JP2016196425A - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、ブラシ等でくせ毛の毛髪が引っ張られた際に、くせ毛のカール半径が低下し、くせが強くなるという現象を抑制することである。【解決手段】上記課題を解決するための手段として、ザクロ由来の抽出物、コーヒーノキ由来の抽出物、ヒマラヤユキノシタ由来の抽出物、及び、スモモ由来の抽出物から選択される植物由来抽出物を含有する毛髪化粧料組成物を、洗い流さずに使用することにより、引っ張られた際に生じるくせ毛のカール半径の低下を抑制することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、くせ毛の毛髪に適用する毛髪化粧料に関する。さらに詳しくは、本発明は、ブラシや手ぐし等でくせ毛を引っ張ると、より強いくせ毛となるという現象を抑制するための毛髪化粧料に関する。
くせ毛は、毛髪がカールした状態の髪質であるため、整髪時に髪がまとまらず、上手くヘアスタイリングができないという問題がある。これに対して、ストレートパーマ等、くせ毛を矯正して直毛化する方法が知られている。この方法では、半永久的にくせ毛を矯正することができるが、毛髪内ケラチン蛋白質のS−S結合を開裂・再結合させるため、毛髪が損傷を受け、枝毛や切れ毛が増えたり、好ましくない感触になるという不都合が生じる。
一方、毛髪化粧料を適用することにより、一時的にくせ毛をのばす方法が知られている。例えば、特許文献1には、毛髪に優れた光沢を与え、なめらかな感触を付与し、さらに、くせ毛のばし効果に優れた毛髪化粧料として、両性界面活性剤と高級脂肪酸とを混合して得られる複合体と、シリル化ペプチドを含有する毛髪化粧料が記載されている。
その他、同様な効果を奏する毛髪化粧料として、特許文献2には、有機シリコーン樹脂、ポリエーテル変性シリコーン及び低級アルコールを含有する毛髪化粧料、特許文献3には、有機シリコーン樹脂及びポリビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体を含有する毛髪化粧料が記載されている。
特開平11−279027号公報 特開平10−316542号公報 特開平7−215825号公報
くせ毛は、手ぐしやブラシ等に絡まりやすいため、ドライヤー時やスタイリング時に、日常的に引っ張られる。発明者は、くせ毛の毛髪を引っ張ると、その前後でカール半径が小さくなり、より強いくせ毛になるという現象を発見した。そこで、本発明では、毛髪を引っ張ることにより生じるカール半径の低下を抑制することを課題とする。尚、カール半径とは、毛髪の曲がり度合いに対して接するように真円を描いたときの半径のことであり、くせのカールの強さを示す指標である。カール半径が小さいほどくせが強いことを表す。
発明者は、上記課題に対して鋭意検討した結果、ザクロ由来の抽出物、コーヒーノキ由来の抽出物、ヒマラヤユキノシタ由来の抽出物、及び、スモモ由来の抽出物から選択される植物由来抽出物を含有する毛髪化粧料組成物を、塗布後洗い流さない使用形態で毛髪に適用することにより、その後毛髪を引っ張ることにより生じるカール半径の低下を抑制することを見いだして、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、(A)ザクロ由来の抽出物、コーヒーノキ由来の抽出物、ヒマラヤユキノシタ由来の抽出物、及び、スモモ由来の抽出物から選択される1種又は2種以上の植物由来抽出物を含有する洗い流さないタイプの毛髪化粧料組成物である。
この毛髪化粧料組成物を毛髪に適用すると、その後の引っ張りにより生じるくせ毛のカール半径の低下を抑制することができ、毛髪がまとまりやすく、良好なヘアスタイリングを実現することができる。
また、この毛髪化粧料組成物を毛髪に適用しても、不自然なべたつき感や、硬さなどの感触がなく、素髪のように軽やかでしなやかな状態を維持することができる。
さらに本発明は、(B)シリコーン化合物、又は、(C)カチオン性界面活性剤及びカチオン化高分子化合物から選択されるカチオン性化合物を含有することが好ましい。
これらの化合物を配合すると、毛髪の引っ張りによるカール半径の低下抑制、毛髪のまとまりやすさや自然な風合い等の本発明の効果を相乗的に高めることができる。
さらに本発明は、前記植物由来抽出物の配合量に対する前記シリコーン化合物の配合量の比[(B)/(A)]は、1〜1000000であるという特徴を有することが好ましい。
または、本発明は、前記植物由来抽出物の配合量に対する前記カチオン性化合物の配合量の比[(C)/(A)]は、1〜500000であるという特徴を有することが好ましい。
これらの配合比とすることにより、(A)植物由来抽出物と(B)シリコーン化合物又は(C)カチオン性化合物の相乗効果を最大限に発揮することができる。
本発明の毛髪化粧料組成物は、毛髪を引っ張ることにより生じるくせ毛のカール半径の低下を抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を含めて説明する。
