JP2016190674A - 内容物が充填された袋の整形方法及び整形装置、並びに、袋詰め製品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

内容物が充填された袋の整形方法及び整形装置、並びに、袋詰め製品の製造方法及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016190674A
JP2016190674A JP2015073307A JP2015073307A JP2016190674A JP 2016190674 A JP2016190674 A JP 2016190674A JP 2015073307 A JP2015073307 A JP 2015073307A JP 2015073307 A JP2015073307 A JP 2015073307A JP 2016190674 A JP2016190674 A JP 2016190674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamping
shaping
bag
clamping surface
pinching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015073307A
Other languages
English (en)
Inventor
石 麻 子 白
Asako Shiraishi
石 麻 子 白
田 操 村
Misao Murata
田 操 村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Jidoki Co Ltd
Original Assignee
Toyo Jidoki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Jidoki Co Ltd filed Critical Toyo Jidoki Co Ltd
Priority to JP2015073307A priority Critical patent/JP2016190674A/ja
Publication of JP2016190674A publication Critical patent/JP2016190674A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vacuum Packaging (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

【課題】内容物を充填された袋の整形を短時間で実施する。
【解決手段】整形方法は、内容物を充填された袋を整形する方法である。整形方法は、第1挟圧部材51の第1挟圧面51aと、第2挟圧部材52の第1挟圧面と一方向drに対向する第2挟圧面52aとの間に、内容物を充填された袋Cを、配置する工程と、第1挟圧部材及び第2挟圧部材を一方向に相対移動させて第1挟圧面と第2挟圧面を接近させ、第1挟圧面と第2挟圧面との間で袋を挟圧する工程と、を含む。挟圧する工程の少なくとも一期間の間、第1挟圧部材及び第2挟圧部材を一方向に相対移動して第1挟圧面と第2挟圧面が接近しながら、一方向に直交する面上に一方向に沿って投影される第1挟圧面及び第2挟圧面の相対位置の関係が、変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を充填された袋を整形する整形方法及び整形装置、並びに、袋詰め製品の製造方法及び製造装置に関する。
特許文献1は、袋詰め製品の製造方法を開示している。特許文献1に開示された製造方法では、上方に開口した袋に内容物が充填され、次に、内容物が充填された袋を脱気し、その後に、袋を密閉することで、袋詰め製品が製造される。この製造方法では、袋は上方に開口する姿勢で保持され、内容物の充填、脱気および密閉を施される。したがって、袋に充填された内容物が、袋の下方、言い換えると底部分に片寄る。このままの状態で、袋を脱気及び密閉すると、袋内での内容物の自由な移動が規制される。したがって、得られた袋詰め製品は、底部分のみにおいて膨張する。このような袋詰め製品は、形状にバラツキが生じる、箱等に詰めた際や陳列した際の安定性にかける、効率的に箱積め陳列することができない、といった不都合を生じる。
このような不具合に対処するため、特許文献1では、内容物を充填する際に、一対の規制板の間に袋を配置している。規制板は、内容物の充填にともなった袋の変形を規制する。この規制板を設けることにより、内容物が袋内に比較的に均一に充填され、内容物を充填された袋の外形バラツキを抑制することができる。ただし、袋に充填される内容物の種類によっては、規制板間に配置された袋に一定量の内容物を高速で充填することができない、といったことも予想される。
別の方法として、特許文献2は、充填工程の後に、内容物としての生しじみを袋内で均すことによって、袋を平坦化させることを提案している。特許文献2の方法では、充填工程における袋への制約が少なくなるので、一定量の内容物をより高速で袋に充填し得ることが期待される。
特許文献2に開示された方法では、まず、内容物が充填された袋を支持板と第1ローラーとの間で挟圧する。次に、内容物が充填された袋を支持板と第2ローラーとの間で挟圧する。第1ローラーは、第2ローラーが袋から離間した状態で、袋上を回転しながら上下方向に往復移動する。この第1ローラーによって、袋内の内容物を上下方向に均して整形することができる。一方、第2ローラーは、第1ローラーが袋から離間した状態で、袋上を回転しながら横方向に往復移動する。この第2ローラーによって、袋内の内容物を横方向にも均して整形することができる。
特開2007−91306号公報 特開2005−247380号公報
しかしながら、特許文献2に開示された方法を用いた場合、各ローラーの移動距離が長いため、各ローラーの往復移動に比較的長時間を要する。加えて、第1ローラー及び第2ローラーの操作を並行して実施することができないことからも、整形に要する時間が長くなる。すなわち、袋詰め製品の生産能力を十分に高めることができない。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、内容物を充填された袋の整形を短時間で実施することを目的とする。
本発明による整形方法は、
内容物が充填された袋を、整形する整形方法であって、
第1挟圧部材の第1挟圧面と、第2挟圧部材の前記第1挟圧面と一方向に対向する第2挟圧面との間に、前記内容物を充填された前記袋を、配置する工程と、
前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材を前記一方向に相対移動させて前記第1挟圧面と前記第2挟圧面を接近させ、前記第1挟圧面と前記第2挟圧面との間で前記袋を挟圧する工程と、を備え、
前記挟圧する工程の少なくとも一期間の間、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材を前記一方向に相対移動して前記第1挟圧面と前記第2挟圧面が接近しながら、前記一方向に直交する面上に前記一方向に沿って投影される前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面の相対位置の関係が、変化する。
本発明による整形方法において、前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が、前記一方向と非平行な面内で回転するようにしてもよい。
本発明による整形方法において、前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が、前記一方向と非平行な面内で並進するようにしてもよい。
本発明による整形方法において、前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が、前記一方向と非平行な面内で周状経路に沿って移動するようにしてもよい。
本発明による整形方法において、前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの両方が、それぞれ、前記一方向と非平行な面内で動作するようにしてもよい。
本発明による整形方法において、前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面は、前記一方向に直交する面上に前記一方向に沿って投影された場合に同一となる周状経路を、同一の周期で半位相ずらして周期的に移動するようにしてもよい。
本発明による整形方法において、
前記挟圧する工程は、
前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材が、第1位置から中間位置まで前記一方向に相対移動する工程と、
