JP2016201939A - 工事用開閉器の運搬用格納架 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】運搬用格納架10は、格納架本体1と載置台2を備える。又、運搬用格納架10は、直動カム装置3、歯車装置4、及び昇降装置5を備える。昇降装置5は、操作ハンドル7hが「入」の状態で、開閉器7を運搬用格納架10に格納できるストップピン51pを有する。歯車装置4は、運搬用格納架10の上部開口を開閉自在な回転レバー4rを有する。直動カム装置3は、下降する載置台2に連動して動作する。開閉器7を運搬用格納架に格納すると、回転レバー4rが運搬用格納架10の上部開口を封鎖する。開閉器本体70の内部スイッチが「切」状態になるように、操作ハンドル7hを他端部側に傾倒すると、ストップピン51pの下降運動に連動して、回転レバー4rを開くことで、工事用開閉器を運搬用格納架から取り出しできる。
【選択図】図1
Description
(1)開閉器7を運搬用格納架8から取り出した後に、指針71nの先端部が「切」の表示に向かうように、操作ハンドル7hを他端部7b側に傾動する(図19参照)。
(2)開閉器7を電柱に吊り上げる前に、指針71nの先端部が「切」の表示に向かっていることを確認する。
(3)開閉器7を電柱に仮設後に、指針71nの先端部が「切」の表示に向かっていることを確認する。
(4)複数の接続端子71t・72tに電源側の電線又は負荷側の電線を接続する前に、指針71nの先端部が「切」の表示に向かっていることを確認する。
[工事用開閉器の運搬用格納架の構成]
最初に、本発明の一実施形態による柱工事用開閉器の運搬用格納架の構成を説明する。
図1から図11を参照すると、本発明の一実施形態による工事用開閉器の運搬用格納架(以下、運搬用格納架と略称する)10は、直方体状に骨組みした格納架本体1、平板状の載置台2、及び直動カム装置3を備えている。又、運搬用格納架10は、歯車装置4と昇降装置5を備えている。
次に、実施形態による格納架本体1の構成を説明する。図1又は図2を参照すると、格納架本体1は、複数の等辺山形鋼又は不等辺山形鋼の端部同士を互い溶接で接合し、直方体状に骨組みしている。
次に、実施形態による載置台2の構成を説明する。図2を参照すると、載置台2は、案内穴2hを四隅に開口している。図1又は図2を参照すると、格納架本体1は、四つのガイドピン2pと四つの圧縮コイルばね2sを備えている。ガイドピン2pは、格納架本体1の底部から突出している。又、ガイドピン2pは、案内穴2hに嵌合している。
次に、実施形態による直動カム装置3の構成を説明する。図3から図7を参照すると、直動カム装置3は、三角体状の従動体31、L字状に形成した支持台32、及び圧縮コイルばね33を備えている。従動体31は、支持台32の一片321に向かって突出したガイドピン31pを備えている。支持台32の一片321には、ガイドピン31pが嵌合する穴32hを開口している(図6参照)。支持台32の他片322は、底部架1eに固定されている。
次に、実施形態による歯車装置4の構成を説明する。図7から図9を参照すると、歯車装置4は、円筒状の第1フレーム41f、円筒状の第2フレーム42f、及び、ステイ43fで外殻を構成している。第1フレーム41fと第2フレーム42fは、回転軸4sを回動自在に両端支持している。ステイ43fは、第1フレーム41fと第2フレーム42fを所定の間隔で結合している。第1フレーム41fは、ブラケット41bを介して、格納架本体1に支持されている(図2参照)。
次に、実施形態による昇降装置5の構成を説明する。図10又は図11を参照すると、昇降装置5は、C形チャンネル状のフレーム5fと移動棒51を備えている。フレーム5fは、格納架本体1の底面から起立するように設置されている(図1又は図2参照)。フレーム5fは、一方の面を開口している(図10(C)参照)。そして、この開口は、ストップピン51pの首部をスライド自在に案内している。又、この開口は、移動棒51の回り止めになっている。
