JP2016195191A - 太陽電池用モジュール用の裏面保護シート - Google Patents
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Abstract
Description
DMA評価方法:測定周波数:1Hz、昇温速度3℃/分で−20℃から昇温して110℃以上150℃以下の損失弾性率を測定する。
先ず、太陽電池モジュール用の裏面保護シートが使用される太陽電池モジュールの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態である太陽電池モジュ−ル1について、その層構成の一例を例示する断面の模式図である。図1に示すように、太陽電池モジュール1は、受光面側から、透明前面基板2、前面封止材層3、太陽電池素子4、背面封止材層5、裏面保護シート6が順に積層された構成となっている。本発明の実施形態である裏面保護シート6は、このように太陽電池モジュール1において最外層に配置されるものであるため、高い耐候性やバリア性を備えることが必須となっている。
本実施形態の太陽電池モジュール用の裏面保護シートの一例である裏面保護シート6について、図2を用いて説明する。
第一接着剤層64a及び第二接着剤層64bを形成するための接着剤は、DMA評価方法により測定した110℃以上150℃以下の範囲での損失弾性率の最小値が100Pa超である。ここで、DMA試験とは、動的粘弾性測定装置により動的粘弾性を測定する試験であり、接着剤層に対して微小な変形を周期的に与えることで層の粘度及び弾性率を測定する評価方法である。本発明では、接着剤層の損失弾性率をDMA試験により測定する。具体的には、測定周波数1Hz、昇温速度3℃/分で−20℃から昇温して各温度における損失弾性率を測定する。そして、110℃以上150℃以下の範囲の損失弾性率の最小値が100Pa超である場合には、接着剤層は溶融せずにその形状を維持することができる。110℃以上150℃以下の範囲の損失弾性率の最小値が100Pa以下である場合には、接着剤層は110℃以上150℃以下の範囲で溶融することとなり、本発明の課題であるシワ発生を抑制することができない。110℃以上150℃以下の範囲での損失弾性率の最小値が100Pa超となる接着剤層を積層することにより、熱ラミネートにおける接着剤層の体積の変動率を軽減することができる。そのため、裏面保護シートのシワの発生を抑制することができる。
上記接着剤の主剤成分は、例えば、ポリウレタンジオール(A)と脂肪族ポリカーボネートジオール(B)との混合物を含むものを用いることができる。主剤を構成するポリウレタンジオール(A)及び脂肪族ポリカーボネートジオール(B)は、ともに水酸基を有するポリオールであり、イソシアネート基を有する硬化剤と反応して、接着剤層を構成するものである。主剤を特定のポリウレタンジオール(A)と脂肪族ポリカーボネートジオール(B)を所定量配合した混合物とすることによって、接着剤層の接着性及び耐候性を向上させることができる。
上記接着剤の硬化剤は、例えばポリイソシアネート化合物を主成分とするものを用いることができる。ポリイソシアネート化合物は、1分子中に2以上のイソシアネート基を有する化合物であり、このイソシアネート基が上記主剤のポリウレタンジオール化合物中の水酸基と反応することにより、ポリウレタンジオール化合物を架橋する。このようなポリイソシアネート化合物としては、上記主剤のポリウレタンジオール化合物を架橋することができるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、ポリウレタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、「HDI」)、ヘキサメチレンジイソシアネート系2官能ポリウレタンジイソシアネート(G)、イソシアヌレート変性のイソホロンジイソシアネート(F)(以下、「ヌレート変性IPDI」)等を例示することができる。これらのポリイソシアネート化合物の中でも、HDIとヌレート変性IPDIとを組み合わせた混合物が水酸基に対する反応性を向上させる観点より好ましい。なお、硬化剤をHDIとヌレート変性IPDIとの混合物とする場合、HDIとヌレート変性IPDIは、70:30〜50:50(質量比)の範囲で使用することが好ましい。
