JP2016199005A - 携帯型作業機械のフック取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定用ネジの締め付け力が緩んでも外れ難く、安全性が高くフックの取付けが簡単なトップハンドルソーのフック取付け構造を提供する。【解決手段】トップハンドルソー1吊り下げ用のフック21を回動可能に軸支するフック取付け金具20の係合片20B,20Cを、トップハンドルソー1の本体ケース後端部2Aに設けたフック取付け部10の係合溝部11a,11bに、本体ケース2側面側から水平方向にスライドさせて係合させ、本体ケース2側面側からネジ22により本体ケース2に締め付け固定する構成とした。【選択図】図2
Description
本発明は、携帯型作業機械を作業者が吊り下げる場合に使用する携帯型作業機械のフックの取付け構造に関する。
携帯型作業機械として、例えばトップハンドルソーと称されるチェンソーがある。このトップハンドルソーは、例えば作業者が木の上で木の枝等の切断作業をするような場合に、木に登った作業者によってロープ等で吊り上げられることがある。また、作業者は木の上で作業場所を移動する場合があるが、この場合には移動時に体を両手で支えるため、トップハンドルソーを肩や腰に取付けたベルト等に吊り下げて両手が自由に使えるようにする必要がある。このため、従来から特許文献1に記載されているように、トップハンドルソーには、本体ケースの後端部にフックが設けられている。このフックの取付け構造は、上記のように作業者によって吊り上げられるときや作業者が移動するとき等に木や枝に引っ掛かったりして大きな引っ張り荷重がフックの取付け部分に掛かったとしても、外れ難い構造であることが要求される。
しかしながら、特許文献1に記載されたトップハンドルソーのフック取付け構造は、フックを取り付けるためのフック取付け金具を本体ケースに1本のネジだけで締め付け固定し、本体ケースにフックを取付ける構造である。このため、ネジの締め付け力が緩んだ場合には、フックが本体ケースから外れてしまうおそれがある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、フック固定用の締結具の締め付け力が緩んでも外れ難く、かつ、取付けが比較的簡単な携帯型作業機械のフック取付け構造を提供することを目的とする。
このため、本発明の携帯型作業機械のフック取付け構造は、携帯型作業機械吊り下げ用のフックを回動可能に軸支するフック取付け金具を、前記携帯型作業機械の本体ケース後端部に形成した係合溝部に、本体ケース側面側から水平方向にスライドさせて係合させると共に、前記本体ケース側面側から締結具により前記本体ケースに締め付け固定する構成としたことを特徴とする。
本発明の携帯型作業機械のフック取付け構造によれば、フック取付け金具を固定している締結具が外れたり締結具の締め付け力が緩んだりしても、係合溝部との係合により、直ちにフックが本体ケースから外れてしまうことがない。また、本体ケース側面側から係合溝部内にフック取付け金具をスライドさせて締結具で締め付け固定すればよいので、フックの取付けが比較的簡単である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のフック取付け構造の一実施形態を適用した携帯型作業機としてのチェンソー(トップハンドルソー)の後方斜視図であり、図2はフックの取付け説明図であり、図3はフックの斜視図であり、図4はフック取付け金具の斜視図であり、図5はフック取付け状態を示す拡大破断面であり、図6はフックを取付けた本体ケース後端部の断面図である。
図1は、本発明のフック取付け構造の一実施形態を適用した携帯型作業機としてのチェンソー(トップハンドルソー)の後方斜視図であり、図2はフックの取付け説明図であり、図3はフックの斜視図であり、図4はフック取付け金具の斜視図であり、図5はフック取付け状態を示す拡大破断面であり、図6はフックを取付けた本体ケース後端部の断面図である。
本実施形態によるチェンソー1は、図1に示すように、図示省略の駆動源(例えばエンジン)を収容した本体ケース2と、本体ケース2から前方に突出して設けられたガイドバー3及びソーチェーン4と、本体ケース2の上方において前後方向に延びるトップハンドル5と、を有する。
ガイドバー3は、その後端側が本体ケース2内に固定されており、その周縁部にソーチェーン4が巻回されている。ソーチェーン4は、ガイドバー3の周縁部と本体ケース2内に設けられたスプロケット(図示せず)とに巻回されており、エンジンの動力によりスプロケットが回転駆動することにより、ガイドバー3に沿って走行する。
トップハンドル5には、操作レバー7、ロックレバー8及びトップハンドル5下側のスロットルレバー(図示せず)等の操作機構部品が組み付けられている。