前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材が前記一方向への移動を前記中間位置にて停止した状態で、前記一方向に直交する面上に前記一方向に沿って投影される前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面の相対位置の関係が、変化する工程と、
前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材が、前記中間位置から第2位置まで前記一方向に相対移動する工程と、を含むようにしてもよい。
本発明による整形方法において、前記挟圧する工程において、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が、前記一方向と非平行な面内で動作し、且つ、前記少なくとも一方の前記一方向と非平行な前記面内で動作は、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材が前記一方向に接近するにつれて、加速するようにしてもよい。
本発明による整形方法は、密閉する前に実施されるようにしてもよい。
本発明による袋詰め製品の製造方法は、
袋に内容物を充填する工程と、
上述した本発明によるいずれかの整形方法によって、前記内容物を充填された前記袋を整形する工程と、
整形された前記袋を密閉する工程と、を備える。
本発明による整形装置は、
内容物を充填された袋を整形する整形装置であって、
第1挟圧面を有する第1挟圧部材と、
前記第1挟圧面に一方向に対向する第2挟圧面を有した第2挟圧部材と、
前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材を前記一方向に相対移動させる第1整形機構と、
前記一方向に直交する面上に前記一方向に沿って投影される前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面の相対位置の関係が変化するよう、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材の少なくとも一方を駆動する第2整形機構と、を備え、
前記第1挟圧面および前記第2挟圧面の間で前記内容物を充填された前記袋を挟圧して整形する。
本発明による整形装置において、前記第2整形機構は、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が前記一方向と非平行な面内で回転するよう、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材のうちの少なくとも一方を回転させる回転駆動装置を含むようにしてもよい。
本発明による整形装置において、前記第2整形機構は、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が前記一方向と非平行な面内で並進するよう、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材のうちの少なくとも一方を並進させる並進駆動装置を含むようにしてもよい。
本発明による整形装置において、
前記並進駆動装置は、シャフトを有したモータと、前記シャフトに接続された連結部材と、前記連結部材と接続され前記シャフトの回転軸線から偏心した位置に前記連結部材によって支持された偏心シャフトと、を有し、
前記偏心シャフトは、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材のうちの前記少なくとも一方と接続され、
前記偏心シャフトと前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材のうちの前記少なくとも一方との間、並びに、前記偏心シャフトと前記連結部材との間、の少なくとも一方は、回転可能に接続されていてもよい。
本発明による整形装置において、前記第2整形機構は、前記第1挟圧部材を駆動する第1の駆動装置と、前記第2挟圧部材を駆動する第2の駆動装置と、を有するようにしてもよい。
本発明による整形装置において、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面の少なくとも一方が、凹凸面として形成されていてもよい。
本発明による袋詰め製品の製造方法は、
袋に内容物を充填する装置と、
請求項10〜15のいずれかに一項に記載された整形装置であって、前記内容物を充填された前記袋を整形する整形装置と、
前記袋を密閉する装置と、を備える。
本発明によれば、内容物を充填された袋の整形を短時間で実施することができる。
本発明の一実施の形態を説明するための図であって、袋詰め包装機の全体構成および袋詰め製品の製造方法を模式的に示す斜視図。 図1に示された袋詰め包装機の減圧チャンバーを示す縦断面図。 図1に示された袋詰め包装機に組み込まれ得る第1の整形装置を示す側面図。 図3に示された第1の整形装置を、図3とは異なる状態にて、示す側面図。 図3に示された第1の整形装置を、図3とは異なる状態にて、示す側面図。 図3に示された第1の整形装置を示す上面図。 図3に示された第1の整形装置を示す正面図。 図7に示された第1の整形装置を、図7とは異なる状態にて、示す正面図。 図3に示された第1の整形装置に組み込まれ得る挟圧部材の挟圧面を示す平面図。 図9のX−X線に沿った断面図。 図1に示された袋詰め包装機に組み込まれ得る第2の整形装置を示す側面図。 図11に示された第2の整形装置の動作を説明するための図。 図1に示された袋詰め包装機に組み込まれ得る第3の整形装置を示す側面図。 図1に示された袋詰め包装機に組み込まれ得る第4の整形装置を示す側面図。 図1に示された袋詰め包装機に組み込まれ得る第5の整形装置を示す側面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1〜図15は、本発明の一実施の形態およびその変形例を説明するための図である。このうち、図1は、袋詰め包装機の全体構成並びに袋詰め製品の製造方法を模式的に示す図であり、図2は、袋詰め包装機の減圧チャンバーを示す図である。また、図3〜図10は、整形装置を説明するための図であり、図11及び図12は、整形装置の第2の例を示す図であり、図13は、整形装置の第3の例を示す図である。
図1に示すように、袋詰め包装機10は、袋Cに対して内容物を充填して当該袋Cを密閉することにより、内容物が密封された袋詰め製品Pを製造する装置である。この袋詰め包装機10では、内容物が充填されるようになる密閉前の袋Cの供給から、袋詰め製品Pの排出まで、自動的に実施される。また、この袋詰め包装機10では、袋Cの整形および袋Cの脱気が、当該袋の密閉前に実施される。脱気は、一例として、食料品等からなる内容物の鮮度や風味を維持することや、袋詰め製品Pの嵩を減じることを目的として、実施される。整形は、袋Cの内部での内容物の位置を調整し、袋の外形を整える動作である。袋C内での内容物の移動は、袋Cの脱気後に大きく拘束されるようになる。したがって、袋の整形は、脱気前に実施される。
図1に示された袋詰め包装機10は、間欠回転する第1回転テーブルTa及び第2回転テーブルTbと、第1回転テーブルTaの周縁に等間隔をあけて配置された第1グリッパー1Gと、第2回転テーブルTbの周縁に等間隔をあけて配置された減圧チャンバーDCと、を有している。第1グリッパー1Gは、第1回転テーブルTaに保持され、第1回転テーブルTaと同期して周方向に移動する。同様に、減圧チャンバーDCは、第2回転テーブルTbに保持され、第2回転テーブルTbと同期して周方向に移動する。第1グリッパー1Gは、一対の把持部材を有し、当該把持部材によって袋Cを保持する装置である。減圧チャンバーDCは、袋Cを保持及び収容し、その内部を減圧することによって袋Cを脱気する。減圧チャンバーDCは、その内部に第2グリッパー2Gを有し、袋Cを保持することができる。
図1に示すように、第1グリッパー1G及び減圧チャンバーDCの移動経路に沿って、複数の処理ステーションが設定されている。図示された例においては、第1グリッパー1Gの移動経路となる第1回転テーブルTaの周縁に、8個の上流側ステーションS1a〜S8aが設けられ、減圧チャンバーDCの移動経路となる第2回転テーブルTbの周縁に12個の下流側ステーションS1b〜S12bが設けられている。袋詰め包装機10に供給された袋Cは、まず、第1グリッパー1Gに保持される。そして、第1回転テーブルTaの間欠回転にともなって、第1回転テーブルTaの周縁に位置する各ステーションS1a〜S8aで処理を順に受ける。次に、袋Cは、第1回転テーブルTaに保持された第1グリッパー1Gから、第2回転テーブルTbに保持された減圧チャンバーDCの第2グリッパー2Gに受け渡される。その後、第2回転テーブルTbの間欠回転にともなって、第2回転テーブルTbの周縁に位置する各下流側ステーションS1b〜S12bで処理を受ける。図示された例では、各ステーションにおいて、次に説明する処理が袋Cに施される。