[毛髪化粧料組成物]
本発明の毛髪化粧料組成物とは、(A)ザクロ由来の抽出物、コーヒーノキ由来の抽出物、ヒマラヤユキノシタ由来の抽出物、及び、スモモ由来の抽出物から選択される1種又は2種以上の植物由来抽出物を含有する洗い流さないタイプの毛髪化粧料組成物である。
ここで、「洗い流さないタイプ」の毛髪化粧料組成物とは、洗い流さず塗布したままにする、いわゆるアウトバスタイプの毛髪化粧料組成物である。
アウトバスタイプの毛髪化粧料組成物としては、例えば、洗い流さないトリートメントや、ヘアフォーム、ヘアワックス、ポマード、ヘアジェル、ヘアクリーム、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアウォーター、ヘアリキッド、ヘアオイル等の整髪剤や、ヘアカラースプレー等の一時染毛剤や、ヘアトニック、養毛剤等が挙げられる。
毛髪化粧料組成物の剤型は、公知の剤型の中から、その用途や使用目的等に応じて任意に選択することができる。例えば、液体状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、泡状等とすることができ、泡状の場合、エアゾール形態、ノンエアゾール形態のいずれでもよい。
以下、本発明の毛髪化粧料組成物の各成分について詳細に説明する。
〔(A)植物由来抽出物〕
(ザクロ由来の抽出物)
本発明のザクロ由来の抽出物は、ミソハギ科ザクロ属の植物の抽出物である。好ましくは、ザクロ(学名:Punica granatum)由来の抽出物である。
植物の部位は、どの部位でもよく、例えば、全草、葉、幹、茎、枝、枝葉、果皮、果実、樹皮、樹液、種子、根茎、根、頭花、花などの1又は2以上の部位を生のまま若しくは乾燥させて使用する。好ましくは、ザクロの花の抽出物である。
(コーヒーノキ由来の抽出物)
本発明のコーヒーノキ由来の抽出物は、アカネ科コーヒーノキ属の植物の抽出物である。好ましくは、アラビカコーヒーノキ(学名:Coffea arabica)由来の抽出物である。
植物の部位は、どの部位でもよく、例えば、全草、葉、幹、茎、枝、枝葉、果皮、果実、樹皮、樹液、種子、根茎、根、頭花、花などの1又は2以上の部位を生のまま若しくは乾燥させて使用する。好ましくは、コーヒーノキ種子の抽出物である。
(ヒマラヤユキノシタ由来の抽出物)
本発明のヒマラヤユキノシタ由来の抽出物は、ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の植物の抽出物である。好ましくは、パシャンベ(学名:Bergenia ligulata)由来の抽出物である。
植物の部位は、どの部位でもよく、例えば、全草、葉、幹、茎、枝、枝葉、果皮、果実、樹皮、樹液、種子、根茎、根、頭花、花などの1又は2以上の部位を生のまま若しくは乾燥させて使用する。好ましくは、パシャンベ根の抽出物である。
(スモモ由来の抽出物)
本発明のスモモ由来の抽出物は、バラ科スモモ亜属の植物の抽出物である。好ましくは、ウメ(学名:Prunus mume)由来の抽出物である。
植物の部位は、どの部位でもよく、例えば、全草、葉、幹、茎、枝、枝葉、果皮、果実、樹皮、樹液、種子、根茎、根、頭花、花などの1又は2以上の部位を生のまま若しくは乾燥させて使用する。好ましくは、ウメ果実の抽出物である。
(植物由来抽出物の抽出方法)
植物由来抽出物の抽出方法は、抽出溶媒により抽出する。抽出溶媒としては、特に限定されず、水、エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソブタノール、n−ヘキサノール、メチルアミルアルコール、2−エチルブタノール、n−オクチルアルコール等の1価アルコール類、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−n−プロピルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル類、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブチルエーテル等のエーテル類、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス、パラフィン油等の炭化水素類、オリーブ油、小麦胚芽油、米油、ゴマ油、マカダミアンナッツ油、アルモンド油、ヤシ油等の植物油脂、牛脂、豚脂、鯨脂等の動物油脂などが例示される。また、リン酸緩衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極性溶媒や界面活性剤を添加した溶媒を用いることができ、さらに、水、二酸化炭素、エチレン、プロピレン、エタン、プロパン、一酸化二窒素、クロロジフルオロメタン、クロロトリフルオロメタン、キセノン、アンモニア、メタノール、エタノール等の1種又は2種以上の超臨界流体、若しくは亜臨界流体を用いてもよい。
