JP2016204303A - 抗健忘症用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】加齢に伴う記憶・学習能力の低減を効果的に改善することができ、ヒトが安全かつ日常的に手軽に経口摂取することのできる抗健忘症用組成物を提供すること。【解決手段】レスベラトロールをアルカリ性条件下で加熱して得られる、下記一般式(1)で代表される、レスベラトロールの環化反応により生成した、レスベラトロール重合化合物を含有する、抗健忘症用組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、加齢に伴う記憶能力の低下を抑える抗健忘症用組成物に関する。
医学技術の発達による生活水準の向上に従って、主要先進国の平均寿命は半世紀の間に10歳以上向上し、また、出生率の低下に伴い、全体人口に対する老年の割合が急速に増加している。社会の高齢化が進むのに従い、老人性認知症は21世紀人類が解決しなければならない最大の保健問題となっていきている。これによって、認知症を含めた認知機能障害の予防及び治療が可能な機能性物質及び食品などの開発に対する要求が大きくなっている。
前記認知機能障害の中でも、加齢に伴って必発する症状として健忘症が知られている。この健忘症の予防効果に関する報告としては、酒粕と米麹の混合物(特許文献1)や、ローズマリーやセージからの抽出物(特許文献2)などがあるが、数が限られており十分とはいえない。
一方、赤ワインに含まれるレスベラトロールは抗酸化、抗癌、抗動脈硬化作用など多くの生理機能が報告されており、中でも、サーチュインの活性化を介した抗老化作用もあることが知られている。例えば、マウスを用いたレスベラトロールの抗老化作用に関する研究では、脳内の過酸化物質の減少や、活性酸素分解酵素(SOD)の活性向上や抗酸化物質であるグルタチオンの増加による血管性認知症の改善効果が報告されている(非特許文献1)。しかしながら、レスベラトロールには女性ホルモン様の作用があることや血液凝固に影響することも報告されており、レスベラトロールを摂取することで、目的以外の作用が発現されることが懸念される。さらに、赤ワインや植物に含まれるレスベラトロールはごく微量であり、より有効性の高い物質が期待されている。
また、本発明者らはレスベラトロールやピセアタンノール、プテロスチルベンに代表されるスチルベン類より、様々な生理活性を有する新規スチルベン誘導体、及び新規スチルベン誘導体混合物を発明し、報告している。例えば、抗癌活性(特許文献3、4)をはじめ、アディポネクチンやサーチュイン産生促進効果(特許文献5)、摂食抑制効果(特許文献6)、白色脂肪細胞の褐色様脂肪細胞化効果(特許文献7〜9)、代謝活性化効果(特許文献10〜13)遅筋形成や、循環器系疾患予防効果(特許文献14、15)、その他、抗肥満や抗炎症効果(特許文献16、17)など多彩な効果が確認されている。しかしながら、これまで、健忘症の予防に関する知見は知られていない。
坪田一男監修、「レスベラトロールの基礎と応用」、シーエムシー出版、2012年9月
本発明の目的は、加齢に伴う記憶・学習能力の低減を効果的に改善することができ、ヒトが安全かつ日常的に手軽に経口摂取することのできる抗健忘症用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討したところ、驚くべきことに、レスベラトロールをアルカリ性条件下で加熱して得られるレスベラトロール重合化合物を含む組成物を、老化モデルマウスであるSAMP8に対し摂取させることで、加齢に伴う記憶・学習能力の低減を抑えて健忘症を抑える効果があることを見いだした。本発明はかかる知見に基づいて開発されたものである。
すなわち、本発明の要旨は、
〔1〕レスベラトロールをアルカリ性条件下で加熱して得られることを特徴とする、抗健忘症用組成物、
〔2〕式(1):
〔1〕レスベラトロールをアルカリ性条件下で加熱して得られることを特徴とする、抗健忘症用組成物、
〔2〕式(1):
で示される3種類のレスベラトロール重合化合物を含有する前記〔1〕記載の抗健忘症用組成物、
に関する。
に関する。
本発明により、これまでレスベラトロールやその誘導体では見出されていなかった、新規の抗健忘症用組成物を提供できる。
すなわち、本発明の抗健忘症用組成物を日常的、継続的に摂取することにより、加齢に伴って生ずる、記憶・学習能力の低下を著しく改善することができる。また、本発明で用いるレスベラトロール重合化合物の原料であるレスベラトロールは、食経験が多くある成分であることから、これら成分から得られる本発明の抗健忘症用組成物は、ヒトを含む哺乳動物が日常的に安全かつ手軽に摂取できる利点を有する。
