JP2016200714A - 楽曲再生装置および楽曲選択支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲名に非対応文字が含まれる楽曲データを再生して確認するといった手間のかかる操作をユーザに行わせることなく、非対応文字を曲名に含む楽曲データの内容をユーザが容易に把握できるようにすることが可能な「楽曲再生装置および楽曲選択支援方法」を提供する。【解決手段】複数の楽曲データおよびその曲名を表す文字コードを外部から取得する取得部101と、取得された複数の楽曲データの曲名のリストを表示させるリスト表示部102と、複数の楽曲データの曲名の中から、楽曲再生装置10が表示できない文字コードから成る文字を含んだ曲名を特定する特定部103と、特定された曲名がリストに表示されたとき、当該曲名に対応する楽曲データを自動的に所定時間再生させる自動再生制御部104とを備えることにより、曲名リストに非対応文字を含んだ曲名が表示された場合、その曲名に対応する楽曲データが自動的に所定時間再生されるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、楽曲再生装置および楽曲選択支援方法に関し、特に、外部から取得した楽曲データの曲名のリストを表示してユーザが所望の楽曲を選択できるようようになされた楽曲再生装置および楽曲選択支援方法に用いて好適なものである。
従来、外部(例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、CD(Compact Disc)等)から楽曲データを取得して、取得した楽曲データを再生できるようになされた楽曲再生装置が考案されている。このような楽曲再生装置は、概して、複数の楽曲データの各々の付属情報から曲名を抽出して、抽出した複数の曲名をリストに表示させることにより、複数の楽曲データの中から任意の楽曲データをユーザに選択させて再生できるようになっている。
しかしながら、外部から取得した楽曲データの中に、楽曲再生装置が備える文字フォントデータに対応してない文字コードからなる文字(以下、「非対応文字」と示す)を曲名に含んだ楽曲データが含まれている場合がある。この場合、非対応文字を含んだ曲名が、文字化けした状態または所定の記号等に置換された状態でリスト(以下、「曲名リスト」と示す)に表示されてしまう。このため、ユーザは、曲名リストを見ただけでは、非対応文字を曲名に含んだ楽曲データの内容を把握することができなかった。そこで、ユーザは、曲名が文字化けまたは記号等に置換されている楽曲データを曲名リストから1曲ずつ選択して再生させることにより、各楽曲データの内容を把握していた。
図6は、従来の楽曲再生装置による曲名リストの表示例を示す図である。表示画面600には、外部から取得した5つの楽曲データに対応する5つの曲名602a〜602eがリスト形式で表示されている。このうち、曲名602b,602dは、非対応文字を含んでいるために、「□□□□□□□」に置換されて表示されている。よって、ユーザは、この表示画面600を見ただけでは、曲名602b,602dに対応する楽曲データの内容を把握することができない。
このため、ユーザは、曲名602b,602dに対応する楽曲データの内容を把握するために、タッチパネル等の操作により、曲名602b,602dの各々を選択して、各々の対応する楽曲データを再生させる必要があった。このとき、ユーザは、再生させた楽曲データが所望の曲でなかった場合、さらに、楽曲データの再生を停止させる操作、および、曲名リストを再表示させる操作を行う必要があった。
また、従来、このような非対応文字が含まれている曲名が文字化けして表示されてしまうことを回避できるようにした技術が考案されている。
例えば、特許文献1には、曲名を表す文字列の文字コードに、機器内で扱う文字コードセットに変換できない文字コードが含まれている際、当該文字コードを予め定められた変換可能なダミーの文字コードに置き換えて、ダミー文字を含む文字列を曲名として表示する技術が開示されている。
また、特許文献2には、音声情報に付随する付加情報のうち、再生装置の表示部に表示できない付加情報を抽出し、抽出した付加情報に対応する表示データ(例えば、ビットマップデータ)を作成して表示する技術が開示されている。
また、特許文献3には、楽曲データの付加情報をUSBメモリから読み出して表示する際、この付加情報を構成する文字コードがセグメントディスプレイに表示できない文字コードであれば、当該付加情報を表示することが可能な外部表示装置に転送する技術が開示されている。
