JP2016201263A - 電池装置 - Google Patents

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Takeya Kurokawa
健也 黒川
正志 首藤
Masashi Shudo
正志 首藤
怜 和田
Satoru Wada
怜 和田
昇 小池
Noboru Koike
昇 小池
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Abstract

【課題】例えば、より不都合の少ない新規な構成の電池装置を得る。【解決手段】実施形態の電池装置は、例えば、分離部と、電池モジュールと、冷却部と、を備える。分離部は、空気の旋回流を生じさせ、空気に含まれる塵芥を遠心力で除去する。電池モジュールは、複数の電池セルと、複数の電池セルを収容する第一の筐体と、を有する。冷却部は、分離部で塵芥が除去された空気が流れる通路が設けられ、通路を流れる空気と複数の電池セルとの熱交換によって複数の電池セルを冷却するよう構成される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電池装置に関する。
従来、複数の電池セルが外気によって冷却されるよう構成された電池装置、が知られている。
特開2013−73754号公報
この種の電池装置では、例えば、より不都合の少ない新規な構成が得られれば、好ましい。
実施形態の電池装置は、例えば、分離部と、電池モジュールと、冷却部と、を備える。分離部は、空気の旋回流を生じさせ、空気に含まれる塵芥を遠心力で除去する。電池モジュールは、複数の電池セルと、複数の電池セルを収容する第一の筐体と、を有する。冷却部は、分離部で塵芥が除去された空気が流れる通路が設けられ、通路を流れる空気と複数の電池セルとの熱交換によって複数の電池セルを冷却するよう構成される。
図1は、第1実施形態の電池装置の例示的な斜視図である。 図2は、第1実施形態の電池装置の電池モジュールの例示的な斜視図である。 図3は、第1実施形態の電池装置の電池セルの例示的な斜視図である。 図4は、第1実施形態の電池装置の分離部の例示的な斜視図である。 図5は、第1実施形態の電池装置のY方向の他方側での例示的な空気の流れを説明する図である。 図6は、第1実施形態の電池装置のY方向の一方側での例示的な空気の流れを説明する図である。 図7は、第1実施形態の電池装置のZ方向の他方側での例示的な空気の流れを説明する図である。 図8は、第2実施形態の電池装置の例示的な斜視図である。 図9は、第2実施形態の電池装置の電池モジュールの例示的な分解斜視図である。 図10は、第2実施形態の電池装置の分離部の例示的な斜視図である。 図11は、第2実施形態の電池装置の分離部の例示的な内部構造を示す図である。 図12は、第2実施形態の電池装置のY方向の他方側での例示的な空気流の流れを説明する図である。 図13は、第2実施形態の電池装置のY方向の一方側での例示的な空気流の流れを説明する図である。 図14は、第2実施形態の電池装置のZ方向の他方側での例示的な空気流の流れを説明する図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つが得られうる。
また、以下に開示される複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。
<第1実施形態>
図1に示されるように、電池装置1は、例えば、電池モジュール2(組電池)と、筐体3と、分離部4と、ファン5,6と、冷却部10と、を備える。電池装置1は、種々の装置や、機械、設備等に設置され、それら種々の装置や、機械、設備の電源として使用される。例えば、電池装置1は、自動車の電源等、移動型の電源としても使用される他、例えば、POS(Point Of Sales)システム用の電源等、定置型の電源としても使用されうる。
図1に示されるように、筐体3、ならびに電池モジュール2の筐体20は、水平方向(横方向、左右方向)に長い直方体状に構成されている。本実施形態では、例えば、筐体20の長手方向と筐体3の長手方向とが互いに沿った状態で、電池モジュール2が筐体3に収容されている。また、筐体3は、複数の壁部3a〜3fを有する。本実施形態では、複数の壁部3a〜3fのうち少なくともいずれか一つの壁部(例えば、壁部3e)が、平面に沿った姿勢で使用されうる。なお、以下の詳細な説明では、便宜上、壁部3eが平面に沿った姿勢を基準として方向を規定する。X方向は、筐体3の長手方向(筐体20の長手方向、電池セル7の厚さ方向)、Y方向は、筐体3の短手方向(筐体20の短手方向、電池セル7の幅方向)、Z方向は、筐体3の高さ方向(筐体20の高さ方向、電池セル7の高さ方向)である。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交している。本実施形態では、筐体3は、第二の筐体の一例であり、筐体20は、第一の筐体の一例である。また、本実施形態では、X方向は、第一の方向の一例であり、Y方向およびZ方向は、第二の方向の一例である。
