JP5999078B2 - 電池 - Google Patents
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Description
この電極端子を電池筐体の蓋板部分に形成した孔を通して外部へ引き出す方法については、下記特許文献1のように、電極端子の構成要素としてリベットを備えて、そのリベットを蓋板の孔に通した状態でガスケットと共にかしめることで、電気的な接続と気密の保持とを確保する手法が一般的に用いられている。
又、近年、下記特許文献2にように、金属と樹脂との接合技術を、電極端子の電池筐体(蓋板)への取り付けに応用しようとする考え方も出てきている。この手法では、蓋板の孔に電極端子を通して、その孔を電極端子と共に樹脂で封止する。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、配線用部品を取り付ける際に、端子ボルトの廻り止めをできるようにする点にある。
但し、単純に電極端子を通した部分を樹脂で埋めるだけの構造ではなく、電極端子を板状部材にて構成していることを利用して、電極端子と蓋部とを樹脂を介して強固に接続する。
このため、電極端子は蓋部に沿う姿勢となる部分を有するように板材を曲げ加工等して形成し、その蓋部に沿う姿勢となる部分を樹脂を介して蓋部と接合する。
これによって、電極端子は広い面積で蓋部に固定されることになり、よじれ等の力が電極端子に作用しても安定的に封止状態が保持される。
しかも、電極端子を板状部材にて形成して電池筐体の外部に引き出す構成とすることで、バスバー(金属板等の塊状の電気配線部材)とのボルト固定等も容易に行えるものとできる。
このような構成によれば、板状部材にて形成した電極端子を曲げ加工等によって屈曲形状とするだけで、金属−樹脂接合によって強固に電池の蓋部に取り付けることが可能となり、電極端子の取り付け強度を十分に確保しながら、電極端子の構成の簡素化を実現できるものとなる。
更には、電池筐体内で電極端子を蓋部に沿う姿勢としたときは、電池筐体内における電極端子の存在のために必要となる空間の体積を可及的に小さくして無駄なスペースを削減でき、体積効率を向上させることができる。
すなわち、電極端子を上記金属−樹脂接合によって電池筐体に取り付ける構成とすることで電極端子の形状自由度が大となり、電極端子を板状部材にて形成することで集電体と一体形成することも可能となる。
このような構成によれば、電極端子と集電体とを一体形成して部品点数を減少させることで、電極端子の構成の一層の簡素化を図れるものとなる。
本実施の形態では、電池として二次電池の1例である非水電解液二次電池(より具体的にはリチウムイオン電池)を例示して説明する。
図1の斜視図及び図3の側面図に示すように、本実施の形態の非水電解液二次電池RBは、図3で1点鎖線で示す有底筒状(より具体的には有底矩形筒状)の缶体1の開放面に略平板状の蓋部2を被せて溶接して構成した電池筐体BCを有している。図1に示すように、蓋部2は短冊状の長方形に形成されており、電池筐体BCは全体として扁平な直方体形状を有している。
発電要素3は、箔状正極板が側方に延出して集電体4に溶接され、箔状負極板がそれと反対側の側方に延出して集電体6に溶接されている。
正極側の電極端子5及び負極側の電極端子7における電池筐体BCの外側部分の端部には、端子ボルト8,9が取り付けられている。端子ボルト8,9は、夫々、頭部が支持部10,11に埋め込まれて、ねじ部8a,9aが電極端子5,7に形成された孔を貫通して蓋部2の法線方向に突出する姿勢で取り付けられている。端子ボルト8,9は、電極端子5,7をいわゆるバスバー等の配線用部品にナットで接続固定して他の電池等との電気配線を行うためのものである。このような接続型式で電気配線を行うために電極端子5,7は板状部材にて構成している。
従って、両者を代表して正極側の構成についてのみ説明する。
単一の板材を所定の形状に打ち抜き加工あるいは所定の形状に切削加工した後、集電体4部分及び電極端子5部分を図1等に示す形状に折り曲げ加工している。
正極側の電極構造を断面図で示す図2によって更に詳細に説明すると、電極端子5における集電体4側寄りの箇所では、図2において矢印Aで指し示す位置、矢印Bで指し示す位置及び矢印Cで指し示す位置において、屈曲方向が交互となる状態で、夫々略90度屈曲させている。これによって、電極端子5には階段状の段差が形成されている。
この金属−樹脂接合は、金属と樹脂とを強固に接合させる技術であり、例えば金属表面を表面処理して微少な凹部を形成し、その表面処理した金属を金型内に配置して樹脂を射出成形する。
具体的には、集電体4と電極端子5とを一体形成した部材、及び、蓋部2に対して上述の表面処理を施した後、電極端子5を蓋部2の孔2aに通し、更に電極端子5の端部の孔に端子ボルト8のねじ部8aを通して、金型中に図2で示す姿勢で配置する。
ここで使用する金型は、図1乃至図3で示す支持部10の形状に樹脂が流れるように構成されている。
