JP2016202276A - 電気掃除機の吸込具、及びこの吸込具を備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸込具、及びこの吸込具を備えた電気掃除機 Download PDF

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Takenori Sekiguchi
剛徳 関口
諒太 遠藤
Ryota Endo
諒太 遠藤
貴裕 及川
Takahiro Oikawa
貴裕 及川
田中 賢治
Kenji Tanaka
賢治 田中
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Abstract

【課題】吸込具本体に対し継手管を大きく回動させても使用者が扱いやすく、連結箇所の開口から不要な吸引をしない電気掃除機の吸込具を提供することを目的とする。
【解決手段】吸込具本体と、吸込具本体の下面側に設けられ、塵埃を吸い込むための吸込口と、吸込具本体に回動可能に連結された、通気可能な風路を有する継手管と、を備え、継手管は、吸込具本体との連結側に、吸込口と通気可能に連通する連結部開口を有し、連結部開口の短手側辺の概ね中央となる位置に、吸込具本体と回動可能に連結する回動軸が設けられており、回動軸は、吸込具本体の高さ方向において中央寄りの位置で、吸込具本体と連結されていて、回動軸に回動可能に取り付けられ、回動軸の回動中心と同じ回動中心で回動する、継手管を回動させたときに吸込具本体との間にできる開口を塞ぐためのシャッター部材を備え、シャッター部材は、継手管の回動と連動して開口を塞ぐものである。
【選択図】図2

Description

本発明は電気掃除機の吸込具に関し、さらにはこの吸込具を備えた電気掃除機に関する。
電気掃除機の吸込具は、電気掃除機本体と延長管等を介して通気可能に接続するための継手管を備えており、吸込具本体と継手管は回動可能、通気可能に連結されている。背の低い家具の下を掃除するために、継手管を被清掃面に近いところまで下げたり、隙間を掃除するために継手管を垂直に近いところまで上げたりすることがあり、そのために継手管の回動領域を大きくすると、吸込具本体と継手管の連結箇所との間に空気が漏れる開口ができるので、その開口を塞ぐシャッター部材を備えた電気掃除機の吸込具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3977967号公報(第9頁、図8)
特許文献1に記載の従来の電気掃除機の吸込具は、吸込具本体と継手管が吸込具本体の一番高い位置である上端側で回動可能に連結されている。そのため、使用者が延長管の先に連結されている把持部を操作して吸込具本体を操ろうとするとき、その力は上端側にかかる。
よって、背の低い家具の下を掃除するために、継手管を被清掃面に近いところまで下げて吸込具本体を操ろうとするとき、吸込具本体の一番高い位置に力がかかるので、前後方向に吸込具本体を動かすと吸込具本体の動きが安定せず、被清掃面から吸込具本体の前側が浮いたり、後側が浮いたりして吸引性能、つまりは清掃性能が低下してしまうという課題がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、吸込具本体に対し継手管を大きく回動させても使用者が扱いやすく、連結箇所の開口から不要な吸引をしない電気掃除機の吸込具を提供することを目的とする。
課題を解決する本発明に係る電気掃除機の吸込具は、吸込具本体と、吸込具本体の下面側に設けられ、被清掃面上の塵埃を吸い込むための吸込口と、吸込具本体に回動可能に連結された、通気可能な風路を有する継手管と、を備え、継手管は、吸込具本体との連結側に、吸込口と通気可能に連通する長方形の連結部開口を有し、連結部開口側から見て連結部開口の短手側辺の概ね中央となる位置に、吸込具本体と回動可能に連結する回動軸が設けられており、回動軸は、吸込具本体の高さ方向において中央寄りの位置で、吸込具本体と連結されていて、回動軸に回動可能に取り付けられ、回動軸の回動中心と同じ回動中心で回動する、継手管を回動させたときに吸込具本体との間にできる開口を塞ぐためのシャッター部材を備え、シャッター部材は、継手管の回動と連動して開口を塞ぐものである。
