JP2016196685A - Ni基耐熱合金溶接継手の製造方法およびそれを用いて得られる溶接継手 - Google Patents
Ni基耐熱合金溶接継手の製造方法およびそれを用いて得られる溶接継手 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】化学組成が、質量%で、C:0.03〜0.12%、Si:1%以下、Mn:1%以下、P:0.015%以下、S:0.005%以下、Co:8〜25%、Cr:18〜27%、Ti:0.1〜2.5%、Al:0.2〜2.0%、B:0.0001〜0.01%、REM:0.001〜0.5%、N:0.02%以下、O:0.01%以下、Ca:0〜0.05%、Mg:0〜0.05%、Fe:0〜15%、Mo:0〜12%、W:0〜10%、Cu:0〜4%、Nb:0〜2.5%、V:0〜0.5%、並びに、残部:Niおよび不純物であり、かつ、使用時の加熱保持温度TA(℃)及び使用時の加熱保持時間tA(h)が[600≦TA≦850]及び[1700≦TA×(1.0+logtA)]を満足する条件で使用された合金母材を、熱処理保持温度TP(℃)及び熱処理保持時間tP(h)が[1050≦TP≦1250]及び[-0.1×(TP/50-30)≦tP≦-0.1×(TP/10-145)]を満足する条件で熱処理を施した後、溶接する、Ni基耐熱合金溶接継手の製造方法。
【選択図】 なし
Description
C:0.03〜0.12%、
Si:1%以下、
Mn:1%以下、
P:0.015%以下、
S:0.005%以下、
Co:8〜25%、
Cr:18〜27%、
Ti:0.1〜2.5%、
Al:0.2〜2.0%、
B:0.0001〜0.01%、
REM:0.001〜0.5%、
N:0.02%以下、
O:0.01%以下、
Ca:0〜0.05%、
Mg:0〜0.05%、
Fe:0〜15%、
Mo:0〜12%、
W:0〜10%、
Cu:0〜4%、
Nb:0〜2.5%、
V:0〜0.5%、ならびに、
残部:Niおよび不純物であり、かつ、
下記(i)式および(ii)式を満足する条件で使用された合金母材を、
下記(iii)式および(iv)式を満足する条件で熱処理を施した後、溶接する、Ni基耐熱合金溶接継手の製造方法。
600≦TA≦850 ・・・(i)
1700≦TA×(1.0+logtA) ・・・(ii)
1050≦TP≦1250 ・・・(iii)
−0.1×(TP/50−30)≦tP≦−0.1×(TP/10−145) ・・・(iv)
ただし、上式中の各記号の意味は下記の通りである。
TA:使用時の加熱保持温度(℃)
tA:使用時の加熱保持時間(h)
TP:熱処理保持温度(℃)
tP:熱処理保持時間(h)
第一群 Ca:0.0001〜0.05%、Mg:0.0001〜0.05%、Fe:0.01〜15%
第二群 Mo:0.01〜12%、W:0.01〜10%、Cu:0.01〜4%、Nb:0.01〜2.5%、V:0.01〜0.5%
C:0.06〜0.15%、
Si:1%以下、
Mn:1%以下、
P:0.01%以下、
S:0.005%以下、
Co:8〜25%、
Cr:18〜27%、
Ti:0.1〜2.5%、
Al:0.2〜2.0%、
Mo:0〜12%、
W:0〜10%、
Nb:0〜2.5%、
B:0〜0.005%、
Fe:0〜15%、
N:0.02%以下、
O:0.01%以下、ならびに、
残部:Niおよび不純物である溶接材料を使用して溶接する、前記(1)から前記(4)までのいずれか一つに記載のNi基耐熱合金溶接継手の製造方法。
本発明に係るNi基耐熱合金溶接継手の製造に使用する合金母材に含有される各元素の限定理由は下記のとおりである。
Cは、組織を安定化させる作用を有するとともに、微細な炭化物を形成し、高温使用中のクリープ強度を向上させる効果を有する元素である。この効果を充分に得るためには、C含有量を0.03%以上とする必要がある。しかしながら、C含有量が過剰であると、炭化物が粗大となり、かつ、多量に析出するため、却ってクリープ強度を低下させる。加えて、延性を低下させ、長時間使用した材料において溶接性を劣化させる。したがって、C含有量は0.12%以下とする。C含有量は、0.04%以上であることが好ましく、0.06%以上であることがより好ましい。また、C含有量は、0.11%以下であることが好ましく、0.10%以下であることがより好ましい。
