにビス23,23・・で固定することによって、側溝3の上部開放部31を被覆した状態で設置できる。
図10及び図11に示す側溝用被覆材1の設置状態において、被覆材本体10上に人が乗ると、被覆材本体10の右側の側縁部10aが板材20上を外側に摺動して該被覆材本体が図11の符号10′のように下方に撓むようになっている(被覆材本体上に乗った人が違和感を感じる)。
他方、側溝3内を掃除するときには、被覆材本体10付きの板材20をヒンジ16を中心にして上方に枢動させると、側溝用被覆材1を図11に符号1′で示すように側溝3の上部開放部31を開放させることができる。
この第3実施例の側溝用被覆材1では、被覆材本体10と板材20とが一体化されているので、被覆材本体10のみの場合より重量が増すが、被覆材本体10が保形性のある板材20に取付けられているので、被覆材本体10が面状メッシュ体であっても該被覆材本体10の形状が安定するとともに、被覆材本体10を保形性のある板材20とともに開閉できるので、その開閉時の安定性も確保できる。
尚、図10及び図11(第3実施例)の側溝用被覆材1におけるその他の構成及び機能は、上記第1実施例のものと同じである。
「図12に示す第4実施例」
図12(第4実施例)の側溝用被覆材1は、図2(第1実施例)の変形例であるが、この図12の側溝用被覆材1では、被覆材本体10における上面側の凸型形状として、各横線材12,12・・を幅中央部で山形状に屈曲させている。尚、この第4実施例の側溝用被覆材1におけるその他の構成は、上記第1実施例(図2)のものと同じである。
そして、この第4実施例のように被覆材本体10の凸型部分を山形状にした側溝用被覆材1でも、第1実施例のアーチ状のものと同様に、被覆材本体10により人(又は自転車)が側溝3内に転落するのを防止でき、道路2を通行する人(及び自転車や自動車の搭乗者)から被覆材本体10がよく見え、被覆材本体10の上に人が乗りにくくなり、被覆材本体10を軽量且つ安価に製作でき、被覆材本体10部分に人が乗ると弾力で撓む、という各種機能をそれぞれ達成できるものである。
1は側溝用被覆材、2は道路、3は側溝、10は被覆材本体、11は面状メッシュ体、12は横線材(細線材)、13は縦線材(細線材)、31は上部開放部、32は側壁である。

Claims (2)

  1. 道路(2)の側部に設けられた側溝(3)の上部開放部(31)を被覆するための側溝用被覆材であって、
    被覆材本体(10)として、細線材(12,13)で金網状又は格子状に形成した面状メッシュ体(11)を使用しているとともに、
    上記被覆材本体(10)は、上記側溝(3)の上部開放部(31)を被覆した状態において側溝長さ方向から見て上面側が凸型となるアーチ状又は山形状に成形している、
    ことを特徴とする側溝用被覆材。
  2. 請求項1において、
    上記蓋本体(10)として、その上面に人が乗ると人の荷重で下方に撓む一方、該上面から人が降りると元の凸型に復帰するような弾性を有するものを採用している、
    ことを特徴とする側溝用被覆材。
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