JP2016197991A - ネオジウム永久磁石型モータ、及び、該ネオジウム永久磁石型モータを備えた密閉型圧縮機 - Google Patents

ネオジウム永久磁石型モータ、及び、該ネオジウム永久磁石型モータを備えた密閉型圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】スリット近傍の減磁耐力を向上させることができ、かつ磁束密度を維持もしくは向上させることができるネオジウム永久磁石型モータを得る。
【解決手段】永久磁石型モータ(モータ部)の回転子6には、その周方向に沿ってネオジウム永久磁石33が挿入された複数の磁石挿入孔32が形成され、これら磁石挿入孔32の外周側にはスリット38が形成されている。ネオジウム永久磁石33は、複数の磁石部(33a〜33c)に分割されており、スリット38はその内周側端部が磁石部同士の間と対向して配置され、スリット38の内周側端部と対向する磁石部同士の間には、ネオジウム永久磁石33よりも高い透磁率を有する減磁磁束通過部(ブリッジ39)が設けられ、該減磁磁束通過部の前記周方向の幅Dは、スリット38の内周側端部と磁石挿入孔32との間の幅dに対して、D≦dとなっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転子にネオジウム永久磁石が設けられたネオジウム永久磁石型モータ、及び、該ネオジウム永久磁石型モータを備えた密閉型圧縮機に関し、特に、空気調和機、冷蔵庫及び冷凍庫等の密閉型圧縮機への使用に好適なネオジウム永久磁石型モータ、及び、該ネオジウム永久磁石型モータを備えた密閉型圧縮機に関するものである。
従来より、空気調和機、冷蔵庫及び冷凍庫等の密閉型圧縮機に使用されるモータとして、固定子の内周側に、周方向に沿って形成された複数の磁石挿入孔に永久磁石が埋設された回転子を配置した埋込磁石型モータ(IPM)が知られている(以下、1つの磁石挿入孔に埋設された永久磁石を示す場合、当該永久磁石を永久磁石133と称する)。このような埋込磁石型モータを動力源として構成される密閉型圧縮機においては、永久磁石133の特性に高い残留磁束密度と高い保磁力を有することが求められる。このため、永久磁石133の材質としては、希土類元素を含むネオジウム永久磁石で構成されるのが一般的である。また、永久磁石133の形状としては、径方向の厚みを大きくする構成、1つの磁石挿入孔に埋設される永久磁石133を複数個に分割することで永久磁石133内部の渦電流を低減し、永久磁石の温度の上昇を抑制する構成等が一般的に良く知られている。
また、このような埋込磁石型モータにおいては、固定子から永久磁石133にかかる減磁界が一様ではなく、分布を持っているのが一般的である。従って、永久磁石133の形状や材質を選定する際には、減磁界が最大となる部分を考慮することが求められる。
そこで、保磁力が高い永久磁石は残留磁束密度が低いという永久磁石の特性に注目し、保磁力が高い永久磁石を永久磁石133として選定すると、同じ磁石量であっても、残留磁束密度が低い分だけ磁束量を増やすことができないことを問題点とした種々の発明が、従来より開示されている。例えば特許文献1〜4には、永久磁石133の一つ一つを保磁力の異なる複数種類の永久磁石(例えばフェライト永久磁石とネオジウム永久磁石)を組み合わせて構成し、複数種類の永久磁石を組み合わせて構成された永久磁石133全体の残留磁束密度を維持したまま減磁耐力(減磁に対する耐久性)のみを向上させる技術が開示されている。また、例えば特許文献5〜6には、永久磁石133の一つ一つを保磁力の異なる複数種類の永久磁石を組み合わせて構成し、さらに永久磁石133を構成する各永久磁石の配置位置や寸法も異ならせることにより、減磁耐力を向上させながら永久磁石133の使用量も抑制する発明が開示されている。
特開平11−355985号公報 特開平10−271722号公報 特開2002−084722号公報 特開2010−68600号公報 特開2009−38930号公報 特開2012−80713号公報 特開2005−304204号公報
従来より、固定子と回転子の磁束を更に有効に利用して高効率化を図り、かつ回転子の1回転中のトルク変動を小さくすることでモータの振動及び騒音を抑制することを目的として、回転子における永久磁石133より外周側となる部分に1つ以上の空隙(以下スリット)を設ける場合がある。このような場合、永久磁石33には、永久磁石133の幅方向(回転子の周方向)の両端部だけでは無く、スリットに近接する部位にも減磁の要因となる減磁磁束が集中する。しかしながら、上述のような従来の埋込磁石型モータ及びそれを用いた密閉型圧縮機は、永久磁石133にかかる減磁界が大きい部分を、永久磁石133の幅方向の両端部のみとしているため、スリット近傍の減磁磁束に対する減磁耐力が不十分であるという課題があった。
