JP2016195589A - 細胞分離フィルター、及びこれを利用した細胞濃縮液の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記容器内の細胞含有液のフロー方式として、供給液の流れの方向が前記ろ材による濾過方向と直交するクロスフロー方式(例えば、特許文献1の第1図及び第2図参照)と、供給液の流れの方向が前記ろ材による濾過方向と同じであるデッドエンドフロー方式(例えば、特許文献1の第3図及び第4図参照)とがある。
また、デッドエンドフロー方式は、供給液の流れの方向が前記ろ材による濾過方向と同じであるので、ろ材表面への粒子の堆積や目詰まりをし易く、大量サンプルの濃縮には不適であるが、ろ材に負荷する回収圧を高めることができる為、回収率が高くなる。
よって、使用状態における細胞分離フィルターにおいて、そのフロー方式はクロスフロー方式及びデッドエンドフロー方式のどちらかに固定されるので、細胞濃縮液の製造における各工程に適したフロー方式を選択できない。
〔1〕第一通液口及び第二通液口が配置された容器と、前記第一通液口及び前記第二通液口の間に充填されたろ材を備えた細胞分離フィルターであって、
前記容器が切り換え機構を備え、前記切り換え機構が、前記第一通液口及び/又は前記第二通液口の配置を移動させることが可能に構成されている細胞分離フィルター。
〔2〕前記切り換え機構が前記容器の第一面及び/又は前記第一面の対面方向に位置する第二面に備えられる前記〔1〕に記載の細胞分離フィルター。
〔3〕前記切り換え機構は、前記第一通液口及び/又は前記第二通液口の配置を、前記容器の第一面及び/又は前記第一面の対面方向に位置する第二面の中心部から最端部の間で移動させることが可能に構成されている前記〔1〕又は〔2〕に記載の細胞分離フィルター。
〔4〕前記切り替え機構が、回転移動式、スライド移動式及び着脱移動式からなる群より少なくとも1つ選ばれる前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
〔5〕前記第一通液口及び第二通液口が、前記第一通液口及び第二通液口に連結される配管のキンク防止機構を有する配管の連結部を備えている前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
〔6〕前記連結部が、前記細胞分離フィルターの容器に固定された、中空の柱状の基部と、
前記基部の内腔面または外周面と嵌合する配管接続部とを備え、
前記配管接続部がその円周方向に180°以下の所定の角度で回転することで前記基部に固定される前記〔5〕に記載の細胞分離フィルター。
〔7〕前記連結部において、前記基部の内腔面と、前記配管接続部の外周面とが嵌合し、
前記配管接続部の外周面に突起部が設けられ、かつ前記基部の内腔面に前記突起部用のガイドが設けられ
ている前記〔6〕記載の細胞分離フィルター。
〔8〕前記連結部において、前記基部の外周面と、前記配管接続部の内腔面とが嵌合し、
前記基部の外周面に突起部が設けられ、かつ前記配管接続部の側面に前記突起部用のガイドが設けられている前記〔6〕記載の細胞分離フィルター。
〔9〕前記第一通液口及び第二通液口が、さらに液漏れ防止機構を備える前記〔5〕〜〔8〕のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
〔10〕前記ろ材が不織布である前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
〔11〕前記ろ材が多孔質セルロース粒子である前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
〔12〕前記ろ材が、前記多孔質セルロース粒子に、logP(Pはオクタノール―水系での分配係数)値が2.50以上の化合物を固定化してなる前記〔11〕に記載の細胞分離フィルター。
〔13〕前記ろ材が、前記多孔質セルロース粒子に、トリプトファン誘導体、及びポリアニオン性化合物を固定化してなる前記〔11〕に記載の細胞分離フィルター。
〔14〕前記〔1〕〜〔13〕のいずれかに記載の細胞分離フィルターの前記第一通液口又は前記第二通液口から細胞含有液を導入し、ろ材と接触させる接触工程、及び前記細胞分離フィルターの前記第一通液口又は前記第二通液口から細胞濃縮液を回収する回収工程、を有する細胞濃縮液の製造方法。
