JP6108221B2 - 蓄電素子 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子に係り、詳しくは、ケースに収容される発電要素と、発電要素の正及び負の電極の少なくとも一方に導通される集電体と、ケースのケース外側面に配置されて集電体に導通される外部端子と、を備えて成る蓄電素子に関するものである。
この種の蓄電素子としては、特許文献1において開示された非水電解質二次電池(リチウムイオン二次電池)が知られている。発電要素(1)は、正負の極板と絶縁用のセパレータとを渦巻状に巻回して成るものである。この蓄電要素における正負の電極の取出しについては、発電要素(1)の正及び負の各極に導通接続される正負の集電接続体(2)と、正負の外部端子(端子ボルト:9)とが、リベット(7)と端子台(8)とを介して導通接続される構造が採られている。
このような電極取出し構造では、金属製の端子台(8)が外部端子(9)を強度的に支持するとともに導通部材として機能している。そして、端子台(8)と集電接続体(2)とがリベット(7)を用いて導通接続されており、そのリベット(7)は、端子台(8)と集電接続体(2)とを蓋板(4)へ止着する手段としても機能可能である。
特開2010−232187
上述のような構成を取る蓄電素子においては、通常、導通部材どうしは、リベットによるカシメ(加締)や圧入などの圧接によって導通接続されているため、振動や材料クリープなどにより、経年に伴って接触抵抗が変化する可能性がある。また、一般に、電池においては、外部短絡などにより連続的に大電流が流れた場合、発熱するおそれがある。
この場合、発電要素と外部端子とが複数の導通部材を用いて導通接続される構成を取る蓄電素子では、接触抵抗が変化するおそれのある導通部材どうしの接続箇所(例:リベットと集電接続体)が発熱し易い。そうなると、温度昇降による接触抵抗の増減幅が増え、さらなる接触抵抗の変化並びに発熱の増大を招き、場合によっては導通部材が発熱によって溶けたりする不都合事象に発展することが予測される。
本発明の目的は、発電要素の極と外部端子とが複数の導通部材を用いて導通接続させる構造を採りながら、導通部材どうしの接続部位における発熱のおそれが可能な限り解消される蓄電素子を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、ケース4に収容される発電要素1と、前記発電要素1の正及び負の電極7,8の少なくとも一方に導通される集電体2,3と、ケース外側面18に配置される接続導体15と、前記ケース4のケース外側面18に配置されて前記集電体2,3に前記接続導体15を介して導通される外部端子5,6と、前記ケース4を内外に貫通して止着されることで、前記外部端子5,6と前記集電体2,3とを導通接続するリベット13と、を備えて成る蓄電素子であって前記接続導体15の表面は、ニッケルメッキによって構成され、前記リベット13は、アルミ又はアルミ合金製であり、前記リベット13のケース内部側部分13cと前記集電体2,3、前記リベット13のケース外部側部分13aと前記接続導体15、及び前記接続導体15と前記外部端子5,6、のうち少なくとも前記リベット13のケース外部側部分13aと前記接続導体15が、部分的にアルミはんだy付け接続されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の蓄電素子において、前記アルミはんだy付けされた部位を覆う樹脂を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の蓄電素子において、前記リベット13は、前記ケース4の外側に配置されるリベット中間部13bと、前記リベット中間部13bと連接し且つ前記リベット中間部13bとの間に前記接続導体15を挟み込む上部カシメ部13eと、前記リベット中間部13bと連接し且つ前記リベット中間部13bとの間に前記集電体2,3及び前記ケース4を挟み込む環状カシメ部13dと、を有することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電素子において、前記集電体2,3はアルミ又はアルミ合金製で、かつ、前記リベット13のケース内部側部分13cと前記集電体2,3とがアルミはんだy付け接続されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電素子において、前記ケース4が金属製であるとともに、前記リベット13と前記ケース4との間に樹脂製の封止部材17が介装されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の蓄電素子において、前記封止部材17が前記リベット13のケース外側部分13aの周囲の少なくとも一部を取り囲む形状であることを特徴とする。