次に、実施形態による引掛け支持部61及び施錠部62の構成を説明する。図12は、前記実施形態による工事用開閉器の運搬用格納架に備わる施錠部を拡大した横断面図であり、施錠ピンを待機させた状態図である。図13は、前記実施形態による工事用開閉器の運搬用格納架に備わる施錠部を拡大した横断面図であり、施錠ピンを支持突片に施錠した状態図である。
次に、実施形態による運搬用格納架10の動作を説明しながら、運搬用格納架10の作用及び効果を説明する。図14は、本発明に係る工事用開閉器の構成を示す正面図であり、操作ハンドルの切り換え状態と昇降装置に備わるストップピンの位置関係を示した図である。
(1)工事用開閉器が「切」状態のときのみ、運搬用格納架から引き出すことができるので、操作ハンドルの切り替え忘れを防止できる。ヒューマンエラーを低減できる。
(2)ヒューマンエラーを低減でき、安全に工事を実施できる。
(3)工事用開閉器が「切」状態で運搬することを防止でき、工事用開閉器の内部破損を防止できる。
2 載置台
3 直動カム装置
4 歯車装置
4fs 渦巻きばね
4r 回転レバー
4s 回転軸
5 昇降装置
7 開閉器(工事用開閉器)
7a 一端部(操作ハンドルの一端部)
7b 他端部(操作ハンドルの他端部)
7h 操作ハンドル
10 運搬用格納架(工事用開閉器の運搬用格納架)
31 従動体
41c 第1ドグクラッチ
41t 第1ラチェット歯
42c 第2ドグクラッチ
42t 第2ラチェット歯
43 ラチェット爪
43r 回転レバー
43t 第3ラチェット歯
44 圧縮コイルばね(第1付勢部材)
51 移動棒
51p ストップピン
52p ロックピン
53 圧縮コイルばね(第2付勢部材)
w1 第1ワイヤ
w2 第2ワイヤ
w3 第3ワイヤ
Claims (6)
- 直方体状の開閉器本体の一方の面に傾動自在な操作ハンドルを配置した工事用開閉器を格納する工事用開閉器の運搬用格納架であって、
上面を開口して前記工事用開閉器を格納自在に構成すると共に、直方体状に骨組みした格納架本体と、
前記格納架本体の底部に配置され、前記工事用開閉器を載置すると下降し、前記工事用開閉器を引き上げると上昇復帰する昇降自在な平板状の載置台と、
前記載置台の昇降運動を三角体状の従動体の直線運動に変換する直動カム装置と、
前記格納架本体の上部に配置され、回転レバーを遠心方向に延出すると共に、この回転レバーを回動自在に保持する歯車装置であって、前記回転レバーを起立させた状態では、前記回転レバーが前記格納架本体の上部開口から退避して、前記工事用開閉器を出し入れでき、前記回転レバーを略水平方向に傾倒させた状態では、前記回転レバーが前記格納架本体の上部開口の一部を覆って、前記工事用開閉器の格納又は引き上げを困難にする歯車装置と、
前記操作ハンドルの他端部側に向かって突出したストップピンを有する移動棒を昇降自在に保持した昇降装置と、を備え、
前記歯車装置は、
前記回転レバーの回転軸に連結し、前記回転レバーが起立する方向に回動する力を蓄勢した渦巻きばねと、
複数の第1ラチェット歯を外周面に形成し、複数の第2ラチェット歯を一方の面に形成し、中心部を前記回転レバーの回転軸に固定した円盤状の第1ドグクラッチと、
複数の前記第2ラチェット歯と対向配置された複数の第3ラチェット歯を他方の面に形成し、前記第1ドグクラッチと接離自在に、中心部を前記回転レバーの回転軸にスライド自在に連結した円盤状の第2ドグクラッチと、
複数の前記第1ラチェット歯に噛み合い自在に配置され、先端部に設けた爪部が前記第1ラチェット歯に噛み合っているときは、前記回転レバーが起立状態から傾倒した状態に回動する方向にのみ前記第1ドグクラッチの回転を許容する傾動自在なラチェット爪と、
前記第1ドグクラッチに向かって、前記第2ドグクラッチを押圧する力を付勢する第1付勢部材と、を有し、
前記昇降装置は、
前記ストップピンが最上位の位置にあるときに、当該ストップピンを施錠、又は開錠自在なロックピンと、
前記移動棒を引き上げる方向に力を付勢する第2付勢部材と、を有し、
前記直動カム装置は、
一端部を前記従動体に係留し、他端部を前記第2ドグクラッチの外周に係留した第1ワイヤと、
一端部を前記従動体に係留し、他端部を前記ロックピンに係留した第2ワイヤと、を有し、
前記昇降装置は、一端部を前記移動棒に係留し、他端部を前記第2ドグクラッチの一端面、及び前記ラチェット爪に係留した第3ワイヤを有し、