〔15〕前記接触工程において、前記切り換え機構によりクロスフロー方式にし、前記細胞含有液を導入して前記ろ材と接触させる前記〔14〕に記載の製造方法。
〔16〕前記回収工程において、前記切り換え機構によりデッドエンドフロー方式にし、前記細胞分離フィルターの前記第一通液口又は前記第二通液口から細胞濃縮液を回収する前記〔14〕又は〔15〕に記載の製造方法。
また、発明に係る細胞濃縮液の製造方法は、細胞分離フィルターの切り換え機構により、クロスフロー方式で細胞含有液を細胞分離フィルターへ導入することで、細胞分離フィルター内のろ材への粒子の堆積や目詰まりによる流動抵抗の上昇を抑制することができる。次に、細胞分離フィルターの切り換え機構により、デッドエンドフロー方式で細胞回収液を細胞分離フィルターへ導入することで、細胞分離フィルター内のろ材にかかる圧力を高めることができ、ろ材に捕捉された細胞を効率よく回収することができる。
なお、添付図面において、細胞分離フィルターの容器の第一面を上、第二面を下にした状態で側面に向かって見た図を正面図とする。
また、図1〜図10に示す細胞分離フィルターの容器1の構成例は、いずれも発明の概念を説明するための概略図であり、それらにおける切り換え機構の動作性やシール性等については、要求仕様等に応じて適宜の配慮を行った設計をすれば良い。
本発明に係る細胞分離フィルターは、第一通液口及び第二通液口が配置された容器と、前記第一通液口及び前記第二通液口の間に充填されたろ材を備えるとともに、前記第一通液口及び/又は前記第二通液口の配置を移動させる切り換え機構を備える。
logP値が2.50以上の化合物としては、トリプトファン誘導体、ポリアニオン性化合物等が挙げられ、トリプトファン誘導体及びポリアニオン性化合物が多孔質担体に固定されていることが好ましい。
図1(a)の斜視図に示すように、本発明の実施の形態1に係る細胞分離フィルターは、円形状の第一面1A、第一面の対面方向に位置する(第一面と平行な)円形状の第二面1B、及び第一面1A及び第二面1Bの最端部間を繋ぐ円筒面である側面1Cを有する。
また、図1(c)及び(d)の縦断面斜視図に示す容器1内の収容空間Sには、前記ろ材が収容される。なお、図面を見やすくするために前記ろ材の図示を省略している。
そして、第一面1Aに形成された円形のガイド穴4Aに対し、円盤状の回転体2に形成された円形のガイド溝2Aが係合するので、回転体2は容器1の本体に対して回転可能に支持される。
また、同様に、第二面1Bに形成された円形のガイド穴4Bに対し、円盤状の回転体3に形成された円形のガイド溝3Aが係合するので、回転体3は容器1の本体に対して回転可能に支持される。
さらに、回転体2の外周寄り位置に第一通液口11が取り付けられるとともに、回転体3の外周寄り位置に第二通液口12が取り付けられているので、容器1の本体に対して回転体2,3を回転させた位置に応じて第一通液口11及び第二通液口12の位置が移動する。
このような切り換え機構A1,B1を備えた細胞分離フィルターは、図1(c)で示すように、通液口11,12を、それぞれ第一面1A、第二面1Bの中心部に移動させることでデッドエンドフロー方式を実現できる。さらに、図1(d)で示すように通液口11,12をそれぞれ第一面1A、第二面1Bの最端部に移動させることでクロスフロー方式を実現できる。従って、切り替え機構A1、B1により容易にフロー方式を切り換えることができる。
図2(a)の斜視図、図2(b)の分解斜視図、並びに図2(c)及び(d)の縦断面斜視図における本発明の実施の形態2に係る細胞分離フィルターにおいて、実施の形態1と同一の符号は同一又は相当部分を示しているので、共通する部分の説明は省略する。
ここで、管路6Aは第一面1Aから、第一面1Aに対し垂直下方に収容空間Sまで導通している。管路6Bは第二面1Bから、第二面1Bに対し垂直上方に収容空間Sまで導通している。
ここで、管路7Aは、第一面1Aから第一面1Aに対し垂直下方に伸びた後に、第一面1Aに対し水平に径方向内方へ伸びるように屈曲しており、収容空間Sまで導通している。管路7Bは、第二面1Bから第二面1Bに対し垂直上方に伸びた後に第二面1Bに対し水平に径方向内方へ延びるように屈曲しており、収容空間Sまで導通している。