Siは、脱酸作用を有するとともに、高温での耐食性および耐酸化性の向上に有効な元素である。しかしながら、Siが過剰に含有された場合には組織の安定性が低下して、靱性およびクリープ強度の低下を招く。そのため、Si含有量は1%以下とする。Si含有量は、0.8%以下であることが好ましく、0.6%以下であることがより好ましい。
Mnは、Siと同様に、脱酸作用を有する元素である。また、Mnは、組織の安定化にも寄与する。しかしながら、Mn含有量が過剰になると脆化を招き、さらに、靱性およびクリープ延性の低下も生じる。そのため、Mn含有量は1%以下とする。Mn含有量は、0.8%以下であることが好ましく、0.6%以下であることがより好ましい。
Pは、不純物として合金中に含まれ、多量に含まれる場合には熱間加工性を低下させるとともに、溶接中の液化割れ感受性を著しく高める元素である。さらに、高温での使用中に結晶粒界に偏析し、長時間使用した材料において溶接性を低下させる。そのため、P含有量は0.015%以下とする。P含有量は、0.012%以下であることが好ましく、0.010%以下であることがより好ましい。
Sは、Pと同様に不純物として合金中に含まれ、多量に含まれる場合には熱間加工性を低下させるとともに、溶接中の液化割れ感受性を高める元素である。さらに、高温で長時間使用した際に粒界に偏析し、長時間使用した材料において溶接性を低下させる。そのため、S含有量は0.005%以下とする。S含有量は、0.004%以下であることが好ましく、0.003%以下であることがより好ましい。
Coは、クリープ強度を向上させる作用を有する元素である。この効果を充分に得るためには、Co含有量を8%以上とする必要がある。しかしながら、Coは極めて高価な元素であるため、過剰の含有は大幅なコスト増を招く。そのため、Co含有量は25%以下とする。Co含有量は、8.5%以上であることが好ましく、9%以上であることがより好ましい。また、Co含有量は、23.5%以下であることが好ましく、22%以下であることがより好ましい。
Crは、高温での耐酸化性および耐食性の確保のために必須の元素である。また、Crは、微細な炭化物を形成してクリープ強度の確保にも寄与する。前記の効果を得るためには、Cr含有量を18%以上とする必要がある。しかしながら、Cr含有量が過剰になると、高温での組織安定性が低下するとともに、多量の炭化物を生成して、長時間使用した材料において溶接性を低下させる。したがって、Cr含有量は27%以下とする。Cr含有量は、18.5%以上であることが好ましく、19%以上であることがより好ましい。また、Cr含有量は、26.5%以下であることが好ましく、26%以下であることがより好ましい。
Tiは、Niと結合して微細な金属間化合物相として粒内に析出し、高温でのクリープ強度および引張強さの向上に寄与する。その効果を充分に得るためには、Ti含有量を0.1%以上とする必要がある。しかしながら、Ti含有量が過剰になると、金属間化合物相が多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招く。加えて、延性が低下して、長時間使用した材料において溶接性を低下させる。そのため、Ti含有量は2.5%以下とする。Ti含有量は、0.15%以上であることが好ましく、0.2%以上であることがより好ましい。また、Ti含有量は、2.4%以下であることが好ましく、2.3%以下であることがより好ましい。
Alは、Tiと同様に,Niと結合して微細な金属間化合物相として析出し,高温でのクリープ強度および引張強さの向上に寄与する元素である。その効果を充分に得るためには、Al含有量を0.2%以上とする必要がある。しかしながら、Alの含有量が過剰になると多量に金属間化合物相を生成し、却って靭性および延性の低下を招くとともに、長時間使用した材料において溶接性を低下させる。そのため、Al含有量は2.0%以下とする。Al含有量は、0.25%以上であることが好ましく、0.3%以上であることがより好ましい。また、Al含有量は、1.8%以下であることが好ましく、1.6%以下であることがより好ましい。