すなわち、本発明の抗健忘症用組成物を日常的、継続的に摂取することにより、加齢に伴って生ずる、記憶・学習能力の低下を著しく改善することができる。また、本発明で用いるレスベラトロール重合化合物の原料であるレスベラトロールは、食経験が多くある成分であることから、これら成分から得られる本発明の抗健忘症用組成物は、ヒトを含む哺乳動物が日常的に安全かつ手軽に摂取できる利点を有する。
以下、本発明について詳細に説明する。
<抗健忘症用組成物>
本発明の抗健忘症用組成物は、レスベラトロールをアルカリ性条件下で加熱して得られることを特徴とし、具体的には、前記のようにレスベラトロール同士を反応させて得られるレスベラトロール重合化合物を有効成分として含有することで、記憶・学習改善効果を有し、加齢に伴う学習記憶障害である健忘症候群の予防・治療効果を有する。
本発明の抗健忘症用組成物は、レスベラトロールをアルカリ性条件下で加熱して得られることを特徴とし、具体的には、前記のようにレスベラトロール同士を反応させて得られるレスベラトロール重合化合物を有効成分として含有することで、記憶・学習改善効果を有し、加齢に伴う学習記憶障害である健忘症候群の予防・治療効果を有する。
なお、本発明において、健忘症とは、一定期間、あるいは一定の事柄に限定された追想の障害を指し、さらに、一過性または慢性健忘症、器質的な原因により器質健忘、心因による心因健忘、一定期間内の出来事を全く追想できない全健忘、部分的に追想可能な部分健忘、意識障害が発生する以前の出来事まで追想の障害が及ぶ逆向健忘または意識障害から回復した後の出来事にも追想の障害が及ぶ前向健忘を含むものであってもよい。具体的に、本発明において、抗健忘症作用の評価には、主に空間的参照記憶を評価する“モリス水迷路試験”を採用している。
本発明で原料化合物として使用するレスベラトロールは、天然由来のものであっても、化学合成された純度の高い化成品であってもよい。天然由来の原料化合物としては、完全に精製されたものである必要はなく、他の化合物を含む混合物も使用できる。
ただし、加熱による反応効率を高める観点からは、前記レスベラトロールとしては、レスベラトロール換算で、合計5重量%以上含有されたものが原料として望ましい。このような原料としては、例えばブドウ果皮、ワイン、ワイン濃縮パウダー、メリンジョ、リンゴンベリー、ピーナッツ果皮、イタドリ等の原料からの抽出物や該抽出物の凍結乾燥品等を使用してもよい。さらに、より好ましくはこれら抽出物をカラム等で精製し、レスベラトロール含量を高めたものを使用することが好ましい。
本発明では、レスベラトロールをアルカリ性条件下で加熱して反応させるために、適切な溶媒に懸濁、溶解させる。前記溶媒としては、水、水と有機溶媒の混合液や、有機溶媒のみに溶解させることも可能である。水と有機溶媒の配合比や、有機溶媒の種類については特に制限はなく、また、レスベラトロールが十分に分散していれば、完全に溶解していなくともよい。中でも、水のみや、水とメタノール、水とエタノール等の混合液を使用することができるが、より好ましくは水のみで行うことが、安全性やコスト面から好ましい。
前記のようにレスベラトロールを溶媒に懸濁、溶解して得られる混合溶液(以下、レスベラトロール含有溶液ともいう。)中のレスベラトロールの濃度については、特に制限はないが、レスベラトロールの濃度が高いほど、溶媒使用量が少なくてすむ等のメリットもあるため、レスベラトロールの濃度は各々の溶媒に対しレスベラトロールがそれぞれ飽和濃度以上に調整することが好ましい。
また、本発明では、前記レスベラトロール含有溶液のpHをアルカリ性となるように調整する。調整方法として、例えば、レスベラトロール含有溶液を調製した後にアルカリ化剤を添加しpHを調整してもよいし、前述のレスベラトロール含有溶液の調製時に前もって溶媒のpHを調整しておいてもよい。レスベラトロール含有溶液の加熱反応開始時のpHは8.0以上であれば、効率的に後述のように複数の有用なレスベラトロール重合化合物を生成する反応が進むので好ましく、pH13.0を越えると反応と同時に、他の反応や目的化合物の分解も一方で生じるために最終的なレスベラトロール重合化合物群の回収量が低下する傾向がある。したがって、反応開始時のpHは8.0〜13.0が望ましい。
