JP2016203128A - ガラス分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軟化工程を設けることなく、シートからガラスを容易に分離できるようにし、分離のスピード化を図って、分離効率の向上を図る。【解決手段】 板状のガラスGに樹脂を含むシートSを付着させた処理物Wを挾持し回転させられて処理物WのガラスGを破砕する一対の破砕ローラ10と、各破砕ローラ10の下流側に設けられ処理物WのシートSに付着したガラスGのガラス片Gaを掻き落す掻落しローラ12と、掻落しローラ12に対して処理物Wを押える押えローラ13と、各破砕ローラ10の上流側に設けられ各破砕ローラ10間に処理物Wを支承して供給する供給コンベア50とを備え、供給コンベア50を、一対の破砕ローラ10の軸心を通る平面Mbに対して処理物Wを支承する支承面Maのなす角度θが非直角になるように且つ角度調整可能に機台1に傾斜させて設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール,液晶テレビ,プラズマテレビ等の機器に使用されるガラスをリサイクルするために、これらからガラスを分離して取出すガラス分離装置に係り、特に、これらの機器から取出され板状のガラスに樹脂を含むシートが付着させられた処理物から当該ガラスを分離して取り出すガラス分離装置に関する。
一般に、例えば、太陽電池モジュールは、板状のガラスに樹脂を含むシートが付着させられこれを金属製の枠体で囲繞して構成されている。シートは、主には太陽電池素子が製膜された樹脂製の保護材及びこれをガラスに接着する充填材からなる。また、保護材の背面には電力の端子ボックスや配線用のケーブルが取り付けられている。そして、寿命がくるなどして使用しなくなった太陽電池モジュールは、廃棄されるが、近年、リサイクルすることも行われている。この場合には、端子ボックスや配線用のケーブルを取り外すとともに、枠体を取り外して、所要部材をリサイクルする。また、板状のガラスに樹脂を含むシートが付着したものからは、ガラスを分離してこれをリサイクルし、残物は溶融するなどして所要の金属などを取り出してリサイクルする等している。
ところで、板状のガラスに樹脂を含むシートが付着したものからガラスを分離するのは、シートが充填材で接着されていることから容易ではなく、これを容易に処理できる装置が開発されている。従来、この種のガラス分離装置としては、例えば、特開2011−173099号公報(特許文献1)に掲載されたものが知られている。
この従来のガラス分離装置は、図12に示すように、板状のガラスGにシートSが付着させられた処理物Wをコンベア100で搬送するとともに、この搬送過程で、先ず、破砕歯群が設けられたトップローラ101と、外周面が平坦なボトムローラ102とで挟んで破砕し(図12(a)の破砕工程)、次に、この処理物Wにヒータ103を載せて充填材を軟化し(図12(b)の軟化工程)、その後、ブレード104の刃先でシートSからガラスGの破片(ガラス片Gaという)を削り取っていく(図12(c)の分離工程)。
特開2011−173099号公報
しかしながら、上記従来のガラス分離装置にあっては、
(1)ヒータ103により加熱して充填材を軟化させるようにしているので、充填材が分離し易くなるまで軟化させるのに時間が掛かる。
(2)このヒータ103による軟化工程を設けているので、その分、工数が増すことから処理効率が悪い。
(3)また、ヒータ103を設けるので、それだけ、装置も大型化してしまい、コスト高になる。
(4)更に、加熱し温めることで充填材の粘度が増し、この充填材がガラス片Gaに付着し易くなって、かえって分離性を損ねる。
(5)また、破砕工程で、処理物Wを、破砕歯群が設けられたトップローラ101と、外周面が平坦なボトムローラ102とで挟んで破砕しているが、ボトムローラ102の外周面は平坦なので、ガラスGに入るひびが不十分になり、細分化しにくい。
等の問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、軟化工程を設けることなく、シートからガラスを容易に分離できるようにし、分離のスピード化を図って、分離効率の向上を図ったガラス分離装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明のガラス分離装置は、板状のガラスに樹脂を含むシートを付着させた処理物からガラスを分離するガラス分離装置において、上記処理物を挾持し回転させられて該処理物を搬送するとともに該処理物のガラスを破砕する一対の破砕ローラと、該各破砕ローラの下流側に設けられ上記処理物のシートに付着したガラスのガラス片を掻き落す掻落しローラと、該掻落しローラに対して上記処理物を押える押えローラと、上記各破砕ローラの上流側に設けられ該各破砕ローラ間に上記処理物をそのガラス面を支承して供給する供給コンベアとを備え、該供給コンベアを、上記一対の破砕ローラの軸心を通る平面に対して上記処理物のガラス面を支承する支承面のなす角度が非直角になるように且つ角度調整可能に設けた構成としている。
これにより、処理物を供給コンベアの支承面に支承して供給すると、処理物は一対の破砕ローラ間に挾持されて搬送され、その搬送過程で処理物のガラスが破砕され、破砕されたガラスのガラス片はシートに付着したまま搬送され、また、ガラス片の一部はシートから剥離して落下する。この場合、供給コンベアは、一対の破砕ローラの軸心を通る平面に対して支承面のなす角度が非直角になっているので、処理物が傾斜して一対の破砕ローラ間に入ることから、処理物が破砕ローラによって強制的に曲げられ、そのため、ガラスを割れ易くすることができる。また、供給コンベアは、角度調整可能なので、ガラスの割れ易い最適の角度に設定することができる。その後、処理物が搬送されて掻落しローラに至ると、掻落しローラによって処理物のシートに付着したガラスのガラス片が掻き落とされる。この場合、押えローラによって処理物が掻落しローラに対して押えられるので、掻落しが確実に行われる。このため、従来のように、ヒータで加熱してブレードでガラス片を削り取らなくても、シートからガラスを容易に分離できるようになり、分離のスピード化を図ることができ、分離効率の向上を図ることができる。