本発明に係る電気掃除機の吸込具によれば、吸込具本体と回動可能に連結する回動軸を吸込具本体の高さ方向において中央寄りの位置で、吸込具本体と連結するようにしたので、背の低い家具の下を掃除するために、継手管を被清掃面に近いところまで下げて吸込具本体を操るときに、吸込具本体の高さ方向において中央寄りの位置で吸込具本体に力をかけることができて被清掃面から吸込具本体の前側あるいは後側が浮いて吸引性能が低下することがない。また、回動軸の回動中心と同じ回動中心で回動するシャッター部材を備え、シャッター部材は継手管の回動と連動して、継手管と吸込具本体との間にできる開口を塞ぐようにしたので、開口を確実に塞ぐことができ、意図しない吸引をしないことで塵埃を含んだ空気の吸引性能の低下を抑制できる。
(a)本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を上面方向から見た図、(b)本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を下面方向から見た図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を、吸込具本体と継手管に分離した状態の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具の概略分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を、吸込具本体と継手管に分離した状態の連結部の拡大斜視図である。 図1(a)に示す線A−Aで切断した本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具の断面図である。 図1(a)に示す線B−Bで切断した本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具の継手管が概ね水平状態の側面方向からの断面図である。 図6に示す電気掃除機の吸込具の継手管を概ね45度まで回動させた状態の断面図である。 図7の要部(連結部)拡大図である。 図6に示す電気掃除機の吸込具の継手管を概ね垂直位置まで回動させた状態の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具のシャッター部品の動きを規制している状態を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具のシャッター部品の動きを規制している状態から解除された状態を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具吸込具の継手管を概ね垂直位置にしたとおきのシャッター部品の動きを規制している状態を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を電気掃除機に接続した状態を示す斜視図である。
実施の形態1.
(吸込具の構成)
図1から図5により、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具の構成を説明する。図1(a)は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を上面方向から見た図、図1(b)本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を下面方向から見た図、図2は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を、吸込具本体と継手管に分離した状態の斜視図、図3は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具の概略分解斜視図、図4は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を、吸込具本体と継手管に分離した状態の連結部の拡大斜視図、図5は図1(a)に示す線A−Aで切断した本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具の断面図である。なお、それぞれの図において、同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する場合がある。
吸込具1は図1(a)及び(b)に示すように、吸込具本体21と継手管22で、アルファベットのTの字の様に構成されている。吸込具本体21は、硬質の樹脂素材で形成された下ケース21b、同様に硬質の樹脂素材で形成された上ケース21aで外郭が構成される。
