JP2019153383A - 蓄電装置 - Google Patents

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真也 木村
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Abstract

【課題】絶縁部材又は導電部材に対し爪部を係止できる蓄電装置を提供する。【解決手段】内側絶縁部材35は、導電部材17と蓋14とを絶縁する。絶縁カバー50は、積層方向の一端側においてタブ群15とケース本体13の内面との間に介在するケース側絶縁部51、導電部材17と蓋14との間に介在する板状の蓋側絶縁部52、及び導電部材17と電極組立体12との間に介在する板状の電極側絶縁部53を有する。電極側絶縁部53は、積層方向の他端側に位置する端部に、内側絶縁部材35に係止可能な爪部56を有するとともに、タブ群15の第2延在部15eと電極組立体12との間に介在する。電極側絶縁部53は、第2延在部15eと対向する部分に、電極組立体12に向けて凹む回避部61を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、絶縁カバーを備える蓄電装置に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、走行用モータへの供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などが搭載されている。二次電池は、シート状の正極電極及び負極電極が絶縁された状態で積層された電極組立体と、電極組立体を収容するケースとを備える。電極組立体は、正極電極の一辺から突出した正極タブが積層された正極タブ群と、負極電極の一辺から突出した負極タブが積層された負極タブ群とを有する。ケースは、有底筒状のケース本体と、ケース本体の開口部を閉塞する蓋とを有する。二次電池は、電極組立体と電気を授受する各極性の電極端子と、タブ群と電極端子とを電気的に接続する矩形板状の各極性の導電部材とを備える。各導電部材は、長手方向の一端部にタブ群と接合される電極接合部を備え、長手方向の他端部に電極端子と接合される端子接合部を備える。各導電部材は、蓋の内面に沿って配置される。
特許文献1に開示の二次電池は、導電部材の端子接合部と蓋の内面との間に配置される絶縁部材と、正極電極及び負極電極の積層方向の一端側から他端側に向けて取り付けられる絶縁カバーを備える。絶縁部材は、導電部材と蓋とを絶縁する。絶縁カバーは、蓋側絶縁部、ケース側絶縁部、及び端子側絶縁部を有する。蓋側絶縁部は、導電部材の電極接合部と蓋の内面との間に配置され、導電部材と蓋とを絶縁する。ケース側絶縁部は、積層方向の一端側においてタブ群とケース本体の内面との間に配置され、タブ群とケース本体とを絶縁する。端子側絶縁部は、導電部材の端子接合部と電極組立体との間に配置され、導電部材と電極組立体とを絶縁する。端子側絶縁部は、積層方向の他端側に位置する端部に、絶縁部材に係止可能な爪部を有する。なお、端子側絶縁部の爪部は、導電部材に係止される構成にしてもよい。
特許文献2に開示の二次電池では、タブ群は、積層方向に沿って延びる第1延在部と、第1延在部と繋がり、積層方向の一端側で屈曲された屈曲部と、屈曲部から延びる第2延在部とを有する。このような構成のタブ群では、屈曲部が屈曲前の形状に戻ろうとすることにより、第2延在部が屈曲部を軸に電極組立体側に向けて回動することがある。すると、タブ群が電極組立体に接触し、タブ群と電極組立体とが短絡する虞がある。このため、例えば、特許文献1に開示の絶縁カバーを採用する場合、端子側絶縁部をタブ群に向けて延長し、タブ群の第2延在部と電極組立体とを絶縁するタブ側絶縁部を設けることが考えられる。
特開2017−117647号公報 特開2015−106534号公報