好ましい抽出溶媒としては、水溶性溶媒である。水溶性溶媒を用いることにより、水溶性の植物由来抽出物を得ることができる。水溶性の植物由来抽出物を用いると、本発明の毛髪化粧料組成物を毛髪に適用した際に、不自然な光沢を抑え、自然な風合いを得ることができる。更に好ましくは、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール及びこれらの混合溶媒であり、特に好ましくは、水、エタノール及びこれらの混合溶媒である。水とエタノールの混合溶媒を用いる場合、混合比は特に限定されないが、好ましくは、水:エタノール=20:80〜80:20である。これらの溶媒を用いることにより、くせ毛のカール半径の低下を抑制するという本発明の効果をより発揮することができる。
なお、上記水溶性溶媒とは、溶解パラメータ(SP値)が10以上のものである。
抽出の際の植物と溶媒との比率は特に限定されないが、植物1重量部に対して溶媒0.1〜1000重量部、特に抽出操作や抽出効率の観点から、0.5〜100重量部であることが好ましい。
また、抽出温度は0℃〜溶媒の沸点以下の範囲であり、抽出時間は、抽出温度等により異なるが30分間〜2週間とすることが好ましい。
毛髪化粧料組成物中に配合される植物由来抽出物の配合量は、エキス分として0.000001〜1質量%であり、好ましくは、0.00001〜0.5質量%、特に好ましくは、0.0001〜0.1質量%である。ここで、エキス分とは、植物由来抽出物から抽出溶媒を除したものを示す。
〔(B)シリコーン化合物〕
さらに、本発明の毛髪化粧料組成物は、(B)シリコーン化合物を配合することが好ましい。
シリコーン化合物は、シロキサン結合を有する有機ケイ素化合物である。例えば、ジメチルシリコーン油、メチルフェニルシリコーン油、環状ジメチルシリコーン油、メチルハイドロジェンシリコーン油等のストレートシリコーン油、アルコール変性シリコーン油、アルキル変性シリコーン油、アミノ変性シリコーン油等の変性シリコーン油、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、グリセリルエーテル変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。好ましくは、ジメチルシリコーン油、ポリエーテル変性シリコーンである。
本発明の毛髪化粧料組成物において、(B)シリコーン化合物を添加することにより、引っ張りによるくせ毛のカール半径の低下抑制、髪のまとまり、自然な風合い等の(A)植物由来抽出物の効果を相乗的に高めることができる。
(B)シリコーン化合物の配合量は、0.01〜20質量%の範囲で配合すればよく、好ましくは0.2〜15質量%であり、特に好ましくは、1〜10質量%である。
また、(A)植物由来抽出物の配合量に対する(B)シリコーン化合物の配合量の配合比[(B)/(A)]は、好ましくは1〜1000000であり、更に好ましくは20〜100000であり、特に好ましくは50〜50000である。
この配合比とすることにより、(A)植物由来抽出物と(B)シリコーン化合物をバランスよく配合することができるため、本発明の効果をさらに発揮することができる。
〔(C)カチオン性化合物〕
さらに、本発明の毛髪化粧料組成物は、(C)カチオン性界面活性剤及びカチオン化高分子化合物から選択されるカチオン性化合物を配合することが好ましい。なお、上記(B)シリコーン化合物と併用して配合してもよい。
カチオン性界面活性剤は、水に溶解してイオン解離をする親水基が陽イオンとなる界面活性剤である。例えば、4級アンモニウムやその塩である界面活性剤、脂肪酸アミドアミンやその中和物である界面活性剤等が好ましい。例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム(セトリモニウムクロリド)、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアルトリモニウムクロリド)、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム(ベヘントリモニウムクロリド)、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(ジステアリルジモニウムクロリド)、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、メチル硫酸ベヘニルトリメチルアンモニウム、クオタニウム−91等の4級アンモニウム塩や、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロプルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド等の脂肪酸アミドアミンの中和物から選ばれる1種以上が好ましい。より好ましくは、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム(セトリモニウムクロリド)、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアルトリモニウムクロリド)、及び塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム(ベヘントリモニウムクロリド)から選ばれる1種以上である。
