JP2016199006A - ケーブルインサート成形方法およびケーブルインサート成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロバスト性の高いケーブルインサート成形方法を提供する。【解決手段】1本以上の導線21、導線21を個々に覆う絶縁体22、および、絶縁体22をまとめて覆うシース23からなるケーブル2に対し、シース23の端と絶縁体22とに跨って樹脂成形を行うケーブルインサート成形方法において、型締めを行う金型1a,1bに設けられ、シース23を押さえ込むシース押さえ部11a,11bを冷却するステップと、樹脂充填部より、シース23の端と絶縁体22とに跨って樹脂を充填するステップとを備えた。【選択図】図1
Description
この発明は、1本以上の導線、導線を個々に覆う絶縁体、および絶縁体をまとめて覆うシースからなるケーブルに対し、ケーブルのシース端と絶縁体とに跨って樹脂成形を行うケーブルインサート成形方法およびケーブルインサート成形装置に関するものである。
従来から、ケーブル2(図7参照)を電子機器内外に挿通する場合、電子機器の筐体には、ケーブル2を挿通するための孔が必然的に設けられる。一方、この孔を通って筐体内への液体(水や油など)の侵入が電子機器本体(電子回路など)に悪影響を与えることがある。そこで、ケーブル2の周辺に樹脂成形を行い、コンジット部品をケーブルインサート成形し、これを孔と嵌合させることで封止構造を形成している。またこの際、ケーブル2を、ケーブル2のシース23端と、導線21を覆う絶縁体22とに跨ってインサート成形することで、シース23と絶縁体22との間のシールを行うことができる。
また、図8に示すように、コンジット部品の成形(ケーブルインサート成形)では、型締めの際にシース23を上下の金型101a,101b(シース押さえ部1011a,1101b)でケーブル2をクランプすることで固定し、成形時の射出圧でケーブルが位置ずれすることを抑制するようにしている(例えば特許文献1参照)。
また、図8に示すように、コンジット部品の成形(ケーブルインサート成形)では、型締めの際にシース23を上下の金型101a,101b(シース押さえ部1011a,1101b)でケーブル2をクランプすることで固定し、成形時の射出圧でケーブルが位置ずれすることを抑制するようにしている(例えば特許文献1参照)。
ケーブルインサート成形においては、成形時の射出圧を低く設定すると、充分な充填が得られず、成形不良を引き起こしてしまう。そこで、充分な充填を得るためにある程度射出圧を高くする必要があるが、成形時の射出圧を高く設定すると、樹脂3の射出圧力の影響でケーブル2が金型101a,101bから押し出されてしまうという問題があった。
特許文献1に開示されているような従来技術で当該問題を解決しようとすると、型締めの際にシース23を上下の金型101a,101bで強く挟み込む必要がある。
しかしながら、シース23は、耐低温性および耐屈曲性が求められるため、PVC(ポリ塩化ビニル)等の弾性をもつ材質により構成されている。そのため、上下の金型101a,101bで挟み込まれたシース23は、金型101a,101bのキャビ型と外側に伸びる。このシース23の伸び変位は、シース23と絶縁体22との摩擦により絶縁体22及び導線21に対して引張り力を発生させることになる。そして、この引張り力によって、シース23は破断しないが、上記挟み込み部分において絶縁体22および導線21が破断してしまう恐れがあり、従来の構成では、樹脂3の射出圧力によりケーブル2が押し出されるという問題を解消することが難しいという課題があった。
特許文献1に開示されているような従来技術で当該問題を解決しようとすると、型締めの際にシース23を上下の金型101a,101bで強く挟み込む必要がある。
しかしながら、シース23は、耐低温性および耐屈曲性が求められるため、PVC(ポリ塩化ビニル)等の弾性をもつ材質により構成されている。そのため、上下の金型101a,101bで挟み込まれたシース23は、金型101a,101bのキャビ型と外側に伸びる。このシース23の伸び変位は、シース23と絶縁体22との摩擦により絶縁体22及び導線21に対して引張り力を発生させることになる。そして、この引張り力によって、シース23は破断しないが、上記挟み込み部分において絶縁体22および導線21が破断してしまう恐れがあり、従来の構成では、樹脂3の射出圧力によりケーブル2が押し出されるという問題を解消することが難しいという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、型締めの際にシースを金型で挟み込んだ場合に絶縁体及び導線の破断を引き起こすことなく、ロバスト性の高いケーブルインサート成形方法を提供することを目的としている。