ところで、端子側絶縁部とタブ側絶縁部とが連続する構成の絶縁カバーにおいて、タブ側絶縁部は、電極組立体側に回動する第2延在部により電極組立体側に押し下げられることがある。すると、タブ側絶縁部と連続する端子側絶縁部も電極組立体側に押し下げられる。これにより、絶縁部材又は導電部材に対して端子側絶縁部の爪部を係止できない虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、絶縁部材又は導電部材に対し爪部を係止できる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、電極が積層され、かつ前記電極から突出したタブが積層されたタブ群を有する電極組立体と、前記電極組立体を収容するケース本体、及び前記ケース本体の開口部を閉塞する矩形板状の蓋を有するケースと、前記蓋に固定された電極端子と、前記蓋の内面に沿うように配置され、前記タブ群及び前記電極端子と接合された板状の導電部材と、前記導電部材と前記蓋とを絶縁する絶縁部材と、前記電極の積層方向の一端側において前記タブ群と前記ケース本体の内面との間に介在するケース側絶縁部、前記導電部材と前記蓋との間に介在する板状の蓋側絶縁部、及び前記導電部材と前記電極組立体との間に介在する板状の電極側絶縁部を有する絶縁カバーと、を備え、前記タブ群は、前記積層方向に沿って延びる第1延在部と、前記第1延在部と繋がり、前記積層方向の一端側で屈曲された屈曲部と、前記屈曲部から延びる第2延在部とを有し、前記電極側絶縁部は、前記積層方向の他端側に位置する端部に、前記導電部材又は前記絶縁部材に係止可能な爪部を有するとともに、前記第2延在部と前記電極組立体との間に介在し、かつ前記第2延在部と対向する部分に、前記電極組立体に向けて凹む回避部を備えることを要旨とする。
タブ群の屈曲部が屈曲前の形状に戻ろうとすることにより、第2延在部は、屈曲部を軸に電極組立体側に回動することがある。このため、絶縁カバーを積層方向の一端側から他端側に向けて取り付ける際、電極側絶縁部における第2延在部と対向する部分は、第2延在部によって電極組立体のタブ側端面に向けて押し下げられ、電極側絶縁部の位置は、電極組立体側に下がる。さらに絶縁カバーを挿入し続けると、電極組立体側に凹む回避部とタブ群の第2延在部とが対向し、凹んだ部分に第2延在部の一部が収容される。これにより、第2延在部がタブ側絶縁部を押し下げる力が吸収され、タブ側絶縁部は、押し下げられる前の位置に戻る。よって、絶縁部材又は導電部材に対して爪部を係止できる。
また、上記蓄電装置について、前記電極側絶縁部は、前記導電部材寄りの第1面に、前記積層方向に延び、かつ前記爪部が位置する第1リブを備えるとともに、前記第1面とは反対側の面であり、かつ前記電極組立体寄りの第2面に、前記第1リブに沿って延びる第2リブを備えるのが好ましい。
電極側絶縁部が第1リブ及び第2リブの何れか一方を備える場合、絶縁カバーを射出成形する際に、第1面と第2面とで収縮力に差が生じることで、電極側絶縁部に反りが発生することがある。これに対し、第1面に設けられた第1リブと同様のリブを、第2リブとして第2面にも設けることで、第1面と第2面との収縮力の差を低減できる。よって、絶縁カバーの形成時における電極側絶縁部の反りの発生を抑制できる。
また、上記蓄電装置について、前記絶縁部材の主成分は、樹脂である。
また、上記蓄電装置について、前記蓄電装置は、二次電池である。
本発明によれば、絶縁部材又は導電部材に対し爪部を係止できる。
実施形態の二次電池の分解斜視図。 二次電池の断面図。 絶縁カバーの斜視図。 図2における4−4線断面図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース11と、ケース11に収容された電極組立体12とを備える。ケース11は、直方体状のケース本体13と、ケース本体13の開口部13aを閉塞する矩形平板状の蓋14とを有する。ケース11を構成するケース本体13と蓋14は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム)である。また、本実施形態の二次電池10は、その外観が角型をなす角型電池である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
