JP2016202512A - 車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害者や高齢者等の力の弱い人でも、段差を容易に乗り越えることができる車椅子を提供しようとする。
【解決手段】機体フレーム2に、使用者が座るシート部5と、左右一対の前輪3・3と、左右一対の後輪4・4とからなる走行部を備えた車椅子1であって、液圧シリンダ11の先端に補助輪17を設け、該液圧シリンダ11を前後回動可能に機体フレーム2に支持し、該液圧シリンダ11の前回動位置での伸縮により前輪3を段差7上に載置し、液圧シリンダ11の後回動位置での伸縮により後輪4を段差7上に乗り上げ操作可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、力の弱い車椅子を利用する障害者や病人や高齢者や幼児等でも容易に段差を乗り越えることができる車椅子の技術に関する。
従来から、前輪キャスタと主車輪との間に上下回動可能な補助車輪を設け、該補助車輪を下方に下げて係止してその高さを保持し、前輪キャスタを浮かせた状態で前進して前輪キャスタを段差部上に位置させて、補助車輪を上昇させ前輪キャスタを段差上に位置させる。この状態で車椅子を前進させて段差上に乗り上げるようにした技術が公知となっている(特許文献1参照)。
また、前輪を上下方向に配置した前輪伸縮用油圧シリンダにより支持して、該前輪伸縮用油圧シリンダを伸縮させることにより車椅子の前後傾斜を調整可能とするとともに、段差を乗り越える時には、補助キャスタを段差に載せて前輪伸縮用油圧シリンダを縮小させ、介助者が車椅子を押して乗り越えるようにしていた(特許文献2参照)。
しかし、特許文献1の技術では、手動で補助車輪を押し下げなければならず、主車輪も手で回さなければならないため、段差を乗り越えるには、ある程度の腕力が必要となっていた。また、特許文献2の技術は、介助者が手元操作ハンドルを操作して前輪伸縮用油圧シリンダを伸縮させなければならず、介助者が必要であった。そして、前輪を支持する油圧シリンダには常に荷重がかかっているために、液漏れが発生しやすく、周囲を汚す可能性があり、メンテナンスの回数も多くなっていた。また、バネによるアシストやブレーキ作動は介助者がペダル操作しなければならず、車椅子の使用者は一人で段差を乗り越えることや傾斜操作やアシスト操作やブレーキ操作はできない構成となっていた。
特許第4147569号公報 特開2005−7125号公報
そこで、本発明は、段差を乗り越えるときには前輪を段差に載せるように補助輪を液圧シリンダにより伸縮させ、前輪を段差上面に載せた後は、液圧シリンダの伸縮方向を後方に切り換えて、液圧シリンダを伸長させることで、車椅子を押して段差を乗り上げるようにできるとともに、液圧シリンダはアームレスト近傍に配置したポンプレバーにより加圧できるようにする車椅子を提供しようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、機体フレームに、使用者が座るシート部と、左右一対の前輪と、左右一対の後輪とからなる走行部を備えた車椅子であって、液圧シリンダの先端に補助輪を設け、該液圧シリンダを前後回動可能に機体フレームに支持し、該液圧シリンダの前回動位置での伸縮により前輪を段差上に載置し、液圧シリンダの後回動位置での伸縮により後輪を段差上に乗り上げ操作可能とするものである。
請求項2においては、前記シート部の側部に前記液圧シリンダに圧液を送液する液圧ポンプの操作手段が配置されるものである。
請求項3においては、前記液圧シリンダのピストンロッドにはラックが伸縮方向と平行に取り付けられ、該ラックは液圧シリンダの後回動位置で後輪の車軸に連動連結されるピニオンに歯合可能に構成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、液圧シリンダの位置を切り換えるだけで、前輪の昇降および車椅子の前進アシストに利用できるようになり、液圧ポンプの操作手段の操作により、容易に液圧シリンダを伸長させることができ、前輪を段差部の高さに合わせて上昇させて上面に載せ、液圧シリンダの伸縮方向を切り換えて、伸長させることにより、前進のアシストを行い容易に段差に乗り上げることができる。