この発明に係るケーブルインサート成形方法は、1本以上の導線、導線を個々に覆う絶縁体、および、絶縁体をまとめて覆うシースからなるケーブルに対し、シースの端と絶縁体とに跨って樹脂成形を行うケーブルインサート成形方法において、型締めを行う金型に設けられ、シースを押さえ込むシース押さえ部を冷却するステップと、樹脂充填部より、シースの端と絶縁体とに跨って樹脂を充填するステップとを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、型締めの際にシースを金型で挟み込んだ場合に絶縁体及び導線の破断を引き起こすことなく、ロバスト性の高いケーブルインサート成形を行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、本発明のケーブルインサート成形でコンジット部品が成形されるケーブル2の構成について、図7を参照しながら説明する。
ケーブル2には、図7に示すように、1本以上の導線(単線、撚り線)21が設けられている。この導線21は、個々に絶縁体22により覆われている。この絶縁体22は、PVC等により構成されている。そして、絶縁体22は、シース23によりまとめて覆われている。このシース23は、耐低温性及び耐屈曲性を得るため、PVC等により構成されている。
実施の形態1.
まず、本発明のケーブルインサート成形でコンジット部品が成形されるケーブル2の構成について、図7を参照しながら説明する。
ケーブル2には、図7に示すように、1本以上の導線(単線、撚り線)21が設けられている。この導線21は、個々に絶縁体22により覆われている。この絶縁体22は、PVC等により構成されている。そして、絶縁体22は、シース23によりまとめて覆われている。このシース23は、耐低温性及び耐屈曲性を得るため、PVC等により構成されている。
次に、本発明のケーブルインサート成形の概要について、図1を参照しながら説明する。なお、図1では、導線21を1本のみ図示している。
ケーブルインサート成形とは、防水性、防塵性が要求されるコンジット部品に対し、ケーブル2のシース23端と絶縁体22とに跨って樹脂成形を行い、ケーブルをインサート成形することを指す。
本発明のケーブルインサート成形方法では、金型1a,1bにシース23を押さえる面(シース押さえ部11a,11b)を設ける。
そして、本発明のケーブルインサート成形方法で用いる金型1a,1bでは、図1に示すように、シース23を押さえるシース押さえ部11bの、シース23を押さえる側とは反対側の面に、ペルチェ素子4を備える。このペルチェ素子4によってシース押さえ部11bが冷却されることにより、ケーブル2の、シース押さえ部11bがクランプする部分が冷却される。その結果、ケーブル2の粘度が上がり、引張りに対する耐性を上げることができる。
ケーブルインサート成形とは、防水性、防塵性が要求されるコンジット部品に対し、ケーブル2のシース23端と絶縁体22とに跨って樹脂成形を行い、ケーブルをインサート成形することを指す。
本発明のケーブルインサート成形方法では、金型1a,1bにシース23を押さえる面(シース押さえ部11a,11b)を設ける。
そして、本発明のケーブルインサート成形方法で用いる金型1a,1bでは、図1に示すように、シース23を押さえるシース押さえ部11bの、シース23を押さえる側とは反対側の面に、ペルチェ素子4を備える。このペルチェ素子4によってシース押さえ部11bが冷却されることにより、ケーブル2の、シース押さえ部11bがクランプする部分が冷却される。その結果、ケーブル2の粘度が上がり、引張りに対する耐性を上げることができる。
なお、ここでは、図1に示すように、ペルチェ素子4は、シース押さえ部11bの、シース23を押さえる側とは反対側の面に備えるようにしたが、これに限らず、ペルチェ素子4は、シース押さえ部11bに内蔵するようにしもよいし、シース押さえ部11bではなく、シース押さえ部11aに備えるようにしてもよい。また、ペルチェ素子4は、シース押さえ部11a,11b両方に備えられるものであってもよく、ケーブル2をクランプする際に、シース押さえ部11a、または、シース押さえ部11bに備えられたペルチェ素子4によってケーブル2が冷却できるようになっていればよい。