発電要素の極と外部端子とが複数の導通部材を用いて導通接続される構造を採る蓄電素子においては、集電体とリベットとの導通部、リベットと接続導体との導通部、接続導体と外部端子との導通部のそれぞれが圧接によって導通されている。従って、経年による材料クリープや外部から加えられる振動(走行振動など)により、各導通部の圧接が緩み、接触抵抗が増えたり、増減変化したり、或いはガタついたりといった接続不良を招く可能性がある。この接触不良が生じているときに大電流が流れると導通部が発熱し、高温になったり導通部材が溶けたりする不都合事象に至るおそれがある。
そこで、本発明の蓄電素子においては、リベットのケース内部側部分と集電体といった導通部をはんだ付け接続させてあるから、導通部は、一体化によって導通されるので、振動や材料クリープが生じることによって接触不良を起し、接触抵抗が増えたりして発熱し易くなることが解消される。これにより、何らかの原因によって大電流が流れることがあっても、ハンダ付け接続される導通部から発熱することは無くなり、耐久性や信頼性に優れる蓄電素子を提供することができる。その結果、発電要素の極と外部端子とが複数の導通部材を用いて導通接続させる構造を採りながら、導通部材どうしの接続部位における発熱のおそれが可能な限り解消される蓄電素子を提供することができる。
そして、リベットや集電体、接続導体をアルミ又はアルミ合金製とする場合には、はんだをアルミ製としたアルミはんだ付け接続することにより、一般的にハンダ付けがし難いとされるアルミ又はアルミ合金材どうしが良好にはんだ付けされて導通接続させることが可能になる。
加えて、アルミはんだの持つ低い融点により、何らかの原因によって発電要素などが発熱して高温になった場合には、アルミはんだが溶解して導通が遮断され、通電され続けることによるさらなる発熱が未然に防止されるヒューズとして機能することが可能になる、という利点も得られる。
蓄電素子の一例であるリチウムイオン二次電池の分解斜視図 第1導通部がアルミはんだによってハンダ付けされた導通接続部の拡大断面図(実施形態1) 第2導通部がアルミはんだによってハンダ付けされた導通接続部の拡大断面図(実施形態2)
以下に、本発明による蓄電素子の実施の形態を、非水電解質二次電池として代表的なリチウムイオン二次電池に適用した場合について図面を参照しながら説明する。以下、一対の集電体2,3やその構造に関しては、基本的に一方(正極側)の説明のみとし、他方(負極側)には対応する符号を付して、その説明が為されたものとする。
〔実施形態1〕
図1に、実施形態1によるリチウムイオン二次電池Aの分解斜視図が示されている。このリチウムイオン二次電池Aは、発電要素1や電解質(図示省略)などを収容する電池ケース4の上面に、正負の外部端子5,6を設けて成る扁平な縦向き角型のものに構成されている。電池ケース4は、無蓋箱状でアルミ合金製の本体ケース4Bと、アルミ又はアルミ合金の板材で成る蓋ケース部4Aとをレーザー溶接などによって溶接一体化されて構成されている。なお、図示は省略するが、発電要素1及び一対の集電体2,3などと電池ケース4との間には、これら発電要素1及び各集電体2,3などを収容する合成樹脂製袋状体などの絶縁材が配備されている。
角丸直方形を呈する発電要素1は、図1に示すように、正及び負の各極板(極箔)7,8とそれら両者7,8間に設けられる絶縁材で二枚のセパレータ9とを渦巻状に巻回して渦巻軸心P方向視で角丸長方形を呈するものに形成されている。正極板7は、帯状のアルミニウム箔製の基材上に正極活物質層が形成されて成り、長手方向(左右方向)の一端部に正極活物質層のない正極の活物質層未形成部7Aが形成されている。負極板8は、帯状の銅箔製の基材上に負極活物質層が形成されて成り、長手方向(左右方向)の一端部に負極活物質層のない負極の活物質層未形成部8Aが形成されている。4枚積層体構造の発電要素1においては、正極板7と負極板8とが渦巻軸心P方向で互いに異なる方向にずらされた状態で交互に積層されている。
正極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵及び放出する公知の材料が可能であり、例えば、LiCoO2や前記Coの一部がNi,Mnその他の遷移金属或いはホウ素で置換されたα−NaFeO2構造を有するリチウム含有遷移金属酸化物、LiMn24に代表されるスピネル型結晶構造を有する化合物、LiFePO4、LiFeSO4、或は前記Feの一部がCo、Mn等で置換されたポリアニオン型化合物等を用いることが可能である。