前記アルカリ化剤としては、特に制限はないが、安全性、効率及びコスト面からは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等が好ましく、中でも安全性やコストが優れる点から炭酸ナトリウムがより好ましい。反応時のpH変化を極力抑える場合が生じた際には、前記アルカリ化剤として緩衝溶液を用いてもよいが、必ずしも必要な手法ではない。
本発明では、アルカリ性に調整されたレスベラトロール含有溶液を加熱して抗健忘症用組成物を作製する。この加熱により、レスベラトロールどうしを環化反応させることで、有用なレスベラトロール環化反応生成物が生成する。このようなレスベラトロール環化反応生成物としては、式(1):
、式(2):
及び式(3):
で示される3種類のレスベラトロール重合化合物が挙げられる。
前記レスベラトロール重合体化合物において、炭素−炭素2重結合は、トランス又はシスであってよく、シス体とトランス体との混合物を含む。
前記レスベラトロール重合化合物としては、その薬学的に許容可能な塩であってもよい。
前記レスベラトロール重合化合物の薬学的に許容可能な塩としては、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩; アルミニウム塩;アルミニウムヒドロキシド塩等の金属ヒドロキシド塩; アルキルアミン塩、ジアルキルアミン塩、トリアルキルアミン塩、アルキレンジアミン塩、シクロアルキルアミン塩、アリールアミン塩、アラルキルアミン塩、複素環式アミン塩等のアミン塩; α−アミノ酸塩、ω−アミノ酸塩等のアミノ酸塩;ペプチド塩又はそれらから誘導される第1級、第2級、第3級若しくは第4級アミン塩等が挙げられる。これらの薬理的に許容可能な塩は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
前記レスベラトロール重合化合物の薬学的に許容可能な塩としては、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩; アルミニウム塩;アルミニウムヒドロキシド塩等の金属ヒドロキシド塩; アルキルアミン塩、ジアルキルアミン塩、トリアルキルアミン塩、アルキレンジアミン塩、シクロアルキルアミン塩、アリールアミン塩、アラルキルアミン塩、複素環式アミン塩等のアミン塩; α−アミノ酸塩、ω−アミノ酸塩等のアミノ酸塩;ペプチド塩又はそれらから誘導される第1級、第2級、第3級若しくは第4級アミン塩等が挙げられる。これらの薬理的に許容可能な塩は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
本発明において前記レスベラトロール重合体化合物を形成するための環化反応とは、レスベラトロールどうしが重合反応することで6員環を形成する反応をいう。
前記環化反応を効率的に進ませるために、レスベラトロール含有溶液の加熱温度は110℃以上に調整することが好ましい。また、使用する溶媒の沸点から考え、加圧加熱が望ましい。例えば、開放容器にレスベラトロール含有溶液を入れ、溶媒の沸点を超える高温で前記容器を加熱する、密閉容器にレスベラトロール含有溶液を入れ、前記容器を加熱する、圧力鍋を用いて加圧加熱する、レトルト装置やオートクレーブを用いて加圧加熱する、超臨界装置やプレッシャークッカー等の装置を用い加圧加熱する等、少なくとも部分的にレスベラトロール含有溶液の温度が110℃以上に達するように加熱することが好ましい。前記レスベラトロール重合化合物等の回収効率面から、レスベラトロール含有溶液の温度が均一に120℃〜180℃になることが、さらに好ましい。加熱時間も加熱温度と同様に限られたものではなく、効率的に目的の反応が進行する時間条件とすればよい。特に、加熱時間は加熱温度との兼ね合いによるものであり、加熱温度に応じた加熱時間にすることが望ましい。例えば、130℃付近で加熱する場合は、30分〜270分の加熱時間が望ましい。また、加熱は、一度でもよいし、複数回に分けて繰り返し加熱してもよい。複数回に分けて加熱する場合、溶媒を新たに追加して行うことが好ましい。
前記環化反応を効率的に進ませるために、レスベラトロール含有溶液の加熱温度は110℃以上に調整することが好ましい。また、使用する溶媒の沸点から考え、加圧加熱が望ましい。例えば、開放容器にレスベラトロール含有溶液を入れ、溶媒の沸点を超える高温で前記容器を加熱する、密閉容器にレスベラトロール含有溶液を入れ、前記容器を加熱する、圧力鍋を用いて加圧加熱する、レトルト装置やオートクレーブを用いて加圧加熱する、超臨界装置やプレッシャークッカー等の装置を用い加圧加熱する等、少なくとも部分的にレスベラトロール含有溶液の温度が110℃以上に達するように加熱することが好ましい。前記レスベラトロール重合化合物等の回収効率面から、レスベラトロール含有溶液の温度が均一に120℃〜180℃になることが、さらに好ましい。加熱時間も加熱温度と同様に限られたものではなく、効率的に目的の反応が進行する時間条件とすればよい。特に、加熱時間は加熱温度との兼ね合いによるものであり、加熱温度に応じた加熱時間にすることが望ましい。例えば、130℃付近で加熱する場合は、30分〜270分の加熱時間が望ましい。また、加熱は、一度でもよいし、複数回に分けて繰り返し加熱してもよい。複数回に分けて加熱する場合、溶媒を新たに追加して行うことが好ましい。
