JP6623898B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部接続端子と外側絶縁部材を備える蓄電装置に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、電動機などへの供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などが搭載されている。一般的に、二次電池は、活物質層を有する正極電極及び負極電極が層状に重なった電極組立体と、該電極組立体を収容するケースとを備えている。正極電極及び負極電極には導電部材を介して端子構造が接続されている。
例えば、特許文献1に開示の電池の端子構造は、図5に示すように、蓋板80を貫通して外部に突出するリベット端子81を備える。また、端子構造は、蓋板80上に配置された上部絶縁封止板82を備える。上部絶縁封止板82には、リベット端子81の下端カシメ部81aが貫通している。
端子構造は、上部絶縁封止板82上に配置された端子接続杆83を備える。端子接続杆83は嵌合孔83aを備え、この嵌合孔83aにはリベット端子81の上端カシメ部81bが嵌入されている。
リベット端子81の下端カシメ部81a及び上端カシメ部81bのカシメにより、蓋板80と、上部絶縁封止板82と、端子接続杆83が挟持されている。また、カシメにより、リベット端子81と端子接続杆83が電気的に接続されている。
端子構造は、端子ボルト84を備える。端子ボルト84は、ボルト部84aを備える。ボルト部84aは、端子接続杆83の貫通孔83bに嵌合されている。
特許文献1の端子構造は、リベット端子81に位置決め突部となる突起部81cを備える。この突起部81cは、端子接続杆83の副嵌合孔83cに嵌入され、突起部81cは副嵌合孔83cの内面に係合している。突起部81cの副嵌合孔83cへの嵌入により、カシメ部81a,81bを中心とした端子接続杆83の回転が抑制されている。
特開2003−92103号公報
ところで、特許文献1の端子構造において、その組み付け性を向上させるため、端子ボルト84を端子接続杆83の貫通孔83bに予め嵌合して一体化した後、端子接続杆83の嵌合孔83aにリベット端子81の上端カシメ部81bを貫通させる場合がある。しかし、端子ボルト84を端子接続杆83に嵌合した際、嵌合によって端子接続杆83が変形してしまう虞がある。すると、端子接続杆83の変形により、副嵌合孔83cの開口幅が狭くなるように変形してしまい、副嵌合孔83cに突起部81cを嵌入できなくなってしまう。その結果、突起部81cと副嵌合孔83cの係合による端子接続杆83の回転抑制ができなくなってしまう。
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、位置決め突部が係合する孔の変形を抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の電極が互いに絶縁されて積層された状態の電極組立体と、前記電極組立体を収容したケースと、前記ケースの壁部の外側に配置された外部接続端子と、前記電極組立体と電気的に接続され、前記壁部を貫通して外部に突出した状態の引出端子と、前記壁部の外側に配置され、前記引出端子と前記外部接続端子とを接続した端子接続部材と、前記壁部の外側で前記外部接続端子と前記壁部とを絶縁し、前記壁部からの前記引出端子の突出方向に沿って該引出端子が貫通する外側絶縁部材と、を備え、前記外側絶縁部材は、前記端子接続部材に向けて突出した形状の位置決め突部を有し、前記端子接続部材は、前記引出端子が挿通された挿通孔と、前記外部接続端子が圧入された第1の孔と、前記位置決め突部が係合した第2の孔と、を有し、前記第1の孔と前記第2の孔とが前記端子接続部材の面方向に並設されている蓄電装置であって、前記端子接続部材は、前記面方向において前記第1の孔と前記第2の孔に挟まれた位置に第3の孔を備えることを要旨とする。
これによれば、外部接続端子が第1の孔に圧入されると、端子接続部材における第1の孔の周囲は、端子接続部材の面方向に沿って第1の孔を広げる方向に変形する。端子接続部材の変形は、第3の孔の開口幅が狭くなることで吸収される。このため、端子接続部材の変形が第2の孔に及ぶことが抑制される。よって、外部接続端子が第1の孔に圧入されていても第2の孔に位置決め突部を挿入し、第2の孔の内面に位置決め突部を係合させることができる。その結果として、第2の孔の内面への位置決め突部の係合により、外側絶縁部材の表面において端子接続部材の回転を抑制できる。
また、蓄電装置について、前記端子接続部材は矩形状であり、前記面方向は前記端子接続部材の長手方向であって、前記第3の孔は前記端子接続部材の短手方向に長手が延びる長孔状であってもよい。
これによれば、第1の孔に外部接続端子を圧入した状態で、端子接続部材の短手方向のいずれの位置が第2の孔に向けて変形しても、その変形を第3の孔で吸収することが可能になる。
