JP2016197832A - 接地回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】接地回路の広帯域化を図ると共に回路規模を大きくすることで接地回路の取扱いを容易にする。【解決手段】信号の波長の4分の1の長さであり、一端部10aが接地された第1の伝送線路10と、波長の4分の1の長さであり、第1の伝送線路10の他端部10bに一方の端部20aが接続された第2の伝送線路20と、波長の4分の1の長さであり、第2の伝送線路20の他方の端部20bに一端30aが接続されると共に他端30bが開放された第1の先端開放線路30とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、無反射終端器、減衰器、検波器、増幅器等のRF(Radio Frequency)装置に用いられる接地回路に関する。
レーダ機器、通信機器及び観測機器には、種々のRF装置が使用される。一般にこれらのRF装置を実現するには抵抗、ダイオード、トランジスタ等の一端を、直流及び高周波的に、あるいは高周波的に接地するための接地回路が必要となる。
特許文献1には、高周波的に接地するための最も簡便な接地回路として、1/4波長を有する先端開放スタブが開示されている。先端開放スタブは先端開放線路とも称される。
特許文献1に開示された接地回路は、長さが1/4波長の先端開放スタブを用いることにより、開放点から1/4波長離れた位置が高周波的に短絡点になることを利用したものである。特許文献1に示すように、抵抗の一端を高周波的に接地することにより、RF装置として無反射終端器が実現できる。
特開2003−110308号公報
従来の接地回路を用いた無反射終端器の帯域は、1/4波長を有する先端開放スタブの特性インピーダンスに大きく依存し、特性インピーダンスが低いほど広帯域化が図れる。しかし、先端開放スタブ長との兼ね合いにより実現できる特性インピーダンスに制約が生じる。
例えば、0.25mmのアルミナ基板上にマイクロ波集積回路技術を用いて接地回路を実現する場合、50GHzでは先端開放スタブ長の物理長は0.52mmとなる。そして、高次モードの発生を抑圧するために先端開放スタブ幅を0.52mm以下にしようとすると実現できる特性インピーダンスは30Ω程度となる。
このような従来の接地回路を用いてRF装置の一種である無反射終端器を実現した場合、リターンロスが20dB以上得られる帯域は比帯域で40%程度と比較的狭い。よって、比帯域で40%以上の帯域がRF装置に要求された場合、従来の接地回路では実現できないという課題がある。
また、準ミリ波帯あるいはミリ波帯のような非常に高い周波数においては波長が非常に短くなるため、回路規模が余りにも小さくなり取扱いが難しくなるという課題もある。
本発明は、接地回路の広帯域化を図るとともに、接地回路の回路規模を大きくすることにより取扱いが容易な接地回路を得ることを目的とする。
本発明に係る接地回路は、
信号の波長の4分の1の長さの第1の伝送線路であって、一端部が接地された第1の伝送線路と、
前記波長の4分の1の長さの第2の伝送線路であって、前記第1の伝送線路の他端部に一方の端部が接続された第2の伝送線路と、
前記第2の伝送線路の他方の端部に一端が接続されると共に他端が開放された第1の先端開放線路であって、前記波長の4分の1の長さの第1の先端開放線路とを備える。
本発明に係る接地回路によれば、1/4波長の長さであり、一端部が直流及び高周波的に接地された第1の伝送線路と、1/4波長の長さであり、第1の伝送線路の他端部に一方の端部が接続された第2の伝送線路と、1/4波長の長さであり、第2の伝送回路の他方の端部に一端が接続された第1の先端開放線路との3素子を有するので、接地回路の広帯域化を図ることができる。また、接地回路の回路規模を大きくすることができるため、取扱いが容易な接地回路を得ることができる。
実施の形態1に係る接地回路50を用いたRF装置の例である無反射終端器100の構成を示す図。 実施の形態1に係る接地回路50の等価回路を示す図である。 インピーダンスZa、Zb、Zcを簡略化して表した実施の形態1に係る接地回路50の等価回路を示す図。 実施の形態1に係る接地回路50のインピーダンスZa、Zb、Zcのインピーダンス軌跡をスミスチャート上に表した図。 実施の形態1に係る無反射終端器100の50GHzにおけるリターンロス特性の計算例を表す図。 実施の形態1に係る接地回路50の等価回路である。 比較のための接地回路501の等価回路である。 実施の形態1に係る接地回路50を他のRF装置100aに適用した場合のRF装置100aの構成を示す図。 実施の形態1に係る接地回路50を他のRF装置100bに適用した場合のRF装置100bの構成を示す図。 