図2に示されるように、電池モジュール2は、例えば、複数の電池セル7(単電池)と、筐体20と、導電部材8(バスバー)と、を有する。複数(例えば、十二個)の電池セル7は、X方向に沿って一列に並んだ状態で、筐体20に収容されている。複数の電池セル7は、それぞれ、筐体70(第三の筐体)と、正極端子73と、負極端子74と、を有する。正極端子73および負極端子74は、筐体20に設けられた不図示の開口部、ならびに導電部材8に設けられた開口部8aを貫通した状態で、導電部材8に結合されている。電池モジュール2は、例えば、X方向に隣接する二つの電池セル7,7の正極端子73と負極端子74とが導電部材8を介して電気的に接続されるとともに、X方向の両端部に設けられた一対の出力端子部18,18を介して電力が取り出される。
電池セル7は、例えば、リチウムイオン二次電池等で構成されうる。なお、電池セル7は、ニッケル水素電池や、ニッケルカドミウム電池、鉛蓄電池等、他の二次電池であってもよい。リチウムイオン二次電池は、非水電解質二次電池の一種であり、電解質中のリチウムイオンが電気伝導を担う。正極材料としては、例えば、リチウムマンガン複合酸化物や、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウムマンガンコバルト複合酸化物、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物、オリビン構造を有するリチウムリン酸化物等が用いられ、負極材料としては、例えば、チタン酸リチウム(LTO)等の酸化物系材料や、ニオブ複合酸化物等の酸化物材料等が用いられる。また、電解質(例えば、電解液)としては、フッ素系錯塩(例えばLiBF4、LiPF6)等のリチウム塩が配合された、例えば、炭酸エチレンや、炭酸プロピレン、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジメチル等の有機溶媒等が単独であるいは複数混合されて用いられる。
図3に示されるように、電池セル7の筐体70は、X方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体70は、X方向の視線では、四つの端部70g〜70j(辺部、縁部)を有している。また、筐体70は、複数の壁部70a〜70fを有する。壁部70aおよび壁部70cは、いずれも、X方向と交差(直交)する方向(Y方向およびZ方向)に沿っており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、壁部70bおよび壁部70dは、いずれも、Y方向と交差(直交)する方向(X方向およびZ方向)に沿っており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部70a〜70dは、側壁部等と称されうる。また、壁部70a,70cは、側壁部のうちの長辺部の一例であり、壁部70b,70dは、側壁部のうちの短辺部の一例である。また、壁部70eおよび壁部70fは、いずれも、Z方向と交差(直交)する方向(X方向およびY方向)に沿っており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部70eは、下壁部や、底壁部等と称され、壁部70fは、上壁部や、天壁部等と称されうる。
また、筐体70は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、筐体70は、例えば、第一筐体部材71(ケース、下ケース)と、第二筐体部材72(蓋、カバー、上ケース)と、を有する。第一筐体部材71は、少なくとも壁部70a〜70eを有し、第二筐体部材72は、少なくとも壁部70fを有する。第一筐体部材71は、一端側(上端側)が開放された直方体状の箱型に構成されている。第一筐体部材71の内部には、例えば、電極体や、電解液等が収容されている。電極体は、例えば、正極シートと、負極シートと、絶縁層(セパレータ)と、を有する。電極体は、正極シート、負極シート、および絶縁層が巻回されて(折り畳まれて)、扁平形状に構成されうる。電極体は、電極群であって発電要素として機能する。
第二筐体部材72は、Y方向に長い長方形状の板状に構成されている。第二筐体部材72は、第一筐体部材71の開放された部分を塞ぎ、第一筐体部材71と一体化される。第二筐体部材72は、蓋部材とも称されうる。なお、第一筐体部材71と第二筐体部材72とは、例えば、溶接などによって気密および液密に結合されうる。また、第二筐体部材72には、正極端子73と、負極端子74と、弁部75とが設けられている。正極端子73は、筐体70内で電極体の正極シートと電気的に接続され、負極端子74は、筐体70内で電極体の負極シートと電気的に接続されている。正極端子73および負極端子74は、導電性材料によって構成されうる。弁部75は、正極端子73と負極端子74との間に設けられている。弁部75は、電池セル7内の圧力が閾値よりも高くなった場合に開放され、当該電池セル7内の圧力を低下させる。第一筐体部材71および第二筐体部材72は、例えば、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されうる。
図2,3に示されるように、複数の電池セル7は、それぞれの壁部70f(第二筐体部材72)が同じ方向(上方向)を向いた姿勢で、X方向に沿って並べられている。また、複数の電池セル7は、例えば、X方向に沿う方向において、正極端子73と負極端子74とが交互に配置されるように並べられている。