また、同様に、第二面1Bに形成された支持孔5Bに対し、円盤状の回転体3中央の支軸3Bが嵌合するので、回転体3は容器1の本体に対して回転可能に支持される。
よって、実施の形態2における第一通液口11、第二通液口12を移動させる機構は、実施の形態1と同様の回転移動式の切り換え機構A1,B1である。
図3(a)の斜視図、図3(b)の分解斜視図、及び図3(c)の部分縦断面分解斜視図、並びに図4(a)及び(b)の縦断面正面図における本発明の実施の形態3に係る細胞分離フィルターにおいて、実施の形態1と同一の符号は同一又は相当部分を示しているので、共通する部分の説明は省略する。
そして、第一面1Aに形成された収容開口1Dには、長手方向の前後位置に通孔8A,8Bを形成したスライドガイド体8が収容される。
同様に、第二面1Bに形成された収容開口1Eには、長手方向の前後位置に通孔9A,9Bを形成したスライドガイド体9が収容される。
さらに、閉止用スライド体13A、第一通液口11を備えた通液用スライド体10A、閉止用スライド体13Bは、スライドガイド体8により、スライド可能に支持される。また、閉止用スライド体14A、第二通液口12を備えた通液用スライド体10B、閉止用スライド体14Bは、スライドガイド体9により、スライド可能に支持される。
なお、図4(a)で示すように、通孔8Bを閉止用スライド体13Bで塞ぎながら、通液用スライド体10Aを移動させて第一通液口11を通孔8Aに連通し、通孔9Bを閉止用スライド体14Bで塞ぎながら、スライド体10Bを移動させて第二通液口12を通孔9Aに連通することで、デッドエンドフロー方式を実現する。さらに、図4(b)で示すように、通孔8Aは閉止用スライド体13Aで塞ぎながら、スライド体10Aを移動させて第一通液口11を通孔8Bに連通し、通孔9Aは閉止用スライド体14Aで塞ぎながら、スライド体10Bを移動させて第二通液口12を通孔9Bに連通することで、クロスフロー方式を実現する。従って、スライド移動式の切り替え機構A2,B2により容易にフロー方式を切り換えることができる。
図5(a)及び(b)の縦断面正面図における本発明の実施の形態4に係る細胞分離フィルターにおいて、実施の形態3と同一の符号は同一又は相当部分を示しているので、共通する部分の説明は省略する。
実施の形態4における第一通液口11、第二通液口12を移動させる機構は、実施の形態3と同様のスライド移動式の切り換え機構A2,B2であり、図5(a)のような供給液の流れの方向が前記ろ材による濾過方向と同じであるデッドエンドフロー方式、図5(b)のような供給液の流れの方向が前記ろ材による濾過方向と直交するクロスフロー方式に容易に切り換えることができる。
図6(a)の斜視図、図6(b)の部分縦断面分解斜視図、並びに図6(c)及び(d)の縦断面斜視図、並びに図7(a)及び(b)の縦断面正面図における本発明の実施の形態5に係る細胞分離フィルターにおいて、実施の形態3と同一の符号は同一又は相当部分を示しているので、共通する部分の説明は省略する。
また、同様に、本実施の形態における第二通液口12を備えた通液用スライド体10Bは、実施の形態4で示されている通孔9A,9Bを塞ぐ閉止用スライド体も兼ねるように、実施の形態3で示されている通液用スライド体10Bよりも長い矩形状をしており、ガイド溝1Gに係合した状態で径方向へスライド可能に支持され、第二面1Bの中央部から長穴1Hが伸びる径方向と逆方向の径方向へ伸びる長穴1Iを通って外方へ、第二通液口12が突出する。
図8(a)の斜視図、図8(b)の分解斜視図、並びに図8(c)及び(d)の縦断面斜視図における本発明の実施の形態6に係る細胞分離フィルターにおいて、実施の形態1と同一の符号は同一又は相当部分を示しているので、共通する部分の説明は省略する。
そして、第一面1Aに形成された着脱穴17A及び18Aには、第一通液口11を備えた通液用着脱体15A、及び閉止用着脱体16Aの一方がそれぞれ取り付けられ、第二面1Bに形成された着脱穴17B及び18Bには、第二通液口12を備えた通液用着脱体15B、及び閉止用着脱体16Bの一方がそれぞれ取り付けられる。