また、上述のような従来の埋込磁石型モータ及びそれを用いた密閉型圧縮機は、保磁力を異ならせるために異なる複数種類の永久磁石(例えばフェライト永久磁石とネオジウム永久磁石)を組み合わせて永久磁石133を構成しているが、密閉型圧縮機内の温度環境は冷媒ガスや固定子の発熱等の影響により、運転条件によっては−50℃〜150℃と温度幅が大きくなる。このため、密閉型圧縮機の埋込磁石型モータに、特に低温時の減磁に対する減磁耐力が低いことが一般的にも知られているフェライト永久磁石を使用することは、現実には困難であるという課題があった。
なお、中には、圧縮機内温度が低温とならない運転条件で使用される密閉型圧縮機においてフェライト永久磁石を使用しているものもある。しかしながら、フェライト永久磁石はネオジウム永久磁石よりも残留磁束密度が低いため、フェライト永久磁石を用いて永久磁石133を構成した埋込磁石型モータは、ネオジウム永久磁石のみで永久磁石133を構成した場合と同等のモータトルクを得るために、埋込磁石型モータのサイズアップをしなければならない。すなわち、当該埋込磁石型モータを搭載する密閉型圧縮機についても、埋込磁石型モータのスペース確保のため、大型化が求められる。このため、フェライト永久磁石を用いて永久磁石133を構成した埋込磁石型モータは、昨今の省資源及び省スペースのニーズに合わせた小型化を満足できなくなってしまうといった課題があった。
そこで、埋込磁石型モータの回転子に埋設される永久磁石133をネオジウム永久磁石のみで構成し、回転子にスリットを設けていることを前提とした埋込磁石型モータ及びそれを用いた密閉型圧縮機において、スリット近傍の減磁耐力を向上させることができ、かつ磁束密度を維持もしくは向上させることができることが求められている。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、回転子に埋設される永久磁石をネオジウム永久磁石のみで構成し、回転子にスリットを設けていることを前提とした埋込磁石型モータ(ネオジウム永久磁石型モータ)において、スリット近傍の減磁耐力を向上させることができ、かつ磁束密度を維持もしくは向上させることができるネオジウム永久磁石型モータ、及び、該ネオジウム永久磁石型モータを備えた密閉型圧縮機を得ることを目的とする。
本発明に係るネオジウム永久磁石型モータは、固定子と、該固定子の内周側に設けられ、周方向に沿って複数の磁石挿入孔が形成され、これら磁石挿入孔の外周側に少なくとも1つのスリットが形成された回転子と、前記磁石挿入孔に挿入された複数のネオジウム永久磁石と、を備え、前記ネオジウム永久磁石のそれぞれは、前記周方向に沿って3つ以上の磁石部に分割されており、前記スリットは、その内周側端部が複数に分割された前記磁石部の少なくとも1つと対向しないように配置されているものである。
また、本発明に係る密閉型圧縮機は、本発明に係るネオジウム永久磁石型モータと、該ネオジウム永久磁石型モータと回転軸を介して接続され、該回転軸を介して伝達される前記ネオジウム永久磁石型モータの駆動力によって冷媒を圧縮する圧縮機構部と、を備えたものである。
本発明においては、スリット近傍の減磁耐力を向上させることができ、かつ磁束密度を維持もしくは向上させることができるネオジウム永久磁石型モータ、及び、該ネオジウム永久磁石型モータを備えた密閉型圧縮機を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機のモータ部を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機のモータ部を示す横断面図である。 本発明の実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機の回転子を示す横断面図であり、磁石挿入孔近傍を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る密閉型スクロール圧縮機の回転子を示す横断面図であり、磁石挿入孔近傍を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態3に係る密閉型スクロール圧縮機の回転子を示す横断面図であり、磁石挿入孔近傍を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態4に係る密閉型スクロール圧縮機の回転子を示す横断面図であり、磁石挿入孔近傍を示す要部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機の断面図である。図2は、この密閉型スクロール圧縮機のモータ部を示す縦断面図である。また、図3は、この密閉型スクロール圧縮機のモータ部を示す横断面図である。なお、図3は、モータ部の一部のみを図示している。