図2に示されるように、筐体20は、複数の壁部20a〜20fを有する。壁部20aおよび壁部20cは、いずれも、X方向と交差(直交)する方向(Y方向およびZ方向)に沿っており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、壁部20bおよび壁部20dは、いずれも、Y方向と交差(直交)する方向(X方向およびZ方向)に沿っており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部20a〜20dは、側壁部等と称されうる。また、壁部20a,20cは、側壁部のうちの短辺部の一例であり、壁部20b,20dは、側壁部のうちの長辺部の一例である。壁部20a,20cは、電池セル7の壁部70a,70cのうちいずれか一方(例えば、壁部70a)と面し(対向し、重なり)、壁部20b,20dは、それぞれ、電池セル7の壁部70bおよび壁部70dとX方向に沿って交互に面する(対向する、重なる)。また、壁部20eおよび壁部20fは、いずれも、Z方向と交差(直交)する方向(X方向およびY方向)に沿っており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部20eは、下壁部や、底壁部等と称され、壁部20fは、上壁部等と称されうる。壁部20eは、電池セル7の壁部70eと面し(対向し、重なり)、壁部20fは、電池セル7の壁部70fと面する(対向する、重なる)。
また、筐体20は、例えば、壁部20a,20cに沿った複数の壁部20gを有する。図2に示されるように、複数の壁部20gは、いずれも、壁部20aと壁部20cとの間に位置され、壁部20bと壁部20dとの間に亘っている。複数の壁部20gは、壁部20aや壁部20cとともにX方向に互いに間隔をあけて設けられている。そして、X方向に隣接する壁部20gと壁部20gとの間、壁部20gと壁部20aとの間、および壁部20gと壁部20cとの間には、それぞれ電池セル7を収容する収容部20jが設けられている。壁部20gは、隔壁部や、仕切壁、分離壁等と称されうる。また、壁部20gは、絶縁部の一例である。筐体20内では、電池セル7と壁部20gとが交互にX方向に積み重ねられている。
また、壁部20fの周縁部には、Z方向の一方側(上側)に突出した突出部20kが設けられている。突出部20kは、壁部20fの周縁部に沿った四角形状かつ枠状に構成されている。筐体20には、壁部20fと突出部20kとによって、Z方向の一方側(上側)に向けて開放された凹部20mが設けられている。この凹部20mには、例えば、導電部材8や不図示の温度センサ等と電気的に接続される基板が収容されうる。
また、図1に示されるように、筐体20は、例えば、壁部20e,20fに沿った壁部20nを有する。壁部20nは、覆部等とも称されうる。壁部20nは、壁部20fのZ方向の一方側(上側)に位置され、筐体20外側から凹部20mを覆っている。なお、図2には、壁部20nは、便宜上省略されている。
さらに、筐体20は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、筐体20は、例えば、第一筐体部材21(第一ケース、下ケース)と、第二筐体部材22(第二ケース、中ケース)と、第三筐体部材23(第三ケース、上ケース、蓋、カバー)と、を有する。図2に示されるように、第一筐体部材21は、少なくとも、壁部20eと、壁部20a〜20d,20gの一部(下側部分)と、を有する。また、第二筐体部材22は、少なくとも、壁部20fと、壁部20a〜20d,20gの一部(上側部分)と、突出部20kと、を有する。また、図1に示されるように、第三筐体部材23は、少なくとも壁部20nを有する。第二筐体部材22は、第一筐体部材21の開放された部分を塞ぎ、第一筐体部材21と一体化される。また、第三筐体部材23は、第二筐体部材22の凹部20mを塞ぎ、第二筐体部材22と一体化される。第一筐体部材21、第二筐体部材22、および第三筐体部材23は、例えば、不図示の引掛部材(フック部材、ロック部材、鍵部材)や結合具等によって互いに結合されうる。第一筐体部材21、第二筐体部材22、および第三筐体部材23は、例えば、合成樹脂材料や、金属材料等で構成されている。
また、本実施形態では、例えば、筐体20の壁部20b,20d,20eには、それぞれ複数(例えば、二つ)の開口部20s〜20uが設けられている。図2に示されるように、開口部20s,20sは、壁部20bに設けられており、Z方向に互いに間隔をあけて位置されている。本実施形態では、開口部20s,20sのうちの一方が第一筐体部材21に設けられ、他方が第二筐体部材22に設けられている。開口部20sは、例えば、壁部20bをY方向に沿って貫通した貫通孔として構成されている。また、開口部20sは、壁部20bのX方向の一方側の端部と他方側の端部とに亘って設けられ、X方向の両側に露出している。