前記加熱による前記式(1)〜(3)で表されるレスベラトロール重合化合物等の生成反応の終了は、例えば、HPLCによる成分分析により生成量を確認して判断すればよい。
なお、前記式(1)〜(3)で表されるレスベラトロール重合化合物の生成量は、本発明の抗健忘症用組成物中に多いほど抗健忘症の効果が強くなるので好ましいが、具体的には、それぞれの総量が本発明の抗健忘症用組成物中に1重量%以上であればよい。
また、式(1)、式(2)、式(3)で表されるレスベラトロール重合化合物のそれぞれの含有比率については特に限定はない。
なお、前記式(1)〜(3)で表されるレスベラトロール重合化合物の生成量は、本発明の抗健忘症用組成物中に多いほど抗健忘症の効果が強くなるので好ましいが、具体的には、それぞれの総量が本発明の抗健忘症用組成物中に1重量%以上であればよい。
また、式(1)、式(2)、式(3)で表されるレスベラトロール重合化合物のそれぞれの含有比率については特に限定はない。
本発明の抗健忘症用組成物は、前記のようにレスベラトロールをアルカリ性条件下で加熱して得られる溶液(以下、反応液ともいう)をそのまま用いてもよいが、原料および溶媒の種類、加熱温度および加熱方法などの反応条件によっては前記反応液中にフェノールが発生するため、安全性の観点から、以下の(a)〜(c)の工程に記載の処理を施すことによりフェノールを除去することが好ましい。
(a)反応液を固体吸着剤と接触させ、吸着成分を回収する工程
(b)反応液をpH7以下に調整、析出させ、析出物を回収する工程
(c)反応液、又は上記(a)の工程で得られる組成物、又は上記(b)の工程で得られる組成物を含有する水溶液を加熱する工程
(a)反応液を固体吸着剤と接触させ、吸着成分を回収する工程
(b)反応液をpH7以下に調整、析出させ、析出物を回収する工程
(c)反応液、又は上記(a)の工程で得られる組成物、又は上記(b)の工程で得られる組成物を含有する水溶液を加熱する工程
前記(a)〜(c)の工程は、反応液中のフェノールの濃度が下がればよく、一つの工程を選択してもよいし、2以上の工程を組み合わせてもよい。また、同じ工程を繰り返してもよい。
前記(a)工程において使用される固体吸着剤としては、各種の合成吸着剤やシリカゲルが挙げられる。合成樹脂としては、例えば、三菱化学株式会社製のダイヤイオン(登録商標)HPシリーズ、セパビーズ(登録商標)SPシリーズ等の芳香族系合成吸着剤、オルガノ株式会社製のアンバーライト(登録商標)XADシリーズ等のスチレン系合成吸着剤、GEヘルスケア・ジャパン株式会社製のSephadexシリーズや、Sepharoseシリーズ等のデキストランやアガロース等を母体としたソフトゲルが挙げられる。またシリカゲルとしては例えば、オクタデシルシリル基等で表面を修飾された化学結合型多孔性球状シリカゲル等が挙げられる。
これらの固体吸着剤と前記反応液とを接触させる方法としては特に限定はなく、例えばカラムに固体吸着剤を充填し前記反応液を通液する方法(以下、カラム法ともいう)、あるいはタンクに反応液と固体吸着剤とを入れ攪拌して接触させる方法(以下、タンク法ともいう)等がある。しかしながら、固体吸着剤と反応液の接触時の取り扱いの容易さからカラム法が好ましい。前記反応液と吸着剤とを接触させる場合の温度は、特に限定はないが10〜30℃が好ましい。反応液中に混在するフェノールは、カラム法を用いた場合、合成吸着剤を用いた場合は吸着せず通過する、また、ソフトゲルを用いた場合は前記レスベラトロール重合化合物とは異なる通過時間にて溶出される、シリカゲルを用いた場合は溶出時の溶液の組成を変更することで除去することが可能である。
前記固体吸着剤を用いる精製により、反応液に混入したフェノールの除去が行えるだけではなく、前記精製物を脱塩精製し、式(1)〜(3)で表されるレスベラトロール重合化合物の濃度を高めることも可能である。
前記(b)工程において反応液をpH7以下に調整する方法としては、前記反応液への酸性物質の添加等が挙げられる。前記酸性物質としては特に限定は無いが、溶液を酸性にする物質であればよく、例えば、塩酸、クエン酸等が挙げられる。