そして、必要に応じ、上記一対の破砕ローラを、上記処理物のガラス面に対応する一方破砕ローラとシート面に対応する他方破砕ローラと備えて構成するとともに、該処理物を略水平方向に搬送するように設け、上記供給コンベアを、上記支承面が上流側から下流側に向けて下に傾斜するように傾動可能にし、該供給コンベアを所用の傾斜角度でロック解除可能にロックするロック機構を設けた構成としている。これにより、一対の破砕ローラの軸心を通る平面に対して処理物のガラス面を支承する支承面のなす角度θがθ<90°の鋭角になる。角度θは、例えば、45°≦θ≦85°に設定する。そのため、処理物は破砕ローラ間に入り込むと湾曲させられるが、そのガラス面が反るようになってガラス面に引っ張りの応力が作用するので、ガラスにひびが入りやすくなり、より一層ガラスを割れ易くすることができる。また、供給コンベアに支承した処理物を供給コンベアの傾斜に沿わせて供給できるので、供給し易くすることができる。更に、ロック機構を解除して、供給コンベアの傾斜角度を変えることができ、調整を容易に行うことができる。
また、必要に応じ、上記一対の破砕ローラの上流側で進退動可能に設けられ進出させられて上記供給コンベアにより移送される処理物の下流側端部に係止して移送を停止する停止位置及び後退させられて上記処理物の下流側端部に対する係止を解除して処理物を通過させる通過位置の2位置に移動可能なストッパと、該ストッパを進退動させるストッパ駆動部とを備えた構成としている。処理物を一端停止させてから、一対の破砕ローラに供給できるので、確実に供給することができる。
更に、必要に応じ、上記一方破砕ローラを回転可能に機台に支持し、上記他方破砕ローラを支持部材に支持し、該支持部材を上記一方破砕ローラと他方破砕ローラとのローラ間隔が可変になるように上下動可能に上記機台に支持し、該支持部材を上下動させ所要の位置で位置決め可能な支持部材駆動部を設けた構成としている。支持部材駆動部により支持部材を上下させて、一方破砕ローラと他方破砕ローラとのローラ間隔を変えることができるので、処理物の厚さに合わせて、適正な間隔にしてガラスの破砕を行うことができる。
更にまた、必要に応じ、上記掻落しローラを上記一方破砕ローラに対して略水平方向に上記機台に並設し、上記押えローラを上記他方破砕ローラに対して略水平方向に上記支持部材に並設した構成としている。これにより、掻落しローラと押えローラとの間隔も同時に変えることができるので、処理物の厚さに合わせて、適正な間隔にしてガラスの掻落しを行うことができる。
また、必要に応じ、上記一方破砕ローラを回転駆動するとともに上記掻落しローラを上記一方破砕ローラと同期して回転駆動する第1駆動部と、上記他方破砕ローラを回転駆動する第2駆動部とを備え、該第2駆動部を上記支持部材に付帯した構成としている。第1駆動部により、一方破砕ローラ及び掻落しローラを同期して回転駆動するので、処理物の搬送を確実に行うことができる。また、第2駆動部が支持部材に付帯されて上下動するので、機構を簡易にすることができる。
更に、必要に応じ、上記第1駆動部,第2駆動部を、正送指令信号に基づいて上記処理物を上流側から下流側に正送させるとともに逆送指令信号に基づいて上記処理物を下流側から上流側に逆送させる機能を備えて構成し、
上記処理物が上記各破砕ローラに挾持された状態での正送の際、該処理物の上流側端部が該各破砕ローラの上流側近傍の第1位置に至ったことを検知するとともに、上記処理物の逆送の際、該処理物の下流側端部が所定の第2位置に至ったことを検知する位置検知手段を備え、
上記第1駆動部,第2駆動部を制御する制御部を備え、該制御部は、上記処理物を下流側に正送させる正送指令信号を送出する正送指令信号送出手段と、該正送指令信号送出手段から正送指令信号が送出された後上記位置検知手段が第1位置を検知したとき上記処理物を下流側から上流側に逆送させる逆送指令信号を送出する逆送指令信号送出手段と、該逆送指令信号送出手段から逆送指令信号が送出された後上記位置検知手段が第2位置を検知したとき再び正送指令信号送出手段から正送指令信号を送出させる再送出手段と、上記逆送指令信号送出手段の機能を有効にする回数を設定する逆送回数設定手段とを備えた構成としている。処理物を正送及び逆送して繰り返し破砕ローラや掻落しローラに接触させることができるので、ガラス片をシートから確実に剥離することができ、分離効率を向上させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記制御部は、上記処理物の最初の正送時における一方破砕ローラと他方破砕ローラとのローラ間隔Eの初期値E0を設定するとともに、該処理物を最初に正送した後に該処理物の送り方向が変更される毎に上記ローラ間隔Eの調整値(E1〜En)をE0≧E1≧・・・・≧Enに設定する間隔設定手段と、該間隔設定手段に設定されたローラ間隔Eの初期値E0になるように上記支持部材駆動部により上記支持部材を移動させるとともに、上記処理物を最初に正送した後該処理物の送り方向が変更される都度上記間隔設定手段に設定されたローラ間隔Eの調整値(E1〜En)になるように上記支持部材駆動部により上記支持部材を移動させる間隔制御手段とを備えた構成としている。間隔設定手段での設定は、少なくともE0>Enになるように設定する。処理物は、一方向に移動する際にある程度ガラス片が剥離されるので、それだけ、処理物が薄くなるが、逆方向に移動する際には、一方破砕ローラと他方破砕ローラとのローラ間隔が小さくなるので、各破砕ローラによる挾持が不十分になることがなく、そのため、ガラスの破砕を確実に行わせることができる。また、掻落しローラと押えローラとの間隔も同様に小さくなるので、掻落しローラによるガラス片の掻落しも確実に行うことができるようになり、より一層ガラス片の分離効率を向上させることができる。
また、必要に応じ、上記一方破砕ローラ及び掻落しローラの回転速度をSaとし、上記他方破砕ローラの回転速度をSbとしたとき、Sa>Sbに設定した構成としている。例えば、Sa=(1.1〜3.0)Sbにすることができる。これにより、ガラス側の破砕ローラをガラスに頻繁に当接させることができ、より一層ガラスを細かく破砕することができ、破砕ローラによる剥離も促進できるとともに、掻落しローラもガラス片に頻繁に当接させることができるのでガラス片の掻落しを確実にすることができる。