カチオン性高分子化合物は、水に溶解してイオン解離をする親水基が陽イオンとなる高分子化合物である。例えば、カチオン化セルロース、カチオン化グアガム、カチオン化多糖、カチオン化加水分解たん白、カチオン化ビニル系又はアクリル系ポリマー、ポリグリコールポリアミン縮合物、アジピオン酸ジメチル−アミノヒドロキシプロピルジエチルトリアミン共重合体、及びアミノエチルアミノプロピル・メチルポリシロキサン共重合体が挙げられる。
カチオン化セルロースとしては、例えば、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、及びヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドが挙げられる。
カチオン化グアガムとしては、例えば、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアガムが挙げられる。
カチオン化多糖は、セルロース誘導体、天然ガム、澱粉、デキストラン等の多糖類をカチオン化して得られるものであり、カチオン化多糖としては、例えば、デキストラン塩化ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムエーテル等のカチオン化デキストランが挙げられる。
カチオン化加水分解たん白としては、例えば、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コンキオリン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ステアリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ステアリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ステアリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ステアリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コンキオリン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コンキオリン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解大豆たん白、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コラーゲン、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解シルク、塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン、及び塩化N−[2−ヒドロキシ−3−(ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解コンキオリンが挙げられる。
カチオン化ビニル系又はカチオン化アクリル系ポリマーとしては、例えば、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、β−メタクリロキシエチルトリメチルアンモニウム・アクリルアミド共重合物、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合物ジエチル硫酸塩、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、β−メタクリロキシエチルトリメチルアンモニウム・アクリルアミド共重合物、及びポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウムが挙げられる。
ポリグリコールポリアミン縮合物としては、例えば、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコールが挙げられる。
本発明の毛髪化粧料組成物において、(C)カチオン性界面活性剤及びカチオン化高分子化合物から選択されるカチオン性化合物を添加することにより、引っ張りによるくせ毛のカール半径の低下抑制、髪のまとまり、自然な風合い等の(A)植物由来抽出物の効果を相乗的に高めることができる。
(C)カチオン性化合物の配合量は、0.01〜20質量%の範囲で配合すればよく、好ましくは0.2〜15質量%であり、特に好ましくは、1〜10質量%である。
また、(A)植物由来抽出物の配合量に対する(C)カチオン性化合物の配合量の配合比[(C)/(A)]は、好ましくは1〜500000であり、更に好ましくは20〜50000であり、特に好ましくは50〜20000である。