実施の形態1に係る接地回路50の変形例である接地回路50aを示す図である。 実施の形態1に係る接地回路50の変形例である接地回路50bを示す図である。 実施の形態2に係る接地回路52aの構成を示す図。 実施の形態2に係る接地回路52bの構成を示す図。 実施の形態3に係る接地回路53aの構成を示す図。 実施の形態3に係る接地回路53bの構成を示す図。 実施の形態4に係る接地回路54の構成を示す図。 実施の形態4に係る接地回路54を適用したRF装置の一種である無反射終端器100cのリターンロス特性の計算例を示す図。 実施の形態4に係る接地回路54の等価回路を示す図。 実施の形態5に係る接地回路55aの構成を示す図。 実施の形態5に係る接地回路55bの構成を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった方向や位置が示されている場合、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係る接地回路50を用いたRF装置の例である無反射終端器100の構成について説明する。また、図2を用いて、図1の接地回路50の等価回路について説明する。
図1に示すように、無反射終端器100は、信号を供給する信号供給線路70、抵抗60、高周波的に接地するための接地回路50、金属ブロック40を有する。
無反射終端器100は、抵抗60の一端に接地回路50が接続され、他端には信号供給線路70が接続される。
接地回路50は、一端部10aが金属ブロック40で直流及び高周波的に接地された第1の伝送線路10と、この第1の伝送線路10の他端部10bに一方の端部20aが接続された第2の伝送線路20と、第2の伝送線路20の他方の端部20bに一端30aが接続された第1の先端開放線路30とを備える。第1の先端開放線路30は、第1の先端開放スタブとも称される。
図1のように無反射終端器100を構成することにより、信号供給線路70から入力されたマイクロ波信号は抵抗60で吸収される。このため、無反射終端器100は、サーキュレータ、カップラ等の終端器として活用することができる。
ここで、接地回路50において、第1の伝送線路10、第2の伝送線路20及び第1の先端開放線路30の特性インピーダンスはそれぞれZ1、Z2、Z3とする。また、第1の伝送線路10、第2の伝送線路20及び第1の先端開放線路30の長さは、それぞれL1、L2、L3とする。このとき、L1=L2=L3=λ/4、すなわちL1=L2=L3=1/4波長とすると、接地回路50の等価回路は、図2のように表すことができる。
なお、波長λは所望周波数の信号における波長である。所望周波数は、線路の長さによって決定される。線路長は、所望周波数の波長λの4分の1の長さになるように設定している。例えば、50GHzで自由空間の波長λ=(3×1011)/(50×10)=6mmである。したがって、λ/4は1.5mmである。また、アルミナ基板上の50Ω線路では1.5/波長短縮率=1.5/2.6≒0.58mmとなる。
すなわち、第1の伝送線路10は、所望周波数の信号の波長λの4分の1の長さであり、一端部10aが接地されている。第1の伝送線路10は、第1の伝送線路10の一端部10aが金属ブロック40に接続され、直流及び高周波的に接地されている。
第2の伝送線路20は、波長λの4分の1の長さであり、第1の伝送線路10の他端部10bに一方の端部20aが接続されている。
第1の先端開放線路30は、波長λの4分の1の長さであり、第2の伝送線路20の他方の端部20bに一端30aが接続されると共に他端30bが開放されている。
図2において、第2の伝送線路20の他方の端部20bから第2の伝送線路20側を見たインピーダンスをZaとする。第1の先端開放線路30の一端30aから第1の先端開放線路30側を見たインピーダンスをZbとする。また、接地回路50側を見たインピーダンスをZcとする。
図3は、各点から見たインピーダンスZa、Zb、Zcを簡略化して表した接地回路50の等価回路である。
ここで、所望周波数を中心周波数としてF0とし、F0よりも低い周波数をF1とし、F0よりも高い周波数をF2とする。すなわち、F1<F0<F2である。
第1の伝送線路10と第2の伝送線路20との合計の長さは1/2波長となる。このため、一端部10aが高周波的に接地された第1の伝送線路10と第1の伝送線路10に縦続接続された第2の伝送線路20とを介して見たインピーダンスZaは、F0では短絡、F1ではキャパシタCa、F2ではインダクタLaとして表される。
また、第1の先端開放線路30側を見たインピーダンスZbは、F0では短絡、F1ではキャパシタCb、F2ではインダクタLbとして表される。
