JP2016202939A - 脛当て - Google Patents

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航一 星野
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Abstract

【課題】テープやバンドにより下腿を締め付けることなく、使用者の脛に安定して固定する。
【解決手段】脛当て1は、脛当て本体2と、脛との対向面に備えられた粘着層3とを有するものとした。粘着層3は脛に直接貼り付けて固定するものであり、例えば、シリコーン系感圧粘着剤により形成された層とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、サッカー、フットサル、ラグビー及びホッケーなどの競技において用いられる脛当て(シンガード、レガース、レガーズ又はレッグガードなどとも呼ばれる。)に関する。
サッカー、フットサル、ラグビー及びホッケーなどの競技においては、相手プレーヤーとの接触等により脛(向こう脛又は下腿の前面とも呼ばれる)を損傷する危険性があるため、脛を保護する目的で脛当てが用いられる。
脛当ては、脛とソックスとの間に挿入して用いられる。しかし、ソックスによる締め付けだけでは脛当てを十分に固定することができず、競技中に脛当てが左右方向(横方向)にずれたり、足首付近までずり落ちたりすることがある。特に、脛当て本体が硬質成形板により構成されるハードタイプの脛当ては、下腿の太さが多少違っても装着できるように、硬質成形板の湾曲が緩めに成形されており、しかも硬質成形板は柔軟性も低いことから、脛の曲面にフィットしずらい。したがって、ハードタイプの脛当ては、衝撃拡散性や耐久性には優れる反面、ずれが起こりやすいという問題を有する。
競技中における脛当てのずれは、けがの原因になり得る。また、脛当てのずれにより違和感や痛み、不快感が生じることで集中力が欠如し、競技の妨げにもなり得る。
そこで、従来は、粘着テープやバンドなどを利用して脛当てのずれを防ぐようにしている。例えば、脛当てを脛に当接させた状態で、下腿の周りに粘着テープや面ファスナーを備えるバンドなどを巻き付けて固定することによって、脛当てのずれ(特に、左右方向のずれ)を防ぐようにしている。また、面ファスナーを備えるバンドを脛当て本体の上部両端及び下部両端に取り付けた脛当てがある(例えば、特許文献1を参照)。この脛当ては、脛に当接させた状態でバンドの先端部分どうしをふくらはぎ側で重ね合わせて面ファスナーで留めることによって、脛当てのずれ(特に、左右方向のずれ)を防ぐものである。また、脛当て本体の上部の右端あるいは左端の一方に面ファスナーを備えるバンドを取り付け、他方に面ファスナーを備える脛当てもある(例えば、特許文献2を参照)。この脛当ては、脛に当接させた状態で、脛当て本体の他方側にバンドの自由端を重ね合わせて面ファスナーで留めることによって、脛当てのずれ(特に、左右方向のずれ)を防ぐものである。また、脛当てを脛に当接させてソックスをはいた状態で、ソックスの上から脛当ての下端の直下(足首より少し上の下腿下部)に粘着テープや面ファスナーを備えるバンドなどを巻き付けることによって、脛当てのずり落ちを防ぐようにしている。
特開2002−306663号 特表2013−544978号
しかしながら、テープやバンドを利用して脛当てを固定しても、競技中の激しい動きによってずれは生じ得る。また、脛当てのずれを防ぐためにテープやバンドを下腿にきつく巻き付ければ、下腿が局所的に締め付けられることにより痛みや違和感、不快感を生じ、競技に集中できなくなることもある。さらに、競技を行う毎にテープやバンドで脛当てを固定するのは面倒である。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、テープやバンドで下腿を締め付けることなく、使用者の脛に安定して固定することができる脛当てを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明の脛当ては、脛当て本体と、脛との対向面に備えられた粘着層とを有するものとしている。
ここで、本発明の脛当てにおいて、粘着層はシリコーン系感圧粘着剤により形成された層であることが好ましい。
また、本発明の脛当てにおいて、脛当て本体は硬質成形板であり、脛当て本体と粘着層との間にさらに緩衝層が備えられているものとすることが好ましい。そしてこの場合、緩衝層は低反発弾性フォームにより形成される層であることが好ましい。
