JP3737194B2 - 照明器具の仮吊り機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、照明器具の仮吊り機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
主に大型の照明器具の器具本体やグローブを取付ける際の施工手段として、一旦器具本体等を仮吊りしてから、正規取付けを行なうことが行なわれている。
第1の従来例を図5および図6に示す。すなわち、この照明器具の仮吊り機構は、天井に取付けた取付板100にV字形の引掛部101を形成し、器具本体102のフランジ103に接続した仮吊り紐104の先端にS環105を取付け、このS環105を引掛部101に引っ掛けることにより仮吊りするものである。106は本取付け用のボルト、107はボルト106が通る孔、108は孔107に透ったボルト106にねじられてフランジ103を保持する袋ナット、109は取付板100の天井取付ねじ、110は電源線である。
【0003】
第2の従来例を図7および図8に示す。すなわち、この照明器具の仮吊り機構は、器具本体111の相対向する一対の側部にそれぞれ引掛ばね112を設け、引掛ばね112に引っ掛ける引掛金具114をカバー113に設け、器具本体111の一側部の引掛ばね112に引掛金具114を引掛けた後、他側部の引掛ばね112に引掛金具114を引っ掛けて仮吊りする。仮吊り状態からカバー113を押し上げ、釦115を器具本体111の孔116にねじ込み等により係止して本取付けする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1の従来例および第2の従来例は、部品点数が多いためコスト高になるとともに、仮吊りから本取付けがしにくく、また仮吊り状態で外れる可能性があるという欠点があった。
したがって、この発明の目的は、部品点数を削減し、本取付けが容易にでき、しかも仮吊り状態でも外れなくすることができる照明器具の仮吊り機構を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の照明器具の仮吊り機構は、天井等に取付ける取付部材と、この取付部材に取付けられる灯具本体とを備え、前記取付部材および前記灯具本体のいずれか一方に設けられた引掛部と、前記取付部材および前記灯具本体の他方に設けられて前記引掛部が引っ掛かる引掛受け穴とを備え、前記引掛受け穴は、前記灯具本体が前記取付部材から離れた位置で前記引掛部を係脱自在に引っ掛ける仮掛け部を縁部に有し、この仮掛け部から摺動用の案内部を介して前記引掛部が移動することにより前記灯具本体を前記取付部材に接近させるとともに前記引掛部を前記引掛受け穴に抜止め係合する仮吊り部を有することを特徴とするものである。
【0006】
請求項1の照明器具の仮吊り機構によれば、引掛部を引掛受け穴に引っ掛けるため、部品点数を低減できるとともに構造が簡単化できコスト安にできる。また仮掛け部から仮吊り部へ案内部を通して移動することにより容易に仮吊りができ、さらに仮吊り部では引掛部が抜止め係合しているため、灯具本体にどの方向から外力が働いても灯具本体が落下しなくなり、結線等の作業がより安全に行なえるとともに、本取付け後に本取付けが外れることがあっても引掛部により灯具本体が落下しないので2重の安全が図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1ないし図4により説明する。すなわち、この照明器具の仮吊り機構は、直管蛍光灯に適用したもので、取付部材1と、灯具本体2とを有する。
取付部材1は、実施の形態において断面逆U字形の長尺状板により形成し、中央に天井5の引掛シーリングボディ6を挿通する挿通孔3を有し、両端に灯具本体2を本取付けする取付部4を設けている。この取付部4は取付部材1の両端に折曲した垂下板7より外方に折曲された舌片状に形成させ、その中心にねじ孔8を形成している。また中間部に天井に取付ける複数の取付孔9を形成し、取付孔9を通して木ねじ10を天井5にねじ込んで取付部材1を天井5に固定している。さらに取付部材1の中央付近の一側の挿通孔3の両側に引掛受け穴11を形成している。
【0008】
灯具本体2は、取付部材1に取付けられるもので、断面略U字形の長尺状板でその内部に電子安定器等の点灯部品や引掛シーリングボディ6に接続する引掛シーリングキャップ12が設けられ、また灯具本体2の下面にはランプソケット13および反射板14を有してランプ15が収まる灯具部16が設けられている。さらに灯具本体2の両端に取付部4に連結する本体側取付部17を有し、ねじ孔8に連結する長孔18を形成している。灯具本体2を取付部材1に取付ける本取付けはつまみねじ19を長孔18に通してねじ孔8に締めつけることにより行なう。
【0009】
また灯具本体2の中央部の一側に引掛受け穴11に対応して引掛部20が取付けられている。この引掛部20は板部21の一側の両端に一対が略L字形に折曲されて形成され、板部21を灯具本体の2の一側板2aの内面に取付けている。ここで、引掛受け穴11は、灯具本体2が取付部材1から離れた位置で引掛部20を係脱自在に引っ掛ける仮掛け部22を縁部に有し、この仮掛け部22から摺動用の案内部23を介して引掛部20が移動することにより灯具本体2を取付部材1に接近させるとともに引掛部20を引掛受け穴11に抜止め係合する仮吊り部24を有する。実施の形態では引掛受け穴11が断面逆U字形の取付部材1の水平部と一側部にまたがって略角形に形成され、引掛受け穴11の下側縁部が略Z字形に形成され、仮掛け部22および仮吊り部24は水平であるが、案内部23は傾斜している。また引掛受け穴11は仮掛け部22の位置で略L字形の引掛部20を出し入れできる大きさに形成され、仮吊り部24では穴の大きさが狭くなっており、引掛部20が仮掛け部22から仮吊り部24に移動した状態で仮吊り部24から引掛部20を外部に抜き出そうとすると仮吊り部24に引っ掛かって外部に抜き出すことができない大きさとしているが、灯具本体2を持ち上げて取付部材1の取付位置に押し上げる際に引掛部20が移動するスペースは有するものとしている。この場合、仮吊り部24は灯具本体2の取付部材1に対する取付位置の真下に位置している。