このため、接地回路50のインピーダンスZcは、F0では短絡、F1ではキャパシタCaとキャパシタCbとの並列回路、F2ではインダクタLaとインダクタLbとの並列回路となる。
図4は、接地回路50の各点から見たZa、Zb、Zcのインピーダンス軌跡をスミスチャート上に表した図である。図4のスミスチャートの図中、点線はZa、一点鎖線はZb、実線はZcである。いずれのインピーダンスZa、Zb、Zcにおいても、F0では短絡、F1では容量性、F2では誘導性を示している。そこで、第1の伝送線路10と第2の伝送線路20とからなるインピーダンスZaに、第1の先端開放線路30によるZbを接続することにより、F1におけるZcの等価的なキャパシタはCaよりも大きく、また、F2におけるインダクタはLaよりも小さくなる。
F1では等価的なキャパシタが大きいほどZcは時計方向に大きく回転し、逆にF2におけるインダクタは小さくなるほど反時計方向に大きく回転する。
従って、ZcはF0では影響を受けること無く、F1では時計方向に、逆にF2では反時計方向に回転する。よって、図4のZcのようなインピーダンス軌跡が得られる。すなわち、F1からF2の広帯域に渡って短絡点に近い低インピーダンスを有する接地回路50が実現できる。
図5は、本実施の形態に係る無反射終端器100の50GHzにおけるリターンロス特性の計算例を表す図である。無反射終端器100は、本実施の形態に係る接地回路50を適用したRF装置の一例である。
図5の図では、横軸は比帯域、すなわち中心周波数F0に対する周波数Fの値(F/F0)であり、縦軸はリターンロス(dB)を示す。図5の図において、実線は本実施の形態に係る接地回路50を適用した場合を示し、点線は比較のための接地回路501を適用した場合を示す。
図6は、本実施の形態に係る接地回路50を用いたRF装置の等価回路である。また、図7は、比較のための接地回路501を用いたRF装置の等価回路である。
図6の接地回路50では、第1の伝送線路10及び第2の伝送線路20の特性インピーダンスZ1、Z2をそれぞれ50Ωとし、第1の先端開放線路30の特性インピーダンスZ3を25Ωとし、いずれの長さもL1=L2=L3=1.5mmに選択する。L1=L2=L3=1.5mmは自由空間で1/4波長である。また、接地回路50を接続する抵抗60は50Ωである。
なお、比較のための接地回路501は、先端開放線路の特性インピーダンス及び長さは第1の伝送線路10及び第2の伝送線路20と同じくそれぞれ50Ω、1.5mmとしている。また、比較のための接地回路501を接続する抵抗60は50Ωである。
図5に示すように、本実施の形態に係る接地回路50を適用した場合、リターンロスが20dB以上得られる帯域は比帯域で56%である。また、比較のための接地回路501を適用した場合、リターンロスが20dB以上得られる帯域は比帯域で26%である。このように、本実施の形態に係る接地回路50を適用した場合は、比較のための接地回路501を適用した場合に比べ、約2倍の広帯域化が図れる。
以上のように、本実施の形態に係る接地回路50を適用することにより、RF装置の広帯域化が図れる。また、第1の伝送線路10、第2の伝送線路20及び第1の先端開放線路30のトータル3/4波長の長さで接地回路50を構成することにより、取扱いの容易な大きさのRF装置を得ることができる。
次に、図8を用いて、本実施の形態に係る接地回路50を適用したRF装置100aの構成について説明する。ここではRF装置100aとして接地回路50の近傍のみ示しており、その他の構成については図示を省略している。
図8のRF装置100aは、信号供給線路70と接地回路50との間にダイオード80を接続している。このような構成にすることにより、ダイオード80の一端を直流及び高周波的に接地することができる。
ダイオード80として、バラクタダイオードを使用した場合は、移相器、変調器等のRF装置100aに接地回路50を適用できる。
また、ショットキーダイオードを使用した場合は、検波器等のRF装置100aに接地回路50を適用できる。
さらに、ピンダイオードを使用した場合は、スイッチ、減衰器等のRF装置100aに接地回路50を適用できる。
次に、図9を用いて、本実施の形態に係る接地回路50を適用したRF装置100bの構成について説明する。
図9のRF装置100bは、信号供給線路70と信号出力端子101との間に、FET90を接続したものである。FET90は、ゲート端子とドレイン端子と、2つのソース端子を有するものとする。RF装置100bでは、信号供給線路70にゲート端子が接続され、信号出力端子101にドレイン端子が接続される。また、RF装置100bでは、2つのソース端子をそれぞれ本実施の形態に係る接地回路50を用いて直流及び高周波的に接地している。