次に、本発明のケーブルインサート成形方法の手順について、図2を参照しながら説明する。なお図2(a)では、下側の金型1aにケーブル2が配置された状態と、下側のシース押さえ部11aの形状について図示している。また図2(b)では、ケーブル2が型締めされた状態と、上側のシース押さえ部11bの形状について図示している。また、型締めを行う上側の金型1bのうちシース押さえ部11b以外の部分は図示を省略している。
本発明のケーブルインサート成形方法では、まず、図2(a)に示すように、型締めを行う下側の金型1aにケーブル2を配置する。この際、下側の金型1aのうち、シース押さえ部11aにケーブル2のシース23が配置され、絶縁体配置部13aに絶縁体22が配置される。
次いで、図2(b)に示すように、ケーブル2が配置された下側の金型1aに対して、上側の金型1bを被せて型締めを行う。
この際、上側のシース押さえ部11bに備えられたペルチェ素子4により、シース押さえ部11bを冷却することで、ケーブル2を冷却する。
なお、ペルチェ素子4は、ペルチェ駆動ケーブル(図示を省略する)に接続された電源(図示を省略する)により駆動する。
そして、樹脂充填部(図示を省略する)より、ケーブル2のシース23端と絶縁体22とに跨って樹脂3を充填する。
この際、上側のシース押さえ部11bに備えられたペルチェ素子4により、シース押さえ部11bを冷却することで、ケーブル2を冷却する。
なお、ペルチェ素子4は、ペルチェ駆動ケーブル(図示を省略する)に接続された電源(図示を省略する)により駆動する。
そして、樹脂充填部(図示を省略する)より、ケーブル2のシース23端と絶縁体22とに跨って樹脂3を充填する。
このように、ケーブル2を冷却することで、ケーブル2の粘度が上がり、引張りに対する耐性を上げることができる。よって、樹脂3の射出圧を高く設定しても、その影響でケーブル2が金型1a,1bから押し出されることを低減することができる。また、ケーブル2が押し出されることを防ぐために、ケーブル2のシース23を、シース押さえ部11a,11bによって必要以上に強く挟み込む必要もなくなる。従って、絶縁体22および導線21の破断も生じない。
ここで、ケーブルインサート成形における金型1a,1bの温度とケーブル2の粘度の関係について説明する。
図3は、従来のケーブルインサート成形において、ケーブルがインサート成形される前の状態(図3の(a))と、ケーブルがインサート成形された後の状態(図3の(b))を示す図である。
図4は、従来のケーブルインサート成形において、樹脂3の射出圧でケーブルが伸長する仕組みを説明する図である。
なお、図3,図4では、説明の便宜上、シース押さえ部11a,11bの記載は省略している。
図3に示すように、従来、ケーブルがインサート成形する際、金型は、50℃に温度調節されている。これにより、ケーブル2が加熱され、ケーブル2の粘度が下がる。
その結果、図4に示すように、樹脂充填部から樹脂3を充填する際には、充填された樹脂3の圧力でケーブル2の先端が圧縮され、押し出されて、図4の矢印Aの方向、すなわち、ケーブル2を挿入する孔の方向に伸長する。
図3は、従来のケーブルインサート成形において、ケーブルがインサート成形される前の状態(図3の(a))と、ケーブルがインサート成形された後の状態(図3の(b))を示す図である。
図4は、従来のケーブルインサート成形において、樹脂3の射出圧でケーブルが伸長する仕組みを説明する図である。
なお、図3,図4では、説明の便宜上、シース押さえ部11a,11bの記載は省略している。
図3に示すように、従来、ケーブルがインサート成形する際、金型は、50℃に温度調節されている。これにより、ケーブル2が加熱され、ケーブル2の粘度が下がる。
その結果、図4に示すように、樹脂充填部から樹脂3を充填する際には、充填された樹脂3の圧力でケーブル2の先端が圧縮され、押し出されて、図4の矢印Aの方向、すなわち、ケーブル2を挿入する孔の方向に伸長する。
なお、この、樹脂3の圧力でケーブル2の先端が圧縮され押し出される現象は、ケーブル2の粘度が低いほどより顕著になる。
図5は、引張り力に対するケーブル2の耐性を実験した結果を説明する図である。
図5において、ケーブルAは市販の柔らかいポリ塩化ビニールケーブル、ケーブルBは市販の硬いポリ塩化ビニールケーブルを表わし、それぞれ、室温(20℃)と、温度調節した金型の温度(50℃)で、5つのサンプル(サンプル1〜5)を用いて耐性の実験を行った結果を示している。
図5に示すように、ケーブルA,Bの種類を問わず、どのサンプルにおいても、温度が低い方が、ケーブルの引張りに対する耐性に優れている。