まず、第1上流側ステーションS1aには、給袋装置11が設置され、袋Cが給袋装置11から第1グリッパー1Gに供給される。第1グリッパー1Gは、開口部Coが上方に向くようにして、当該袋Cの開口部Co近傍となる両側縁を把持する。第2上流側ステーションS2aには、印字装置12が設けられ、第1グリッパー1Gに保持された袋Cに文字情報やマーク等が印字される。第3上流側ステーションS3aには、袋開口装置13が設けられ、袋Cの開口部Coが広げられる。第4上流側ステーションS4aには、投入装置14が設けられ、広げられた開口部Coを介して内容物が袋Cに投入される。第5上流側ステーションS5aには、整形装置15が設けられ、袋Cが整形される。この整形装置40については後述する。図示された例において、第6上流側ステーションS6aは、空きステーションとなっている。ただし、開口部Coから袋C内へ空気が流入することを防止するため、袋Cの開口部Coを閉鎖する機構が、第6上流側ステーションS6aに設けられていてもよい。第7上流側ステーションS7aには、受け渡し機構17が設けられている。受け渡し機構17は、第1グリッパー1Gに保持された袋Cを受け取り、受け取った袋Cを第2回転テーブルTbの周縁に設定された第1下流側ステーションS1b持ち込む。
次に、第2回転テーブルTbの周縁に設定された第1〜第12下流側ステーションS1b〜S12bでの処理が実施される。まず、第1下流側ステーションS1bには、受け渡し機構17によって、内容物が充填された袋Cが持ち込まれる。第1下流側ステーションS1bに位置する減圧チャンバーDCの第2グリッパー2Gによって、袋Cが、受け渡し機構17から受け取られる。第2グリッパー2Gは、開口部Coが上方に向くようにして、当該袋Cの開口部Co近傍となる両側縁を把持する。
ここで図2に示すように、減圧チャンバーDCは、チャンバー本体21と、チャンバー本体21に対して開閉可能なチャンバー蓋体22と、チャンバー本体21及びチャンバー蓋体22とによって画成される室内に設けられた第2グリッパー2Gと、を有している。チャンバー蓋体22の開閉は、操作アーム23を用いて実施される。チャンバー本体21には吸引口21aが設けられ、チャンバー本体21及びチャンバー蓋体22によって画成される室内を減圧可能となっている。減圧チャンバーDCは、袋Cを保持及び収容し、その室内を減圧することにより、袋Cを脱気する。また、減圧チャンバーDCは、整形された袋Cの外形に保つための押圧部材25,27及び押圧部材(ばね)26と、袋Cの開口部Coを密閉するためのシール装置24と、をさらに有している。
図示された例において、第2下流側ステーションS2bは、空きステーションとなっている。第3〜第6下流側ステーションS3b〜S6bでは、チャンバー室内の圧力が段階的に減圧されていき、袋Cがしだいに脱気されていく。次に、第7及び第8下流側ステーションS7b,S8bでは、シール装置24を用いて袋Cの開口部Coを加熱溶着することにより、袋詰め製品Pが得られる。第9下流側ステーションS9bでは、加熱された袋Cが冷却される。第10下流側ステーションS10bでは、減圧チャンバーDCが大気開放される。第11下流側ステーションS11bでは、チャンバー蓋体22が開いた減圧チャンバーDCから、袋詰め製品Pが、搬出コンベア20に向けて放出される。図示された例において、第12下流側ステーションS12bは空き工程となっている。
図1に示された袋詰め包装機10を用いた袋詰め製品Pの製造方法では、袋Cが、第1又は第2グリッパー1Gに把持された状態で、間欠移動する。袋Cは、主として停止した状態で、各ステーションでの処理を順次受けていく。異なるステーションでは、異なる袋Cに対する処理が並行して実施される。したがって、いずれか一つのステーションでの処理に長時間を要する場合、他のステーションで処理を受ける袋Cも、当該ステーションに据え置かれることになる。すなわち、いずれか一つのステーションでの処理が律速となって、袋詰め包装機10全体の生産効率を大きく低下させる可能性がある。したがって、後述する整形工程を短時間で効率的に行うことは、袋詰め包装機10を用いた袋詰め製品Pの製造において非常に重要となる。
袋詰め包装機10で処理対象となる袋は、一対の主面を有した袋Cである。典型的には、樹脂フィルム等の可撓性を有した材料により形成された袋であり、一対の主面が互いに重なり合うように畳むことができる袋である。図示された例では、一対の樹脂フィルムの三辺をヒートシールすることにより形成された袋Cが、袋詰め包装機10に供給される。
次に、整形装置15及びこの整形装置15を用いた袋Cの整形方法について説明する。
開口部Coが上方を向くようにして袋Cを処理する場合、内容物は、袋Cの下方、すなわち袋Cの底部分に片寄る。内容物が片寄って収容された袋Cを脱気して密閉すると、袋Cが外圧で潰れるため、以後における内容物の袋C内での移動が制限される。すなわち、得られた袋詰め製品Pは、底部分の厚みが厚い外形を維持することになる。局所的に膨張した外形を有する袋詰め製品Pは、箱等に詰めた際や陳列した際の安定性にかける、効率的に箱積め陳列することができないといった不具合が生じる。また、比較的固い内容物を対象とする場合には、袋C内での内容物の移動がより規制されるようになることに加え、局所的に膨張した外形を有する袋詰め製品Pが、隣接する他の袋詰め製品Pを損傷してしまうといった問題も生じ得る。一具体例として、図示された例のように、内容物が生しじみである場合、以上の不具合がより顕著となる。
以下に説明する整形装置15及び整形工程は、このような不具合を解消し、さらには、袋詰め製品Pの美観を増して商品力の向上を図ることを可能にする。そして、以下に説明する整形装置15を用いた整形工程によれば、袋C内に充填された内容物を袋C内で均し、これにより、内容物が袋Cの縁部まで広がって収容され、厚みが概ね一定となっている平たい袋詰め製品Pを製造することができる。とりわけ以下に説明する整形装置15及び整形工程では、内容物が図示された生しじみ等の固い固形物である場合にも好適であるとともに、さらに、整形に要する時間を短くすることができるといった工夫がなされている。上述したように、整形を短時間で行うことは、間欠運転の袋詰め包装機10において、非常に重要である。
図3〜図8に示すように、整形装置15は、第1挟圧部材51と、第2挟圧部材52と、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を相対動作させる第1整形機構31及び第2整形機構32と、を有している。第1挟圧部材51は第1挟圧面51aを有し、第2挟圧部材52は第2挟圧面52aを有している。第1挟圧部材51の第1挟圧面51aと第2挟圧部材52の第2挟圧面52aとは、一方向drに対向している。この整形装置15では、第1挟圧面51aと第2挟圧面52aとの間で、内容物が充填された袋Cを一方向drに挟圧、すなわち一方向drにおける両側から挟んで圧力を負荷する。
ここで、上述した第1グリッパー1Gは、一対の把持部材によって、袋Cの開口部Co近傍となる両側縁部を把持している。図1に示すように一対の把持部材は、第1回転テーブルTaの回転軸線を中心とした円周方向に互いから離間している。そして、第1及び第2挟圧面51a,52aによる挟圧方向となる一方向drは、第1グリッパー1Gの一対の把持部材が離間する方向に対して直交する方向、言い換えると、第1グリッパー1Gに保持された袋Cの移動方向に対して直交する方向である。したがって、一方向drは、第1回転テーブルTaの回転軸線を中心とした半径方向と平行になる。
また、図3〜図8に示すように、整形装置15は、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を直接的にまたは間接的に保持する支持機構33を、さらに有している。支持機構33は、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の一方向drに相対位置を調整することができる。まず、この支持機構33について説明する。
図3に示すように、支持機構33は、ベース材35と、ベース材35上に設けられた第1支持台40及び第2支持台45と、を有している。ベース材35は、板状の部材である。図6に示すように、ベース材35上には、一方向に沿って延びる一対のガイド材36が、固定されている。各ガイド材36は、ベース材35の一方向drに沿って延びる縁部に沿って延びている。第1支持台40及び第2支持台45は、一対のガイド材36の間に配置され、ガイド材36によって、一方向drに沿って移動するよう案内されている。言い換えると、第1支持台40及び第2支持台45は、ガイド材36によって、一方向dr以外の方向へ移動することを規制されている。
また、図3に示すように、ベース材35上の一対のガイド材36の間となる領域に、一対の軸受ブロック37が固定されている、一対の軸受ブロック37は、一方向drに離間して配置されている。各軸受ブロック37には、貫通孔を形成されている。一対の軸受ブロック37の貫通孔を、調節軸部材38が通過している。調節軸部材38は、一方向drに延び、一方向drと平行な軸線を中心として軸受ブロック37に対して回転可能となっている。ただし、調節軸部材38は、軸受ブロック37に対して一方向drに相対移動することを規制されている。調節軸部材38は、一方の軸受ブロック37を貫通した第1軸部38aと、他方の軸受ブロック37を貫通した第2軸部38bと、第1軸部38aに固定されたハンドル38cと、を有している。第1軸部38aには、右ねじとして機能する雄ねじが形成されている。第2軸部38bには、左ねじとして機能する雄ねじが形成されている。