図9のような構成により、FET90の一端子を直流及び高周波的に接地でき、増幅器、発振器等のRF装置100bの実現が可能となる。
次に、図10及び図11を用いて、本実施の形態に係る接地回路50の変形例である接地回路50a及び接地回路50bについて説明する。
図10に示す接地回路50aは、第1の先端開放線路30を2つ有する。接地回路50aは、第2の伝送線路20の他方の端部20bに、2個の第1の先端開放線路30を接続したものである。この接地回路50aのように、2個の第1の先端開放線路30を用いることにより、図3に示した等価的なキャパシタCbは2倍、インダクタLbは1/2になる。このため、接地回路50aによれば、第1の先端開放線路30を1個用いる場合に比べ、より広帯域化が図れる。
また、図11に示す接地回路50bは、第1の伝送線路10の一端部10aがスルホール110に接続される。接地回路50bでは、図1の金属ブロック40の代わりにスルホール110を用いて、第1の伝送線路10の一端部10aを直流及び高周波的に接地する。この接地回路50bではスルホール110に起因するインダクタを考慮し、第1の伝送線路10の長さL1は1/4波長よりやや短く選ばれる。ただし、第1の伝送線路10の長さL1は1/4波長でもよい。
この構成の接地回路50bでは実装上の制約が無くなるため、設計の自由度が増すという利点がある。この接地回路50bのような構成であっても図1に示す接地回路50と機能及び電気的特性に変わりはない。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る接地回路は、一端部が金属ブロックあるいはスルホールを用いて直流及び高周波的に接地され、長さが1/4波長あるいはほぼ1/4波長を有する第1の伝送線路を備える。また、本実施の形態に係る接地回路は、この第1の伝送線路の他端部に一方の端部が接続され、長さが1/4波長を有する第2の伝送線路を備える。また、本実施の形態に係る接地回路は、この第2の伝送線路の他方の端部に一端が接続され、長さが1/4波長を有する第1の先端開放線路を備える。
本実施の形態に係る接地回路によれば、一端部が直流及び高周波的に接地された第1の伝送線路と、第2の伝送線路及び第1の先端開放線路との3素子で構成されているので、接地回路の広帯域化を図ることができる。よって、本実施の形態に係る接地回路を用いることにより、広帯域に対応する無反射終端器、減衰器、検波器、増幅器等のRF装置を得ることができる。また、接地回路の回路規模も大きくできるため、準ミリ波帯あるいはミリ波帯のような非常に高い周波数において取扱いが容易なRF装置を得ることもできる。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1と同様である。また、実施の形態1で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1に係る接地回路50,50a,50bは、第1の伝送線路10の一端部10aを金属ブロック40あるいはスルホール110を用いて直流及び高周波的に接地するものであった。本実施の形態では、第1の伝送線路10の一端部10aを、第2の先端開放線路120あるいはキャパシタ130を用いて高周波的に接地する接地回路52a,52bについて説明する。第2の先端開放線路120は、第2の先端開放スタブとも称される。
***構成の説明***
図12及び図13を用いて、本実施の形態に係る接地回路52a及び接地回路52bの構成について説明する。
接地回路52a,52bでは、第1の伝送線路10の一端部10aが波長λの4分の1の長さの第2の先端開放線路120、あるいはキャパシタ130に接続される。
図12に示すように、接地回路52aは、第1の伝送線路10の一端部10aを1/4波長の長さを有する第2の先端開放線路120を用いて高周波的に接地する。
また、図13に示すように、接地回路52bは、第1の伝送線路10の一端部10aを、金ワイヤ140を介してキャパシタ130に接続することにより高周波的に接地されていてもよい。ここでキャパシタ130及び金ワイヤ140の長さは、それぞれ所望の周波数で直列共振するような値に選ばれている。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る接地回路では、第1の伝送線路の一端部が1/4波長を有する第2の先端開放線路、あるいはキャパシタを用いて高周波的に接地される。また、本実施の形態に係る接地回路では、長さが1/4波長あるいはほぼ1/4波長を有する第1の伝送線路と、この第1の伝送線路の他端部に一方の端部が接続され、長さが1/4波長を有する第2の伝送線路と、この第2の伝送線路の他方の端部に一端が接続され、長さが1/4波長を有する第1の先端開放線路とを有する。