前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、位置決め突部が係合する孔の変形を抑制することができる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池の外観を示す斜視図。 端子構造を示す断面図。 (a)は端子接続部材を示す平面図、(b)は第1の孔に外部接続端子を圧入した状態を示す平面図。 背景技術を示す図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10はケース11を備える。二次電池10は、ケース11内に収容された電極組立体12及び電解液(図示せず)を備える。ケース11は、四角箱状のケース部材14と、このケース部材14の開口部14aを閉塞する矩形平板状の蓋部材15とを有している。蓋部材15は、ケース11の壁部を構成する。本実施形態の二次電池10はリチウムイオン電池である。
電極組立体12は、シート状の複数の正極電極21とシート状の複数の負極電極31とを備える。正極電極21と負極電極31とは異なる極性の電極である。詳細に図示しないが、正極電極21は、正極金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)と、その正極金属箔の両面に存在する正極活物質層とを有する。負極電極31は、負極金属箔(本実施形態では銅箔)と、その負極金属箔の両面に存在する負極活物質層とを有する。電極組立体12は、複数の正極電極21と複数の負極電極31の間にこれらを絶縁するセパレータ24を介在させて層状とした積層型である。
正極電極21は、正極電極21の一辺の一部から突出した形状のタブ25を有する。負極電極31は、負極電極31の一辺の一部から突出した形状のタブ35を有する。複数の正極のタブ25、及び複数の負極のタブ35は、正極電極21及び負極電極31が積層された状態で、正極のタブ25と負極のタブ35とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。電極組立体12は、タブ25,35の突出したタブ側端面12bを有する。
二次電池10は、タブ側端面12bから突出した正極のタブ群36を有する。正極のタブ群36は、全ての正極のタブ25を電極組立体12における積層方向の一端側に寄せ集め、積層して構成されている。二次電池10は、タブ側端面12bから突出した負極のタブ群36を有する。負極のタブ群36は、全ての負極のタブ35を電極組立体12における積層方向の一端側に寄せ集め、積層して構成されている。
正極のタブ群36には正極の導電部材51が接合されている。正極の導電部材51の長手方向一端側には正極のタブ群36が接合されている。正極の導電部材51の長手方向他端側には正極の引出端子60が接合されている。
負極のタブ群36には負極の導電部材51が接合されている。負極の導電部材51の長手方向一端側には負極のタブ群36が接合されている。負極の導電部材51の長手方向他端側には負極の引出端子60が接合されている。各導電部材51は、蓋部材15の内面15dと電極組立体12のタブ側端面12bとの間に配置されている。
次に、正極端子構造16及び負極端子構造17を説明する。なお、正極端子構造16と負極端子構造17は概ね同じ構成であるため、共通の部材については、同じ部材番号を使用して説明する。また、図3には、正極端子構造16のみを図示する。
図1又は図3に示すように、蓋部材15は、ケース11の外側に臨む外面15c及びケース11の内側に臨む内面15dを有する。蓋部材15において、外面15cと内面15dを最短距離で結ぶ方向を厚み方向とする。
蓋部材15は、長手方向における両側に係止凸部18を備える。各係止凸部18は、外面15cから厚み方向に沿って突出した形状である。蓋部材15を外面15cから見て、係止凸部18は、蓋部材15の長手方向に長手が延びる突条形状である。各係止凸部18は、蓋部材15の短手方向の中央に位置する。蓋部材15は、長手方向における各係止凸部18より外側に挿通孔15eを備える。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外面15cに配置された外側絶縁部材57を備える。正極端子構造16において、外側絶縁部材57は、正極の外部接続端子66及び引出端子60を蓋部材15から絶縁する。負極端子構造17において、外側絶縁部材57は、負極の外部接続端子66及び引出端子60を蓋部材15から絶縁する。
外側絶縁部材57は合成樹脂製である。外側絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cから見て矩形状である。外側絶縁部材57の長手方向は、蓋部材15の長手方向に沿い、外側絶縁部材57の短手方向は、蓋部材15の短手方向に沿う。外側絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cに対峙する裏面57aと、裏面57aと平行な表面57cを有する。外側絶縁部材57において、裏面57aと表面57cを結ぶ方向を厚み方向とする。
