JP2016197519A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁部材を小型化でき、かつナット螺合時の外部接続端子の共回りを抑制することができる蓄電装置を提供すること。【解決手段】二次電池10の外部接続端子66は、ナット70が螺合可能で、かつバスバー60の軸部挿通孔60aに挿通された第1雄ねじ部67と、該第1雄ねじ部67に連設された第2雄ねじ部69と、を備える。絶縁部材57は、外部接続端子66の第2雄ねじ部69が螺合した雌ねじ穴57hを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、蓋部材の外側でバスバーを固定可能とする外部接続端子と、蓋部材から外部に突出した状態の引出端子と、引出端子と外部接続端子とを接続した端子接続部材と、端子接続部材と壁部とを絶縁する絶縁部材を含む蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える電池モジュールが搭載されている。電池モジュールは、蓄電装置としての二次電池同士をバスバーで電気的に接続して構成されている。例えば、特許文献1のバッテリ装置(二次電池)は、図8に示すように、電池モジュールから延出する金属端子81と、金属端子81を貫通するボルト(外部接続端子)82と、金属端子81と電池モジュールの筐体83との間を絶縁する絶縁体(絶縁部材)84とを備える。絶縁体84は、筐体83に向けて突出した係合突起84bを備え、この係合突起84bは、筐体83の表面から凹む凹部83aに挿入されている。
金属端子81は、クランク状である。金属端子81は、固定片81aを備え、この固定片81aは、絶縁体84を介してリベット(引出端子)86によって筐体83に固定される。なお、リベット86には、図示しない端子が接続され、この端子は電池セルに電気的に接続されている。また、金属端子81は、固定片81aよりも筐体83から離れた位置にある端子片81bを備える。
ボルト82は、六角形状の拡大部82aと、ボルト82の径方向に沿って拡大部82aより外側に突出した鍔部82bと、雄ねじを有する軸部82cとを備える。絶縁体84は、ボルト82の鍔部82bに下方から当接して金属端子81からのボルト82の脱落を防止する脱落防止部85を備える。脱落防止部85は、ボルト82の拡大部82aを囲む形状である。
特許文献1の電池モジュールでは、電池セルとボルト82とが、図示しない端子と、リベット86と、金属端子81を介して導通され、電気の授受が行われる。そして、バスバー88に設けられた貫通孔88aにボルト82を挿入し、バスバー88を端子片81b上に載せる。ボルト82の軸部82cにナット89を螺合することで、バスバー88がボルト82とナット89の間に挟持されるとともに、バスバー88と金属端子81が電気的に接続される。その結果、バスバー88を介して電池モジュール同士が電気的に接続される。
また、特許文献1では、ボルト82の軸部82cにナット89を螺合する際のボルト82の共回りを抑制するため、絶縁体84に脱落防止部85を設けており、この脱落防止部85は、拡大部82aを取り囲む壁部である。そして、特許文献1では、軸部82cへのナット89の螺合時、ボルト82の拡大部82aは脱落防止部85の内面に係止する。このとき、絶縁体84の係合突起84bと、筐体83の凹部83aとの係合により、絶縁体84の回転が規制されるため、その絶縁体84に一体の脱落防止部85によって、ボルト82の回転が阻止され、ボルト82の共回りが抑制される。
特許第4670958号公報
ところで、特許文献1では、ナット89螺合時のボルト82の共回りを抑制するために、絶縁体84に脱落防止部85を設けている。脱落防止部85は、ボルト82の拡大部82aを筐体83から絶縁しつつ、回り止めするため、ボルト82の拡大部82aを囲む大きさを必要とし、絶縁体84が大型化してしまう。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、絶縁部材を小型化でき、かつナット螺合時の外部接続端子の共回りを抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の電極同士が互いに絶縁された状態で積層された電極組立体と、前記電極組立体を収容するための開口部を有するケース本体と、前記ケース本体の前記開口部を閉塞するための蓋部材と、前記蓋部材の外側でバスバーを固定可能とするため前記蓋部材の外側に配置され、かつ前記バスバーの軸部挿通孔に挿通可能な外部接続端子と、前記ケース本体内で前記電極組立体と電気的に接続され、かつ前記蓋部材から外部に突出した状態の引出端子と、前記蓋部材の外側に配置され、かつ前記引出端子と前記外部接続端子とを接続した端子接続部材と、前記端子接続部材と前記蓋部材とを絶縁し、かつ前記端子接続部材を回り止めするとともに前記蓋部材に回り止めされた絶縁部材を含む蓄電装置であって、前記外部接続端子は、前記ナットが螺合可能で、かつ前記軸部挿通孔に挿通された第1雄ねじ部と、該第1雄ねじ部に連設された第2雄ねじ部と、を備え、前記絶縁部材は、前記外部接続端子の前記第2雄ねじ部が螺合した雌ねじ穴を備えることを要旨とする。