本発明の車椅子の全体構成を示す斜視図。 同じく側面図。 折れ曲がり機構を示す側面図。 液圧回路図。 車椅子が段差部を乗り越える動作を示す図。 他の実施形態の車椅子の側面図。 同じく車椅子が段差部を乗り越える動作を示す図。 液圧モータでアシストする実施形態の側面図。 液圧モータでアシストする液圧回路図。
図1、図2を参照して、車椅子1の全体的な構成について説明する。
以下の説明においては、図2に示した矢印Fの方向を車椅子1の進行方向、つまり前方向として、前後左右方向を規定するものとする。
車椅子1は、機体フレーム2と、障害者や高齢者等の使用者が座るシート部5と、左右一対の前輪3・3と後輪4・4とからなる走行部を備える。前記機体フレーム2は左右のサイドフレーム2a・2aと、左右のサイドフレーム2a・2aを連結する連結フレーム2bからなる。左右の前記サイドフレーム2a・2aの前下部には、フットレスト6・6が配置され、その後部に前輪3・3が配置される。前輪3はキャスタ輪で構成され、方向転換を容易としている。左右の後輪4・4は、機体フレーム2のサイドフレーム2a・2aの後部両側に配置され、前記前輪3・3よりも大径に構成している。前記シート部5は、柔軟な布等で構成され、左右のサイドフレーム2a・2a間に張設される。
機体フレーム2は、鋼管を折り曲げ溶接して枠状に構成しており、サイドフレーム2a・2aの前下部に前輪3・3を支持している。サイドフレーム2a・2aの後部に後輪4・4の車軸4a・4aを回転自在に支持している。サイドフレーム2a・2aの上部はアームレスト4d・4dとし、サイドフレーム2a・2aの後上部からさらに上後方にグリップ2c・2cを延設して介護者または補助者が握って、走行の補助ができるようにしている。サイドフレーム2a・2aの後下部から下後方へ転倒防止体8・8が突設され、後方へ転倒することを防止している。
前記機体フレーム2の左右中央下部に、液圧シリンダ11が配置され、液圧シリンダ11のピストンロッド11a先端に補助輪17が回転自在に支持される。液圧シリンダ11のボトム側が前記車軸4aに前後回転可能に支持され、切換レバー13により液圧シリンダ11を前後回動可能とし、固定レバー14により液圧シリンダ11を前位置と後位置で固定可能としている。つまり、液圧シリンダ11のボトム側には、支持体12が伸縮方向に対して直交方向に突設され、該支持体12が車軸4aに回転自在に支持される。該支持体12には固定孔12a・12bが車軸4aを中心として同一半径上に設けられ、前記固定孔12a・12bには固定ピン15の一端が挿入可能に配置され、該固定ピン15は機体フレーム2に左右摺動自在に支持され、該固定ピン15の他端は固定レバー14と連結される。また、支持体12からはアームレスト2d近傍位置へ切換レバー13が延設されている。
前記固定レバー14は長手方向中途部が機体フレーム2に支持軸16を介して左右回動自在に支持されており、固定レバー14の上部は機体フレーム2に設けたレバーガイド18にガイドされてロック位置と解除位置に保持可能に構成している。つまり、固定レバー14を操作して、固定ピン15を固定孔12bに挿入して固定すると、液圧シリンダ11が上下方向で、補助輪17が前輪3と後輪4の間に位置するように固定できる。そして、固定ピン15を解除状態として切換レバー13の操作で液圧シリンダ11を後方へ回動して、固定ピン15を固定孔12aに挿入することで、液圧シリンダ11は傾斜位置となり、ピストンロッド11aの先端が後輪4よりも後方の位置で固定することができる。