よって、本実施の形態に係る接地回路よれば、一端部がキャパシタあるいは第2の先端開放線路を用いて高周波的に接地された第1の伝送線路と、第2の伝送線路及び第1の先端開放線路とで構成されているので、接地回路の広帯域化を図ることができる。この接地回路を用いることにより、広帯域で取扱いの容易なRF装置を得ることができる。
また、本実施の形態に係る接地回路においても第1の伝送線路、第2の伝送線路及び第1の先端開放線路の構成要素は実施の形態1と変わりがなく、実施の形態1と同様に広帯域で、取扱いの容易な接地回路が得られる。
特に、必ずしも直流的に接地する必要が無く、高周波的な接地のみで実現できる無反射終端器、周波数イコライザ、フィルタ等のRF装置を実現する上で有効である。
実施の形態3.
本実施の形態では、実施の形態1,2と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1,2と同様である。また、実施の形態1,2で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、第1の伝送線路10の一端部10aが抵抗150に接続され、この抵抗150は直流的に接地される接地回路53aについて説明する。また、第1の伝送線路10の一端部10aが直流リターン線路160に接続され、この直流リターン線路160は直流的に接地される接地回路53bについて説明する。直流リターン線路160はDCリターン線路とも称される。
***構成の説明***
図14は、本実施の形態に係る接地回路53aの構成を示す図である。接地回路53aは、第2の先端開放線路120により高周波的に接地された第1の伝送線路10の一端部10aに、一端がスルホール110により直流的に接地された抵抗150を接続したものである。
また、図15は、本実施の形態に係る接地回路53bの構成を示す図である。接地回路53bは、第2の先端開放線路120により高周波的に接地された第1の伝送線路10の一端部10aに、一端がスルホール110により直流的に接地された直流リターン線路160を接続したものである。
なお、第1の伝送線路10の一端部10aを高周波的に接地するために第2の先端開放線路120を用いた場合について示したが、キャパシタ130を用いた場合であっても機能、効果に変わりは無い。
すなわち、本実施の形態に係る接地回路53a,53bは、一端部10aが1/4波長を有する第2の先端開放線路120あるいはキャパシタを用いて高周波的に接地され、長さが1/4波長あるいはほぼ1/4波長を有する第1の伝送線路10を備える。また、接地回路53a,53bは、第1の伝送線路10の他端部10bに一方の端部20aが接続され、長さが1/4波長を有する第2の伝送線路20を備える。また、接地回路53a,53bは、第2の伝送線路20の他方の端部20bに一端が接続され、長さが1/4波長を有する第1の先端開放線路30を備える。さらに、接地回路53a,53bは、第1の伝送線路10の一端部10aに接続され、一端が直流的に接地された抵抗150あるいは直流リターン線路160を備える。
***本実施の形態の効果の説明***
図14及び図15のように、高周波的に接地された第1の伝送線路10の一端部10aに抵抗150あるいは直流リターン線路160を接続しても接地回路53a,53bの特性に影響を与えることはない。このため、本実施の形態によれば、広帯域で、取扱いの容易な接地回路53a,53bが得られる。
また、本実施の形態に係る接地回路53a,53bは、一端部がキャパシタあるいは第1の先端開放線路を用いて高周波的に接地された第1の伝送線路と、第2の伝送線路及び第1の先端開放線路で構成され、さらに、第1の伝送線路の一端部には一端が直流的に接地された抵抗あるいは直流リターン線路を設ける。このため、広帯域で、かつ、直流及び高周波的に接地された接地回路53a,53bを得ることができる。よって、接地回路53a,53bは、減衰器、検波器、増幅器等の種々のRF装置に応用でき、広帯域で取扱いの容易なRF装置を得ることができる。
また、本実施の形態に係る接地回路53a,53bによれば、直流及び高周波的に接地することができ、実施の形態1と同様にダイオードあるいはFET等の能動素子を用いて構成する検波器、減衰器または増幅器等のRF装置の実現に活用できる。
なお、本実施の形態で示した第1の伝送線路を直流及び高周波的に接地するための接続方法は、実施の形態1で示した第1の伝送線路の一端部を確実に高周波的に接地するための金属ブロックと第1の伝送線路の一端部との接続方法より、より容易に接続することができる。
また、本実施の形態に係る接地回路53a,53bによれば、直流及び高周波的に接地することができる上に、実装上の制約無く設計の自由度を向上させることができる。
実施の形態4.