なお、従来、楽曲再生装置に関し、複数の楽曲データを順次部分的に再生する技術が開示されている。
例えば、特許文献4には、音楽曲の頭出しを連続して行うイントロスキャン機能を備えた再生装置において、イントロ部分の再生信号レベルを検出し、検出した再生信号レベルに応じてイントロ部分の再生時間を可変する技術が開示されている。
また、特許文献5には、所定の切り出しパターンに基づいて、コンテンツ群の各コンテンツに対して部分的に再生する部位を設定し、部分的に再生する部位を順次再生する技術が開示されている。
特開2002−245033号公報 特開2005−276256号公報 特開2009−98414号公報 特開平5−81379号公報 特開2001−325787号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、変換できない文字コードがダミーの文字コードに置換された曲名が表示されるため、このような置換がなされたとしても、ユーザは、表示された曲名から楽曲データの内容を把握することができない。また、上記特許文献2の技術では、複数の文字コードの各々に対して、対応する表示データ(ビットマップデータ)を予め作成しておく必要がある。このため、対応する表示データが作成されていない文字コードが曲名に含まれている場合には、曲名を対応する表示データで表示することができないため、「No-Supported」またはブランク文字を表示するようになっている。したがって、ユーザは、曲の内容を把握することができない。また、上記特許文献3の技術では、付加情報を表示することが可能な外部表示装置がない場合には、付加情報の内容をユーザが読み取ることができない。したがって、ユーザは、曲の内容を把握することができない。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、曲名に非対応文字が含まれる楽曲データを再生して確認するといった手間のかかる操作をユーザに行わせることなく、非対応文字を曲名に含む楽曲データの内容をユーザが容易に把握できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、複数の楽曲データおよびその曲名を表す文字コードを外部から取得し、取得された複数の楽曲データの曲名のリストを表示させることが可能な楽曲再生装置において、取得された複数の楽曲データの曲名の中から、楽曲再生装置が表示できない文字コードから成る文字を含んだ曲名を特定し、特定された曲名がリストに表示されたとき、当該曲名に対応する楽曲データを自動的に所定時間再生させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、楽曲データの曲名のリストを表示したときに、このリストに非対応文字(楽曲再生装置が表示できない文字コードから成る文字)を含んだ曲名が表示されていた場合、その曲名に対応する楽曲データが自動的に所定時間再生されるようになる。ユーザは、自動的に再生された楽曲データの音声を聴くことにより、その楽曲データの内容を把握することができる。このため、本発明によれば、曲名に非対応文字が含まれる楽曲データを再生して確認するといった手間のかかる操作をユーザに行わせることなく、非対応文字を曲名に含む楽曲データの内容をユーザが容易に把握できる。
本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置による処理の一例(第1例)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置による楽曲選択支援方法の具体例(第1例)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置による処理の一例(第2例)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置による楽曲選択支援方法の具体例(第2例)を示すブロック図である。 従来の楽曲再生装置による曲名リストの表示例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る楽曲再生装置10の機能構成例を示すブロック図である。図1に示す楽曲再生装置10は、外部機器60から取得した楽曲データを再生することが可能な装置である。
図1に示すように、楽曲再生装置10は、ディスプレイ20、入力装置30、アンプ40、スピーカ50および外部機器60と接続されている。ディスプレイ20としては、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等が挙げられる。また、入力装置30としては、例えば、タッチパネル、マウス、キー等が挙げられる。また、外部機器60としては、例えば、USBメモリ、携帯端末、CD、楽曲配信サーバ等が挙げられる。
