JP2016199951A - ラスティック床材、及びラスティック床材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バック層と、バック層の表面に積層され、フィルム基材の表面に模様が印刷されてなる模様形成層と、前記模様形成層の表面に積層された透明層とを有する積層体からなり、前記積層体の表面における周囲縁辺にはR面部が形成されてなるとともに、前記R面部には凹部が形成されてなり、前記凹部は、前記積層体の周囲縁辺方向におけるその長さが、前記積層体の周囲縁辺全体の長さに対して、少なくとも20%であることを特徴とするラスティック床材。
【選択図】図1
Description
(1)バック層と、バック層の表面に積層され、フィルム基材の表面に模様が印刷されてなる模様形成層と、前記模様形成層の表面に積層された透明層とを有する積層体からなり、前記積層体の表面における周囲縁辺にはR面部が形成されてなるとともに、前記R面部には凹部が形成されてなり、前記R面部は、前記積層体の周囲縁辺方向におけるその長さが、前記積層体の周囲縁辺全体の長さに対して、少なくとも20%であることを特徴とするラスティック床材、
(2)前記凹部は、その高低差が0.2mm以上1.5mm以下であることを特徴とする前記(1)に記載のラスティック床材、
(3)前記R面部は、その高低差が0.2mm以上1.5mm以下であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のラスティック床材、及び
(4)被加工床材の表面にR面を形成可能な押圧テーパー面と、前記押圧テーパー面の少なくとも一部に設けられた突起部と、を備えた押圧刃を、前記被加工床材の表面に押圧することによって、被加工床材の表面にR面部と凹部とが形成されることを特徴とするラスティック床材の製造方法。
図3に示されるように、押圧刃12は、押圧テーパー面14と、押圧テーパー面14の少なくとも一部に設けられた突起部13と、を備える。押圧テーパー面は、被加工床材の表面にR面部を形成することができるように、先端方向へと向かうにつれて先細となる形状を備える。
バック層と模様形成層と透明層とが積層された複層ビニル床材からなる被加工床材を、ラミネーターを用いて製造した。バック層の厚さは2.1mmであり、模様形成層の厚さは0.08mmであり、透明層の厚さは0.3mmであった。また、模様形成層と透明層との間には、石目模様を印刷した印刷フィルムをラミネート加工した。
テーパー面及びテーパー面に設けられた突起部を備えた押圧刃を、前記被加工床材の表面に押圧することによって、R面と凹部とが形成されたラスティック床材を製造した。この際、突起部のパターンが異なる複数の押圧刃を用いることによって、R面部における突起部の数及び大きさ等を調節し、凹部の表面縁辺方向における長さの比率が異なる複数のラスティック床材を製造した。尚、ラスティック床材の表面形状は、一辺の長さが457.2mmの正方形であった。R面の高低差は、いずれも0.8mmであり、凹部の高低差は、いずれも0.4mm以上0.8mm以下の範囲内にあった。これらのラスティック床材の中から、表1に示される第1の床材及び第2の床材の組合せとなるように2枚を選択して、0.5mmの高低差のある床面の下地に敷設した。表1における数値は、それぞれ、ラスティック床材の表面縁辺全体の長さに対する、凹部の表面縁辺方向における長さの割合を表す。
突起部が設けられていない押圧刃を前記複層ビニル床材の縁辺に押圧することによって、R面のみが形成されたラスティック床材を製造した。R面のみが形成された2枚のラスティック床材を、0.5mmの高低差のある床面の下地に敷設した。
R面部と凹部との両方が形成されていない2枚の床材を用いて、同様の実験を行った。
実施例1〜18、及び比較例1〜9で敷設した2枚のラスティック床材の表面に、市販の高光沢ポリッシュを2度塗りした後に、目地部を観察した。この際に、目地部を形成するラスティック床材の縁辺における光沢の見え方を評価した。ラスティック床材の縁辺における光沢の見え方として、光沢度の大きい明部分と、光沢度の小さい暗部分との差が目立ち、床材同士の高低差を認識できる程度の違和感を生じる見え方であった場合を「×」とし、前記明部分と前記暗部分との差が目立たず、床材同士の高低差を認識できる程度の違和感を生じない見え方であった場合を「○」とした。
前記実施例1〜18、及び比較例1〜9と同じ方法により、表面縁辺にR面と凹部とが形成された床材、R面のみが形成された床材、及びR面も凹部も形成されていない床材を準備した。これらの床材を、床材同士の隙間が0.5mmとなるように敷設した。敷設後に目地部を観察し、隙間が目立つと評価された例を「×」、隙間が目立たないと評価された例を「○」とした。結果を、以下の表2に示す。尚、0.5mmの隙間は、目地部において隙間なく床材を敷き詰めた後、長期間における床材の収縮によって目地部に生じうる大きさの隙間である。
前記実施例1〜18、及び比較例1〜9と同じ方法により、表面縁辺にR面と凹部とが形成された床材、R面のみが形成された床材、及びR面も凹部も形成されていない床材を準備した。これらの床材を、50℃の熱風乾燥器中に24時間放置し、23℃の条件下で1時間放置する熱促進試験を行った。これらの床材を、床材の底面端部同士が接するように敷設した。その敷設後に、目地部の隙間が目立つ例を「×」とし、目地部の隙間が目立たない例を「○」とした。結果を以下の表3に示す。尚、床材を前記熱促進試験に供した目的は、床材が夏場等の高温に曝された場合に製造時に押圧力によって形成されたR面部及び凹部の形状、或いは床材の端縁が変形する可能性があるので、そのような高温に曝された床材を敷設した後においても目地隙が目立つか否かを確認することにある。
2 バック層
3 模様形成層
4 透明層
5 R面部
6 凹部
7 表面
12 押圧刃
13 突起部
14 押圧テーパー面
15 押圧方向に平行な面
17 刃先部
21 被加工床材
22 下型
H1 R面部の深さ
L1 R面部の幅
H2 凹部の深さ
L2 凹部の幅
Claims (4)
- バック層と、バック層の表面に積層され、フィルム基材の表面に模様が印刷されてなる模様形成層と、前記模様形成層の表面に積層された透明層とを有する積層体からなり、
前記積層体の表面における周囲縁辺にはR面部が形成されてなるとともに、前記R面部には凹部が形成されてなり、
前記凹部は、前記積層体の表面における周囲縁辺方向におけるその長さが、前記積層体の表面における周囲縁辺全体の長さに対して、少なくとも20%であることを特徴とするラスティック床材。 - 前記凹部は、その高低差が0.2mm以上1.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のラスティック床材。
- 前記R面部は、その高低差が0.2mm以上1.5mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のラスティック床材。
- 被加工床材の表面にR面を形成可能な押圧テーパー面と、前記押圧テーパー面の少なくとも一部に設けられた突起部と、を備えた押圧刃を、前記被加工床材の表面に押圧することによって、被加工床材の表面にR面部と凹部とが形成されることを特徴とするラスティック床材の製造方法。
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JP2015082054A JP2016199951A (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | ラスティック床材、及びラスティック床材の製造方法 |
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2015
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