また、着脱穴17B,18B、並びに通液用着脱体15B及び閉止用着脱体16Bからなる、着脱穴17B,18Bに対して通液用着脱体15B及び閉止用着脱体16Bを付け替える機構が、着脱移動式の切り換え機構B3を構成する。
このような切り換え機構A3,B3によれば、図8(c)で示すように、第一通液口11、第二通液口12を、それぞれ第一面1A、第二面1Bの中心部に移動させることでデッドエンドフロー方式を実現することができる。さらに、図8(d)で示すように第一通液口11、第二通液口12をそれぞれ第一面1A、第二面1Bの最端部に移動させることでクロスフロー方式を実現できる。従って、着脱移動式の切り換え機構により容易にフロー方式を切り換えることができる。
図9(a)の斜視図、図9(b)の分解斜視図、並びに図9(c)及び(d)の縦断面斜視図における本発明の実施の形態7に係る細胞分離フィルターにおいて、実施の形態6と同一の符号は同一又は相当部分を示しているので、共通する部分の説明は省略する。なお、管路6A,6B,7A,7Bは、実施の形態2の図2、及び実施の形態4の図5と同様である。
このような切り換え機構A3,B3によれば、図9(c)で示すように、第一通液口11、第二通液口12を、それぞれ第一面1A、第二面1Bの中心部に移動させることでデッドエンドフロー方式を実現することができる。さらに、図9(d)で示すように第一通液口11、第二通液口12をそれぞれ第一面1A、第二面1Bの最端部に移動させることでクロスフロー方式を実現できる。従って、着脱移動式の切り換え機構により容易にフロー方式を切り換えることができる。
ここで、図9(c)の状態では、第一面1Aの中心位置の管路6Aに第一通液口11が連通するとともに、第二面1Bの中心位置の管路6Bに第二通液口12が連通する。
また、図9(d)の状態では、第一面1Aの最端部近傍位置の管路7Aに第一通液口11が連通するとともに、第二面1Bの最端部近傍位置の管路7Bに第二通液口12が連通する。
図10(a)の斜視図、図10(b)の分解斜視図、並びに図10(c)及び(d)の縦断面斜視図における本発明の実施の形態8に係る細胞分離フィルターにおいて、実施の形態6と同一の符号は同一又は相当部分を示しているので、共通する部分の説明は省略する。
本実施の形態は、実施の形態6における第一面1Aに形成された着脱穴18A、及び第二面に形成された着脱穴18Bを無くし、側面1Cの上部に着脱穴19Aを形成するとともに、第一面1A及び第二面1B中央の着脱穴17A,17Bの中心を通って第一面1A及び第二面1Bから等距離の点を基準にして、側面1Cにおける着脱穴19Aと点対称位置である、側面1Cの下部に着脱穴19Bを形成したものである。第一面1Aに形成された着脱穴17A及び側面1Cの上部の着脱穴19Aには、第一通液口11を備えた通液用着脱体15A、及び閉止用着脱体16Aの一方がそれぞれ取り付けられ、第二面1Bに形成された着脱穴17B及び18Bには、第二通液口12を備えた通液用着脱体15B、及び閉止用着脱体16Bの一方がそれぞれ取り付けられる。
また、着脱穴17B,19B、並びに通液用着脱体15B及び閉止用着脱体16Bからなる、着脱穴17B,19Bに対して通液用着脱体15B及び閉止用着脱体16Bを付け替える機構が、着脱移動式の切り換え機構B3を構成する。
このような切り換え機構A3,B3によれば、図9(c)で示すように、第一通液口11、第二通液口12を、それぞれ第一面1A、第二面1Bの中心部に移動させることでデッドエンドフロー方式を実現することができる。さらに、図9(d)で示すように第一通液口11、第二通液口12をそれぞれ第一面1A、第二面1Bの最端部に移動させることでクロスフロー方式を実現できる。従って、着脱移動式の切り換え機構により容易にフロー方式を切り換えることができる。
例えば、図12(a)の斜視図、図12(b)の断面図および図13の断面図に示すように、前記連結部35は、前記細胞分離フィルターの容器1に固定された、中空の柱状の基部36および前記基部36の内腔面と嵌合する配管接続部37を備える。
また、図15(a)、図15(b)に示すように、前記基部36に設けるガイド39を多段にしてもよい。多段のガイド39を用いることで、前記基部36と前記突起部38との固定強度を高めて、前記細胞分離フィルターに液体を導入した際に発生する圧力の変化にも十分対応でき、細胞の回収を好適に行うことができる。なお、前記多段の形状としては、段を2つ以上設けることで、ガイド39の端部まで差し込んだ突起部38がガイド39の入口まで戻りにくい形状になっていればよく、特に限定はない。