【0010】
図3の(a)は引掛部20を仮掛け部22に引掛けた仮吊り状態である。図3の(b)は灯具本体2を長手方向に押して引掛部20を案内部23に摺動し、さらに仮吊り部24へ引掛部20を移動した状態である。この位置では前記したように灯具本体2の本体側取付部17が取付部4に対向するとともに、灯具本体2がいかなる方向の外力を受けても引掛受け穴11に引っ掛かって外れない状態となる。そして、この状態で安全に配線等が行なわれる。またこの状態からつまみねじ19を長孔18に通して取付部材1のねじ孔8に締付けて灯具本体2を固定して本取付けする。
【0011】
エンドカバー25は、取付部4および本体側取付部17並びにランプソケット13の外面を被覆するもので、灯具本体2の両端に被さる逆台形部26と灯具部16の両端に被さる円形部27とを有する。28は灯具本体2および灯具部16に対する摩擦係止ばねである。
この実施の形態によれば、引掛部20を引掛受け穴11に引っ掛けるため、部品点数を低減できるとともに構造が簡単化できコスト安にできる。また仮掛け部22から仮吊り部24へ案内部23を通して移動することにより容易に仮吊りができ、さらに仮吊り部24では引掛部20が抜止め係合しているため、灯具本体2にどの方向から外力が働いても灯具本体2が落下しなくなり、結線等の作業がより安全に行なえるとともに、本取付け後に本取付けが外れることがあっても引掛部11により灯具本体2が落下しないので2重の安全が図れる。
【0012】
また、直管形照明器具のように、取付部材1の両端の取付部4に灯具本体2の両端の本体側取付部17を取付ける構成では、図9に示すように、従来の仮吊り紐30およびS環31による仮吊りを行なったとき、灯具本体2の長手方向の一端を固定後に、図10に示すように他端を固定するため持ち上げる際にその他端の角縁2aで天井5に傷5aを付けるおそれがあるが、この実施の形態ではこのようなことはない。
【0013】
なお、引掛部20は灯具本体2に設け、引掛受け穴11を取付部材1に設けたが、引掛部20を取付部材1に設け、引掛受け穴11を灯具本体2に設けてもよい。また引掛部20は灯具本体2等に一体に設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の照明器具の仮吊り機構は、引掛部を引掛受け穴に引っ掛けるため、部品点数を低減できるとともに構造が簡単化できコスト安にできる。また仮掛け部から仮吊り部へ案内部を通して移動することにより容易に仮吊りができ、さらに仮吊り部では引掛部が抜止め係合しているため、灯具本体にどの方向から外力が働いても灯具本体が落下しなくなり、結線等の作業がより安全に行なえるとともに、本取付け後に本取付けが外れることがあっても引掛部により灯具本体が落下しないので2重の安全が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の灯具本体の仮吊り前の要部斜視図である。
【図2】全体の一部破断分解斜視図である。
【図3】灯具本体の仮吊り動作を説明する説明図である。
【図4】灯具本体を取付部材に取付ける説明図である。
【図5】第1の従来例の仮吊り前の斜視図である。
【図6】その部分拡大図である。
【図7】第2の従来例の仮吊り前の斜視図である。
【図8】その仮吊り状態の一部拡大した図を含む斜視図である。
【図9】直管蛍光灯の灯具部材を仮吊りした状態の斜視図である。
【図10】その一端側を取付ける動作時の説明図である。
【符号の説明】
1 取付部材
2 灯具本体
11 引掛受け穴
20 引掛部
22 仮掛け部
23 案内部
24 仮吊り部
Claims (1)
- 天井等に取付ける取付部材と、この取付部材に取付けられる灯具本体とを備え、前記取付部材および前記灯具本体のいずれか一方に設けられた引掛部と、前記取付部材および前記灯具本体の他方に設けられて前記引掛部が引っ掛かる引掛受け穴とを備え、前記引掛受け穴は、前記灯具本体が前記取付部材から離れた位置で前記引掛部を係脱自在に引っ掛ける仮掛け部を縁部に有し、この仮掛け部から摺動用の案内部を介して前記引掛部が移動することにより前記灯具本体を前記取付部材に接近させるとともに前記引掛部を前記引掛受け穴に抜止め係合する仮吊り部を有することを特徴とする照明器具の仮吊り機構。
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JP14381396A JP3737194B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 照明器具の仮吊り機構 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JPH09326202A JPH09326202A (ja) | 1997-12-16 |
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ID=15347571
Family Applications (1)
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JP14381396A Expired - Fee Related JP3737194B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 照明器具の仮吊り機構 |
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1996
- 1996-06-06 JP JP14381396A patent/JP3737194B2/ja not_active Expired - Fee Related
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