また、開口部20t,20tは、Z方向に互いに間隔をあけて壁部20dに設けられ、開口部20u,20uは、Y方向に互いに間隔をあけて壁部20eに設けられている。開口部20tは、開口部20sと同様に、例えば、壁部20dをY方向に沿って貫通するとともにX方向の両側に露出された貫通孔として構成されている。また、開口部20uは、例えば、壁部20eをZ方向に沿って貫通するとともにX方向の両側に露出された貫通孔として構成されている。図5〜7に示されるように、本実施形態では、電池セル7の外面70mが、これらの開口部20s〜20uを介して、筐体20の外側に露出している。
図1に示されるように、筐体3は、複数の壁部3a〜3fを有する。壁部3aおよび壁部3cは、いずれも、X方向と交差(直交)する方向(Y方向およびZ方向)に沿っており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、壁部3bおよび壁部3dは、いずれも、Y方向と交差(直交)する方向(X方向およびZ方向)に沿っており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部3a〜3dは、側壁部等と称されうる。また、壁部3a,3cは、側壁部のうちの短辺部の一例であり、壁部3b,3dは、側壁部のうちの長辺部の一例である。壁部3aは、電池モジュール2の壁部20aと面し(対向し、重なり)、壁部3cは、電池モジュール2の壁部20cと面する(対向する、重なる)。また、壁部3bは、電池モジュール2の壁部20bと面し(対向し、重なり)、壁部3dは、電池モジュール2の壁部20dと面する(対向する、重なる)。また、壁部3eおよび壁部3fは、いずれも、Z方向と交差(直交)する方向(X方向およびY方向)に沿っており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部3eは、下壁部や、底壁部等と称され、壁部3fは、上壁部や、天壁部等と称されうる。壁部3eは、電池モジュール2の壁部20eと面し(対向し、重なり)、壁部3fは、電池モジュール2の壁部20nと面する(対向する、重なる)。
また、筐体3の壁部3aには、X方向の一方側(分離部4側)に突出した突出部3gが設けられている。突出部3gは、例えば、壁部3aの周縁部からX方向の一方側かつY方向およびZ方向の略中心部側に向かって突出したノズル状に構成されている。図5に示されるように、突出部3gの内部には、X方向の一方側に向かうにつれて徐々に先細りとなる開口部3hが設けられている。突出部3gの先端部側(X方向の一方側)のYZ平面に沿った断面は、Y方向に横長の長方形状の枠状に構成されている。また、突出部3gの基端部側(X方向の他方側)のYZ平面に沿った断面は、壁部3aの周縁部に沿った四角形状の枠状に構成されている。開口部3hは、壁部3a〜3fによって囲まれた筐体3の内部空間と筐体3の外側の空間部(分離部4)とを接続している。
また、筐体3の壁部3cには、開口部3iが設けられている。開口部3iは、例えば、壁部3cをX方向に沿って貫通した貫通孔として構成されている。図5に示されるように、開口部3iには、ファン6が設けられている。
また、図5,6に示されるように、本実施形態では、例えば、筐体3内で対向する壁部3bと壁部20bとのペア、および壁部3dと壁部20dとのペアは、それぞれ、互いに接触して設けられている。そして、壁部20bの開口部20sおよび壁部20dの開口部20tが、これら壁部3bおよび壁部3dによって覆われることで、筐体20と筐体3との間にX方向に沿って延びる通路11,12が形成されている。通路11,12には、それぞれ、電池セル7の壁部70b(端部70g)の外面70mと壁部70d(端部70i)の外面70mとがX方向に沿って交互に臨んでいる(露出している)。
さらに、本実施形態では、例えば、筐体3内で対向する壁部3eと壁部20eとのペア、および壁部3fと壁部20nとのペアについても、それぞれ、互いに接触して設けられている。そして、図7に示されるように、壁部20eの開口部20uが壁部3eによって覆われることで、筐体20と筐体3との間にX方向に沿って延びる通路13が形成されている。通路13には、電池セル7の壁部70e(端部70j)の外面70mが臨んでいる(露出している)。
図5〜7に示されるように、本実施形態では、ファン6は、開口部3hから吸入され開口部3iから排出される空気流を生成している。ファン6は、例えば、筐体3内の空気を筐体3外側に排出する排気ファンである。よって、本実施形態によれば、ファン6の回転によって開口部3hから筐体3内に吸入された空気は、複数の通路11〜13のうちの少なくともいずれか一つを通り、電池モジュール2の下流側(ファン6側)に流出する。すなわち、空気流には、開口部3hから通路11を流れて開口部3iから排出される第一の空気流W1(図5)と、開口部3hから通路12を流れて開口部3iから排出される第二の空気流W2(図6)と、開口部3hから通路13を流れて開口部3iから排出される第三の空気流W3(図7)と、が含まれている。本実施形態では、通路11〜13、およびその通路11〜13の周辺の構造は、冷却部10の一例である。本実施形態によれば、冷却部10によって、通路11〜13を流れる空気(第一〜第三の空気流W1〜W3)を、電池セル7の外面70mの少なくとも一部(通路11〜13に臨む領域)に直接当てて、電池セル7を冷却することができる。