また、楽曲再生装置10は、その機能構成として、文字フォントデータ記憶部100、取得部101、リスト表示部102、特定部103、自動再生制御部104、再生部105および選択受付部106を備えている。
上記各機能ブロック101〜106は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック101〜106は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
文字フォントデータ記憶部100は、楽曲再生装置10が表示可能な文字が文字コード毎に示された文字フォントデータを記憶する。例えば、アスキーコードの一部を例に挙げると、文字コード「0x41」,「0x42」,「0x43」,・・・,「0x5a」に対して、文字「A」, 「B」,「C」,・・・,「Z」が対応付けられて記憶されているとともに、各文字を表示する際に用いる文字フォントデータが記憶されている。
取得部101は、複数の楽曲データおよびその属性情報を外部機器60から取得する。属性情報には、少なくとも曲名が含まれている。属性情報には、曲名の他に、アーティスト名、アルバム名、ジャンル等が含まれ得る。属性情報は、例えば、楽曲データが作成されたときに、その作成者によって必要な情報が入力されて楽曲データに付随される。そして、楽曲データが外部機器60に記録されたとき、同時にその属性情報も外部機器60に記録されるようになっている。属性情報は、特定の文字コードから成る文字が用いられたものである。したがって、属性情報に用いられている文字が、楽曲再生装置10が表示できる文字コードから成る文字ではない場合、楽曲再生装置10は、この属性情報を正しく表示することができない。
特定部103は、取得部101によって取得された複数の楽曲データの曲名の中から、楽曲再生装置10が表示できない文字コードから成る文字(以下、「非対応文字」と示す)を含んだ曲名を特定する。具体的には、特定部103は、取得部101によって取得された曲名毎に、当該曲名に含まれている各文字の文字コードが文字フォントデータ記憶部100に記憶されているか否か、当該文字コードに対応する文字フォントデータが文字フォントデータ記憶部100に記憶されているか否かを判定する。そして、特定部103は、取得された曲名の文字コードが文字フォントデータ記憶部100に記憶されていない場合や、当該文字コードに対応する文字フォントデータが文字フォントデータ記憶部100に記憶されていない場合に、その曲名を非対応文字を含んだ曲名として特定する。
リスト表示部102は、取得部101によって取得された複数の楽曲データの曲名リストを生成する。例えば、リスト表示部102は、入力装置30によって所定の操作がなされたとき、複数の曲名が所定の順序(例えば、取得順、名前順等)で並べられた曲名リストを生成する。
そして、リスト表示部102は、生成した曲名リストをディスプレイ20に表示させる。このとき、リスト表示部102は、特定部103によって特定された非対応文字を含んだ曲名については、非対応文字を所定の文字(例えば、「□」)に置換して、曲名リストに表示させる。一方、リスト表示部102は、非対応文字を含んでいない曲名については、文字フォントデータ記憶部100において、当該曲名を構成する各文字の文字コードに対応する文字フォントデータを用いて、当該曲名を曲名リストに表示させる。また、リスト表示部102は、曲名リストに含める曲名の数が、1ページで表示可能な所定数以上の場合、ページを変更可能に曲名リストを表示させることにより、全ての曲名を曲名リストの複数ページに亘って表示させるようにしている。
自動再生制御部104は、特定部103によって特定された非対応文字を含んだ曲名がリスト表示部102により曲名リストに表示されたとき、当該曲名に対応する楽曲データを自動的に所定時間(例えば、10秒間)再生部105に再生させる。また、自動再生制御部104は、特定部103によって特定された非対応文字を含んだ曲名が曲名リストに複数表示されたとき、これら複数の曲名に対応する複数の楽曲データを、所定時間ずつ順に再生させる。例えば、非対応文字を含んだ曲名Aと、非対応文字を含んだ曲名Bとが曲名リストに表示されたとき、曲名Aに対応する楽曲データを自動的に10秒間再生させた後、曲名Bに対応する楽曲データを自動的に10秒間再生させるといった具合である。なお、上記所定時間は10秒間に限らない。また、上記所定時間として、ユーザが任意の時間を設定できるようにしてもよい。