これによれば、外部接続端子の第2雄ねじ部が絶縁部材の雌ねじ穴に螺合され、雌ねじ穴の底に第2雄ねじ部の先端が当接している。このため、ナット螺合時に、外部接続端子が共回りしようとしても、第2雄ねじ部の雌ねじ穴への螺進が規制され、外部接続端子の回転が規制される結果、外部接続端子の共回りが抑制される。そして、共回りの抑制を、外部接続端子の第2雄ねじ部と絶縁部材の雌ねじ穴とで構成している。例えば、外部接続端子をボルト状とする場合と比べると、第2雄ねじ部の直径をボルト頭部より小径化し、ボルト頭部を回り止めするための構成も小さくすることができ、その結果として、絶縁部材を小型化することができる。
また、蓄電装置について、前記第2雄ねじ部の直径は、前記第1雄ねじ部の直径より大きくてもよい。
これによれば、第2雄ねじ部が螺合する雌ねじ穴も大径化されるため、絶縁部材において、ナット締結時のトルクを受け止める部分も大きくなり、ナット締結時に絶縁部材に発生する応力を緩和することができる。
また、蓄電装置について、前記第1雄ねじ部と前記第2雄ねじ部とは同径、同種の雄ねじであってもよい。
これによれば、絶縁部材の雌ねじ穴に対し外部接続端子を螺合する際、第1雄ねじ部と第2雄ねじ部のいずれも螺合することができる。
また、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、絶縁部材を小型化でき、かつナット螺合時の外部接続端子の共回りを抑制することができる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 外部接続端子を示す斜視図。 (a)は実施形態の二次電池内を示す部分断面図、(b)は実施形態の二次電池を示す部分平面図。 (a)は比較例の二次電池内を示す部分断面図、(b)は比較例の二次電池を示す部分平面図。 別例の外部接続端子を示す部分断面図。 背景技術を示す図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10はケース11を備え、ケース11には電極組立体12が収容されている。ケース11は、四角箱状のケース本体14と、このケース本体14の開口部14aを閉塞する矩形平板状の蓋部材15とを有している。蓋部材15は、ケース本体14の開口端に溶接によって接合されている。なお、本実施形態の二次電池10はリチウムイオン電池である。二次電池10は、電極組立体12と電気の授受を行う正極端子構造16及び負極端子構造17を備える。
図3に示すように、電極組立体12は、シート状の正極電極21とシート状の負極電極31とを備える。正極電極21は、正極金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)22と、その両面に正極活物質を塗布して構成された正極活物質層23とを有する。負極電極31は、負極金属箔(本実施形態では銅箔)32と、その両面に負極活物質を塗布して構成された負極活物質層33とを有する。そして、電極組立体12は、正極電極21と負極電極31の間にこれらを絶縁するセパレータ24を介在させて層状とした積層構造を有する。
正極電極21は、正極金属箔22の一辺22aに沿って正極活物質が塗布されていない正極未塗工部22bを有している。正極電極21は、一辺22aの一部から突出する形状のタブ25を有する。負極電極31は、負極金属箔32の一辺32aに沿って負極活物質が塗布されていない負極未塗工部32bを有している。負極電極31は、一辺32aの一部から突出する形状のタブ35を有する。
図1に示すように、正極のタブ25及び負極のタブ35は、正極電極21及び負極電極31が積層された状態で、正極のタブ25と負極のタブ35とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。電極組立体12を構成する各正極電極21は、それぞれのタブ25が積層方向Lに沿って列状に配置されるように積層される。同様に、電極組立体12を構成する各負極電極31は、それぞれのタブ35が積層方向Lに沿って列状に配置されるように積層される。