また、図1に示されるように、本実施形態では、例えば、筐体3内で対向する壁部3aと壁部20aとのペア、および壁部3cと壁部20cとのペアは、それぞれ、X方向に互いに離間して位置されている。そして、壁部3aと壁部20aとの間の空間部には、ガイド部材9が設けられている。
図5に示されるように、ガイド部材9は、例えば、第一の部分9aと、第二の部分9bと、第三の部分9cと、を有する。本実施形態では、第一の部分9a、第二の部分9b、および第三の部分9cは、いずれも、壁部20aと突出部3gの先端部との間に亘って設けられている。第一の部分9aは、ガイド部材9のうち筐体3のY方向の他方側に位置された壁部3bおよび突出部3gの壁部3g1(側壁)に略沿って設けられた部分であり、第二の部分9bは、ガイド部材9のうち筐体3のY方向の一方側に位置された壁部3dおよび突出部3gの壁部3g2(側壁)に略沿って設けられた部分である。図5,6に示されるように、第一の部分9aおよび第二の部分9bは、Y方向に互いに間隔をあけて位置されている。また、第一の部分9aは、Y方向に間隔をあけて壁部3bおよび壁部3g1と面し(対向し)、第二の部分9bは、Y方向に間隔をあけて壁部3dおよび壁部3g2と面している(対向している)。また、第三の部分9cは、ガイド部材9のうち筐体3のZ方向の他方側(下側)に位置された壁部3eおよび突出部3gの壁部3g3(下壁)に略沿って設けられた部分である。図7に示されるように、第三の部分9cは、Y方向に離間した第一の部分9aと第二の部分9bとの間に亘り、Z方向に間隔をあけて壁部3eおよび壁部3g3と面している(対向している)。
図5〜7に示されるように、本実施形態では、ガイド部材9によって、筐体3内の壁部20aと突出部3gの先端部との間の空間部が、略三つの空間部に分割(区画)されている。そして、開口部3hから吸入される空気が三つの空気の流れ(第一〜第三の空気流W1〜W3)に分けられつつ各通路11〜13へと案内(誘導)されている。具体的には、第一の空気流W1(図5)は、第一の部分9aによって壁部3g1の内面および壁部3bの内面に略沿って流れて通路11へと至り、第二の空気流W2(図6)は、第二の部分9bによって壁部3g2の内面および壁部3dの内面に略沿って流れて通路12へと至り、第三の空気流W3(図7)は、第三の部分9cによって壁部3g3の内面および壁部3eの内面に略沿って流れて通路13へと至る。このように、本実施形態によれば、開口部3hから吸入された空気を各通路11〜13へと案内するガイド部材9が設けられているため、例えば、ガイド部材9が無い場合と比べて、開口部3hから吸入された空気が、より遠回りして各通路11〜13へと流れたり、筐体3内で滞留したりすること等が抑制されうる。また、本実施形態によれば、ガイド部材9が設けられているため、空気の流れ(第一〜第三の空気流W1〜W3)が壁部20aに当たるのを抑制することができる。よって、例えば、壁部20aを介した熱伝達によって、複数の電池セル7のうちX方向の一方側に位置された電池セル7が他の電池セル7よりも冷却効果が高まるのが抑制されうる。よって、例えば、場所による電池セル7の冷却効果のばらつきが抑制されやすい。本実施形態では、ガイド部材9は、障壁部の一例である。
図4に示されるように、分離部4は、例えば、その中心軸がZ方向に沿った略円柱状の容器40(筐体)を有している。容器40は、例えば、第一の円筒部41と、第二の円筒部42と、第一の閉塞部43と、第二の閉塞部44と、覆部45と、突出部46と、を有する。
第一の円筒部41は、第二の円筒部42よりも直径の大きな円筒体として構成され、第二の円筒部42の径方向の外側に位置されている。第一の円筒部41は、外側円筒部とも称され、第二の円筒部42は、内側円筒部とも称されうる。図4に示されるように、第一の円筒部41と第二の円筒部42との間には、円環状(リング状)の通路48(旋回流生成部)が形成されている。また、本実施形態では、第二の円筒部42は、第一の円筒部41よりもZ方向に沿った長さが短い円筒体として構成されている。そして、第二の円筒部42のZ方向の一方側(上側)の端部と第一の円筒部41のZ方向の一方側(上側)の端部とがZ方向にずれずに互いに揃えて位置されている。すなわち、本実施形態では、通路48は、第一の円筒部41のうちのZ方向の一方側(上側)の領域に寄せて設けられており、Z方向の他方側(下側)の領域には設けられていない。
第一の閉塞部43は、円板状に構成され、第一の円筒部41のZ方向の他方側(下側)の端部を塞いでいる。また、第二の閉塞部44は、円環状(リング状)に構成され、第一の円筒部41のZ方向の一方側(上側)の端部を塞いでいる。第一の閉塞部43および第二の閉塞部44は、蓋部や、端板部等とも称されうる。なお、第二の閉塞部44は、第一の円筒部41と第二の円筒部42との間に亘って設けられている。よって、第二の円筒部42の内側の開口部42aは開放されている。
覆部45は、複数の壁部45a〜45dを有する。壁部45a〜45cは、開口部42aの周縁部に位置され、第二の閉塞部44からZ方向の一方側(上側)に突出している。壁部45dは、第二の閉塞部44と略平行に設けられ、壁部45a〜45cのZ方向の一方側(上側)の端部と接続されている。図4に示されるように、壁部45dは、Z方向に間隔をあけて開口部42aを覆っている。本実施形態では、覆部45には、これら複数の壁部45a〜45dによって、X方向の他方側(筐体3側)に向けて開放された開口部45eが設けられている。図1に示されるように、開口部45eは、突出部3g(筐体3)の開口部3h(図5)と接続されている。なお、開口部45eと開口部3hとの接続部分は、例えば、溶接などによって気密および液密に結合されうる。