前記pH7以下に調整した反応液中でレスベラトロール重合化合物を析出させる方法としては、有機溶媒濃度が容量パーセントを10%以下の水溶液にする方法が挙げられる。有機溶媒濃度としては、好ましくは5%以下、より好ましくは水のみである。
前記析出物を回収する方法としては、特に限定は無いが、不溶物を回収できればよく、濾過や遠心分離法等が挙げられる。
前記pH7以下に調整した反応液中でレスベラトロール重合化合物を析出させる方法としては、有機溶媒濃度が容量パーセントを10%以下の水溶液にする方法が挙げられる。有機溶媒濃度としては、好ましくは5%以下、より好ましくは水のみである。
前記析出物を回収する方法としては、特に限定は無いが、不溶物を回収できればよく、濾過や遠心分離法等が挙げられる。
前記(c)工程において、反応液、又は上記(a)の工程で得られる組成物、又は上記(b)の工程で得られる組成物を含有する水溶液を加熱する方法としては、蒸発した水蒸気が還流されない方法が望ましい。その方法としては特に限定は無いが、オイルバス、プレート式蒸発装置、フラッシュ型濃縮装置等を用いる方法が挙げられる。
また、加熱条件としては、含有する水が蒸発する条件であればよく、水溶液の液温が50〜130℃に、好ましくは80〜100℃に、10分〜12時間で処理することが好ましい。
また、加熱条件としては、含有する水が蒸発する条件であればよく、水溶液の液温が50〜130℃に、好ましくは80〜100℃に、10分〜12時間で処理することが好ましい。
前記(a)〜(c)工程のような処理により前記反応液からフェノールを除去することが可能であるが、さらに水蒸気蒸留やスチームストリッピング等の方法、活性炭や合成吸着剤を用いることにより、フェノールを実質上完全に除去することで、より高品質の抗健忘症用組成物を得ることもできる。
また、必要に応じて、減圧乾燥や凍結乾燥して溶媒を除去することで、抗健忘症用組成物を粉末状の固形物とすることもできる。
また、必要に応じて、減圧乾燥や凍結乾燥して溶媒を除去することで、抗健忘症用組成物を粉末状の固形物とすることもできる。
以上のようにして得られる本発明の抗健忘症用組成物はフェノールの含有量を顕著に低減されたものである。具体的には、固形分20mg/mLの濃度に調整した抗健忘症用組成物のメタノール溶液中のフェノール濃度が100μg/mL以下であり、好ましくは50μg/mL、より好ましくは5μg/mLである。
本発明の抗健忘症用組成物は、原料であるレスベラトロールには見られない、加齢に伴う記憶・学習能力の低減を防ぐ作用を有しており、この作用により、健忘症の予防、さらには治療を図ることができることから、本発明の抗健忘症用組成物は、新規の健忘症予防剤及び/又は治療剤として有用である。
本発明の抗健忘症用組成物の投与量としては、患者の性別、年齢、生理的状態、病態(健忘症の進み具合等)、製剤形態、投与経路、投与回数、薬剤における有効成分濃度等に応じて広い範囲から適宜選択できるが、例えば、成人1日当たり、本発明の組成物の含有量が固形分として0.01〜500mg/kg程度、好ましくは0.1〜100mg/kg程度であればよい。投与は、例えば、1日当たり1回又は数回に分けてもよい。
また、本発明の抗健忘症用組成物を用い、本発明の効果が損なわれない範囲内で食品、医薬品又は医薬部外品に通常用いられる成分を適宜任意に配合することができる。
例えば、食品の場合には、水、アルコール、澱粉質、蛋白質、繊維質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、着香料、着色料、甘味料、調味料、安定剤、防腐剤のような食品に通常配合される原料又は素材と組み合わせることができる。
また、本発明の抗健忘症用組成物を食品に添加する場合には、該食品中に、通常は固形分で0.001〜20重量%添加することが好ましい。
また、本発明の抗健忘症用組成物を食品に添加する場合には、該食品中に、通常は固形分で0.001〜20重量%添加することが好ましい。
本発明の抗健忘症用組成物は、医薬品として製剤化してもよい。この製剤形態としては特に限定されず、例えば、注射剤、坐剤、点眼剤、軟膏剤、エアゾール剤等の非経口剤、錠剤、被覆錠剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤、丸剤、懸濁剤、乳剤、トローチ剤、チュアブル錠、シロップ剤等の経口剤等が挙げられる。製剤化の際には、薬学的に許容される担体、賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、希釈剤、安定化剤、等張化剤、pH調整剤、緩衝剤等が用いられる。
