JP2017199555A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバーと端子接続部材の接触部における接触抵抗の上昇を抑制しつつ、導通部における電気抵抗の上昇及び接合強度の低下を抑制できる蓄電装置を提供すること。【解決手段】二次電池10において、引出端子60は、端子接続部材44を厚み方向に貫通し、かつ先端に端子接続部材44と電気的に接続された接続部60cを備える。二次電池10は、接続部60cと端子接続部材44とを溶接して構成された導通部Yを備える。二次電池10は、端子接続部材44におけるバスバー70との接触部にめっき層44bを備える。導通部Yは、端子接続部材44の母材44cの露出した露出部44aに存在する。【選択図】図3

Description

本発明は、引出端子と外部接続端子とを電気的に接続した端子接続部材を備える蓄電装置に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、電動機などへの供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などが搭載されている。二次電池は、活物質層を有する正極電極及び負極電極が層状に重なった電極組立体と、該電極組立体と電気的に接続された正極及び負極の端子構造とを備えている。この種の二次電池としては、例えば、特許文献1に開示されている。
図5に示すように、特許文献1の蓄電素子は、ケース81に収容される図示しない発電要素と、発電要素の各極性の電極に導通される集電体82と、ケース81の外側面に配置される端子接続部材としての接続導体83と、ケース81の外側面に配置されて集電体82に接続導体83を介して導通される外部端子84と、を備える。また、蓄電素子は、ケース81を内外に貫通して止着されることで、外部端子84と集電体82とを導通接続するリベット85を備える。リベット85のケース外部側部分と接続導体83とが半田付けされ、導通部86が形成されている。また、接続導体83の表面にはニッケルめっきが施されている。接続導体83にニッケルめっきが施されていると、外部端子84に締結したバスバーで蓄電素子同士を電気的に接続する場合、バスバーと接続導体83との接触抵抗の上昇がニッケルによって抑制される。
特開2013−239432号公報
ところで、特許文献1において、リベット85のケース外部側部分と接続導体83との導通部86は、ニッケルめっきのニッケルが混ざることで導通部86における電気抵抗が上昇してしまうとともに、接合強度も低下してしまっている。
本発明の目的は、バスバーと端子接続部材の接触部における接触抵抗の上昇を抑制しつつ、導通部における電気抵抗の上昇及び接合強度の低下を抑制できる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の電極が互いに絶縁されて積層された状態の電極組立体と、前記電極組立体を収容したケースと、前記ケースの壁部の外側に配置された外部接続端子と、前記電極組立体と電気的に接続され、前記壁部を貫通して外部に突出した状態の引出端子と、前記壁部の外側に配置され、前記引出端子と前記外部接続端子とに架け渡されて該引出端子と外部接続端子とを電気的に接続した板状の端子接続部材と、を備える蓄電装置であって、前記外部接続端子は、前記端子接続部材を厚み方向に貫通した極柱部を備え、バスバーに前記極柱部を貫通させ、該バスバーを前記端子接続部材に支持させた状態で前記極柱部に前記バスバーを締結可能であり、前記引出端子は、前記端子接続部材を厚み方向に貫通し、かつ先端に前記端子接続部材と電気的に接続された接続部を備え、前記接続部と前記端子接続部材とを溶接して構成された導通部を備えており、前記端子接続部材における少なくとも前記バスバーとの接触部にめっき層を備え、前記導通部は、前記端子接続部材の母材の露出した露出部に存在することを要旨とする。
これによれば、端子接続部材とバスバーとの接触部において、端子接続部材とバスバーとの間にめっき層が介在する。このため、めっき層により、端子接続部材とバスバーとの間における接触抵抗の上昇が抑制される。このようにめっき層を備える端子接続部材であっても、導通部は、端子接続部材の母材が露出した露出部に存在する。このため、端子接続部材と引出端子の接続部が溶接されて導通部が形成されても、その導通部にはめっきの材料が混ざらず、導通部の電気抵抗の上昇が抑制できるとともに、接合強度の低下も抑制できる。
また、蓄電装置について、前記端子接続部材は、前記母材の表面のうち前記露出部と異なる面の全てに前記めっき層を備えるのが好ましい。