上記接着剤成分である主剤及び硬化剤には、良好な塗布性及びハンドリング適正を得るために、溶剤成分を添加することが好ましい。このような溶剤成分としては、上記酢酸エチル、酢酸メチル、プロピオン酸メチル等のカルボン酸エステルを挙げることができるがこれに限定されない。なお、既に述べたように上記接着剤は、主剤と硬化剤の2液剤として構成されるが、主剤で使用される溶剤成分と硬化剤で使用される溶剤成分はそれぞれ独立に選択され、同一でも異なっていてもよい。
ラミネート接着剤成分には、主剤、硬化剤及び溶剤の他、必要に応じてシランカップリング剤、粘着付与剤、安定化剤、充填剤、可塑剤、軟化点向上剤、触媒等を添加剤として混合することができる。シランカップリング剤としては、例えば、メチルトリメトキシラン、メチルトリエトキシシラン等のシランモノマー、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニルシラン、3−メタクリロキシプロピルエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメトキシシラン等のメタクリルシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシシランを挙げることができる。粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂等が挙げられる。安定化剤としては、酸化防止剤、紫外線防止剤等が挙げられる。充填剤としては、無機フィラー等が挙げられる。
接着剤成分は、主剤と硬化剤を主成分とするものであるが、主剤と硬化剤の配合比率は、(ポリイソシアネート化合物由来のイソシアネート基)/(ポリウレタンジオール化合物由来の水酸基)の比が1.0以上3.5以下の範囲であることが好ましく、更に、1.2以上3.0以下の範囲にあることが好ましい。主剤成分のポリウレタンジオール化合物と硬化剤成分のポリイソシアネート化合物との配合比率が上記範囲にあることにより、各基材を強固に接合することができる接着剤を得ることができるため好ましい。
本実施態様において、主剤と硬化剤からなる2液タイプの接着剤は接合する基材の表面に塗布され、続いて塗布された接着剤から溶剤成分が蒸発することによって、基材の表面に接着剤層を形成させることができる。この接着剤膜は、被接合基材の表面と接合された状態で硬化し、接着剤層となる。基材の表面に接着剤を塗布する方法は、特に制限されるものではないが、グラビアコーター法、ロールコータ法、はけ塗り法等を挙げることができる。なお、そのコーティング量としては、2.0g/m2以上10.0g/m2以下(乾燥状態)が望ましい。
本実施形態の裏面保護シートには、アルミ箔が積層されている構成を含む。アルミ箔が積層されることで高い水蒸気バリア性等のガスバリア性を有する裏面保護シートとすることができる。
第一樹脂シート61は、裏面保護シート6が太陽電池モジュール1に使用された際に、太陽電池モジュール1において背面封止材シート5と接する面となる。そのため、第一樹脂シート61は、電気絶縁性に加え、背面封止材シート5との間の接着性に優れたものを使用することが好ましい。
第二樹脂シート63は、裏面保護シート6が太陽電池モジュール1に使用された際に、太陽電池モジュール1の裏面側の表面に位置する面となる。そのため、第二樹脂シート63は、耐候性、耐熱性、耐光性等に優れたものを使用することが好ましい。
裏面保護シートは、例えば裏面保護シート6の外層となる樹脂シートと中間層となるアルミ箔62をドライラミネート加工によって積層し密着させることにより製造することができる。ここで使用されるドライラミネート加工の方法は、従来公知の方法を使用することができる。