Bは、粒界炭化物を微細分散させることにより、クリープ強度を向上させるとともに、粒界に偏析して粒界を強化するのに有効な元素である。この効果を得るためには、B含有量を0.0001%以上とする必要がある。しかしながら、Bの含有量が過剰になると、溶接中の溶接熱サイクルにより溶融境界近傍の熱影響部にBが多量に偏析して粒界の融点が低下し、液化割れ感受性が高まる。そのため、B含有量を0.01%以下とする。B含有量は、0.0005%以上であることが好ましく、0.001%以上であることがより好ましい。また、B含有量は、0.008%以下であることが好ましく、0.006%以下であることがより好ましい。
REMは、Sとの親和力が強く、熱間加工性を改善する作用を有するとともに、溶接中の液化割れ感受性を低減するのに有効な元素である。さらには、高温使用中のSの粒界偏析を低減し、長時間使用した材料における溶接性低下の軽減にも寄与する。この効果を得るためには、REM含有量を0.001%以上とする必要がある。しかしながら、REM含有量が過剰になると、Oと結合して、清浄性を著しく低下させ、却って熱間加工性を劣化させる。そのため、REM含有量を0.5%以下とする。REM含有量は、0.002%以上であることが好ましく、0.005%以上であることがより好ましい。また、REM含有量は、0.4%以下であることが好ましく、0.3%以下であることがより好ましい。
Nは、組織を安定にするのに有効な元素であるものの、過剰に含有されると、高温での使用中に多量の微細窒化物が粒内に析出して、クリープ延性および靱性の低下を招く。さらには、長時間使用した材料の溶接性を低下させる。そのため、Nの含有量は0.02%以下とする。Nの含有量は、0.018%以下であることが好ましく、0.015%以下であることがより好ましい。
O(酸素)は、不純物として合金中に含まれ、その含有量が過剰になると熱間加工性が低下し、さらに靱性および延性の劣化を招く。このため、O含有量は0.01%以下とする。O含有量は、0.008%以下であることが好ましく、0.005%以下であることがより好ましい。
Caは、熱間加工性を改善する作用を有する元素である。さらに、高温使用中のSの粒界偏析を軽減し、長時間使用した材料における溶接性低下の軽減にも寄与する元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、Ca含有量が過剰になると、Oと結合して、清浄性を著しく低下させ、却って熱間加工性を劣化させる。したがって、Caを含有させる場合には、その含有量を0.05%以下とする。Ca含有量は、0.03%以下であることが好ましい。
Mgは、Caと同様に、熱間加工性を改善する作用を有する元素である。さらに、高温使用中のSの粒界偏析を軽減し、長時間使用した材料における溶接性低下の軽減にも寄与する元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、Mg含有量が過剰になると、Oと結合して、清浄性を著しく低下させ、却って熱間加工性を劣化させる。したがって、Mgを含有させる場合には、その含有量を0.05%以下とする。Mg含有量は、0.03%以下であることが好ましい。
Feは、Ni基合金に微量でも含有されると、その熱間加工性を改善する効果を有する元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、Fe含有量が過剰になると、合金の熱膨張係数が大きくなるとともに、耐水蒸気酸化性も劣化する。したがって、Feを含有させる場合には、その含有量を15%以下とする。Fe含有量は、10%以下であることが好ましく、1%以下であることがより好ましい。
Moは、マトリックスに固溶して、高温でのクリープ強度および引張強さを向上させる作用を有する元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、Moを過剰に含有させても効果は飽和し、却ってクリープ強度を低下させる場合がある。さらに、高価な元素であるため、過剰に含有させることはコストの増大を招く。したがって、Moを含有させる場合には、その含有量を12%以下とする。Mo含有量は、10%以下であることが好ましい。