アルミ又はアルミ合金製の正極の集電体2と、銅又は銅合金製の負極の集電体3とは互いに同じ構造を有しており、正極の集電体2で説明する。即ち、図1に示すように、正極の集電体2は、蓋ケース部4Aに係止される横板部10と、その端から折り曲げられて垂下される縦板部11と、縦板部11の下部両脇から内向きに90度曲げられた状態で下方延伸される帯状で一対の集電板部12,12とを備える屈曲板状のものに構成されている。
横板部10は、その内側端部に形成される孔10aを挿通するリベット13などを用いて(介して)正極の外部端子5に導通接続される。各集電板部12には、金属材製のクリップ14を用いて正極の活物質層未形成部7Aの複数が導通接合される。具体的には、活物質層未形成部7Aにおける上下に延びる部分の複数を束ねてクリップ14に挟み込み、その複数の活物質層未形成部7Aを挟み込んだ状態のクリップ14と集電板部12とを重ね、超音波溶接などの手段を用いて導通接合させる。なお、正極用のクリップ14はアルミ又はアルミ合金製であり、負極用のクリップ14は銅板製である。
次に、発電要素1と正負の外部端子5,6との導通接続部の構造について説明する。正負の各導通接続部は互いに同じ構造であるので、正極の外部端子5のもので代表説明する。
図1に示すように、正極の集電体2と正極の外部端子5とは、リベット13と導通板(「接続導体」の一例)15とを介して(用いて)導通接続されている。正極用のリベット13はアルミ又はアルミ合金製であり、横板部10と、蓋ケース部4Aと、これら両者10,4Aとの上下間に介装される絶縁板材製の内部ガスケット16と、絶縁板材製の外部ガスケット(「封止部材」の一例)17との四者をカシメ(加締)ることにより、集電体2及びリベット13とを導通接続しながらもそれら両者2,13及び外部ガスケット17を蓋ケース部4Aに支持させている。
導通板15は、リベット13の上部に挿通されてのカシメにより、リベット13に導通接続されるとともに支持される構造である。要するに、導通板15は蓋ケース部4Aに強度的に支持される構造となっている。外部端子5は、その下部が外部ガスケット17に収容される状態で導通板15に強制内嵌されている。従って、外部端子5も、最終的には蓋ケース部4Aに強度的に支持される構造となっている。
図2を用いて、上述の導通接続構造をより詳細に説明する。リベット13は、円柱状のリベット上部(「ケース外部側部分」の一例)13a、リベット上部13aよりも径の太いリベット中間部13b、及び断面中空でリベット上部13aと同じ外径を有する筒状のリベット下部(「ケース内部側部分」の一例)13cとを備えている。なお、簡単のため、図1において、リベット13は概略形状(円柱状)のものとして描いてある。帯板形状の内部ガスケット16は、その左右方向で内側端部に形成される挿通孔16aを有する合成樹脂などによる絶縁部材である。
蓋ケース部4Aの上面に装備される外部ガスケット17は、略無蓋箱状の本体枠17Aと、上方突出部17Bと、下方に延びる筒部17Cとを備えて成る合成樹脂などによる絶縁部材である。本体枠17Aは、底壁17aと四方の側壁17bとを有し、平面視が四角形を呈する上方突出部17Bが底壁17aから盛り上がり形成されている。そして、上下に貫通する円孔17cを備える筒部17Cが、底壁17aから垂下形成されている。筒部17Cは、蓋ケース部4Aに形成されている円孔4aに挿通内嵌するように設定されている。
外部端子5は、無底四角箱状のベース部5Aと、雄ねじが形成されたボルト状の端子部5Bとを有するアルミ又はアルミ合金製の部材である。外部端子5は、そのベース部5Aが上方突出部17Bに丁度外嵌されて収容されることで、上下軸心(図示省略)に関して回り止めされる状態で外部ガスケット17に載置される。
導通板15は、アルミ又はアルミ合金製で矩形板状の部材であり、リベット上部13a挿通用の第1孔15aと端子部5B挿通用の第2孔15bとが形成されている。
導通接続部を組付けるには、まず、外部ガスケット17を、その筒部17Cを蓋ケース部4Aの円孔4aに挿通内嵌し、筒部17Cにおける蓋ケース部4Aからの下方突出部分に挿通孔16aを嵌合させて、内部ガスケット16を蓋ケース部4Aの下面側に配置する。
それから、或いは並行して、リベット下部13cを筒部17Cの円孔17cに挿入することでリベット13を外部ガスケット17に装填し、次いで、下方突出しているリベット下部13cに孔10aを挿通させて集電体2を内部ガスケット16の下側に配置し、その状態でリベット下部13cをカシメ処理する。このとき、外部ガスケット17の底面(符記省略)と蓋ケース部4Aの上面(「ケース外側面」の一例)18とを接着剤を用いるなどして貼着させる手段が採られれば好都合である。
カシメ処理によって形成される環状カシメ部13dとリベット中間部13bとの上下間に、集電体2の横板部10と、内部ガスケット16と、蓋ケース部4Aと、底壁17aとが挟まれて圧接されることにより、外部ガスケット17、内部ガスケット16、及び集電体の三者が蓋ケース部4Aに支持される状態(図2参照)がもたらされる。