二次電池10は、正極のタブ群36を有する。正極のタブ群36は、全ての正極のタブ25を電極組立体12における積層方向Lの一端側に寄せ集め、積層して構成されている。また、二次電池10は、負極のタブ群36を有する。負極のタブ群36は、全ての負極のタブ35を電極組立体12における積層方向Lの一端側に寄せ集め、積層して構成されている。
正極のタブ群36には、電極組立体12と、後述の正極端子構造16とを電気的に接続するための正極の導電部材51が接合されている。また、負極のタブ群36には、電極組立体12と、後述の負極端子構造17とを電気的に接続するための負極の導電部材51が接合されている。各導電部材51は、矩形板状である。導電部材51は、長辺の延びる方向に沿った一端部に挿通孔52aを有し、この挿通孔52aには後述の引出端子61が挿通可能である。
次に、二次電池10が備える内側絶縁カバー55について説明する。
図1に示すように、二次電池10は、ケース11内に内側絶縁カバー55を備え、内側絶縁カバー55は、負極の導電部材51及び正極の導電部材51と、蓋部材15との間に介在している。内側絶縁カバー55は、長辺の延びる方向の両端部に挿通孔56を有している。
次に、正極端子構造16及び負極端子構造17を説明する。なお、図5(a)には負極端子構造17を図示しているが、正極端子構造16は負極端子構造17と同じであるため、その図示を省略する。
まず、正極端子構造16及び負極端子構造17を設けるための蓋部材15の構成について説明する。蓋部材15は、ケース11の外側に臨む外面15c及びケース11の内側に臨む内面15dを有し、蓋部材15において、外面15cと内面15dを最短距離で結ぶ方向を厚み方向とする。
図1に示すように、蓋部材15は、長辺の延びる方向に沿った両端側に係止凹部15fを備える。各係止凹部15fは、外面15cから厚み方向に沿って凹む。蓋部材15を外面15cから見て、係止凹部15fは四角形状である。係止凹部15fは蓋部材15をプレスして形成されている。また、蓋部材15は、長辺の延びる方向において、各係止凹部15fより内側に挿通孔15bを備える。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外面15cに配置される絶縁部材57を備える。絶縁部材57は合成樹脂製である。絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cから見て矩形状である。絶縁部材57は、蓋部材15に対峙する裏面57aから突出する係止凸部57bを備える。係止凸部57bは、絶縁部材57の長辺の延びる方向に沿った一端側に位置する。係止凸部57bは、蓋部材15に向けて四角柱状に突出した形状である。そして、係止凸部57bは、蓋部材15の係止凹部15fに挿入されている。係止凸部57bの四つの側面は、係止凹部15fの四つの内側面に接触し、係止している。この接触により、絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cに沿う方向への移動が規制され、外面15c上での回転も規制されている。
また、絶縁部材57は、表面57cの四側縁部から立設した形状の係止リブ57gを備える。係止リブ57gは、蓋部材15の外面15cから見て四角枠状である。絶縁部材57は、長辺の延びる方向に沿った一端側に雌ねじ穴57hを備える。雌ねじ穴57hは、表面57cから裏面57aに向けて凹み、絶縁部材57の樹脂材を直接加工して設けられている。絶縁部材57は、長辺の延びる方向に沿った他端側に挿通孔57eを備える。挿通孔57eは、絶縁部材57の表面57cと裏面57aとを結ぶ方向に貫通するとともに、蓋部材15の挿通孔15bと合致する位置にある。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、矩形平板状の端子接続部材53を有している。端子接続部材53は、絶縁部材57に対峙する裏面53aと、裏面53aと平行な表面53bを有し、裏面53aと表面53bを最短距離で結ぶ直線の延びる方向を端子接続部材53の厚み方向とする。端子接続部材53は、長辺の延びる方向の一端に貫通孔54を有し、長辺の延びる方向の他端に挿通孔53cを有している。挿通孔53c及び貫通孔54は、端子接続部材53を厚み方向に貫通する。
端子接続部材53は、絶縁部材57の表面57c上に支持されるとともに、係止リブ57gの内側に収容されている。係止リブ57gは、端子接続部材53の四辺に沿う側縁部に接触し、この接触により、端子接続部材53は、絶縁部材57の表面57cに沿う方向への移動が規制され、絶縁部材57に対し、回り止めされている。端子接続部材53が回り止めされた状態では、端子接続部材53の挿通孔53cは、絶縁部材57の挿通孔57eと合致している。