ケース本体13は、矩形板状の底壁13bと、底壁13bの一対の長側縁部から立設された長側壁13cと、底壁13bの一対の短側縁部から立設された短側壁13dとを有する。蓋14において、ケース11の内側に臨む面を内面14aとし、ケース11の外側に臨む面を外面14bとする。
図3に示すように、電極組立体12は、シート状の複数の電極としての正極電極21と、電極としての負極電極22と、セパレータ23とを備える。電極組立体12は、正極電極21と負極電極22との間にセパレータ23を介在させ、かつ相互に絶縁させた状態で積層した層状構造を備える。正極電極21及び負極電極22が積層された方向を積層方向とする。蓋14の短手方向は、積層方向と一致する。
正極電極21は、矩形シート状の正極金属箔(例えばアルミニウム箔)24と、正極金属箔24の両面に存在する正極活物質層25とを有する。正極電極21は、一対の長縁部のうちの一方の長縁部の一部から突出した矩形状の正極のタブ26を有する。正極のタブ26は、正極活物質層25が存在せず、正極金属箔24そのもので構成されている。負極電極22は、矩形シート状の負極金属箔(例えば銅箔)27と、負極金属箔27の両面に存在する負極活物質層28とを有する。負極電極22は、一対の長縁部のうち一方の長縁部の一部から突出した矩形状の負極のタブ26を有する。負極のタブ26は、負極活物質層28が存在せず、負極金属箔27そのもので構成されている。
各正極電極21は、それぞれの正極のタブ26が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。各負極電極22は、それぞれの負極のタブ26が、正極のタブ26と重ならない位置で積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。電極組立体12は、正極のタブ26が積層された正極のタブ群15と、負極のタブ26が積層された負極のタブ群15とを備える。電極組立体12において、正極及び負極のタブ群15が存在する端面をタブ側端面12aとする。電極組立体12は、タブ側端面12a以外の端面が絶縁フィルムFに覆われることで、ケース本体13から絶縁される。
タブ群15は、タブ26の基端部が寄せ集められ、かつ電極組立体12のタブ側端面12aから離れる方向に延びる集箔部15aと、集箔部15aよりも先端側で屈曲された第1屈曲部15bとを有する。また、タブ群15は、第1屈曲部15bから積層方向に沿って延びる第1延在部15cと、第1延在部15cよりも先端側で屈曲された屈曲部としての第2屈曲部15dとを有する。また、タブ群15は、第2屈曲部15dから延びる第2延在部15eを有する。第2屈曲部15dは、積層方向の一端側に位置し、第1屈曲部15bは、積層方向の他端側に位置する。よって、第1延在部15cは、積層方向の一端側から他端側に延びている。
図2に示すように、正極のタブ群15には、電極組立体12と後述する正極の端子構造部16とを電気的に接続するための矩形板状の正極の導電部材17が接合される。また、負極のタブ群15には、電極組立体12と後述する負極の端子構造部16とを電気的に接続するための矩形板状の負極の導電部材17が接合される。各極性の導電部材17は、蓋14の内面14aに沿うようにして、蓋14の内面14aと電極組立体12のタブ側端面12aとの間に配置されている。導電部材17の長手方向は、蓋14の長手方向と一致し、導電部材17の短手方向は、積層方向と一致する。導電部材17の長手方向の端部のうち、蓋14の長手方向の中央寄りの端部を一端部とし、蓋14の短縁部寄りの端部を他端部とする。導電部材17は、長手方向の一端部にタブ群15と接合された電極接合部17aを備え、長手方向の他端部に端子構造部16の一部と接合された端子接合部17bを備える。
正極の端子構造部16は、蓋14の長手方向の一端側に配置され、負極の端子構造部16は、蓋14の長手方向の他端側に配置される。端子構造部16は、電極組立体12と電気を授受する電極端子としての引出端子31を備える。引出端子31の一端は、導電部材17の端子接合部17bと電気的に接続されている。引出端子31の他端は、蓋14を貫通してケース11の外部に突出している。端子構造部16は、ケース11の外部で引出端子31の他端と電気的に接続された端子接合部材32と、端子接合部材32と電気的に接続された外部接続端子33とを備える。