前記固定レバー14の上部はシート部5の側部まで延設され、前記切換レバー13もシート部5の側部まで上方に延設される。こうして、切換レバー13および固定レバー14はアームレスト2d近傍まで延設されて、座りながら容易に操作できるようにしている。なお、切換レバー13および固定レバー14は左右一側に配置しても左右に振り分けて配置してもよく、限定するものではない。また、液圧シリンダ11の配置位置も左右中央に限定するものではなく、左右一側または左右両側に配置してもよい。
前記液圧シリンダ11のピストンロッド11aの先端には、図3に示すように、折れ曲がり機構20を介して補助輪17が回転自在に支持されている。折れ曲がり機構20は、枢支軸21とバネ22とを有し、ピストンロッド11aの先端の車軸4a側に枢支軸21を設けて補助輪17の支持部17aを支持し、支持部17aがピストンロッド11aの延長上に位置するようにバネ22によって付勢する構成としている。なお、ピストンロッド11aの先端にゴム等で構成した滑り止め23を取り付けておくことが好ましい。なお、折れ曲がり機構16を設ける代わりに補助輪回転停止機構を設ける構成であってもよい。または、補助輪17を着脱可能に構成することもできる。
また、機体フレーム2のサイドフレーム2aには液圧ポンプ30が配置され、該液圧ポンプ30から液圧を液圧シリンダ11に送液することにより伸長可能としている。該液圧ポンプ30は操作手段となる加圧レバー31と連結されて、該加圧レバー31を往復回動することにより作動液を加圧して液圧シリンダ11に圧送できるようにしている。加圧レバー31はアームレスト2d近傍に配置されて、容易に操作できるようにしている。
液圧回路を図4より説明する。前記液圧ポンプ30はチェックバルブ32を介して作動液タンク34と接続され、また、チェックバルブ33、切換バルブ35を介して液圧シリンダ11と接続されている。切換バルブ35は伸長位置と、縮小位置を有しており、昇降切換レバー39を操作することにより切り換えられる。昇降切換レバー39はアームレスト2d近傍に配置され容易に操作できるようにしている。液圧シリンダ11はバネにより縮小方向に付勢されている。前記液圧ポンプ30はバネにより伸長方向に付勢されている。なお、前記バネはシリンダ内またはピストンロッドに配置することができ、配置位置は限定するものではない。前記液圧ポンプ30とチェックバルブ32・33との間にはリリーフバルブ37が配置されて、設定圧以上の液圧となると作動液タンク34に戻すようにしている。また、切換バルブ35から作動液タンク34への戻り液路には可変絞り38が設けられ、液圧シリンダ11の縮小速度を変更可能としている。また、チェックバルブ32と切換バルブ35との間には蓄圧室36を設けて吐出圧を安定させるようにすることもできる。
このような構成において、段差7を乗り越えるときの動作を図5より説明する。
図5(a)に示すように、車椅子1が段差7に近づくと、使用者は加圧レバー31を往復回動して液圧ポンプ30を作動させポンピングし、図5(b)のように、液圧シリンダ11に送液して伸長させると後輪4の車軸4aを中心に回動して前輪3側が持ち上げられる。前輪3の下端が段差7の上面よりも高くなるとポンピングを停止し、図5(c)のように、補助輪17と後輪4により支えて車椅子1を前進させて前輪3を段差7上方に位置させる。
次に、昇降切換レバー39を操作して切換バルブ35を切り換えて液圧シリンダ11を縮小させ、前輪3を段差7上に載せる。低い段差7の場合には、後輪4・4を手動で回動することで乗り上げることができる。しかし、腕の力が弱い障害者や高齢者等の場合や、段差7が高くなると、手の操作で乗り越えることができない場合がある。このような場合、固定レバー14を解除位置に操作して、切換レバー13を回動し、図5(d)のように、液圧シリンダ11を後方に回動して傾斜位置とし、固定レバー14を回動して固定ピン15を固定孔12aに挿入して液圧シリンダ11を機体フレーム2に固定する。