図5(a)に示すように、正極端子構造16及び負極端子構造17は、電極組立体12の各タブ群36と導電部材51を介して電気的に接続された引出端子61を備える。引出端子61は、端子接続部材53と電気的に接続される第1接続部61aと、導電部材51と電気的に接続される第2接続部61bと、第1接続部61aと第2接続部61bを繋ぐ連結部61cとを備える。第1接続部61a及び第2接続部61bは、引出端子61を軸方向にかしめることによって形成されている。
引出端子61の第1接続部61aは、端子接続部材53の表面53bに係止するとともに、この係止によって引出端子61と端子接続部材53が電気的に接続されている。連結部61cは、端子接続部材53の挿通孔53c、絶縁部材57の挿通孔57e、蓋部材15の挿通孔15b、内側絶縁カバー55の挿通孔56、及び導電部材51の挿通孔52aを貫通している。また、引出端子61の第2接続部61bは、導電部材51において、各タブ群36の接合された面に係止し、この係止によって引出端子61と導電部材51が電気的に接続されている。よって、引出端子61は、導電部材51と端子接続部材53とを電気的に接続するとともに、端子接続部材53と、絶縁部材57と、蓋部材15と、内側絶縁カバー55と、導電部材51とを一体化している。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、端子接続部材53に接続された外部接続端子66を備える。正極の外部接続端子66は、端子接続部材53、引出端子61、及び導電部材51を介して、正極電極21の正極のタブ群36と電気的に接続されている。また、負極の外部接続端子66は、端子接続部材53、引出端子61、及び導電部材51を介して、負極電極31のタブ群36と電気的に接続されている。
外部接続端子66は、絶縁部材57によって蓋部材15から絶縁されている。また、外部接続端子66は、蓋部材15の外側でバスバー60を固定可能とするため蓋部材15の外面に配置されている。なお、バスバー60は、矩形板状である。バスバー60は長辺の延びる方向の両端に軸部挿通孔60aを備える。
外部接続端子66は金属製である。図4に示すように、外部接続端子66は、第1雄ねじ部67と、保持部68と、第2雄ねじ部69とを、外部接続端子66の軸方向に連続した状態で備える。
図5(a)に示すように、第1雄ねじ部67には、バスバー締結用のナット70が螺合可能である。また、第1雄ねじ部67は、絶縁部材57の表面57cよりも外側に向けて突出している。第2雄ねじ部69は、第1雄ねじ部67よりも直径の大きいねじであり、異種のねじである。なお、第1雄ねじ部67と第2雄ねじ部69のねじの向きは同じである。そして、第2雄ねじ部69は、絶縁部材57の雌ねじ穴57hに螺合され、この螺合によって外部接続端子66が絶縁部材57に一体化されている。
第2雄ねじ部69の先端は、雌ねじ穴57hの底面に当接しており、この当接によって第2雄ねじ部69のそれ以上の螺進が規制され、外部接続端子66が回り止めされている。また、第2雄ねじ部69と蓋部材15との間に、雌ねじ穴57hの底(絶縁部材57)が介在することから、外部接続端子66と蓋部材15とが絶縁部材57によって絶縁されている。
外部接続端子66の保持部68は、雄ねじの形成されていない部位であり、外部接続端子66の軸方向の途中に存在する。この保持部68を図示しない治具で保持することで、第2雄ねじ部69の雌ねじ穴57hの螺合作業が容易となる。
図5(b)に示すように、絶縁部材57の短辺方向に沿う寸法である幅はH1であり、この幅H1は、蓋部材15の短辺に沿う長さより短い。蓋部材15の短辺に沿って、蓋部材15の長辺と絶縁部材57の長辺とを最短距離で結ぶ直線の長さはL1である。また、外部接続端子66における第2雄ねじ部69の直径はN1である。外部接続端子66の回り止めのために、外部接続端子66に第2雄ねじ部69を設けるとともに、その第2雄ねじ部69が螺合可能な雌ねじ穴57hを絶縁部材57に設けている。この第2雄ねじ部69を蓋部材15から絶縁するため、絶縁部材57は、第2雄ねじ部69の直径N1より長い幅H1が必要である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、外部接続端子としてボルト状のものを使用した場合を比較例として説明する。ボルト状の外部接続端子71は、六角形状のボルト頭部72と、ボルト頭部72から突出した形状の軸部73とを有する。この場合、比較例では、絶縁部材77は、ボルト頭部72の軸方向全体を収容する六角形状の壁部77aを有し、この壁部77aによって外部接続端子71を回り止めする。そして、端子接続部材53は、絶縁部材77に収容されて回り止めされるとともに、絶縁部材77は、実施形態と同様に蓋部材15の係止凹部15fに係止凸部77bを係止させて回り止めされている。バスバー60は、外部接続端子71のボルト頭部72上及びバスバー60上に支持される。そして、ナット70が軸部73に螺合されると、絶縁部材77の壁部77aによって外部接続端子71が回り止めされる。