外側絶縁部材57は、長手方向の一端寄りに位置決め突部58を備える。位置決め突部58は、表面57cから厚み方向に突出した形状である。位置決め突部58は、外側絶縁部材57の短手方向に長手が延びる細長形状である。
外側絶縁部材57は、長手方向の一端寄りに、裏面57aから厚み方向に凹んだ回り止め凹部59を備える。回り止め凹部59は、外側絶縁部材57の長手方向に長手が延びる細長状である。回り止め凹部59の開口形状は、蓋部材15を外面15cから見た係止凸部18の外形状と相似であり、係止凸部18の外形状より一回り小さい。
外側絶縁部材57は、回り止め凹部59に係止凸部18が挿入された状態で蓋部材15の外面15cに設置されている。回り止め凹部59の内側面は、係止凸部18の外側面に接触している。ここで、蓋部材15はケース部材14に固定されている。このため、係止凸部18の外側面に対する回り止め凹部59の内側面の接触により、外側絶縁部材57は、蓋部材15の外面15cに沿う方向への移動が規制され、特に、外面15c上での回転が規制されている。
外側絶縁部材57は、長手方向の他端寄りに挿通孔57dを備える。挿通孔57dは、蓋部材15の挿通孔15eと一致した位置にある。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、蓋部材15の外側に配置された外部接続端子66を備える。外部接続端子66は蓋部材15の外側で、二次電池10同士を電気的に接続するバスバーを固定可能とする。外部接続端子66は金属製である。
外部接続端子66は、円板状のボルト頭部67と、外部接続端子66の軸方向に沿ってボルト頭部67の一端面から突出した形状の軸部68とを備える。軸部68には、バスバー締結用のナットが螺合可能である。ボルト頭部67は、軸部68より大径である。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、引出端子60を備える。引出端子60は、導電部材51を介してタブ群36と電気的に接続されている。よって、引出端子60は電極組立体12と電気的に接続されている。引出端子60は、後述の端子接続部材44と電気的に接続される接続用軸部60aと、導電部材51と電気的に接続される基部60bとを軸方向に連続して備える。引出端子60は、基部60bを導電部材51に接合して導電部材51と一体化されている。
正極端子構造16及び負極端子構造17は端子接続部材44を備える。端子接続部材44は、矩形板状である。端子接続部材44の長手方向は、蓋部材15の長手方向に沿い、端子接続部材44の短手方向は、蓋部材15の短手方向に沿う。端子接続部材44は、外側絶縁部材57に対峙する裏面44aと、ケース11の外側に臨む表面44bを有する。端子接続部材44において裏面44aと表面44bを最短距離で結ぶ方向を厚み方向とする。
図3又は図4(a)に示すように、端子接続部材44は、長手方向の一端側に第1の孔47を備える。第1の孔47は円形状である。第1の孔47の孔径は、外部接続端子66の圧入前は軸部68の直径より僅かに大きい。端子接続部材44において、第1の孔47に外部接続端子66が挿入され、ボルト頭部67が圧入されることで、裏面44a側が拡径しているとともに、端子接続部材44には、ボルト頭部67の端面が係合した係合面44cが形成されている。第1の孔47へのボルト頭部67の圧入により、外部接続端子66が端子接続部材44に回り止めされた状態で一体化されている。
端子接続部材44は、端子接続部材44の面方向である長手方向の一端寄りに第2の孔45を備える。第2の孔45は、端子接続部材44の長手方向において第1の孔47に隣接している。第2の孔45は、端子接続部材44を厚み方向に貫通する。第2の孔45は、端子接続部材44の短手方向に長手が延びる細長な長孔状である。
第2の孔45には、外側絶縁部材57の位置決め突部58が挿入されている。第2の孔45の内側面には、位置決め突部58の外側面が接触している。この接触により、端子接続部材44は、外側絶縁部材57の表面57cに沿ったいずれの方向への移動が規制され、表面57c上での回転が規制されている。
端子接続部材44は、長手方向に沿って第2の孔45に隣接する位置に第3の孔46を備える。第3の孔46は、端子接続部材44を厚み方向に貫通する。第3の孔46は、端子接続部材44の短手方向に長手が延びる細長な長孔状である。端子接続部材44の長手方向に沿う第3の孔46の開口幅をWとする。第3の孔46は、端子接続部材44の長手方向に沿って第1の孔47に隣接する。第3の孔46は、第1の孔47よりも第2の孔45寄りに位置する。端子接続部材44の短手方向に沿う第3の孔46の寸法L1は、端子接続部材44の短手方向に沿う第1の孔47の寸法L2より長い。