Wは、Moと同様に、マトリックスに固溶して、高温でのクリープ強度および引張強さを向上させる作用を有する元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、Wを過剰に含有させても効果は飽和する。また、高価な元素であるため、過剰に含有させるとコストの増大を招く。したがって、Wを含有させる場合には、その含有量を10%以下とする。W含有量は、8%以下であることが好ましく、5%以下であることがより好ましい。
Cuは、クリープ強度を向上させる作用を有する元素である。すなわち、Cuは、Coと同様に、Ni基耐熱合金において組織安定性を高める元素であり、クリープ強度を向上させる作用を有する元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、Cu含有量が過剰になると、熱間加工性の低下を招く。したがって、Cuを含有させる場合には、その含有量を4%以下とする。Cu含有量は、3%以下であることが好ましく、1%以下であることがより好ましい。
Nbは、CまたはNと結合して微細な炭化物または炭窒化物として粒内に析出、または、Niと結合して金属間化合物相を形成し、高温でのクリープ強度向上に寄与するため、含有させてもよい。しかしながら、Nb含有量が過剰になると、炭化物および炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招くとともに、長時間使用した材料において溶接性を低下させる。したがって、Nbを含有させる場合には、その含有量を2.5%以下とする。Nb含有量は、2.3%以下であることが好ましい。
Vは、クリープ強度を向上させる作用を有する元素である。すなわち、Vは、CまたはNと結合して微細な炭化物または炭窒化物を形成し、クリープ強度を向上させる作用を有するため、含有させてもよい。しかしながら、V含有量が過剰になると、炭化物または炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性の低下を招くとともに、長時間使用した材料において溶接性を低下させる。したがって、Vを含有させる場合には、その含有量を0.5%以下とする。V含有量は、0.4%以下であることが好ましい。
本発明のNi基耐熱合金溶接継手の製造に使用する合金母材は、使用時の加熱保持温度TAが下記(i)式を満足し、かつ、使用時の加熱保持温度TAおよび加熱保持時間tAから決まるパラメーター(以下、PAともいう。)が下記(ii)式を満足する条件で使用されたものである。
PA:1700≦TA×(1.0+logtA) ・・・(ii)
本発明のNi基耐熱合金溶接継手の製造に使用する合金母材は、600〜850℃に加熱された場合、結晶粒内にM23C6炭化物および金属間化合物相であるγ’相が微細に析出する。また、SおよびPの粒界偏析も同時に生じる。炭化物および金属間化合物相が粒内に析出する量、ならびに、不純物が粒界偏析する量が所定の量を超えると、粒内の変形抵抗が大きくなるとともに、粒界が弱化するため、長時間使用後の材料を溶接すると溶接割れが生じる。本発明のNi基耐熱合金溶接継手の製造に使用する合金母材は、PAが1700以上になると、析出による粒内変形抵抗の増大と偏析による粒界の弱化とが顕著になるため、溶接前に熱処理を施すことが必要となる。
本発明のNi基耐熱合金溶接継手の製造方法では、前記合金母材を溶接する前に熱処理を施す。前記熱処理は、溶接割れを防止するため、熱処理保持温度TPおよび熱処理保持時間tPが下記(iii)式および(iv)式を満足する条件で行う必要がある。
溶接割れを防止するためには、熱処理により、高温での使用中に過剰に粒内に析出した炭化物および金属間化合物相を再度基地に固溶させるとともに、粒界に偏析した不純物元素を軽減させることが有効である。そのためには、熱処理保持温度TPを少なくとも1050℃以上にする必要がある。しかしながら、熱処理保持温度TPが1250℃を超えると、粒界の局部溶融が開始される。そのため、熱処理保持温度TPは1250℃以下とする。さらに、後述する通り、熱処理に際しては、熱処理保持温度TPに応じて、熱処理保持時間tPを所定の範囲に管理する必要がある。熱処理保持温度TPは、1080℃以上であることが好ましく、1100℃以上であることがより好ましい。また、熱処理保持温度TPは、1230℃以下であることが好ましく、1200℃以下であることがより好ましい。