下ケース21bと上ケース21aの当接部には、軟質の樹脂素材で形成されたダンパー21cがその外周に取付けられている。ダンパー21cは、掃除のときに吸込具1が壁や家具等に当たっても、それらが傷付かないようにするためのものである。
吸込具本体21の下面側には、吸込口24が設けられている。これは、下ケース21bに設けられた開口であり、床等の被清掃面から塵埃を吸い込むための開口である。吸込口24の内部には空間があり、その空間には被清掃面から塵埃を掻き揚げるための回転ブラシ25が着脱自在に取付けられている。
回転ブラシ26は図1(b)に示すように、吸込具本体21下面側の長手方向に内包され、図5に示す吸込具本体21に内包されたブラシ駆動用モーター31によって回転力を得ている。
ベルト38に伝達されたモーター37の回転力は、図示しない回転力伝達手段より回転ブラシ25に伝達されて回転ブラシ25が回転し、被清掃面から塵埃を掻き上げる。これにより塵埃を掻き上げながら吸引できるので清掃性能の向上が図れる。
吸込具本体21の下面側には、吸込具本体21の下面から出没自在の、ローラー26aを有するスイッチ26が設けられている。このスイッチ26は、回転ブラシ26を回転させるブラシ駆動用モーター31の回転をオン、オフするためのものである。
回転ブラシ25は被清掃面から塵埃を掻き上げるので、被清掃面に接触していないときに回転させると無駄な電力を消費したり、使用者が触れて危険であったりする。よって、吸込具本体21が被清掃面から離れるとスイッチ26は下面から突出してブラシ駆動用モーター31がオフし、回転ブラシ25の回転を停止させ、再び、吸込具本体21を被清掃面に接触させると、スイッチ26が没してブラシ駆動用モーター31がオンし、回転ブラシ25の回転を開始するようになっている。
ブラシ駆動用モーター31は図示しない接続線で電気的に接続された、継手管22に設けられている接続端子28を介し、後段で説明する電気掃除機本体6に内包される図示しない制御基板と電気的に接続されており、オン、オフが制御されている。
継手管22の接続端子28と接続されるブラシ駆動用モーター31の図示しない接続線は、図2に示す切欠き21gと、図4に示す後段で説明するシャッター部材23の接続線通し穴23hを通し接続されている。
さらに、吸込具本体21の下面側には、被清掃面をスムーズに移動できるように車輪27が設けられている。車輪27には横滑りさせる動きも想定して、適度な摺動性を持たせている。
図2、図4に示すように継手管22は、吸込具本体21に設けられた回動軸受け部21d、21eに、継手管22に設けられた回動軸22a、22bが回動自在に保持され、連結されている。
回動軸受け部21d、21eは、詳しくは、上ケース21aと下ケース21bで上下から合わさることで構成され、回動軸22a、22bは上ケース21aと下ケース21bで上下から挟みこむようにして保持され、連結されている。
回動軸22a、22bは図5に示すように、吸込具本体21の高さ方向で、中央寄りの位置で連結されている。連結する位置を中央寄りの高さとすることで、吸込具本体21の上端の位置で連結するときに比べ、継手管22の力を吸込具本体21に伝えやすく、吸込具本体21の前側あるいは後側が被清掃面から浮きにくくなる。
また、図5に示すように、回動軸22a、22bは後述する連結部開口22cから通気可能に連通する通風路22dの高さ方向の概ね中央に位置している。通風路22dの高さ方向の中央に位置しているので回動させても、通風路22dのバランスが悪くならない。
図3に示すように、継手管22の吸込具本体21との連結側には、連結部開口22cが設けられている。連結部開口22cは吸込具本体21の下面側に設けられた吸込口24と空気が流れるように連通している。
継手管22の連結部開口22cには、樹脂成形で形成されたシャッター部材23が取付けられている。シャッター部材23は後段で詳しく説明するが、継手管22を回動させたときに継手管22と吸込具本体21との間にできる開口を塞ぐためのものである。
継手管22と吸込具本体21との間に開口があると、そこから空気を吸引してしまうので、本来必要な塵埃を含んだ空気を、吸込具本体21の下面側に設けられた吸込口24から吸引するときの性能が低下してしまう。
この吸引性能低下を抑制するためのシャッター部材23であり、継手管22の回動軸22a、22bを挟んで上下に設けた閉塞部、詳しくは上部閉塞部(第1の閉塞部)23cで、継手管22と吸込具本体21との間の上部にできる開口を塞ぎ、下部閉塞部(第2の閉塞部)23dで継手管22と吸込具本体21との間の下部にできる開口を塞ぐようになっている。