なお、複数の曲名が曲名リストの複数ページに亘って表示される場合、自動再生制御部104は、現在のページに表示されている非対応文字を含んだ曲名のみ、その曲名に対応する楽曲データを再生させる。例えば、非対応文字を含んだ曲名Aが、曲名リストの1ページ目に表示され、非対応文字を含んだ曲名Bが、曲名リストの2ページ目に表示されるような場合、曲名リストの1ページ目が表示されたときに、曲名Aに対応する楽曲データを再生させ、曲名リストの2ページ目が表示されたときに、曲名Bに対応する楽曲データを再生させるといった具合である。
再生部105は、取得部101によって取得された楽曲データを再生する。例えば、再生部105は、非対応文字を含んだ曲名が曲名リストに表示されたとき、自動再生制御部104からの再生指示を受けて、当該非対応文字を含んだ曲名に対応する楽曲データを所定時間再生する。また、再生部105は、非対応文字を含んだ曲名が曲名リストに複数表示されたとき、自動再生制御部104からの再生指示を受けて、これら非対応文字を含んだ複数の曲名に対応する複数の楽曲データを所定時間ずつ順に再生する。再生部105によって楽曲データが再生されると、その音声信号がアンプ40にて増幅され、増幅された音声信号に対応する音声がスピーカ50から出力されることとなる。
選択受付部106は、曲名リストに表示された複数の曲名の中からの、ユーザの入力装置30の操作による任意の曲名の選択を受け付ける。再生部105は、選択受付部106が曲名リストの中からの任意の曲名の選択を受け付けたとき、選択された曲名に対応する楽曲データをFull再生する。
〔楽曲再生装置10による処理の一例(第1例)〕
図2は、本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置10による処理の一例(第1例)を示すフローチャートである。図2に示す処理は、例えば、外部機器60から楽曲データを取得するように指示がなされたときに実行される。
まず、取得部101が、複数の楽曲データおよびその属性情報を外部機器60から取得する(ステップS202)。取得部101によって取得された複数の楽曲データおよび属性情報は、楽曲再生装置10が備える記録媒体(図示省略)に一時的または恒久的に記憶される。
次に、リスト表示部102が、曲名リストを表示するための所定の操作(以下、「リスト表示操作」と示す)が入力装置30によってなされたか否かを判断する(ステップS204)。ここで、リスト表示操作がなされていないとリスト表示部102が判断した場合(ステップS204:No)、リスト表示部102が、ステップS204の判断処理を再度実行する。
一方、リスト表示操作がなされたとリスト表示部102が判断した場合(ステップS204:Yes)、特定部103が、ステップS202で取得された複数の楽曲データの曲名の中から、非対応文字を含んだ曲名を特定する(ステップS206)。そして、リスト表示部102が、ステップS202で取得された複数の楽曲データの曲名の曲名リストを生成する(ステップS208)。このとき、リスト表示部102は、ステップS206で特定された非対応文字については、所定の文字(例えば、「□」)に置換する。さらに、リスト表示部102が、ステップS208で生成された曲名リストをディスプレイ20に表示させる(ステップS210)。
そして、自動再生制御部104が、ステップS208で表示された曲名リストに、非対応文字を含んだ曲名が表示されているか否かを判断する(ステップS212)。ここで、非対応文字を含んだ曲名が表示されていると自動再生制御部104が判断した場合(ステップS212:Yes)、自動再生制御部104が、非対応文字を含んだ曲名に対応する楽曲データを所定時間(10秒)ずつ再生部105に再生させて(ステップS214)、楽曲再生装置10は、ステップS216へ処理を進める。一方、非対応文字を含んだ曲名が表示されていないと自動再生制御部104が判断した場合(ステップS212:No)、楽曲再生装置10は、ステップS216へ処理を進める。
ステップS216では、リスト表示部102が、曲名リストのページ変更操作がなされたか否かを判断する。ここで、曲名リストのページ変更操作がなされたとリスト表示部102が判断した場合(ステップS216:Yes)、リスト表示部102は、ページ変更後の曲名リストに対し、ステップS210以降の処理を再度実行する。