この配合比とすることにより、(A)植物由来抽出物と(C)カチオン性化合物をバランスよく配合することができるため、本発明の効果をさらに発揮することができる。
〔その他の成分〕
本発明の洗い流さないタイプの毛髪化粧料組成物においては、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、さらに通常毛髪化粧料組成物に用いられている他の追加成分を配合することができる。これら追加成分としては、例えば、油脂類、蝋類、エステル油類、炭化水素類、高級アルコール類、脂肪酸類、界面活性剤、増粘剤類、植物抽出物、保湿剤、色素類、殺菌剤、香料等を配合することができる。油脂類としては、例えば、椿油、ココナッツ油、大豆油、米油、ナタネ油等の植物油、牛脂、豚脂等の動物油等を挙げることができ;蝋類としては、例えば、蜜蝋、羊毛ろう、カルナウバロウ等を挙げることができ;エステル油としては、例えば、パルミチン酸オクチル、ミリスチン酸イソステアリル等を挙げることができ;炭化水素類としては、例えば、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワラン、ポリブテン、流動イソパラフィン、流動パラフィン等を挙げることができ;高級アルコール類としては、例えば、セタノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール等を挙げることができ;脂肪酸類としては、例えば、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等を挙げることができ;界面活性剤としては、例えば、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤の何れであってもよく、ノニオン性界面活性剤として、例えば、ポリオキシエチレンセチルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、モノラウリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸グリセリン及びその他ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが例示でき、両性界面活性剤として、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のN,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等などを例示することができ、アニオン性界面活性剤として、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等を例示することができ;増粘剤類としては、例えば、ビニル系高分子化合物、アクリル系高分子化合物等が挙げられ、ビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体などを例示することができる。
[美容方法]
本発明の美容方法とは、(A)ザクロ由来の抽出物、コーヒーノキ由来の抽出物、ヒマラヤユキノシタ由来の抽出物、及び、スモモ由来の抽出物から選択される1種又は2種以上の植物由来抽出物を含有する毛髪化粧料組成物を頭髪に塗布し、塗布後に洗い流さないことを特徴とする方法である。本発明の美容方法に用いる毛髪化粧料組成物は、洗い流すタイプの毛髪化粧料組成物でもよいことを除いて、本発明の毛髪化粧料組成物と同様である。
本発明の美容方法を適用すると、くせ毛のカール半径の低下を抑制することができ、良好なスタイリングを施すことができる。
なお、塗布後に洗い流さないとは、塗布後に洗い流さないまま、スタイリングを終えるということである。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。
表1〜表9に示す実施例及び比較例に係る組成の毛髪化粧料組成物を、常法に従って調製し、以下の試験を実施して評価を行った。その結果を合わせて表に示す。
なお、各試料を塗布後、洗い流さないまま乾燥させ、その後各試験を実施した場合は、使用方法として「アウトバス」と記し、各試料を塗布後、洗浄・乾燥してから各試験を実施した場合は、「インバス」と記した。インバスにおける洗浄・乾燥は、流水にて試料を洗い流し、自然乾燥した。
(評価1:引っ張りによるカール半径の変化率)
天然くせ毛の同一人毛を用いて、引っ張りによるカール半径の変化率について評価した。人毛は、ダメージの少ない根元側を使用し、予めカール半径を測定して、カール半径が20mm以下の人毛を試験用のくせ毛人毛として選定した。カール半径の測定は、同心円上に1mm間隔で円を描いた測定板を用い、くせ毛を円に沿わせ、毛髪の曲がり度合いに対して接するような真円を描いたときの半径を目視にて測定した。