本実施の形態では、実施の形態1〜3と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1〜3と同様である。また、実施の形態1〜3で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図16は、本実施の形態に係る接地回路54の構成を示す図である。図17は、本実施の形態に係る接地回路54を適用したRF装置の一種である無反射終端器100cのリターンロス特性の計算例を示す図である。図18は、本実施の形態に係る接地回路54の等価回路を示す図である。
***構成の説明***
図16に示す接地回路54は、基本的な構成は図1に示した実施の形態1のものと同様であるが、第1の伝送線路10の特性インピーダンスZ1を第2の伝送線路20の特性インピーダンスZ2よりも高く選んでいる点が異なる。
Z1とZ2とを図16に示すようなインピーダンス関係、すなわちZ1>Z2となるように構成する。このインピーダンス関係により、第2の伝送線路20の他方の端部20bから第2の伝送線路20側を見たインピーダンスZaの周波数に対するインピーダンスの広がりを小さくすることができ、より広帯域な接地回路54が得られる。
図17は、図18に示すようにZ1=70Ω、Z2=50Ωに選んだ場合の無反射終端器100cのリターンロス特性の計算例である。図18に示す等価回路において実施の形態1で説明した図6の等価回路と異なる点は、第1の伝送線路10の特性インピーダンスが70Ωである点である。
図17に示すように、リターンロスが20dB以上得られる帯域は比帯域で70%となる。実施の形態1で説明した図5で示したZ1=Z2=50Ωに選んだ無反射終端器100の場合と比較すると、本実施の形態に係る無反射終端器100cでは約1.25倍の広帯域化が図れることがわかる。
従って、本実施の形態に係る接地回路54を適用することにより、より広帯域なRF装置を得ることができる。
なお、本実施の形態では、上記のインピーダンス関係を実施の形態1の接地回路に適用した場合について示したが、図12,13の実施の形態2の接地回路、図14,15の実施の形態3の接地回路に上記のインピーダンス関係を適用しても効果は同じである。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように本実施の形態に係る接地回路54によれば、接地回路を構成する第1の伝送線路の特性インピーダンスが第2の伝送線路の特性インピーダンスよりも高くすることにより、より広帯域な接地回路が実現できる。このため、取扱いの容易でより広帯域なRF装置を得ることができる。
実施の形態5.