図1に示すように、本実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機100は、密閉容器8を備えている。そして、この密閉容器8の内部には、圧縮機構部1及びモータ部4が収納されている。また、圧縮機構部1とモータ部4(より詳しくは、後述の回転子6)とは、回転軸である主軸7で接続されている。また、密閉容器8には、冷媒ガスを圧縮機構部1の下方となる密閉容器8内に導く吸入管9、及び、圧縮機構部1から該圧縮機構部1の上方に吐出された圧縮冷媒ガスを密閉容器8外へ導く吐出管10も設けられている。また、主軸7の下端部には、油ポンプ12が設けられている。
圧縮機構部1は、例えばスクロール型の圧縮機構部であり、密閉容器8に固定された固定スクロール2、及び、該固定スクロール2に対して揺動運動する揺動スクロール3を備えている。
モータ部4は、回転子にネオジウム永久磁石が設けられたネオジウム永久磁石型モータであり、略円筒形状に形成されて外周部が密閉容器8に固定された固定子5、及び、該固定子5の内周側に回転自在に設けられた回転子6を備えている。
図2,3を用いて更に詳しくモータ部4を説明すると、固定子5は、鉄等の高透磁率材料からなる複数の鋼鈑(以下、積層鋼板21と称する)を回転軸方向に積層して構成されている。そして、この積層鋼板21には導線を複数回巻き付けた巻線22が設けられており、巻線22にはリード線13が接続されている。また、リード線13は、密閉容器8に例えば溶接された密封端子11に接続されている。つまり、密封端子11を外部電源に電気的に接続することにより、密封端子11及びリード線13を介して、外部電源から巻線22に電力供給できる構成となっている。
回転子6も、固定子5と同様に、鉄等の高透磁率材料からなる複数の鋼鈑(以下、積層鋼板31と称する)を回転軸方向に積層して構成されている。この回転子6には周方向に沿って複数(磁極に相当する数)の磁石挿入孔32が形成されており、これら磁石挿入孔32のそれぞれには、ネオジウム永久磁石33が挿入(埋設)されている。また、磁石挿入孔32のそれぞれの両端部には、回転子6の外周部側に向かって空間部が延設されており、該空間部の外周側がフラックスバリア37となっている。また、回転子6には、磁石挿入孔32のそれぞれの外周側に、モータの振動及び騒音を抑制する目的として少なくとも1つのスリット38が開口形成されている。本実施の形態1では、磁石挿入孔32のそれぞれの外周側に、2つのスリット38が形成されている。
なお、回転子6は積層鋼板31の両側に非磁性体からなる端板34を有し、端板34及び積層鋼板31は、端板34及び積層鋼板31を貫通するリベット36によって締結されている。また、回転子6の一端もしくは両端にバランスウエイト35を配し、端板34、積層鋼板31及びバランスウエイト35をリベット36で締結してもよい。
このように構成された密閉型スクロール圧縮機100は、次のように動作する。
密封端子11及びリード線13を介して固定子5の巻線22に通電すると、固定子5の巻線22に電流が流れて磁界が発生し、この磁界によって回転子6に回転トルクが発生する。これにより、回転子6及び該回転子6に接続された主軸7が回転する。その結果、主軸7と接続された揺動スクロール3が揺動を始め、固定スクロール2と協動して良く知られたスクロール圧縮機の圧縮原理により冷媒ガスは圧縮を始める。
この際、冷媒ガスは吸入管9より吸引され、密閉容器8内に流入した後、固定スクロール2と揺動スクロール3によって形成された圧縮機構部1へ吸入され、上述の圧縮原理により圧縮された後、吐出管10を介して密閉容器8外の冷媒回路へ吐出される。
また、主軸7が回転すると油ポンプ12が駆動され、それにより潤滑油が吸引され、主軸7内に設けられた給油通路を通って各軸受等に給油され潤滑された後、再び密閉容器8の底部に戻る。
上述のように固定子5の巻線22に通電した際、図3に示すように、各磁石挿入孔32に設けられたネオジウム永久磁石33には、その両端部に減磁磁束が発生する。また、ネオジウム永久磁石33のスリット38近傍部分にも、減磁磁束が発生する。そこで、本実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機100は、スリット38近傍に発生する減磁磁束に対する減磁耐力を向上させるため、回転子6を以下の図4に示すような構成としている。