これによれば、端子接続部材を製造する方法として、母材にめっきを施す際に露出部となる部位にマスキングをする方法がある。母材のうち、露出部以外の全てがめっき層であれば露出部となる部分だけをマスキングすればよく、めっき層及び露出部を備えた端子接続部材の製造が容易となる。
また、蓄電装置について、前記バスバーは、前記端子接続部材との接触部にめっき層を備えていてもよい。
これによれば、バスバーと端子接続部材のめっき層の両方により、バスバーと端子接続部材との接触抵抗の上昇を抑制できる。
前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、バスバーと端子接続部材の接触部における接触抵抗の上昇を抑制しつつ、導通部における電気抵抗の上昇及び接合強度の低下を抑制できる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 二次電池同士をバスバーで接続した状態を示す斜視図。 (a)は正極端子構造を示す断面図、(b)は導通部を示す拡大断面図、(c)は接触部を示す拡大断面図。 (a)及び(b)は端子接続部材の別例を示す斜視図。 背景技術を示す図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10はケース11を備える。二次電池10は、ケース11内に収容された電極組立体12及び電解液(図示せず)を備える。ケース11は、四角箱状のケース部材14と、このケース部材14の開口部14aを閉塞する矩形平板状の蓋部材15とを有している。蓋部材15は、ケース11の壁部を構成する。本実施形態の二次電池10はリチウムイオン電池である。
電極組立体12は、シート状の複数の正極電極21とシート状の複数の負極電極31とを備える。正極電極21と負極電極31とは異なる極性の電極である。詳細に図示しないが、正極電極21は、正極金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)と、その正極金属箔の両面に存在する正極活物質層とを有する。負極電極31は、負極金属箔(本実施形態では銅箔)と、その負極金属箔の両面に存在する負極活物質層とを有する。そして、電極組立体12は、複数の正極電極21と複数の負極電極31の間にこれらを絶縁するセパレータ24を介在させて層状とした積層型である。
正極電極21は、正極電極21の一辺の一部から突出した形状のタブ25を有する。負極電極31は、負極電極31の一辺の一部から突出した形状のタブ35を有する。複数の正極のタブ25、及び複数の負極のタブ35は、正極電極21及び負極電極31が積層された状態で、正極のタブ25と負極のタブ35とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。電極組立体12は、タブ25,35の突出したタブ側端面12bを有する。
二次電池10は、タブ側端面12bから突出した正極のタブ群36を有する。正極のタブ群36は、全ての正極のタブ25を電極組立体12における積層方向の一端側に寄せ集め、積層して構成されている。二次電池10は、タブ側端面12bから突出した負極のタブ群36を有する。負極のタブ群36は、全ての負極のタブ35を電極組立体12における積層方向の一端側に寄せ集め、積層して構成されている。
正極のタブ群36には正極の導電部材51が接合されている。正極の導電部材51はアルミニウム製である。正極の導電部材51の長手方向一端側には正極のタブ群36が接合されている。正極の導電部材51の長手方向他端側には正極の引出端子60が接合されている。
負極のタブ群36には負極の導電部材51が接合されている。負極の導電部材51は銅製である。負極の導電部材51の長手方向一端側には負極のタブ群36が接合されている。負極の導電部材51の長手方向他端側には負極の引出端子60が接合されている。各導電部材51は、蓋部材15の内面15dと電極組立体12のタブ側端面12bとの間に配置されている。
次に、正極端子構造16及び負極端子構造17を説明する。なお、正極端子構造16と負極端子構造17は概ね同じ構成であるため、共通の部材については、同じ部材番号を使用して説明する。また、図3には、正極端子構造16のみを図示する。
図1又は図3(a)に示すように、蓋部材15は、ケース11の外側に臨む外面15c及びケース11の内側に臨む内面15dを有する。蓋部材15において、外面15cと内面15dを最短距離で結ぶ方向を厚み方向とする。
蓋部材15は、長手方向における両側に係止凸部18を備える。各係止凸部18は、外面15cから厚み方向に沿って突出した形状である。蓋部材15を外面15cから見て、係止凸部18は、蓋部材15の長手方向に長手が延びる突条形状である。各係止凸部18は、蓋部材15の短手方向の中央に位置する。蓋部材15は、長手方向における各係止凸部18より外側に挿通孔15eを備える。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外面15cに配置された外側絶縁部材57を備える。正極端子構造16において、外側絶縁部材57は、正極の外部接続端子66及び引出端子60を蓋部材15から絶縁する。負極端子構造17において、外側絶縁部材57は、負極の外部接続端子66及び引出端子60を蓋部材15から絶縁する。