第3の孔46の開口幅Wは、第1の孔47に外部接続端子66のボルト頭部67を圧入したときの端子接続部材44の長手方向への変形量より広い。よって、第1の孔47に外部接続端子66が圧入され、端子接続部材44が長手方向に変形した場合、第3の孔46は、端子接続部材44の長手方向に閉じられず、開口した状態が維持できる。
端子接続部材44は、長手方向の他端寄りに挿通孔48を備える。挿通孔48は、端子接続部材44を厚み方向に貫通する。挿通孔48は円形状である。挿通孔48には、引出端子60の接続用軸部60aが挿通されている。
正極端子構造16及び負極端子構造17は、シールリング73を有する。シールリング73には、引出端子60の接続用軸部60aが挿通されている。シールリング73は、引出端子60の基部60bに支持されている。また、正極端子構造16及び負極端子構造17は、接続用軸部60aが挿通された内側絶縁部材40を有する。内側絶縁部材40は、四角板状である。
内側絶縁部材40の内側には、シールリング73が配置されている。内側絶縁部材40は引出端子60の基部60bを覆っている。内側絶縁部材40は、蓋部材15と引出端子60の接触を規制するとともに、蓋部材15と引出端子60とを絶縁する。
端子接続部材44の挿通孔48を貫通した接続用軸部60aの先端部が軸方向にかしめられることにより、接続用軸部60aと基部60bによって、内側絶縁部材40、蓋部材15、外側絶縁部材57、及び端子接続部材44が挟持されている。この挟持により、引出端子60が蓋部材15に固定されている。シールリング73は、蓋部材15の内面15dのうち挿通孔15eの周囲に密接し、蓋部材15の挿通孔15eをシールしている。
また、引出端子60の接続用軸部60aの先端部は、端子接続部材44の表面に係止するとともに、この係止によって引出端子60と端子接続部材44が電気的に接続されている。また、引出端子60の基部60bは、導電部材51に接触し、この接触によって、引出端子60と導電部材51が電気的に接続されている。
次に、二次電池10の作用を組立方法とともに記載する。
まず、外側絶縁部材57の回り止め凹部59に蓋部材15の各係止凸部18を挿入した状態で蓋部材15の外面15cに外側絶縁部材57を配置する。
次に、図4(b)に示すように、端子接続部材44の第1の孔47に外部接続端子66のボルト頭部67を圧入し、端子接続部材44と外部接続端子66を一体化する。このとき、端子接続部材44における第1の孔47の周囲は、端子接続部材44の面方向に沿って第1の孔47を広げる方向に変形する。端子接続部材44の変形は、端子接続部材44の長手方向に沿って第3の孔46の開口幅Wを狭くするように変形することで吸収される。このとき、第3の孔46は、端子接続部材44の長手方向に閉じられず、開口した状態が維持される。
次に、端子接続部材44の第2の孔45に外側絶縁部材57の位置決め突部58を挿入し、端子接続部材44を外側絶縁部材57の表面57cに配置する。次に、引出端子60の接続用軸部60aを、内側絶縁部材40の挿通孔40a、シールリング73に挿通し、さらに、接続用軸部60aを蓋部材15の挿通孔15e、外側絶縁部材57の挿通孔57d及び端子接続部材44の挿通孔48に挿入する。そして、引出端子60の接続用軸部60aのかしめにより、基部60bと接続用軸部60aの先端部との間に、内側絶縁部材40、シールリング73、蓋部材15、外側絶縁部材57、及び端子接続部材44が一体化される。
次に、各引出端子60の基部60bに導電部材51を接合する。すると、蓋部材15に正極端子構造16及び負極端子構造17が形成される。そして、各導電部材51に同じ極性のタブ群36を接合する。
電極組立体12をケース部材14の開口部14aからケース部材14内に挿入する。電極組立体12がケース部材14内に挿入された後、蓋部材15をケース部材14の開口端に接合すると、二次電池10が組み立てられる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)端子接続部材44は、第1の孔47に隣接して第3の孔46を備え、第3の孔46は第1の孔47と第2の孔45の間に位置する。このため、第1の孔47に外部接続端子66のボルト頭部67を圧入した際の端子接続部材44の変形を、第3の孔46を変形させることによって吸収することができる。よって、第1の孔47に並設された第2の孔45が、第1の孔47への外部接続端子66の圧入によって変形することを抑制できる。その結果、第2の孔45に外側絶縁部材57の位置決め突部58を挿入して位置決め突部58を第2の孔45に係合させることができる。したがって、端子接続部材44に外部接続端子66を圧入する構造としても、外側絶縁部材57に対する端子接続部材44の回り止め状態を維持できる。
(2)第3の孔46は、端子接続部材44の短手方向に長手が延びる長孔状である。このため、第1の孔47に外部接続端子66を圧入した際、端子接続部材44の短手方向のいずれの位置が変形しても、その変形を第3の孔46で吸収することができる。