図4は、本発明の実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機の回転子を示す横断面図であり、磁石挿入孔近傍を示す要部拡大図である。
図4に示すように、本実施の形態1に係る密閉型スクロール圧縮機100は、各磁石挿入孔32に設けられたネオジウム永久磁石33を、3つの磁石部(両端磁石部33a,33b、中央磁石部33c)に分割して構成している。また、各磁石挿入孔32も、両端磁石部33a,33b及び中央磁石部33cが挿入される3つの挿入孔で構成されている。これにより、両端磁石部33aと中央磁石部33cとの間、及び、両端磁石部33bと中央磁石部33cとの間には、挿入孔の間に残った積層鋼板31部分であるブリッジ39が形成されることとなる。つまり、両端磁石部33aと中央磁石部33cとの間、及び、両端磁石部33bと中央磁石部33cとの間には、ネオジウム永久磁石33よりも高い透磁率を有するブリッジ39が形成されることとなる。そして、2つのスリット38は、その内周側端部(回転中心側の端部)がブリッジ39と対向するように配置されている。このとき、ブリッジ39の周方向の幅Dは、スリット38の内周側端部と磁石挿入孔32との間の幅dに対して、D≦dとなっている。
ここで、ブリッジ39が、本発明の減磁磁束通過部に相当する。
このように回転子6を構成することにより、ネオジウム永久磁石33を3つの磁石部に分割し、かつ各磁石部間にブリッジ39を設けて隣り合う磁石部同士の接触をなくすことができるので、ネオジウム永久磁石33内部の渦電流とこれによるネオジウム永久磁石33の発熱を十分に抑制することができる。
また、スリット38の内周側端部がブリッジ39と対向するようにスリット38を配置しているので、従来であればネオジウム永久磁石33の内部を通過していた減磁磁束が、ブリッジ39内を通り抜けることができる。このため、スリット38近傍の磁石の減磁を抑制もしくは無くすことができる。
このとき、本実施の形態1では、上述のように、ブリッジ39の周方向の幅Dが、スリット38の内周側端部と磁石挿入孔32との間の幅dに対して、D≦dとなっている。このため、以下の理由により、磁石量の低下=磁束量の低下を極力抑制することができる。
詳しくは、スリット38近傍の磁石の減磁を抑制するためには、両端磁石部33a,33b及び中央磁石部33c内部を通過する減磁磁束を0とする必要は必ずしもなく、減磁磁束をブリッジ39内に通過させることで、両端磁石部33a,33b及び中央磁石部33c内部を通過する減磁磁束の磁束量を各磁石部の保磁力以下とできればよい。ここで、スリット38近傍からネオジウム永久磁石33に流入する減磁磁束は、スリット38の内周側端部と磁石挿入孔32との間を通過できなかった磁束がネオジウム永久磁石33内に流れ込むものである。このため、D<dとしても、スリット38近傍の磁石の減磁を抑制する効果を十分に得ることができる。一方、D>dとした場合、D=d以上の効果は得難く、逆にネオジウム永久磁石33の体積を小さくすることによる磁束量の低下という問題点が生じる。このことからブリッジ39の周方向の幅Dは最大でもD=dとすることが望ましい。
また、ブリッジ39を設けたことにより、回転子6の積層鋼板31がネオジウム永久磁石33から受ける遠心力に対する強度向上も達成することができる。このため、回転子6外周部の磁束の短絡を防止しているフラックスバリア37の寸法(径方向の幅)を更に細くすることができる。従って、回転子6外周部での磁束の短絡の抑制効果を更に得ることで、モータ部4の効率の向上を図ることができる。
なお、ブリッジ39を設けたことによる磁石量の低下=磁束量の低下については、上述のようにフラックスバリア37の寸法を更に細くすることでも改善可能である。また、近年の磁石製造技術の発展に伴い、同一の保磁力を有するネオジウム永久磁石においては、残留磁束密度を約±10%の幅で調整可能となっている。このため、ブリッジ39を設けたことによる磁束量の低下が10%以下であれば、保磁力同一で残留磁束密度のより高いネオジウム永久磁石33を選択することでも、磁束量の低下を改善することが可能である。また、本実施の形態1のような回転子6の構成においては、磁束量の低下が10%を大きく超えることは考え難いことから、フラックスバリア37の寸法を更に細くすることと保磁力同一で残留磁束密度のより高いネオジウム永久磁石33とすることで、回転子6の磁束量を向上することが可能であり、モータ部4の効率の更なる向上を図ることもできる。
なお、上記の残留磁束密度の調整幅(保磁力の選択幅)である約±10%は、現状の限度であり、ネオジウム永久磁石33が当該調整幅のネオジウム永久磁石に限定されるものではないことを付言しておく。