なお、本実施形態の裏面保護シートは、例えば、放熱性をより向上させる目的で放熱シートを接着してもよい。このような放熱シート付の裏面保護シートも本発明の範囲である。
[主剤の製造]
1.ポリウレタンジオールの製造
窒素雰囲気下、攪拌機を備えたフラスコに数平均分子量1000の脂肪族ポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ社製、商品名「デュラノールT5651」(以下、「PDC1000」と略す。))100質量部、1、6−ヘキサンジオール(5質量部)、イソホロンジイソシアネート(27.5質量部)、酢酸エチル(132.5質量部)を加え、赤外線吸収スペクトルにて、2270cm−1のイソシアネートの吸収が消失するまで加熱還流させ、ポリウレタンジオールA−1の50%溶液を得た。得られた樹脂の水酸基価は、14mgKOH/gであり、数平均分子量は約8000であった。
主剤成分である脂肪族ポリカーボネートジオールとして、脂肪族ポリカーボネートジオールを準備した。なお、脂肪族ポリカーボネートジオールは、数平均分子量1000の脂肪族ポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ社製、商品名「デュラノールT5651」)である。
上記で製造した主剤成分であるポリウレタンジオールと脂肪族ポリカーボネートジオールを使用して、主剤を調製した。主剤の調製は、ポリウレタンジオールを100質量部に対して、脂肪族ポリカーボネートジオールを15質量部配合することにより行った。
接着剤を構成する硬化剤として、硬化剤を製造した。なお、硬化剤の材料としては、イソホロンジイソシアネートのヌレート体と、ヘキサメチレンジイソシアネート系2官能ポリウレタンジイソシアネート(旭化成ケミカルズ社製「デュラネートD101」)を用いた。その配合割合(質量)は、イソホロンジイソシアネートのヌレート体:ヘキサメチレンジイソシアネート系2官能ポリウレタンジイソシアネートを40:60とした。なお、上記配合割合(質量)は、溶剤を含まない固形質量比であるが、製造に際しては固形分50%に調製をした。
上記で製造した主剤と硬化剤を使用し、接着剤を製造した。また、主剤と硬化剤の配合は、主剤、硬化剤を溶剤に溶解させて、それぞれ50質量%(酢酸エチル溶液)とし行った。主剤と硬化剤は質量比18:3.7で調整した。
[主剤]
1.ポリエステルジオールの製造
窒素雰囲気下、攪拌機、窒素導入管を備えたフラスコに、エチレングリコール(32.3質量部)、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール(270.8質量部)、1,6−ヘキサンジオール(122.9質量部)、アジピン酸(228.1質量部)、イソフタル酸(664質量部)を加え、180℃から220℃にて窒素にてバブリングさせ、酸価2mgKOH/gまで反応させ、酢酸エチル(860質量部)を加え、ポリエステルジオールHの50%溶液を得た。得られた樹脂の水酸基価は、32mgKOH/gであり、数平均分子量は約3500であった。
窒素雰囲気下、攪拌機を備えたフラスコに数平均分子量1000の脂肪族ポリカーボネートジオール(旭化成ケミカルズ社製、商品名「デュラノールT5651」以下、「PDC1000」と略す。)を100質量部、上記ポリエステルジオールH(50質量部)、1,6−ヘキサンジオール(2質量部)、イソホロンジイソシアネート(23.8質量部)、酢酸エチル(175.8質量部)を加え、赤外線吸収スペクトルにて、2270cm−1のイソシアネートの吸収が消失するまで加熱還流させ、ポリウレタンジオールの50%溶液を得た。得られた樹脂の水酸基価は、14mgKOH/gであり、数平均分子量は約8000であった。
上記のポリウレタンジオール100質量部と脂肪族ポリカーボネートジオール(PDC1000)の15質量部を混合して主剤を調整した。
上記接着剤1の硬化剤と同様に製造した。
上記で製造した主剤と硬化剤を使用し、接着剤を製造した。また、主剤と硬化剤の配合は、主剤、硬化剤を溶剤に溶解させて、それぞれ50質量%(酢酸エチル溶液)とし行った。主剤と硬化剤は質量比18:3.4で調整した。