この実施の形態1では、樹脂3を充填する際に、ペルチェ素子4によりシース押さえ部11bを冷却することで、金型1a,1bを温度調節することによって加熱されたケーブル2を冷却する。これにより、ケーブル2の粘度が上がり、引張りに対する耐性を高くすることができる。その結果、樹脂3の射出圧による影響でケーブル2が金型1a,1bから押し出されることを低減することができる。
図5は、引張り力に対するケーブル2の耐性を実験した結果を説明する図である。
図5において、ケーブルAは市販の柔らかいポリ塩化ビニールケーブル、ケーブルBは市販の硬いポリ塩化ビニールケーブルを表わし、それぞれ、室温(20℃)と、温度調節した金型の温度(50℃)で、5つのサンプル(サンプル1〜5)を用いて耐性の実験を行った結果を示している。
図5に示すように、ケーブルA,Bの種類を問わず、どのサンプルにおいても、温度が低い方が、ケーブルの引張りに対する耐性に優れている。
この実施の形態1では、樹脂3を充填する際に、ペルチェ素子4によりシース押さえ部11bを冷却することで、金型1a,1bを温度調節することによって加熱されたケーブル2を冷却する。これにより、ケーブル2の粘度が上がり、引張りに対する耐性を高くすることができる。その結果、樹脂3の射出圧による影響でケーブル2が金型1a,1bから押し出されることを低減することができる。
なお、この実施の形態1のケーブルインサート成形方法の目的は、加熱されたケーブル2を冷却することでケーブル2の粘度を上げ、引張りに対する耐性を高くして、樹脂3の射出圧による影響でケーブル2が金型1a,1bから押し出されないようにすることにある。
従って、ケーブル2を冷却する方法は、上述したように、ペルチェ素子4によって冷却する方法に限らない。
例えば、図6に示すように、シース押さえ部11bに水路5a,5bを形成し、当該水路5a,5bに冷水を流してシース押さえ部11bを冷却することで、ケーブル2を冷却するようにしてもよい。
なお、図6では、2本の水路5a,5bを形成するようにしたが、これに限らず、水路5aのみとしてもよいし、水路5bのみとしてもよい。また、さらに別の水路を形成するようにしてもよい。また、図6では、水路5a,5bは、シース押さえ部11bに形成されるようにしたが、これに限らず、シース押さえ部11aに水路を形成するようにしてもよいし、シース押さえ部11a,11b両方に水路を形成するようにしてもよい。
ケーブル2をクランプする際に、シース押さえ部11aまたはシース押さえ部11bの水路を流れる冷水によってケーブル2が冷却されるように水路が形成されていればよい。
従って、ケーブル2を冷却する方法は、上述したように、ペルチェ素子4によって冷却する方法に限らない。
例えば、図6に示すように、シース押さえ部11bに水路5a,5bを形成し、当該水路5a,5bに冷水を流してシース押さえ部11bを冷却することで、ケーブル2を冷却するようにしてもよい。
なお、図6では、2本の水路5a,5bを形成するようにしたが、これに限らず、水路5aのみとしてもよいし、水路5bのみとしてもよい。また、さらに別の水路を形成するようにしてもよい。また、図6では、水路5a,5bは、シース押さえ部11bに形成されるようにしたが、これに限らず、シース押さえ部11aに水路を形成するようにしてもよいし、シース押さえ部11a,11b両方に水路を形成するようにしてもよい。
ケーブル2をクランプする際に、シース押さえ部11aまたはシース押さえ部11bの水路を流れる冷水によってケーブル2が冷却されるように水路が形成されていればよい。
また、例えば、図6に示した水路5a,5bを空気路とし、当該空気路に冷気を流してシース押さえ部11bを冷却することで、ケーブル2を冷却するようにしてもよい。
なお、この際も、空気路は、1本のみとしてもよいし、さらに別の空気路を形成するようにしてもよい。また、空気路は、シース押さえ部11aに形成するようにしてもよいし、シース押さえ部11a,11b両方に形成するようにしてもよい。
ケーブル2をクランプする際に、シース押さえ部11aまたはシース押さえ部11bの空気路を流れる冷気によってケーブル2が冷却されるように空気路が形成されていればよい。
なお、この際も、空気路は、1本のみとしてもよいし、さらに別の空気路を形成するようにしてもよい。また、空気路は、シース押さえ部11aに形成するようにしてもよいし、シース押さえ部11a,11b両方に形成するようにしてもよい。