くせ毛人毛に各試料を塗布した後、0.25Nで100回の繰り返しの引っ張り負荷を与えた。引っ張り処理後のカール半径を計測し、処理前のカール半径からの変化率を求めた。カール半径の変化率は、以下の式1により算出し、10本のくせ毛人毛の平均値を求めた。カール半径の変化率が小さいほど、くせが強くなったことを表す。

カール半径の変化率=(引っ張り処理後のカール半径)/(引っ張り処理前のカール半径)・・・式1
カール半径の変化率について、以下とおり◎〜×で評価し、表の「評価1」の上段に示した。なお、下段には、カール半径の変化率の平均値を示した。
◎ :カール半径の変化率が0.96以上
○+:カール半径の変化率が0.94以上0.96未満
○ :カール半径の変化率が0.92以上0.94未満
△ :カール半径の変化率が0.90以上0.92未満
× :カール半径の変化率が0.90未満
(評価2:髪のまとまり感)
評価1と同様に選定されたくせ毛人毛を用いて、1.2g、20cmの毛束を作製した。この毛束をシャンプー(ホーユー株式会社製プロマスターカラーケアLX)で洗浄後、各試料0.6gを塗布し、ドライヤーで乾燥させながらロールブラシでブローを20回行った。なお、インバスの使用方法では、シャンプーで洗浄後、各試料を同量塗布し、流水にて試料を洗い流してから、ブローを行った。
温度25℃、湿度90%の恒温恒湿槽に毛束を15分間静置したときの、毛束の広がり幅(cm)を測定し、まとまり感を評価した。広がり幅が小さいほど、まとまりが良好であることを表す。
広がり幅について、以下とおり◎〜×で評価し、表の「評価2」の上段に示した。なお、下段には、広がり幅の実測値を示した。
◎ :広がり幅が4cm未満
○+:広がり幅が4cm以上5cm未満
○ :広がり幅が5cm以上6cm未満
△ :広がり幅が6cm以上7cm未満
× :広がり幅が7cm以上
(評価3:自然な風合い)
評価2と同様に処理したくせ毛人毛の毛束について、ブロー後の毛束の風合いについて評価した。風合いの評価については、専門パネラー10名により評価した。なお、以下の評価において、「自然な風合い」とは、不自然なべたつき感や、硬さなどの感触がなく、素髪のように軽やかでしなやかな状態をいう。
◎ :「自然な風合い」と回答したパネラーが9〜10名
○+:「自然な風合い」と回答したパネラーが7〜8名
○ :「自然な風合い」と回答したパネラーが5〜6名
△ :「自然な風合い」と回答したパネラーが1〜4名
× :「自然な風合い」と回答したパネラーが0名
なお、表中の原料については、以下に示した。
「ザクロ花エキス」:原料名「ザクロ花エキスBG50」(香栄興業株式会社製、エキス分1.0%)
「コーヒー種子エキス」:原料名「カフェノアージュ」(一丸ファルコス株式会社製、エキス分0.6%)
「パシャンベ根エキス」:原料名「パシャンベエキスSK」(香栄興業株式会社製、エキス分0.5%)
「ウメ果実エキス」:原料名「和ism<ウメ>」(丸善製薬株式会社製、エキス分2.0%)
Figure 2016196425
表1を見ると、ザクロ花エキス、コーヒー種子エキス、パシャンベ根エキス、ウメ果実エキスを含まない比較例1−1では、引っ張り試験によりカール半径が小さくなり、くせが強くなった。それに伴い、髪のまとまり感も悪くなった。一方、これらのエキスを含む実施例1−1〜1−4では、カール半径の低下が抑制され、髪のまとまり感が優れていた。
また、これらのエキスを含む毛髪化粧料を塗布した後、お湯で試料を洗い流した比較例1−2〜1−5では、実施例1−1〜1−4で認められた効果が得られなかった。よって、これらのエキスを含む毛髪化粧料組成物を、シャンプーやトリートメント等のインバス用の毛髪化粧料組成物として利用しても効果がないことがわかる。
Figure 2016196425
Figure 2016196425
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Figure 2016196425
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Figure 2016196425
表2〜9を見ると、ザクロ花エキス、コーヒー種子エキス、パシャンベ根エキス、ウメ果実エキスに加えて、(B)ジメチコン、PEG−11メチルエーテルジメチコン、あるいは、(C)ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリドまたはカチオン化セルロースを配合すると、「引っ張りによるカール半径の変化率」、「髪のまとまり感」、「自然な風合い」の各項目について、優れた評価が得られた。
なお、比較例2−1に示すように、(B)ジメチコンのみを0.1質量%配合しても、比較例1−1と同等の評価であるのに対して、実施例2−1において、(B)ジメチコンを0.1質量%配合した場合には、実施例1−1より「引っ張りによるカール半径の変化率」、「自然な風合い」の項目について評価が高くなった。すなわち、(B)ジメチコンは、ザクロ花エキスと相乗的に機能していると考えられる。