溶接割れを防止するためには、熱処理の実施が有効であるが、その熱処理保持時間tPは−0.1×(TP/50−30)以上とする必要がある。これは、熱処理保持時間tPがこの値を下回ると、析出物の基地への再固溶および粒界偏析の軽減を達成するための合金元素の拡散に要する時間が不充分となるためである。しかしながら、熱処理保持時間tPが−0.1×(TP/10−145)を超えると、結晶粒径の粗大化が著しくなり、溶接の際、溶融線近傍に液化割れが生じやすくなる。そのため、熱処理保持時間tPは、−0.1×(TP/10−145)以下とする必要がある。
本発明に係るNi基耐熱合金溶接継手の製造に使用する溶接材料に含有される各元素の限定理由は下記のとおりである。
Cは、溶接後の溶接金属中の相安定性を高めるとともに、微細な炭化物を形成し、高温使用中のクリープ強度を向上させる効果を有する元素である。さらには、溶接凝固中にCrと共晶炭化物を形成することで、凝固割れ感受性の低減にも寄与する。この効果を充分に得るためには、C含有量を0.06%以上とする必要である。しかしながら、C含有量が過剰であると、炭化物が多量に析出するため、却ってクリープ強度および延性を低下させる。したがって、C含有量は0.15%以下とする。C含有量は、0.07%以上であることが好ましく、0.08%以上であることがより好ましい。また、C含有量は、0.14%以下であることが好ましく、0.12%以下であることがより好ましい。
Siは、溶接材料の製造時において脱酸に有効であるとともに、溶接後における溶接金属の高温での耐食性および耐酸化性の向上に有効な元素である。しかしながら、Siが過剰に含有された場合には相安定性が低下して、靱性およびクリープ強度の低下を招く。そのため、Si含有量は1%以下とする。Si含有量は、0.8%以下であることが好ましく、0.6%以下であることがより好ましい。
Mnは、Siと同様に、溶接材料の製造時において脱酸に有効な元素である。また、Mnは、溶接後における溶接金属中の相安定性の向上にも寄与する。しかしながら、Mn含有量が過剰になると脆化を招く。そのため、Mn含有量は1%以下とする。Mnの含有量は、0.8%以下であることが好ましく、0.6%以下であることがより好ましい。
Pは、不純物として溶接材料中に含まれ、溶接中に凝固割れ感受性を高める元素である。さらに、高温で長時間使用した後の溶接金属のクリープ延性を低下させる。そのため、P含有量は0.01%以下とする。P含有量は、0.008%以下であることが好ましく、0.006%以下であることがより好ましい。
Sは、Pと同様に不純物として溶接材料中に含まれ、多量に含まれる場合には、熱間加工性および溶接性を著しく低下させる。さらに、Sは、高温で長時間使用する際に、溶接金属において柱状晶粒界に偏析して脆化を招き、応力緩和割れ感受性を高める。そのため、S含有量は0.005%以下とする。S含有量は、0.004%以下であることが好ましく、0.003%以下であることがより好ましい。
Coは、Niと同様に、組織の安定性を高めてクリープ強度の向上に寄与する。この効果を充分に得るためには、Co含有量を8%以上とする必要がある。しかしながら、Coは極めて高価な元素であるため、溶接材料においても過剰の含有は大幅なコストの増大を招く。そのため、Co含有量は25%以下とする。Co含有量は、8.5%以上であることが好ましく、9%以上であることがより好ましい。また、Co含有量は、23.5%以下であることが好ましく、22%以下であることがより好ましい。
Crは、溶接金属の高温での耐酸化性および耐食性の確保のために有効な元素である。また、Crは、微細な炭化物を形成してクリープ強度の確保にも寄与する。さらに、溶接凝固中にCと共晶炭化物を形成することで、凝固割れ感受性の低減にも寄与する。これらの効果を得るためには、Cr含有量を18%以上とする必要である。しかしながら、Cr含有量が27%を超えると、高温での相安定性が劣化してクリープ強度の低下を招く。したがって、Cr含有量は27%以下とする。Cr含有量は、18.5%以上であることが好ましく、19%以上であることがより好ましい。また、Cr含有量は、26.5%以下であることが好ましく、26%以下であることがより好ましい。