また、図14(b)の斜視図に示すように、前記基部36のガイド39は、前記基部36の内腔面と外周面が貫通する形状でもよい。
また、前記ガイド39の幅は、前記配管接続部37が前記基部36に固定される位置に到達するまでに、徐々に狭まるテーパー形状39aに設計してもよい(図16(a))。前記突起部38は、取り外し可能な状態で締め付けられるようにして固定され、簡単に脱落することが無く、圧に耐えられるように設計することが好ましい。また、固定位置の確認が出来るよう、前記配管接続部37が前記基部36に固定される位置において、前記ガイド39の端部にはガイドの幅よりも広い幅の固定穴39bを有し、取り外し可能な状態で前記突起部38が固定されるように設計してもよい(図16(b))。
前記配管接続部37を回転させる所定の角度としては、180°以下であればよく、キンク防止効果と前記基部36の強度とのバランスの観点から、90°以下が好ましく、45°以下がより好ましい。
前記所定の角度は、前記基部36の円周方向に設けたガイド39の長さで調整することができる。
また、前記溝状のガイド39の幅は、前記配管接続部37が前記基部36に固定される位置に到達するまでに、徐々に狭まる形状にしてもよい。或いは、前記溝状のガイド39の溝の高さを、前記配管接続部37が前記基部36に固定される位置に到達するまでに、徐々に低くなる形状にしてもよい。前記突起部38は、取り外し可能な状態で締め付けられるようにして固定され、簡単に脱落することが無く、圧に耐えられるように設計することが好ましい。また、図18(c)に示すように、固定位置の確認が出来るよう、前記配管接続部37が前記基部36に固定される位置において、前記溝状のガイド39の端部には、前記溝状のガイド39の幅よりも広い幅で、前記溝状のガイド39の溝よりも高い固定穴39bを有し、取り外し可能な状態で前記突起部38が固定されるように設計してもよい。なお、図18(c)は、基部16の内腔に配管接続部37を嵌合させた状態で、基部16の軸中心方向からの断面図を示す。
キンク防止機構を有する配管34の連結部35の別の態様としては、例えば、図19(a)の断面図および図19(b)の斜視図に示すように、前記基部36aの外周面と、前記配管接続部37aの内腔面とが嵌合する構成でもよい。この構成では、前記基部36aの外周面に突起部38を設ける。また、前記配管接続部37aの側面には前記突起部38のためのガイド39を設ける。
また、図19(b)の斜視図に示すように、前記配管接続部37のガイド39は、前記配管接続部の内腔面と外周面とが貫通する形状でもよい。
また、前記ガイド39の幅は、前記配管接続部37が前記基部36aに固定される位置に到達するまでに、徐々に狭まるテーパー形状にしてもよい。前記突起部38aは、取り外し可能な状態で締め付けられるようにして固定され、簡単に脱落することが無く、圧に耐えられるように設計することが好ましい。また、固定位置の確認が出来るよう、前記配管接続部37aが前記基部36aに固定される位置において、前記ガイド39にはガイドの幅よりも大きい幅の固定穴を有し、取り外し可能な状態で突起部38aが固定されるように設計してもよい。
前記所定の角度は、前記配管接続部37aに設けたガイド39の長さで調整することができる。
また、前記配管接続部37aの第一通液口11(又は第二通液口12)を塞ぐことで、閉止用着脱体とすることができる。
また、前記溝状のガイド39の幅は、前記配管接続部37が前記基部36に固定される位置に到達するまでに、徐々に狭まるテーパー形状にしてもよい。或いは、前記溝状のガイド39の溝の高さは、前記配管接続部37が前記基部36に固定される位置に到達するまでに、徐々に低くなる形状にしてもよい。前記突起部38は、取り外し可能な状態で締め付けられるようにして固定され、簡単に脱落することが無く、圧に耐えられるように設計することが好ましい。また、固定位置の確認が出来るよう、前記配管接続部37が前記基部36に固定される位置において、前記溝状のガイド39の端部には、前記溝状のガイド39の幅よりも広い幅で、前記溝状のガイド39の溝よりも高い固定穴を有し、取り外し可能な状態で前記突起部38が固定されるように設計してもよい。