本発明の脛当ては、脛との対向面に備えられた粘着層を脛に当接させて軽く押しつけるだけで、脛の肌面に粘着層が貼り付いて、安定に固定される。しかも、その上からソックスを履くことによって、ソックスによる適度な締め付けにより、脛当てがさらに安定に固定される。したがって、本発明の脛当てによれば、テープやバンドで下腿を締め付けることなく、使用者の脛に安定して固定することが可能となる。よって、脛当てのずれを防ぐことができる。これにより、脛当てのずれに起因するけがを防ぐことができるとともに、テープやバンドで下腿を締め付けることにより生じる痛みや違和感、不快感に起因する集中力の欠如の問題も解消することが可能となる。また、テープやバンドで脛当てを固定する手間を省くことも可能となる。
本発明の脛当ての実施形態の一例を示す図であり、(a)は背面図、(b)は断面図である。 粘着層を脛当て本体の裏面の中央に部分的に備えた場合の本発明の脛当てを示す背面図である。 粘着層を脛当て本体の裏面の四隅に分散させて備えた場合の本発明の脛当てを示す背面図である。 粘着層を脛当て本体の裏面の全面に亘って分散させて備えた場合の本発明の脛当ての実施形態の一例を示す図である。 粘着層を脛当て本体の裏面の全面に亘って分散させて備えた場合の本発明の脛当ての実施形態の他の例を示す図である。 図4に示す脛当ての変形例を示す背面図である。 図5に示す脛当ての変形例を示す背面図である。 緩衝層を備えた場合の本発明の脛当ての実施形態の一例を示す図であり、(a)は背面図、(b)は断面図である。 緩衝層を備えた場合の本発明の脛当ての実施形態の他の例を示す背面図である。 山型の粘着層を備えた場合の本発明の脛当てを示す背面図である。 緩衝層を備えた場合の本発明の脛当ての実施形態のさらに他の例を示す背面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の脛当ての実施形態の一例を図1に示す。図1に示す脛当て1は、脛当て本体2と、脛との対向面に備えられた粘着層3とを有するものとしている。図1に示す脛当て1において、脛との対向面は脛当て本体2の裏面であり、脛当て本体2の裏面に粘着層3が備えられている。図1に示す脛当て1は、使用者の脛に押し当てて粘着層3を脛に貼着させて固定した後、ソックスを履いて用いられる。
脛当て本体2は、脛を覆う保護層として機能する部材である。例えば、ハードタイプの脛当てにおけるプラスチック、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、及びガラス繊維強化プラスチック(GFRP)製などの硬質成形板、あるいはソフトタイプの脛当てにおけるポリエステルやスポンジゴム製の軟質部材などが好適なものとして挙げられる。しかしながら、脛当て本体2を構成する素材などは、上述のものには特に限定されない。
脛当て本体2の形状は、脛を覆う保護層として機能し得る形状であればよく、特定の形状には限定されない。例えば、既存の脛当てにおいて多く採用されている逆台形状(ハードタイプの脛当ての場合には、さらに脛の曲面に沿って緩く湾曲させた形状)などが好適な形状の一例として挙げられる。しかしながら、脛当て本体2の形状は上述のものには限定されず、ユーザーのニーズに応じ若しくは体格や体型などに応じて、あるいは用途の特殊性などに応じて適宜好ましい形状を採用し得ることはいうまでもない。
粘着層3は、脛当て本体2(脛との対向面を構成する部材)に対する粘着力が、使用者の肌に対する粘着力よりも大きい層であり、様々な粘着剤により形成することができる。ここで、粘着層3を形成するための粘着剤として、脛当て本体2に不変的になじんで繰り返し使用できる特性を有する感圧粘着剤(PSA)、例えばシリコーン系感圧粘着剤を用いることが好ましい。この感圧粘着剤により形成される粘着層は、脛当て本体2に対する粘着力が、使用者の肌に対する粘着力よりも大きい。また、一旦肌に貼着されると位置がずれにくく、貼着性能を失うことなく繰り返し使用することができる。さらに、汗や雨水などの水分によって粘着性が衰えることがない。埃や垢、その他の雑物が貼り付いて汚れたときは、石けんや水で洗浄してそれらを除去すれば十分に粘着力を回復することができる。
粘着剤により脛当て本体2の裏面に粘着層3を形成する方法は特に限定されるものではないが、例えば、スプレー法、刷毛塗り法、又はスクリーン法などの周知の方法により粘着剤を、脛当て本体2の裏面に塗布することにより形成することができる。あるいは、両面粘着テープ(例えば、シリコーン系感圧粘着剤からなる両面粘着テープ)を脛当て本体2の裏面に貼り付けることによって、脛当て本体2の裏面に粘着層3を形成することもできる。