そして、図5(e)のように、車椅子1の後輪4が段差7に当接するまで前進させ、昇降切換レバー39を操作して切換バルブ35を伸長位置に切り換えて、加圧レバー31を往復回動して液圧シリンダ11を伸長させる。液圧シリンダ11のピストンロッド11aの先端が地面に当たると、図5(f)のように、折れ曲がり機構16で補助輪17は上方に折り曲げられ、滑り止め23が接地して、液圧シリンダ11の更なる伸長により車椅子1を前方へ押す。この液圧シリンダ11の押し上げ動作により後輪4が段差7上へ乗り上げることができる。こうして、大きな力を必要とせずに段差7を乗り越えることができる。段差7上に乗ると、固定レバー14及び切換レバー13を操作して液圧シリンダ11を元の状態に戻す。
なお、車椅子1を後進させながら段差7を乗り越えることもできる。この場合、液圧シリンダ11が上下方向位置で、補助輪17の回転を停止できるように構成し、停止させた状態で液圧シリンダ11を伸長させることで、後輪4を段差7上へ押し上げる。このようにして、段差7を乗り越えるときは、液圧シリンダ11の前後切換操作をする必要がないため、操作が簡単となる。
以上のように、機体フレーム2に、使用者が座るシート部5と、左右一対の前輪3・3と、左右一対の後輪4・4とからなる走行部を備えた車椅子1であって、液圧シリンダ11の先端に補助輪17を設け、該液圧シリンダ11を前後回動可能に機体フレーム2に支持し、該液圧シリンダ11の前回動位置での伸縮により前輪3を段差7上に載置し、液圧シリンダ11の後回動位置での伸縮により後輪4を段差7上に乗り上げ操作可能とするので、液圧シリンダ11の位置を切り換えて液圧シリンダ11を伸縮させるだけで、力の弱い障害者や高齢者でも容易に段差7を乗り越えることができるようになる。
また、前記シート部5の側部に前記液圧シリンダ11に圧液を送液する液圧ポンプ30の操作手段となる加圧レバー31が配置されるので、力の弱い障害者や高齢者は座ったままで容易に加圧レバー31を操作して、段差7を乗り上げることができる。
また、車椅子1の前輪3を段差7の上に載せてから、液圧シリンダ11により後輪4を駆動させるように構成することもできる。
即ち、図6に示すように、液圧シリンダ11は前輪3と後輪4の間で上下方向に機体フレーム2に取り付けられ、液圧シリンダ11の基部(上部)は前後回転可能に取り付けられる。液圧シリンダ11の上部から回動レバー41が上方に突設されて、液圧シリンダ11を前後回動操作可能とされる。液圧シリンダ11のシリンダの前面(または後面)には固定用ステー42が前方に突設され、該固定用ステー42に固定孔が開口される。また、機体フレーム2にもステー43が固設され、該ステー43に固定孔43a・43bが開口され、固定用ステー42の固定孔と、ステー43の固定孔43a・43bは、液圧シリンダ11が上下方向位置と傾斜位置でそれぞれ合致するように開口され、ピン46(またはボルト)を挿通させることで前記何れかの回動位置で固定可能としている。但し、液圧シリンダ11の前後位置の固定構成は、ピンとピン孔に限定するものではなく、回動レバー41を固定したり、回動軸を固定したりすることもでき限定するものではない。
前記液圧シリンダ11のピストンロッド11aの先端には補助輪17が回転自在に取り付けられ、ピストンロッド11aの後面にはラック44が平行に取り付けられる。一方、後輪4の車軸4aにはピニオン45が固定され、該ピニオン45には液圧シリンダ11が後回動位置で前記ラック44と歯合可能に配置される。
このような構成において、段差7を乗り越える場合には、まず、図7(a)に示すように、車椅子1の前輪3を段差7に位置させた状態で、液圧シリンダ11を伸長させて、図7(b)に示すように、前輪3の下端が段差7の上面の高さとなる位置まで上昇させる。そして、図7(c)に示すように、補助輪17が段差7に当接するまで前進させ、液圧シリンダ11を縮小して、前輪3を段差7の上面に載せ、図7(d)に示すように、後輪4が段差7に当接するまで前進させる。次に、図7(e)に示すように、ピン46を抜いて液圧シリンダ11を後方に回動してピン46をステー43の固定孔43bに差し変えて、液圧シリンダ11を傾斜位置で固定する。そして、図7(f)に示すように、液圧シリンダ11を伸長させると、ラック44が摺動すると同時にピニオン45が回転され、後輪4が前進回転して段差7に乗り上げることができる。