シャッター部材23は、図3に示すようにシャッター部材a23aとシャッター部材b23bの2部品で構成され、継手管22に設けられた回動軸22a、22bに回動自在に取付けられる。
シャッター部材23には、図2から図4に示す、後段で説明するシャッター部材の動きを規制したり、継手管22に固定したりするときの第1の凸形状23eが下部閉塞部(第2の閉塞部)23dに、リブ形状23fがシャッター部材a23aの側面に、第2の凸形状23gが上部閉塞部(第1の閉塞部)23cに、それぞれ設けられている。
(シャッター部材の動作)
ここからは、図6から図12を使い、シャッター部材23の動作について説明する。図6は図1(a)に示す線B−Bで切断した本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具の継手管が概ね水平状態の側面方向からの断面図、図7は図6に示す電気掃除機の吸込具の継手管を概ね45度まで回動させた状態の断面図、図8は図7の要部(連結部)拡大図、図9は図6に示す電気掃除機の吸込具の継手管を概ね垂直位置まで回動させた状態の断面図、図10は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具のシャッター部品の動きを規制している状態を示す概略図、図11は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具のシャッター部品の動きを規制している状態から解除された状態を示す概略図、図12は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具吸込具の継手管を概ね垂直位置にしたとおきのシャッター部品の動きを規制している状態を示す概略図である。なお、それぞれの図において、同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する場合がある。
シャッター部材23は、図7及び図8の状態、つまり継手管22を水平面と想定する被清掃面から概ね45度の位置まで回動させた状態の位置にあるときは、継手管22に固定され継手管22と連動、言い替えると継手管22と一緒に連動して回動する状態にある。
このとき、シャッター部材23は、下部閉塞部(第2の閉塞部)23dに設けられた第1の凸形状23eが、継手管22の連結部開口22cの1辺である下側辺の端部と係合し、継手管22に固定されている状態となっている。第1の凸形状23eと連結部開口22cの下側辺の端部との係合は、一定の力が加わると解除されるようになっている。
前述のように継手管22と吸込具本体21は、通気可能に連通している。詳しくは、吸込具本体21の下面側である下ケース21bに設けられた吸込口24から吸引した塵埃を含んだ空気は、継手管22と吸込具本体21の連結部で継手管22に設けられた連結部開口22cを通過し、継手管22を通り後段で説明する電気掃除機100の延長管2へ流れる。
図7及び図8に示すように、吸込具本体21の上ケース21a及び下ケース21bと、継手管22の連結部開口22cの端部の上辺及び下辺との間には隙間があり、下側の隙間はシャッター部材23の下部閉塞部(第2の閉塞部)23dで埋めている。
上側の隙間は、シャッター部材23の上部閉塞部(第1の閉塞部)23cの端部に設けられた第2の凸形状23gが、上ケース21aに設けられた凸形状受け部21hと当接して埋めている。これにより、吸込口24以外からの不要な空気の吸引を抑制している。
また、この状態ではシャッター部材23が吸込具本体21と継手管22の連結部開口22cとの間の通風路に突出していないので、通風路を狭めることで発生する吸気のときの異音(風切り音)が発生しない。さらに、シャッター部材23に塵埃が引っ掛かり留まることもない。
図7に示す継手管22を被清掃面から概ね45度の位置から、図9に示す概ね垂直位置まで回動させるとき、前述のようにシャッター部材23は継手管22と一緒に連動して回動する状態にある。
継手管22が被清掃面からほぼ45度の位置のとき、図10に示すようにシャッター部材23のシャッター部材a23a側面に設けられたリブ形状23fが、吸込具本体21の継手管22の回動軸22aが保持される側の上ケース21aに設けられた切欠き21fのリブ形状受け部21jによって回動が規制されている。
このリブ形状受け部21jによる規制は一定の力が加わると解除されるようになっており、継手管22をほほ垂直位置まで回動させようと一定の力を加えると、シャッター部材23は継手管22と同時に回動し、図11に示すようにリブ形状23fはリブ形状受け部21jから外れ、継手管22と一緒に連動して垂直位置まで回動する。