Tiは、微細な金属間化合物相として析出し、高温でのクリープ強度および引張強さの向上に寄与する元素である。その効果を充分に得るためには、Ti含有量を0.1%以上とする必要がある。しかしながら、Ti含有量が過剰になると、金属間化合物相が多量に析出し、却ってクリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、Ti含有量は2.5%以下とする。Ti含有量は、0.15%以上であることが好ましく、0.2%以上であることがより好ましい。また、Ti含有量は、2.4%以下であることが好ましく、2.3%以下であることがより好ましい。
Alは、溶接金属においてもTiと同様に、微細な金属間化合物相として析出し、高温でのクリープ強度および引張強さの向上に寄与する元素である。その効果を充分に得るためには、Al含有量を0.2%以上とする必要がある。しかしながら、Al含有量が過剰になると、金属間化合物相が多量に析出し、却ってクリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、Al含有量は2.0%以下とする。Al含有量は、0.25%以上であることが好ましく、0.3%以上であることがより好ましい。また、Al含有量は、1.8%以下であることが好ましく、1.6%以下であることがより好ましい。
Moは、溶接金属においてもマトリックスに固溶して、高温でのクリープ強度および引張強さを向上させる作用を有する元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、Moを過剰に含有させても効果は飽和し、却ってクリープ強度を低下させる場合がある。さらに、高価な元素であるため、過剰に含有させることはコストの増大を招く。したがって、Moを含有させる場合には、その含有量を12%以下とする。Mo含有量は、11%以下であることが好ましく、10%以下であることがより好ましい。
Wは、溶接金属においてもMoと同様に、マトリックスに固溶して、高温でのクリープ強度および引張強さを向上させる作用を有する元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、Wを過剰に含有させても効果は飽和し、却ってクリープ強度を低下させる場合がある。また、高価な元素であるため、過剰に含有させるとコストの増大を招く。したがって、Wを含有させる場合には、その含有量を10%以下とする。W含有量は、9%以下であることが好ましく、8%以下であることがより好ましい。
Nbは、溶接金属においてもCまたはNと結合して微細な炭化物または炭窒化物として粒内に析出、または、Niと結合して金属間化合物相を形成し、高温でのクリープ強度向上に寄与するため、含有させてもよい。しかしながら、Nb含有量が過剰になると、炭化物および炭窒化物として多量に析出し、クリープ延性および靱性の低下を招く。したがって、Nbを含有させる場合には、その含有量を2.5%以下とする。Nb含有量は、2.3%以下であることが好ましく、2%以下であることがより好ましい。
Bは、溶接金属のクリープ強度の向上に有効な元素であるため、含有させてもよい。しかしながら、B含有量が過剰になると、溶接中の凝固割れ感受性が著しく高くなる。そのため、B含有量は0.005%以下とする。B含有量は、0.004%以下であることが好ましく、0.003%以下であることがより好ましい。
Feは、Ni基合金に微量でも含有されると、その熱間加工性を改善する効果を有する元素であるため、溶接材料においても含有させ、その効果を活用してもよい。しかしながら、Fe含有量が過剰になると、溶接金属の熱膨張係数が大きくなるとともに、耐水蒸気酸化性も劣化する。したがって、Feを含有させる場合には、その含有量を15%以下とする。Fe含有量は、10%以下であることが好ましく、8%以下であることがより好ましい。
Nは、溶接金属において組織を安定にし、クリープ強度を向上させるとともに、固溶して引張強さの確保に寄与する元素である。しかしながら、過剰に含有されると、高温での使用中に多量の微細窒化物が粒内に析出してクリープ延性および靱性の低下を招く。そのため、N含有量は0.02%以下とする。N含有量は、0.018%以下であることが好ましく、0.015%以下であることがより好ましい。