一方、曲名リストのページ変更操作がなされていないとリスト表示部102が判断した場合(ステップS216:No)、選択受付部106が、曲名リストの中からの所望する曲名の選択操作がなされたか否かを判断する(ステップS218)。ここで、所望する曲名の選択操作がなされたと選択受付部106が判断した場合(ステップS218:Yes)、再生部105が、選択された曲名に対応する楽曲データをFull再生して(ステップS220)、楽曲再生装置10は、図2に示す一連の処理を終了する。
一方、所望する曲名の選択操作がなされていないと選択受付部106が判断した場合(ステップS218:No)、リスト表示部102が、曲名リストの表示終了操作がなされたか否かを判断する(ステップS222)。ここで、曲名リストの表示終了操作がなされていないとリスト表示部102が判断した場合(ステップS222:No)、楽曲再生装置10は、ステップS216以降の処理を再度実行する。一方、曲名リストの表示終了操作がなされたとリスト表示部102が判断した場合(ステップS222:Yes)、楽曲再生装置10は、図2に示す一連の処理を終了する。
〔楽曲選択支援方法の具体例(第1例)〕
図3は、本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置10による楽曲選択支援方法の具体例(第1例)を示す図である。図3では、外部機器60からの楽曲データの取り込みを開始してから、非対応文字を曲名に含む楽曲データの一部が自動的に再生されるまでの、ディスプレイ20に表示される表示画面の遷移を示している。
まず、図3(a)に示すように、取得部101が外部機器60から楽曲データを取り込んでいる間、通知画面300Aがディスプレイ20に表示される。通知画面300Aには、楽曲データを取り込み中である旨を示すメッセージ「データ取り込み中」が表示されている。
そして、図3(b)に示すように、取得部101による楽曲データの取り込みが完了すると、取り込まれた複数の楽曲データのうちの先頭の楽曲データが自動的に再生され、その再生状態を表す再生画面300Bがディスプレイ20に表示される。図3(b)に示す例では、再生画面300Bでは、図3(c)に示す曲名リストの曲名302a(「あるがまま」)に対応する楽曲データが再生中であることが表されている。また、再生画面300Bには、曲名リストを表示するためのリスト表示ボタン301が表示されている。
再生画面300Bにおいて、リスト表示ボタン301をユーザが入力装置30を操作して選択すると、図3(c)に示すように、曲名リストを表示するためのリスト表示画面300Cがディスプレイ20に表示される。図3(c)に示す例では、リスト表示画面300Cは、曲名リストに含まれる5つの曲名を同時に表示できるようになっている。図3(c)に示す例では、外部機器60から取得した5つの楽曲データに対応する5つの曲名302a〜302eが曲名リストに示されている。もし、曲名リストに6つ以上の曲名が含まれている場合、リスト表示画面300Cは、曲名リストのページを変更可能とすることにより、全ての曲名を複数ページに亘って表示できるようにする。
図3(c)に示す例では、曲名リストに表示されている5つの曲名302a〜302eのうち、曲名302b,302dは、非対応文字のみから成る曲名であるために、「□□□□□□□」に置換されている。
このように、非対応文字を含んだ曲名302b,302dが曲名リストに表示されると、まず、図3(d)に示すように、自動再生制御部104の制御により、曲名302bに対応する楽曲データが、再生部105によって自動的に10秒間再生される。このとき、リスト表示画面300Cにおいて、曲名302bの隣に音符記号が表示されることにより、曲名302bに対応する楽曲データが自動再生中であることをユーザが把握することができる。そして、ユーザは、スピーカ50から出力された音声により、曲名302bに対応する楽曲データの内容を把握することができる。
続いて、図3(e)に示すように、自動再生制御部104の制御により、曲名302dに対応する楽曲データが、再生部105によって自動的に10秒間再生される。このときも同様に、リスト表示画面300Cにおいて、曲名302dの隣に音符記号が表示されることにより、曲名302dに対応する楽曲データが自動再生中であることをユーザが把握することができる。そして、ユーザは、スピーカ50から出力された音声により、曲名302dに対応する楽曲データの内容を把握することができる。