また、エキスの配合量に対するシリコーン化合物の配合量の比[(B)/(A)]、及び、エキスの配合量に対するカチオン性化合物の配合量の比[(C)/(A)]は、ザクロ花エキスの場合100〜1000の範囲、コーヒー種子エキスの場合167〜1667の範囲、パシャンベ根エキスの場合200〜2000の範囲、ウメ果実エキスの場合50〜500の範囲において、各評価項目について極めて優れた効果が認められた。
以下、本発明の毛髪化粧料組成物のその他の処方例をあげる。なお、これらの処方例の毛髪化粧料組成物についても、上記の「引っ張りによるカール半径の変化率」、「髪のまとまり感」、「自然な風合い」に関する試験を検討したところ、いずれの処方例においても、優れた特性を有し、良好であった。
処方例1(ヘアミルク)
配合量(%)
(1)グリセリン 2.0
(2)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(3)ステアリルアルコール 2.0
(4)セトステアリルアルコール 0.5
(5)ホホバ種子油 3.0
(6)メチルポリシロキサン 3.0
(7)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.5
(8)イソステアリン酸 1.0
(9)ヒドロキシエチルセルロース 0.5
(10)ザクロ花エキス 0.25
(11)コーヒー種子エキス 0.25
(12)パシャンベ根エキス 0.25
(13)ウメ果実エキス 0.25
(14)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.1
(15)フェノキシエタノール 0.3
(16)香料 0.2
(17)精製水 残部
(製法)
(1)〜(8)、(14)〜(16)を80℃に加温して、均一に溶解させ、80℃に加温した(9)〜(13)、(17)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い、30℃まで冷却してヘアエッセンスを得た。
処方例2(ヘアローション)
配合量(%)
(1)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 4.0
(2)ポリエチレングリコール200 2.0
(3)1,3−ブチレングリコール 1.5
(4)ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンステアリルエーテル 1.5
(5)エタノール 1.5
(6)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.4
(7)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01
(8)ザクロ花エキス 0.25
(9)コーヒー種子エキス 0.25
(10)パシャンベ根エキス 0.25
(11)ウメ果実エキス 0.25
(12)クエン酸 0.01
(13)クエン酸ナトリウム 0.03
(14)香料 0.2
(15)精製水 残部
(製法)
(1)〜(15)を均一に混合溶解して、ヘアローションを得た。
処方例3(フォーム剤)
<原液> 配合量(%)
(1)セトステアリルアルコール 0.6
(2)ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.0
(3)ポリオキシエチレンイソセチルエーテル 1.0
(4)ジカプリル酸プロピレングリコール 1.5
(5)ビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体 0.5
(6)酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 1.0
(7)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3
(8)ジプロピレングリコール 2.0
(9)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5
(10)メチルポリシロキサン 0.2
(11)ザクロ花エキス 0.25
(12)コーヒー種子エキス 0.25
(13)パシャンベ根エキス 0.25
(14)ウメ果実エキス 0.25
(15)パラオキシ安息香酸エステル 0.2
(16)香料 0.1
(17)精製水 残部
<ガス充填>
(18)エアゾール原液 95.0
(19)噴射剤(液化石油ガス) 5.0
(製法)
(1)、(2)、(4)、(5)、(7)〜(10)、(15)、(16)を80℃に加温して均一に溶解させ、80℃に加温した(3)、(6)、(11)〜(14)、(17)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填し、フォーム剤を得た。
処方例4(ヘアオイル)
配合量(%)
(1)軽質流動イソパラフィン 10.0
(2)コハク酸ジ2-エチルヘキシル 5.0
(3)メチルポリシロキサン 20.0
(4)ジメチコノール 5.0