外側絶縁部材57は合成樹脂製である。外側絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cから見て矩形状である。外側絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cに対峙する裏面57aと、裏面57aと平行な表面57cを有する。外側絶縁部材57において、裏面57aと表面57cを結ぶ方向を厚み方向とする。
外側絶縁部材57は、長手方向の一端寄りに位置決め突部58を備える。位置決め突部58は、表面57cから厚み方向に突出した形状である。位置決め突部58は、外側絶縁部材57の短手方向に長手が延びる細長形状である。
外側絶縁部材57は、長手方向の一端寄りに、裏面57aから厚み方向に凹んだ回り止め凹部59を備える。回り止め凹部59は、蓋部材15の長手方向に長手が延びる細長状である。回り止め凹部59の開口形状は、蓋部材15を外面15cから見た係止凸部18の外形状と相似であり、係止凸部18の外形状より一回り小さい。
外側絶縁部材57は、回り止め凹部59に係止凸部18が挿入された状態で蓋部材15の外面15cに設置されている。回り止め凹部59の内側面は、係止凸部18の外側面に接触している。ここで、蓋部材15はケース部材14に固定されている。このため、係止凸部18の外側面に対する回り止め凹部59の内側面の接触により、外側絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cに沿う方向への移動が規制され、特に、外面15c上での回転が規制されている。
外側絶縁部材57は、長手方向の他端寄りに挿通孔57dを備える。挿通孔57dは、蓋部材15の挿通孔15eと一致した位置にある。正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外側に配置された外部接続端子66を備える。外部接続端子66は蓋部材15の外側で、二次電池10同士を電気的に接続するバスバー70を締結可能とする。外部接続端子66は金属製である。
外部接続端子66は、円板状のボルト頭部67と、外部接続端子66の軸方向に沿ってボルト頭部67の一端面から突出した形状の極柱部としての螺子部68とを備える。螺子部68は周面に雄ネジが螺刻されている。螺子部68には、バスバー締結用のナット61が螺合可能である。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、引出端子60を備える。正極端子構造16の引出端子60はアルミニウム製であり、負極端子構造17の引出端子60は銅製である。引出端子60は、導電部材51を介してタブ群36と電気的に接続されている。よって、引出端子60は電極組立体12と電気的に接続されている。引出端子60は、後述の端子接続部材44と電気的に接続される接続用軸部60aと、導電部材51と電気的に接続される基部60bとを軸方向に連続して備える。引出端子60は、基部60bを導電部材51に接合して導電部材51と一体化されている。
正極端子構造16及び負極端子構造17は端子接続部材44を備える。端子接続部材44は矩形板状である。端子接続部材44は、引出端子60と外部接続端子66に架け渡され、引出端子60と外部接続端子66を電気的に接続している。端子接続部材44において、外側絶縁部材57に臨む面と、ケース11の外側に臨む面とを最短距離で結ぶ方向を厚み方向とする。端子接続部材44は、端子接続部材44の面方向である長手方向の一端寄りに係合孔45を備える。係合孔45は、端子接続部材44を厚み方向に貫通する。
係合孔45は、端子接続部材44の短手方向に細長な長孔状である。端子接続部材44は、長手方向の他端寄りに挿通孔48を備える。挿通孔48は、端子接続部材44を厚み方向に貫通する。挿通孔48は円形状である。端子接続部材44は、長手方向に沿って係合孔45に隣接する位置に圧入孔47を備える。圧入孔47は、端子接続部材44を厚み方向に貫通する。端子接続部材44は円形状である。
正極端子構造16を構成する端子接続部材44の母材44cは、アルミニウムであり、負極端子構造17を構成する端子接続部材44の母材は銅である。ここで、正極端子構造16を構成する前の端子接続部材44について説明する。