このように、本発明の一実施形態(第1例)によれば、曲名リストを表示したときに、この曲名リストに非対応文字を含んだ曲名が表示されていた場合、その曲名に対応する楽曲データが自動的に所定時間再生されるようになる。ユーザは、自動的に再生された楽曲データの音声を聴くことにより、その楽曲データの内容を把握することができる。このため、本発明の一実施形態によれば、非対応文字が含まれる曲名を選択する操作をすることによって楽曲データを再生して確認するといった手間のかかる操作をユーザに行わせることなく、非対応文字を曲名に含む楽曲データの内容をユーザが容易に把握できる。
〔楽曲再生装置10による処理の一例(第2例)〕
図4は、本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置10による処理の一例(第2例)を示すフローチャートである。この第2例では、リスト表示部102は、曲名リストに含まれている非対応文字を含んだ曲名を、曲名リストの最後尾へ並べ替えるようにしている。図4に示す処理は、例えば、外部機器60から楽曲データを取得するように指示がなされたときに実行される。
まず、取得部101が、複数の楽曲データおよびその属性情報を外部機器60から取得する(ステップS402)。次に、リスト表示部102が、リスト表示操作が入力装置30によってなされたか否かを判断する(ステップS404)。ここで、リスト表示操作がなされていないとリスト表示部102が判断した場合(ステップS404:No)、リスト表示部102が、ステップS404の判断処理を再度実行する。
一方、リスト表示操作がなされたとリスト表示部102が判断した場合(ステップS404:Yes)、特定部103が、ステップS402で取得された複数の楽曲データの曲名の中から、非対応文字を含んだ曲名を特定する(ステップS406)。そして、リスト表示部102が、ステップS402で取得された複数の楽曲データの曲名の曲名リストを生成する(ステップS408)。このとき、リスト表示部102は、ステップS206で特定された非対応文字については、所定の文字(例えば、「□」)に置換する。また、リスト表示部102が、ステップS408で生成された曲名リストにおいて、非対応文字を含んだ曲名を、当該曲名リストの最後尾へと並べ替えする(ステップS410)。さらに、リスト表示部102が、ステップS410で並べ替えが行われた後の曲名リストをディスプレイ20に表示させる(ステップS412)。
そして、自動再生制御部104が、ステップS412で表示された曲名リストに、非対応文字を含んだ曲名が表示されているか否かを判断する(ステップS414)。ここで、非対応文字を含んだ曲名が表示されていると自動再生制御部104が判断した場合(ステップS414:Yes)、自動再生制御部104が、非対応文字を含んだ曲名に対応する楽曲データを所定時間(10秒)ずつ再生部105に再生させて(ステップS416)、楽曲再生装置10は、ステップS418へ処理を進める。一方、非対応文字を含んだ曲名が表示されていないと自動再生制御部104が判断した場合(ステップS414:No)、楽曲再生装置10は、ステップS418へ処理を進める。
ステップS418では、リスト表示部102が、曲名リストのページ変更操作がなされたか否かを判断する。ここで、曲名リストのページ変更操作がなされたとリスト表示部102が判断した場合(ステップS418:Yes)、リスト表示部102は、ページ変更後の曲名リストに対し、ステップS412以降の処理を再度実行する。
一方、曲名リストのページ変更操作がなされていないとリスト表示部102が判断した場合(ステップS418:No)、選択受付部106が、曲名リストの中からの所望する曲名の選択操作がなされたか否かを判断する(ステップS420)。ここで、所望する曲名の選択操作がなされたと選択受付部106が判断した場合(ステップS420:Yes)、再生部105が、選択された曲名に対応する楽曲データをFull再生して(ステップS422)、楽曲再生装置10は、図4に示す一連の処理を終了する。
一方、所望する曲名の選択操作がなされていないと選択受付部106が判断した場合(ステップS420:No)、リスト表示部102が、曲名リストの表示終了操作がなされたか否かを判断する(ステップS424)。ここで、曲名リストの表示終了操作がなされていないとリスト表示部102が判断した場合(ステップS424:No)、楽曲再生装置10は、ステップS418以降の処理を再度実行する。一方、曲名リストの表示終了操作がなされたとリスト表示部102が判断した場合(ステップS424:Yes)、楽曲再生装置10は、図4に示す一連の処理を終了する。
〔楽曲選択支援方法の具体例(第2例)〕
図5は、本発明の一実施形態に係る楽曲再生装置10による楽曲選択支援方法の具体例(第2例)を示す図である。図5では、外部機器60からの楽曲データの取り込みを開始してからの、非対応文字を曲名に含む楽曲データの一部が自動的に再生されるまでの、ディスプレイ20に表示される表示画面の遷移を示している。