継手管22を図9に示すほほ垂直位置まで回動させると、吸込具本体21の下ケース21bと継手管22の連結部開口22cの端部の下辺との間に、下部開口(第2の開口)42ができる。
この下部開口(第2の開口)42は、継手管22と一緒に連動して回動したシャッター部材23の下部閉塞部(第2の閉塞部)23dが下部開口(第2の開口)42の位置まで回動して塞がれる。これにより、吸込口24からの塵埃を含んだ空気の吸引力を低下させる不要な空気の吸引を抑制している。
概ね垂直位置まで回動させた継手管22は、それ以上回動しないように上ケース21aに設けられた凸形状受け部21hに当接して止められる。そのとき、図12に示すように、リブ形状23fも吸込具本体21の上ケース21aに設けられた切欠き21fの上ケースリブ形状当て部21kに当接して回動が規制されている。
このように、継手管22を概ね垂直位置まで大きく回動させても吸込具本体21の下ケース21bと継手管22の連結部開口22cの端部の下辺との間にできる下部開口(第2の開口)42をシャッター部材23の下部閉塞部(第2の閉塞部)23dが塞ぐので、吸込口24からの塵埃を含んだ空気の吸引力が低下せず、清掃性能を維持できる。
これとは逆に、概ね垂直の位置から45度の位置まで回動させると、シャッター部材23は継手管22と一緒に連動して回動し、図7の状態まで戻る。継手管22が図7に示す概ね45度の位置にあるとき、シャッター部材23の上部閉塞部(第1の閉塞部)23cの端部に設けられた第2の凸形状23gが、上ケース21aに設けられた凸形状受け部21hと当接している。
この位置から継手管22を、図6に示す概ね水平の状態まで回動させようと一定の力を加えると、シャッター部材23は上部閉塞部(第1の閉塞部)23cの端部に設けられた第2の凸形状23gが、上ケース21aに設けられた凸形状受け部21hによって回動が規制されているため回動せず、一定の力が加えられたことで、シャッター部材23の下部閉塞部(第2の閉塞部)23dに設けられた第1の凸形状23eと継手管22の連結部開口22cの1辺である下側辺の端部との係合が解除され、継手管22のみが回動する。
継手管22を図6に示す概ね水平位置まで回動させると、吸込具本体21の上ケース21aと継手管22の連結部開口22cの端部の上辺との間に、上部開口(第1の開口)41ができる。
この上部開口(第1の開口)41は、継手管22と連動せず回動しなかったシャッター部材23の上部閉塞部(第1の閉塞部)23cが、上部開口(第1の開口)41ができる位置にとどまることで塞がれる。これにより、吸込口24からの塵埃を含んだ空気の吸引力を低下させる不要な空気の吸引を抑制している。
また、この状態ではシャッター部材23が吸込具本体21と継手管22の連結部開口22cとの間の通風路に突出していないので、通風路を狭めてしまうと発生する可能性がある、吸気のときの異音(風切り音)が発生しない。さらに、シャッター部材23に塵埃が引っ掛かり留まることもない。
このように、継手管22を概ね水平位置まで大きく回動させても吸込具本体21の上ケース21aと継手管22の連結部開口22cの端部の上辺との間にできる上部開口(第1の開口)41をシャッター部材23の上部閉塞部(第1の閉塞部)23cが塞ぐので、吸込口24からの塵埃を含んだ空気の吸引力が低下せず、清掃性能を維持できる。
(電気掃除機の構成)
図13は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具を電気掃除機に接続した状態を示す斜視図である。図1により、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具が接続される電気掃除機全体の概略構成を説明する。
図13に示すように、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具1は延長管2、把持部3、ホース体5を介して電気掃除機本体6と接続されていて、全体として電気掃除機100が構成される。
電気掃除機本体6内には図示しない電動送風機、図示しない制御基板、電動送風機等に電力を供給する図示しない電源コードを収納するためのコードリールが内包される。吸込具1は前述のようにブラシ駆動用モーター31で駆動する回転ブラシ25を備えており、吸込具1の継手管22に設けられている接続端子28により、図示しない制御基板と電気的に接続されている。