それから、ベース部5Aを上方突出部17Bに外嵌させて外部ガスケット17に載置されている外部端子5の端子部5Bに、第2孔15bを強制外嵌(密嵌合又は圧入など)させて導通板15を下ろし移動させて行き、第1孔15aをリベット上部13aに外嵌させる。なおも導通板15を強制下降移動させ、ベース部5Aの上面(符記省略)並びにリベット中間部13bの上面(符記省略)それぞれに当接される所定の位置に置く。
その状態において、今度はリベット上部13aをカシメ処理し、上部カシメ部13eとリベット中間部13bとの間に導通板15を圧接保持させる。この導通板15のリベット13への圧接保持により、下方に押え付けられる外部端子5が回り止め及び上方への抜け止め状態で外部ガスケット17に係止固定されるとともに、導通板15及びリベット13を介して外部端子5と集電体2とが導通接続される状態(図2参照)がもたらされる。
このような構造の導通接続部においては、集電体2とリベット13との第1導通部d1、リベット13と導通板15との第2導通部d2、導通板15と外部端子5との第3導通部d3の三箇所それぞれは圧接によって導通されている。従って、経年による材料クリープや外部から加えられる振動(走行振動など)により、三箇所の導通部d1〜d3の圧接が緩み、接触抵抗が増えたり、増減変化したり、或いはガタついたりといった接続不良を招く可能性がある。走行振動に晒される割合の多い自動車などの走行車輌に搭載される蓄電素子Aでは、前記接続不良のおそれが高くなる。
そのような接触不良が生じているときに大電流が流れると、導通部d1〜d3がジュール熱によって発熱し、高温になったり導通部材が溶けたりする不都合事象に至るおそれがある。これを未然に防止するには、各導通部d1〜d3、中でも単なる圧接による第1及び第2導通部d1,d2を溶け込み溶着させる手段、即ち、溶接、ロウ付け、ハンダ付けなどの手段を施すことが考えられる。
リベット13などの導通部材を変形させることなく、かつ、簡易で廉価な手段としてはハンダ付けが望ましく、それによって上記不都合事象のおそれを明確に抑制できることが予測される。しかしながら、全てアルミ製である正極の第1,2導通部d1,d2においては、通常のハンダは使えないので、アルミはんだを用いる必要がある。アルミはんだyを用いて各導通部d1〜d3をハンダ付けさせる場合には、圧接させなくても良いから、その分組付けの簡単化やそれによるコストダウンを行うことが可能である。
なお、電池ケース4の内部(第1導通部d1)など、電解質(電解液)への溶解を抑制する、若しくはガルバニック腐食の原因となる異種金属接続面への水分の浸入を防ぐべく、アルミはんだ部(アルミはんだ溶着部)をエポキシなどの樹脂(合成樹脂)で覆い、保護すれば好都合である。
実施形態1によるリチウムイオン二次電池Aにおいては、図2に示すように、集電体2とリベット13との導通接続箇所に、即ち、第1導通部d1がアルミはんだyを用いてハンダ付けされている。アルミはんだyは、環状カシメ部13dの外周全周に亘って設けても良いし、部分的にハンダ付けさせても良い。これにより、横板部10と環状カシメ部13dとは圧接ではなく、一体化によって導通されるので、振動や材料クリープが生じることによって接触不良を起し、接触抵抗が増えたりして発熱し易くなることが解消される。故に、何らかの原因によって大電流が流れることがあっても、アルミはんだが用いられている第1導通部d1から発熱することは無くなり、耐久性や信頼性に優れる蓄電素子を提供することができている。
さて、アルミはんだを用いると、振動による圧接のゆるみに伴う抵抗増大を、抑制又は解消させることができる。また、リチウムイオン二次電池Aが発熱した場合、ハンダの融点付近でアルミはんだ溶着部、即ち、導通部d1〜d3が溶解し、導通接合が解消する、という設定も可能となる。このように設定すれば、何らか原因によってリチウムイオン二次電池Aが発熱した場合には、所定の高温(例:アルミはんだ融点の235℃)になったらアルミはんだが溶解して導通遮断され、さらなる通電によるさらなる発熱が未然に防止されるヒューズとして機能させることが可能になる。
例えば、固相線温度200℃、液相線温度235℃であり、錫を80〜90%、亜鉛を10〜20%含有する合金を正極の電気的接続に用いる。銅製の負極側の導通部d1〜d3にアルミはんだを使うことは可能であるが、正極の導通部d1〜d3に用いられるアルミの方が銅よりも熱伝導率が高いため、正極側に適用するとより効果的である。