ここで、図1に示す脛当て1において、粘着層3は、脛当て本体2の裏面のほぼ全面に備えられている。したがって、脛当て本体2の裏面と対向する脛のほぼ全面が粘着層3によってしっかりと貼着されて固定される。但し、粘着層3は、必ずしも脛当て本体2の裏面の全面に備えずともよく、脛当て1を脛に固定し得る範囲で、部分的に備えるようにしてもよい。例えば、脛当て本体2の裏面に分散させてあるいは局所的に集中させて配置するようにしてもよい。具体的には、例えば、図2に示すように、脛当て本体2の裏面よりも面積の小さな粘着層3を、脛当て本体2の裏面の中央に備えるようにしてもよい。また、複数の粘着層3を、脛当て本体2の裏面に分散させて備えるようにしてもよい。例えば、図3に示すように、脛当て本体2の裏面の四隅に粘着層3を備えることで、この四隅において粘着層3を脛の肌面に貼着させて安定して固定することができる。しかも、粘着層3が備えられていない部分は通水・通気路として機能し、むれを抑えることもできる。なお、複数の粘着層3を、脛当て本体2の裏面に分散させて備える場合、脛当て本体2の裏面の四隅に粘着層3を備えることには限定されず、例えばより多くの粘着層3を脛当て本体2の裏面の全域にわたって備えるようにしてもよい。
なお、粘着層3を脛当て本体2の裏面に部分的に備える場合、粘着層3の形状は、特定の形状には限定されない。例えば、矩形、多角形、円形などの島状ブロックとして点在させるようにしてもよい。また、帯状の粘着層3を間隔を挙げて複数本備えるようにしてもよい。例えば、帯状の粘着層3を、脛当て本体2の裏面に、脛当て本体2の長手方向に対して平行、垂直又は斜めに一定間隔で複数本並べて備えるようにしてもよい。あるいは、複数の帯状の粘着層3のうち、一部を脛当て本体2の長手方向に対して平行に備え、残部を垂直に備えるようにしてもよい。例えば、図4に示すように、脛当て本体2の長手方向の長さとほぼ等しい2本の帯状の粘着層3aを、脛当て本体2の裏面の左右のエッジ近傍に、脛当て本体2の長手方向に対して平行にそれぞれ備え、この2本の帯状の粘着層3aの間に、複数の帯状の粘着層3bを、脛当て本体2の長手方向に対して垂直に一定間隔で並べて備えるようにしてもよい。または、図5に示すように、脛当て本体2の長手方向の長さとほぼ等しい3本の帯状の粘着層3aを、脛当て本体2の裏面の左右のエッジ近傍と中心に、脛当て本体2の長手方向に対して平行にそれぞれ備え、この3本の帯状の粘着層3aの間に、複数の帯状の粘着層3bを、脛当て本体2の長手方向に対して垂直に一定間隔で並べて備えるようにしてもよい。あるいは、複数の帯状の粘着層3のうち、一部を脛当て本体2の長手方向に対して平行に備え、残部のうちの一部を垂直に、残りを斜めに備えるようにしてもよい。例えば、図4及び図5に示す粘着層3の配置において、脛当て本体2の裏面の左右のエッジ近傍に備えた帯状の粘着層3aの長さを短くし、さらに、脛当て本体2の裏面の四隅に、短い帯状の粘着層3cを、脛当て本体2の長手方向に対して斜めに備えるようにしてもよい(図6及び図7を参照)。また、複数の帯状の粘着層3を交差させて、例えば格子状に備えるようにしてもよい。また、粘着層3を、例えば波形やジグザグ形の帯状ブロックとしてもよい。これらの場合には、粘着層3を脛当て本体2の裏面のより広い範囲に分散させることができ、脛当て1を脛により安定して固定する効果が奏され得る。また、複数の粘着層3を、脛当て本体2の裏面に分散させて備える場合、粘着層3が備えられていない部分を、脛当て本体2の裏面の一の端面から他の端面に連通させることによって、当該部分が通気・通水路として機能する。したがって、むれを抑えることもできる。また、強度的に支障をきたさない範囲で、脛当て本体2の粘着層3が備えられていない部分に1又は2以上の貫通孔を設けて、脛当て1に通気性を付与するようにしてもよい。
また、脛当て1を脛に固定し得る範囲で、粘着層3の一部又は全体に1又は2以上の複数の孔を備えるようにしてもよい。この場合、脛当て本体2の粘着層3が備えられていない部分に1又は2以上の貫通孔を設けて、脛当て1に通気性を付与することができる。
ここで、本発明の脛当てにおいて、脛当て本体2が硬質成形板である場合には、図8に示すように、脛当て本体2と粘着層3との間にさらに緩衝層4を介在させるようにしてもよい。この場合、硬質成形板の優れた衝撃拡散性や耐久性に加えて、緩衝層4による衝撃吸収性を脛当て1に付与することができる。