ホース体5は、蛇腹のような可撓性を有する軟質管で形成されている。電気掃除機本体6の前側には、ホース体5の一端を接続するための接続口7が設けられている。ホース体5のもう一端は、把持部3の一端に接続される。把持部3は吸込具1を操ることと、掃除機本体6の取り廻しをするためのものであり、硬質の樹脂素材で形成されている。
把持部3には操作部4が設けられている。操作部4は図示しない複数の操作スイッチを有し、これら操作スイッチから入力すると、電気掃除機本体6に内包された図示しない制御基板が電動送風機を駆動させる。
把持部3のもう一端には、延長管2の一端が接続される。延長管2は図示しないが伸縮構造を有しており、掃除をするとき、必要に応じて伸ばして使用することができるようになっていて、把持部3と同様、硬質の樹脂素材で形成されている。
延長管2のもう一端は、吸込具1に接続される。吸込具1は、塵埃を含んだ空気を吸い込むものである。
電気掃除機本体6の上面には、前方から後方に傾斜するように集塵部9が着脱自在に取付けられている。集塵部9は、図示しない電動送風機が発生する吸引風によって、吸込具1から吸い込んだ塵埃を含んだ空気から、塵埃と空気を分離して塵埃を捕集、収容するためのものである。
次に電気掃除機の動作について説明する。延長管2、把持部3、ホース体5を介して電気掃除機本体6と接続された電気掃除機の吸込具1を備える電気掃除機100は、把持部3に設けられた操作部4からの入力により図示しない制御基板が図示しない電動送風機を駆動する。
駆動した電動送風機が吸引風を発生させることにより、吸込具1から塵埃を含んだ空気を吸い込むことが可能となり、吸込具1から吸い込んだ塵埃を含んだ空気から、塵埃と空気を分離して塵埃を捕集、収容する。
電気掃除機100で高さの低い脚部を有する家具の下の被清掃面を清掃するとき、把持部を被清掃面の近く、ほぼ水平の位置まで下げても、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具1を備えているので、把持部3を操り吸込具本体21に力をかけるとき、吸込具本体の高さ方向において中央寄りの位置で吸込具本体21に力をかけることができて被清掃面から吸込具本体21の前側あるいは後側が浮いて吸引性能が低下することがない。
また、吸込具1は回動軸の回動中心と同じ回動中心で回動するシャッター部材を備え、シャッター部材は継手管の回動と連動して、継手管と吸込具本体との間で上側にできる第1の開口を塞ぎ、空気漏れを確実に塞ぐことができ、空気漏れによる吸引性能の低下を抑制できる。
それから、電気掃除機100で壁と家具等の隙間の被清掃面を清掃するとき、把持部を、ほぼ垂直の位置まで上げても、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込具1を備えているので、シャッター部材は継手管の回動と連動して、継手管と吸込具本体との間で下側にできる第2の開口を塞ぎ、空気漏れを確実に塞ぐことができ、空気漏れによる吸引性能の低下を抑制できる。
1 吸込具、2 延長管、3 把持部、4 操作部、5 ホース体、6 電気掃除機本体、7 接続口、8 集塵部、21 吸込具本体、21a 上ケース、21b 下ケース、21c ダンパー、21d 回動軸受け部、21e 回動軸受け部、21f 切欠き、21g 切欠き、21h 凸形状受け部、21j リブ形状受け部、21k 上ケースリブ形状当て部、21m 下ケースリブ形状当て部、22 継手管、22a 回動軸、22b 回動軸、22c 連結部開口、22d 通風路、23 シャッター部材、23a シャッター部材a、23b シャッター部材b、23c 上部閉塞部(第1の閉塞部)、23d 下部閉塞部(第2の閉塞部)、23e 第1の凸形状、23f リブ形状、23g 第2の凸形状、23h 接続線通し穴、24 吸込口、25 回転ブラシ、26 スイッチ、26a ローラー、27 車輪、28 接続端子、31 ブラシ駆動用モーター、41 上部開口(第1の開口)、42 下部開口(第2の開口)、100 電気掃除機。

Claims (7)

  1. 吸込具本体と、
    該吸込具本体の下面側に設けられ、被清掃面上の塵埃を吸い込むための吸込口と、
    前記吸込具本体に回動可能に連結された、通気可能な風路を有する継手管と、を備え、
    前記継手管は、前記吸込具本体との連結側に、前記吸込口と通気可能に連通する長方形の連結部開口を有し、前記連結部開口側から見て前記連結部開口の短手側辺の概ね中央となる位置に、前記吸込具本体と回動可能に連結する回動軸が設けられており、
    前記回動軸は、前記吸込具本体の高さ方向において中央寄りの位置で、前記吸込具本体と連結されていて、