接着剤3として、三井化学製の2液タイプ接着剤(主剤:タケラック(A−969V)硬化剤:タケネート(A−5)芳香族エーテル系接着剤)を使用し、接着剤を製造した。また、主剤と硬化剤の配合は、主剤、硬化剤を溶剤に溶解させて、それぞれ50質量%(酢酸エチル溶液)とし行った。主剤と硬化剤は質量比3:1で調整した。
第一樹脂シート層を構成する樹脂フィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ社製ルミラーS10)、アルミ箔層を構成するアルミ箔として「ニッパク#」(日本製箔株式会社製)、第二樹脂シート層を構成する樹脂フィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ社製ルミラーS10)を用いた。第一接着剤層及び第二接着剤層を形成する接着剤としては、接着剤1〜接着剤3のいずれかを用いて、それぞれ、塗布量2.0〜10.0g/m2(乾燥状態)でコーティングして接着剤層を形成し、上記各フィルム部材を従来公知のドライラミネート法により第一樹脂シート層/第一接着剤層/アルミ箔層/第二接着剤層/第二樹脂シート層となるように積層し、実施例及び比較例の裏面保護シートのサンプルを得た。
実施例1〜6及び比較例1〜7の裏面保護シートのサンプルを用いて疑似モジュールを作成した。疑似モジュールは、透明前面基板としてガラスを、封止材層としてエチレン−酢酸ビニルアルコール共重合体樹脂(EVA)450μmを、裏面保護シートとして実施例1〜7及び比較例1〜7に係るサンプルを、透明前面基板/前面封止材層/背面封止材層/裏面保護シートの順番で積層させ、真空ラミネートにより作成し、シワ発生の有無を確認した。(真空ラミネート条件:温度150℃、真空時間5分間、プレス時間9分間)結果については、「シワ」として、下記表1、表2及び表5に示す。
◎:シワが発生しなかった。
○:シート表面に凹凸は見られたが、シワは発生しなかった。
×:シワが発生した。
実施例1〜4及び比較例1〜5の裏面保護シートのサンプルを用いて擬似モジュールを作成した。擬似モジュールについて、透明前面基板としてガラスを、封止材層としてエチレン−酢酸ビニルアルコール共重合体樹脂(EVA)450μmを、裏面保護シートとして実施例1〜4及び比較例1〜5に係るサンプルを、透明前面基板/前面封止材層/セル/背面封止材層/裏面保護シートの順番で積層させ、真空ラミネートにより作成した。この時、セルと背面封止材層間に熱電対を入れて、セル温度を測れる擬似モジュールを作成した。(真空ラミネート条件:温度150℃、真空時間5分間、プレス時間9分間)、この擬似モジュールを南向き角度45°に24時間設置し、セル温度を測定した。実施例1の最高温度は43.6℃であった。実施例2〜4、比較例1〜5の最高温度を下記評価基準により評価した。評価結果を「放熱性」として下記表1に示す。
実施例1の最高温度(43.6℃)と比較した値である。
◎:−0.2℃以上
○:−0.2℃以上+0.2℃以下
△:+0.2℃以上+0.5℃以下
×:+0.5℃以上
実施例1〜4及び比較例1〜5の裏面保護シートについて、下記に詳細を説明する通りのMW(メタルウェザー)試験を行い、耐候性試験後の耐久密着性を評価した。
装置名称:ダイプラ・メタルウェザー(ダイプラ・ウィンテス株式会社製)
型式:KU−R5CI−A
光源ランプ:MW−60W
フィルター:KF−1(照射範囲295nmから780nm)
照度:60±5 mW/cm2(ウシオ電機(株)製照度計使用)
試験条件:Lite(照射)63℃50%RH 20時間、Dew(結露)30℃98%RH 4時間、Rest(休止):30℃、98%RH、0.01時間、Dew前後に10sシャワー を1サイクルとして250時間試験実施。
尚、シャワーには25℃、導電率2μS/cm以下の純水を用いた。
◎:塗膜剥離率10%
○:塗膜剥離率10%以上30%未満
△:塗膜剥離率30%以上50%未満
×:塗膜剥離率50%未満