図4に示されるように、突出部46は、第一の円筒部41のY方向の一方側かつZ方向の一方側(上側)の端部に設けられ、当該端部からX方向の一方側(筐体3とは反対側)に突出している。突出部46の内部には、X方向に沿って延びる開口部46aが設けられている。開口部46aは、容器40内の通路48と容器40の外側の空間部とを接続している。また、図1に示されるように、本実施形態では、開口部46aのX方向の一方側(上流側)には、ファン5が設けられている。
図4に示されるように、本実施形態では、ファン5は、開口部46aから吸入され開口部45eから排出される空気流を生成している。ファン5は、例えば、容器40の外側の空気(外気)を容器40内に吸入する吸気ファンである。ここで、本実施形態では、分離部4には、円環状の通路48(旋回流生成部)が形成されているため、当該通路48に沿って開口部46aから吸入された空気が流れることで、容器40内に旋回流Wが生じる。空気に含まれる塵芥は、例えば、旋回流Wによる遠心力で第一の円筒部41の内面に押し付けられ、当該内面に沿って螺旋状に回転しながら下方へと移動し、最終的に第一の閉塞部43に落下する。このように、分離部4は、旋回流Wによって生じる遠心力で空気に含まれる塵芥を除去することができる。なお、第一の閉塞部43は、第一の円筒部41に着脱可能に設けられうる。これにより、第一の閉塞部43に堆積された塵芥を、メンテナンス等の作業時に分離部4から排出することができる。
また、図4に示されるように、塵芥が除去された空気は、第二の円筒部42のZ方向の他方側(下側)の端部から開口部42a内へと入り、当該開口部42aをZ方向の一方側(上側)へと流れ、開口部45eから筐体3側へ排出される。よって、本実施形態によれば、分離部4で塵芥が除去された空気によって、複数の電池セル7を冷却する第一〜第三の空気流W1〜W3を生成することができる。なお、本実施形態では、通路48の断面積は、開口部42aの断面積よりも小さくなるよう構成されうる。これにより、通路48を流れる旋回流Wの流速よりも通路48から開口部42aへと入る空気流の流速を低くすることができる。よって、例えば、第一の閉塞部43に堆積された塵芥が開口部42a内に入るのが抑制されうる。また、本実施形態では、ファン6は、ファン5の回転速度よりも速い回転速度で回転するよう構成されうる。これにより、二つのファン5,6が同じ回転速度で回転する場合と比べて、通路11〜13を流れる空気(第一〜第三の空気流W1〜W3)の流速が高まりやすい場合がある。
以上のように、本実施形態では、例えば、電池装置1は、空気の旋回流Wを生じさせ、空気に含まれる塵芥を遠心力で除去する分離部4と、複数の電池セル7および複数の電池セル7を収容する筐体20(第一の筐体)を有した電池モジュール2と、分離部4で塵芥が除去された空気が流れる通路11〜13が設けられ、通路11〜13を流れる空気(第一〜第三の空気流W1〜W3)と複数の電池セル7との熱交換によって複数の電池セル7を冷却するよう構成された冷却部10と、を備える。よって、本実施形態によれば、例えば、分離部4が設けられていない従来の構成と比べて、塵芥が電池モジュール2の筐体20や電池セル7等に付着するのが抑制されやすい。よって、例えば、電池セル7の冷却効果が従来の構成よりもより長期に亘って安定して得られやすい場合がある。また、例えば、フィルタで塵芥が除去された空気によって電池セルを冷却する場合と比べて、電池装置1のメンテナンス等の作業の頻度が低減されやすいという利点がある。
また、本実施形態では、例えば、冷却部10は、複数の電池セル7の外面70mが通路11〜13に臨むよう構成されている。よって、本実施形態によれば、例えば、通路11〜13を流れる空気(第一〜第三の空気流W1〜W3)を、電池セル7の外面70mの少なくとも一部(通路11〜13に臨む領域)に直接当てて、電池セル7を冷却することができる。よって、例えば、空気を電池モジュール2の筐体20に当て筐体20を介した熱伝達によって電池セル7を冷却する場合と比べて、電池セル7がより効果的に冷却されやすい。
また、本実施形態では、例えば、電池装置1は、筐体20(第一の筐体)を収容する筐体3(第二の筐体)をさらに備え、通路11〜13は、筐体20と筐体3との間に設けられている。よって、本実施形態によれば、例えば、筐体20および筐体3によって、複数の電池セル7を冷却する通路11〜13、ひいては冷却部10が比較的簡素な構成で実現されうる。