図1、図3(b)又は図3(c)に示すように、正極端子構造16の端子接続部材44は、母材44cの露出した露出部44aを挿通孔48の周囲に備える。露出部44aは挿通孔48を取り囲む円環状である。正極端子構造16の端子接続部材44は、母材44cの表面のうち、露出部44aと異なる面の全てにドットハッチングで示すめっき層44bを備える。なお、「母材44cの表面のうち、露出部44aと異なる面の全て」とは、本実施形態では、母材44cの表面のうち、露出部44aを除く外面のことであり、係合孔45、圧入孔47及び挿通孔48の内周面は除く。ただし、「母材44cの表面のうち、露出部44aと異なる面の全て」には係合孔45、圧入孔47及び挿通孔48の内周面を含んでいてもよい。めっき層44bは、錫製又はニッケル製である。
図1又は図3(a)に示すように、正極端子構造16及び負極端子構造17の端子接続部材44について、係合孔45には、外側絶縁部材57の位置決め突部58が挿入されている。係合孔45の内側面には、位置決め突部58の外側面が接触している。この接触により、端子接続部材44は、外側絶縁部材57の表面57cに沿う方向への移動が規制され、特に、表面57c上での回転が規制されている。
圧入孔47には、ボルト頭部67が圧入されている。ボルト頭部67の圧入孔47への圧入により、外部接続端子66が端子接続部材44に回り止めされた状態で一体化され、端子接続部材44と外部接続端子66が電気的に接続されている。また、外部接続端子66の螺子部68は、端子接続部材44を厚み方向に貫通している。
挿通孔48には、引出端子60の接続用軸部60aが挿通され、接続用軸部60aは端子接続部材44を厚み方向に貫通している。接続用軸部60aは、内側絶縁部材40の挿通孔40a、蓋部材15の挿通孔15e、外側絶縁部材57の挿通孔57d及び端子接続部材44の挿通孔48を貫通している。
挿通孔48を貫通した接続用軸部60aの先端部は軸方向にかしめられている。引出端子60は、接続用軸部60aの先端部に接続部60cを備える。また、正極端子構造16及び負極端子構造17は、接続部60cと端子接続部材44とを導通させる導通部Yを備える。導通部Yは、接続部60cの周縁部に沿って存在する。
導通部Yは、接続部60cと露出部44aとを溶接して形成されている。導通部Yは、めっき層44bに囲まれている。引出端子60の接続部60cは、導通部Yによって端子接続部材44と電気的に接続されている。引出端子60の基部60bは、導電部材51に接触し、この接触によって、引出端子60と導電部材51が電気的に接続されている。接続部60cと基部60bとの挟持、及び接続部60cと露出部44aとの溶接により、引出端子60が蓋部材15に固定されている。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、シールリング73を有する。シールリング73には、引出端子60の接続用軸部60aが挿通されている。シールリング73は、引出端子60の基部60bに支持されている。また、正極端子構造16及び負極端子構造17は、接続用軸部60aが挿通された前述の内側絶縁部材40を有する。内側絶縁部材40は、四角板状である。
内側絶縁部材40の内側には、シールリング73が配置されている。シールリング73は、蓋部材15の内面15dのうち挿通孔15eの周囲に密接し、蓋部材15の挿通孔15eをシールしている。
内側絶縁部材40は基部60bを覆っている。内側絶縁部材40は、蓋部材15と引出端子60の接触を規制するとともに、蓋部材15と引出端子60とを絶縁する。接続用軸部60aの接続部60cと基部60bによって、内側絶縁部材40、蓋部材15、外側絶縁部材57、及び端子接続部材44が挟持されている。
図2に示すように、各二次電池10は、正極端子構造16が隣り合う二次電池10の負極端子構造17に、負極端子構造17が隣り合う二次電池10の正極端子構造16にそれぞれバスバー70を介して接続されている。
図1に示すように、バスバー70は、矩形板状である。バスバー70は、一対の挿通部70aを有する。バスバー70の挿通部70aには、外部接続端子66の螺子部68が貫通している。バスバー70は、端子接続部材44に支持されている。バスバー70を貫通した螺子部68にはナット61が螺合され、ナット61によってバスバー70が螺子部68に締結されている。締結状態では、ナット61によってバスバー70が端子接続部材44に押し付けられ、バスバー70が端子接続部材44に接触している。バスバー70は、銅製の母材70bの表面にめっき層71を備える。めっき層71は、母材70bの表面全体を覆っている。めっき層71は、錫製である。