更に、必要に応じ、上記掻落しローラから排出される処理物を支承して排出する排出コンベアを備えた構成としている。排出を円滑に行うことができる。
更にまた、必要に応じ、上記供給コンベアを、上記破砕ローラの軸線と平行な軸線を有し上端に位置する母線の集合により上記処理物のガラス面を支承する支承面を構成する多数の搬送ローラと、該各搬送ローラを回転可能に支持するフレームとを備えたローラコンベアで構成している。処理物を搬送ローラを転動させて自重により搬送供給できるので、それだけ、機構を簡易にすることができる。
また、必要に応じ、上記一対の破砕ローラを、これらの外周面に夫々先端が尖った破砕歯を行列状に設けて構成し、一方の破砕ローラの破砕歯の軸方向の位相と、他方の破砕ローラの破砕歯の軸方向の位相とをずらした構成にしている。これにより、ガラスを細かく破砕することができ、掻落しローラでの掻落しを確実にすることができる。
更に、必要に応じ、上記掻落しローラを、その外周面に先端が尖った破砕歯を行列状に設けて構成し、上記押えローラを、その外周面を円筒平面に形成するとともに、回転自在にした構成としている。押えローラを回転自在にしたので、処理物に無理な負荷をかけることなく、掻落しローラを円滑に回転させて掻落しローラでの掻落しを確実にすることができる。
本発明によれば、破砕ローラで処理物のガラスを破砕し、それから、掻落しローラでガラス片を掻き落すので、従来のように処理物をヒータで加熱してブレードでガラス片を削り取らなくても、シートからガラスを容易に分離できるようになり、それだけ、分離のスピード化を図ることができ、分離効率の向上を図ることができる。また、供給コンベアは、一対の破砕ローラの軸心を通る平面に対して支承面のなす角度が非直角になっているので、処理物が傾斜して一対の破砕ローラ間に入ることから、処理物が破砕ローラによって強制的に曲げられ、そのため、ガラスを割れ易くすることができ、この点でも、破砕,分離効率を向上させることができる。また、供給コンベアは、角度調整可能なので、ガラスの割れ易い最適の角度に設定することができる。更に、掻落しローラによる掻落しにおいても、押えローラによって処理物が掻落しローラに対して押えられるので、掻落しを確実に行うことができる。
本発明の実施の形態に係るガラス分離装置を示す正面断面図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置の供給コンベアと破砕ローラとの関係を示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置の破砕ローラの組を示す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置の供給コンベアと破砕ローラとの関係を示す要部正面断面図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置を示し、(a)は側面断面図、(b)は(a)中X−X線(左右段違いに切断)視要部断面図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置を示し、(a)は供給コンベアを示す側面断面図、(b)は排出コンベアを示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置において、供給コンベアの取付け状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置の制御部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置の制御部の処理工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るガラス分離装置において、掻落しローラの別の例を示す図である。 従来のガラス分離装置の一例をその作用とともに示す図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るガラス分離装置について詳細に説明する。
図1及び図4に示すように、実施の形態に係るガラス分離装置Kは、例えば、不要になった太陽電池モジュールから取出され、板状のガラスGに樹脂を含むシートSが付着させられた処理物Wから、ガラスGを分離するものである。
図1乃至図8に示すように、実施の形態に係るガラス分離装置Kは、機台1と、機台1に備えられ処理物Wを挾持し回転させられて処理物Wを搬送するとともに処理物WのガラスGを破砕する一対の破砕ローラ10を備えている。この一対の破砕ローラ10は、処理物Wのガラス面に対応する一方破砕ローラ10(A)とシートS面に対応する他方破砕ローラ10(B)と備えて構成され、処理物Wを略水平方向に搬送するように設けられている。詳しくは、図2乃至図4に示すように、一対の破砕ローラ10は、これらの外周面に夫々先端が尖った破砕歯11を行列状に設けて構成されている。また、図3に示すように、一方の破砕ローラ10の破砕歯11の軸方向の位相と、他方の破砕ローラ10の破砕歯11の軸方向の位相とをずらしてある。即ち、破砕歯11のピッチをPとしたとき、0.5Pずらしてあり、一方の破砕ローラ10の破砕歯11と他方の破砕ローラ10の破砕歯11とが交互に噛合するように支持されている。
また、本装置Kにおいては、図1乃至図6に示すように、各破砕ローラ10の下流側に設けられ処理物WのシートSに付着したガラスGのガラス片Gaを掻き落す掻落しローラ12と、掻落しローラ12に対して処理物Wを押える押えローラ13とが備えられている。掻落しローラ12は、上記の破砕ローラ10と同様に、その外周面に先端が尖った破砕歯11を行列状に設けて構成されており、一方、押えローラ13は、その外周面が円筒平面に形成され、回転自在に支持されている。