この金型で樹脂を射出成形することで、図2に示す構造の蓋部2の組品が出来上がる。
以上は、正極側の電極端子5等について説明したが、負極側の電極端子7等についても同時に作業を行う。
電極端子5は、孔2aを通過した直後に矢印Cで示す位置において矢印Bの位置とは逆向きに略90度屈曲して端子ボルト8の取り付け箇所に至る。
電極端子5を支持する支持部10を構成する樹脂は、上記の蓋部2に沿う姿勢となっている部分においては、電極端子5の周囲を覆う状態で電極端子5と蓋部2との間に存在している。従って、蓋部2と電極端子5とを面と面とが互いに対向する姿勢として、支持部10の樹脂と蓋部2との間、及び、支持部10の樹脂と電極端子5との間を金属−樹脂接合にて接合しているため、両者を強固に接合している。
換言すると、電極端子5を、端子ボルト8の頭部8b近くの矢印Cで指し示す位置で略90度の屈曲形状に形成してねじ部8aのねじ込み方向に沿う縦壁部分を形成することで、バスバー等の配線用部品の取付けの際に頭部8bに作用する回転力を間接的に受止めさせている。
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、電極端子5,7を屈曲形状に形成して、端子ボルト8,9の頭部に作用する回転力を間接的に受止めさせる場合を例示して説明しているが、図2と対応する図4に示すように、電極端子5,7を屈曲形状に形成して、端子ボルト8,9の頭部に作用する回転力を直接的に受止めさせるように構成しても良い。
図4においては、図2で示す各要素と対応する部分には同一符号を付している。
図4で示す構造では、矢印Cで指し示す位置の縦壁部分を端子ボルト8の頭部8bに当てつけて、頭部8bに作用する回転力を電極端子5で直接的に受止めさせている。
図4で示す構造では、更に、電極端子5の電池筐体BC外部側端部を更に延長させて端子ボルト8の頭部8b側に屈曲させ(図4において矢印Dで指し示す位置)、端子ボルト8の頭部8bを電極端子5でコの字状に囲む形状として、配線用部品を取り付ける際に頭部8bに作用する回転力を直接的に受止めさせる構成としている。
端子ボルト8の頭部8bを電極端子5でコの字状に囲む形状として頭部8bに作用する回転力を受止めさせる構成とした場合でも、その回転力を電極端子5で直接的に受止めさせるのではなく、頭部8bに作用する回転力を支持部10の樹脂を介して電極端子5が間接的に受止める構成としても良い。
2 蓋部
2a 孔
3 発電要素
4,6 集電体
5,7 電極端子
8,9 端子ボルト
BC 電池筐体
Claims (6)
- 略平板状の蓋部を有する電池筐体が備えられ、その電池筐体内に一対の電極板を有する発電要素と前記電極板に接続される集電体とが配置され、前記集電体に連なる電極端子が、前記蓋部を貫通して外部に引き出されて構成されている電池であって、
前記電極端子は、板状部材にて構成され、
前記電極端子を配線用部品に接続するための端子ボルトが、前記電極端子における前記電池筐体の外側部分に、前記端子ボルトのねじ部が前記電極端子を貫通する姿勢で取り付けられ、
前記電極端子は、前記蓋部に固定され、
前記電極端子が、前記配線用部品の取付けの際に前記端子ボルトの頭部に作用する回転力を直接的に又は間接的に受止めるように、前記電極端子を前記端子ボルトの頭部近くで屈曲形状に形成して構成されている電池。 - 前記電極端子は、当該電極端子の先端部を前記端子ボルトの頭部側に屈曲させることで、前記端子ボルトの頭部に作用する回転力を受け止めるように構成されている請求項1に記載の電池。
- 前記電極端子は、前記端子ボルトの頭部をコの字状に囲む形状とすることで、前記端子ボルトの頭部に作用する回転力を受け止めるように構成されている請求項2に記載の電池。
- 配線用部品を固定して電気配線を行うための端子ボルトと、前記端子ボルトが取り付けられる電極端子と、を蓋部に備える電池であって、
前記電極端子は、板状部材にて構成され、
前記端子ボルトは、前記電極端子を貫通する姿勢で取り付けられ、
前記電極端子は、前記蓋部に固定され、
前記電極端子が、前記配線用部品の取付けの際に前記端子ボルトの頭部に作用する回転力を直接的に又は間接的に受け止めるように、前記電極端子を前記端子ボルトの頭部近くで屈曲形状に形成して構成され、
前記電極端子は、当該電極端子の先端部を前記端子ボルトの頭部側に屈曲させることで 、前記端子ボルトの頭部に作用する回転力を受け止めるように構成され、
前記電極端子は、前記端子ボルトの頭部をコの字状に囲む形状とすることで、前記端子ボルトの頭部に作用する回転力を受け止めるように構成されている電池。 - 前記電極端子は、屈曲した位置が前記端子ボルトの頭部に当たっている請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池。
- 前記蓋部の上には、樹脂製の支持部が配置され、
前記端子ボルトの頭部は、前記支持部に埋め込まれている請求項1〜5のいずれか1項に記載の電池。
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