図3(c)に示すように、バスバー70が外部接続端子66に締結された状態では、バスバー70のめっき層71は、端子接続部材44のめっき層44bに接触している。よって、バスバー70と端子接続部材44とは、めっき層44b,71を介して電気的に接続されている。また、端子接続部材44におけるバスバー70の接触部には、端子接続部材44のめっき層44bだけでなく、バスバー70のめっき層71も介在している。
次に、端子接続部材44の製造方法を説明する。
端子接続部材44の製造は、まず、アルミニウム板にめっきを施した先めっき材を製造する。アルミニウム板にめっきを施す際、後に挿通孔48が形成される部位の周囲であり、露出部44aとなる部位にマスキングテープ等を貼り付け、マスキングする。そして、マスキングされたアルミニウム板に対し、マスキングされた部位以外全てにめっきを施し、先めっき材を形成する。次に、先めっき材のマスキングを解除する。その後、先めっき材を端子接続部材44の輪郭に沿って切断するとともに、係合孔45、圧入孔47及び挿通孔48を形成する。その結果、露出部44a及びめっき層44bを備える端子接続部材44が製造される。
上記実施形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)二次電池10の端子接続部材44は、母材44cの表面のほぼ全体を覆うめっき層44bを備える。そして、正極端子構造16において、バスバー70は、ナット61と端子接続部材44との間に挟持され、バスバー70は端子接続部材44の表面に接触している。この接触部にはめっき層44bが介在し、めっき層44bは端子接続部材44の母材44cに酸化被膜が形成されるのを抑制し、端子接続部材44とバスバー70の間の接触抵抗が上昇することを抑制する。その結果、端子接続部材44とバスバー70との接触部の電気抵抗が大きくなることを抑制できる。
(2)また、正極端子構造16において、端子接続部材44は、挿通孔48を取り囲む位置に、母材44cの露出した露出部44aを備える。そして、正極端子構造16において、導通部Yは、引出端子60の接続部60cを露出部44aに溶接して形成されている。このため、導通部Yにはめっきの材料が混じらず、アルミニウム同士の溶接となる。その結果、導通部Yは、異種材料の溶接による接合強度の低下が無く、しかも、導通部Yにおける電気抵抗の上昇も抑制できる。
(3)さらに、バスバー70も母材70bの表面を覆うめっき層71を備える。このため、めっき層71はバスバー70の母材70bに酸化被膜が形成されるのを抑制し、バスバー70における接触抵抗が増大することを抑制する。その結果、両方のめっき層44b,71によって端子接続部材44とバスバー70との間の電気抵抗が大きくなることを抑制できる。
(4)端子接続部材44は、母材44cの露出した露出部44aを挿通孔48を取り囲む部位に備え、露出部44a以外はめっき層44bである。このため、端子接続部材44の材料である先めっき材の製造時、アルミニウム板にマスキングする部分が少なく、しかも、めっきを施す部位とマスキングする部位とを精度良く分ける必要がなく、先めっき材、ひいては端子接続部材44の製造が容易となる。
(5)端子接続部材44は、先めっき材を切断して製造される。先めっき材は、アルミニウム板にめっきが予め施されたものである。例えば、アルミニウム板から個片の端子接続部材44の形状に切断した後、その個片にめっきを施す場合と比べると、めっきを施す手間が省け、端子接続部材44の製造コストを抑えることができる。
(6)正極端子構造16の端子接続部材44にめっき層44bを設けた。アルミニウムを母材44cとする端子接続部材44は酸化被膜が形成されやすく、接触抵抗が上昇しやすいが、めっき層44bを設けることで接触抵抗の上昇を抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 負極端子構造17の端子接続部材44においても、バスバー70との接触部にめっき層44bを備え、接続部60cとの導通部Yが形成される部分に露出部44aを備える構成としてもよい。この場合、負極端子構造17の端子接続部材44は、母材44cが銅となり、めっき層44bは錫製又はニッケル製である。
○ 図4(a)に示すように、端子接続部材44を長手方向に二分し、挿通孔48の存在する側に露出部44aを備え、バスバー70が接触する側にめっき層44bを備える構成としてもよい。
又は、図4(b)に示すように、端子接続部材44は、母材44cの表面のうち、バスバー70が接触する部位だけにめっき層44bを備え、めっき層44b以外の全てに露出部44aを備える構成としてもよい。