    前記回動軸に回動可能に取り付けられ、前記回動軸の回動中心と同じ回動中心で回動する、前記継手管を回動させたときに前記吸込具本体との間にできる開口を塞ぐためのシャッター部材を備え、該シャッター部材は、前記継手管の回動と連動して前記開口を塞ぐことを特徴とする電気掃除機の吸込具。
  2. 前記継手管は、被清掃面に対し、概ね水平位置から概ね垂直位置まで回動可能であり、
    前記継手管を水平位置から垂直位置となるように回動させたとき、前記継手管があらかじめ設定された角度の位置になるまでは前記シャッター部材は回動せず、前記角度の位置を超えて回動させると前記シャッター部材は前記継手管の回動に連動して回動することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込具。
  3. 前記継手管は、被清掃面に対し、概ね垂直位置から概ね水平位置まで回動可能であり、
    前記継手管を垂直位置から水平位置となるように回動させたとき、前記継手管があらかじめ設定された角度の位置になるまでは前記シャッター部材は前記継手管の回動に連動して回動し、前記角度の位置を超えて回動させると前記シャッター部材は回動しないことを特徴とする請求項1あるいは請求項2何れかに記載の電気掃除機の吸込具。
  4. 前記吸込具本体に設けられたリブ形状受け部と、
    前記シャッター部材に設けられたリブ形状と第1の凸形状と、を備え、
    前記継手管は、被清掃面に対し、概ね水平位置から概ね垂直位置まで回動可能であり、
    前記継手管を水平位置から垂直位置となるように回動させたとき、前記継手管があらかじめ設定された角度の位置になるまでは前記シャッター部材の前記リブ形状が、前記吸込具本体のリブ形状受け部と当接することで前記シャッター部材は回動が規制され回動せず、
    前記継手管があらかじめ設定された角度の位置になると、前記シャッター部材の凸形状が前記継手管の前記開口の1辺と係合し、前記シャッター部材は前記継手管に固定され、
    前記角度の位置を超えて回動させると、前記継手管に固定された前記シャッター部材の前記リブ形状は、前記吸込具本体の前記リブ形状受け部を乗り越えて、前記シャッター部材は前記継手管の回動に連動して回動することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸込具。
  5. 前記吸込具本体に設けられた凸形状受け部と、
    前記シャッター部材に設けられた第2の凸形状と、を備え、
    前記継手管を垂直位置から水平位置となるように回動させたとき、前記継手管があらかじめ設定された角度の位置になるまでは前記シャッター部材は前記継手管に固定され、前記シャッター部材は前記継手管の回動に連動して回動し、
    前記継手管があらかじめ設定された角度の位置になると、前記シャッター部材の第2の凸形状が前記吸込具本体の前記凸形状受け部に当接し、前記シャッター部材は回動が規制され、
    前記角度の位置を超えて回動させると、前記継手管のみが回動することを特徴とする請求項4に記載の電気掃除機の吸込具。
  6. 前記シャッター部材は、前記継手管をあらかじめ設定された角度の位置から水平位置に回動させるときに、前記吸込具本体と前記継手管の間にできる第1の開口を塞ぐ第1の閉塞部と、前記継手管をあらかじめ設定された角度の位置から垂直位置に回動させるときに、前記吸込具本体と前記継手管の間にできる第2の開口を塞ぐ第2の閉塞部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5何れか1項に記載の電気掃除機の吸込具。
  7. 電動送風機を備えた本体と、
    前記電動送風機の駆動により発生する吸引風で吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集する集塵室が設けられた、前記本体に着脱可能な集塵部と、
    前記本体に一端が接続されるホース体と、
    前記ホース体の他端に一端が連結される取り回しのための把持部と、
    前記電動送風機の切入及び強弱を操作する操作部と、
    前記把持部の他端に一端が接続される延長管と、を備え、
    前記延長管の他端と接続される請求項1〜請求項6何れか1項に記載の電気掃除機の吸込具を備えたことを特徴とする電気掃除機。
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