以上、本実施の形態1のように構成されたモータ部4(ネオジウム永久磁石型モータ)及び該モータ部4を備えた密閉型スクロール圧縮機100においては、回転子6の磁束量を低下させることなくネオジウム永久磁石33の減磁を抑制してモータ部4の最大トルク及び効率の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態1では、ネオジウム永久磁石33を3つの磁石部(両端磁石部33a,33b、中央磁石部33c)に分割したが、ネオジウム永久磁石33の分割数は3つに限定されるものではない。また、本実施の形態1では、磁石部同士の間の全てに対してスリット38を対向配置させたが、磁石部同士の間の一部にのみスリット38を対向配置させ、スリット38の数を磁石部同士の間の数よりも少なくしてもよい。また、本実施の形態1では、磁石部同士の間の全てにブリッジ39を設けたが、ブリッジ39を設ける箇所は、スリット38と対向している箇所のみでもよい。
また、本実施の形態1では、ネオジウム永久磁石33を構成する両端磁石部33a,33bと中央磁石部33cとの保磁力の関係について特に言及しなかったが、例えばネオジウム永久磁石33の両端部に発生する減磁磁束に対する減磁耐力も向上させる場合、両端磁石部33a,33bとして、中央磁石部33cよりも保磁力の大きなネオジウム永久磁石を用いるとよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、減磁磁束通過部としてブリッジ39を設けたが、減磁磁束通過部として以下のような仕切板40を設けても本発明を実施することができる。なお、本実施の形態2で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図5は、本発明の実施の形態2に係る密閉型スクロール圧縮機の回転子を示す横断面図であり、磁石挿入孔近傍を示す要部拡大図である。
図5に示すように、本実施の形態2に係る密閉型スクロール圧縮機100は、各磁石挿入孔32に設けられたネオジウム永久磁石33を、実施の形態1と同様に、3つの磁石部(両端磁石部33a,33b、中央磁石部33c)に分割して構成している。しかしながら、本実施の形態2では、各磁石挿入孔32は実施の形態1と異なって各磁石部毎に分割されておらず、1つの磁石挿入孔32に3つの磁石部(両端磁石部33a,33b、中央磁石部33c)が挿入されている。そして、両端磁石部33aと中央磁石部33cとの間、及び、両端磁石部33bと中央磁石部33cとの間には、ネオジウム永久磁石33よりも高い透磁率を有する材料で形成された仕切板40が設けられている。仕切板40の具体的な材料としては、例えば、パーマロイやセンダスト等である。そして、2つのスリット38は、その内周側端部(回転中心側の端部)が仕切板40と対向するように配置されている。このとき、仕切板40の周方向の幅Dは、スリット38の内周側端部と磁石挿入孔32との間の幅dに対して、D≦dとなっている。
ここで、仕切板40が、本発明の減磁磁束通過部に相当する。
このように回転子6を構成することにより、ネオジウム永久磁石33を3つの磁石部に分割し、かつ各磁石部間に仕切板40を設けて隣り合う磁石部同士の接触をなくすことができるので、ネオジウム永久磁石33内部の渦電流とこれによるネオジウム永久磁石33の発熱を十分に抑制することができる。
また、スリット38の内周側端部が仕切板40と対向するようにスリット38を配置しているので、従来であればネオジウム永久磁石33の内部を通過していた減磁磁束が、仕切板40内を通り抜けることができる。このため、スリット38近傍の磁石の減磁を抑制もしくは無くすことができる。
このとき、本実施の形態2では、上述のように、仕切板40の周方向の幅Dが、スリット38の内周側端部と磁石挿入孔32との間の幅dに対して、D≦dとなっている。このため、以下の理由により、磁石量の低下=磁束量の低下を極力抑制することができる。
詳しくは、スリット38近傍の磁石の減磁を抑制するためには、両端磁石部33a,33b及び中央磁石部33c内部を通過する減磁磁束を0とする必要は必ずしもなく、減磁磁束を仕切板40内に通過させることで、両端磁石部33a,33b及び中央磁石部33c内部を通過する減磁磁束の磁束量を各磁石部の保磁力以下とできればよい。ここで、スリット38近傍からネオジウム永久磁石33に流入する減磁磁束は、スリット38の内周側端部と磁石挿入孔32との間を通過できなかった磁束がネオジウム永久磁石33内に流れ込むものである。このため、D<dとしても、スリット38近傍の磁石の減磁を抑制する効果を十分に得ることができる。一方、D>dとした場合、D=d以上の効果は得難く、逆にネオジウム永久磁石33の体積を小さくすることによる磁束量の低下という問題点が生じる。このことから仕切板40の周方向の幅Dは最大でもD=dとすることが望ましい。