次に、第1支持台40について説明する。第1支持台40は、ベース材35上に配置され底板材41と、底板材41から立ち上がった支柱材42と、支柱材42上に支持された天板材43と、を有している。底板材41及び天板材43は、板状の部材である。底板材41は、一対のガイド材36と係合して、一方向drと非平行な方向への移動を規制されている。その一方、底板材41は、ベース材35に対して一方向drに移動可能となっている。図6に示すように、支柱材42は、断面H型の柱状の部材である。図3に示すように、支柱材42には、調節軸部材38の第1軸部38aが通過するねじ穴42aが形成されている。ねじ穴42a内には、第1軸部38aに形成された雄ねじと螺合可能な雌ねじが形成されている。
次に、第2支持台45について説明する。第2支持台45は、ベース材35上に配置された底板材46と、底板材46から立ち上がった支柱材47と、を有している。底板材46は、板状の部材である。底板材46は、一対のガイド材36と係合して、一方向drと非平行な方向への移動を規制されている。その一方、底板材46は、ベース材35に対して一方向drに移動可能となっている。図3及び図6に示すように、底板材46には、貫通孔としての孔46aが形成されている。この孔46a内には、軸受ブロック37が配置されている。すなわち、孔46aを設けることによって、第2支持台45は、軸受ブロック37と干渉することなく、ベース材35上を一方向drに移動可能となっている。図6に示すように、支柱材47は、チャンネル材であり、孔46aの周囲となる位置において底板材46に接続している。図3に示すように、支柱材47には、調節軸部材38の第2軸部38bが通過するねじ穴47aが形成されている。ねじ穴47a内には、第2軸部38bに形成された雄ねじと螺合可能な雌ねじが形成されている。
以上の構成からなる支持機構33では、ハンドル38cを右に回転することによって、第1軸部38aの雄ねじとねじ穴42aの雌ねじとの螺合により、第1支持台40が、一方向drに沿って第2支持台45に接近する側へ向けて、ベース材35に対して移動する。同時に、ハンドル38cを右に回転すると、第2軸部38bの雄ねじとねじ穴47aの雌ねじとの螺合により、第2支持台45が、一方向drに沿って第1支持台40に接近する側へ向けて、ベース材35に対して移動する。すなわち、ハンドル38cを右に回転すると、第1支持台40及び第2支持台45の両方が、一方向drに移動して互いに接近する。逆に、ハンドル38cを左に回転すると、第1支持台40及び第2支持台45の両方が、一方向drに移動して互いから離間する。
次に、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52について説明する。第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52は、板状の部材として形成されている。第1挟圧部材51の第1挟圧面51aと、第2挟圧部材52の第2挟圧面52aは、一方向drに互いに対向している。とりわけ図示された例では、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aは、それぞれ、一方向drに直交している。そして、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aは、互いに平行に維持される。また、図9及び図10に示すように、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aは、溝53を形成されていてもよい。すなわち、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aは、平滑面でなく凹凸面であってもよい。なお、図9及び図10に示された例において、溝53はストライプ状に設けられているが、この例に限られず、例えば放射状の溝が形成されていてもよい。図3に示すように、第2挟圧部材52は、支持機構33の第2支持台45に直接支持されている。一方、第1挟圧部材51は、次に説明する第1整形機構31及び第2整形機構32を介して第1支持台40に支持されている。
次に、第1整形機構31及び第2整形機構32について順に説明する。まず、第1整形機構31は、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を一方向drに相対移動させる。図示された例において、第1整形機構31は、第1支持台40に保持されたエアシリンダ55として形成されている。エアシリンダ55は、第1支持台40の天板材43に固定されたシリンダ本体56と、シリンダ本体56に対して一方向drに移動可能なピストンロッド57と、ピストンロッド57に接続された支持部材58と、を有している。支持部材58は、ピストンロッド57に固定され、ピストンロッド57とともに一方向drに移動可能である。図示された例において、支持部材58は、次に説明する第2整形機構32を介して第1挟圧部材51を保持する。したがって、第1整形機構31をなすエアシリンダ55によって、第1挟圧部材51を駆動し、第1挟圧部材51を第2挟圧部材52に一方向drに接近させること及び第1挟圧部材51を第2挟圧部材52から一方向drに沿って離間させることが可能となる。
第2整形機構32は、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係が変化するよう、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の少なくとも一方を駆動する。図示された例において、第2整形機構32は、第1整形機構31に保持された回転駆動装置60として構成されている。この回転駆動装置60は、第1挟圧部材51を回転させる。具体的な構成として、回転駆動装置60は、エアシリンダ55の支持部材58に取り付けられたモータ61を有している。このモータ61のシャフト61aが、第1挟圧部材51に固定されている。モータ61のシャフト61aは、一方向drと平行な軸線を中心として回転する。したがって、図示された例では、第1挟圧部材51の第1挟圧面51aは、モータ61の回転にともなって、一方向drに直交する面内で回転する。
次に、以上の構成からなる整形装置15を用いて、内容物が充填された袋Cを整形する方法について説明する。
まず、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を、一方向drに沿って互いから離間した退避位置に配置しておく。なお、図3、図6、図7は、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52が退避位置に配置された状態を示している。次に、第1回転テーブルTaの回転にともなって、第1挟圧部材51の第1挟圧面51a及び第2挟圧部材52の第2挟圧面52aの間に、内容物が充填された袋Cが持ち込まれる。図3及び図6の状態で、第1回転テーブルTaの回転が停止し、整形装置15を用いた整形工程が開始される。図7に示すように、第1グリッパー1Gの一対の把持部材は、互いから離間している。この結果、袋Cの開口部Coは、整形工程中、張って閉じた状態となっている。
なお、袋詰め包装機10の運転を開始する前に、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の相対位置を、整形対象となる袋Cに応じて、調節軸部材38を操作することにより調整しておく。この調整により、内容物が充填された袋Cは、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52に干渉することなく、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の間に持ち込まれ得る。
次に、第1整形機構31を用いて、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を、一方向に相対移動させ、第1挟圧面51aと第2挟圧面52aを互いに接近させる。第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52が、図3に示された退避位置(第1位置)から、図4に示された中間位置を経て、図5に示された挟圧位置(第2位置)まで、互いに接近する。図示された例においては、第1整形機構31をなすエアシリンダ55が、第1挟圧部材51を一方向drに駆動して、固定された第2挟圧部材52に接近させる。内容物が充填された袋Cは、一対の挟圧面51a,52aの間で挟圧される。この結果、例えば生しじみ等からなる内容物が、挟圧面51a,52aに沿って一方向drに直交する方向へ向けて、袋C内において、移動する。すなわち、袋C内で内容物が均され、内容物が充填された袋Cが、略一様な厚みを有するように整形される。