本体ケース2の後端部2Aには、フック取付け部10が設けられている。前記フック取付け部10は、図2に示すように、本体ケース後端部2A内側に水平方向に形成されてフック取付け金具20を係合保持するための係合溝部11a,11bと、係合溝部11a,11bと平行に設けられフック取付け金具20を締め付け固定するための締結具であるネジ22をねじ込むためのネジ穴12と、フック21を使用しないときにフック21を収納するための収納凹部13と、を備えている。係合溝部11a,11bは、本体ケース後端部2Aの上下方向にそれぞれ形成されている。そして、フック取付け部10を、チェンソー1を吊り下げたときに、チェンソー1の重心位置を通る垂線上又は垂線の近傍の本体ケース後端部2A部位に設けている。
前記フック取付け部10に取付けるフック21は、図3に示すように金属の棒状部材を略かまぼこ状(略半月状)に折曲し、両端部21a,21aをフック内側に向けて折曲した形状に形成されている。フック取付け金具20は、図4,図6に示すように、略半円弧状に折曲され中央部に切込みが設けられた形状でフック21を回動可能に軸支する軸支部20Aと、この軸支部20Aに沿って設けられ軸支部20Aの上下方向にそれぞれ突設されて前記係合溝部11a,11bに係合する係合片20B,20Cと、前記ネジ22の挿通孔20aを有しネジ22頭部と本体ケース2側との間で挟持固定される固定部20Dと、を備えている。
次に、フック取付け部10にフック21を取付ける場合について図2を参照して説明する。
フック取付け金具20の軸支部20Aの中央部の切込みに、フック21の両端部21a,21aが位置するようにして、フック取付け金具20の軸支部20Aにフック21を回動可能に取付ける。その後、フック21が取り付けられたフック取付け金具20の上下の係合片20B,20Cを、本体ケース後端部2A側の係合溝部11a,11bに、本体ケース2の側面側から水平方向にスライドさせて挿入する。これにより、図6に示すように、フック取付け金具20の上下の係合片20B,20Cが本体ケース2側の係合溝部11a,11bに係合し、フック取付け金具20が本体ケース後端部2Aのフック取付け部10に係合される。次に、ネジ22を挿通孔20aに通し、本体ケース後端部2Aに設けたネジ穴12にねじ込む。これにより、フック取付け金具20の固定部20Dが、ネジ22頭部とネジ穴12の周囲壁とで挟持されることにより、図5に示すように、フック取付け金具20が本体ケース2のフック取付け部10に締め付け固定される。
フック取付け金具20の軸支部20Aの中央部の切込みに、フック21の両端部21a,21aが位置するようにして、フック取付け金具20の軸支部20Aにフック21を回動可能に取付ける。その後、フック21が取り付けられたフック取付け金具20の上下の係合片20B,20Cを、本体ケース後端部2A側の係合溝部11a,11bに、本体ケース2の側面側から水平方向にスライドさせて挿入する。これにより、図6に示すように、フック取付け金具20の上下の係合片20B,20Cが本体ケース2側の係合溝部11a,11bに係合し、フック取付け金具20が本体ケース後端部2Aのフック取付け部10に係合される。次に、ネジ22を挿通孔20aに通し、本体ケース後端部2Aに設けたネジ穴12にねじ込む。これにより、フック取付け金具20の固定部20Dが、ネジ22頭部とネジ穴12の周囲壁とで挟持されることにより、図5に示すように、フック取付け金具20が本体ケース2のフック取付け部10に締め付け固定される。
かかる本実施形態のフック取付け構造によれば、フック取付け金具20を取付け際のフック取付け金具20のスライド方向に、ネジ22をねじ込んでフック取付け金具20を締め付け固定するので、取付け後にフック21に強い引っ張り荷重が作用しても、ネジ22が緩み難い。また、万が一、ネジ22の締め付け力が緩んだとしても、係合片20B,20Cと係合溝部11a,11bとの係合によって、フック取付け金具20が本体ケース後端部2Aから外れることを防ぐことができる。従って、ネジ1本で本体ケースに固定している従来のフック取付け構造に比べてフック21が本体ケース2から外れ難く、フック21を利用したチェンソー1の安定した吊り下げが可能である。
また、チェンソー1を吊り下げたときにチェンソーの重心を通る垂線上又はその近傍の本体ケース2部分にフック21を取り付けてあるので、チェンソー1を吊り下げたときにチェンソー1(のガイドバー3及びソーチェーン4)が略真っ直ぐ下に向くことになる。このため、木に登った作業者が吊り上げる際に木や枝に引っ掛かり難く、また、作業者の腰ベルトのハンガーに吊り下げられた際に作業者の邪魔にならず携帯性がよい。更に、ネジ22一本でフック21を本体ケース2に取付けることができるので、フック21の取付け作業が容易である。
更には、フック21はフック取付け金具20を介して本体ケース2の上下方向に回動可能なように取付けられており、フック21の開口面(引っ掛け面)が本体ケース2の上下方向に向いている。このため、フック21を作業者の腰ベルトのハンガーなどに真っ直ぐ上から差し込むことができ、作業性や着脱性が良好である。