比較例では、外部接続端子71の回り止めのために、ボルト頭部72を設けるとともに、そのボルト頭部72を囲む壁部77aを設けている。比較例において、絶縁部材77の短辺の延びる方向に沿う寸法である幅はH2であり、この幅H2は、蓋部材15の短辺の延びる方向に沿う長さより短い。蓋部材15の短辺の延びる方向に沿って、蓋部材15の長辺と絶縁部材57の長辺とを最短距離で結ぶ直線の長さはL2である。また、ボルト頭部72の直径をN2とする。
実施形態の第2雄ねじ部69の直径N1は、比較例のボルト頭部72の直径N2より短い。このため、第2雄ねじ部69を絶縁するための絶縁部材57の幅H1も、比較例のボルト頭部72を絶縁するための絶縁部材77の幅H2より短くなる。その結果として、蓋部材15の長辺と、絶縁部材57の長辺とを最短距離で結ぶ直線L1の長さは、比較例における、蓋部材15の長辺と、絶縁部材77の長辺とを最短距離で結ぶ直線L2の長さより長い。
次に、二次電池10の作用を記載する。
異なる二次電池10同士は、バスバー60によって電気的に接続される。そして、二次電池10同士は、バスバー60の一方の軸部挿通孔60aに、正極の第1雄ねじ部67が挿通され、他方の軸部挿通孔60aに別の二次電池10の負極の第1雄ねじ部67が挿通される。バスバー60は、端子接続部材53の表面53bに支持される。
各第1雄ねじ部67にナット70が螺合されることにより、ナット70と、端子接続部材53との間にバスバー60が挟持されるとともに、バスバー60が端子接続部材53と電気的に接続される。ナット70を螺合するためのトルクは、第2雄ねじ部69を介して絶縁部材57の雌ねじ穴57hに受け止められる。ここで、絶縁部材57の係止凸部57bが、蓋部材15の係止凹部15fに係止し、絶縁部材57は回り止めされている。この結果、回り止めされた絶縁部材57に螺合された外部接続端子66は回り止めされ、外部接続端子66の共回りが抑制される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)外部接続端子66は第2雄ねじ部69を備え、この第2雄ねじ部69は絶縁部材57の雌ねじ穴57hに螺合している。このため、ナット70を外部接続端子66の第1雄ねじ部67に螺合する際、雌ねじ穴57hの底に第2雄ねじ部69が当接し、それ以上の第2雄ねじ部69の螺進が規制されることによって外部接続端子66が回り止めされ、外部接続端子66の共回りが抑制される。よって、外部接続端子66の回り止めのために、外部接続端子66にボルト頭部を設ける場合と比べて、外部接続端子66の径方向への寸法を短くでき、外部接続端子66を蓋部材15から絶縁するために絶縁部材57に設ける部位の寸法も短くできる。その結果として、外部接続端子66の回り止めのために、外部接続端子66にボルト頭部を設ける場合と比べて、蓋部材15の短辺の延びる方向に沿った絶縁部材57の寸法を短くすることができ、絶縁部材57を小型化することができる。
(2)二次電池10の製造工程には、ケース本体14内に電極組立体12を収容した後、ケース本体14の開口部14aを蓋部材15で閉塞するため、正極端子構造16及び負極端子構造17が組付けられた蓋部材15をケース本体14に溶接する工程がある。本実施形態では、蓋部材15の短辺の延びる方向に沿った絶縁部材57の寸法を短くできるため、蓋部材15の周縁から絶縁部材57を遠ざけることができ、溶接工程の際、溶接の熱の影響を絶縁部材57に及び難くすることができる。
(3)外部接続端子66において、絶縁部材57に螺合される第2雄ねじ部69の直径N1は、第1雄ねじ部67の直径より長い。このため、例えば、第2雄ねじ部69と第1雄ねじ部67を同径とする場合と比べると、螺合時に雌ねじ穴57hに発生する応力を緩和できる。
(4)雌ねじ穴57hは、絶縁部材57を直接加工して設けられている。このため、例えば、絶縁部材57内にナットを埋設して雌ねじ穴を設ける場合と比べて、絶縁部材57を小型化することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図7に示すように、外部接続端子66において、第1雄ねじ部67と第2雄ねじ部69は同径で、かつねじの向きが同じ同種であってもよい。このように構成した場合、絶縁部材57の雌ねじ穴57hに対する螺合は、第1雄ねじ部67及び第2雄ねじ部69のどちらで行ってもよく、絶縁部材57への外部接続端子66の螺合が容易となる。