また、端子構造部16は、ケース11の外部に配置された外側絶縁部材34と、ケース11の内部に配置された絶縁部材としての内側絶縁部材35とを備える。外側絶縁部材34及び内側絶縁部材35の主成分は、樹脂である。外側絶縁部材34は、端子接合部材32及び外部接続端子33と蓋14の外面14bとの間に配置され、端子接合部材32及び外部接続端子33と蓋14とを絶縁する。
図2及び図4に示すように、内側絶縁部材35は、矩形板状の板状絶縁部36を備える。板状絶縁部36は、導電部材17の端子接合部17bと蓋14の内面14aとの間に配置されている。引出端子31は板状絶縁部36を貫通する。図4に示すように、板状絶縁部36は、蓋14の長手方向に延びる一対の縁部から電極組立体12に向けて立設する第1壁部(図示せず)及び第2壁部37bを備える。第1壁部は、積層方向の一端側に位置し、第2壁部37bは、積層方向の他端側に位置する。図2に示すように、板状絶縁部36は、積層方向に延びる一対の縁部のうち、蓋14の長手方向の短縁部寄りに位置する縁部に第3壁部37cを備える。よって、第1〜第3壁部37b,37cは、板状絶縁部36の厚さ方向から見たとき、蓋14の長手方向の中央に向けて開口するコ字型である。積層方向において、第1壁部の内面と第2壁部37bの内面との距離は、端子接合部17bの短手方向の寸法よりも僅かに大きい。
図4に示すように、内側絶縁部材35は、板状絶縁部36における蓋14の内面14aと対向する面とは反対側の面と、第1〜第3壁部37b,37cの内面とによって囲まれた収容部38を備える。導電部材17の端子接合部17bは、収容部38に収容されるとともに、第1壁部と第2壁部37bとによって積層方向に挟持されている。また、導電部材17は、蓋14の長手方向の短縁部側に移動しないように第3壁部37cによって位置決めされる。
電極組立体12、蓋14、各極性の端子構造部16、及び各極性の導電部材17は、蓋端子組立体Wとして一体化されている。
図1及び図2に示すように、二次電池10は、電極組立体12のタブ側端面12aと蓋14の内面14aとの間に配置された絶縁カバー50を備える。絶縁カバー50の主成分は樹脂である。絶縁カバー50は、蓋端子組立体Wに対し、積層方向の一端側から他端側に向けて取り付けられる。
図1及び図3に示すように、絶縁カバー50は、矩形板状のケース側絶縁部51を備える。図4に示すように、ケース側絶縁部51は、各極性のタブ群15の第2屈曲部15dを積層方向の一端側から覆い、各極性のタブ群15とケース本体13の内面とを絶縁する。よって、ケース側絶縁部51は、積層方向の一端側において、タブ群15とケース本体13との間に介在する。
図2及び図3に示すように、絶縁カバー50は、蓋14の長手方向に延びるケース側絶縁部51の一対の長縁部のうち、蓋14寄りの長縁部から積層方向の他端側に向けて延出した矩形板状の蓋側絶縁部52を備える。蓋側絶縁部52の長手方向は、蓋14の長手方向と一致し、蓋側絶縁部52の短手方向は、積層方向と一致する。蓋側絶縁部52は、各極性の導電部材17の電極接合部17aと蓋14の内面14aとの間に介在し、各極性の導電部材17と蓋14とを絶縁する。蓋側絶縁部52は、各極性の導電部材17の電極接合部17aに支持されている。
図1及び図4に示すように、絶縁カバー50は、ケース側絶縁部51の一対の長縁部のうち、電極組立体12寄りの長縁部の一部から積層方向の他端側に向けて延出した板状の各極性の電極側絶縁部53を備える。正極の電極側絶縁部53は、ケース側絶縁部51の長縁部の一端部から延出し、負極の電極側絶縁部53は、ケース側絶縁部51の長縁部の他端部から延出する。よって、正極の電極側絶縁部53は、蓋14の長手方向の一端側に位置し、負極の電極側絶縁部53は、蓋14の長手方向の他端側に位置する。電極側絶縁部53は、導電部材17寄りの面に第1面53aを備え、第1面53aとは反対側の面であり、電極組立体12のタブ側端面12a寄りの面に第2面53bを備える。