担体や賦形剤としては、例えば、乳糖、ショ糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、マルトース、マンニトール、エリスリトール、キシリトール、マルチトール、イノシトール、デキストラン、ソルビトール、アルブミン、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸、メチルセルロース、グリセリン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム及びこれらの混合物等が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ砂、ポリエチレングリコール及びこれらの混合物等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、セラック、メチルセルロース、エチルセルロース、水、エタノール、リン酸カリウム及びこれらの混合物等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、セラック、メチルセルロース、エチルセルロース、水、エタノール、リン酸カリウム及びこれらの混合物等が挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖及びこれらの混合物等が挙げられる。
希釈剤としては、例えば、水、エチルアルコール、マクロゴール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類及びこれらの混合物等が挙げられる。
安定化剤としては、例えば、ピロ亜硫酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸、チオグリコール酸、チオ乳酸及びこれらの混合物等が挙げられる。
安定化剤としては、例えば、ピロ亜硫酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸、チオグリコール酸、チオ乳酸及びこれらの混合物等が挙げられる。
等張化剤としては、例えば、塩化ナトリウム、ホウ酸、ブドウ糖、グリセリン及びこれらの混合物等が挙げられる。
pH調整剤及び緩衝剤としては、例えば、クエン酸ナトリウム、クエン酸、酢酸ナトリウム、リン酸ナトリウム及びこれらの混合物等が挙げられる。
pH調整剤及び緩衝剤としては、例えば、クエン酸ナトリウム、クエン酸、酢酸ナトリウム、リン酸ナトリウム及びこれらの混合物等が挙げられる。
さらに本発明の抗健忘症用組成物は、増量剤、可溶化剤、分散剤、懸濁剤、乳化剤、抗酸化剤、細菌抑制剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤等を含んでいてもよい。
また、本発明の抗健忘症用組成物を医薬部外品の形態に製剤化してもよい。医薬部外品としては特に限定されないが、例えば、ドリンク剤等の栄養補助医薬部外品が好ましい。この場合、有効成分であるエキスの医薬部外品における含有量は、固形分として0.001〜30重量%程度であればよい。
また、本発明の抗健忘症用組成物は、ヒトに対してだけでなく、非ヒト動物、例えば、ラット、マウス、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ウマ、ネコ、イヌ、サル、チンパンジー等の哺乳類等の治療剤又は飼料に配合してもよい。飼料としては、例えばヒツジ、ブタ、ウシ、ウマ等に用いる家畜用飼料、ウサギ、ラット、マウス等に用いる小動物用飼料、イヌ、ネコ、リス等に用いるペットフードが挙げられる。
次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はかかる実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1
抗健忘症作用を評価する試料として、前記式(1)〜(3)で表される3種類のレスベラトロール重合化合物を含む組成物(RAC)を用いた。
前記レスベラトロール重合化合物を含有する組成物の作製、及び精製は、特開2015−027959号記載の実施例1に記載の方法に従って、以下の手順で行った。トランス−レスベラトロール((株)TECNO SCIENCE社製)1gをエタノール10mLに溶解し、10%炭酸水素ナトリウム(和光純薬工業(株)社製)水溶液を10mL加えて、レスベラトロール含有溶液(pH9.9)を得た。このレスベラトロール含有溶液をオートクレーブ(三洋電機製、「SANYO LABO AUTOCLAVE」、以下同じ)にて130℃、90分間加熱し、レスベラトロール重合化合物含有溶液を作製した。