以上のように、前記液圧シリンダ11のピストンロッド11aにはラック44が伸縮方向と平行に取り付けられ、該ラック44は液圧シリンダ11の後回動位置で後輪4の車軸4aに連動連結されるピニオン45に歯合可能に構成されるので、前輪3を上昇させて段差7に載せた後に、液圧シリンダ11の位置を切り換えて、液圧シリンダ11を伸長させることで、後輪4を回転させて、前進をアシストして段差7に乗り上げることができ、力の弱い使用者であっても容易に段差7に乗り上げることが可能となる。
また、図8に示すように、前記液圧シリンダ11を前輪3の前方に配置し、液圧モータ47で後輪を回動して段差7に乗り上げられるようにすることもできる。つまり、液圧シリンダ11は上下方向に固定され、加圧レバー31を操作することで前輪3を持ち上げることができる。また、車軸4aにピニオン45を固定し、機体フレーム2には液圧モータ47を固定して、該液圧モータ47の出力軸に歯車48を固定して、該歯車48は前記ピニオン45と歯合させる。そして、図9に示すように、前記液圧ポンプ30からの圧液を切り換える切換バルブ35には更に液圧モータ47へ送液するポートが設けられる。こうして、前記同様に、液圧シリンダ11を伸長させて前記前輪3を段差7に載せた状態から切換バルブ35を切り換えて、液圧ポンプ30から液圧モータ47へ送液するようにし、加圧レバー31の操作で液圧ポンプ30から液圧モータ47へ圧液を送液して作動し、後輪4を回転駆動して、段差7を乗り越えられるようにする。切換バルブ35は液圧シリンダ11側へ送液するように切り換えた状態では、液圧モータ47は回転自在とし、後輪4は自由に回転できるようにしている。
こうして、段差7を乗り越えるときには容易にアシストすることができ、また、坂道等を登るときにも容易にアシストできるようになる。
なお、前記液圧シリンダ11、液圧モータ47は、他の実施形態の場合左右両側に配置する。或いは、左右一側に配置して左右の後輪4・4を連動機構を介して連結する。
また、前記液圧ポンプ30はピストン型に限定するものではなく、歯車型やベーン型で構成することも可能であり、限定するものではない。また、前記作動液は水や油やアルコール等の液体であり、限定するものではないが、水やアルコールとすることで漏れても周囲を汚すことがなく、少量であれば蒸発し、外観を悪くすることがない。また、水の場合補充が簡単に行える。また、液圧の代わりに空圧とすることもできる。この場合、液漏れの心配がなくなる。また、液圧ポンプ30をなくし液圧シリンダ11の代わりに電動シリンダ、液圧モータ47の代わりに電動モータとすることもできる。この場合、配管をなくすことができる。
1 車椅子
2 機体フレーム
3 前輪
4 後輪
7 段差
11 液圧シリンダ
17 補助輪

Claims (3)

  1. 機体フレームに、使用者が座るシート部と、左右一対の前輪と、左右一対の後輪とからなる走行部を備えた車椅子であって、液圧シリンダの先端に補助輪を設け、該液圧シリンダを前後回動可能に機体フレームに支持し、該液圧シリンダの前回動位置での伸縮により前輪を段差上に載置し、液圧シリンダの後回動位置での伸縮により後輪を段差上に乗り上げ操作可能とすることを特徴とする車椅子。
  2. 前記シート部の側部に前記液圧シリンダに圧液を送液する液圧ポンプの操作手段が配置されることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記液圧シリンダのピストンロッドにはラックが伸縮方向と平行に取り付けられ、該ラックは液圧シリンダの後回動位置で後輪の車軸に連動連結されるピニオンに歯合可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
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