図3に示すように、電極側絶縁部53は、蓋側絶縁部52の厚さ方向から見て、蓋側絶縁部52の一部と重なる矩形平板状のタブ側絶縁部54と、タブ側絶縁部54と連続し、かつ蓋側絶縁部52の長手方向の端部からはみ出す矩形平板状の端子側絶縁部55とを有する。タブ側絶縁部54の長手方向は、蓋14の長手方向と一致し、タブ側絶縁部54の短手方向は、積層方向と一致する。タブ側絶縁部54の短手方向の寸法は、蓋側絶縁部52の短手方向の寸法よりも短く、蓋14の短手方向に沿う端子側絶縁部55の寸法は、蓋側絶縁部52の短手方向の寸法と同じである。
図4に示すように、タブ群15は、導電部材17とケース側絶縁部51と電極側絶縁部53のタブ側絶縁部54とによって囲まれた空間に位置する。タブ側絶縁部54は、タブ群15の第2延在部15eと、電極組立体12のタブ側端面12aとの間に介在し、第2延在部15eを電極組立体12側から覆う。タブ側絶縁部54は、タブ群15と電極組立体12とを絶縁する。図3に示すように、タブ側絶縁部54は、蓋14の長手方向の中央寄りに位置し、かつ積層方向に沿う縁部にタブ側縁部54aを有する。
図4に示すように、電極側絶縁部53は、タブ側絶縁部54におけるタブ群15の第2延在部15eと対向する部分に、電極組立体12に向けて凹む回避部61を備える。本実施形態の回避部61は、矩形平板状の底面61aと、底面61aの各縁部から立設するとともにタブ側絶縁部54に繋がる4つの側壁61bとを有する。蓋14の長手方向から見た回避部61の断面形状は、蓋側絶縁部52に向けて開口するコ字型である。底面61aの長手方向及び短手方向はそれぞれ、タブ側絶縁部54の長手方向及び短手方向と一致する。底面61aの長手方向の寸法は、蓋14の長手方向に沿うタブ26の寸法よりも大きい。回避部61は、底面61aと4つの側壁61bとによって囲まれた空間に、タブ群15の第2延在部15eの一部が収容されるタブ収容部62を備える。
端子側絶縁部55は、導電部材17の端子接合部17bと電極組立体12のタブ側端面12aとの間に介在し、導電部材17の端子接合部17bを電極組立体12側から覆う。端子側絶縁部55は、導電部材17と電極組立体12とを絶縁する。図3に示すように、端子側絶縁部55は、積層方向に沿う一対の縁部のうち、タブ側絶縁部54寄りの縁部に境界縁部55aを備え、境界縁部55aとは反対側の縁部に端子側縁部55bを備える。
図1に示すように、電極側絶縁部53は、端子側絶縁部55の第1面53aから突出する爪部56を備える。爪部56は、積層方向の他端側に位置する。本実施形態では、爪部56は、蓋14の長手方向において境界縁部55a寄りに位置する。図4に示すように、爪部56は、内側絶縁部材35の第2壁部37bの外面に係止される。
図1に示すように、電極側絶縁部53は、端子側絶縁部55の第1面53aから突出する第1リブ57を備える。第1リブ57は、爪部56から境界縁部55aに沿って積層方向の他端側に向けて延びる四角柱状である。第1リブ57は、端子側絶縁部55において蓋14の短手方向全体に存在する。第1面53aからの第1リブ57の突出量は、蓋14の短手方向全体で同じである。図3に示すように、電極側絶縁部53は、端子側絶縁部55の第2面53bから突出する第2リブ58を備える。各第2リブ58は、第1リブ57に沿って延びる四角柱状である。よって、各第2リブ58は、端子側絶縁部55において蓋14の短手方向全体に存在する。第2面53bからの第2リブ58の突出量は、蓋14の短手方向全体で同じである。
次に、二次電池の製造方法について説明する。
まず、蓋14に、引出端子31、端子接合部材32、外部接続端子33、外側絶縁部材34、及び内側絶縁部材35を組付け、端子構造部16を製造する。次に、内側絶縁部材35に挟持された導電部材17の電極接合部17aに対し、電極組立体12のタブ群15を溶接して接合する。これにより、蓋端子組立体Wが製造される。次に、蓋端子組立体Wに対して絶縁カバー50を取り付ける。そして、絶縁カバー50が取り付けられた蓋端子組立体Wの電極組立体12をケース本体13の開口部13aからケース本体13内に挿入し、ケース本体13と蓋14と接合することで、二次電池10が製造される。
次に、蓋端子組立体Wに対する絶縁カバー50の取り付け方法について、本実施形態の作用とともに説明する。
