JP2016204539A - 硬化性組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の硬化性組成物は、加水分解性シリル基を有し且つ数平均分子量が5000〜50000であるポリオキシアルキレン系重合体と、
イソプロポキシ基及びアセチルアセトナート基を配位子として有するチタン化合物と、
アミジン構造を有する非架橋性化合物と、
活性水素を有するアミノ基を含む官能基及び加水分解性基を有するシランカップリング剤とを含むことを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明の硬化性組成物に含まれているポリオキシアルキレン系重合体は、加水分解性シリル基を有している。本発明において、加水分解性シリル基とは、珪素原子に1〜3個の加水分解性基が結合してなる基である。
WATERS社製 製品名「WATERS 2690」
<測定条件>
カラム :SHODEX GPC KF800D
(4.6MM ID250MM)×2本
カラム温度 :40℃
移動相 :テトラヒドロフラン(0.3ML/分)
サンプル濃度:0.2質量%
検出器 :RI WATERS社製 製品名「2414」
本発明の硬化性組成物は、イソプロポキシ基及びアセチルアセトナート基を配位子として有するチタン化合物を含む。このようなチタン化合物を含有していることにより、後述するシランカップリング剤を用いた場合にあっても、硬化性組成物は優れた硬化性を有し、硬化性組成物を硬化させて形成される硬化物は、優れた破断時の強度及び伸びを有する。
本発明の硬化性組成物は、アミジン構造を有する非架橋性化合物を含んでいる。アミジン構造を有する非架橋性化合物を含有することにより、チタン化合物の含有量を抑制しつつ、硬化性組成物に速硬化性を付与することができる。
本発明の硬化性組成物は、活性水素を有するアミノ基を含む官能基及び加水分解性基を含むシランカップリング剤を含有している。このようなシランカップリング剤が硬化性組成物中に含有されていることによって、硬化性組成物を硬化させて形成される硬化物は、破断時の強度が高く且つ伸びに優れている。
本発明の硬化性組成物は、充填材をさらに含んでいることが好ましい。充填材を用いることによって硬化物の伸びや、接着剤として用いたときの応力を向上させることができる。
本発明の硬化性組成物は、活性水素を有するアミノ基を含む官能基及び加水分解性基を有するシランカップリング剤に加えて、他のシランカップリング剤をさらに含んでいることが好ましい。上記シランカップリング剤とこれ以外のシランカップリング剤とを上述したポリオキシアルキレン系重合体と組み合わせて用いることにより、硬化性組成物の各種基材への密着性が向上する。
本発明の硬化性組成物は、可塑剤をさらに含んでいることが好ましい。可塑剤を用いることによって作業性、及び硬化物の伸びを向上させることができる。
本発明の硬化性組成物は、脱水剤をさらに含んでいることが好ましい。脱水剤によれば、硬化性組成物を保存している際に、空気中に含まれている水分によって硬化性組成物が硬化することを抑制することができる。
本発明の硬化性組成物は、その物性を損なわない範囲内において、チキソ性付与剤、酸化防止剤、光安定剤、顔料、染料、沈降防止剤、溶媒等の他の添加剤を含んでいてもよい。
・主鎖がポリオキシプロピレンであり且つ主鎖の末端にメチルジメトキシシリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A1)[1分子あたりのメチルジメトキシシリル基の数平均個数:1.5個、数平均分子量:10000、カネカ社製 製品名「S−303」、主鎖にウレタン結合は有していない。]
・主鎖がポリオキシプロピレンであり且つ主鎖の末端付近にウレタン結合を有し、末端にトリメトキシシリル基を有するポリオキシアルキレン系重合体(A2)[1分子あたりのトリメトキシシリル基の数平均個数:2.0個、数平均分子量:13000、バイエル社製 製品名「DESMOSEAL S XP2749」]
・チタンジイソプロポキシビス(アセチルアセトナート)[マツモトファインケミカル社製 製品名「TC−120」]
・チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)[マツモトファインケミカル社製 製品名「TC−750」]
・1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン[サンアプロ社製 製品名「DBU」]
・1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン[サンアプロ社製 製品名「DBN」]
・トリエチルアミン(C1’)[和光ケミカル社製]
・N−エチルジイソプロピルアミン(C2’)[和光ケミカル社製]
・1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(C3’)[和光ケミカル社製]
・N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン[信越化学工業社製 製品名「KBM603」]
・3- アミノプロピルトリメトキシシラン[信越化学工業社製 製品名「KBM903」]
・ビニルトリメトキシシラン[信越化学工業社製 製品名「KBM−1003」]
表1に示した所定量のポリオキシアルキレン系重合体(A1)、ポリオキシアルキレン系重合体(A2)、チタンジイソプロポキシビス(アセチルアセトナート)、チタンジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3- アミノプロピルトリメトキシシラン及びビニルトリメトキシシランを攪拌機に供給し、攪拌機を密閉した上で減圧条件下にて均一になるまで攪拌して硬化性組成物を得た。
実施例及び比較例において得られた硬化性組成物について、タックフリータイム、破断時の強度(Tmax)及び破断時伸び(Emax)を、下記の要領にて測定した。その結果を表1に示した。
硬化性組成物をJIS A1439 5.19タックフリー試験に準じた方法で測定を行った。
硬化性組成物をポリエチレン板上に膜厚が2.0mmとなるように塗工した後、23℃、相対温度50%の環境下で14日間に亘って養生して、硬化性組成物を硬化させて硬化物シートを得た。得られた硬化物シートをJIS K 6251に準拠した3号ダンベル形状に抜き取って試験片を作製した後、インストロン引張試験機(インストロンジャパン社製)を用いてクロスヘッドスピード500mm/分で試験片の引張試験を行い、最大引張応力(Tmax)、及び、試験片が破断した時の標点間距離の変位を測定し、Emaxを求めた。
Claims (3)
- 加水分解性シリル基を有し且つ数平均分子量が5000〜50000であるポリオキシアルキレン系重合体と、
イソプロポキシ基及びアセチルアセトナート基を配位子として有するチタン化合物と、
アミジン構造を有する非架橋性化合物と、
活性水素を有するアミノ基を含む官能基及び加水分解性基を有するシランカップリング剤とを含むことを特徴とする硬化性組成物。 - 錫化合物を含有していないことを特徴とする請求項1に該当する硬化性組成物。
- チタン化合物100質量部に対してアミジン構造を有する非架橋性化合物10〜60質量部を含有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の硬化性組成物。
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WO2007037483A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-05 | Kaneka Corporation | 硬化性組成物 |
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WO2014024963A1 (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-13 | 株式会社カネカ | 湿分硬化性組成物 |
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