次いで、レスベラトロール重合化合物含有溶液を蒸留水1Lで希釈・溶解させ、400gの合成吸着剤ダイヤイオン(登録商標)HP−20(三菱化学株式会社製)に全量供した。蒸留水1Lで洗浄後、100%エタノール1Lで溶出させた。減圧乾燥にて溶媒を除去し、レスベラトロール重合化合物を含有する組成物の乾燥物(RAC)を200mg得た。前記RACを2mg/mLの濃度でメタノールに溶解させ、そのうち10μLをHPLCにより分析した。
抗健忘症作用を評価する試料として、前記式(1)〜(3)で表される3種類のレスベラトロール重合化合物を含む組成物(RAC)を用いた。
前記レスベラトロール重合化合物を含有する組成物の作製、及び精製は、特開2015−027959号記載の実施例1に記載の方法に従って、以下の手順で行った。トランス−レスベラトロール((株)TECNO SCIENCE社製)1gをエタノール10mLに溶解し、10%炭酸水素ナトリウム(和光純薬工業(株)社製)水溶液を10mL加えて、レスベラトロール含有溶液(pH9.9)を得た。このレスベラトロール含有溶液をオートクレーブ(三洋電機製、「SANYO LABO AUTOCLAVE」、以下同じ)にて130℃、90分間加熱し、レスベラトロール重合化合物含有溶液を作製した。
次いで、レスベラトロール重合化合物含有溶液を蒸留水1Lで希釈・溶解させ、400gの合成吸着剤ダイヤイオン(登録商標)HP−20(三菱化学株式会社製)に全量供した。蒸留水1Lで洗浄後、100%エタノール1Lで溶出させた。減圧乾燥にて溶媒を除去し、レスベラトロール重合化合物を含有する組成物の乾燥物(RAC)を200mg得た。前記RACを2mg/mLの濃度でメタノールに溶解させ、そのうち10μLをHPLCにより分析した。
HPLC分析は下記の条件にて行った。
カラム:CAPCELL PAK UG80カラム(4.6mmI.D.×250mm、資生堂株式会社製)
移動相A:0.1%トリフルオロ酢酸(TFA、和光純薬株式会社製)/H2O
移動相B:0.1%TFA/アセトニトリル(和光純薬株式会社製)
勾配(容量%):100%A/0%Bから0%A/100%Bまで33分、0%A/100%Bを7分(すべて直線)
カラム:CAPCELL PAK UG80カラム(4.6mmI.D.×250mm、資生堂株式会社製)
移動相A:0.1%トリフルオロ酢酸(TFA、和光純薬株式会社製)/H2O
移動相B:0.1%TFA/アセトニトリル(和光純薬株式会社製)
勾配(容量%):100%A/0%Bから0%A/100%Bまで33分、0%A/100%Bを7分(すべて直線)
得られたクロマトグラムを図1に示す。前記RAC含有メタノール溶液をHPLCで分析したところ、レスベラトロールのピークとは異なる複数のピークが検出できたことから、生成された複数の化合物を含む組成物が取得できた。
次に、得られた反応物のうち、図1の(1)、(2)、(3)に示されるピークに含まれる化合物を分取HPLCにより単離し、常法により乾燥したところ、(1)、(2)に示されるピークに含まれる化合物は淡褐色粉末状の物質、式(3)に示されるピークに含まれる化合物は褐色粉末状の物質となった。
次いで、前記3種類の化合物の分子量を、特開2011−251914号公報の実施例2に記載の方法に従って、高分解能Negative−FAB−MS(高速原子衝撃質量分析)にて測定し、核磁気共鳴(NMR)測定を行った結果、(1)のピークに含まれる化合物は、前記式(1)で表される化合物、(2)のピークに含まれる化合物は前記式(2)で表される化合物、(3)のピークに含まれる化合物は前記式(3)で表される化合物であることがわかった。
次いで、4週齢の老化促進マウス(Senescence−AcceleratedMouse Prone(SAMP)8)5匹に対し、17週間にわたりRACを0.1%(w/w)混合した標準飼料(「CRF−1」、オリエンタル酵母工業株式会社製)を摂取させた。
17週間の投与後、記憶能力の行動実験を行った。記憶の行動実験は、世界的に最も実績のある、モリス水迷路を用いた(例えば、D’Hooge R1, De Deyn PP.Brain Res Brain ResRev. 2001 Aug;36(1):60−90.を参照)。モリス水迷路の原理は、マウスが水を忌避する性質を利用して、水を避けることのできる足場(プラットフォーム)へ回避する時間(到達時間および滞在時間)を測定することにより、到達時間の短さおよび滞在時間の長さで記憶能力を評価することができる。また、SAMP8では老化が促進されているため、経日的に足場へ回避する時間を測定することで、老化に伴う記憶の低減の様子(すなわち、健忘症)を判定することができる。