更に、図1,図4及び図6に示すように、一方破砕ローラ10(A)は回転可能に軸受14を介して機台1に支持されており、他方破砕ローラ10(B)は軸受15を介して支持部材20に支持されている。また、掻落しローラ12は、一方破砕ローラ10(A)に対して略水平方向に軸受16を介して機台1に並設されており、押えローラ13は、他方破砕ローラ10(B)に対して略水平方向に軸受17を介して支持部材20に並設されている。図4中符号18は機台1に設けられ処理物Wの両側をガイドするガイド板である。
そして、支持部材20は、一方破砕ローラ10(A)と他方破砕ローラ10(B)とのローラ間隔E(破砕歯11の山と谷の間隔)が可変になるように、また、掻落しローラ12と押えローラ13との間隔が可変になるように、上下動可能に機台1に支持されている。支持部材20にはスライダ21が設けられ、機台1にはスライダ21をガイドするガイドレール22が設けられている。また、支持部材20を上下動させ所要の位置で位置決め可能な支持部材駆動部23が設けられている。この支持部材駆動部23は、機台1の上部に設けられ、支持部材20を上下動可能に吊下する一対の周知のパワージャッキ24を備えている。各パワージャッキ24は、機台1の幅方向に所定間隔離間して設置され、例えば、ケース25に上下動可能に設けられ支持部材20を吊下したネジ軸26を図示外のウオームギヤ機構により上下動させる。また、支持部材駆動部23は、機台1に設けられ、各パワージャッキ24のウオームギヤ機構を減速ギヤ機構27及びこれに連携した回動軸28を介して駆動させネジ軸26を上下動させるギヤドモータ29を備えている。後述の制御部80により、ギヤドモータ29は回転制御され、パワージャッキ24のネジ軸26を上下動させて、一方破砕ローラ10(A)と他方破砕ローラ10(B)とのローラ間隔Eを規定する。支持部材駆動部23により支持部材20を上下させて、一方破砕ローラ10(A)と他方破砕ローラ10(B)とのローラ間隔を変えることができ、また、掻落しローラ12と押えローラ13との間隔も同時に変えることができるので、処理物Wの厚さに合わせて、適正な間隔にしてガラスGの破砕を行うことができる。
また、本装置Kにおいては、図1,図5及び図6に示すように、一方破砕ローラ10(A)を回転駆動するとともに掻落しローラ12を一方破砕ローラ10(A)と同期して回転駆動する第1駆動部30が備えられている。第1駆動部30は、機台1に設けられた正逆転可能な電動モータ31と、電動モータ31の回転軸に設けられた原動スプロケット32と、一方破砕ローラ10(A)の軸に設けられた従動スプロケット33と、原動スプロケット32及び従動スプロケット33間に掛渡されたチェーン34とを備えている。また、第1駆動部30は、従動スプロケット33の内側及び掻落しローラ12の軸に夫々設けられ一方破砕ローラ10(A)の回転を伝達するための伝達スプロケット35,36と、この伝達スプロケット35,36間に掛渡されたチェーン37とを備えている。符号38は、機台1に設けられこのチェーン37が掛渡された小スプロケット39を有しこのチェーン37のテンションを調整するためのテンション調整器である。
更に、本装置Kは、図1,図5及び図6に示すように、他方破砕ローラ10(B)を回転駆動する第2駆動部40を備えている。この第2駆動部40は、支持部材20に付帯され、例えば、他方破砕ローラ10(B)の軸をハイポイドギヤ機構41を介して直接回転させる正逆転可能な電動モータ42で構成されている。第1駆動部30,第2駆動部40は、電動モータ31及び電動モータ42の正逆転により、後述の制御部80からの正送指令信号に基づいて処理物Wを上流側から下流側に正送させるとともに逆送指令信号に基づいて処理物Wを下流側から上流側に逆送させる機能を備えて構成されている。第1駆動部30により、一方破砕ローラ10(A)及び掻落しローラ12を同期して回転駆動するので、処理物Wの搬送を確実に行うことができる。また、第2駆動部40が支持部材20に付帯されて上下動するので、機構を簡易にすることができる。各破砕ローラ10及び掻落しローラ12の下方には、落下したガラス片Gaを受けて外部の貯留部に搬送するガラス片搬送コンベア43(図1)が設けられている。また、図4に示すように、一方破砕ローラ10(A)と掻落しローラ12との間に、処理物WのガラスGに近接して対峙してこれを覆ってガイドするとともに処理物Wから落下するガラス片Gを受けて落下させることができるように傾斜した小さな板状のカバー44が設けられ、他方破砕ローラ10(B)と押えローラ13との間に、処理物WのシートSに近接して対峙しこれを覆ってガイドする小さな板状のカバー45が設けられている。このカバー44及びカバー45によって、処理物Wの最初の搬送時に、処理物Wの下流側端部Waを上下からガイドして、掻落しローラ12と押えローラ13との間に確実に送給できるようにしている。
また、本装置Kにおいては、図1,図2,図4乃至図8に示すように、各破砕ローラ10の上流側に設けられ各破砕ローラ10間に処理物Wをそのガラス面を支承して供給する供給コンベア50が備えられている。供給コンベア50は、破砕ローラ10の軸線と平行な軸線を有し上端に位置する母線B(図4)の集合により処理物Wのガラス面を支承する支承面Maを構成する多数の搬送ローラ51と、各搬送ローラ51を回転可能に支持するフレーム52とを備えたローラコンベアで構成されている。フレーム52には、搬送ローラ51の列が、3列設けられている。処理物Wを搬送ローラ51を転動させて自重により搬送供給できるので、それだけ、機構を簡易にすることができる。また、フレーム52にはこれらの搬送ローラ51を覆い搬送中の処理物Wのめくれを防止するカバー52aが設けられている。このカバー52aは、処理物Wの搬送方向に沿う軸線を有した複数の棒状体を所定間隔で列設して形成され、その隙間から内部が見えるようにしている。カバー52aと搬送ローラ51との間隔は、始端側が終端側より大きく設定されて、処理物Wを搬送ローラ51に供給し易くしている。尚、カバー52aは、パンチングメタルなどの多数の穴が開き内部が見える板で構成してもよく、適宜変更して差支えない。