例えば、図21(a)の断面図に示すように、第一通液口11を有する配管接続部37aの内腔に液漏れ防止機構42を設ける。
また、液漏れ防止機構42は、図21(b)の断面図に示すように、前記基部36aの内腔に設けられていてもよい。
さらに、図21(a)、図21(b)に示す2箇所の位置に液漏れ防止機構42を併用してもよい。
また、前記液漏れ防止機構42が設けられる配管接続部37aの内腔、基部36aの内腔の位置としては、図21(a)、図21(b)に示す以外の位置にあってもよい。
前記液漏れ防止機構としては、ボール式、ディスク式、スイング式などの逆止弁が挙げられる。
本発明の細胞濃縮液の製造方法は、前記細胞分離フィルターの第一通液口11又は第二通液口12から細胞含有液を導入し、ろ材と接触させる接触工程、及び細胞分離フィルターSFの第一通液口11又は第二通液口12から細胞濃縮液を回収する回収工程、を有する。
本発明における細胞濃縮液とは、有核細胞を含有する液体であって、前記細胞含有液と比較して液体中における有核細胞数が多い、又は細胞密度が高い液体をいう。なお、本発明における幹細胞とは、体液中から分離され、多分化能及び自己複製能を有する細胞をいう。
図11に記載の回路は、細胞含有液を収容する容器20は通液口を備え、通液可能な配管28を通して三方活栓25に接続されている。同様に、プライミング用の液体を収容する容器21も通液口を備え、通液可能な配管29を通して三方活栓25と接続している。三方活栓25と三方活栓26は通液可能な配管30で接続されている。細胞濃縮液を収容する容器22は通液口を備え、通液可能な配管31を通して三方活栓26と接続している。本発明の細胞分離フィルターについては、流入口が三方活栓27と、流出口が三方活栓26と接続している。細胞回収液を収納する容器23は通液口を備え、通液可能な配管32を通して三方活栓27と接続している。同様に、細胞分離フィルターSFを通過したプライミング用の液体および細胞含有液を収容する容器24は通液口を備え、通液可能な配管33を通して、三方活栓27と接続している。
まず初めに、細胞分離フィルター内のエアーを除去する目的、細胞捕捉効率を向上する目的、及び血液流路を確保する目的でプライミングを行う為に、容器21に収納されているプライミング用の液体を、細胞分離フィルターを通過させて、容器24へと流す。この時、三方活栓25は配管29と配管30を導通し、配管28への流れを遮断している。三方活栓26は配管30と細胞分離フィルターを導通し、配管31への流れを遮断している。さらに三方活栓27は、細胞分離フィルターと配管33を導通し、配管32への流れを遮断している。
回路は、液の流れを制御するために、三方活栓、ローラークレンメ、クランプ等を備えていることが好ましい。
また、前記接触工程の後に行う細胞濃縮液を回収する回収工程を、細胞分離フィルターの切り換え機構によりデッドエンドフロー方式にした状態で行うことにより、回収液の流れの方向がろ材による濾過方向と同じであるため細胞回収率を向上できる。
A2,B2 スライド移動式の切り換え機構
A3,B3 着脱移動式の切り換え機構
S 収容空間
SF 細胞分離フィルター
1 容器
1A 第一面
1B 第二面
1C 側面
1D,1E 収容開口
1F,1G ガイド溝
1H,1I 長穴
2,3 回転体
2A,3A ガイド溝
2B,3B 支軸
4A,4B ガイド穴
5A,5B 支持孔
6A,6B,7A,7B 管路
8,9 スライドガイド体
8A,8B,9A,9B 通孔
10A,10B 通液用スライド体
11 第一通液口
12 第二通液口
13A,13B,14A,14B 閉止用スライド体
15A,15B 通液用着脱体
16A,16B 閉止用着脱体
17A,17B,18A,18B,19A,19B 着脱穴
20 細胞含有液を収容する容器
21 プライミング用の液体を収容する容器
22 細胞濃縮液を収容する容器
23 細胞回収液を収容する容器
24 細胞分離フィルターを通過したプライミング用の液体および細胞含有液を収容する容器
25,26,27 三方活栓
28 20と25に接続している通液可能な配管
29 21と25に接続している通液可能な配管