加えて、ここで説明する整形方法では、この挟圧する工程の少なくとも一期間の間、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を一方向drに相対移動させて第1挟圧面51aと第2挟圧面52aを互いに接近させながら、さらに、図7及び図8に示すように、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係が、変化するようにする。具体的には、第1整形機構31を用いて、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を一方向drに相対移動させている間の少なくとも一期間の間、第2整形機構32を用いて、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を一方向drと非平行な方向にも相対動作させる。図示された例では、第2整形機構32によって、第1挟圧部材51を回転させる。第1挟圧部材51の回転軸線は、一方向drと平行となっている。このような整形方法によれば、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの間で挟圧された際に偶然的に生じる分力によって、内容物が、一方向drと非平行な方向に袋C内で移動することを期待することに留まらず、直接的かつ積極的に、内容物に対して一方向dr方向と非平行に向けて力を加えることが可能となる。そして、一方向dr方向と非平行な方向への負荷が、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの一方向drへの接近と並行して実施されるので、極めて効率的に短時間の間に、袋C内で内容物を均すことができる。
以上のようにして、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52が最も接近した挟圧位置に到達した状態で、整形が終了する。その後、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52は、第1整形機構31の駆動により、図3に示された退避位置まで互いにから離間する。退避位置まで戻ると、整形済みの袋Cが、一対の挟圧部材51,52の間から持ち出され、次に整形されるべき袋Cが、一対の挟圧部材51,52の間に持ち込まれる。
以上に説明した本実施の形態において、整形装置15が、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を一方向drに相対移動させる第1整形機構31と、一方向drに直交する面上に一方向に沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係が変化するよう、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の少なくとも一方を駆動する第2整形機構32と、を有している。そして、挟圧する工程の少なくとも一期間の間、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を一方向drに相対移動して第1挟圧面51aと第2挟圧面52aが接近しながら、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係が、変化する。このような本実施の形態によれば、袋C内の内容物が、一方向drに挟圧される際に、この一方向drに直交する面方向への移動を促されるようになる。すなわち、一対の挟圧部材51,52が接近する動作にともなって、内容物を袋C内で効率的に移動させることができる。したがって、内容物を袋C内で効率的に均して、内容物が充填された袋Cを短時間で整形して平坦化させることができる。
また、本実施の形態において、第2整形機構52は、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52のうちの少なくとも一方を回させる回転駆動装置60を含み、挟圧する工程の少なくとも一期間の間、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aのうちの少なくとも一方が、一方向drと非平行な面内で回転する。このような本実施の形態によれば、簡易な構成により、内容物が充填された袋Cを迅速に整形することができる。
さらに、本実施の形態において、図9及び図10に示すように、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの両方が、凹凸面として形成されている。このような挟圧面51a,52aを用いることで、袋Cを介して当接する挟圧面51a,52aと内容物との間での滑りを効果的に防止することができる。したがって、一方向drと非平行な方向への挟圧面51a,52aの動作にともなって、内容物を袋C内でより確実に移動させることができる。この結果、内容物を充填された袋Cの整形を短時間で安定して実施することが可能となる。
さらに、上述した実施の形態において、図7に示すように、第2整形機構32によって駆動される第1挟圧部材51の幅、すなわち一方向drと非平行な方向に袋Cに対して相対移動する第1挟圧部材51の幅が、第2整形機構32からの駆動によって変化するともに、その最小幅waが、袋Cの幅wcよりも狭い。このような第1挟圧部材51を用いた場合、第1挟圧面51aと第2挟圧面52aがある程度接近した後、第2整形機構32によって駆動される第1挟圧部材51が、図8に示すように、その第1挟圧面51aの縁部51aeによっても、内容物を袋C内で移動させることが可能となる。すなわち、整形初期は、内容物に大きな負荷をかけることなく、主として挟圧面51aとの摩擦によって整形を行い、整形の進行にともなって内容物がある程度均された後に、第1挟圧面51aの縁部51aeにより効率的に内容物を均すことができる。結果として、内容物や袋Cの損傷を効果的に回避しながら、整形を短時間で効率的に実施することができる。
なお、上述した一実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
〔第2整形機構の変形例1〕
上述した実施の形態において、第2整形機構32が、第1挟圧部材51を回転させる回転駆動装置60として構成されている例を示したが、この例に限られない。例えば、図11及び図12に示すように、第2整形機構32が、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aのうちの少なくとも一方が一方向drと非平行な面内で並進運動するよう、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52のうちの少なくとも一方を並進運動させる並進駆動装置70を含むようにしてもよい。ここで「並進」とは、挟圧面の各点が同一の方向に平行移動する動作のことである。なお、図11及び図12に示された整形装置15は、第2整形機構32に関連する構成を除き、上述の実施の形態と同一に構成され得る。
図11に示された例において、並進駆動装置70は、第1挟圧部材51が並進するよう、第1挟圧部材51を駆動する。並進駆動装置70は、上述した実施の形態における回転駆動装置60と同様に、第1整形機構31に保持されている。具体的な構成として、並進駆動装置70は、エアシリンダ55の支持部材58に取り付けられたモータ61と、モータ61のシャフト61aに接続された連結部材71と、連結部材71によって支持された偏心シャフト72と、を有している。偏心シャフト72が、第1挟圧部材51と接続されている。偏心シャフト72と第1挟圧部材51の間、並びに、偏心シャフト72と連結部材71との間、の少なくとも一方は、シャフト61aの回転軸線と平行な軸線を中心として回転可能に接続されている。
また、図11に示された例において、並進駆動装置70は、エアシリンダ55の支持部材58に接続した補助シャフト73と、補助シャフト73と接続した補助連結部材74、補助連結部材74と接続した補助偏心シャフト75と、を有している。補助偏心シャフト75は、第1挟圧部材51と接続されている。補助シャフト73は、支持部材58及び補助連結部材74の少なくとも一方と、シャフト61aの回転軸線と平行な軸線を中心として回転可能に接続されている。同様に、補助偏心シャフト75は、補助連結部材74及び第1挟圧部材51の少なくとも一方と、シャフト61aの回転軸線と平行な軸線を中心として回転可能に接続されている。図11及び図12に示すように、補助偏心シャフト75の補助シャフト73からの偏心量は、偏心シャフト72のシャフト61aからの偏心量と同一となっている。