そして、この供給コンベア50は、図2に示すように、一対の破砕ローラ10の軸心を通る平面Mbに対して処理物Wのガラス面を支承する支承面Maのなす角度θが非直角になるように且つ角度調整可能に機台1に設けられている。即ち、供給コンベア50は、支承面Maが上流側から下流側に向けて下に傾斜するように傾動可能に機台1に設けられており、一対の破砕ローラ10の軸心を通る平面Mbに対して処理物Wのガラス面を支承する支承面Maのなす角度θがθ<90°の鋭角に設定される。図4に示すように、角度θは、例えば、45°≦θ≦85°に設定する。実施の形態では、70°≦θ≦85°にしている。また、この供給コンベア50を所用の傾斜角度でロック解除可能にロックするロック機構53が設けられている。詳しくは、図8に示すように、フレーム52の破砕ローラ10側の端部は、軸体54を介して回動可能に機台1に設けられて、傾動可能になっている。ロック機構53は、フレーム52の始端側に突設された雄ネジ55と、機台1に設けられ雄ネジ55が上下動可能な長孔56と、雄ネジ55に螺合し雄ネジ55の長孔56に対する適宜の上下位置で締め付けられて雄ネジ55を固定するナット57とから構成されている。
また、本装置Kにおいては、図6(a)及び図8に示すように、一対の破砕ローラ10の上流側で進退動可能に設けられ進出させられて供給コンベア50により移送される処理物Wの下流側端部Waに係止して移送を停止する停止位置及び後退させられて処理物Wの下流側端部Waに対する係止を解除して処理物Wを通過させる通過位置の2位置に移動可能なストッパ60と、ストッパ60を進退動させるストッパ駆動部61とが備えられている。ストッパ60は、破砕ローラ10の長手方向に沿う支持杆62と、支持杆62に櫛歯状に垂設され処理物Wの下流側端部Waに当接する多数の突出片63とを備えて構成されている。ストッパ駆動部61は、機台1の幅方向に所定間隔隔離して設けられ、ストッパ60を上下動させる一対の周知の電動シリンダ装置で構成されている。処理物Wを一端停止させてから、一対の破砕ローラ10に供給できるので、確実に供給することができる。
更にまた、本装置Kには、図1,図4,図5及び図7(b)に示すように、掻落しローラ12から排出される処理物Wを支承して排出する排出コンベア65が備えられている。排出コンベア65は、掻落しローラ12の軸線と平行な軸線を有し上端に位置する母線B(図4)の集合により処理物Wのガラス面を支承する支承面Mcを構成する多数の搬送ローラ66と、各搬送ローラ66を回転可能に支持するフレーム67とを備えたローラコンベアで構成されている。フレーム67には、搬送ローラ66の列が、3列設けられている。また、フレーム67にはこれらの搬送ローラ66を覆い搬送中の処理物Wのめくれを防止するカバー67aが設けられている。このカバー67aは、処理物Wの搬送方向に沿う軸線を有した複数の棒状体を所定間隔で列設して形成され、その隙間から内部が見えるようにしている。尚、カバー67aは、パンチングメタルなどの多数の穴が開き内部が見える板で構成してもよく、適宜変更して差支えない。排出コンベア65は、支承面Mcが上流側から下流側に向けて下に傾斜するように上記の供給ローラ50と同様の機構により傾動可能に機台1に設けられている。排出コンベア65の下流側両側部には、処理物Wの両側を持ち上げて搬送する側部ローラ列68が設けられている。処理物Wを安定的に移送でき、排出を円滑に行うことができる。
また、本装置Kには、図1,図4,図5及び図9に示すように、処理物Wが各破砕ローラ10に挾持された状態での正送の際、処理物Wの上流側端部Wbが各破砕ローラ10の上流側近傍の第1位置P1(図4)に至ったことを検知するとともに、処理物Wの逆送の際、処理物Wの下流側端部Waが所定の第2位置P2(実施の形態では図4に示す掻落しローラ12の下流側近傍)に至ったことを検知する位置検知手段70が備えられている。具体的には、機台1の各破砕ローラ10の上流側に光電式の上流側センサ71を設けるとともに、機台1の掻落しローラ12の下流側に光電式の下流側センサ72を設けてある。そして、処理物Wの上流側端部Wbが各破砕ローラ10の上流側近傍の第1位置P1に至った検知は、下流側センサ72による正送される処理物Wの下流側端部Waの検知により行い、処理物Wの下流側端部Waが掻落しローラ12の下流側近傍の第2位置P2に至った検知は、上流側センサ71による逆送される処理物Wの上流側端部Wbの検知により行う。また、上流側センサ71は、供給コンベア50に投入された処理物Wの下流側端部Waの検知も行い、後述の運転ボタン85の押釦を有効にする。また、下流側センサ72は、排出コンベア65から排出される処理物Wの上流側端部Wbの検知も行い、装置の停止を行わせる。
更に、本装置Kには、第1駆動部30,第2駆動部40を制御する制御部80が備えられている。制御部80は、図9に示すように、処理物Wを下流側に正送させる正送指令信号を送出する正送指令信号送出手段81と、正送指令信号送出手段81から正送指令信号が送出された後、位置検知手段70が第1位置P1を検知したとき、処理物Wを下流側から上流側に逆送させる逆送指令信号を送出する逆送指令信号送出手段82と、逆送指令信号送出手段82から逆送指令信号が送出された後、位置検知手段70が第2位置P2を検知したとき、再び正送指令信号送出手段81から正送指令信号を送出させる再送出手段83と、逆送指令信号送出手段82の機能を有効にする回数を設定する逆送回数設定手段84とを備えている。実施の形態では、逆送回数設定手段84が設定する回数は1回であり、即ち、一つの処理物Wに対して、「正送→逆送→正送」が行なわれるように設定する。逆送回数設定手段84が設定する回数は処理物Wや処理物WのガラスGの剥離の具合に合わせて適宜に定めて良い。また。「正送→逆送→正送」の一連の動作は、運転ボタン85の押釦により開始され、下流側センサ72による排出コンベア65から排出される処理物Wの上流側端部Wbの検知により、終了される。