緩衝層4は、硬質成形板よりも柔軟性の高い素材であって、競技中にスパイクシューズで蹴られた場合や、競技者の足同士がぶつかった場合などに衝撃を吸収できる素材により形成される。このような素材としては、例えば、ウレタン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、及び軟質塩化ビニルなどの柔軟性を有する樹脂などが好適なものとして挙げられる。しかしながら、緩衝層4を構成する素材は、上述のものには限定されず、衝撃を吸収可能な弾性体などを各種用いることができる。
ここで、図8に示す脛当て1において、緩衝層4は、脛当て本体2の裏面のほぼ全面に備えられている。したがって、緩衝層4による衝撃吸収性を脛当て1にしっかりと付与することができる。但し、緩衝層4は、必ずしも脛当て本体2の裏面の全面に備えずともよく、脛当て1に衝撃吸収性を付与し得る範囲で、部分的に備えるようにしてもよい。なお、緩衝層4を脛当て本体2の裏面の全面に備える場合、緩衝層4の面積を脛当て本体2の裏面よりも若干大きなものとして、脛当て本体2の周縁から僅かにはみ出るようにしてもよい。この場合には、脛当て本体2のエッジ部分が緩衝層4で覆われるので、衝撃を受けた場合にエッジ部が脛に当たって痛みを伴うことがない。
また、図8に示す脛当て1において、粘着層3は、緩衝層4の脛との対向面のほぼ全面に備えられている。したがって、緩衝層4と対向する脛のほぼ全面に粘着層3がしっかりと貼着されて固定される。但し、粘着層3は、必ずしも緩衝層4の脛との対向面の全面に備えずともよく、上記と同様、脛当て1を脛に固定し得る範囲で、部分的に備えるようにしてもよい。なお、粘着層3は、緩衝層4に対する粘着力が、使用者の肌に対する粘着力よりも大きい層であり、上記と同様、様々な粘着剤により緩衝層4の全面又は一部に形成することができる。
ここで、本発明の脛当てにおいて、緩衝層4は、低反発弾性フォームにより形成されることが好ましい。低反発弾性フォームとは、軟質ウレタンフォームの一種で、弾性を抑えて粘性を向上させたフォームであり、ヒステリシスロス率(JIS K 6400−2)の大きい衝撃吸収性フォームとしての特性も有している。気泡が連通し、圧縮した後に外力を取り除いた際に、ゆっくりと元に戻る性質があり、一般フォームと比較して、反発弾性率が15%程度以下(JIS K 6400−3)と非常に小さい特徴を有している。低反発弾性フォームの具体例としては、テンピュール(登録商標)が挙げられるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、同様の機能を有するものを各種用いることができる。あるいは、低反発弾性フォームの原料となるポリオール類、ポリイソシアネート類、発泡剤、整泡剤、着色剤、及びその他配合剤の組み合わせ、混合割合、及び製造条件等を選択し、低反発弾性フォームに所望の物性及び機能を発揮させるようにしてもよい。なお、低反発弾性フォームにより形成される緩衝層4は、脛当て本体2の裏面に接着等により貼着される。
緩衝層4を低反発弾性フォームにより形成される層とすることで、脛当て1を脛に極めて安定に固定することができる。即ち、粘着層3を脛に貼着させて脛当て1を固定した後にソックスを履くことで、緩衝層4がソックスによる締め付けにより脛の曲面に沿って変形し、脛の曲面に密着する。人体の下腿において、脛骨の両側部(特に内側)には凹みがあり、脛骨及びその両側部に沿う肌面にはうねりが生じやすい。特に、腓腹筋が発達したスポーツ選手等において、このうねりの高低はさらに顕著なものとなる。そこで、緩衝層4を低反発弾性フォームにより形成される層とすることによって、緩衝層4が脛骨の両側部の凹みを埋めるので、粘着層3が隙間なく脛の曲面にしっかりと密着する。したがって、脛当て1がしっかりと固定される。しかも、低反発弾性フォームにより形成される層は、衝撃吸収性も発揮するので、脛当て1に衝撃吸収効果を付与することもできる。なお、低反発弾性フォームにより形成される緩衝層4は、脛当て本体2の裏面の全面に備えることが好ましいが、必ずしも脛当て本体2の裏面の全面に備えずともよく、脛当て1の脛の曲面への密着性を確保し得る範囲で、部分的に備えるようにしてもよい。例えば、図9に示すように、緩衝層4を、脛当て本体2の裏面のうち、脛骨及びその両側部に沿う肌面に対応する部分にのみ備えるようにしてもよい。また、粘着層3についても、緩衝層4の脛との対向面の全面に備えることが好ましいが、粘着層3は、必ずしも緩衝層4の脛との対向面の全面に備えずともよく、上記と同様、脛当て1を脛に固定し得る範囲で、部分的に備えるようにしてもよい。例えば、粘着層3を、脛骨及びその両側部に沿う肌面を横切るようにして、緩衝層4の脛との対向面の一部に備えるようにしてもよい。この場合にも、粘着層3を脛の曲面に沿ってしっかりと貼着させて脛当て1を安定に固定することができる。