ケーブル2をクランプする際に、シース押さえ部11aまたはシース押さえ部11bの空気路を流れる冷気によってケーブル2が冷却されるように空気路が形成されていればよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、型締めを行う金型1a,1bに設けられ、シース23を押さえ込むシース押さえ部11a,11bを冷却するステップと、樹脂充填部より、シース23の端と絶縁体22とに跨って樹脂を充填するステップとを備えるように構成したので、ケーブル2が冷却されて粘度が上がり、引張り力に対するケーブル2の耐性を上げることができる。その結果、型締めの際にシース23を金型1a,1bで挟み込んだ場合に、絶縁体及び導線の破断を引き起こすことなく、ロバスト性の高いケーブルインサート成形を行うことができる。
また、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1a,1b 金型
2 ケーブル
3 樹脂
4 ペルチェ素子
5a,5b 水路
11a,11b シース押さえ部
13a 絶縁体配置部
21 導線
22 絶縁体
23 シース
2 ケーブル
3 樹脂
4 ペルチェ素子
5a,5b 水路
11a,11b シース押さえ部
13a 絶縁体配置部
21 導線
22 絶縁体
23 シース
Claims (5)
- 1本以上の導線、前記導線を個々に覆う絶縁体、および、前記絶縁体をまとめて覆うシースからなるケーブルに対し、前記シースの端と前記絶縁体とに跨って樹脂成形を行うケーブルインサート成形方法において、
型締めを行う金型に設けられ、前記シースを押さえ込むシース押さえ部を冷却するステップと、
樹脂充填部より、前記シースの端と前記絶縁体とに跨って樹脂を充填するステップ
とを備えたケーブルインサート成形方法。 - 前記シース押さえ部に備えられたペルチェ素子により前記シース押さえ部を冷却する
ことを特徴とする請求項1記載のケーブルインサート成形方法。 - 前記シース押さえ部に形成された水路に冷水を流し、前記シース押さえ部を冷却する
ことを特徴とする請求項1記載のケーブルインサート成形方法。 - 前記シース押さえ部に形成された空気路に冷気を流し、前記シース押さえ部を冷却する
ことを特徴とする請求項1記載のケーブルインサート成形方法。 - 1本以上の導線、前記導線を個々に覆う絶縁体、および、前記絶縁体をまとめて覆うシースからなるケーブルに対し、前記シースの端と前記絶縁体とに跨って樹脂成形を行うケーブルインサート成形装置において、
型締めを行う金型に設けられ、前記シースを押さえ込むシース押さえ部と、
前記シース押さえ部を冷却する冷却部
とを備えたケーブルインサート成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015082408A JP2016199006A (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | ケーブルインサート成形方法およびケーブルインサート成形装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=57423187
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JP2015082408A Pending JP2016199006A (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | ケーブルインサート成形方法およびケーブルインサート成形装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021164187A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 株式会社アイシン | ステータの製造方法及び製造装置 |
-
2015
- 2015-04-14 JP JP2015082408A patent/JP2016199006A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021164187A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 株式会社アイシン | ステータの製造方法及び製造装置 |
JP7380385B2 (ja) | 2020-03-30 | 2023-11-15 | 株式会社アイシン | ステータの製造方法及び製造装置 |
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