(5)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・ジメチルポリシロキサンブロック共重合体 5.0
(6)デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
(7)ザクロ花エキス 0.1
(8)コーヒー種子エキス 0.1
(9)パシャンベ根エキス 0.1
(10)ウメ果実エキス 0.1
(11)香料 0.2
(12)軽質イソパラフィン 残部
(製法)
(1)〜(12)を均一に混合溶解して、ヘアオイルを得た。
処方例5(ヘアジェル)
配合量(%)
(1)カルボキシビニルポリマー 0.3
(2)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(3)ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(17)ブチルエーテル
5.0
(4)コハク酸ジエチルヘキシル 2.0
(5)1,3−ブチレングリコール 5.0
(6)グリセリン 3.0
(7)エタノール 5.0
(8)高重合メチルポリシロキサン(1) 1.0
(9)PPG−14ジグリセリル 0.5
(10)POE(60)硬化ヒマシ油 0.2
(11)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01
(12)ザクロ花エキス 0.25
(13)コーヒー種子エキス 0.25
(14)パシャンベ根エキス 0.25
(15)ウメ果実エキス 0.25
(16)トリエタノールアミン 0.4
(17)エデト酸二ナトリウム 0.05
(18)香料 0.1
(19)フェノキシエタノール 0.3
(20)精製水 残部
(製法)
(5)、(6)、(17)を(20)に均一に溶解し、(1)、(2)を加えて分散させる。次に(16)を加えてホモミキサーを用いて混合分散し、更に(3)、(4)、(7)〜(15)、(18)、(19)を混合したものを添加して、ホモミキサーを用いて混合分散し、ヘアジェルを得た。
処方例6(ヘアスプレー)
<原液> 配合量(%)
(1)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5
(2)(ジメチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー 4.0
(3)ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(17)ブチルエーテル
0.5
(4)エタノール 60.0
(5)プロピレングリコール 1.0
(6)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.03
(7)ザクロ花エキス 0.25
(8)コーヒー種子エキス 0.25
(9)パシャンベ根エキス 0.25
(10)ウメ果実エキス 0.25
(11)香料 0.1
(12)精製水 残部
<ガス充填>
(13)エアゾール原液 50.0
(14)噴射剤(液化石油ガス) 50.0
(製法)
(1)〜(12)を均一に混合溶解して原液を調整し、原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しヘアスプレーを得た。
本発明の毛髪化粧料組成物は、洗い流さないトリートメントや、整髪剤等のアウトバス毛髪化粧料組成物として利用することにより、ブラシ等で引っ張られた際に、くせ毛のカール半径が低下することを抑制する毛髪化粧料組成物を提供することができる。
また、本発明の美容方法は、くせ毛の人に良好なスタイリングを施す美容方法を提供することができる。

Claims (5)

  1. (A)ザクロ由来の抽出物、コーヒーノキ由来の抽出物、ヒマラヤユキノシタ由来の抽出物、及び、スモモ由来の抽出物から選択される1種又は2種以上の植物由来抽出物を含有する洗い流さないタイプの毛髪化粧料組成物。
  2. (B)シリコーン化合物、又は、(C)カチオン性界面活性剤及びカチオン化高分子化合物から選択されるカチオン性化合物を含有する請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  3. 前記植物由来抽出物の配合量に対する前記シリコーン化合物の配合量の比[(B)/(A)]は、1〜1000000である請求項2に記載の毛髪化粧料組成物。
  4. 前記植物由来抽出物の配合量に対する前記カチオン性化合物の配合量の比[(C)/(A)]は、1〜500000である請求項2に記載の毛髪化粧料組成物。
  5. (A)ザクロ由来の抽出物、コーヒーノキ由来の抽出物、ヒマラヤユキノシタ由来の抽出物、及び、スモモ由来の抽出物から選択される1種又は2種以上の植物由来抽出物を含有する毛髪化粧料組成物を頭髪に塗布し、塗布後に洗い流さないことを特徴とする美容方法。
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