なお、仕切板40を設けたことによる磁石量の低下=磁束量の低下については、仕切板40を設けたことによる磁束量の低下が10%以下であれば、保磁力同一で残留磁束密度のより高いネオジウム永久磁石33とすることでも、磁束量の低下を改善することが可能であり、モータ部4の効率の更なる向上を図ることもできる。
以上、本実施の形態2のように構成されたモータ部4(ネオジウム永久磁石型モータ)及び該モータ部4を備えた密閉型スクロール圧縮機100においては、回転子6の磁束量を低下させることなくネオジウム永久磁石33の減磁を抑制してモータ部4の最大トルク及び効率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態2に係る回転子6の積層鋼板31は、磁石挿入孔32がネオジウム永久磁石33を構成する各磁石部毎に分割されておらず、磁石挿入孔32の形状が従来と同様の構成となっている。このため、積層鋼板31を製作するための金型として従来より用いている金型を使用することができ、モータ部4及び密閉型スクロール圧縮機100を製造する際のランニングコストを削減することができる。
なお、本実施の形態2では、ネオジウム永久磁石33を3つの磁石部(両端磁石部33a,33b、中央磁石部33c)に分割したが、ネオジウム永久磁石33の分割数は3つに限定されるものではない。また、本実施の形態2では、磁石部同士の間の全てに対してスリット38を対向配置させたが、磁石部同士の間の一部にのみスリット38を対向配置させ、スリット38の数を磁石部同士の間の数よりも少なくしてもよい。また、本実施の形態2では、磁石部同士の間の全てに仕切板40を設けたが、仕切板40を設ける箇所は、スリット38と対向している箇所のみでもよい。
また、本実施の形態2では、ネオジウム永久磁石33を構成する両端磁石部33a,33bと中央磁石部33cとの保磁力の関係について特に言及しなかったが、例えばネオジウム永久磁石33の両端部に発生する減磁磁束に対する減磁耐力も向上させる場合、両端磁石部33a,33bとして、中央磁石部33cよりも保磁力の大きなネオジウム永久磁石を用いるとよい。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2に限らず、本実施の形態3のように回転子6を構成してもよい。なお、本実施の形態3で特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図6は、本発明の実施の形態3に係る密閉型スクロール圧縮機の回転子を示す横断面図であり、磁石挿入孔近傍を示す要部拡大図である。
図6に示すように、本実施の形態3に係る密閉型スクロール圧縮機100は、各磁石挿入孔32に設けられたネオジウム永久磁石33を、3つの磁石部(両端磁石部33a,33b、中央磁石部33c)に分割して構成している。また、本実施の形態3では、中央磁石部33cの周方向の距離wを、2つのスリット38の内周側端部における両者が対向する側の側面間の距離W1に対して、w≦W1としている。つまり、本実施の形態3に係る回転子6は、2つのスリット38の内周側端部が両端磁石部33a,33bと対向するように、2つのスリット38が配置されている。そして、両端磁石部33a,33bを、中央磁石部33cよりも保磁力の大きなネオジウム永久磁石で構成している。
このように回転子6を構成することにより、ネオジウム永久磁石33を3つの磁石部に分割しているので、ネオジウム永久磁石33内部の渦電流とこれによるネオジウム永久磁石33の発熱を十分に抑制することができる。
また、2つのスリット38の内周側端部が両端磁石部33a,33bと対向するように、2つのスリット38を配置しているので、中央磁石部33c内を通過する減磁磁束を抑制もしくは無くすことができる。このため、スリット38と近接する部位を通過する減磁磁束の影響を受ける両端磁石部33a,33bを、ネオジウム永久磁石33の両端部もしくはスリット38近傍のいずれか減磁界強度が強い方に対し耐えうる保磁力とすれば、減磁磁束による減磁を抑制もしくは無くすことができる。
また、上述のように中央磁石部33c内を通過する減磁磁束を抑制もしくは無くすことができるので、中央磁石部33cを、より低保磁力で、かつより高い残留磁束密度のネオジウム永久磁石とすることができる。
以上、本実施の形態3のように構成されたモータ部4(ネオジウム永久磁石型モータ)及び該モータ部4を備えた密閉型スクロール圧縮機100においては、ネオジウム永久磁石33の減磁を抑制しながら回転子6の磁束量を向上できるので、モータ部4の最大トルク及び効率の向上を図ることができる。
実施の形態4.