O(酸素)は、不純物として溶接材料中に含まれ、その含有量が過剰になると熱間加工性が低下し、製造性の劣化を招く。このため、O含有量は0.01%以下とする。O含有量は、0.008%以下であることが好ましく、0.005%以下であることがより好ましい。
本発明のNi基耐熱合金溶接継手の製造方法では、前記合金母材に熱処理を施した後、溶接する。溶接方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、ガスタングステンアーク溶接、ガスメタルアーク溶接、被覆アーク溶接などを用いることができる。
得られた溶接継手の5か所から採取した試料の横断面を鏡面研磨、腐食し、光学顕微鏡により検鏡を行い、溶接熱影響部の割れ有無を調査した。そして、5個の試料のうち、全ての試料で割れが認められなかった溶接継手を「○」、1〜3個の試料で割れが認められた溶接継手を「△」とし、「合格」と判定した。また、4個以上の試料で割れが認められた溶接継手を「×」とし、「不合格」と判定した。結果を表3に示す。
Claims (6)
- 化学組成が、質量%で、
C:0.03〜0.12%、
Si:1%以下、
Mn:1%以下、
P:0.015%以下、
S:0.005%以下、
Co:8〜25%、
Cr:18〜27%、
Ti:0.1〜2.5%、
Al:0.2〜2.0%、
B:0.0001〜0.01%、
REM:0.001〜0.5%、
N:0.02%以下、
O:0.01%以下、
Ca:0〜0.05%、
Mg:0〜0.05%、
Fe:0〜15%、
Mo:0〜12%、
W:0〜10%、
Cu:0〜4%、
Nb:0〜2.5%、
V:0〜0.5%、ならびに、
残部:Niおよび不純物であり、かつ、
下記(i)式および(ii)式を満足する条件で使用された合金母材を、
下記(iii)式および(iv)式を満足する条件で熱処理を施した後、溶接する、Ni基耐熱合金溶接継手の製造方法。
600≦TA≦850 ・・・(i)
1700≦TA×(1.0+logtA) ・・・(ii)
1050≦TP≦1250 ・・・(iii)
−0.1×(TP/50−30)≦tP≦−0.1×(TP/10−145) ・・・(iv)
ただし、上式中の各記号の意味は下記の通りである。
TA:使用時の加熱保持温度(℃)
tA:使用時の加熱保持時間(h)
TP:熱処理保持温度(℃)
tP:熱処理保持時間(h) - 前記合金母材の化学組成が、質量%で、下記の第一群および第二群から選択される1種以上を含有する、請求項1に記載のNi基耐熱合金溶接継手の製造方法。
第一群 Ca:0.0001〜0.05%、Mg:0.0001〜0.05%、Fe:0.01〜15%
第二群 Mo:0.01〜12%、W:0.01〜10%、Cu:0.01〜4%、Nb:0.01〜2.5%、V:0.01〜0.5% - 前記熱処理において、冷却過程における500℃までの平均冷却速度が50℃/h以上である、請求項1または請求項2に記載のNi基耐熱合金溶接継手の製造方法。
- 前記熱処理は、少なくとも被溶接部から30mm以内の範囲すべてに施す、請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載のNi基耐熱合金溶接継手の製造方法。
- 化学組成が、質量%で、
C:0.06〜0.15%、
Si:1%以下、
Mn:1%以下、
P:0.01%以下、
S:0.005%以下、
Co:8〜25%、
Cr:18〜27%、
Ti:0.1〜2.5%、
Al:0.2〜2.0%、
Mo:0〜12%、
W:0〜10%、
Nb:0〜2.5%、
B:0〜0.005%、
Fe:0〜15%、
N:0.02%以下、
O:0.01%以下、ならびに、
残部:Niおよび不純物である溶接材料を使用して溶接する、請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載のNi基耐熱合金溶接継手の製造方法。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の製造方法を用いて得られる、Ni基耐熱合金溶接継手。
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