○ 実施形態において、端子接続部材44のめっき層44bは、バスバー70が接触する一面だけに存在し、この一面と平行な面であり、外側絶縁部材57に対峙する面にはめっき層44bが無くてもよい。端子接続部材44の厚みは、めっき層44bの厚みも含めて所定の寸法公差に収まるように設定されている。例えば、めっき層44bが、バスバー70が接触する面と、外側絶縁部材57に対峙する面の両面に存在すると、めっき層44bが占める寸法公差の割合が大きくなり、母材44c及びめっき層44bの厚みを精度良く設定する必要が生じる。しかし、めっき層44bが、バスバー70が接触する面のみに存在すれば、寸法公差のうち、めっき層44bが占める割合も小さくなり、母材44c及びめっき層44bの厚み精度を上げなくてもよくなる。
○ 端子接続部材44の製造に関し、アルミニウム板を個片の端子接続部材44の形状に切断した後、挿通孔48の周囲における露出部44aとなる部位をマスキングし、めっきを施してめっき層44bを形成してもよい。
○ バスバー70のめっき層71は、端子接続部材44に接触する面だけに存在していてもよい。
○ バスバー70のめっき層71は無くてもよい。
○ 外部接続端子66の極柱部として螺子部68に具体化したが、極柱部を、雄ネジの螺刻されていない円柱状の形態としてもよい。この場合、バスバー70の挿通部70aに極柱部を貫通させ、該バスバー70を端子接続部材44に支持させた状態で、極柱部におけるバスバー70からの突出端部をかしめる。そして、かしめられた極柱部の突出端部とボルト頭部67とで、端子接続部材44とともにバスバー70を挟持して、バスバー70を締結してもよい。
又は、バスバー70の挿通部70aに極柱部を貫通させ、該バスバー70を端子接続部材44に支持させた状態で、極柱部におけるバスバー70からの突出端部をバスバー70に溶接する。そして、溶接によりバスバー70を締結してもよい。
○ 電極組立体12は、1枚の帯状の正極電極と1枚の帯状の負極電極とをセパレータで絶縁した状態で捲回軸を中心に捲回した捲回型であってもよい。
○ ケース11の壁部は、蓋部材15でなくてもよく、ケース部材14の側壁であってもよい。
○ 蓄電装置は、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置であってもよい。
○ 実施形態では、二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素化物電池等の他の二次電池であってもよい。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)正極端子構造の端子接続部材は前記露出部及び前記めっき層を備える蓄電装置。
Y…導通部、10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、12…電極組立体、15…壁部としての蓋部材、21…電極としての正極電極、31…電極としての負極電極、44…端子接続部材、44a…露出部、44b,71…めっき層、44c…母材、60…引出端子、60c…接続部、66…外部接続端子、68…極柱部としての螺子部、70…バスバー。

Claims (4)

  1. 異なる極性の電極が互いに絶縁されて積層された状態の電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、
    前記ケースの壁部の外側に配置された外部接続端子と、
    前記電極組立体と電気的に接続され、前記壁部を貫通して外部に突出した状態の引出端子と、
    前記壁部の外側に配置され、前記引出端子と前記外部接続端子とに架け渡されて該引出端子と外部接続端子とを電気的に接続した板状の端子接続部材と、を備える蓄電装置であって、
    前記外部接続端子は、前記端子接続部材を厚み方向に貫通した極柱部を備え、バスバーに前記極柱部を貫通させ、該バスバーを前記端子接続部材に支持させた状態で前記極柱部に前記バスバーを締結可能であり、
    前記引出端子は、前記端子接続部材を厚み方向に貫通し、かつ先端に前記端子接続部材と電気的に接続された接続部を備え、
    前記接続部と前記端子接続部材とを溶接して構成された導通部を備えており、
    前記端子接続部材における少なくとも前記バスバーとの接触部にめっき層を備え、
    前記導通部は、前記端子接続部材の母材の露出した露出部に存在することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記端子接続部材は、前記母材の表面のうち前記露出部と異なる面の全てに前記めっき層を備える請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記バスバーは、前記端子接続部材との接触部にめっき層を備える請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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