さらに、図11に示された例では、連結部材71及び補助連結部材74に係合する連動部材77と、連動部材77を支持部材58に連結する連動シャフト78とが、さらに設けられている。連動部材77は、連動シャフト78によって、シャフト61aの回転軸線と平行な軸線を中心として回転可能に支持されている。そして、連動部材77は、連結部材71と補助連結部材74とを同一の角速度で、同一の向きに回転させる。したがって、モータ61の回転にともなって、連結部材71に支持された偏心シャフト72は、補助連結部材74に支持された補助偏心シャフト75と同期して、周期道上を移動し、この結果、偏心シャフト72及び補助偏心シャフト75と接続された第1挟圧部材51が並進運動する。
図11に示された例において、連結部材71および補助連結部材74は、同一の外歯歯車として形成されている。連動部材77は、連結部材71および補助連結部材74の間に配置され、連結部材71および補助連結部材74と係合して回転可能な外歯歯車となっている。ただし、図示された形態は一例に過ぎず、連結部材71および補助連結部材74が、プーリーによって構成され、連結部材71および補助連結部材74にVベルトが掛け渡されるようにしてもよい。
図11に示された並進駆動装置70を第2整形機構32として用いた場合、図12(a)〜図12(d)に示すように、第1挟圧部材51は、モータ61のシャフト61aの軸線を中心とした円軌道に沿って並進する。この並進運動中、第1挟圧部材51の第1挟圧面51aは、一方向drに直交する面上で移動することになる。すなわち、図11及び図12に示された並進駆動装置70は、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係が変化するよう、第1挟圧部材51を駆動する。このため、図11及び図12に示された整形装置15を用いた整形工程においても、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52を一方向drに相対移動させて第1挟圧面51aと第2挟圧面52aを接近させると同時に、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係を変化させることができる。したがって、図11及び図12に示された変形例においても、上述の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
とりわけ、図11及び図12に示された変形例では、第2整形機構32が、第1挟圧部材51を並進させる並進駆動装置70を含み、挟圧する工程の少なくとも一期間の間、第1挟圧面51aが、一方向と非平行な面内で並進運動する。このような変形例によれば、簡易な構成により、内容物が充填された袋Cを迅速に整形することができる。より具体的には、並進駆動装置70は、シャフト61aを有したモータ61と、シャフト61aに接続された連結部材71と、連結部材71と接続されシャフト61aの回転軸線から偏心した位置に連結部材71によって支持された偏心シャフト72と、を有する。偏心シャフト72は、第1挟圧部材51と接続され、偏心シャフト72と第1挟圧部材51との間、並びに、偏心シャフト72と連結部材71との間の少なくとも一方は、シャフト61aの回転軸線と平行な軸線を中心として回転可能に接続されている。したがって、挟圧面51aの並進運動を、非常に簡易な構成で実現することができる。そして、簡易な構成の並進駆動装置70を用いることによって、整形を安定して実施することができる。
さらに、この変形例において、挟圧する工程の少なくとも一期間の間、第1挟圧面51aが、一方向drと非平行な面内で周状経路に沿って移動する。このような挟圧面51aの動作は、上述した簡易な構成の整形装置15によって実現され得る。これにより、整形工程の安定性および信頼性を向上させることができる。また、挟圧面51aが周状経路を動作することにより、当該挟圧面51aを有する挟圧部材51の移動範囲を小さく抑えながら、内容物が充填された袋Cに対して挟圧面51aを大きく動作させることが可能となる。すなわち、整形装置15及び袋詰め包装機10の小型化を図りながら、内容物を袋C内で効率的に均すことができる。
〔第2整形機構の変形例2〕
上述した実施の形態において、第2整形機構32が、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52のうちの一方のみを駆動する例を示したが、この例に限られない。例えば、図13に示すように、第2整形機構32が、第1挟圧部材51を駆動する第1の駆動装置70aと、第2挟圧部材52を駆動する第2並進駆動装置70bと、を有するようにしてもよい。図13に示された例において、第1の駆動装置70aおよび第2の駆動装置70bは、図11に示された並進駆動装置70と同一に構成され得る。したがって、この変形例によれば、図11及び図12を参照して説明した変形例と同一の作用効果を奏することができる。
加えて、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の両方が第2整形機構32によって駆動される本変形例では、挟圧する工程の少なくとも一期間の間、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aのうちの両方が、それぞれ、一方向drと非平行な面内で動作する。第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの両方が動作することにより、各挟圧部材51,52の移動範囲を小さく抑えながら、一方向drに直交する面内での一対の挟圧面51a,52aの相対移動量を大きく確保することができる。すなわち、整形装置15及び袋詰め包装機10の小型化を図りながら、内容物を袋C内で効率的に均すことができる。
さらに、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の両方が第2整形機構32によって駆動される本変形例では、挟圧する工程の少なくとも一期間の間、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aは、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影された場合に同一となる周状経路を、同一の周期で半位相ずらして周期的に移動するようにしてもよい。より具体的には、第1挟圧面51aが、図12(a)で示された第1挟圧面51aの位置を移動している際、第2挟圧面52aが、図12(c)で示された第1挟圧面51aの位置を移動し、また、第1挟圧面51aが、図12(b)で示された第1挟圧面51aの位置を移動している際、第2挟圧面52aが、図12(d)で示された第1挟圧面51aの位置を移動するようにしてもよい。このような変形例によれば、各挟圧部材51,52の移動範囲を小さく抑えながら、一方向drに直交する面内での一対の挟圧面51a,52aの相対移動量を極めて効率的に大きく確保することができる。すなわち、整形装置15及び袋詰め包装機10の小型化を図りながら、内容物を袋C内でより効率的に均すことができる。
なお、図13に示された例では、第1の駆動装置70a及び第2の駆動装置70bの両方が、並進駆動装置70として構成されている例を示したが、この例に限られず、第1の駆動装置70a及び第2の駆動装置70bの少なくとも一方が、例えば、回転駆動装置60として構成されていてもよい。
〔第2整形機構の変形例3〕
さらに、上述した実施の形態及びその変形例において、第1挟圧部材51又は第2挟圧部材52が、回転及び並進のいずれかを行う例を示したが、この例に限られず、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の少なくとも一方が、回転駆動装置60及び並進駆動装置70の両方によって駆動されるようにしてもよい。具体的には、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の少なくとも一方が、円軌道に沿って公転しながら、自転するようにしてもよい。
〔第2整形機構の変形例4〕
さらに、上述した実施の形態および変形例において、第2整形機構32が、一方向drと直交する面内で挟圧面51a,52aを、回転、並進、或いは、動作させる例を示したが、この例に限られない。第2整形機構32が、一方向drに対して直交以外の非平行な面内で、挟圧面51a,52aを、回転、並進、或いは、動作させるようにしてもよい。一例として、図14に示された例では、支持部材58が湾曲または屈曲しており、第1挟圧面51aは、一方向drに対して直交する面からわずかに上方を向く面内で回転する。図14に示された例によれば、袋C内の下方にたまっている内容物が、上方に向けて移動することを促進することができる。したがって、より短時間で、袋C内で内容物を均すことができる。
〔第1整形機構の変形例〕