導通板15として、ニッケルめっきが施された銅板を用いる場合、アルミ製のリベット13とカシメ処理することで電気的に接続されるが、アルミとニッケルとの間には電位差があるため、電食が生じる可能性がある。この場合に導通接合手段としてアルミはんだを用いると、アルミはんだの標準電位はアルミとニッケルとの中間に位置するので、電食を抑制できる、という利点がある。
導通部d1〜d3を溶着させる手段としては、ほかにレーザビーム等による溶接が考えられる。しかしながら、はんだ付けによる溶着手段は、レーザ溶接による溶着手段に比べて、次の点で優れているといえる。
第一に、導通部d1〜d3に応力がかかった場合に、はんだは柔軟であるため応力を吸収できるので、接合箇所の破損が起こりにくい。
第二に、はんだ付けはレーザ溶接に比べて、集電体2とリベット13又は導通板15とリベット13との接触面積を増すことができるので、接触抵抗を低減させられると推測される。
最後に、図2及び図3に示されるように、導通部d1〜d3近傍に外部ガスケット17が配置される場合、導通部へのレーザ溶接を行うとレーザの熱が外部ガスケット17に伝わって、封止効果が低下する可能性があるが、はんだ付けは低温で行われるため、外部ガスケットの熱損傷が起こりにくい。
〔実施形態2〕
実施形態2による蓄電素子Aは、図3に示すように、導通板15とリベット13との導通接続箇所にアルミはんだyが適用されているものである。つまり、アルミはんだyが第1導通部d1から第2導通部d2に代わった以外は、図2による実施形態1のものと同じである。具体的には、図3に示すように、導通板15における第1孔15aの周縁部位と上部カシメ部13eとが、アルミはんだyを用いてハンダ付けされている。この第2導通部d2のアルミはんだyは、上部カシメ部13eの外周全周に亘って設けても良いし、部分的にハンダ付けさせても良い。
〔別実施形態〕
アルミはんだyを用いたハンダ付けは、第3導通部d3に施しても良い。また、負極側における第1〜第3導通部d1〜d3にアルミはんだyを用いてハンダ付けしても良い。また、正極側、負極側のd1〜d3ははんだの融点が単体の金属よりも低い性質を利用して、部分的(ピンポイント的)に溶接してもよい。
1 発電要素
2 正の集電体
3 負の集電体
4 ケース
4A 蓋ケース部
5 正の外部端子
6 負の外部端子
7 正の電極
7A 活物質層未形成部
8 負の電極
8A 活物質層未形成部
9 セパレータ
13 リベット
13a ケース外部側部分
13c ケース内部側部分
15 接続導体(導通板)
17 封止部材(外部ガスケット)
18 ケース外側面
y アルミはんだ
A 蓄電素子(リチウムイオン二次電池)

Claims (6)

  1. ケースに収容される発電要素と、
    前記発電要素の正及び負の電極の少なくとも一方に導通される集電体と、
    前記ケース外側面に配置される接続導体と、
    前記ケースのケース外側面に配置されて前記集電体に前記接続導体を介して導通される外部端子と、
    前記ケースを内外に貫通して止着されることで、前記外部端子と前記集電体とを導通接続するリベットと、
    を備えて成る蓄電素子であって、
    前記接続導体の表面は、ニッケルメッキによって構成され、
    前記リベットは、アルミ又はアルミ合金製であり、
    前記リベットのケース内部側部分と前記集電体、前記リベットのケース外部側部分と前記接続導体、及び前記接続導体と前記外部端子、のうち少なくとも前記リベットのケース外部側部分と前記接続導体が、部分的にアルミはんだ付け接続されている蓄電素子。
  2. 前記アルミはんだ付けされた部位を覆う樹脂を備える請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記リベットは、前記ケースの外側に配置されるリベット中間部と、前記リベット中間部と連接し且つ前記リベット中間部との間に前記接続導体を挟み込む上部カシメ部と、前記リベット中間部と連接し且つ前記リベット中間部との間に前記集電体及び前記ケースを挟み込む環状カシメ部と、を有する請求項1又は2に記載の蓄電素子。
  4. 記集電体はアルミ又はアルミ合金製で、かつ、前記リベットのケース内部側部分と前記集電体とがアルミはんだ付け接続されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  5. 前記ケースが金属製であるとともに、前記リベットと前記ケースとの間に樹脂製の封止部材が介装されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  6. 記封止部材が前記リベットのケース外側部分の周囲の少なくとも一部を取り囲む形状である請求項に記載の蓄電素子。
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