まず、図5(a)に示すように、取得部101が外部機器60から楽曲データを取り込んでいる間、通知画面500Aがディスプレイ20に表示される。通知画面500Aでは、楽曲データを取り込み中である旨を示すメッセージ「データ取り込み中」が表示されている。
そして、図5(b)に示すように、取得部101による楽曲データの取り込みが完了すると、取り込まれた複数の楽曲データのうちの先頭の楽曲データが自動的に再生され、その再生状態を表す再生画面500Bがディスプレイ20に表示される。図5(b)に示す例では、再生画面500Bでは、図5(c)に示す曲名リストの曲名502a(「あるがまま」)に対応する楽曲データが再生中であることが表されている。また、再生画面500Bには、曲名リストを表示するためのリスト表示ボタン501が表示されている。
再生画面500Bにおいて、リスト表示ボタン501をユーザが入力装置30を操作して選択すると、図5(c)に示すように、曲名リストを表示するためのリスト表示画面500Cがディスプレイ20に表示される。図5(c)に示す例では、リスト表示画面500Cは、曲名リストに含まれる5つの曲名を同時に表示できるようになっている。図5(c)に示す例では、外部機器60から取得した10個の楽曲データのうち、非対応文字を曲名に含んでいない5つの楽曲データに対応する5つの曲名502a〜502eが曲名リストの1ページ目に示されている。
リスト表示画面500Cには、曲名リストのページを次のページに変更するためのページ変更ボタン503が表示されている。リスト表示画面500Cにおいて、ページ変更ボタン503をユーザが入力装置30を操作して選択すると、図5(d)に示すように、リスト表示画面500Cにおいて、曲名リストの次のページ(2ページ目)が表示される。図5(d)に示す例では、外部機器60から取得した10個の楽曲データのうち、非対応文字を曲名に含んでいる5つの楽曲データに対応する5つの曲名502f〜502jが曲名リストの2ページ目に示されている。図5(d)に示すように、非対応文字を含んでいる曲名502f〜502jは、曲名リストの最後尾に並べ替えられてまとめて表示される。このように、曲名リストに10個の曲名502a〜502jが含まれているため、リスト表示画面500Cでは、曲名リストのページの変更により、これら10個の曲名502a〜502jを2つのページに亘って表示できるようになっている。
図5(d)に示す例では、曲名リストに表示されている5つの曲名502f〜502jは、いずれも非対応文字のみから成る曲名であるために、「□□□□□□□」に置換されている。
このように、非対応文字を含んだ曲名502f〜502jが曲名リストに表示されると、まず、図5(d)に示すように、自動再生制御部104の制御により、曲名502fに対応する楽曲データが、再生部105によって自動的に10秒間再生される。このとき、リスト表示画面500Cにおいて、曲名502fの隣に音符記号が表示されることにより、曲名502fに対応する楽曲データが自動再生中であることをユーザが把握することができる。そして、ユーザは、スピーカ50から出力された音声により、曲名502fに対応する楽曲データの内容を把握することができる。
続いて、図5(e)に示すように、自動再生制御部104の制御により、曲名502gに対応する楽曲データが、再生部105によって自動的に10秒間再生される。このときも同様に、リスト表示画面500Cにおいて、曲名502gの隣に音符記号が表示されることにより、曲名502gに対応する楽曲データが自動再生中であることをユーザが把握することができる。そして、ユーザは、スピーカ50から出力された音声により、曲名502gに対応する楽曲データの内容を把握することができる。
その後、同様に、自動再生制御部104の制御により、曲名502hに対応する楽曲データ、曲名502iに対応する楽曲データ、曲名502jに対応する楽曲データが、再生部105によって自動的に10秒間ずつ再生される。
なお、図5(d)および図5(e)に示す例では、ページ変更ボタン503(図5(c)参照)の代わりに、ページ変更ボタン505がリスト表示画面500Cに表示されている。リスト表示画面500Cにおいて、ページ変更ボタン505をユーザが入力装置30を操作して選択すると、図5(c)に示すように、リスト表示画面500Cにおいて、曲名リストの最初のページ(1ページ目)が表示されることとなる。