前記回転レバーを起立させた状態、及び、前記開閉器本体の内部スイッチが「入」状態になるように、前記操作ハンドルを一端部側に傾倒した状態では、前記回転レバーに阻止されることなく、かつ、前記操作ハンドルが最上位の位置にある前記ストップピンに阻止されることなく、前記工事用開閉器を前記格納架本体に格納でき、
前記工事用開閉器を前記載置台に載置すると、前記従動体を一方の方向に移動させ、前記第1ワイヤを介して、前記回転レバーが起立状態から傾倒した状態に回動する方向に、前記第2ドグクラッチを回動させると共に、前記第2ワイヤを介して、前記ロックピンがストップピンを開錠できる、工事用開閉器の運搬用格納架。 - 前記工事用開閉器を前記格納架本体に格納した状態から、前記開閉器本体の内部スイッチが「切」状態になるように、前記操作ハンドルを他端部側に傾倒すると、
前記ストップピン及び前記移動棒の下降運動に連動して、前記第3ワイヤを介して、前記第1付勢部材に抗して前記第2ドグクラッチを前記第1ドグクラッチから離間させると共に、
前記爪部が前記第1ラチェット歯から離間する方向に前記ラチェット爪を傾動させ、前記渦巻きばねの蓄勢力で前記回転レバーを起立させた状態に復帰させる、請求項1記載の工事用開閉器の運搬用格納架。 - 前記開閉器本体の内部スイッチが「切」状態になるように、前記操作ハンドルを他端部側に傾倒した状態で、前記工事用開閉器を前記格納架本体から引き上げた状態では、
前記操作ハンドルに制止されていた前記移動棒が前記第2付勢部材に付勢されて、前記ストップピンを最上位の位置に復帰できると共に、
前記載置台の上昇運動に連動して前記従動体を他方の方向に移動させ、前記第2ワイヤを介して、前記第1ドグクラッチと前記第2ドグクラッチを噛み合い自在に復帰でき、かつ、前記ロックピンが前記ストップピンを施錠する状態に復帰できる、請求項1又は2記載の工事用開閉器の運搬用格納架。 - 前記第2ラチェット歯、及び前記第3ラチェット歯は、それらの歯筋が中心から放射状に円面に延びるフェースギヤからなり、
前記第2ドグクラッチは、前記回転レバーが起立状態から傾倒した状態に回動する方向にのみ、前記第1ドグクラッチに回転力を伝動できる、請求項1から3のいずれかに記載の工事用開閉器の運搬用格納架。 - 前記載置台は、
四隅に開口された案内穴と、
底面から突出し、先端部を前記従動体の斜面に接触して、当該従動体を従動させる動節棒と、を有し、
前記格納架本体は、
当該格納架本体の底部から突出し、前記案内穴に嵌合するガイドピンと、
前記格納架本体の底面と前記載置台の間に配置された状態で前記ガイドピンに外装し、前記載置台が下降される力に抗して、前記載置台を上昇復帰させる力を付勢する圧縮コイルばねと、を有する、請求項1から4のいずれかに記載の工事用開閉器の運搬用格納架。 - 前記開閉器本体は、
鉤状の引掛け部と、
ピン穴を開口した施錠用の支持突片と、を一方の面と反対面に更に備え、
前記格納架本体は、
前記引掛け部が掛け止めされる引掛け支持部と、
前記支持突片のピン穴に挿入自在なJ字状の施錠ピンを有する施錠部と、を更に備える、請求項1から5のいずれかに記載の工事用開閉器の運搬用格納架。
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JPS58890Y2 (ja) * | 1974-12-17 | 1983-01-08 | ニツポンコウアツデンキ カブシキガイシヤ | チユウジヨウカイヘイキノワクタイノコウゾウ |
JPS5936091Y2 (ja) * | 1978-11-24 | 1984-10-05 | 株式会社明電舎 | 移動用変電設備 |
JPH09215143A (ja) * | 1996-01-31 | 1997-08-15 | Nippon Kouatsu Electric Co | 工事用開閉器の開閉器運搬用金具 |
JP2016096628A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 中国電力株式会社 | 工事用開閉器の運搬用格納架 |
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