また、制御部80は、処理物Wの最初の正送時における一方破砕ローラ10(A)と他方破砕ローラ10(B)とのローラ間隔E(破砕歯11の山と谷の間隔)の初期値E0を設定するとともに、処理物Wを最初に正送した後に処理物Wの送り方向が変更される毎にローラ間隔の調整値(E1〜En)をE0≧E1≧・・・・≧Enに設定する間隔設定手段86と、間隔設定手段86に設定されたローラ間隔の初期値E0になるように支持部材駆動部23により支持部材20を移動させるとともに、処理物Wを最初に正送した後、処理物Wの送り方向が変更される都度、間隔設定手段86に設定されたローラ間隔Eの調整値(E1〜En)になるように支持部材駆動部23により支持部材20を移動させる間隔制御手段87とを備えている。この間隔設定手段86での設定は、少なくともE0>Enになるように設定する。実施の形態では、E0>E1>・・・・>Enの設定を行なう。即ち、実施の形態では、一つの処理物Wに対して、「正送→逆送→正送」が行なわれるので、E0,E1,E2の設定を行ない、E0を処理物Wの厚さよりも数mm小さく設定し、E1,E2を更に数mmずつ順に小さくなるように設定する。設定値は処理物Wや処理物WのガラスGの剥離の具合に合わせて適宜に定めて良い。尚、実施の形態では、「正送→逆送→正送」の一連の動作の開始前は、E0よりも間隔の大きい原点位置に支持部材20を位置決めしておく。
更に、一方破砕ローラ10(A)及び掻落しローラ12の回転速度をSaとし、他方破砕ローラ10(B)の回転速度をSbとしたとき、Sa>Sbに設定されている。例えば、Sa=(1.1〜3.0)Sbにすることができる。速度差はこれに限定されず、処理物Wの性状などに合わせて設定する。回転速度の設定は、制御部80で行うことができる。また、制御部80は、上記の他に、ストッパ60を上下動させるストッパ駆動部61の電動シリンダ装置の作動を制御するとともに、種々の制御を行なう。
従って、この実施の形態に係るガラス分離装置Kによれば、予め、試運転などにより、ロック機構53のロック解除及びロックにより、供給コンベア50の支承面Maの傾斜角度を適正角度に設定しておく。ロック機構53のロック解除及びロックにより傾斜角度を変えることができるので、調整を容易に行うことができる。
そして、太陽電池モジュールから取出された処理物WからガラスGを分離するときは、以下のようになる。図10に示すフローチャートも参照して説明すると、先ず、処理物Wを供給コンベア50に投入する(S01)。これにより、処理物Wは供給コンベア50の搬送ローラ51の転動により自重で破砕ローラ10に向けて移送され、ストッパ60に衝止し停止させられる。供給コンベア50に支承した処理物Wを供給コンベア50の傾斜に沿わせて供給できるので、供給し易くすることができる。このとき、上流側センサ71が、供給コンベア50に投入された処理物Wの下流側端部Waが通過したか否かを検知しており(S02)、上流側センサ71が処理物Wの下流側端部Waを検知すると、処理物Wがあるとして(S02Yes)、運転ボタン85の押釦による自動運転を可能にする(S03,S04)。この状態で、手動により運転ボタン85を押釦すると(S04Yes)、自動運転が開始される(S05)。
先ず、支持部材駆動部23により支持部材20が下動させられ、支持部材20は、ローラ間隔Eが原点位置から初期値E0になるように位置決めされる(S06)。この状態で、ストッパ駆動部61がストッパ60を後退させ、処理物Wを破砕ローラ10間に送り込むとともに、正送指令信号送出手段81から正送指令信号が送出され、この正送指令信号に基づいて第1駆動部30,第2駆動部40が作動して、処理物Wを上流側から下流側に正送する(S07)。これにより、処理物Wは一対の破砕ローラ10間に挾持されて搬送され、その搬送過程で処理物WのガラスGが破砕され、破砕されたガラスGのガラス片GaはシートSに付着したまま搬送され、また、ガラス片Gaの一部はシートSから剥離して落下する。この場合、供給コンベア50は、一対の破砕ローラ10の軸心を通る平面Mbに対して支承面Maのなす角度θが非直角になっているので、処理物Wが傾斜して一対の破砕ローラ10間に入ることから、処理物Wが破砕ローラ10によって強制的に曲げられ、そのため、ガラスGを割れ易くすることができる。特に、処理物Wは破砕ローラ10間に入り込むと湾曲させられるが、そのガラス面が反るようになってガラス面に引っ張りの応力が作用するので、ガラスGにひびが入りやすくなり、より一層ガラスGを割れ易くすることができる。また、供給コンベア50は、ガラスGの割れ易い最適な角度に調整されているので、確実にガラスGを割ることができる。また、一方の破砕ローラ10の破砕歯11の軸方向の位相と、他方の破砕ローラ10の破砕歯11の軸方向の位相とをずらした構成にしているので、ガラスGを細かく破砕することができ、後述の掻落しローラ12での掻落しを確実にすることができる。
その後、処理物Wが搬送されて掻落しローラ12に至ると、掻落しローラ12によって処理物WのシートSに付着したガラスGのガラス片Gaが掻き落とされる。この場合、押えローラ13によって処理物Wが掻落しローラ12に対して押えられるので、掻落しが確実に行われる。また、押えローラ13を回転自在にしたので、処理物Wに無理な負荷をかけることなく、掻落しローラ12を円滑に回転させて掻落しローラ12での掻落しを確実にすることができる。そしてまた、一方破砕ローラ10(A)及び掻落しローラ12の回転速度Saと、他方破砕ローラ10(B)の回転速度Sbとの関係が、Sa>Sbに設定されているので、ガラスG側の一方破砕ローラ10(A)をガラスGに頻繁に当接させることができ、より一層ガラスGを細かく破砕することができ、破砕ローラ10による剥離も促進できるとともに、掻落しローラ12もガラス片Gaに頻繁に当接させることができるのでガラス片Gaの掻落しを確実にすることができる。このため、従来のように、ヒータで加熱してブレードでガラス片Gaを削り取らなくても、シートSからガラスGを容易に分離できるようになり、分離のスピード化を図ることができ、分離効率の向上を図ることができる。
この正送過程では、下流側センサ72が、処理物Wの上流側端部Wbが各破砕ローラ10の上流側近傍の第1位置P1に至ったか否かを検知しており(S08)、第1位置P1に至ったことを検知すると(S08Yes)、第1駆動部30,第2駆動部40は、破砕ローラ10及び掻落しローラ12を停止する(S09)。そして、間隔制御手段87により支持部材駆動部23を介して支持部材20が下動させられ、支持部材20は、ローラ間隔Eが初期値E0から調整値E1になるように位置決めされる(S10)。この状態で、逆送指令信号送出手段82から逆送指令信号が送出され、この逆送指令信号に基づいて第1駆動部30,第2駆動部40が作動して、処理物Wを下流側から上流側に逆送する(S11)。これにより、処理物Wは、再び、一対の破砕ローラ10間に挾持されて搬送され、その搬送過程で処理物WのガラスGが破砕され、また、掻落しローラ12によって処理物WのシートSに付着したガラスGのガラス片Gaが掻き落とされる。そのため、処理物Wを繰り返し破砕ローラ10や掻落しローラ12に接触させることができるので、ガラス片GaをシートSから確実に剥離することができ、分離効率を向上させることができる。