30 25と26に接続している通液可能な配管
31 23と27に接続している通液可能な配管
32 24と27に接続している通液可能な配管
34 第一通液口11及び第二通液口12に連結される配管
35 キンク防止機構を有する配管34の連結部
36,36a 基部
37,37a 配管接続部
38,38a 突起部
39 ガイド
39a テーパー形状のガイド
39b ガイドの固定穴
40 シール
41 キャップ
42 液漏れ防止機構
Claims (16)
- 第一通液口及び第二通液口が配置された容器と、前記第一通液口及び前記第二通液口の間に充填されたろ材を備えた細胞分離フィルターであって、
前記容器が切り換え機構を備え、前記切り換え機構が、前記第一通液口及び/又は前記第二通液口の配置を移動させることが可能に構成されている細胞分離フィルター。 - 前記切り換え機構が前記容器の第一面及び/又は前記第一面の対面方向に位置する第二面に備えられる請求項1に記載の細胞分離フィルター。
- 前記切り換え機構は、前記第一通液口及び/又は前記第二通液口の配置を、前記容器の第一面及び/又は前記第一面の対面方向に位置する第二面の中心部から最端部の間で移動させることが可能に構成されている請求項1又は2に記載の細胞分離フィルター。
- 前記切り替え機構が、回転移動式、スライド移動式及び着脱移動式からなる群より少なくとも1つ選ばれる請求項1〜3のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
- 前記第一通液口及び第二通液口が、前記第一通液口及び第二通液口に連結される配管のキンク防止機構を有する配管の連結部を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
- 前記連結部が、前記細胞分離フィルターの容器に固定された、中空の柱状の基部と、
前記基部の内腔面または外周面と嵌合する配管接続部とを備え、
前記配管接続部がその円周方向に180°以下の所定の角度で回転することで前記基部に固定される請求項5に記載の細胞分離フィルター。 - 前記連結部において、前記基部の内腔面と、前記配管接続部の外周面とが嵌合し、
前記配管接続部の外周面に突起部が設けられ、かつ前記基部の内腔面に前記突起部用のガイドが設けられ
ている請求項6記載の細胞分離フィルター。 - 前記連結部において、前記基部の外周面と、前記配管接続部の内腔面とが嵌合し、
前記基部の外周面に突起部が設けられ、かつ前記配管接続部の側面に前記突起部用のガイドが設けられている請求項6記載の細胞分離フィルター。 - 前記第一通液口及び第二通液口が、さらに液漏れ防止機構を備える請求項5〜8のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
- 前記ろ材が不織布である請求項1〜9のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
- 前記ろ材が多孔質セルロース粒子である請求項1〜9のいずれかに記載の細胞分離フィルター。
- 前記ろ材が、前記多孔質セルロース粒子に、logP(Pはオクタノール―水系での分配係数)値が2.50以上の化合物を固定化してなる請求項11に記載の細胞分離フィルター。
- 前記ろ材が、前記多孔質セルロース粒子に、トリプトファン誘導体、及びポリアニオン性化合物を固定化してなる請求項11に記載の細胞分離フィルター。
- 請求項1〜13のいずれかに記載の細胞分離フィルターの前記第一通液口又は前記第二通液口から細胞含有液を導入し、ろ材と接触させる接触工程、及び前記細胞分離フィルターの前記第一通液口又は前記第二通液口から細胞濃縮液を回収する回収工程、を有する細胞濃縮液の製造方法。
- 前記接触工程において、前記切り換え機構によりクロスフロー方式にし、前記細胞含有液を導入して前記ろ材と接触させる請求項14に記載の製造方法。
- 前記回収工程において、前記切り換え機構によりデッドエンドフロー方式にし、前記細胞分離フィルターの前記第一通液口又は前記第二通液口から細胞濃縮液を回収する請求項14又は15に記載の製造方法。
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