さらに、上述した実施の形態において、第1整形機構31が、第2整形機構32によって駆動される第1挟圧部材51を駆動する例を示したが、これに限られず、第2挟圧部材52を駆動するようにしてもよいし、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52の両方を駆動するようにしてもよい。なお、図13に示された例において、第1整形機構31は、第1支持台40上に支持された第1の駆動装置(第1エアシリンダ)55aと、第2支持台45上に支持された第2の駆動装置(第2エアシリンダ)55bと、を有している。第1の駆動装置55aは、第1挟圧部材51を一方向drに駆動し、第2の駆動装置55bは、第2挟圧部材52を一方向drに駆動する。また、図13に示された例において、第2支持台45は、底板材46、支柱材47及び天板材48を有している。第2支持台45の底板材46、支柱材47及び天板材48は、それぞれ、第1支持台40の底板材41、支柱材42及び天板材43と同一に構成され得る。
〔整形装置の変形例〕
さらに、上述した実施の形態において、第2整形機構32をなす駆動装置60,70が、第1整形機構31をなすエアシリンダ55に支持される例を示したが、この例に限られず、第1整形機構31が第2整形機構32に支持されるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、挟圧部材51,52が、第1整形機構31又は第2整形機構32の駆動部分に固定される例を示したが、この例に限られない。例えば、挟圧部材51,52が、バネやゴム等の弾性部材79を介して、第1整形機構31又は第2整形機構32の駆動部分に取り付けられるようにしてもよい。一例として、図15に示された例では、第2整形機構32のシャフト61aに支持板80が固定され、第1挟圧部材51が、バネからなる弾性部材79を介して、支持板80に固定されている。弾性部材79を用いることによって、内容物、例えばしじみが、高負荷によって損傷してしまうことを、効果的に防止することができる。
〔整形方法の変形例1〕
上述した実施の形態において、挟圧工程のうちの少なくとも一期間の間、第1挟圧面51aと第2挟圧面52aが一方向drに沿って接近するとともに、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係が変化するようにした。挟圧工程の途中で、例えば退避位置(図3)と挟圧位置(図5)との間となる図4に示された中間位置において、一方向drに沿った第1挟圧面51aと第2挟圧面52aとの接近が停止するようにしてもよい。すなわち、挟圧する工程が、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52が退避位置(第1位置)から中間位置まで接近するよう一方向drに相対移動する工程と、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52が一方向drへの移動を中間位置にて停止した状態で、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係が変化する工程と、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52が、中間位置から挟圧位置(第2位置)まで接近するよう一方向drに相対移動する工程とを、例えばこの順番で、含むようにしてもよい。
このような変形例によれば、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52が一方向drへの移動を中間位置にて停止した状態で、一方向drに直交する面上に一方向drに沿って投影される第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aの相対位置の関係が変化する。すなわち、内容物の袋C内での片寄りがある程度解消された後に、挟圧部材51,52の一方向drへの相対移動が停止させて、一方向drに直交する面内での挟圧面51a,52aの相対位置が変化する。このような整形方法によれば、内容物を袋C内でより均一にならすことができ、袋C内の縁部まで内容物をより確実に移動させることができる。
〔整形方法の変形例2〕
また、第1整形機構31及び第2整形機構32によって第1挟圧部材51または第2挟圧部材52を駆動する速度が変化するようにしてもよい。例えば、挟圧する工程において、第1挟圧面51a及び第2挟圧面52aのうちの少なくとも一方が、一方向drと非平行な面内で動作し、且つ、少なくとも一方の一方向drと非平行な面内で動作は、第1挟圧部材51及び第2挟圧部材52が一方向drに沿って接近するにつれて、加速するようにしてもよい。このような整形方法によれば、内容物が最も片寄っている整形初期、換言すると、挟圧面51a,52aと内容物との接触面積が最も小さくなる整形初期に、一方向drと非平行な面内での挟圧部材51,52の内容物に対する相対動作は比較的抑制される。したがって、整形初期に内容物に高負荷がかかり、内容物又は袋Cが損傷してしまうことや、生しじみのように固い内容物によって袋Cが損傷してしまうことを効果的に防止することができる。そして、内容物が均されて挟圧面51a,52aと内容物との接触面積が増大すると、一方向drと非平行な面内での挟圧部材51,52の内容物に対する相対動作が加速し、短時間で効率的に内容物を袋C内で均すことができる。
〔変形例の組み合わせ〕
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
dr 一方向
C 袋
Co 開口部
P 袋詰め製品
10 袋詰め包装機
15 整形装置
31 第1整形機構
32 第2整形機構
51 第1挟圧部材
51a 第1挟圧面
52 第2挟圧部材
52a 第2挟圧面
60 回転駆動装置
61 モータ
61a シャフト
70 並進駆動装置
70a 第1並進駆動装置
70b 第2並進駆動装置
71 連結部材
72 偏心シャフト

Claims (17)

  1. 内容物が充填された袋を整形する整形方法であって、
    第1挟圧部材の第1挟圧面と、第2挟圧部材の前記第1挟圧面と一方向に対向する第2挟圧面との間に、前記内容物を充填された前記袋を、配置する工程と、
    前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材を前記一方向に相対移動させて前記第1挟圧面と前記第2挟圧面を接近させ、前記第1挟圧面と前記第2挟圧面との間で前記袋を挟圧する工程と、を備え、
    前記挟圧する工程の少なくとも一期間の間、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材を前記一方向に相対移動して前記第1挟圧面と前記第2挟圧面が接近しながら、前記一方向に直交する面上に前記一方向に沿って投影される前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面の相対位置の関係が、変化する、整形方法。
  2. 前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が、前記一方向と非平行な面内で回転する、請求項1に記載の整形方法。
  3. 前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が、前記一方向と非平行な面内で並進する、請求項1又は2に記載の整形方法。
  4. 前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が、前記一方向と非平行な面内で周状経路に沿って移動する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の整形方法。
  5. 前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの両方が、それぞれ、前記一方向と非平行な面内で動作する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の整形方法。
  6. 前記挟圧する工程の前記少なくとも一期間の間、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面は、前記一方向に直交する面上に前記一方向に沿って投影された場合に同一となる周状経路を、同一の周期で半位相ずらして周期的に移動する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の整形方法。
  7. 前記挟圧する工程は、
    前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材が、第1位置から中間位置まで前記一方向に相対移動する工程と、
    前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材が前記一方向への移動を前記中間位置にて停止した状態で、前記一方向に直交する面上に前記一方向に沿って投影される前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面の相対位置の関係が、変化する工程と、