また、本実施形態では、例えば、複数の電池セル7は、X方向(第一の方向)に並んで配置され、通路11には、複数の電池セル7のそれぞれの、Y方向(第二の方向)の一方側の端部70i(70g)が臨んでいる。また、通路12には、複数の電池セル7のそれぞれの、Y方向(第二の方向)の一方側の端部70g(70i)が臨み、通路13には、複数の電池セル7のそれぞれの、Z方向(第二の方向)の一方側の端部70eが臨んでいる。よって、本実施形態によれば、例えば、複数の電池セル7を、X方向に沿った通路11〜13を流れる空気(第一〜第三の空気流W1〜W3)によって冷却することができる。よって、例えば、X方向に隣接する電池セルと電池セルとの間に風を流す通路が設けられた場合と比べて、X方向に隣接する電池セル7と電池セル7とが互いにより近づいて配置されやすくなる。よって、例えば、電池モジュール2の筐体20、ひいては筐体20を収容する電池装置1の筐体3が、よりコンパクトに構成されやすい場合がある。なお、本実施形態では、X方向に沿った通路11〜13が設けられた場合が例示されたが、X方向に隣接する電池セル7と電池セル7との間にY方向に沿った通路が設けられてもよい。
また、本実施形態では、例えば、複数の電池セル7のうちX方向(第一の方向)の一方側に位置された電池セル7に空気の流れ(第一の〜第三の空気流W1〜W3)が当たるのを抑制するガイド部材9(障壁部)を備えている。よって、本実施形態によれば、例えば、ガイド部材9によって、複数の電池セル7のうちX方向の一方側に位置された電池セル7が他の電池セル7よりも冷却効果が高まるのが抑制されうる。よって、例えば、場所による電池セル7の冷却効果のばらつきが抑制されやすい。よって、例えば、電池装置1(電池モジュール2)の寿命が延びやすい場合がある。
また、本実施形態では、例えば、ガイド部材9(障壁部)は、空気の流れ(第一〜第三の空気流W1〜W3)が通路11〜13に至るガイドを構成している。よって、本実施形態によれば、例えば、ガイド部材9が無い場合と比べて、筐体3内に吸入された空気が、より遠回りして各通路11〜13へと流れたり、筐体3内で滞留したりすること等が抑制されうる。
また、本実施形態では、例えば、電池装置1は、空気を分離部4内に吸入するファン5を備えている。よって、本実施形態によれば、例えば、ファン5によって、旋回流Wの流速を高めることができる。よって、例えば、空気に含まれる塵芥がより効果的に除去されやすい。
<第2実施形態>
図8〜14に示される実施形態の電池装置1Aは、上記第1実施形態の電池装置1と同様の構成を備えている。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
ただし、本実施形態では、例えば、図8,9に示されるように、筐体20の壁部20bには、覆部20pが設けられている。覆部20pは、例えば、壁部20bのX方向の両側の端部に設けられている。覆部20pは、複数の電池セル7のうちX方向の両側に位置された二つの電池セル7,7と通路11Aとの間に介在し、当該二つの電池セル7,7を筐体20外側から覆っている。また、図14に示されるように、本実施形態では、例えば、壁部20d,20eのX方向の両側の端部についても、それぞれ、覆部20pが設けられている。覆部20pは、それぞれの壁部20b,20d,20eの少なくとも一部を構成している。本実施形態では、覆部20pは、障壁部の一例である。仮に、覆部20pが設けられなかった場合、壁部20a,20cを介した熱伝達によって、複数の電池セル7のうちX方向の両側に位置された二つの電池セル7,7が他の電池セル7よりも冷却効果が高まってしまう虞がある。その点、本実施形態によれば、覆部20pによって、X方向の両側に位置された二つの電池セル7,7に空気の流れ(第一〜第三の空気流W1〜W3)が当たるのを抑制することができる。よって、例えば、場所による電池セル7の冷却効果のばらつきが抑制されやすい。
また、本実施形態では、上述したように壁部20b,20d,20eのX方向の両側の端部に覆部20pが設けられているため、筐体3A内で対向する壁部3bと壁部20bとのペア、壁部3dと壁部20dとのペア、および壁部3eと壁部20eとのペアは、それぞれ、互いに離間して位置されている。これにより、壁部3bとの壁部20bとの間、壁部3dと壁部20dとの間、および壁部3eと壁部20eとの間のそれぞれに、X方向に沿って延びる通路11A〜13A(図12〜図14)が形成されている。なお、壁部3bと壁部20bとの間、壁部3dと壁部20dとの間、および壁部3eと壁部20eとの間には、それぞれ、通路11A〜13Aを確保するための介在部(スペーサや、突出部等)が設けられうる。これにより、筐体3Aに衝撃や振動等の外力が入力された場合でも、通路11A〜13Aが塞がれるのが抑制されやすい。また、壁部20nと壁部3fとのペアは、互いに接触して設けられうる。これにより、筐体3A内に吸入された空気が、通路11A〜13A以外の空間部を流れるのが抑制されやすい。
また、図10,11に示されるように、本実施形態では、例えば、分離部4Aの通路48には、ガイド部材49が設けられている。ガイド部材49は、例えば、容器40の中心軸(Z方向)回りの螺旋状に構成されている。本実施形態では、突出部46の開口部46aから吸入された空気は、このガイド部材49の下側を通過しつつ円環状の通路48に沿って流れることにより、容器40内で旋回流Wが生じる。このように、本実施形態では、容器40内に吸入された空気を螺旋状に案内(誘導)するガイド部材49が設けられているため、旋回流Wがより確実に、あるいはより安定して得られやすい場合がある。