(3)端子接続部材44の長手方向において、第3の孔46は、第1の孔47よりも第2の孔45寄りに位置する。よって、第3の孔46が第1の孔47に近すぎて、端子接続部材44の変形を吸収しきれずに第2の孔45まで変形してしまうことを回避できる。
(4)第3の孔46の寸法L1は第1の孔47の寸法L2より長い。このため、端子接続部材44の変形が、短手方向に沿ういずれの位置で発生しても第3の孔46の変形で対応することができる。
(5)第3の孔46は1つだけ端子接続部材44に設けられ、しかも、細長形状である。このため、第2の孔45の変形を抑制するための構成として第3の孔46を設けつつも、第3の孔46によって端子接続部材44の導電経路が小さくなることを回避できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第3の孔46は、長孔状でなく円孔状でもよいし、端子接続部材44の短手方向に長手が延びる楕円孔状でもよい。要は、第3の孔46によって端子接続部材44の変形を吸収できれば、第3の孔46の形状は適宜変更してもよい。
○ 第3の孔46は、端子接続部材44の長手方向に沿って複数あってもよい。
○ 第3の孔46は、端子接続部材44の短手方向に沿って複数あってもよいし、短手方向に並んだ複数の第3の孔46の列が、端子接続部材44の長手方向に複数あってもよい。
○ 端子接続部材44の長手方向において、第3の孔46は、第2の孔45と第1の孔47の中間に位置していてもよいし、第1の孔47寄りに位置してもよい。
○ 係止凸部18は突条形状でなく、蓋部材15の外面15cから見て正方形状、長方形状、楕円形状、丸形状でもよく、係止凸部18に合わせて回り止め凹部59も、蓋部材15の外面15cから見て正方形状、長方形状、楕円形状、丸形状でもよい。
○ 壁部は蓋部材15ではなく、ケース部材14の側壁であってもよい。
○ 電極組立体は、積層型でなく、捲回型であってもよい。
○ 引出端子60は、導電部材51を介さず、タブ群36に直接接続されていてもよい。
○ 蓄電装置は、例えばキャパシタなど、二次電池以外の蓄電装置にも適用可能である。
○ 正極電極21及び負極電極31は、金属箔の片面に活物質層が存在する構造でもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池でもよいし、他の二次電池であってもよい。要は、正極用の活物質と負極用の活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記第3の孔は、前記端子接続部材の面方向において、前記第1の孔よりも前記第2の孔寄りに位置する蓄電装置。
(2)前記端子接続部材は矩形板状であり、前記第2の孔、前記第3の孔及び前記第1の孔は前記端子接続部材の長手方向に並設され、前記端子接続部材の短手方向に沿う第3の孔の寸法は、前記端子接続部材の短手方向に沿う第1の孔の寸法より長い蓄電装置。
10…二次電池、11…ケース、12…電極組立体、15…壁部としての蓋部材、15d…内面、21…電極としての正極電極、31…電極としての負極電極、44…端子接続部材、45…第2の孔、46…第3の孔、47…第1の孔、48…挿通孔、51…導電部材、57…外側絶縁部材、58…位置決め突部、60…引出端子、66…外部接続端子。

Claims (3)

  1. 異なる極性の電極が互いに絶縁されて積層された状態の電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、
    前記ケースの壁部の外側に配置された外部接続端子と、
    前記電極組立体と電気的に接続され、前記壁部を貫通して外部に突出した状態の引出端子と、
    前記壁部の外側に配置され、前記引出端子と前記外部接続端子とを接続した端子接続部材と、
    前記壁部の外側で前記外部接続端子と前記壁部とを絶縁し、前記壁部からの前記引出端子の突出方向に沿って該引出端子が貫通する外側絶縁部材と、を備え、
    前記外側絶縁部材は、前記端子接続部材に向けて突出した形状の位置決め突部を有し、
    前記端子接続部材は、
    前記引出端子が挿通された挿通孔と、
    前記外部接続端子が圧入された第1の孔と、
    前記位置決め突部が係合した第2の孔と、を有し、
    前記第1の孔と前記第2の孔とが前記端子接続部材の面方向に並設されている蓄電装置であって、
    前記端子接続部材は、前記面方向において前記第1の孔と前記第2の孔に挟まれた位置に第3の孔を備えることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記端子接続部材は矩形状であり、前記面方向は前記端子接続部材の長手方向であって、前記第3の孔は前記端子接続部材の短手方向に長手が延びる長孔状である請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
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