このように、本発明の一実施形態(第2例)によれば、曲名リストに非対応文字を含んだ曲名が含まれている場合、非対応文字を含んだ曲名を曲名リストの最後尾に並べ替えてまとめて表示するようにしている。これにより、対応する楽曲データを再生しなくても直ちに内容を把握できる曲名(非対応文字を含まない曲名)を優先して表示することができる。ここで、優先的に表示された曲名の中に所望の楽曲データの曲名があれば、ユーザは直ちにそれを選択することができる。一方、優先的に表示された曲名の中に所望の楽曲データの曲名がなければ、曲名リストの最後尾のページを表示させて、非対応文字を含んだ複数の曲名に対応する複数の楽曲データを連続して再生することにより、これらの楽曲データの内容を順次ユーザに確認させることができる。
なお、上記実施形態では、曲名を構成する全ての文字が非対応文字である場合の例を説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、曲名に少なくとも1つの非対応文字が含まれている場合も、その曲名に対応する楽曲データが自動的に所定時間再生される。なお、曲名に所定の文字数以上または所定の割合以上の非対応文字が含まれている場合に、その曲名に対応する楽曲データを自動的に所定時間再生するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、楽曲データの取り込みが終了した後に、先頭の楽曲データを自動的に再生するようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、楽曲データの取り込みが終了した後に、楽曲リストをディスプレイ20に表示させるようにしてもよい。また、初めに複数の楽曲データの曲名のみを取得しておき、楽曲リストにて所望の曲名が選択されたときに、その曲名に対応する楽曲データを外部機器60から取り込んで再生するようにしてもよい。
その他、上記各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 楽曲再生装置
20 ディスプレイ
30 入力装置
40 アンプ
50 スピーカ
60 外部機器
100 文字フォントデータ記憶部
101 取得部
102 リスト表示部
103 特定部
104 自動再生制御部
105 再生部
106 選択受付部

Claims (4)

  1. 外部から取得した楽曲データを再生するようになされた楽曲再生装置であって、
    複数の楽曲データおよびその曲名を表す文字コードを外部から取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された複数の楽曲データの曲名のリストを表示させるリスト表示部と、
    前記取得部によって取得された複数の楽曲データの曲名の中から、前記楽曲再生装置が表示できない文字コードから成る文字を含んだ曲名を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定された曲名が前記リストに表示されたとき、当該曲名に対応する楽曲データを自動的に所定時間再生させる自動再生制御部と
    を備えることを特徴とする楽曲再生装置。
  2. 前記自動再生制御部は、前記特定部によって特定された曲名が前記リストに複数表示されたとき、これら複数の曲名に対応する複数の楽曲データを、所定時間ずつ順に再生させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
  3. 前記リスト表示部は、前記特定部によって特定された曲名を、前記リストの最後尾に表示させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の楽曲再生装置。
  4. 外部から取得した楽曲データを再生するようになされた楽曲再生装置による楽曲選択支援方法であって、
    前記楽曲再生装置の取得部が、複数の楽曲データおよびその曲名を表す文字コードを外部から取得する取得工程と、
    前記楽曲再生装置のリスト表示部が、前記取得工程にて取得された複数の楽曲データの曲名のリストを表示させるリスト表示工程と、
    前記楽曲再生装置の特定部が、前記取得工程にて取得された複数の楽曲データの曲名の中から、前記楽曲再生装置が表示できない文字コードから成る文字を含んだ曲名を特定する特定工程と、
    前記楽曲再生装置の自動再生制御部が、前記特定工程にて特定された曲名が前記リストに表示されたとき、当該曲名に対応する楽曲データを自動的に所定時間再生させる自動再生工程と
    を含むことをを特徴とする楽曲選択支援方法。
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