上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、上述の実施形態では、脛当て本体2の裏面に粘着層3を備える脛当て1と、この脛当て1において脛当て本体2と粘着層3との間に緩衝層4を介在させたものを例示して説明したが、本発明の脛当ては、これらの実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の脛当ては、脛との対向面(脛との当接面)に粘着層3が備えられていればよく、粘着層3以外の構成は、特に限定されるものではない。
また、緩衝層4が浸透性の素材である場合には、緩衝層4を防水層で覆ってから、粘着層3を備えるようにしてもよい。これにより、膝上から流れ落ちる水分(汗や雨水等)が緩衝層4に染み込むのを防ぐことができ、雑菌の繁殖等による緩衝層4からの臭いの発生を抑えて、脛当てを清潔且つ快適に使用することができる。あるいは、緩衝層4をその側面も含めて粘着層3で完全に覆うようにしてもよい。粘着層3は防水層としても機能し得るので、膝上から流れ落ちる水分(汗や雨水等)が緩衝層4に染み込むのを防ぐことができる。
また、粘着層3の形状や配置によって、水分の滞留防止や通気性の確保を図るようにしてもよい。例えば、図10に示すように、山型の粘着層3を脛当て本体2の裏面の上部及び下部に配置することで、粘着層3の傾斜によって、膝上から流れ落ちる水分(汗や雨水等)が脛当て1の外に排出される。また、粘着層3が備えられていない部分では空気が流れやすくなって通気性が確保される。また、粘着層3自体に、横方向あるいは縦方向若しくは斜め方向に脛当て本体2を横切るように溝を設けて通気・通水路を形成することでも、水分の滞留防止や通気性の確保を図ることができる。緩衝層4が備えられている場合には、緩衝層4の形状や配置によって、あるいは緩衝層4自体に、横方向あるいは縦方向若しくは斜め方向に脛当て本体2を横切るように溝を設けるとともに当該溝部に粘着層3を備えないようにすることによって、通気性及び通水性を確保することができる。
また、脛当て本体2に、強度的に支障をきたさない範囲で、1又は2以上の貫通孔を設けて脛の肌面の一部を露出させるようにしてもよい。これにより脛当ての通気性の確保を図ることができ、むれなどを軽減して脛当ての使用時の快適性を向上させることができる。緩衝層4を備える場合にも、脛当て本体2と緩衝層4とを貫通する1又は2以上の貫通孔を設けて脛の肌面の一部を露出させるようにしてもよい。あるいは、脛当て本体2の裏面に部分的に緩衝層4を備え、緩衝層4の脛との対向面の全面に又は部分的に粘着層3を備え、脛当て本体2の緩衝層4が備えられていない部分に1又は複数の孔を設けて脛の肌面の一部を露出させるようにしてもよい。例えば、図11に示すように、複数の帯状の緩衝層4を、脛当て本体2の長手方向に対して垂直に一定間隔で備え、緩衝層4の脛との対向面に粘着層3を備え、脛当て本体2の緩衝層4が備えられていない部分に貫通孔2aを複数備えることで、緩衝層4が備えられていない部分が、通気・通水路として機能すると共に、貫通孔2aが通気路として機能し、むれを抑えることができ、脛当てを快適に使用することができる。
1 脛当て
2 脛当て本体
3,3a,3b,3c 粘着層
4 緩衝層
かかる課題を解決するため、本発明の脛当ては、硬質成形板からなる脛当て本体と、脛との対向面に備えられた粘着層とを有するものとしている。

Claims (4)

  1. 脛当て本体と、脛との対向面に備えられた粘着層とを有することを特徴とする脛当て。
  2. 前記粘着層はシリコーン系感圧粘着剤により形成された層である、請求項1に記載の脛当て。
  3. 前記脛当て本体は硬質成形板であり、前記脛当て本体と前記粘着層との間にさらに緩衝層が備えられている、請求項1又は2に記載の脛当て。
  4. 前記緩衝層は低反発弾性フォームにより形成される層である、請求項3に記載の脛当て。
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