実施例1〜4及び比較例1〜5の裏面保護シートについて、絶縁性を評価した。絶縁性についての試験は、IEC61730により、各評価用試料の部分放電電圧を測定することにより行った。測定機器としては、部分放電電圧測定器(菊水社製KPD−2050)を用いた。又、測定は油中で行い、部分放電電圧を測定し、そこからシステム電圧を試算した。結果については、「絶縁性」として、下記表1に示す。
◎:抵抗値1000Ω以上
○:抵抗値610Ω以上1000Ω未満
△:抵抗値600Ω以上610Ω未満
×:抵抗値600Ω未満
接着剤1について、印刷適性の評価を行った。評価は、ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ社製T60)50μmに接着剤を、接着剤層の膜厚が表4のようになるように塗布し、塗布後、指触による痕跡をつけ、「痕跡が残らなくなる」、又は「タック性が無くなる」までの「乾燥時間」を測定し、測定した時間を以下の評価基準で評価する方法により行った。評価結果については、「印刷適性」として、下記表4に示した。
○:乾燥時間20秒以上
△:乾燥時間20秒以上30秒未満
×:乾燥時間30秒未満
実施例1、比較例7及び比較例8の裏面保護シートの接着剤層の動的粘弾性を測定した。具体的には、測定周波数:1Hz、昇温速度3℃/分で−20℃から昇温して損失弾性率を測定した。以下の評価基準の下、接着剤層の損失弾性率評価を行った。
[評価基準]
○:110℃以上150℃以下の時の損失弾性率の最小値が100Pa超であった。
×:110℃以上150℃以下の時の損失弾性率の最小値が100Pa以下であった。
実施例1及び比較例7の裏面保護シートの線膨張係数を熱機械分析(TMA)でTD方向、MD方向の双方を測定した。測定結果を図3に示す。図3には、TMA試験結果として、TMA試験前の裏面保護シートサンプルの膨張率を0%として(図3中、試験開始と表記)、室温から200℃までの昇温時及び200℃から室温までの降温時の温度とサンプルの膨張率の関係が示されている。また、図3中表記の「試験終了」には、裏面保護シートサンプルを200℃に昇温し、その後室温にまで降温したときのサンプルの膨張率が示されている。
測定温度:室温→200℃→室温
昇温速度:10℃/min.降温速度:10℃/min.
初期荷重:6g
サンプルサイズ:5mm×20mm
2 透明前面基板
3 前面封止材層
4 太陽電池素子
5 背面封止材層
6 裏面保護シート
61 第一樹脂シート
62 アルミ箔
63 第二樹脂シート
64a 第一接着剤層
64b 第二接着剤層
Claims (4)
- 第一樹脂シート層と第二樹脂シート層の間に接着剤層を介してアルミ箔層が積層されている構成を含む太陽電池モジュール用の裏面保護シートであって、
前記第一樹脂シート層の膜厚は45μm以上85μm以下であり、
前記第二樹脂シート層の膜厚は35μm以上85μm以下であり、
前記接着剤層は、下記のDMA評価方法により測定した110℃以上150℃以下の範囲での損失弾性率の最小値が100Pa超であることを特徴とする裏面保護シート。
DMA評価方法:測定周波数:1Hz、昇温速度3℃/分で−20℃から昇温して110℃以上150℃以下の損失弾性率を測定する。 - 前記接着剤層は、ポリウレタン樹脂と、ポリカーボネートジオール樹脂と、を含み、
前記ポリウレタン樹脂が、数平均分子量が1000から2000の脂肪族ポリカーボネートジオール100質量部に対し、1,6へキサンジオール5質量部以上15質量部以下と、イソホロンジイソシアネートと、を反応させて得られる数平均分子量が7000から13000のポリウレタンジオールである請求項1に記載の裏面保護シート。 - 前記第一樹脂シート層及び前記第二樹脂シート層がポリエチレンテレフタレートである請求項1又は2に記載の裏面保護シート。
- 請求項1から3のいずれかに記載の裏面保護シートが最外層に配置されている太陽電池モジュール。
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