また、本実施の形態4のように回転子6を構成してもよい。なお、本実施の形態4で特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3のいずれかと同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図7は、本発明の実施の形態4に係る密閉型スクロール圧縮機の回転子を示す横断面図であり、磁石挿入孔近傍を示す要部拡大図である。
図7に示すように、本実施の形態4に係る密閉型スクロール圧縮機100は、各磁石挿入孔32に設けられたネオジウム永久磁石33を、3つの磁石部(両端磁石部33a,33b、中央磁石部33c)に分割して構成している。また、本実施の形態4では、中央磁石部33cの周方向の距離wを、2つのスリット38の内周側端部における両者が対向しない側の側面間の距離W2に対して、w≧W2としている。つまり、本実施の形態4に係る回転子6は、2つのスリット38の内周側端部が中央磁石部33cと対向するように、2つのスリット38が配置されている。そして、中央磁石部33cを、両端磁石部33a,33bよりも保磁力の大きなネオジウム永久磁石で構成している。
このように回転子6を構成することにより、ネオジウム永久磁石33を3つの磁石部に分割しているので、ネオジウム永久磁石33内部の渦電流とこれによるネオジウム永久磁石33の発熱を十分に抑制することができる。
また、2つのスリット38の内周側端部が中央磁石部33cと対向するように、2つのスリット38を配置しているので、両端磁石部33a,33b内を通過する減磁磁束を抑制もしくは無くすことができる。このため、スリット38と近接する部位を通過する減磁磁束の影響を受ける中央磁石部33cを、スリット38と近接する部位を通過する減磁磁束に対し耐えうる保磁力とすれば、減磁磁束による減磁を抑制もしくは無くすことができる。
なお、ネオジウム永久磁石33の両端部の減磁界強度がスリット38近傍の減磁界強度より大きな場合は、中央磁石部33cを、両端磁石部33a,33bよりも低保磁力かつ高い残留磁束密度のネオジウム永久磁石33とすればよい。逆に、スリット38近傍の減磁界強度がネオジウム永久磁石33の両端部の減磁界強度より大きい場合は、両端磁石部33a,33bを、中央磁石部33cよりも低保磁力材かつ高い残留磁束密度のネオジウム永久磁石33とすればよい。
以上、本実施の形態4のように構成されたモータ部4(ネオジウム永久磁石型モータ)及び該モータ部4を備えた密閉型スクロール圧縮機100においては、ネオジウム永久磁石33の減磁を抑制しながら回転子6の磁束量を向上できるので、モータ部4の最大トルク及び効率の向上を図ることができる。
なお、実施の形態3及び実施の形態4では、ネオジウム永久磁石33を3つの磁石部(両端磁石部33a,33b、中央磁石部33c)に分割したが、ネオジウム永久磁石33の分割数は3つに限定されるものではない。また、スリット38の個数も2つに限定されるものではない。つまり、ネオジウム永久磁石33のそれぞれを3つ以上の磁石部に分割し、スリット38を磁石部の少なくとも1つと対向しないように配置すればよい。このように構成することにより、減磁磁束の影響を受けないもしくは小さい磁石部を、低保磁力で、かつより高い残留磁束密度のネオジウム永久磁石で構成できる。また、減磁磁束の影響を受ける磁石部を、当該減磁磁束に対して耐えうる保磁力のネオジウム永久磁石とすればよい。近年の磁石製造技術の発展に伴い、同一の残留磁束密度を有するネオジウム永久磁石においては、保磁力を約±10%の幅で調整可能となっている。このため、保磁力の増大量が10%以下であれば、残留磁束密度同一で保磁力のより高いネオジウム永久磁石を選択することができる。
なお、減磁磁束の影響を受けない磁石部を、減磁磁束の影響を受ける磁石部と同等の保磁力のネオジウム永久磁石で構成しても勿論よい。また、上記の保磁力の調整幅(保磁力の選択幅)である約±10%は、現状の限度であり、本発明に用いられるネオジウム永久磁石が当該調整幅のネオジウム永久磁石に限定されるものではないことを付言しておく。