尚、上記実施形態では、携帯型作業機がチェンソーである場合について説明したが、これに限るものではなく、本発明は、作業者等によって吊り下げられることが想定されるあらゆる携帯型作業機に適用できることは言うまでもない。
1 チェンソー
2 本体ケース
2A 本体ケース後端部
3 ガイドバー
4 ソーチェーン
5 トップハンドル
10 フック取付け部
11A,11B 係合溝部
12 ネジ穴
13 収納凹部
20 フック取付け金具
20A 軸支部
20B,20C 係合片
20D 固定部
21 フック
22 ネジ
2 本体ケース
2A 本体ケース後端部
3 ガイドバー
4 ソーチェーン
5 トップハンドル
10 フック取付け部
11A,11B 係合溝部
12 ネジ穴
13 収納凹部
20 フック取付け金具
20A 軸支部
20B,20C 係合片
20D 固定部
21 フック
22 ネジ
Claims (5)
- 携帯型作業機械吊り下げ用のフックを回動可能に軸支するフック取付け金具を、前記携帯型作業機械の本体ケース後端部に形成した係合溝部に、本体ケース側面側から水平方向にスライドさせて係合させると共に、前記本体ケース側面側から締結具により前記本体ケースに締め付け固定する構成とした携帯型作業機械のフック取付け構造。
- 前記フックを、前記フック取付け金具を介して前記本体ケースの上下方向に回動可能なように取付けた請求項1に記載の携帯型作業機械のフック取付け構造。
- 前記フックを、吊り下げた携帯型作業機械の重心位置を通る垂線上又は前記垂線の近傍に取付けた請求項1又は2に記載の携帯型作業機械のフック取付け構造。
- 前記フック取付け金具は、前記フックを軸支する軸支部と、該軸支部に沿って設けられ前記本体ケースの上下方向に突設されて前記係合溝部に係合する係合片と、前記締結具の挿通孔を有し前記締結具により前記本体ケースに締め付け固定される固定部と、を備える構成である請求項1に記載の携帯型作業機械のフック取付け構造。
- 前記携帯型作業機械は、前記本体ケースの上方にトップハンドルを備え、前記本体ケースに収納した動力源によってガイドバーに巻回したソーチェーンを回転させる構成のトップハンドルソーである請求項1〜4のいずれか1つに記載の携帯型作業機械のフック取付け構造。
Priority Applications (1)
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JP2015082367A JP2016199005A (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | 携帯型作業機械のフック取付け構造 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
CN112576915A (zh) * | 2019-09-27 | 2021-03-30 | 株式会社山彦 | 用于卡定于工具扣的吊钩 |
CN112847667A (zh) * | 2019-11-27 | 2021-05-28 | 株式会社山彦 | 手持式作业机器 |
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2015
- 2015-04-14 JP JP2015082367A patent/JP2016199005A/ja not_active Withdrawn
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EP3798454A1 (en) | 2019-09-27 | 2021-03-31 | Yamabiko Corporation | Lifting hook for locking to carabiner |
US11344106B2 (en) | 2019-09-27 | 2022-05-31 | Yamabiko Corporation | Lifting hook for locking to carabiner |
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EP3827948A1 (en) | 2019-11-27 | 2021-06-02 | Yamabiko Corporation | Hand-held working machine |
US11685074B2 (en) | 2019-11-27 | 2023-06-27 | Yamabiko Corporation | Hand-held working machine |
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Legal Events
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