蓋端子組立体Wに対して、積層方向の一端側から他端側に向けて絶縁カバー50を挿入すると、まず、蓋側絶縁部52が、導電部材17の電極接合部17aと蓋14の内面14aとの間に挿入される。また、電極側絶縁部53の端子側絶縁部55の積層方向の他端部は、導電部材17の端子接合部17bと電極組立体12のタブ側端面12aとの間に挿入される。
さらに絶縁カバー50を積層方向の他端側に向けて挿入すると、電極側絶縁部53のタブ側絶縁部54が、タブ群15の第2延在部15eと電極組立体12のタブ側端面12aとの間に挿入される。タブ群15の第2屈曲部15dが屈曲前の形状に戻ろうとすることにより、第2延在部15eは、第2屈曲部15dを軸に電極組立体12側に回動することがある。このとき、タブ側絶縁部54は、第2延在部15eによって電極組立体12のタブ側端面12aに向けて押し下げられ、タブ側絶縁部54と連続する端子側絶縁部55の位置も電極組立体12側に下がる。
さらに絶縁カバー50を挿入し続けると、タブ側絶縁部54の回避部61の底面61aとタブ群15の第2延在部15eとが対向し、タブ側絶縁部54のタブ収容部62にタブ群15の第2延在部15eが収容される。これにより、第2延在部15eがタブ側絶縁部54を押し下げる力が吸収され、タブ側絶縁部54は、押し下げられる前の位置に戻り、タブ側絶縁部54と連続する端子側絶縁部55の位置も元の位置に戻る。そして、電極側絶縁部53の爪部56は、内側絶縁部材35の第2壁部37bに係止される。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)タブ側絶縁部54におけるタブ群15と対向する部分に電極組立体12側に凹む回避部61を設けた。このため、タブ群15の第2延在部15eの一部は、回避部61によって形成されたタブ収容部62に収容される。これにより、第2延在部15eがタブ側絶縁部54を押し下げる力が吸収され、タブ側絶縁部54は、押し下げられる前の位置に戻り、タブ側絶縁部54と連続する端子側絶縁部55の位置も元の位置に戻る。よって、内側絶縁部材35の第2壁部37bに電極側絶縁部53の爪部56を係止できる。
(2)電極側絶縁部53は、第1面53aに第1リブ57を備え、第2面53bに第1リブ57に沿って延びる第2リブ58を備える。これにより、絶縁カバー50の取り付け時に電極側絶縁部53が撓んでも元の平板状に戻りやすくなる。また、電極側絶縁部53が第1リブ57及び第2リブ58の何れか一方を備える場合、絶縁カバー50を射出成形する際に、第1面53aと第2面53bとで収縮力に差が生じることで、電極側絶縁部53に反りが発生することがある。これに対し、第1面53aに設けられた第1リブ57と同様のリブを、第2リブ58として第2面53bにも設けることで、第1面53aと第2面53bとの収縮力の差を低減できる。よって、絶縁カバー50の射出形成時における電極側絶縁部53の反りの発生を抑制できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 正極電極21において、正極活物質層25は正極金属箔24の片面に存在してもよい。同様に、負極電極22において、負極活物質層28は負極金属箔27の片面に存在してもよい。
○ 絶縁カバー50の電極側絶縁部53の爪部56は、導電部材17に係止される構成でもよい。
○ 回避部61の形状は、適宜変更してよい。
例えば、回避部61は、上記実施形態と同様に蓋側絶縁部52に向けて開口するとともに、さらに積層方向の他端側に向けて開口する凹部であってもよい。つまり、回避部61は、矩形状の底面と、底面の4つの縁部のうち積層方向の他端側に位置する縁部を除いた3つの縁部と電極側絶縁部53とを繋ぐ3つの側壁とを備える構成であってもよい。
また、例えば、回避部61は、電極組立体12側に向けて凸となるように湾曲する形状であってもよい。この場合、蓋14の長手方向から見た回避部61の断面形状は、蓋側絶縁部52に向けて開口する椀状である。
○ 上記実施形態では、正極及び負極の電極側絶縁部53が回避部61を備えていたが、正極及び負極の何れか一方の電極側絶縁部53が回避部61を備えていればよい。