ところで、上記の実施の形態1〜実施の形態4では、ネオジウム永久磁石33の分割数を特に限定しなかったが、工数増加及び加工費増加といった製造上の制約を考慮した場合、ネオジウム永久磁石33の分割数は3分割までとすることが望ましい。
また、上記の実施の形態1〜実施の形態4では、回転子6の六箇所にネオジウム永久磁石33を設置する構成(六方平板配置)としたが、これは説明のし易さから選択したものであり、回転子6の配置構成は磁極の数に応じて適宜決定すればよい(八方平板配置、四方バスタブ配置等)。またこれは固定子5についても、巻線22の設置数等は磁極の数に応じて適宜決定すればよい。
また、上記の実施の形態1〜実施の形態4では、密閉型スクロール圧縮機100を例に本発明を説明したが、モータ部4が用いられる密閉型圧縮機の圧縮機構部としては種々の圧縮機構部を用いることができ、スクロール型の圧縮機構部に限定されるものではない。例えば、ロータリー型、ベーン型及びスクリュー型の密閉型圧縮機にモータ部4を搭載しても勿論よい。
1 圧縮機構部、2 固定スクロール、3 揺動スクロール、4 モータ部、5 固定子、6 回転子、7 主軸、8 密閉容器、9 吸入管、10 吐出管、11 密封端子、12 油ポンプ、13 リード線、21 積層鋼板、22 巻線、31 積層鋼板、32 磁石挿入孔、33 ネオジウム永久磁石、33a,33b 両端磁石部、33c 中央磁石部、34 端板、35 バランスウエイト、36 リベット、37 フラックスバリア、38 スリット、39 ブリッジ、40 仕切板、100 密閉型スクロール圧縮機。

Claims (6)

  1. 固定子と、
    該固定子の内周側に設けられ、周方向に沿って複数の磁石挿入孔が形成され、これら磁石挿入孔の外周側に少なくとも1つのスリットが形成された回転子と、
    前記磁石挿入孔に挿入された複数のネオジウム永久磁石と、
    を備え、
    前記ネオジウム永久磁石のそれぞれは、前記周方向に沿って3つ以上の磁石部に分割されており、
    前記スリットは、その内周側端部が複数に分割された前記磁石部の少なくとも1つと対向しないように配置されていることを特徴とするネオジウム永久磁石型モータ。
  2. 前記ネオジウム永久磁石のそれぞれは、3つの前記磁石部に分割されており、
    前記スリットは、中央の前記磁石部と対向するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のネオジウム永久磁石型モータ。
  3. 前記ネオジウム永久磁石のそれぞれは、3つの前記磁石部に分割されており、
    前記スリットは、両端の前記磁石部と対向するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のネオジウム永久磁石型モータ。
  4. 中央の前記磁石部の保磁力が両端の前記磁石部の保磁力よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のネオジウム永久磁石型モータ。
  5. 両端の前記磁石部の保磁力が中央の前記磁石部の保磁力よりも大きいことを特徴とする請求項2または3に記載のネオジウム永久磁石型モータ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のネオジウム永久磁石型モータと、
    該ネオジウム永久磁石型モータと回転軸を介して接続され、該回転軸を介して伝達される前記ネオジウム永久磁石型モータの駆動力によって冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
    を備えたことを特徴とする密閉型圧縮機。
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