○ 第2雄ねじ部69は第1雄ねじ部67より小径であってもよい。
○ 絶縁部材57に、端子接続部材53の全体を囲む四角枠状の係止リブ57gを設け、この係止リブ57gによって端子接続部材53を回り止めしたが、端子接続部材53を回り止めできれば、係止リブ57gは、四角枠状でなくてもよい。例えば、端子接続部材53の長辺に沿う一対の側縁部に当接可能な2本の係止リブ57gでもよいし、絶縁部材57の四つ角に沿うように四箇所に設けられたL字状の係止リブ57gでもよい。
○ 絶縁部材57に係止凸部57bを設け、この係止凸部57bを蓋部材15の係止凹部15fに係止させて絶縁部材57を回り止めしたが、絶縁部材57の回り止め方法は適宜変更してもよい。例えば、蓋部材15の係止凹部15fを、絶縁部材57の全体が入り込む矩形状に変更してもよい。
○ 引出端子61と導電部材51との接続はかしめでなく、溶接や螺子止めであってもよい。
○ 実施形態では、正極電極21は、正極金属箔22の両面に正極活物質層23を有するとしたが、正極金属箔22の片面のみに正極活物質層23を有していてもよい。同様に、負極電極31は、負極金属箔32の両面に負極活物質層33を有するとしたが、負極金属箔32の片面のみに負極活物質層33を有していてもよい。
○ 実施形態では、二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、他の二次電池であってもよい。要は、セパレータ24及び電解液を介して正極活物質層23と負極活物質層33との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 蓄電装置は電気二重層コンデンサ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記絶縁部材は前記壁部に向けて突出した形状の係止凸部を備えるとともに、前記壁部は前記係止凸部が係止する係止凹部を備え、前記係止凸部と前記係止凹部との係止によって、前記壁部の外面に沿う方向への前記絶縁部材の回転が規制されている蓄電装置。
(ロ)前記絶縁部材は前記端子接続部材の側縁部に係止する係止リブを備え、前記端子接続部材の側縁部と前記係止リブとの係止によって、前記絶縁部材の表面に沿う方向への前記端子接続部材の回転が規制されている蓄電装置。
N1,N2…直径、10…蓄電装置としての二次電池、12…電極組立体、14…ケース本体、14a…開口部、15…蓋部材、15c…外面、21…電極としての正極電極、31…電極としての負極電極、53…端子接続部材、57…絶縁部材、57h…雌ねじ穴、60…バスバー、60a…軸部挿通孔、61…引出端子、66…外部接続端子、67…第1雄ねじ部、69…第2雄ねじ部、70…ナット。

Claims (4)

  1. 異なる極性の電極同士が互いに絶縁された状態で積層された電極組立体と、
    前記電極組立体を収容するための開口部を有するケース本体と、
    前記ケース本体の前記開口部を閉塞するための蓋部材と、
    前記蓋部材の外側でバスバーを固定可能とするため前記蓋部材の外側に配置され、かつ前記バスバーの軸部挿通孔に挿通可能な外部接続端子と、
    前記ケース本体内で前記電極組立体と電気的に接続され、かつ前記蓋部材から外部に突出した状態の引出端子と、
    前記蓋部材の外側に配置され、かつ前記引出端子と前記外部接続端子とを接続した端子接続部材と、
    前記端子接続部材と前記蓋部材とを絶縁し、かつ前記端子接続部材を回り止めするとともに前記蓋部材に回り止めされた絶縁部材を含む蓄電装置であって、
    前記外部接続端子は、ナットが螺合可能で、かつ前記軸部挿通孔に挿通された第1雄ねじ部と、
    該第1雄ねじ部に連設された第2雄ねじ部と、を備え、
    前記絶縁部材は、前記外部接続端子の前記第2雄ねじ部が螺合した雌ねじ穴を備えることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記第2雄ねじ部の直径は、前記第1雄ねじ部の直径より大きい請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1雄ねじ部と前記第2雄ねじ部とは同径、同種の雄ねじである請求項1に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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