17週間の投与後、記憶能力の行動実験を行った。記憶の行動実験は、世界的に最も実績のある、モリス水迷路を用いた(例えば、D’Hooge R1, De Deyn PP.Brain Res Brain ResRev. 2001 Aug;36(1):60−90.を参照)。モリス水迷路の原理は、マウスが水を忌避する性質を利用して、水を避けることのできる足場(プラットフォーム)へ回避する時間(到達時間および滞在時間)を測定することにより、到達時間の短さおよび滞在時間の長さで記憶能力を評価することができる。また、SAMP8では老化が促進されているため、経日的に足場へ回避する時間を測定することで、老化に伴う記憶の低減の様子(すなわち、健忘症)を判定することができる。
本発明では、直径150cm、高さ35cmの円筒状のタンクに水温22±1℃の水を水深20cmになるように入れ、タンク内に直径18cmの逃避台を設置した。コントロール群(n=6)にはRACを含有しない標準飼料摂取させたSAMP8マウスを用いて実験を実施した。まず、5日間かけてタンク中の逃避台の位置の学習を行った。その結果、RAC摂取群、コントロール群とも逃避台の位置を学習し、逃避台到達までの時間の短縮が観察された。結果を図2に示す。
続いて、逃避台を取り除き、各マウスの逃避台付近への到達時間および滞在時間を比較した。
その結果、RAC摂取群は、コントロール群に比べて平均で約60%到達時間の短縮が観察され、約11.8秒到達時間の短縮が観察された。結果を図3に示す。
また、RAC摂取群は、コントロール群に比べて、滞在時間も1.6倍長い時間、滞在することが判明した。結果を図4に示す。
これらの結果から、RACを摂取することで加齢に伴う記憶力の減衰が顕著に抑制されたことがわかる。すなわち、RACには、摂取により健忘症の予防効果を有することが明らかになった。
その結果、RAC摂取群は、コントロール群に比べて平均で約60%到達時間の短縮が観察され、約11.8秒到達時間の短縮が観察された。結果を図3に示す。
また、RAC摂取群は、コントロール群に比べて、滞在時間も1.6倍長い時間、滞在することが判明した。結果を図4に示す。
これらの結果から、RACを摂取することで加齢に伴う記憶力の減衰が顕著に抑制されたことがわかる。すなわち、RACには、摂取により健忘症の予防効果を有することが明らかになった。
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015087491A JP2016204303A (ja) | 2015-04-22 | 2015-04-22 | 抗健忘症用組成物 |
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ID=57488853
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JP2015087491A Pending JP2016204303A (ja) | 2015-04-22 | 2015-04-22 | 抗健忘症用組成物 |
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JP (1) | JP2016204303A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020040904A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | 株式会社佐藤園 | エフソール含有組成物 |
JP2020094007A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-18 | ユーハ味覚糖株式会社 | 高圧下での加熱処理によるレスベラトロール誘導体の製造方法 |
-
2015
- 2015-04-22 JP JP2015087491A patent/JP2016204303A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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