また、処理物Wは、一方向に移動する際にある程度ガラス片Gaが剥離されるので、それだけ、処理物Wが薄くなるが、この逆送の際には、一方破砕ローラ10(A)と他方破砕ローラ10(B)とのローラ間隔Eが調整値E1と小さくなるので、各破砕ローラ10による挾持が不十分になることがなく、そのため、ガラスGの破砕を確実に行わせることができる。また、掻落しローラ12と押えローラ13との間隔も同様に小さくなるので、掻落しローラ12によるガラス片Gaの掻落しも確実に行うことができるようになり、より一層ガラス片Gaの分離効率を向上させることができる。
この逆送過程では、上流側センサ71が、処理物Wの下流側端部Waが掻落しローラ12の下流側近傍の第2位置P2に至ったか否かを検知しており(S12)、第2位置P2に至ったことを検知すると(S12Yes)、第1駆動部30,第2駆動部40は、破砕ローラ10及び掻落しローラ12を停止する(S13)。そして、間隔制御手段87により支持部材駆動部23を介して支持部材20が下動させられ、支持部材20は、ローラ間隔Eが調整値E1から調整値E2になるように位置決めされる(S14)。この状態で、再送出手段83により正送指令信号送出手段81から正送指令信号が送出され、この正送指令信号に基づいて第1駆動部30,第2駆動部40が作動して、処理物Wを上流側から下流側に正送する(S15)。これにより、処理物Wは、再び、一対の破砕ローラ10間に挾持されて搬送され、その搬送過程で処理物WのガラスGが破砕され、また、掻落しローラ12によって処理物WのシートSに付着したガラスGのガラス片Gaが掻き落とされる。そのため、処理物Wを繰り返し破砕ローラ10や掻落しローラ12に接触させることができるので、ガラス片GaをシートSから確実に剥離することができ、分離効率を向上させることができる。
また、処理物Wは、一方向に移動する際にある程度ガラス片Gaが剥離されるので、それだけ、処理物Wが薄くなるが、この正送の際には、一方破砕ローラ10(A)と他方破砕ローラ10(B)とのローラ間隔Eが調整値E1より更に調整値E2と小さくなるので、各破砕ローラ10による挾持が不十分になることがなく、そのため、ガラスGの破砕を確実に行わせることができる。また、掻落しローラ12と押えローラ13との間隔も同様に小さくなるので、掻落しローラ12によるガラス片Gaの掻落しも確実に行うことができるようになり、より一層ガラス片Gaの分離効率を向上させることができる。
そして、この正送においては、下流側センサ72が、処理物Wの上流側端部Wbの通過を見ており(S16)、下流側センサ72が処理物Wの上流側端部Wbを検知すると、処理物Wがないとして(S16Yes)、運転を停止し(S17)、支持部材駆動部23により支持部材20を上動して原点位置に復帰させる(S18)。ガラスGが剥離された処理物Wは、排出コンベア65の搬送ローラ66の転動により自重で移送され、排出される。また、落下したガラス片Gaは、ガラス片搬送コンベア43に受けられて外部の貯留部に搬送される。
図11には、掻落しローラ12の別の例を示している。この掻落しローラ12は、その外周面に、掻落しローラ12の軸線に沿い角部のある断面矩形状の棒状部材12aを等角度間隔で複数設けて構成されている。棒状部材12aは、掻落しローラ12の軸線に沿っているので、処理物Wの幅方向に亘ってガラス片Gaを一時に掻き落すことができ、ガラス片Gaの掻き落し効率を向上させることができる。また、棒状部材12aは角部があるのでガラス片Gaに引っ掛かり易く、そのため、ガラス片Gaの掻落しを確実に行うことができる。
尚、上記実施の形態において、逆送回数設定手段84が設定する回数を1回にし、即ち、一つの処理物Wに対して最初の正送の後行なう「逆送→正送」を1回にしたが、逆送回数設定手段84が設定する回数は処理物Wや処理物WのガラスGの剥離の具合に合わせて2回以上に適宜に定めて良い。また、上記実施の形態において、破砕ローラ10の組の数、及び、掻落しローラ12及び押えローラ13の組の数は、上述した数に限定されるものではなく、夫々2以上設ける等、適宜変更して差支えない。更に、破砕ローラ10,掻落しローラ12及び押えローラ13の形状も上述したものに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。更にまた、上記実施の形態では、処理物Wとして、太陽電池モジュールのガラスGの場合で説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、液晶テレビやプラズマテレビ等の機器に使用されるガラス等種々のガラスに適用してよいことは勿論である。
K ガラス分離装置
W 処理物
G ガラス
Ga ガラス片
S シート
1 機台
10(A) 一方破砕ローラ
10(B) 他方破砕ローラ
11 破砕歯
12 掻落しローラ
13 押えローラ
E ローラ間隔
20 支持部材
21 スライダ
22 ガイドレール
23 支持部材駆動部
29 ギヤドモータ
30 第1駆動部
31 電動モータ
40 第2駆動部
42 電動モータ
43 ガラス片搬送コンベア
44 カバー
45 カバー
50 供給コンベア
51 搬送ローラ
52 フレーム
52a カバー
Ma 支承面
Mb 一対の破砕ローラの軸心を通る平面
53 ロック機構
60 ストッパ
61 ストッパ駆動部
65 排出コンベア
66 搬送ローラ
67 フレーム
67a カバー
Mc 支承面
P1 第1位置
P2 第2位置
70 位置検知手段
71 上流側センサ
72 下流側センサ
80 制御部
81 正送指令信号送出手段
82 逆送指令信号送出手段
83 再送出手段