    前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材が、前記中間位置から第2位置まで前記一方向に相対移動する工程と、を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の整形方法。
  8. 前記挟圧する工程において、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が、前記一方向と非平行な面内で動作し、且つ、前記少なくとも一方の前記一方向と非平行な前記面内で動作は、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材が前記一方向に接近するにつれて、加速する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の整形方法。
  9. 密閉する前に実施される請求項1〜8のいずれか一項に記載の整形方法。
  10. 袋に内容物を充填する工程と、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載された整形方法によって、前記内容物が充填された前記袋を整形する工程と、
    整形された前記袋を密閉する工程と、を備える、袋詰め製品の製造方法。
  11. 内容物が充填された袋を整形する整形装置であって、
    第1挟圧面を有する第1挟圧部材と、
    前記第1挟圧面に一方向に対向する第2挟圧面を有した第2挟圧部材と、
    前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材を前記一方向に相対移動させる第1整形機構と、
    前記一方向に直交する面上に前記一方向に沿って投影される前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面の相対位置の関係が変化するよう、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材の少なくとも一方を駆動する第2整形機構と、を備え、
    前記第1挟圧面および前記第2挟圧面の間で前記内容物を充填された前記袋を挟圧して整形する、整形装置。
  12. 前記第2整形機構は、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が前記一方向と非平行な面内で回転するよう、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材のうちの少なくとも一方を回転させる回転駆動装置を含む、請求項11に記載の整形装置。
  13. 前記第2整形機構は、前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面のうちの少なくとも一方が前記一方向と非平行な面内で並進するよう、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材のうちの少なくとも一方を並進させる並進駆動装置を含む、請求項11又は12に記載の整形装置。
  14. 前記並進駆動装置は、シャフトを有したモータと、前記シャフトに接続された連結部材と、前記連結部材と接続され前記シャフトの回転軸線から偏心した位置に前記連結部材によって支持された偏心シャフトと、を有し、
    前記偏心シャフトは、前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材のうちの前記少なくとも一方と接続され、
    前記偏心シャフトと前記第1挟圧部材及び前記第2挟圧部材のうちの前記少なくとも一方との間、並びに、前記偏心シャフトと前記連結部材との間、の少なくとも一方は、回転可能に接続されている、請求項13に記載の整形装置。
  15. 前記第2整形機構は、前記第1挟圧部材を駆動する第1の駆動装置と、前記第2挟圧部材を駆動する第2の駆動装置と、を有する、請求項11〜14のいずれか一項に記載の整形装置。
  16. 前記第1挟圧面及び前記第2挟圧面の少なくとも一方が、凹凸面として形成されている、請求項11〜15のいずれか一項に記載の整形装置。
  17. 袋に内容物を充填する装置と、
    請求項11〜16のいずれか一項に記載された整形装置であって、前記内容物を充填された前記袋を整形する整形装置と、
    前記袋を密閉する装置と、を備える、袋詰め製品の製造装置。
JP2015073307A 2015-03-31 2015-03-31 内容物が充填された袋の整形方法及び整形装置、並びに、袋詰め製品の製造方法及び製造装置 Pending JP2016190674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015073307A JP2016190674A (ja) 2015-03-31 2015-03-31 内容物が充填された袋の整形方法及び整形装置、並びに、袋詰め製品の製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015073307A JP2016190674A (ja) 2015-03-31 2015-03-31 内容物が充填された袋の整形方法及び整形装置、並びに、袋詰め製品の製造方法及び製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016190674A true JP2016190674A (ja) 2016-11-10

Family

ID=57246357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015073307A Pending JP2016190674A (ja) 2015-03-31 2015-03-31 内容物が充填された袋の整形方法及び整形装置、並びに、袋詰め製品の製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016190674A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020132185A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 靜甲株式会社 容器形状規制機構および封栓装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020132185A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 靜甲株式会社 容器形状規制機構および封栓装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2825901C (en) Packaging machine
CN110435216A (zh) 一种适用于不同尺寸的包装盒覆膜密封装置
CN104822596A (zh) 用于将打开装置施加在食物产品的密封包装件上的单元
JP2018506485A (ja) 包装スリーブを圧縮するための装置および方法
US10300652B2 (en) Method for fabricating containers
CN105523237A (zh) 一种旋转往复式横封包装机构
JP2016190674A (ja) 内容物が充填された袋の整形方法及び整形装置、並びに、袋詰め製品の製造方法及び製造装置
JP3990680B2 (ja) 縦型充填包装機
CN108995899A (zh) 一种物流运输用快递包装箱流程化封箱设备
CN104271450B (zh) 用于生产密封包装的包装单元和方法
JP2008280090A (ja) ゲーブル・トップ・パッケージ用の汎用トップ密封システム
JP2008308203A (ja) 固体食品の脱気包装方法及び装置
US9598188B2 (en) Vertical packaging machine for food products
JP6193043B2 (ja) 開袋装置
JP2016210481A (ja) 製袋機
CN206841849U (zh) 一种包装袋封口机构
JP5826133B2 (ja) 充填済みの袋の受け渡し装置
CN202320860U (zh) 一种一次性卫生用品包装翻转装置
JP2012030817A (ja) ロータリー式包装機
CN105667894A (zh) 一种包装机旋转导边装置
CN108367827B (zh) 用于制造柔性包装的设备和方法
CN205396683U (zh) 一种包装机旋转导边装置
JP6893845B2 (ja) 袋体搬送処理方法及び袋体搬送処理装置
JP2017071433A (ja) センターシール装置
JP2016016875A (ja) 多室包装袋用包装装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20161212