本実施の形態では、実施の形態1〜4と異なる事項について主に説明する。説明を省略する事項については実施の形態1〜4と同様である。また、実施の形態1〜4で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、第2の伝送線路20の他方の端部20bあるいは第1の先端開放線路30の一端30aの少なくともいずれかに抵抗170を接続した接地回路55a,55bについて説明する。
***構成の説明***
図19及び図20を用いて、本実施の形態に係る接地回路55a及び接地回路55bの構成について説明する。
図19に示す接地回路55aは、第2の伝送線路20の他方の端部20bに抵抗170を接続する。また、図20に示す接地回路55bは、第1の先端開放線路30の一端30aに抵抗170を接続する。
実施の形態1から実施の形態4で示した接地回路では、第1の伝送線路10、第2の伝送線路20、第1の先端開放線路30及び第2の先端開放線路120の長さは、それぞれ所望の周波数において1/4波長に選択されている。しかし、製造バラツキ等により、これら全て素子の長さを同一にできない場合がある。このような場合、帯域近傍で共振が生じ、広帯域に渡って低インピーダンスが得られないことになる。
本実施の形態では、第2の伝送線路20の他方の端部20bあるいは第1の先端開放線路30の一端30aに、約1Ω程度の抵抗170を接続することで帯域近傍の共振を著しく抑圧することができ、広帯域に渡って低インピーダンスを有する接地回路55a,55bを得ることができる。
図19及び図20では、抵抗170を第2の伝送線路20の他方の端部20bあるいは第1の先端開放線路30の一端30aにそれぞれ接続した場合について示したが、第2の伝送線路20の他方の端部20b及び第1の先端開放線路30の一端30aに同時に抵抗170を接続することにより、共振の抑圧力がより大きくなる。
なお、1Ω程度の小さな抵抗170でも著しく共振を抑圧することができるため、抵抗170により接地回路55a,55bのインピーダンスが高くなってしまうことはない。
***本実施の形態に係る効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る接地回路55a,55bを適用することで、広帯域で、取扱いが容易で、かつ、製造バラツキに強いRF装置を得ることができる。
また、本実施の形態に係る接地回路55a,55bによれば、第2の伝送線路の他方の端部あるいは第1の先端開放線路の一端の少なくとも一方に抵抗を接続することにより、第1の伝送線路、第2の伝送線路、第1の先端開放線路及び第2の先端開放線路の長さの違いによって生じる可能性のある帯域近傍の共振を抑圧することができる。このため、広帯域で取扱いが容易で、製造バラツキに強いRF装置を得ることができる。
なお、以上の実施の形態1から5では接地回路を増幅器、検波器、無反射終端器等のRF装置に適用した場合について説明したが、実施の形態1から5に係る接地回路を受信機、ビーコン送信機などの整合回路、共振回路に適用してもよい。
また、本発明の実施の形態1から5について説明したが、これら実施の形態1から5に含まれる発明を部分的に組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これら実施の形態1から5のうち、1つの部分を実施しても構わない。あるいは、これら実施の形態1から5のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 第1の伝送線路、10a 一端部、10b 他端部、20 第2の伝送線路、20a 一方の端部、20b 他方の端部、30 第1の先端開放線路、30a 一端、30b 他端、40 金属ブロック、50,50a,50b,51a,51b,52a,52b,53a,53b,54,55a,55b 接地回路、60,150,170 抵抗、70 信号供給線路、80 ダイオード、90 FET、100,100c 無反射終端器、100a,100b RF装置、101 信号出力端子、110 スルホール、120 第2の先端開放線路、130 キャパシタ、140 金ワイヤ、160 直流リターン線路、501 比較のための接地回路。

Claims (8)

  1. 信号の波長の4分の1の長さの第1の伝送線路であって、一端部が接地された第1の伝送線路と、
    前記波長の4分の1の長さの第2の伝送線路であって、前記第1の伝送線路の他端部に一方の端部が接続された第2の伝送線路と、
    前記第2の伝送線路の他方の端部に一端が接続されると共に他端が開放された第1の先端開放線路であって、前記波長の4分の1の長さの第1の先端開放線路と
    を備える接地回路。
  2. 前記第1の伝送線路は、
    前記第1の伝送線路の一端部が金属ブロックあるいはスルホールに接続される請求項1に記載の接地回路。
  3. 前記第1の伝送線路は、
    前記第1の伝送線路の一端部が前記波長の4分の1の長さの第2の先端開放線路あるいはキャパシタに接続される請求項1記載の接地回路。
  4. 前記第1の伝送線路は、
    前記第1の伝送線路の一端部が抵抗に接続され、
    前記抵抗は、
    直流的に接地された請求項3に記載の接地回路。
  5. 前記第1の伝送線路は、
    前記第1の伝送線路の一端部が直流リターン線路に接続され、
    前記直流リターン線路は、
    直流的に接地された請求項3に記載の接地回路。
  6. 前記接地回路は、
    前記第1の先端開放線路を2つ有する請求項1から5のいずれか1項に記載の接地回路。
  7. 前記第1の伝送線路の特性インピーダンスは、前記第2の伝送線路の特性インピーダンスよりも高い請求項1から6のいずれか1項に記載の接地回路。
  8. 前記第2の伝送線路の他方の端部あるいは第1の先端開放線路の一端の少なくともいずれかに抵抗を接続した請求項1から7のいずれか1項に記載の接地回路。
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