84 逆送回数設定手段
85 運転ボタン
86 間隔設定手段
87 間隔制御手段

Claims (13)

  1. 板状のガラスに樹脂を含むシートを付着させた処理物からガラスを分離するガラス分離装置において、
    上記処理物を挾持し回転させられて該処理物を搬送するとともに該処理物のガラスを破砕する一対の破砕ローラと、該各破砕ローラの下流側に設けられ上記処理物のシートに付着したガラスのガラス片を掻き落す掻落しローラと、該掻落しローラに対して上記処理物を押える押えローラと、上記各破砕ローラの上流側に設けられ該各破砕ローラ間に上記処理物をそのガラス面を支承して供給する供給コンベアとを備え、該供給コンベアを、上記一対の破砕ローラの軸心を通る平面に対して上記処理物のガラス面を支承する支承面のなす角度が非直角になるように且つ角度調整可能に設けたことを特徴とするガラス分離装置。
  2. 上記一対の破砕ローラを、上記処理物のガラス面に対応する一方破砕ローラとシート面に対応する他方破砕ローラと備えて構成するとともに、該処理物を略水平方向に搬送するように設け、上記供給コンベアを、上記支承面が上流側から下流側に向けて下に傾斜するように傾動可能にし、該供給コンベアを所用の傾斜角度でロック解除可能にロックするロック機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のガラス分離装置。
  3. 上記一対の破砕ローラの上流側で進退動可能に設けられ進出させられて上記供給コンベアにより移送される処理物の下流側端部に係止して移送を停止する停止位置及び後退させられて上記処理物の下流側端部に対する係止を解除して処理物を通過させる通過位置の2位置に移動可能なストッパと、該ストッパを進退動させるストッパ駆動部とを備えたことを特徴とする請求項2記載のガラス分離装置。
  4. 上記一方破砕ローラを回転可能に機台に支持し、上記他方破砕ローラを支持部材に支持し、該支持部材を上記一方破砕ローラと他方破砕ローラとのローラ間隔が可変になるように上下動可能に上記機台に支持し、該支持部材を上下動させ所要の位置で位置決め可能な支持部材駆動部を設けたことを特徴とする請求項2または3記載のガラス分離装置。
  5. 上記掻落しローラを上記一方破砕ローラに対して略水平方向に上記機台に並設し、上記押えローラを上記他方破砕ローラに対して略水平方向に上記支持部材に並設したことを特徴とする請求項4記載のガラス分離装置。
  6. 上記一方破砕ローラを回転駆動するとともに上記掻落しローラを上記一方破砕ローラと同期して回転駆動する第1駆動部と、上記他方破砕ローラを回転駆動する第2駆動部とを備え、該第2駆動部を上記支持部材に付帯したことを特徴とする請求項5記載のガラス分離装置。
  7. 上記第1駆動部,第2駆動部を、正送指令信号に基づいて上記処理物を上流側から下流側に正送させるとともに逆送指令信号に基づいて上記処理物を下流側から上流側に逆送させる機能を備えて構成し、
    上記処理物が上記各破砕ローラに挾持された状態での正送の際、該処理物の上流側端部が該各破砕ローラの上流側近傍の第1位置に至ったことを検知するとともに、上記処理物の逆送の際、該処理物の下流側端部が所定の第2位置に至ったことを検知する位置検知手段を備え、
    上記第1駆動部,第2駆動部を制御する制御部を備え、該制御部は、上記処理物を下流側に正送させる正送指令信号を送出する正送指令信号送出手段と、該正送指令信号送出手段から正送指令信号が送出された後上記位置検知手段が第1位置を検知したとき上記処理物を下流側から上流側に逆送させる逆送指令信号を送出する逆送指令信号送出手段と、該逆送指令信号送出手段から逆送指令信号が送出された後上記位置検知手段が第2位置を検知したとき再び正送指令信号送出手段から正送指令信号を送出させる再送出手段と、上記逆送指令信号送出手段の機能を有効にする回数を設定する逆送回数設定手段とを備えたことを特徴とする請求項6記載のガラス分離装置。
  8. 上記制御部は、上記処理物の最初の正送時における一方破砕ローラと他方破砕ローラとのローラ間隔Eの初期値E0を設定するとともに、該処理物を最初に正送した後に該処理物の送り方向が変更される毎に上記ローラ間隔Eの調整値(E1〜En)をE0≧E1≧・・・・≧Enに設定する間隔設定手段と、該間隔設定手段に設定されたローラ間隔Eの初期値E0になるように上記支持部材駆動部により上記支持部材を移動させるとともに、上記処理物を最初に正送した後該処理物の送り方向が変更される都度上記間隔設定手段に設定されたローラ間隔Eの調整値(E1〜En)になるように上記支持部材駆動部により上記支持部材を移動させる間隔制御手段とを備えたことを特徴とする請求項7記載のガラス分離装置。
  9. 上記一方破砕ローラ及び掻落しローラの回転速度をSaとし、上記他方破砕ローラの回転速度をSbとしたとき、Sa>Sbに設定したことを特徴とする請求項7または8記載のガラス分離装置。
  10. 上記掻落しローラから排出される処理物を支承して排出する排出コンベアを備えたことを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載のガラス分離装置。
  11. 上記供給コンベアを、上記破砕ローラの軸線と平行な軸線を有し上端に位置する母線の集合により上記処理物のガラス面を支承する支承面を構成する多数の搬送ローラと、該各搬送ローラを回転可能に支持するフレームとを備えたローラコンベアで構成したことを特徴とする請求項1乃至10何れかに記載のガラス分離装置。
  12. 上記一対の破砕ローラを、これらの外周面に夫々先端が尖った破砕歯を行列状に設けて構成し、一方の破砕ローラの破砕歯の軸方向の位相と、他方の破砕ローラの破砕歯の軸方向の位相とをずらしたことを特徴とする請求項1乃至11何れかに記載のガラス分離装置。
  13. 上記掻落しローラを、その外周面に先端が尖った破砕歯を行列状に設けて構成し、上記押えローラを、その外周面を円筒平面に形成するとともに、回転自在にしたことを特徴とする請求項1乃至12何れかに記載のガラス分離装置。
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