○ 正極の電極側絶縁部53の回避部61の形状と、負極の電極側絶縁部53の回避部61の形状は、異なっていてもよい。
○ 電極側絶縁部53において、第1リブ57及び第2リブ58を省略してもよい。
○ 第1リブ57の形状は、四角柱に限定されず、例えば半円柱や三角柱であってもよい。同様に、第2リブ58の形状は、四角柱に限定されず、例えば半円柱や三角柱であってもよい。
○ 電極側絶縁部53の第1面53aからの第1リブ57の突出量は、蓋14の短手方向において異なっていてもよい。同様に、電極側絶縁部53の第2面53bからの第2リブ58の突出量は、蓋14の短手方向において異なっていてもよい。
○ 蓄電装置は、例えばキャパシタなど、二次電池以外の蓄電装置にも適用可能である。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池以外の他の二次電池であってもよい。要は、正極用の活物質と負極用の活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の教授を行うものであればよい。
10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、12…電極組立体、13…ケース本体、13a…開口部、14…蓋、14a…内面、15…タブ群、15c…第1延在部、15d…屈曲部としての第2屈曲部、15e…第2延在部、17…導電部材、26…タブ、31…電極端子としての引出端子、35…絶縁部材としての内側絶縁部材、50…絶縁カバー、51…ケース側絶縁部、52…蓋側絶縁部、53…電極側絶縁部、53a…第1面、53b…第2面、56…爪部、57…第1リブ、58…第2リブ、61…回避部。

Claims (4)

  1. 電極が積層され、かつ前記電極から突出したタブが積層されたタブ群を有する電極組立体と、
    前記電極組立体を収容するケース本体、及び前記ケース本体の開口部を閉塞する矩形板状の蓋を有するケースと、
    前記蓋に固定された電極端子と、
    前記蓋の内面に沿うように配置され、前記タブ群及び前記電極端子と接合された板状の導電部材と、
    前記導電部材と前記蓋とを絶縁する絶縁部材と、
    前記電極の積層方向の一端側において前記タブ群と前記ケース本体の内面との間に介在するケース側絶縁部、前記導電部材と前記蓋との間に介在する板状の蓋側絶縁部、及び前記導電部材と前記電極組立体との間に介在する板状の電極側絶縁部を有する絶縁カバーと、
    を備え、
    前記タブ群は、前記積層方向に沿って延びる第1延在部と、前記第1延在部と繋がり、前記積層方向の一端側で屈曲された屈曲部と、前記屈曲部から延びる第2延在部とを有し、
    前記電極側絶縁部は、前記積層方向の他端側に位置する端部に、前記導電部材又は前記絶縁部材に係止可能な爪部を有するとともに、前記第2延在部と前記電極組立体との間に介在し、かつ前記第2延在部と対向する部分に、前記電極組立体に向けて凹む回避部を備えることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記電極側絶縁部は、前記導電部材寄りの第1面に、前記積層方向に延び、かつ前記爪部が位置する第1リブを備えるとともに、前記第1面とは反対側の面であり、かつ前記電極組立体寄りの第2面に、前記第1リブに沿って延びる第2リブを備える請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記絶縁部材の主成分は、樹脂である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電装置は、二次電池である請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の蓄電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021229846A1 (ja) * 2020-05-14 2021-11-18 株式会社村田製作所 二次電池

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