また、図11に示されるように、本実施形態では、例えば、第二の円筒部42のZ方向の他方側(下側)の端部には、当該端部を塞ぐ第三の閉塞部47が設けられている。第三の閉塞部47は、蓋部や、端板部等とも称されうる。また、本実施形態では、第二の円筒部42の壁部(周壁)には、切欠部42bが設けられている。切欠部42bは、第二の円筒部42のZ方向の他方側(下側)の端部に位置されている。切欠部42bは、例えば、第二の円筒部42を径方向に沿って貫通した貫通孔として構成されている。図11に示されるように、本実施形態によれば、旋回流Wによって塵芥が除去された空気は、切欠部42bを介して第二の円筒部42内に入る。よって、本実施形態によれば、例えば、第二の円筒部42のZ方向の他方側(下側)の端部が開放された場合と比べて、第一の閉塞部43に堆積された塵芥が開口部42a内に入るのが抑制されやすい。
また、図10,11に示されるように、本実施形態では、ファン5Aが分離部4A内に設けられている。ファン5Aは、例えば、第二の円筒部42と覆部45との間に設けられることができる。ファン5Aは、開口部46aから吸入され開口部45eから排出される空気流を生成している。そして、本実施形態では、図12に示されるように、開口部45eは、壁部3a(筐体3A)の開口部3hと接続される。本実施形態では、壁部3aは、第一の円筒部41の外面に沿った凹部として構成されている。分離部4Aは、例えば、壁部3a(凹部)と第一の円筒部41との嵌め合いによって、筐体3Aと一体化される。なお、本実施形態では、壁部3aの、開口部45eと対応する部分に開口部3hが設けられた場合が例示されたが、壁部3aが設けられず、筐体3AのX方向の一方側の端部が開放されていてもよい。いずれの場合にも、筐体3Aと分離部4Aとの接続部分は、例えば、溶接などによって気密および液密に結合されうる。
また、本実施形態では、例えば、筐体3AのX方向の他方側の端部は開放されている。すなわち、筐体3Aは、上記第1実施形態の壁部3cを有していない。図12〜14に示されるように、分離部4Aで塵芥が除去された空気は、開口部3hから筐体3A内に入り、複数の通路11A〜13Aのうちの少なくともいずれか一つを通り、筐体3AのX方向の他方側の端部から排出される。本実施形態では、通路11A〜13A、およびその通路11A〜13Aの周辺の構造は、冷却部10Aの一例である。よって、本実施形態によっても、分離部4Aで塵芥が除去された空気(第一〜第三の空気流W1〜W3)によって、複数の電池セル7を冷却することができる。よって、例えば、分離部4Aが設けられていない従来の構成と比べて、塵芥が電池モジュール2Aの筐体20や電池セル7等に付着するのが抑制されやすい。よって、例えば、電池セル7の冷却効果が従来の構成よりもより長期に亘って安定して得られやすい場合がある。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。本発明は、上記実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成(技術的特徴)によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)を得ることが可能である。また、各構成要素のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1,1A…電池装置、2,2A…電池モジュール、3,3A…筐体(第二の筐体)、5,5A…ファン、7…電池セル、9…ガイド部材(障壁部)、10,10A…冷却部、11〜13…通路、20…筐体(第一の筐体)、20p…覆部(障壁部)、70g,70i,70j…端部、70m…外面、X…第一の方向、Y…第二の方向、Z…第二の方向。

Claims (7)

  1. 空気の旋回流を生じさせ、前記空気に含まれる塵芥を遠心力で除去する分離部と、
    複数の電池セルと、前記複数の電池セルを収容する第一の筐体と、を有した電池モジュールと、
    前記分離部で前記塵芥が除去された空気が流れる通路が設けられ、前記通路を流れる空気と前記複数の電池セルとの熱交換によって前記複数の電池セルを冷却するよう構成された冷却部と、
    を備えた、電池装置。
  2. 前記冷却部は、前記複数の電池セルの外面が前記通路に臨むよう構成された、請求項1に記載の電池装置。
  3. 前記第一の筐体を収容する第二の筐体、をさらに備え、
    前記通路は、前記第一の筐体と前記第二の筐体との間に設けられた、請求項1または2に記載の電池装置。
  4. 前記複数の電池セルは、第一の方向に並んで配置され、
    前記通路には、前記複数の電池セルのそれぞれの、前記第一の方向と交差する第二の方向の一方側の端部が臨んだ、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の電池装置。
  5. 前記複数の電池セルのうち前記第一の方向の一方側に位置された電池セルに前記空気の流れが当たるのを抑制する障壁部を備えた、請求項4に記載の電池装置。
  6. 前記障壁部は、前記空気が前記通路に至るガイドを構成している、請求項5に記載の電池装置。
  7. 前記空気を前記分離部内に吸入するファンを備えた、請求項1〜6のうちいずれか一つに記載の電池装置。
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